JPH11152720A - 路面マーク洗浄車 - Google Patents

路面マーク洗浄車

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Publication number
JPH11152720A
JPH11152720A JP33483597A JP33483597A JPH11152720A JP H11152720 A JPH11152720 A JP H11152720A JP 33483597 A JP33483597 A JP 33483597A JP 33483597 A JP33483597 A JP 33483597A JP H11152720 A JPH11152720 A JP H11152720A
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JP
Japan
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road
self
pressure water
vehicle
road surface
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Application number
JP33483597A
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English (en)
Inventor
Hisamune Kondo
久統 近藤
Hidetaka Suzuki
英隆 鈴木
Shigeo Otani
茂夫 大谷
Takami Suzuki
隆己 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Morita Econos Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Morita Econos Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン等の路面マークを少量水で綺麗に、か
つ連続的に高速走行洗浄できる路面マーク洗浄車を提供
する。 【解決手段】 高圧水供給手段(C1)と、バキューム手段
(C2)とを搭載すると共に、高圧水噴射ノズル(B3)及びバ
キュームノズル(B4)を有する台車(B) を加設し、路面
(A) を走行しつつ、高圧水供給手段(C1)からの高圧水を
高圧水噴射ノズル(B3)から路面(A) に吹き当て路面(A)
の付着物を剥離させ、かつバキューム手段(C2)によって
バキュームノズル(B4)から付着物と共に路面(A) に吹き
当てた水を吸引し、もって路面(A) を洗浄する自走車両
(C) において、自走車両(C) と台車(B) とを少なくとも
2本の可撓性部材(C43) によって連結し、自走車両(C)
で台車(B) を牽引した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面マーク洗浄車
に関する。
【0002】
【従来の技術】路面洗浄車は、例えば特開平3−137
310号公報に例示されるように、よく知られたもので
ある。また同類の特殊車として、点灯面を露出して滑走
路に埋設した標識灯の点灯面を洗浄するもの(特開平7
−82717号公報)もある。
【0003】図示しないがこれら路面洗浄車は総じて、
高圧水供給手段と、バキューム手段と、高圧水噴射ノズ
ル及びバキュームノズルを有する台車とを固設し、路面
を走行しつつ(又は停車して)、高圧水供給手段からの
高圧水を高圧水噴射ノズルから路面(又は点灯面)に吹
き当て路面(又は点灯面)の付着物を剥離させ、かつバ
キューム手段によってバキュームノズルから付着物と共
に路面(又は点灯面)に吹き当てた水を吸引し、もって
路面(又は点灯面)を洗浄するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで路面には車線
を区別したり、路肩を示すライン等のマークが付設され
ている。ところがこのマークは経年汚損する。特にトン
ネル等では雨等による自然洗浄がなく、さらに通行車両
