JPH11153488A - 観察設備 - Google Patents
観察設備Info
- Publication number
- JPH11153488A JPH11153488A JP32268997A JP32268997A JPH11153488A JP H11153488 A JPH11153488 A JP H11153488A JP 32268997 A JP32268997 A JP 32268997A JP 32268997 A JP32268997 A JP 32268997A JP H11153488 A JPH11153488 A JP H11153488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- observation
- window
- infrared
- specimen
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】試験に影響を及ぼすことなしに供試体表面全面
の観察や温度測定を行うことを目的とする。 【解決手段】観察設備側面の2面以上(対向する位置の
一組を含む)に赤外線透過率の高い材料を窓材とした窓
を設けた観察設備。
の観察や温度測定を行うことを目的とする。 【解決手段】観察設備側面の2面以上(対向する位置の
一組を含む)に赤外線透過率の高い材料を窓材とした窓
を設けた観察設備。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温,低温,真空等
の環境を模擬するための観察設備に係わり、特に外部よ
りの目視及び計測用機器(特に赤外線温度測定器)での
観察が容易となった観察設備に関する。
の環境を模擬するための観察設備に係わり、特に外部よ
りの目視及び計測用機器(特に赤外線温度測定器)での
観察が容易となった観察設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、炉内試験体を外部より観察できる
ような構造とした観察設備でも、ある一面しか窓がない
ため試験体の片面しか確認できなかった。
ような構造とした観察設備でも、ある一面しか窓がない
ため試験体の片面しか確認できなかった。
【0003】また外部より炉内の温度変化を確認する際
は、熱電対や測温抵抗体などの接触式の温度測定センサ
に頼るしかなく、センサの設置場所以外の場所で変化が
始まる場合の挙動がつかめず、このような試験を実施す
る際には、必要な部分の温度が測定できてないことが多
々発生する。
は、熱電対や測温抵抗体などの接触式の温度測定センサ
に頼るしかなく、センサの設置場所以外の場所で変化が
始まる場合の挙動がつかめず、このような試験を実施す
る際には、必要な部分の温度が測定できてないことが多
々発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その対策として測定点
数を増やすなどの対策をするが、この場合試験体の形
状,熱容量,放熱性等が変化し、実際の製品とはかけ離
れた試験体を試験することとなる。観察における温度挙
動を正確につかむためには、赤外線温度測定器が必要で
あるが、観察設備の窓材料で赤外線が吸収されるため実
施できない。または、既知の材料では(サファイア,石
英等)大口径の窓が製作不能であったり、高額になった
りする。
数を増やすなどの対策をするが、この場合試験体の形
状,熱容量,放熱性等が変化し、実際の製品とはかけ離
れた試験体を試験することとなる。観察における温度挙
動を正確につかむためには、赤外線温度測定器が必要で
あるが、観察設備の窓材料で赤外線が吸収されるため実
施できない。または、既知の材料では(サファイア,石
英等)大口径の窓が製作不能であったり、高額になった
りする。
【0005】更に、従来の観察設備では、観察設備内の
温度を一定にする機能を有するために定常状態の観察対
象が、観察設備内壁と区別できないという問題があっ
た。
温度を一定にする機能を有するために定常状態の観察対
象が、観察設備内壁と区別できないという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めのもので炉内の観察性を向上させた観察設備を提供す
ることにある。
めのもので炉内の観察性を向上させた観察設備を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の観察設
備は2面以上の側面、又は、それに加えて上面に観察窓
を設け、目視確認用の明かり取り,反対方向からの確
認,赤外線温度計測時のスクリーンの目的で設置した。
また窓の圧力変化及び熱の遮断のために多重構造とし、
市販品の赤外線を透過する窓材を使用することを特徴と
する。
備は2面以上の側面、又は、それに加えて上面に観察窓
を設け、目視確認用の明かり取り,反対方向からの確
認,赤外線温度計測時のスクリーンの目的で設置した。
また窓の圧力変化及び熱の遮断のために多重構造とし、
市販品の赤外線を透過する窓材を使用することを特徴と
する。
【0008】即ち、本発明の観察設備は試験体の大部分
を多方向から観察でき、異常が起こった場合にはその部
分を重点的に観察することが容易に行える。また赤外線
透過率の高い窓材を使用することにより、試験体に影響
を及ぼすことなしに、観察対象を間違えることなしに試
験体表面全面を赤外線温度計測装置で温度監視すること
が可能となる。
を多方向から観察でき、異常が起こった場合にはその部
分を重点的に観察することが容易に行える。また赤外線
