JPH11151604A - クイックチェンジチャック脱落防止装置 - Google Patents
クイックチェンジチャック脱落防止装置Info
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- JPH11151604A JPH11151604A JP31957197A JP31957197A JPH11151604A JP H11151604 A JPH11151604 A JP H11151604A JP 31957197 A JP31957197 A JP 31957197A JP 31957197 A JP31957197 A JP 31957197A JP H11151604 A JPH11151604 A JP H11151604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】加工中に工具スリーブと加工工具が落下するこ
とを防止するクイックチェンジチャック脱落防止装置を
提供すること。 【解決手段】クイックチェンジチャック脱落防止装置
は、クイックチェンジチャックを取付けた機械加工軸の
上方部位にブラッケット環を設け、左右に振分けた位置
に爪付レバーをピンで固定し、このピンを中心に前記爪
付レバーを振子状に作動させ、双方の爪が前記クイック
チェンジチャックの遊導溝に嵌まるように構成されてい
るので、遊動溝に嵌め込まれている爪付きレバーにより
加工中に工具スリーブと加工工具が落下することを防止
できる。
とを防止するクイックチェンジチャック脱落防止装置を
提供すること。 【解決手段】クイックチェンジチャック脱落防止装置
は、クイックチェンジチャックを取付けた機械加工軸の
上方部位にブラッケット環を設け、左右に振分けた位置
に爪付レバーをピンで固定し、このピンを中心に前記爪
付レバーを振子状に作動させ、双方の爪が前記クイック
チェンジチャックの遊導溝に嵌まるように構成されてい
るので、遊動溝に嵌め込まれている爪付きレバーにより
加工中に工具スリーブと加工工具が落下することを防止
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に金属加工に使
用される工作機械の主軸端に取付けられ、工具やアダプ
ターの着脱を簡便に行うようにしたクイックチェンジチ
ャック脱落防止装置に関する。
用される工作機械の主軸端に取付けられ、工具やアダプ
ターの着脱を簡便に行うようにしたクイックチェンジチ
ャック脱落防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、市販されているクイックチェンジ
チャック１６Ａは、図８及び図９に示すようにブッシュ
１を止めネジ２で主軸３に固定し、その外周に移動スリ
ーブ４が摺動している。移動スリーブ４はブッシュ１の
下端部で固定ナット５により止められ、下方には鋼球６
が数個所装入されている。ブッシュ１と移動スリーブ４
との間にはコイルバネ１１が設けられている。
チャック１６Ａは、図８及び図９に示すようにブッシュ
１を止めネジ２で主軸３に固定し、その外周に移動スリ
ーブ４が摺動している。移動スリーブ４はブッシュ１の
下端部で固定ナット５により止められ、下方には鋼球６
が数個所装入されている。ブッシュ１と移動スリーブ４
との間にはコイルバネ１１が設けられている。
【０００３】また、図１０に示すように、加工工具７は
工具スリーブ８に嵌込まれ、工具スリーブ８の外周ネジ
部８ａに調整ナット９がセットされ、止めネジ１０で工
具スリーブ８に固定されている。この工具スリーブ８を
図８に示すクイックチェンジチャック１６ａの主軸端３
ａ内に挿入してゆき調整ナット９の溝部９ａにブッシュ
１と移動スリーブ４の間の鋼球６が嵌り込んだら移動ス
リーブ４を下げ、主軸３の回転方向と逆の方向に旋回さ
せることにより工具スリーブ８は保持される。この状態
ではブッシュ１と移動スリーブ４の間に設けられたコイ
ルバネ１１により常に工具スリーブ８は下方に押し付け
られた状態になる。また、移動スリーブ４を図１１に示
すような位置に旋回して上方に持ち上げると鋼球６はフ
リーになり、工具スリーブ８を外すことができる。
工具スリーブ８に嵌込まれ、工具スリーブ８の外周ネジ
部８ａに調整ナット９がセットされ、止めネジ１０で工
具スリーブ８に固定されている。この工具スリーブ８を
