JPH11151693A - 真空チャック装置 - Google Patents
真空チャック装置Info
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- JPH11151693A JPH11151693A JP31707297A JP31707297A JPH11151693A JP H11151693 A JPH11151693 A JP H11151693A JP 31707297 A JP31707297 A JP 31707297A JP 31707297 A JP31707297 A JP 31707297A JP H11151693 A JPH11151693 A JP H11151693A
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- bearing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッド部と、このヘッド部を回転自在に支持
する軸受部とからなる真空チャック装置において、軸受
摺動部において発生する故障を防止する。 【解決手段】 ヘッド部1は吸着プレート4及びスピン
ドル5から構成され、軸受部6はスピンドル軸受6a及
びハウジング6bから構成され、スピンドル5は軸受部
6で支持される。吸着プレート4の前面には吸着孔2及
び吐出孔3が形成され、ワークピースは吸着プレート4
の前面に吸着される。吸着孔2は、スピンドル5の内部
に形成された経路23を介して、軸受摺動部の回転継手
8に接続され、更にスピンドル軸受6a等の内部に形成
された経路25を介して、エア吸引用ライン41に接続
される。吐出孔3は、スピンドル5の内部に形成された
経路24を介して、軸受摺動部の回転継手9に接続さ
れ、更にスピンドル軸受6a等の内部に形成された経路
26を介して、エア供給用ライン42に接続される。
する軸受部とからなる真空チャック装置において、軸受
摺動部において発生する故障を防止する。 【解決手段】 ヘッド部1は吸着プレート4及びスピン
ドル5から構成され、軸受部6はスピンドル軸受6a及
びハウジング6bから構成され、スピンドル5は軸受部
6で支持される。吸着プレート4の前面には吸着孔2及
び吐出孔3が形成され、ワークピースは吸着プレート4
の前面に吸着される。吸着孔2は、スピンドル5の内部
に形成された経路23を介して、軸受摺動部の回転継手
8に接続され、更にスピンドル軸受6a等の内部に形成
された経路25を介して、エア吸引用ライン41に接続
される。吐出孔3は、スピンドル5の内部に形成された
経路24を介して、軸受摺動部の回転継手9に接続さ
れ、更にスピンドル軸受6a等の内部に形成された経路
26を介して、エア供給用ライン42に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークピースを真
空吸着によって保持する真空チャック装置に係る。
空吸着によって保持する真空チャック装置に係る。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の真空チャック装置の概略
構成を示す。ヘッド部1の表面(吸着面)にワークピー
ス10が吸着される。吸着面には、複数の吸着兼吐出孔
が形成されている。これらの吸着兼吐出孔は、回転継手
20、共用の内部経路43、及び電磁切替弁19を介し
て、エア吸引用ライン41及びエア供給用ライン42に
切替え可能に接続されている。なお、回転継手20は、
先端に吸着面が形成されたヘッド部(回転側)1と、こ
れを回転自在に支持する軸受部(固定側、図示せず)と
の間で、共用の内部経路43を連絡させる役割を果たし
ている。
構成を示す。ヘッド部1の表面(吸着面)にワークピー
ス10が吸着される。吸着面には、複数の吸着兼吐出孔
が形成されている。これらの吸着兼吐出孔は、回転継手
20、共用の内部経路43、及び電磁切替弁19を介し
て、エア吸引用ライン41及びエア供給用ライン42に
切替え可能に接続されている。なお、回転継手20は、
先端に吸着面が形成されたヘッド部(回転側)1と、こ
れを回転自在に支持する軸受部(固定側、図示せず)と
の間で、共用の内部経路43を連絡させる役割を果たし
ている。
【0003】エア吸引用ライン41は、圧縮空気源11
(元圧:7kgf/cm2 )、フィルタ12、減圧弁13(設
定圧:5kgf/cm2 )、電磁切替弁14、ディフューザ型
の真空発生器15を、順に接続することにより構成さ
れ、上記の電磁切替弁19の一方のポートに接続されて
いる。