透過率の高い窓材を使用することにより、試験体に影響
を及ぼすことなしに、観察対象を間違えることなしに試
験体表面全面を赤外線温度計測装置で温度監視すること
が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を図面に基づき説明
する。図1(a),(b)は本発明による高温観察設備の
平面及び側面図、図2に窓の構造を示す。これは実施例
の一つとして熱風循環型保温炉の例を示す。(本観察設
備によれば炉外においた熱風循環装置により熱風をつく
り、それをダクト2を通して炉内に送風することにより
試験体を昇温する。そのため試験体を温度むらなく昇温
することができ、また、炉内に赤外線の強力な発生源と
なるヒータがないため、赤外線による試験体の温度測定
を行う際、より正確な温度測定が可能となる。) 側面窓5は対向する位置に配置することにより、側面窓
5から赤外線を用いた温度測定を行う際、背景に比べ著
しく試験体部分の赤外線放射量が多いため、試験体とそ
れ以外の部分の区別が行い易く観察窓兼赤外線温度計測
時のスクリーンとなる。ここで窓材は、本発明の請求範
囲である、赤外線透過率が0.5 以上好ましくは0.7
以上の窓材を使用している。
する。図1(a),(b)は本発明による高温観察設備の
平面及び側面図、図2に窓の構造を示す。これは実施例
の一つとして熱風循環型保温炉の例を示す。(本観察設
備によれば炉外においた熱風循環装置により熱風をつく
り、それをダクト2を通して炉内に送風することにより
試験体を昇温する。そのため試験体を温度むらなく昇温
することができ、また、炉内に赤外線の強力な発生源と
なるヒータがないため、赤外線による試験体の温度測定
を行う際、より正確な温度測定が可能となる。) 側面窓5は対向する位置に配置することにより、側面窓
5から赤外線を用いた温度測定を行う際、背景に比べ著
しく試験体部分の赤外線放射量が多いため、試験体とそ
れ以外の部分の区別が行い易く観察窓兼赤外線温度計測
時のスクリーンとなる。ここで窓材は、本発明の請求範
囲である、赤外線透過率が0.5 以上好ましくは0.7
以上の窓材を使用している。
【0010】各窓部はガラス12,13が二重となるこ
とにより強度低下を対策するとともに、伝導及び対流に
よる放熱を抑え、窓の内側に設置した開閉可能な扉17
を閉めることにより、もしガラス12,13が破損した
場合も安全に降温することができる。また、ガラス1
2,13が二重となることにより同じ強度を得るために
は一枚ガラスではガラス厚が大きくなるため価格が高く
なるが、二重とすることでガラス自体の価格も下がり、
破損した場合の交換費用も低くできる。更にはまた観察
設備の温度が上昇中又は、下降中は観察対象の温度と差
ができるためにスクリーンの役にも立つ。
とにより強度低下を対策するとともに、伝導及び対流に
よる放熱を抑え、窓の内側に設置した開閉可能な扉17
を閉めることにより、もしガラス12,13が破損した
場合も安全に降温することができる。また、ガラス1
2,13が二重となることにより同じ強度を得るために
は一枚ガラスではガラス厚が大きくなるため価格が高く
なるが、二重とすることでガラス自体の価格も下がり、
破損した場合の交換費用も低くできる。更にはまた観察
設備の温度が上昇中又は、下降中は観察対象の温度と差
ができるためにスクリーンの役にも立つ。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、試験に影
響を与えることなしに、観察対象の状況の目視確認、及
び赤外線温度計測機による温度計測が容易に、正確に、
安価に観察することが可能となる。
響を与えることなしに、観察対象の状況の目視確認、及
び赤外線温度計測機による温度計測が容易に、正確に、
安価に観察することが可能となる。
【図1】(a)及び(b)は本発明の実施例である観察
設備を説明する平面図及び側面図。
設備を説明する平面図及び側面図。
【図2】図1の窓部の詳細図。
1…熱風循環装置、2…ダクト、3…排気口、4…上部
観察窓、5…側面観察窓、6…前扉、7…ラプチャディ
スク、8…計測線取り出し口、9…パッキン1、10…
パッキン2、11…パッキン3、12…ガラス1、13
…ガラス2、14…外側窓枠、15…内側窓枠、16…
炉壁面、17…窓内扉。
観察窓、5…側面観察窓、6…前扉、7…ラプチャディ
スク、8…計測線取り出し口、9…パッキン1、10…
パッキン2、11…パッキン3、12…ガラス1、13
…ガラス2、14…外側窓枠、15…内側窓枠、16…
炉壁面、17…窓内扉。
Claims (8)
- 【請求項1】高温,低温,真空等、常温常圧大気中でな
い環境を保つための観察設備において、内部に設置する
試験対象を2方向以上から目視又は、計測用機器にて観
察,計測できるよう、2面以上の側面、又は、それに加
えて上面に観察用窓を設置し、試験体の観察領域を拡大
させた観察設備。 - 【請求項2】請求項1において試験体の急激な反応によ
り発生する炉内雰囲気の圧力上昇が、観察用窓を破壊
し、観察の機能を失わぬよう、窓材を多重構造とし、各
窓材間に空間をもたせ、保温性,安全性及び、対内圧強
度を向上させた観察設備。 - 【請求項3】請求項1において試験体観察用窓を使用し
ない時又は窓材が破損した時に、観察用窓の設備内面側
に設置した保護用の扉を閉めることにより、内部の保温
及び内部試験体より発生する物質等の漏洩防止及び観察
窓材の保護性を向上させた観察設備。 - 【請求項4】請求項1において赤外線透過率が0.5以
上好ましくは0.7以上の窓材を使用し、赤外線による
