JPH11151475A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

Info

Publication number
JPH11151475A
JPH11151475A JP9335121A JP33512197A JPH11151475A JP H11151475 A JPH11151475 A JP H11151475A JP 9335121 A JP9335121 A JP 9335121A JP 33512197 A JP33512197 A JP 33512197A JP H11151475 A JPH11151475 A JP H11151475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
garbage
processing tank
discharge port
garbage disposal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9335121A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Saito
隆男 斉藤
Sachiko Fukuda
幸子 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP9335121A priority Critical patent/JPH11151475A/ja
Publication of JPH11151475A publication Critical patent/JPH11151475A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、突出部をなくして装
置自体をコンパクトにし、所望の場所に設置できるとと
もに、意匠的に良好な外観を有する生ゴミ処理装置を提
供する。 【解決手段】 上方側に形成された生ゴミ投入口と、
生ゴミを処理する処理槽と、この理槽内でモータによっ
て駆動される攪拌羽根と、処理槽の下方正面に形成され
た排出口と、この排出口の蓋体と、処理槽を少なくとも
排出口の蓋体部分を除いて被覆する化粧部材10と、を
備えた生ゴミ処理装置Sにおいて、排出口の周囲の化粧
部材を凹部形状12bとして形成し、排出口は正面側の
面12aより内部側に配置したカバー13で覆われると
共に、このカバー13の位置は正面側の面12aと同じ
面かそれより内側である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生ゴミを分解処理する生
ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生ゴミ処理装置として、
コンポスターが広く使用されている。コンポスターは、
筒状体と、筒状体の上面開口を被う蓋とから構成され、
筒状体の下面開口を地表に載置し、上面開口から筒状体
内に投入した生ゴミを土壌菌により堆肥化するものであ
るが、堆肥化の速度が遅く、処理能力に問題があった。
【0003】また、生ゴミを粉砕して脱水し、それを自
動的にゴミ袋などに投棄するものが、例えば、特開平4
−156959号公報で提案されている。しかしなが
ら、この方式においてはゴミ袋などに収納された生ゴミ
を廃棄する必要があり、廃棄処理に手間がかかるととも
に、環境保全の観点からも問題となるものであった。
【0004】それらの問題を解決するため、微生物を培
養する処理媒質を収納した処理槽内に生ゴミを廃棄し、
生ゴミを微生物により分解消滅させる生ゴミ処理装置
が、各種提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして微生物を用いた
生ゴミ処理装置においては、生ゴミと、この生ゴミを分
解させる微生物及びおがくず等を含んだ基材とを、均等
に混合させる攪拌羽根や、或いは生ゴミ処理装置の所定
位置からの検知信号を検知して、この検知信号により生
ゴミ処理装置を稼働或いは停止させるセンサや、微生物
を活性化させるために、生ゴミを処理する処理槽内を適
温に保つためのヒーター等、多様な機器を有している。
【0006】このため装置が大型化し、配設に場所をと
る上に、装置の外周に突出した部分があると、この突出
部に使用者が接触したり、この接触により装置の蓋が開
いてしまったり、また突出部があるために所望の場所に
設置できない等の問題があった。またよりすっきりとし
たデザインで、外観意匠的に良好な外観を有する生ゴミ