(元圧:7kgf/cm2 )、フィルタ12、減圧弁13(設
定圧:5kgf/cm2 )、電磁切替弁14、ディフューザ型
の真空発生器15を、順に接続することにより構成さ
れ、上記の電磁切替弁19の一方のポートに接続されて
いる。
【0004】なお、ディフューザ型の真空発生器15
は、ノズル(一次側)及びディフーザ(排気側)を直列
に接続し、この接続部に吸引用の経路(二次側)を合流
させたものである。一次側から圧縮空気を供給すると、
ノズルから吐出された圧縮空気が膨脹して前記接続部の
圧力を低下させる。この様にして形成された低圧部へ二
次側から空気が流れ込み、ノズルから吐出された圧縮空
気に伴われて運ばれ、ディフーザを介して排気される。
この様に、一次側から圧縮空気を供給することにより、
二次側が吸引されて真空排気される。
は、ノズル(一次側)及びディフーザ(排気側)を直列
に接続し、この接続部に吸引用の経路(二次側)を合流
させたものである。一次側から圧縮空気を供給すると、
ノズルから吐出された圧縮空気が膨脹して前記接続部の
圧力を低下させる。この様にして形成された低圧部へ二
次側から空気が流れ込み、ノズルから吐出された圧縮空
気に伴われて運ばれ、ディフーザを介して排気される。
この様に、一次側から圧縮空気を供給することにより、
二次側が吸引されて真空排気される。
【0005】エア供給用ライン42は、前記圧縮空気源
11(元圧:7kgf/cm2 )及び前記フィルタ12をエア
吸引用ライン41と共用し、前記フィルタ12と前記減
圧弁13の間から分岐され、減圧弁17(設定圧:2kg
f/cm2 )及び電磁弁18を順に接続することにより構成
され、前記の電磁切替弁19の他方のポートに接続され
ている。
11(元圧:7kgf/cm2 )及び前記フィルタ12をエア
吸引用ライン41と共用し、前記フィルタ12と前記減
圧弁13の間から分岐され、減圧弁17(設定圧:2kg
f/cm2 )及び電磁弁18を順に接続することにより構成
され、前記の電磁切替弁19の他方のポートに接続され
ている。
【0006】ワークピース10を吸着する場合、電磁弁
18が閉の状態で、電磁切替弁14を切り換えて真空発
生器15の一次側に圧縮空気を供給するとともに、電磁
切替弁19を吸着側に切り換える。これにより、ヘッド
部1の吸着面に形成されている吸着兼吐出孔から空気が
吸引され、ワークピース10がヘッド部1に保持され
る。
18が閉の状態で、電磁切替弁14を切り換えて真空発
生器15の一次側に圧縮空気を供給するとともに、電磁
切替弁19を吸着側に切り換える。これにより、ヘッド
部1の吸着面に形成されている吸着兼吐出孔から空気が
吸引され、ワークピース10がヘッド部1に保持され
る。
【0007】一方、ワークピース10を解放する場合、
電磁切替弁14を切り換えて真空発生器15への圧縮空
気の供給を停止し、電磁弁18を開にするとともに、電
磁切替弁19を解放側に切り換える。これにより、ヘッ
ド部1の表面に形成されている吸着兼吐出孔から圧縮空
気が吐出され、ワークピース10がヘッド部1から解放
される。
電磁切替弁14を切り換えて真空発生器15への圧縮空
気の供給を停止し、電磁弁18を開にするとともに、電
磁切替弁19を解放側に切り換える。これにより、ヘッ
ド部1の表面に形成されている吸着兼吐出孔から圧縮空
気が吐出され、ワークピース10がヘッド部1から解放
される。
【0008】(従来の真空チャック装置の問題点)図4
に示した従来の真空チャック装置の場合、ヘッド部1で
ワークピース10を吸着する際、ワークピース10の表
面などに付着している研削剤あるいは切削剤などの粉塵
が、吸引兼吐出孔及び回転継手20を介して共用の内部
経路43の中に吸い込まれる。一方、ヘッド部1からワ
ークピース10を解放する際には、吸引兼吐出孔からエ
アーブローが行われる。このとき、先に共用の内部経路
43の中に吸い込まれた研削剤等が回転継手20側に押
し戻され、回転継手20の摺動面を介して前述の軸受部
の摺動面に侵入し、回転抵抗を増大させ、場合により軸
受部の故障を招くこともある。このため、定期的に軸受
部を分解して清掃する必要があった。
に示した従来の真空チャック装置の場合、ヘッド部1で
ワークピース10を吸着する際、ワークピース10の表
面などに付着している研削剤あるいは切削剤などの粉塵
が、吸引兼吐出孔及び回転継手20を介して共用の内部
経路43の中に吸い込まれる。一方、ヘッド部1からワ
ークピース10を解放する際には、吸引兼吐出孔からエ
アーブローが行われる。このとき、先に共用の内部経路
43の中に吸い込まれた研削剤等が回転継手20側に押