図８に示すクイックチェンジチャック１６ａの主軸端３
ａ内に挿入してゆき調整ナット９の溝部９ａにブッシュ
１と移動スリーブ４の間の鋼球６が嵌り込んだら移動ス
リーブ４を下げ、主軸３の回転方向と逆の方向に旋回さ
せることにより工具スリーブ８は保持される。この状態
ではブッシュ１と移動スリーブ４の間に設けられたコイ
ルバネ１１により常に工具スリーブ８は下方に押し付け
られた状態になる。また、移動スリーブ４を図１１に示
すような位置に旋回して上方に持ち上げると鋼球６はフ
リーになり、工具スリーブ８を外すことができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】通常、図８に示すクイ
ックチェンジチャック１６Ａは、立型穴開け用主軸端に
利用されることが多く、長時間使用していると移動スリ
ーブ４が緩みを生じ、図１０に示す位置に戻った状態で
さらに加工中の振動あるいは衝撃で移動スリーブ４が持
上げられ、工具スリーブが脱落する危険を起すことがあ
る。
ックチェンジチャック１６Ａは、立型穴開け用主軸端に
利用されることが多く、長時間使用していると移動スリ
ーブ４が緩みを生じ、図１０に示す位置に戻った状態で
さらに加工中の振動あるいは衝撃で移動スリーブ４が持
上げられ、工具スリーブが脱落する危険を起すことがあ
る。
【０００５】一般に、使用される工具スリーブは重量が
２〜３Ｋｇあり、クイックチェンジチャックより脱落し
てそのまま落下すると、加工物に傷を付ける恐れがあ
る。また、図１２に示すように多軸穴開け機のように複
数軸で穴あけ、位置決めを行っている専用機あるいは自
動機において、移動スリーブ４が緩み工具スリーブ８が
脱落して加工した穴に残った状態で位置決め加工を行っ
た場合、加工物の損傷はおろか、専用機あるいは自動機
そのものに重大なトラブルを発生することになる。
２〜３Ｋｇあり、クイックチェンジチャックより脱落し
てそのまま落下すると、加工物に傷を付ける恐れがあ
る。また、図１２に示すように多軸穴開け機のように複
数軸で穴あけ、位置決めを行っている専用機あるいは自
動機において、移動スリーブ４が緩み工具スリーブ８が
脱落して加工した穴に残った状態で位置決め加工を行っ
た場合、加工物の損傷はおろか、専用機あるいは自動機
そのものに重大なトラブルを発生することになる。
【０００６】本発明は、上記のような従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は加工中
に工具スリーブと加工工具が落下することを防止するク
イックチェンジチャック脱落防止装置を提供することに
ある。
解決するためになされたものであり、その目的は加工中
に工具スリーブと加工工具が落下することを防止するク
イックチェンジチャック脱落防止装置を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１のクイックチェンジチャック脱落
防止装置は、クイックチェンジチャックを取付けた機械
加工軸の上方部位にブラッケット環を設け、左右に振分
けた位置に爪付レバーをピンで固定し、このピンを中心
に前記爪付レバーを振子状に作動させ、双方の爪が前記
クイックチェンジチャックの遊導溝に嵌まるように構成
されたことを特徴とする。
に、本発明の請求項１のクイックチェンジチャック脱落
防止装置は、クイックチェンジチャックを取付けた機械
加工軸の上方部位にブラッケット環を設け、左右に振分
けた位置に爪付レバーをピンで固定し、このピンを中心
に前記爪付レバーを振子状に作動させ、双方の爪が前記
クイックチェンジチャックの遊導溝に嵌まるように構成
されたことを特徴とする。
【０００８】本発明の請求項２は、請求項１記載のクイ
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記ブラ
ッケット環の上方部位にスリーブを嵌め込み、棒先止め
ネジで抜けでないように固定すると共に、前記スリーブ
の内側上方と下方部位に偏心曲線を有する滑り面を対向
した方向に設けたことを特徴とする。
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記ブラ
ッケット環の上方部位にスリーブを嵌め込み、棒先止め
ネジで抜けでないように固定すると共に、前記スリーブ
の内側上方と下方部位に偏心曲線を有する滑り面を対向