処理装置が望まれている。
【0007】本発明の目的は、上記不都合を解消するた
めになされたもので、突出部をなくして装置自体をコン
パクトにし、所望の場所に設置できるとともに、意匠的
に良好な外観を有する生ゴミ処理装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る生ゴミ処
理装置は、上方側に形成された生ゴミ投入口と、生ゴミ
を処理する処理槽と、該処理槽内でモータによって駆動
される攪拌羽根と、前記処理槽の下方正面に形成された
排出口と、該排出口の蓋体と、前記処理槽を少なくとも
前記排出口の蓋体部分を除いて被覆する化粧部材と、を
備えた生ゴミ処理装置において、前記排出口の周囲の化
粧部材を凹部形状として形成し、前記排出口は正面側の
面より内部側に配置したカバーで覆われると共に、該カ
バーの位置は正面側の面と同じ面かそれより内側である
ことを特徴とする。
【0009】請求項2に係る生ゴミ処理装置は、上方側
に形成された生ゴミ投入口と、生ゴミを処理する処理槽
と、該処理槽内でモータ55によって駆動される攪拌羽
根と、前記処理槽の下方側面に形成された排出口と、該
排出口の蓋体と、前記処理槽を少なくとも前記排出口の
蓋体部分を除いて被覆する化粧部材と、を備えた生ゴミ
処理装置において、前記排出口の周囲の化粧部材を凹部
形状として形成し、前記排出口は側面側の面より内部側
に配置したカバーで覆われると共に、該カバーの位置は
側面側の面と同じ面かそれより内側であることを特徴と
する。
【0010】なお、前記カバーの配設位置に対応する化
粧部材側にセンサを配置し、該センサに反応する部材を
カバー側に設け、前記センサによって生ゴミ処理装置の
電源をON・OFFさせると好適である。また、前記カ
バーは可撓性のある材質から形成され、カバーの両端側
には係止用の突起または凹部が形成され、前記化粧部材
側には前記カバーの係止用の突起または凹部に着離可能
な凹部または突起が形成され、前記カバーを可撓させる
ことで、カバーを着脱可能にすると好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る生ゴミ処理装置S
は、上方側に形成された生ゴミ投入口25と、生ゴミを
処理する処理槽20と、処理槽20内でモータ55によ
って駆動される攪拌羽根30と、処理槽20を加熱する
ヒーター60と、処理槽20の下方正面に形成された排
出口27と、排出口27の蓋体27aと、処理槽20を
少なくとも排出口27の蓋体27a部分を除いて被覆す
る化粧部材10と、を備えている。
【0012】そして本例の生ゴミ処理装置Sにおいて、
排出口27の周囲の化粧部材10を凹部形状として形成
し、排出口27は正面側の面より内部側に配置したカバ
ー13で覆われると共に、カバー13の位置は正面側の
面と同じ面かそれより内側になるように構成されてい
る。なお、排出口27が側面部に設けられているときに
おいても、同様に、排出口27の周囲の化粧部材10を
凹部形状として形成し、排出口27は側面側の面より内
部側に配置したカバー13で覆われると共に、カバー5
1の位置は側面側の面と同じ面かそれより内側になるよ
うに構成する。
【0013】また、カバー13の配設位置に対応する化
粧部材10側にセンサ40が配置され、このセンサ40
に反応する部材41がカバー13側に設けられている。
このセンサ40,41によってカバー13の開閉を検知
し、センサから送信される検知信号により生ゴミ処理装
置Sの電源をON・OFFすることができる。さらにカ
バー13は可撓性のある材質から形成され、カバー13
の両端側には係止用の突起13aまたは凹部が形成さ
れ、化粧部材10側にはカバー13の係止用の突起13
aまたは凹部に着離可能な凹部12dまたは突起が形成
されている。よって、カバー13は可撓させることによ
り、化粧部材10と着脱可能に構成される。
【0014】上記のように本発明の生ゴミ処理装置Sに
おいては、正面側に排出口27と、排出口27を覆うカ
バー13が配設されているにもかかわらず、正面側をフ
ラットにすることができ、突出部をなくして装置自体を
コンパクトにすることができ、所望の場所に設置するこ
とが可能となる。また、意匠的に良好な外観を有する生
ゴミ処理装置とすることができる。
【0015】またセンサ40,41により、カバー13
の開閉に合わせて生ゴミ処理装置の電源をON・OFF
させるので、状況に合わせて生ゴミ処理装置を制御し、
より効率的な生ゴミ処理が可能となる。また、生ゴミの
排出時に、攪拌羽根が停止するため、安全面においても