し戻され、回転継手20の摺動面を介して前述の軸受部
の摺動面に侵入し、回転抵抗を増大させ、場合により軸
受部の故障を招くこともある。このため、定期的に軸受
部を分解して清掃する必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来の真空チャック装置の問題点に鑑み成されたもの
で、本発明の目的は、ワークピースが吸着されるヘッド
部と、このヘッド部を回転自在に支持する軸受部とを備
えた真空チャック装置において、吸引経路等の接続のた
め軸受摺動部に設けられている回転継手を介して軸受摺
動部に研削剤等が侵入しにくく、従って、当該軸受摺動
部において発生する故障を防止することができる真空チ
ャック装置を提供することにある。
従来の真空チャック装置の問題点に鑑み成されたもの
で、本発明の目的は、ワークピースが吸着されるヘッド
部と、このヘッド部を回転自在に支持する軸受部とを備
えた真空チャック装置において、吸引経路等の接続のた
め軸受摺動部に設けられている回転継手を介して軸受摺
動部に研削剤等が侵入しにくく、従って、当該軸受摺動
部において発生する故障を防止することができる真空チ
ャック装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の真空チャック装
置は、ワークピースが吸着されるヘッド部、及びこのヘ
ッド部を回転自在に支持する軸受部を備えた真空チャッ
ク装置において、吸着面に吸着孔及び吐出孔をそれぞれ
別々に備えたヘッド部と、内部に吸引用経路及び気体供
給用経路をそれぞれ別々に備えた軸受部と、前記ヘッド
部と前記軸受部との接触部に配置され、前記吸着孔を前
記吸引用経路に接続する第一の回転継手と、前記ヘッド
部と前記軸受部との接触部に配置され、前記吐出孔を前
記気体供給用経路に接続する第二の回転継手と、を備え
たことを特徴とする。
置は、ワークピースが吸着されるヘッド部、及びこのヘ
ッド部を回転自在に支持する軸受部を備えた真空チャッ
ク装置において、吸着面に吸着孔及び吐出孔をそれぞれ
別々に備えたヘッド部と、内部に吸引用経路及び気体供
給用経路をそれぞれ別々に備えた軸受部と、前記ヘッド
部と前記軸受部との接触部に配置され、前記吸着孔を前
記吸引用経路に接続する第一の回転継手と、前記ヘッド
部と前記軸受部との接触部に配置され、前記吐出孔を前
記気体供給用経路に接続する第二の回転継手と、を備え
たことを特徴とする。
【0011】本発明の真空チャック装置によれば、真空
チャック装置の内部に、吸着孔及び吸引用経路と、吐出
孔及び気体供給用経路とが、互いに独立させて設けられ
ているので、ワークピースを吸着した際に吸引用経路の
中に吸い込まれた研削剤等が逆流して、回転継手(第一
の回転継手)を介して軸受摺動部に侵入することがな
い。従って、従来の真空チャック装置において問題とな
っていた、研削剤等の侵入に起因する軸受摺動部のトラ
ブルを減少させることができる。
チャック装置の内部に、吸着孔及び吸引用経路と、吐出
孔及び気体供給用経路とが、互いに独立させて設けられ
ているので、ワークピースを吸着した際に吸引用経路の
中に吸い込まれた研削剤等が逆流して、回転継手(第一
の回転継手)を介して軸受摺動部に侵入することがな
い。従って、従来の真空チャック装置において問題とな
っていた、研削剤等の侵入に起因する軸受摺動部のトラ
ブルを減少させることができる。
【0012】なお、前記吐出孔の代わりに吸着面に通気
孔を設けるとともに、この通気孔の開閉を行う弁をヘッ
ド部の内部に配置し、ワークピースを吸着するときには
この通気孔を閉鎖し、ワークピースを解放するときには
この通気孔をヘッド部の周囲から直接、大気に開放する
様にしてもよい。なお、この場合、上記の弁の駆動に圧
縮気体の圧力を利用することができる。
孔を設けるとともに、この通気孔の開閉を行う弁をヘッ
ド部の内部に配置し、ワークピースを吸着するときには
この通気孔を閉鎖し、ワークピースを解放するときには
この通気孔をヘッド部の周囲から直接、大気に開放する
様にしてもよい。なお、この場合、上記の弁の駆動に圧
縮気体の圧力を利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(例1)図1に、本発明に基づく
真空チャック装置の構造の一例を示す。図中、1はヘッ
ド部、6は軸受部、2は吸着孔、3は吐出孔、25はエ
ア吸引用内部経路(吸引用経路)、26はエア供給用内
部経路(気体供給用経路)、8は第一の回転継手、9は
第二の回転継手を表す。
真空チャック装置の構造の一例を示す。図中、1はヘッ