した方向に設けたことを特徴とする。
【０００９】本発明の請求項３は、請求項２記載のクイ
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記スリ
ーブ内面の上方偏心曲面を加工軸の回転方向と同じくス
リーブを旋回させ、対接する爪付レバーは中心方向に押
し付けられ、前記スリーブ内面の下方偏心曲面は対接す
る爪付レバーが半径方向に拡げられるように構成された
ことを特徴とする。
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記スリ
ーブ内面の上方偏心曲面を加工軸の回転方向と同じくス
リーブを旋回させ、対接する爪付レバーは中心方向に押
し付けられ、前記スリーブ内面の下方偏心曲面は対接す
る爪付レバーが半径方向に拡げられるように構成された
ことを特徴とする。
【００１０】本発明の請求項４は、請求項３記載のクイ
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記スリ
ーブを加工軸の回転方向と逆方向にスリーブを旋回さ
せ、爪付レバーの下方爪をクイックチェンジチャックの
遊導溝に嵌め込むように構成されたことを特徴とする。
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記スリ
ーブを加工軸の回転方向と逆方向にスリーブを旋回さ
せ、爪付レバーの下方爪をクイックチェンジチャックの
遊導溝に嵌め込むように構成されたことを特徴とする。
【００１１】本発明の請求項５は、請求項１記載のクイ
ックチェンジチャック脱落防止装置において、バネ鋼材
による柔軟性を有した爪付きレバーを用いることにより
スリーブをさらに旋回させることによりスプリングバッ
クを利かせ、加工中の振動による影響を受けても容易に
緩みを生じない機構に構成したことを特徴とする。
ックチェンジチャック脱落防止装置において、バネ鋼材
による柔軟性を有した爪付きレバーを用いることにより
スリーブをさらに旋回させることによりスプリングバッ
クを利かせ、加工中の振動による影響を受けても容易に
緩みを生じない機構に構成したことを特徴とする。
【００１２】本発明の請求項６は、請求項１記載のクイ
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記クイ
ックチェンジチャックの溝幅に合った帯状のバンドを嵌
め込みバックル式レバーをはね上げ固定し、引張りバネ
により緩まない機構に構成されたことを特徴とする。
ックチェンジチャック脱落防止装置において、前記クイ
ックチェンジチャックの溝幅に合った帯状のバンドを嵌
め込みバックル式レバーをはね上げ固定し、引張りバネ
により緩まない機構に構成されたことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図１は本発明の第１実施例（請求項
１乃至請求項４対応）であるクイックチェンジチャック
脱落防止装置の一部を断面で示した側面図、図２は図１
のＡ−Ａ方向からみた図である。なお、従来技術と同一
部分には同一符号を付して説明する。
参照して説明する。図１は本発明の第１実施例（請求項
１乃至請求項４対応）であるクイックチェンジチャック
脱落防止装置の一部を断面で示した側面図、図２は図１
のＡ−Ａ方向からみた図である。なお、従来技術と同一
部分には同一符号を付して説明する。
【００１４】図に示すように、本実施例のクイックチェ
ンジチャック脱落防止装置は、クイックチェンジチャッ
ク１６のブツシユ１の上方にブラッケット環１７が一個
所に割り溝１７ａが設けられたボルト１８で固定されて
いる。ブラッケット環１７の複数の位置に設けた溝部に
スプリングピン１９により爪付きレバー１４がそれぞれ
取付けられ、スプリングピン１９を基点として旋回でき
る。ブラッケット環１７の外面にはスリーブ２０が滑合
できるようブラッケット環１７の上部のインロー部１７
ｂに嵌められ、さらにこのインロー部１７ｂに設けられ
た溝１７ｃの位置に抜け止め用としてガイドボルト２１
でセットされている。なお、ブラッケット環１７はボル
ト１８で締め付けると共に、止めネジ１８ａでさらに固
く締め付けることもできる。
ンジチャック脱落防止装置は、クイックチェンジチャッ
ク１６のブツシユ１の上方にブラッケット環１７が一個