の排気煤煙等で汚損が進み、見えなくなることすらあ
る。そこで従来、スイーパ(掃除人)がハンドガンで高
圧水をマークに吹き当て洗浄する。ところがこれは手作
業であるため、マークを綺麗に洗い出すことが難しく、
作業速度が遅く、また多量の噴射水を必要とし、その回
収も難しく凍結時の洗浄が困難という問題がある。
【0005】尚、上記路面洗浄車によるマーク洗浄も考
えられるが、例えば路面洗浄車では台車が車体に固設さ
れている。このため、オペレータによる車両の微操舵や
路面の凹凸によって台車が車両の横振れや飛び跳ねを直
接受けてしまい、ライン等のマーク洗浄が不均一とな
り、高速洗浄に不向きである。また路面に大きい凹凸が
有ると、台車が自走車両に押しつけられて破損すること
が懸念される。また路面洗浄車では細いライン等を少量
水で効率よく洗浄する配慮は全くなされていない。即ち
前記の通り、従来のマーク洗浄は、清掃速度が遅い等の
問題点は有るものの、確実にマークを洗浄できる上記ス
イーパによる手作業に委ねられているのが実情である。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
ライン等の路面マークを少量水で綺麗に、かつ連続的に
高速走行洗浄できる路面マーク洗浄車を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するため、本発明に係る路面マーク洗浄車の第1は、高
圧水供給手段C1と、バキューム手段C2とを搭載する
と共に、高圧水噴射ノズルB3及びバキュームノズルB
4を有する台車Bを加設され、路面Aを走行しつつ、高
圧水供給手段C1からの高圧水を高圧水噴射ノズルB3
から路面Aに吹き当て路面Aの付着物を剥離させ、かつ
バキューム手段C2によってバキュームノズルB4から
付着物と共に路面Aに吹き当てた水を吸引し、もって路
面Aを洗浄する自走車両Cにおいて、自走車両Cと台車
Bとを少なくとも2本の可撓性部材C43によって連結
し、自走車両Cで台車Bを牽引したことを特徴としてい
る。
【0008】上記第1構成によれば、次のような作用効
果を奏する。仮に可撓性部材C43が1本である場合、
台車Bは牽引時に尻振りを余儀なくされ、方向安定性が
悪い。この方向安定性は、狭幅のライン洗浄を少量水で
綺麗に、連続して高速走行洗浄するための必須要件の一
つである。ところが第1構成は台車Bを少なくとも2本
の可撓性部材C43の内、1本(他の1本を台車Bの後
側に連結した場合)又は2本(2本共、台車Bの前側に
連結した場合)で牽引できるため、牽引時に台車Bの尻
振りが生じ難い。従って台車Bの方向安定性が向上す
る。このことは、使用水の少量化にも寄与する。また可
撓性部材C43は当然に可撓性を有する。このため台車
Bは、オペレータによる自走車両Cへの瞬間操舵や路面
Aの凹凸に基づく影響(自走車両Cの横振れや飛び跳
ね)を受け難くなる。即ち台車B自体の慣性走行による
直進走行性が補償される。そして仮に路面Aの凹凸が大
きいときでも、可撓性部材C43によって台車Bが自走
車両Cに強圧されることがない。このため台車Bが破損
することもない。つまりオペレータが自走車両Cを瞬間
操舵しても、また路面Aに凹凸が有っても、台車Bはこ
れらに影響されることなく路面マーク上を慣性走行し続
けようとする。従って使用水もさらに少量でよい。そし
てこの少量水もバキュームノズルB4から自走車両Cに
吸引される。このため、凍結時でも洗浄可能となる。即
ち第1構成によれば、ライン等の細い路面マークでも少
量水で綺麗に、かつ連続的に高速走行洗浄できるように
なる。また交通障害も生じない。
【0009】第2に、上記第1構成において、自走車両
Cと台車Bとの間に台車Bを路面Aに押しつける弾性部
材C44を加設したことを特徴としている。
【0010】上記第2構成によれば、次のような作用効
果を奏する。弾性部材C44は自走車両Cからの反力を
受けて台車Bを路面Aに適度に押しつける。さらに自走
車両Cや台車Bが路面Aの凹凸によって飛び跳ねようと
しても、弾性部材C44が飛び跳ね力を緩衝する。即ち
台車Bと路面Aとの距離が常時最短距離で一定化する。
このため高圧水噴射ノズルB3による洗浄も、バキュー