ド部、6は軸受部、2は吸着孔、3は吐出孔、25はエ
ア吸引用内部経路(吸引用経路)、26はエア供給用内
部経路(気体供給用経路)、8は第一の回転継手、9は
第二の回転継手を表す。
【0014】ヘッド部1は、吸着プレート4及びスピン
ドル5から構成され、スピンドル5の先端に吸着プレー
ト4が固定される。吸着プレート4の前面(吸着面)に
複数の吸着孔2及び吐出孔3が形成されている。ワーク
ピース(図示せず)は吸着プレート4の前面に吸着され
て保持される。軸受部6は、スピンドル軸受6a及びハ
ウジング6bから構成され、スピンドル軸受6aはハウ
ジング6bの中に収容される。スピンドル5は、その周
囲を軸受部6で支持され、軸受部6に対して回転可能で
ある。
ドル5から構成され、スピンドル5の先端に吸着プレー
ト4が固定される。吸着プレート4の前面(吸着面)に
複数の吸着孔2及び吐出孔3が形成されている。ワーク
ピース(図示せず)は吸着プレート4の前面に吸着され
て保持される。軸受部6は、スピンドル軸受6a及びハ
ウジング6bから構成され、スピンドル軸受6aはハウ
ジング6bの中に収容される。スピンドル5は、その周
囲を軸受部6で支持され、軸受部6に対して回転可能で
ある。
【0015】吸着孔2は、スピンドル5の内部に形成さ
れた専用の内部経路23を介して、スピンドル軸受6a
の摺動部に形成された回転継手8に接続され、回転継手
8は、スピンドル軸受6a及びハウジング6bの内部に
形成されたエア吸引用内部経路25を介して、エア吸引
用ライン41に接続されている。
れた専用の内部経路23を介して、スピンドル軸受6a
の摺動部に形成された回転継手8に接続され、回転継手
8は、スピンドル軸受6a及びハウジング6bの内部に
形成されたエア吸引用内部経路25を介して、エア吸引
用ライン41に接続されている。
【0016】吐出孔3は、スピンドル5の内部に形成さ
れた専用の内部経路24を介して、スピンドル軸受6a
の摺動部に形成された回転継手9に接続され、回転継手
9は、スピンドル軸受6a及びハウジング6bの内部に
形成されたエア供給用内部経路26を介して、エア供給
用ライン42に接続されている。
れた専用の内部経路24を介して、スピンドル軸受6a
の摺動部に形成された回転継手9に接続され、回転継手
9は、スピンドル軸受6a及びハウジング6bの内部に
形成されたエア供給用内部経路26を介して、エア供給
用ライン42に接続されている。
【0017】図2に、図1の真空チャック装置の配管系
統を示す。エア吸引用ライン41は、圧縮空気源11
(元圧:7kgf/cm2 )、フィルタ12、減圧弁13(設
定圧:5kgf/cm2 )、電磁切替弁14、ディフューザ型
の真空発生器15、及び電磁弁16を順に接続すること
により構成され、電磁弁16は、前記の回転継手8に接
続されている。
統を示す。エア吸引用ライン41は、圧縮空気源11
(元圧:7kgf/cm2 )、フィルタ12、減圧弁13(設
定圧:5kgf/cm2 )、電磁切替弁14、ディフューザ型
の真空発生器15、及び電磁弁16を順に接続すること
により構成され、電磁弁16は、前記の回転継手8に接
続されている。
【0018】エア供給用ライン42は、前記圧縮空気源
11(元圧:7kgf/cm2 )及び前記フィルタ12をエア
吸引用ライン41と共用し、前記フィルタ12と前記減
圧弁13との間から分岐され、減圧弁17(設定圧:2
kgf/cm2 )及び電磁弁18を順に接続することにより構
成され、前記の回転軸受9に接続されている。
11(元圧:7kgf/cm2 )及び前記フィルタ12をエア
吸引用ライン41と共用し、前記フィルタ12と前記減
圧弁13との間から分岐され、減圧弁17(設定圧:2
kgf/cm2 )及び電磁弁18を順に接続することにより構
成され、前記の回転軸受9に接続されている。
【0019】ワークピース10を吸着する場合、電磁弁
18が閉の状態で、電磁切替弁14を切り換えて真空発
生器15の一次側に圧縮空気を供給するとともに、電磁
弁16を開にする。これにより、ヘッド部1の吸着面に
形成されている吸着孔2(図1)から空気が吸引され、
ワークピース10がヘッド部1に保持される。
18が閉の状態で、電磁切替弁14を切り換えて真空発
生器15の一次側に圧縮空気を供給するとともに、電磁
弁16を開にする。これにより、ヘッド部1の吸着面に
形成されている吸着孔2(図1)から空気が吸引され、
ワークピース10がヘッド部1に保持される。
【0020】一方、ワークピース10を解放する場合、
電磁切替弁16を閉にするとともに、電磁切替弁14を
切り換えて真空発生器15への圧縮空気の供給を停止