所に割り溝１７ａが設けられたボルト１８で固定されて
いる。ブラッケット環１７の複数の位置に設けた溝部に
スプリングピン１９により爪付きレバー１４がそれぞれ
取付けられ、スプリングピン１９を基点として旋回でき
る。ブラッケット環１７の外面にはスリーブ２０が滑合
できるようブラッケット環１７の上部のインロー部１７
ｂに嵌められ、さらにこのインロー部１７ｂに設けられ
た溝１７ｃの位置に抜け止め用としてガイドボルト２１
でセットされている。なお、ブラッケット環１７はボル
ト１８で締め付けると共に、止めネジ１８ａでさらに固
く締め付けることもできる。
【００１５】一方、スリーブ２０の内側の上部２０ａの
部分には図３に示すように偏心ガイド面２０ｂが左右に
設けられ、さらに下部２０ｃの部分には図４に示すよう
に図３とは逆の方向で偏心ガイド面２０ｄが設けられて
いる。この時、スリーブ２０を主軸回転方向と同一方向
に旋回させると、図１に示す爪付きレバー１４の上方背
部１４ａは図３に示す偏心ガイド面２０ｂにおいて２０
ｄの位置になり、下方背部１４ｂは図４に示す偏心ガイ
ド面２０ｄにおいて２０ｆの位置になる。この結果、爪
付きレバー１４はクイックチェンジチャック１６の遊動
溝１５より図１左側のように離れる。
部分には図３に示すように偏心ガイド面２０ｂが左右に
設けられ、さらに下部２０ｃの部分には図４に示すよう
に図３とは逆の方向で偏心ガイド面２０ｄが設けられて
いる。この時、スリーブ２０を主軸回転方向と同一方向
に旋回させると、図１に示す爪付きレバー１４の上方背
部１４ａは図３に示す偏心ガイド面２０ｂにおいて２０
ｄの位置になり、下方背部１４ｂは図４に示す偏心ガイ
ド面２０ｄにおいて２０ｆの位置になる。この結果、爪
付きレバー１４はクイックチェンジチャック１６の遊動
溝１５より図１左側のように離れる。
【００１６】クイックチェンジチャック１６に工具スリ
ーブ８を差込み、移動スリーブ４で固定した後、スリー
ブ２０を主軸回転方向と逆方向に旋回させると、偏心ガ
イド面２０ａの部分で、爪付きレバー１４の上方背部１
４ａは偏心ガイド面２０ｂにおいて２０ｇの位置とな
り、下方背部１４ｂは図４に示す偏心ガイド面２０ｄに
おいて２０ｈの位置になる。この結果、爪付きレバー１
４の下方爪部１４ｃはクイックチェンジチャックの遊動
溝１５に嵌まり込むので、これにより加工中に工具スリ
ーブと加工工具が落下することを防止できる。
ーブ８を差込み、移動スリーブ４で固定した後、スリー
ブ２０を主軸回転方向と逆方向に旋回させると、偏心ガ
イド面２０ａの部分で、爪付きレバー１４の上方背部１
４ａは偏心ガイド面２０ｂにおいて２０ｇの位置とな
り、下方背部１４ｂは図４に示す偏心ガイド面２０ｄに
おいて２０ｈの位置になる。この結果、爪付きレバー１
４の下方爪部１４ｃはクイックチェンジチャックの遊動
溝１５に嵌まり込むので、これにより加工中に工具スリ
ーブと加工工具が落下することを防止できる。
【００１７】図５は本発明の第２実施例（請求項５対
応）の要部の構成図である。図に示すように、本実施例
では、上記第１実施例の爪付きレバー１４の代りに柔軟
性を有する爪付きレバー１４Ａを用いた点が第１実施例
と異なり、その他の構成は同一であるので、同一部分に
は同一符号を付して説明する。
応）の要部の構成図である。図に示すように、本実施例
では、上記第１実施例の爪付きレバー１４の代りに柔軟
性を有する爪付きレバー１４Ａを用いた点が第１実施例
と異なり、その他の構成は同一であるので、同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【００１８】本実施例の柔軟性を有する爪付きレバー１
４Ａを採用することによりスリーブ２０をさらに増締め
すれば、クイックチェンジチャック１６の遊動溝１５か
ら爪付きレバー１４Ａの下方爪部１４ｃは離れる恐れは
ほとんど無くなる。従って、加工中の振動その他の影響
でスリーブ２０の緩みは生じないので、加工中に工具ス
リーブと加工工具が落下することを防止できる。
４Ａを採用することによりスリーブ２０をさらに増締め
すれば、クイックチェンジチャック１６の遊動溝１５か
ら爪付きレバー１４Ａの下方爪部１４ｃは離れる恐れは
ほとんど無くなる。従って、加工中の振動その他の影響
でスリーブ２０の緩みは生じないので、加工中に工具ス
リーブと加工工具が落下することを防止できる。