より信頼性の高い生ゴミ処理装置とすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0017】図1乃至図8は本発明に係る生ゴミ処理装
置の実施例を示すものであり、図1は生ゴミ処理装置S
の斜視図、図2はカバーを開いた状態を示す説明図、図
3は処理槽の斜視図、図4は処理槽の周囲に断熱材を配
設した状態を示す説明図、図5は図4のA−A断面図、
図6は攪拌羽根の説明図、図7は処理槽の背面側におけ
る斜視図、図8は駆動部の説明図である。
【0018】本発明に係る生ゴミ処理装置Sは、上方側
に形成された生ゴミ投入口25と、生ゴミを処理する処
理槽20と、処理槽20内でモータ55によって駆動さ
れる攪拌羽根30と、処理槽20を加熱するヒーター7
0と、処理槽20の下方正面に形成された排出口27
と、排出口27の蓋体27aと、処理槽20を少なくと
も排出口27の蓋体27a部分を除いて被覆する化粧部
材10と、を備えている。
【0019】本例の処理槽20は、底板90上に配設さ
れ、図3に示すように上方に開口する中空円筒状の筐体
であり、上部に生ゴミを投入するための投入口25が形
成されている。また処理槽20の略中央部には後述する
攪拌羽根30を取り付けるための取付孔26が形成され
ており、下方には処理物の排出口27が形成されてい
る。また底部が丸みを帯びるように形成されており、投
入された生ゴミやこの生ゴミを分解するための基材が滞
留せず、充分に攪拌されるように構成されている。
【0020】上記処理槽20は、第1の枠体21と、第
2の枠体22とが連接されることにより形成されてい
る。第1の枠体21及び第2の枠体は、耐食性材料から
なり、外縁にフランジ部28が形成されている。このフ
ランジ部28を重ね合わせてビス等により固定すること
により、第1の枠体21と第2の枠体22とが組み付け
られる。
【0021】そして処理槽20の排出口27は第1の枠
体21側に形成されており、排出口27は第1の枠体2
1に開口部を設けることにより形成されている。排出口
27は、処理槽20内で生ゴミが分解されてできた処理
物を取り出すためのものであり、処理物を取り出すとき
以外は、蓋板27aがビス等により取り付けられて遮蔽
されている。
【0022】さらに攪拌羽根30を取り付けるための取
付孔26は第1の枠体21及び第2の枠体22の両方に
形成されており、攪拌羽根30は第1の枠体21と第2
の枠体22に掛け渡され、処理槽20を貫通するように
配設されている。
【0023】そして処理槽20の処理物の排出口27は
処理槽20を開口させることにより形成されている。排
出口27は、処理槽20内で生ゴミが分解されてできた
処理物を取り出すためのものであり、処理物を取りだす
とき以外は、蓋体27aがビス等により取り付けられて
遮蔽されている。
【0024】処理槽20の外側には化粧部材10が位置
している。化粧部材10は生ゴミ処理装置Sの最も外側
に位置しており、図1に示すように蓋部11と本体12
とから構成されている。蓋部11には内側部にセンサの
受信部11dを配設するための配設部11aと、開閉可
能な蓋板11bとを備えている。
【0025】蓋板11bは処理槽20の投入口25の蓋
として構成されるものであり、処理槽20の投入口25
上部に投入口25の位置と一致するように配設されてい
る。そして蓋板11bを開けて、投入口25から処理槽
20内に生ゴミを投入し、またこの蓋板11bを閉める
ことにより投入口25を遮蔽するように構成されてい
る。
【0026】本体12は処理槽20を覆っており正面中
央部には処理槽20に形成された排出口27が露出する
ように開口部12cが形成されている。また本体12の
正面12aは、処理槽20内で分解された生ゴミの処理
物を取り出すための排出口27を覆うカバー13が配設
されている。そして本体12には図2で示すようにこの
カバー13を配設するための凹状部12bが、排出口2
7の周囲において形成されている。
【0027】また本体12の正面には、処理槽20内で
分解された生ゴミの処理物を取り出すための排出口27
を覆うカバー13が配設されている。そして本体12に
は、図2で示すように、このカバー13を配設するため
の凹状部12bが排出口27の周囲において形成されて
いる。
【0028】そしてカバー13を排出口27を覆って凹
状部12bへ配設するが、このときカバー13は正面側
の面12aと同じ面かそれより内側になるように位置す
るように構成される。またカバー13に覆われる処理槽
20における、排出口27上部には、センサ40が配置