し、電磁弁18を開にする。これにより、吐出孔3(図
1)から圧縮空気が吐出され、ワークピース10がヘッ
ド部1から解放される。
電磁切替弁16を閉にするとともに、電磁切替弁14を
切り換えて真空発生器15への圧縮空気の供給を停止
し、電磁弁18を開にする。これにより、吐出孔3(図
1)から圧縮空気が吐出され、ワークピース10がヘッ
ド部1から解放される。
【0021】図1及び図2に示した真空チャック装置で
は、吸引系統(2、23、8、25)と吐出系統(3、
24、9、26)とが互いに独立に設られているので、
吸着時に吸着孔2に吸い込まれた研削剤等が、吐出時に
逆流してスピンドル軸受6aの摺動部へ侵入する恐れが
ない。
は、吸引系統(2、23、8、25)と吐出系統(3、
24、9、26)とが互いに独立に設られているので、
吸着時に吸着孔2に吸い込まれた研削剤等が、吐出時に
逆流してスピンドル軸受6aの摺動部へ侵入する恐れが
ない。
【0022】(例2)図3に、本発明に基づく真空チャ
ック装置の構造の他の例を示す。なお、配管系統は、先
の例において説明したもの(図2)と共通なので、その
説明は省略する。
ック装置の構造の他の例を示す。なお、配管系統は、先
の例において説明したもの(図2)と共通なので、その
説明は省略する。
【0023】この例では、ヘッド部1の前面(吸着面)
に複数の吸着孔2及び通気孔21が形成されている。吸
着孔2は、先の例と同様に、スピンドル5の内部に形成
された専用の内部経路23を介して、スピンドル軸受6
aの摺動部に形成された回転継手8に接続され、回転継
手8は、スピンドル軸受6a及びハウジング6bの内部
に形成されたエア吸引用内部経路25を介して、エア吸
引用ライン41に接続されている。エア吸引用ライン4
1の構成は、先に図2に示したものと共通である。
に複数の吸着孔2及び通気孔21が形成されている。吸
着孔2は、先の例と同様に、スピンドル5の内部に形成
された専用の内部経路23を介して、スピンドル軸受6
aの摺動部に形成された回転継手8に接続され、回転継
手8は、スピンドル軸受6a及びハウジング6bの内部
に形成されたエア吸引用内部経路25を介して、エア吸
引用ライン41に接続されている。エア吸引用ライン4
1の構成は、先に図2に示したものと共通である。
【0024】ヘッド部1は、先の例における吐出孔3の
代わりに、通気孔21を備えている。この通気孔21
は、吸着プレート4の内部に設けられた弁31に接続さ
れている。弁31は、外周部に円周方向の溝34を備え
た弁体33、弁体33を収容する弁室32、及び弁体3
3を弁室32の底部(前進端)へ押し付けるバネ35な
どから構成されている。弁室32の側面には前記の通気
孔21、及び通気孔22が開口している、通気孔22の
他端は大気に開放されている。弁体32が後退端にある
とき、通気孔21と通気孔22とが溝34を介して互い
に連絡される様になっている。
代わりに、通気孔21を備えている。この通気孔21
は、吸着プレート4の内部に設けられた弁31に接続さ
れている。弁31は、外周部に円周方向の溝34を備え
た弁体33、弁体33を収容する弁室32、及び弁体3
3を弁室32の底部(前進端)へ押し付けるバネ35な
どから構成されている。弁室32の側面には前記の通気
孔21、及び通気孔22が開口している、通気孔22の
他端は大気に開放されている。弁体32が後退端にある
とき、通気孔21と通気孔22とが溝34を介して互い
に連絡される様になっている。
【0025】弁室32の底部には、エア供給用の駆動気
体経路24の一端が接続され、駆動気体経路24の他端
は、スピンドル軸受6aの摺動部に形成された回転継手
9に接続され、回転継手9は、スピンドル軸受6a及び
ハウジング6bの内部に形成されたエア供給用内部経路
26を介して、エア供給用ライン42に接続されてい
る。エア供給用ライン42の構成は、先に図2に示した
ものと共通である。
体経路24の一端が接続され、駆動気体経路24の他端
は、スピンドル軸受6aの摺動部に形成された回転継手
9に接続され、回転継手9は、スピンドル軸受6a及び
ハウジング6bの内部に形成されたエア供給用内部経路
26を介して、エア供給用ライン42に接続されてい
る。エア供給用ライン42の構成は、先に図2に示した
ものと共通である。
【0026】エア供給用ライン42に圧縮空気を送って
いない場合には、バネ35の力によって弁体33が弁室
32の前進端に押し付けられ、駆動気体経路24及び通
気孔21が閉鎖される。エア供給用ライン42に圧縮空
気を送った場合には、圧縮空気の力によって弁体33が