ムノズルB4による吸引も高効率で行える。そしてその
分、洗浄が綺麗に仕上がり、高速走行洗浄化も促進さ
れ、凍結時の洗浄も容易化する。
【0011】第3に、上記第1又は第2構成において、
台車Bを自走車両Cの左右外側のいずれか一方へ選択的
に張り出し自在、かつ固定自在とする張出手段C4を有
することを特徴としている。
【0012】上記第3構成によれば、次のような作用効
果を奏する。張出手段C4は台車Bを自走車両Cの左右
外側のいずれか一方へ選択的に張り出し固定する。この
ため、自走車両Cの同方向走行でも、左右のライン(図
1のセンタラインA1や路肩ラインA2、図示しない
が、複車線における車線分離ライン等)を洗浄できる。
従って交通障害も生じない。
【0013】第4に、上記第3構成において、張出手段
C4は、台車Bの張出位置を固定自在とする位置決め手
段C45を有することを特徴としている。
【0014】上記第4構成によれば、次のような作用効
果を奏する。位置決め手段C45によって台車Bの張出
位置を自在に変更できるため、幅が異なる車線や途中で
線幅が変化する車線に設けたライン洗浄に対し、無理な
く対応できる。
【0015】
【発明の実施の形態及び実施例】図1〜図4は第1実施
例を示す。図1は第1実施例の上面図、図2は側面図で
あり、路面Aを走行し、かつ台車Bを前部に有する自走
車両Cを示す。この路面AはセンタラインA1と路肩ラ
インA2とを有する。台車Bは高圧水噴射ノズルと、バ
キュームノズルとを有し、路肩ラインA2上に位置して
いる。一方、自走車両Cは高圧水供給手段と、バキュー
ム手段とを有する。詳しくは次の通り。
【0016】自走車両Cは、図示しないが水タンク、高
圧ポンプ、真空ポンプ、泥水分離機、泥土タンク、高圧
ホースC1及びバキュームホースC2を車載する。高圧
ホースC1及びバキュームホースC2は車外に引き出さ
れて先端を台車Bに接続される。尚、前記高圧水供給手
段は正確には、水タンク、高圧ポンプ及び高圧ホースC
1等で構成されるが、説明の便宜上、高圧ホースC1と
見做す。一方、前記バキュームホースC2も正確には、
真空ポンプ及びバキュームホースC2等で構成される
が、説明の便宜上、バキュームホースC2と見做す。そ
して自走車両Cは、前部中央にブラケットC3を固設し
ている。ブラケットC3の中央には、縦ピン(図示せ
ず)によって張出手段なるアームC4の基端がピン連結
される。そしてこのアームC4の先端に台車Bを有す
る。
【0017】台車Bは、図3の側面図に示すように、下
方が開放した箱体B1を有する。箱体B1は前後左右に
キャスタB2を有し、キャスタB2が路面Aに接地する
ことにより路面A上を走行可能とされる。尚、キャスタ
B2は箱体B1に対しバネ等の弾性体を介して固設され
る。また箱体B1は上部中央に少なくとも1個(本例で
は3個)の高圧水噴射ノズルB3を有すると共に、上部
後方にバキュームノズルB4を有する。高圧水噴射ノズ
ルB3の上端は高圧ホースC1の先端に接続され、下部
先端から路肩ラインA2の幅一杯に高圧水を噴射する。
一方、バキュームノズルB4の上端はバキュームホース
C2の先端に接続され、下部先端は箱体B1の略内幅相
当分だけ開口している。また箱体B1の前後左右の下端
面にはゴム板B11(又は帯状ブラシ、或いはゴム板B
11及び帯状ブラシ等)が路面Aに向けて垂れ下げて周
設してある。ゴム板B11は、バキュームノズルB4に
よる吸引時に、内側へ吸引され、洗浄水等の外部洩れを
防止する。
【0018】一方、アームC4は、同じく図3に示すよ
うに、先端に角度調整部材C41を介して補助ブラケッ
トC42を有する。補助ブラケットC42は四角形状の
枠体若しくは鋼板又は2本の剛棒をクロスバーさせた形
状(Xバー形状)等で構成され、その4隅から箱体B1
の4隅に鋼製又は樹脂製のワイヤやチェーン等の可撓性
部材C43を架設してある。つまり台車Bは可撓性部材
C43によって吊り下げられている。尚、補助ブラケッ
トC42は、例えばアームC4の先端に設けた縦雌ねじ
(図示せず)と、補助ブラケットC42の中央上部に突
出して設けられ、前記縦雌ねじに螺着される縦雄ねじ
(図示せず)と、前記縦雌ねじの側壁に横方向に設けら
れた横雌ねじ(図示せず)と、この横雌ねじに外部から