され、このセンサ40に反応する部材41がカバー13
に設けられている。このセンサ40とセンサに反応する
部材41によって、生ゴミ処理装置Sの電源をON・O
FFすることができる。
【0029】即ちセンサ40と部材41がカバー13が
開いたことを検知すると、この検知信号が受信部11d
に送信され、生ゴミ処理装置Sの図示しないスイッチが
OFFとなり、生ゴミ処理装置Sの稼働が停止される。
そしてカバー13を閉めたときにも、センサ40と部材
41により検知信号が送信され、生ゴミ処理装置Sのス
イッチがONとなり、再び稼働する。なお、このセンサ
は生ゴミの投入口25の蓋板41bにもセンサ11cと
して設け、蓋板11bの開閉に合わせて生ゴミ処理装置
Sを制御することができるように構成しても良い。
【0030】次にカバー13の取り付け及び取り外しに
ついて説明する。カバー13は可撓性のある材質から形
成され、カバー13の両端側には係止用の突起13a,
13bが形成され、化粧部材10の本体12側にはカバ
ー13の係止用の突起13a,13bに着離可能な凹部
12d,12eが形成されている。
【0031】そして図1に示す状態からカバー13を取
り外すには、カバー13を撓ませ、本体12側の凹部1
2dからカバー13の突起13aを外し、また本体12
の凹部12eからカバー13の突起13bを外し、カバ
ー13を手前へ向けて倒すことにより、カバー13を化
粧部材10から取り外すことができる。
【0032】またカバー13を化粧部材10に取り付け
るときは上記と逆の動作により行うことができる。即
ち、カバー13を撓ませ、本体12側の凹部12dへカ
バー13の突起13aを取り付け、また本体12の凹部
12eへカバー13の突起13bを取り付け、カバー1
3を化粧部材10側へ押しつけることにより、カバー1
3を化粧部材10へ取り付けることができる。
【0033】なお、本発明においては、カバー13に突
起13a,13bを形成し、本体12側に凹部12d,
12eを形成した例を示したがこれに限らず、本体12
とカバー13が係合可能な構成で有れば良く、本体12
側に凸部を形成し、カバー13側に凹部を形成しても良
い。
【0034】上記のように本発明の生ゴミ処理装置Sに
おいては、正面側に排出口27と、排出口27を覆うカ
バー13が配設されているが、カバー13は本体12の
凹状部12bに配設され、本体12の正面側の面12a
と同じ面か、それより内側になるように位置しているの
で、正面側をフラットにすることができる。このように
突出部をなくしてコンパクトな構成とし、生ゴミ処理装
置Sを所望の位置に設置することが可能となる。またす
っきりとしたデザインで意匠的に良好な外観を有する生
ゴミ処理装置とすることができる。
【0035】なお、上記実施例では排出口が生ゴミ処理
装置の正面に形成されている例を示したが、排出口が側
面側に位置している場合においても、上記実施例と同様
に、化粧部材側面に凹状部を形成し、排出口を覆うカバ
ーをこの凹状部に配置し、カバーが側面と同じ高さかそ
れより内側に位置するようにして、側面側をフラットな
形状にすることができる。
【0036】なお図4に示すように、上記処理槽20と
化粧部材10との間に発泡スチロールやウレタン等の発
泡材からなる断熱材60を配設し、処理槽20を断熱材
60により外側を覆う構成とすることにより、生ゴミ処
理装置を屋外に配設していても、外気の温度による影響
を受けにくくすることができ、処理槽内の温度を微生物
の活性化する適温に維持することができる。なお、断熱
材60を複数個形成して、各断熱材によって処理槽20
の第1の枠体21及び第2の枠体22を被覆する構成と
することにより、処理槽20との組付けを容易にするこ
とができ好適である。
【0037】さらに上記構成において、断熱材60の側
部における内側面に、長手方向に凹溝を形成し、断熱材
と、処理槽20とを密着して組み付けることにより、断
熱材と、処理槽20との間に凹溝による通路が形成し、
この通路による処理槽内の換気を行うことができる。
【0037】処理槽20内において換気を行うために
は、図3に示すように第2の枠体22の側部の上部に流
入口23を形成し、この流入口と投入口25を挟んで反
対側に位置する側に排気口24を形成する。そして流入
口へはファン23aを取り付ける。ファン23aは生ゴ
ミ処理装置Sの作動及び停止にかかわらず、常に稼働す
るように構成されている。また、底板90に、外部に連
通する吸気口91及び排気口92を形成する。
【0038】そして図4に示すように、断熱材60と処