後退し、溝34を介して通気孔21が通気孔22に連絡
され、これにより通気孔21が大気解放される、この様
に、吸着プレート4の内部に弁31を設け、この弁31
を介して通気孔21の大気開放を行うことによって、エ
ア供給用ライン42に圧縮空気が供給されていないとき
にも、通気孔21の中に研削剤等が入り込むことがない
ので、スピンドル軸受6aの摺動部への研削剤等の侵入
を防ぐことができる。
いない場合には、バネ35の力によって弁体33が弁室
32の前進端に押し付けられ、駆動気体経路24及び通
気孔21が閉鎖される。エア供給用ライン42に圧縮空
気を送った場合には、圧縮空気の力によって弁体33が
後退し、溝34を介して通気孔21が通気孔22に連絡
され、これにより通気孔21が大気解放される、この様
に、吸着プレート4の内部に弁31を設け、この弁31
を介して通気孔21の大気開放を行うことによって、エ
ア供給用ライン42に圧縮空気が供給されていないとき
にも、通気孔21の中に研削剤等が入り込むことがない
ので、スピンドル軸受6aの摺動部への研削剤等の侵入
を防ぐことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の真空チャック装置によれば、ヘ
ッド部に吸引用の系統及び吐出用の系統(あるいは大気
開放用の系統)が互いに独立に設けられているので、吸
着時に吸着孔の中に吸い込まれた研削剤等が、吐出時
(あるいは大気開放時)に逆流して軸受の摺動部へ侵入
する恐れがない。従って、軸受摺動部での故障の発生を
防止するとともに、当該部分のメンテナンスの頻度を減
らすことができる。
ッド部に吸引用の系統及び吐出用の系統(あるいは大気
開放用の系統)が互いに独立に設けられているので、吸
着時に吸着孔の中に吸い込まれた研削剤等が、吐出時
(あるいは大気開放時)に逆流して軸受の摺動部へ侵入
する恐れがない。従って、軸受摺動部での故障の発生を
防止するとともに、当該部分のメンテナンスの頻度を減
らすことができる。
【図1】本発明に基づく真空チャック装置の構造の一例
を示す図、(a)は軸方向の断面図、(b)は上面図。
を示す図、(a)は軸方向の断面図、(b)は上面図。
【図2】本発明に基づく真空チャック装置の配管系統を
示す図。
示す図。
【図3】本発明に基づく真空チャック装置の構造の他の
例を示す図。
例を示す図。
【図4】従来の真空チャック装置の概要を示す図。
1・・・ヘッド部、2・・・吸着孔、3・・・吐出孔、
4・・・吸着プレート、5・・・スピンドル、6・・・
軸受部、6a・・・スピンドル軸受、6b・・・ハウジ
ング、8・・・回転継手、9・・・回転継手、10・・
・ワークピース、11・・・圧縮空気源、12・・・フ
ィルタ、13・・・減圧弁、14・・・電磁切替弁、1
5・・・真空発生器、16・・・電磁弁、17・・・減
圧弁、18・・・電磁弁、19・・・電磁切替弁、20
・・・回転継手、21・・・通気孔、22・・・通気
孔、23・・・内部経路、24・・・内部経路(駆動気
体経路)、25・・・エア吸引用内部経路(吸引用経
路)、26・・・エア供給用内部経路(気体供給用経
路)、31・・・弁、32・・・弁室、33・・・弁
体、34・・・溝、35・・・バネ、41・・・エア吸
引用ライン、42・・・エア供給用ライン、43・・・
共用の内部経路。
4・・・吸着プレート、5・・・スピンドル、6・・・
軸受部、6a・・・スピンドル軸受、6b・・・ハウジ
ング、8・・・回転継手、9・・・回転継手、10・・
・ワークピース、11・・・圧縮空気源、12・・・フ
ィルタ、13・・・減圧弁、14・・・電磁切替弁、1
5・・・真空発生器、16・・・電磁弁、17・・・減
圧弁、18・・・電磁弁、19・・・電磁切替弁、20
・・・回転継手、21・・・通気孔、22・・・通気
孔、23・・・内部経路、24・・・内部経路(駆動気
体経路)、25・・・エア吸引用内部経路(吸引用経
路)、26・・・エア供給用内部経路(気体供給用経
路)、31・・・弁、32・・・弁室、33・・・弁
体、34・・・溝、35・・・バネ、41・・・エア吸
引用ライン、42・・・エア供給用ライン、43・・・
共用の内部経路。
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークピースが吸着されるヘッド部、及
びこのヘッド部を回転自在に支持する軸受部を備えた真
空チャック装置において、 吸着面に吸着孔及び吐出孔をそれぞれ別々に備えたヘッ
ド部と、 内部に吸引用経路及び気体供給用経路をそれぞれ別々に
備えた軸受部と、 前記ヘッド部と前記軸受部との接触部に配置され、前記