【００１９】図６は本発明の第３実施例（請求項６対
応）の要部であるクイックチェンジチャックの遊動溝幅
に合ったスプリング式のストッパーの構成図であり、同
図（ａ）は平面図、同図（ｂ）は側断面図である。
応）の要部であるクイックチェンジチャックの遊動溝幅
に合ったスプリング式のストッパーの構成図であり、同
図（ａ）は平面図、同図（ｂ）は側断面図である。
【００２０】図に示すように、本実施例に係るスプリン
グ式のストッパーは、図１に示すクイックチェンジチャ
ック１６の遊動溝１５に嵌込む幅ｌを有する帯状のバン
ド２１の一方にポイント２２を設け、このポイント２２
にはピン２３を介してレバー１３が取付けられている。
このレバー１３の中間位置にはピン２４を介してプール
プレート２５が引張バネ２６内に納められ、その端部２
５ａを引張バネ２６の反対側の端部に引っ掛けている。
また補助バンド２７は引張バネ２６内を通してその端部
２７ａを引張バネ２６のプールプレート２５側の端部に
引っ掛けており、他方の端部２７ｂでバンド２１に連結
されている。
グ式のストッパーは、図１に示すクイックチェンジチャ
ック１６の遊動溝１５に嵌込む幅ｌを有する帯状のバン
ド２１の一方にポイント２２を設け、このポイント２２
にはピン２３を介してレバー１３が取付けられている。
このレバー１３の中間位置にはピン２４を介してプール
プレート２５が引張バネ２６内に納められ、その端部２
５ａを引張バネ２６の反対側の端部に引っ掛けている。
また補助バンド２７は引張バネ２６内を通してその端部
２７ａを引張バネ２６のプールプレート２５側の端部に
引っ掛けており、他方の端部２７ｂでバンド２１に連結
されている。
【００２１】図７に示すように、クイックチェンジチャ
ックの遊動溝幅に合った上記実施例のスプリング式のス
トッパーを、クイックチェンジチャックの遊動溝に取付
けた状態で、レバー１３を図６で左側に引くと、バンド
２１及び補助バンド２７はクイックチェンジチャックの
遊動溝１５に固く保持される。つまり、クイックチェン
ジチャックの溝幅に合った帯状のバンドを嵌め込み、バ
ックル式レバーをはね上げ固定し、引張りバネにより緩
まない機構にしたものである。これにより加工中に工具
スリーブと加工工具が落下することを防止できる。
ックの遊動溝幅に合った上記実施例のスプリング式のス
トッパーを、クイックチェンジチャックの遊動溝に取付
けた状態で、レバー１３を図６で左側に引くと、バンド
２１及び補助バンド２７はクイックチェンジチャックの
遊動溝１５に固く保持される。つまり、クイックチェン
ジチャックの溝幅に合った帯状のバンドを嵌め込み、バ
ックル式レバーをはね上げ固定し、引張りバネにより緩
まない機構にしたものである。これにより加工中に工具
スリーブと加工工具が落下することを防止できる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明（請求項１
乃至請求項５対応）によると、クイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置を取付け、加工中の振動でクイックチェ
ンジチャックが緩み、移動スリーブが押し上げようとす
る作用が働いても遊動溝に嵌め込まれている爪付きレバ
ーが外れない限り、調整ナットの溝部から鋼球が外側に
押されることはない。この結果、加工中に工具スリーブ
と加工工具が落下することを防止できる。
乃至請求項５対応）によると、クイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置を取付け、加工中の振動でクイックチェ
ンジチャックが緩み、移動スリーブが押し上げようとす
る作用が働いても遊動溝に嵌め込まれている爪付きレバ
ーが外れない限り、調整ナットの溝部から鋼球が外側に
押されることはない。この結果、加工中に工具スリーブ
と加工工具が落下することを防止できる。
【００２３】また本発明（請求項６対応）によると、ク
イックチェンジチャックの溝幅に合った帯状のバンドを
嵌め込み、バックル式レバーをはね上げ固定し、引張り
バネにより緩まない機構とすることにより加工中に工具
スリーブと加工工具が落下することを防止できる。
イックチェンジチャックの溝幅に合った帯状のバンドを
嵌め込み、バックル式レバーをはね上げ固定し、引張り
バネにより緩まない機構とすることにより加工中に工具