理槽20との間において形成される通路を、処理槽20
へ空気を取り入れるための吸気流通路60aと、処理槽
20から空気を排出するための排気流通路60bとし、
吸気流通路60aの一方の端部を処理槽20の流入口2
3と連通させ、他方の端部を底板90の吸気口91と連
通させる。また排気流通路60bの一方の端部を処理槽
20の排気口24と連通させ、他方の端部を底板90の
排気口92と連通させる。
【0039】上記空気流通路を使用した処理槽20の換
気方法は次のとおりである。まずファン23aが稼働す
ることにより、吸気口91から外気が取り込まれ、吸気
流通路60aを介して処理槽20内へ空気が送り込まれ
る。また処理槽20内から排出される空気は、処理槽2
0の排気口24から排気され、排気流通路60bを通っ
て底板11の排気口92から外部へ排出される。
【0040】このように処理槽20内に入った生ゴミ及
び基材を、次述する攪拌羽根30により外気の導入と共
に充分に攪拌するため、好気性のバクテリア等、生ゴミ
を分解する微生物は充分な外気によって活性化される。
さらに、図5に示すように、上記空気の流通路60a,
60bの他に通路60cを形成することにより、この通
路へ、生ゴミ処理装置Sにおける各種コードからなるハ
ーネス80を通して、処理槽20と断熱材60との間で
固定することができる。
【0041】生ゴミ処理装置Sの処理槽20内には攪拌
羽根30が配設されている。攪拌羽根30は回転軸31
と、回転軸31に配設された攪拌棒32とから構成され
ている。攪拌棒32は丸棒形状であり、一端部を回転軸
31に固定して取り付けられている。また攪拌棒32は
回転軸に等角度で螺旋階段状に配設されている。具体的
には、70度から80度の間であれば良く、より好まし
くは72度である。さらに攪拌棒32は回転軸31にお
いて、等間隔Lに配設されている。具体的にはL=50
mmから70mmの間隔とすれば良いが、L=60mm
とすれば、処理槽20内の生ゴミ及び基材をより均等に
攪拌することができ、より好適である。
【0042】攪拌羽根30は、回転軸31の端部31a
を処理槽20の取付孔26に係合させることにより処理
槽20を貫通するようにして、回転自在に配設されてい
る。攪拌羽根30は、後述するモータ55より回転駆動
されて、処理槽20内に投入される生ゴミと、この生ゴ
ミを分解するための基材とを攪拌して混合させる。
【0043】なお、攪拌棒32のうち、回転軸31の両
端に位置する攪拌棒32には羽根部32aが小ねじによ
って取り付けられている。羽根部32aは処理槽20の
内側から4mm乃至6mmの範囲の間隔で位置するよう
に配設されると、処理槽20の内壁に付着した生ゴミや
基材をかき取ることができ、好適である。
【0044】上記攪拌羽根30を駆動するモータ55
は、駆動部50に配設されている。駆動部50は、図5
に示すように、処理槽20の背面側において配設されて
いる。図6に示すように、駆動部50を構成するモータ
55の出力軸には、減速装置を介して配設されたスプロ
ケット51が取り付けられており、前記攪拌羽根30の
回転軸31に取り付けられたスプロケット52との間に
チェーン53が架設され、モータ55の回転により回転
軸31を回転させ、攪拌羽根30を駆動するように構成
されている。
【0045】また処理槽20にはヒーター60が取り付
けられている。ヒーター60は、処理槽20内を、微生
物が活性化する温度に維持するためのものであり、例え
ば可撓性を有する面状発熱体が用いられている。ヒータ
ー60は処理槽20の底部に貼着されて、広い面積で底
部に沿うようにして配設されている。
【0046】次に、上記構成からなる生ゴミ処理装置の
動作について説明する。先ず、生ゴミを処理槽20に基
材と共に投入する。基材には生ゴミを分解するバクテリ
アや、おがくず等が含まれている。本例のバクテリアは
好気性のものを使用している。この好気性のバクテリア
は公知のものを使用することができ、例えば土壌菌等
は、一例である。この基材は適宜補充される。
【0047】そして、図示しないスイッチを投入する
と、モータ55が駆動されて、減速装置を介してスプロ
ケット51が回動され、チェーン53を介して回転軸3
1のスプロケット52が回動する。これにより攪拌羽根
30の回転軸31が回転し、回転軸31と一体となった
攪拌棒32が回転して、処理槽20内の生ゴミが基材と
共に攪拌される。なお、チェーン53にチェーンテンシ
ョナー54を配設し、チェーンの張力を調整し、チェー
ンの振動を防止するように構成すると好適である。