吸着孔を前記吸引用経路に接続する第一の回転継手と、 前記ヘッド部と前記軸受部との接触部に配置され、前記
吐出孔を前記気体供給用経路に接続する第二の回転継手
と、 を備えたことを特徴とする真空チャック装置。 - 【請求項2】 ワークピースが吸着されるヘッド部、及
びこのヘッド部を回転自在に支持する軸受部を備えた真
空チャック装置において、 吸着面に吸着孔及び通気孔をそれぞれ別々に備えたヘッ
ド部と、 前記ヘッド部の内部に設けられ、ワークピースを吸着す
るときは前記ヘッド部の内部で前記通気孔を閉鎖し、ワ
ークピースを解放するときは前記通気孔を前記ヘッド部
の周囲から直接、大気に開放する弁と、 前記ヘッド部の内部に設けられ、前記弁を駆動する気体
が供給される駆動気体経路と、 内部に吸引用経路及び気体供給用経路をそれぞれ別々に
備えた軸受部と、 前記ヘッド部と前記軸受部との接触部に配置され、前記
吸着孔を前記吸引用経路に接続する第一の回転継手と、 前記ヘッド部と前記軸受部との接触部に配置され、前記
駆動気体経路を前記気体供給用経路に接続する第二の回
転継手と、 を備えたことを特徴とする真空チャック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31707297A JPH11151693A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 真空チャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31707297A JPH11151693A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 真空チャック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11151693A true JPH11151693A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18084116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31707297A Pending JPH11151693A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 真空チャック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11151693A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014042945A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Toshiba Mach Co Ltd | ワーク保持装置および加工機械 |
JP2014046431A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Toshiba Mach Co Ltd | ワーク保持装置および加工機械 |
CN110238872A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-09-17 | 深圳市圆梦精密技术研究院 | 真空吸盘设备 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP31707297A patent/JPH11151693A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014042945A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Toshiba Mach Co Ltd | ワーク保持装置および加工機械 |
JP2014046431A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Toshiba Mach Co Ltd | ワーク保持装置および加工機械 |
CN110238872A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-09-17 | 深圳市圆梦精密技术研究院 | 真空吸盘设备 |
CN110238872B (zh) * | 2019-06-10 | 2024-08-13 | 深圳市圆梦精密技术研究院 | 真空吸盘设备 |
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