スリーブと加工工具が落下することを防止できる。
【図１】本発明の第１実施例のクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置の一部を断面で示した側面図。
ク脱落防止装置の一部を断面で示した側面図。
【図２】図１のＡ−Ａ方向からみた図。
【図３】図１の偏心カム部の爪付きレバーの上部背面位
置を示す図。
置を示す図。
【図４】図３の偏心カム部の爪付きレバーの下部背面位
置を示す図。
置を示す図。
【図５】本発明の第２実施例の要部の構成図。
【図６】本発明の第３実施例の要部の構成図。
【図７】図６のクイックチェンジチャックの遊動溝幅に
合ったスプリング式のストッパーを取付けた状態を示す
図。
合ったスプリング式のストッパーを取付けた状態を示す
図。
【図８】従来のクイックチェンジチャックの側断面図。
【図９】図８のＡ−Ａ方向からみた図。
【図１０】従来のクイックチェンジチャックに取付ける
工具スリーブにドリルを差し込んだ状態を示す図。
工具スリーブにドリルを差し込んだ状態を示す図。
【図１１】従来のクイックチェンジチャックの移動スリ
ーブを主軸に同一方向に旋回して緩めた状態を示す図。
ーブを主軸に同一方向に旋回して緩めた状態を示す図。
【図１２】従来のクイックチェンジチャックを複数立型
穴あけ専用機に取付けた状態を示す図。
穴あけ専用機に取付けた状態を示す図。
１…ブッシュ、２…止めネジ、３…主軸、３ａ…主軸
端、４…移動スリーブ、５…固定ナット、６…鋼球、７
…加工工具、８…工具スリーブ、８ａ…ネジ部、９…調
整ナット、９ａ…溝部、１０…止めねじ、１１…コイル
バネ、１２…、１３…レバー、１４，１４Ａ…爪付きレ
バー、１４ａ…上方背部、１４ｂ…下方背部、１５…遊
動溝、１６，１６Ａ…クイックチェンジチャック、１７
…ブラケット環、１７ａ，１７ｂ…インロー部、１７ｃ
…溝、１８…ボルト、１８ａ…止めネジ、１９…スプリ
ングピン、２０…スリーブ、２０ａ…上部、２０ｂ，２
０ｄ…偏心ガイド面、２０ｃ…下部、２１…バンド、２
２…ポイント、２３，２４…ピン、２５…プールプレー
ト、２６…引張バネ、２７…補助バンド。
端、４…移動スリーブ、５…固定ナット、６…鋼球、７
…加工工具、８…工具スリーブ、８ａ…ネジ部、９…調
整ナット、９ａ…溝部、１０…止めねじ、１１…コイル
バネ、１２…、１３…レバー、１４，１４Ａ…爪付きレ
バー、１４ａ…上方背部、１４ｂ…下方背部、１５…遊
動溝、１６，１６Ａ…クイックチェンジチャック、１７
…ブラケット環、１７ａ，１７ｂ…インロー部、１７ｃ
…溝、１８…ボルト、１８ａ…止めネジ、１９…スプリ
ングピン、２０…スリーブ、２０ａ…上部、２０ｂ，２
０ｄ…偏心ガイド面、２０ｃ…下部、２１…バンド、２
２…ポイント、２３，２４…ピン、２５…プールプレー
ト、２６…引張バネ、２７…補助バンド。
Claims (6)
- 【請求項１】 クイックチェンジチャックを取付けた機
械加工軸の上方部位にブラッケット環を設け、左右に振
分けた位置に爪付レバーをピンで固定し、このピンを中
心に前記爪付レバーを振子状に作動させ、双方の爪が前
記クイックチェンジチャックの遊導溝に嵌まるように構
成されたことを特徴とするクイックチェンジチャック脱
落防止装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置において、前記ブラッケット環の上方部
位にスリーブを嵌め込み、棒先止めネジで抜けでないよ
うに固定すると共に、前記スリーブの内側上方と下方部
位に偏心曲線を有する滑り面を対向した方向に設けたこ
とを特徴とするクイックチェンジチャック脱落防止装
置。 - 【請求項３】 請求項２記載のクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置において、前記スリーブ内面の上方偏心
曲面を加工軸の回転方向と同じくスリーブを旋回させ、
対接する爪付レバーは中心方向に押し付けられ、前記ス
リーブ内面の下方偏心曲面は対接する爪付レバーが半径
方向に拡げられるように構成されたことを特徴とするク
イックチェンジチャック脱落防止装置。 - 【請求項４】 請求項３記載のクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置において、前記スリーブを加工軸の回転
方向と逆方向にスリーブを旋回させ、爪付レバーの下方