【0048】なお、本発明の生ゴミ処理装置の攪拌装置
は、所定の時間毎に駆動され、停止される。例えば本例
では、回転数を毎分2回転の回転速度とし、インターバ
ルについては、10分間(8分〜12分)作動後、50
分間(45分〜55分)停止するものとする。そして投
入口や排出口が開放された場合には、直ちに駆動が停止
される。
【0049】そして投入口や排出口を閉じた場合には、
10分間の駆動中、あるいは50分の停止時間中であっ
ても、新たに10分駆動させる。そして、10分の駆動
後に、新たに50分停止させる。これは、上記のように
投入口が開口する場合には、新たな生ゴミが投入される
場合が多いこと、外気に触れること、から処理するため
に攪拌が必要であること、温度を均一にすること等によ
る。
【0050】また、ヒーター70が、外気温が15℃以
下の場合に作動する。このため、図示しない外気温度の
検出のための温度センサが設けられている。なお、本例
の生ゴミ処理装置に、電源ランプを形成した構成として
も良い。電源ランプは、通常の通電状態では常時点灯し
ている。この点灯は、常時には駆動状態を示すグリーン
のランプ(発光ダイオード等で構成)が点灯しており、
投入口や排出口の開放、異常状態(駆動系の故障)等の
場合には赤いランプ(発光ダイオード等で構成)表示と
なるように構成される。
【0051】なお、生ゴミ処理装置をベランダ等の屋外
に配設する場合がある。このとき、生ごみ処理装置を稼
働させるために必要な電気を、エアコンの室外機の主電
源、あるいは主電源から分岐させたコンセントから供給
する構成とすることにより、電源供給に伴い室内扉を開
けることなく、外気による室内環境の悪化を防ぐことが
できる。即ち生ゴミ処理装置のプラグを、エアコンの室
外機に電源を供給するためのコンセントへ差し込んで給
電する。或いはエアコンの室外機にコンセントを形成
し、このコンセントから給電する。このとき例えば室外
機が100vでない場合(200vのことがある)は、
エアコンの電圧を変圧して、生ゴミ処理装置で使用する
所定電圧に変圧する。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る生ゴミ処理
装置では、生ゴミを分解した処理物の排出口を覆うカバ
ーを装置表面の化粧部材と同じ面かそれより内側に位置
するように構成されているので、生ゴミ処理装置の外周
面から突出する部分がなく、装置をコンパクトにするこ
とができ、所望の場所への設置が可能となる。またすっ
きりとしたデザインで、意匠的に良好な外観を呈するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理装置の斜視図である。
【図2】カバーを開いた状態を示す説明図である。
【図3】処理槽の斜視図である。
【図4】処理槽の周囲に断熱材を配設した状態を示す説
明図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】攪拌羽根の説明図である。
【図7】処理槽の背面側における斜視図である。
【図8】駆動部の説明図である。
【符号の説明】
10 化粧部材 11 蓋部 12 本体 13 カバー 20 処理槽 21 第1の枠体 22 第2の枠体 25 投入口 26 取付孔 27 排出口 28 フランジ部 30 攪拌羽根 31 回転軸 32 攪拌棒 40 センサ 50 駆動部 60 断熱材 70 ヒーター 80 ハーネス 90 底板 S 生ゴミ処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方側に形成された生ゴミ投入口と、生
    ゴミを処理する処理槽と、該処理槽内でモータによって
    駆動される攪拌羽根と、前記処理槽の下方正面に形成さ
    れた排出口と、該排出口の蓋体と、前記処理槽を少なく
    とも前記排出口の蓋体部分を除いて被覆する化粧部材
    と、を備えた生ゴミ処理装置において、 前記排出口の周囲の化粧部材を凹部形状として形成し、
    前記排出口は正面側の面より内部側に配置したカバーで
    覆われると共に、該カバーの位置は正面側の面と同じ面
    かそれより内側であることを特徴とする生ゴミ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上方側に形成された生ゴミ投入口と、生
    ゴミを処理する処理槽と、該処理槽内でモータによって
    駆動される攪拌羽根と、前記処理槽の下方側面に形成さ
    れた排出口と、該排出口の蓋体と、前記処理槽を少なく