螺着されて前記縦雄ねじの側面を強圧する横雄ねじ(図
示せず)とで構成されている。即ち前記横雄ねじによる
縦雄ねじへの強圧によって自走車両Cと補助ブラケット
C42との向きを一致させている。
【0019】尚、前記したように、自走車両Cは、前部
中央に固設したブラケットC3の中央に縦ピンによって
アームC4の基端をピン連結している。詳しくは図4に
示す通り。符号C31が縦ピンであり、オペレータによ
って簡単に出し入れ自在とされている。アームC4は縦
ピンC31回りに水平旋回でき、さらに少なくとも左右
端位置において、ブラケットC3に取着される固定部材
C32を有する。固定部材C32は、アームC4に被せ
る凹形クランプと、凹形クランプの両端に設けた孔と、
ブラケットC3の左右端に設けた雌ねじと、雄ねじとで
構成される。即ちアームC4を左右いずれか一方に水平
旋回させ、アームC4の基端部に凹形クランプを被せた
後、雄ねじを凹形クランプの孔に通してブラケットC3
の雌ねじにねじ込む。これにより、凹形クランプとブラ
ケットC3とでアームC4を左右いずれか方向で選択的
に挟持できる。この挟持によってアームC4の指向角が
固定される。即ち同図4において、アームC4を図示下
向きにブラケットC3に固定すれば、補助ブラケットC
42は路肩ラインA2上に位置し易くなり、一方、アー
ムC4を図示上向きに旋回させてブラケットC3に固定
にすれば、補助ブラケットC42はセンタラインA1上
に位置し易くなる。固定部材C32は、各種準備できる
が(例えば、図6に示す、油圧シリンダC321等のア
クチュエータを用いた構成)、上記図4の構成が最も簡
潔安価である。尚、ブラケットC3に雌ねじを多数設
け、アームC4の指向角を各種変更自在とするのが望ま
しい。
【0020】実施例の動作を説明する。使用時、オペレ
ータは、台車Bが路肩ラインA2上にほぼ位置するよう
に、自走車両Cを走行させる。その後、水タンクの貯留
水を高圧ポンプで吸引加圧し、高圧ホースC1を経て高
圧水噴射ノズルB3から路肩ラインA2に向けて噴射さ
せ洗浄する。これと同時に、路面A上の洗浄水を真空ポ
ンプで負圧とされたバキュームノズルB4とバキューム
ホースC2を経て泥水分離機に吸引し、ここで洗浄水か
ら水分をできるだけ分離回収する。尚、泥土や排気煤煙
等の路肩ラインA2上の付着物は泥土タンクへ貯蔵さ
れ、所定量となったとき廃棄される。一方、水は水タン
クへ戻される。即ち自走車両Cと台車Bとでウオータリ
サイクルシステムを構成している。そしてこのとき、上
記第1実施例によれば、次のような特徴的な作用効果を
奏する。
【0021】(1)仮に可撓性部材C43が1本である
場合、台車Bは牽引時に尻振りが生じ、方向安定性が悪
くなる。この方向安定性は、狭幅のライン洗浄を少量水
で綺麗に、連続して高速走行洗浄するための必須要件の
一つである。ところが第1実施例は台車Bを4本の可撓
性部材C43で連結し、前側2本で牽引しているため、
台車Bは尻振りを起こし難い。従って台車Bの方向安定
性が向上する。このことは使用水の少量化に寄与する。
尚、可撓性部材C43は4本に限定される必要はなく、
少なくとも2本有ればよい。この場合、2本の内、1本
は台車Bの前側に連結されて牽引源とし、他の1本は後
側に連結されて尻振りを防止させる。また2本共、台車
Bの前側に連結してもよく、この場合、2本は共に、牽
引と尻振り防止に寄与することとなる。つまり少なくと
も2本の可撓性部材C43で台車Bを自走車両Cに連結
することにより、牽引と台車Bの方向安定性とを図るこ
とができる。また可撓性部材C43は当然に可撓性を有
する。このため台車Bは、オペレータによる自走車両C
への瞬間操舵や路面Aの凹凸に基づく影響(車両の横振
れや飛び跳ね)を受け難くなる。即ち台車B自体の慣性
走行による直進走行性が補償される。そして例え路面A
の凹凸が大きいときでも、可撓性部材C43によって台
車Bが自走車両Cに強圧されることがなく、このため台
車Bが従来の路面洗浄車のように破損することもない。
つまりオペレータが自走車両Cを瞬間操舵しても、また
路面Aに凹凸が有っても、台車Bはこれらに影響される
ことなく、路面マーク上を慣性走行し続けようとする。