観察を可能としたことを特徴とする観察設備。 - 【請求項5】請求項1において試験体の対向する位置に
観察窓を設けることにより、試験体観察時における炉壁
での反射赤外線等の影響を低減したことを特徴とする観
察設備。 - 【請求項6】請求項1において試験体の赤外線での観察
性を向上させるため、赤外線放射率が0.5以上、好ま
しくは0.9以上の黒色塗料を観察設備内壁に塗布した
ことを特徴とする観察設備。 - 【請求項7】請求項1において観察設備内の圧力変動に
より観察窓の破損を防止するため、窓材のせん断応力以
下で破壊するラプチャディスクを設置したことを特徴と
する観察設備。 - 【請求項8】請求項1において保温を目的とした取り外
し可能な覆いを窓につけたことを特徴とする観察設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32268997A JPH11153488A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 観察設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32268997A JPH11153488A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 観察設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153488A true JPH11153488A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18146529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32268997A Pending JPH11153488A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 観察設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11153488A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008032396A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Nippon Steel Corp | 高温炉内壁面観察方法 |
WO2008114056A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Martin Robinson | Infrared window assembly with internal and external cover |
JP2020065949A (ja) * | 2018-10-22 | 2020-04-30 | 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 | 点検用覗き窓 |
US10732421B2 (en) | 2013-11-08 | 2020-08-04 | IRISS Holdings, Inc. | Bus duct with a curved viewing window assembly |
CN114441591A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-05-06 | 电子科技大学 | 一种高温物体热辐射降温速率测试装置及方法 |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP32268997A patent/JPH11153488A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008032396A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Nippon Steel Corp | 高温炉内壁面観察方法 |
WO2008114056A1 (en) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Martin Robinson | Infrared window assembly with internal and external cover |
US8400708B2 (en) | 2007-03-20 | 2013-03-19 | Martin Robinson | Infrared window assembly with internal and external cover |
US10732421B2 (en) | 2013-11-08 | 2020-08-04 | IRISS Holdings, Inc. | Bus duct with a curved viewing window assembly |
JP2020065949A (ja) * | 2018-10-22 | 2020-04-30 | 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 | 点検用覗き窓 |
CN114441591A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-05-06 | 电子科技大学 | 一种高温物体热辐射降温速率测试装置及方法 |
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