爪をクイックチェンジチャックの遊導溝に嵌め込むよう
に構成されたことを特徴とするクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置。 - 【請求項５】 請求項１記載のクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置において、バネ鋼材による柔軟性を有し
た爪付きレバーを用いることによりスリーブをさらに旋
回させることによりスプリングバックを利かせ、加工中
の振動による影響を受けても容易に緩みを生じない機構
に構成されたことを特徴とするクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置。 - 【請求項６】 請求項１記載のクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置において、前記クイックチェンジチャッ
クの溝幅に合った帯状のバンドを嵌め込みバックル式レ
バーをはね上げ固定し、引張りバネにより緩まない機構
に構成されたことを特徴とするクイックチェンジチャッ
ク脱落防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31957197A JPH11151604A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | クイックチェンジチャック脱落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31957197A JPH11151604A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | クイックチェンジチャック脱落防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11151604A true JPH11151604A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18111759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31957197A Pending JPH11151604A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | クイックチェンジチャック脱落防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11151604A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113601249A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-11-05 | 安徽锦恒筑家门窗科技有限公司 | 一种铝合金门窗钻孔设备 |
| CN113715047A (zh) * | 2021-09-08 | 2021-11-30 | 北京克莱明科技有限公司 | 一种电动快换夹具及快速更换工具的方法 |
-
1997
- 1997-11-20 JP JP31957197A patent/JPH11151604A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113601249A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-11-05 | 安徽锦恒筑家门窗科技有限公司 | 一种铝合金门窗钻孔设备 |
| CN113601249B (zh) * | 2021-08-25 | 2023-06-30 | 安徽锦恒筑家门窗科技有限公司 | 一种铝合金门窗钻孔设备 |
| CN113715047A (zh) * | 2021-09-08 | 2021-11-30 | 北京克莱明科技有限公司 | 一种电动快换夹具及快速更换工具的方法 |
| CN113715047B (zh) * | 2021-09-08 | 2023-03-03 | 北京克莱明科技有限公司 | 一种电动快换夹具及快速更换工具的方法 |
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