従って使用水もさらに少量でよく、またこの水もバキュ
ームノズルB4から自走車両Cに吸引される。このため
凍結時でもマーク洗浄が可能となる。尚、この場合、洗
浄水は温水を用いるのが好ましい。即ち第1構成によれ
ば、ライン等の細い路面マークでも少量水で綺麗に、か
つ連続的に高速走行洗浄できるようになる。また交通障
害も起こさない。
【0022】(2)アームC4は縦ピンC31によって
旋回自在とされ、かつ固定部材C32によって左右方向
に選択的に固定自在とされている。従って自走車両Cを
同方向へ走行させて、センタラインA1及び路肩ライン
A21(図示しないが、複車線における車線分離ライン
等)を選択的に洗浄できる。従って交通法規に基づく走
行方向へ走行するため交通障害を起こさない。
【0023】(3)キャスタB2は箱体B1に対しバネ
等の弾性体を介して固設される。従って路面Aに凹凸が
有っても、この弾性体がショックアブソーバの作用をす
る。またバキュームノズルB4の吸引路に、その負圧に
よって台車Bを路面Aに吸い下げる役目も果たす。つま
り高圧水噴射ノズルB3とバキュームノズルB4とが安
定的に路面Aに近づくため、高圧水噴射ノズルB3によ
る洗浄も、バキュームノズルB4による吸引も高効率で
行える。またその分、使用水はさらに少量化でき、洗浄
が綺麗に仕上がり、高速走行洗浄化も促進され、凍結時
の洗浄も容易化する。尚、バネは空気バネ(空気で膨ら
んだゴム袋)等でもよく、要するに弾性部材であればよ
い。
【0024】他の実施例を以下項目列記する。
【0025】(1)図5に示すように、補助ブラケット
C42と箱体B1との間に、台車Bを路面Aに押しつけ
るスプリングC44を加設するのが望ましい。
【0026】このようにすると、スプリングC44が自
走車両Cからの反力を受けて台車Bを路面Aに適度に押
しつける。このため、自走車両Cや台車Bが路面Aの凹
凸によって飛び跳ねようとしても、スプリングC44が
飛び跳ね力を緩衝する。即ち台車Bと路面Aとの距離が
一定化する。このため高圧水噴射ノズルB3による洗浄
も、バキュームノズルB4による吸引も高効率で行え
る。またその分、使用水はさらに少量化でき、洗浄が綺
麗に仕上がり、高速走行洗浄化も促進され、凍結時の洗
浄も容易化する。尚、スプリングC44は空気バネ(空
気で膨らんだゴム袋)等でもよく、要するに台車Bを路
面Aに押しつける弾性部材であればよい。
【0027】(2)張出手段なるアームC4は、図6に
示すように、平行四節リンク式で構成してもよい。
【0028】このように構成すると、補助ブラケットC
42と自走車両Cとの向きを常時一致させることができ
る。この場合、上記第1実施例での角度調整部材C41
は不要となる。
【0029】(3)張出手段なるアームC4は、図7に
示すように、台車Bの張出位置を固定自在とする位置決
め手段C45を有することが好ましい。具体的には、ア
ームC4を先端側内筒C4aと後端側外筒C4bとに2
分割し、先端側内筒C4a後部の対向面に一対の孔C4
a1を等ピッチで複数対設け、後端側外筒C4b前部の
対向面に一対の孔C4b1を設け、先端側内筒C4a後
部を後端側外筒C4b前部内に出し入れし(これにより
アームC4の長さが変わる)、略所望位置において内外
筒筒C4a、C4bの孔C4a1、C4b1が合致した
ときに、4つの孔C4a1、C4b1に通しボルトC4
cを挿入し、ナットC4dで締める構成としてある。こ
れにより、所望長さを得るようにしている。この位置決
め手段C45としては、各種準備できるが(例えば、タ
ーンバックル式)、上記構成が最も簡潔安価であろう。
尚、図6の平行四節リンク式アームC4にこの位置決め
手段C45を適用してもよい。
【0030】このような位置決め手段C45を有する
と、台車Bの張出位置を自在に変更できる。このため幅
が異なる車線や途中で線幅が変化する車線のラインの洗
浄に対しても、無理なく容易に対応できるようになる。
【0031】(4)また図8〜図11のように構成して
もよい。図8は図1に対応する上面図、図9は図2に対
応する側面図、図10は図3に対応する台車Bの側面
図、図11は台車Bの上面図である。従って上記図1〜
図3の実施例と同一要素には同一符号を付し、重複説明