    とも前記排出口の蓋体部分を除いて被覆する化粧部材
    と、を備えた生ゴミ処理装置において、 前記排出口の周囲の化粧部材を凹部形状として形成し、
    前記排出口は側面側の面より内部側に配置したカバーで
    覆われると共に、該カバーの位置は側面側の面と同じ面
    かそれより内側であることを特徴とする生ゴミ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カバーの配設位置に対応する化粧部
    材側にセンサを配置し、該センサに反応する部材をカバ
    ー側に設け、前記センサによって生ゴミ処理装置の電源
    をON・OFFさせたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記カバーは可撓性のある材質から形成
    され、カバーの両端側には係止用の突起または凹部が形
    成され、前記化粧部材側には前記カバーの係止用の突起
    または凹部に着離可能な凹部または突起が形成され、前
    記カバーを可撓させることで、カバーを着脱可能にした
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の生ゴミ
    処理装置。
JP9335121A 1997-11-19 1997-11-19 生ゴミ処理装置 Pending JPH11151475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9335121A JPH11151475A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 生ゴミ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9335121A JPH11151475A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 生ゴミ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11151475A true JPH11151475A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18285014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9335121A Pending JPH11151475A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 生ゴミ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11151475A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11151475A (ja) 生ゴミ処理装置
JPH11151473A (ja) 生ゴミ処理装置の攪拌装置
JPH11151472A (ja) 生ゴミ処理装置
JPH11151477A (ja) 生ゴミ処理装置の電源装置
JPH11151476A (ja) 生ゴミ処理装置
JP3316294B2 (ja) 有機物処理装置
JP2002028625A (ja) 生ゴミ処理装置
KR200155148Y1 (ko) 간이 음식물쓰레기 처리장치
JP3071071B2 (ja) 厨芥処理装置
JP2002346529A (ja) 生ごみ処理機及び生ごみ処理機の攪拌制御方法
JP2002346530A (ja) 生ごみ処理機
JPH11342380A (ja) 生ゴミ処理装置
JP3778693B2 (ja) 有機物処理装置
JPH091115A (ja) 生ゴミ処理装置
JP2002239503A (ja) 有機物処理装置
JP2001239237A (ja) 有機物処理装置
JPH0929215A (ja) 生ゴミ処理装置における排出口用蓋体
JPH09117740A (ja) 生ゴミ処理装置
JP2002346531A (ja) 生ごみ処理機
JPH09314113A (ja) 生ごみ処理装置
JPH1157662A (ja) 有機物処理装置
JPH0938624A (ja) 微生物分解方式の生ゴミ処理装置
KR19990028131U (ko) 음식물쓰레기 처리기의 배출도어 장,탈착구조
JPH0910735A (ja) 生ゴミ処理装置
JPH07171545A (ja) 有機物処理装置