を省略する。
【0032】即ち台車Bの張出手段C4は、図8〜図1
1に示す通り、自走車両Cの前部に横方向に固設したレ
ールC5と、レールC5上を回転しつつ上下から挟持す
る上下の複数対のローラC51と、ローラC51の回転
を止めるロック装置52とを有して構成される。即ち張
出手段C4はローラC51を基端部に有する。尚、張出
手段C4の表裏形状は同一とされている。さらにまた台
車Bは箱体B1内部の前部(バキュームノズルB4の前
方)に横軸で軸支され回転自在とされたブラシB5を内
蔵する。
【0033】このような構成によれば、張出手段C4が
表裏同形とされているため、洗浄ラインを路肩ラインA
2からセンタラインA1に変更するとき、張出手段C4
を反転し、ローラC51をレールC5に挟み込ませるだ
けでよい。また左右方向への自走車両Cからの張り出し
長さは、張出手段C4をレールC5上に横方向に移動さ
せ、所望位置でロック装置52によってローラC51を
固定すればよい。即ち、レールC5、ローラC51及び
ロック装置52は位置決め手段C45も兼ねることとな
る。またブラシB5は洗浄効果を促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の上面図である。
【図2】実施例の側面図である。
【図3】実施例の台車の側面図である。
【図4】実施例の台車の前面図である。
【図5】弾性部材を有する台車の正面図である。
【図6】平行四節リンク式アームの上面図である。
【図7】位置決め手段を有するアームの部分断面図であ
る。
【図8】他の実施例の上面図である。
【図9】他の実施例の側面図である。
【図10】他の実施例の台車の側面図である。
【図11】他の実施例の台車の上面図である。
【符号の説明】
C1…高圧水供給手段、C2…バキューム手段、B3…
高圧水噴射ノズル、B4…バキュームノズル、B…台
車、A…路面、C…自走車両、C43…可撓性部材、C
44…弾性部材、C4…張出手段、C45…位置決め手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 茂夫 大阪府八尾市神武町1番48号 株式会社モ リタエコノス内 (72)発明者 鈴木 隆己 大阪府八尾市神武町1番48号 株式会社モ リタエコノス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水供給手段C1と、バキューム手段
    C2とを搭載すると共に、高圧水噴射ノズルB3及びバ
    キュームノズルB4を有する台車Bを加設され、路面A
    を走行しつつ、高圧水供給手段C1からの高圧水を高圧
    水噴射ノズルB3から路面Aに吹き当て路面Aの付着物
    を剥離させ、かつバキューム手段C2によってバキュー
    ムノズルB4から付着物と共に路面Aに吹き当てた水を
    吸引し、もって路面Aを洗浄する自走車両Cにおいて、
    自走車両Cと台車Bとを少なくとも2本の可撓性部材C
    43によって連結し、自走車両Cで台車Bを牽引したこ
    とを特徴とする路面マーク洗浄車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の路面マーク洗浄車におい
    て、自走車両Cと台車Bとの間に台車Bを路面Aに押し
    つける弾性部材C44を加設したことを特徴とする路面
    マーク洗浄車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の路面マーク洗浄車
    において、台車Bを自走車両Cの左右外側のいずれか一
    方へ選択的に張り出し自在、かつ固定自在とする張出手
    段C4を有することを特徴とする路面マーク洗浄車。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の路面マーク洗浄車におい
    て、張出手段C4は、台車Bの張出位置を固定自在とす
    る位置決め手段C45を有することを特徴とする路面マ
    ーク洗浄車。
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