JPH11151201A - 内視鏡の可撓管 - Google Patents

内視鏡の可撓管

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Publication number
JPH11151201A
JPH11151201A JP9320205A JP32020597A JPH11151201A JP H11151201 A JPH11151201 A JP H11151201A JP 9320205 A JP9320205 A JP 9320205A JP 32020597 A JP32020597 A JP 32020597A JP H11151201 A JPH11151201 A JP H11151201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
flexible
flexible tube
endoscope
lumen
Prior art date
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Pending
Application number
JP9320205A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sugiyama
章 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9320205A priority Critical patent/JPH11151201A/ja
Publication of JPH11151201A publication Critical patent/JPH11151201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチルーメンチューブと筒状可撓管との連結
部が高い耐久性を有する内視鏡の可撓管を提供するこ
と。 【解決手段】可撓性のある柔軟な棒状部材に複数の貫通
孔が軸線と平行方向に穿設されたマルチルーメンチュー
ブ1と、可撓性のある筒状可撓管2とを連結部材31に
よって連結して構成された内視鏡の可撓管において、マ
ルチルーメンチューブ1の外周面に凹部15を形成し、
連結部材31の一部35分を凹部15に嵌め込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチルーメン
チューブと筒状可撓管とを連結して形成された内視鏡の
可撓管に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の挿入部可撓管は、一般には、螺
旋管の外周に網状管を被覆して、さらにその外周に可撓
性外皮を被覆した三重構造の筒状可撓管によって構成さ
れている。
【0003】しかし、挿入部可撓管の外径をできるだけ
細く形成しようとする場合には、可撓性のある柔軟な棒
状部材に複数の貫通孔が軸線と平行方向に穿設されたい
わゆるマルチルーメンチューブが用いられる。ただし、
マルチルーメンチューブは追従性に難があるので、長く
なると挿入性等に問題が生じる。
【0004】そこで、例えば親子式内視鏡のベビースコ
ープ等の場合には、挿入部可撓管の先端寄りの部分だけ
をマルチルーメンチューブで形成して、手元側の筒状可
撓管と連結している。
【0005】そのようなマルチルーメンチューブと筒状
可撓管との連結部には、金属製の環状の連結部材が介挿
されていて、マルチルーメンチューブと連結部材とはそ
こで単に接着剤で固定されて連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
マルチルーメンチューブと連結部材とが単に接着剤で固
定されて連結されている構造では、連結部に回転トルク
がかかると接着剤が剥がれて、内部に水が侵入する水漏
れ故障が発生したり、連結部が外れてしまう故障が発生
していた。
【0007】そこで本発明は、マルチルーメンチューブ
と筒状可撓管との連結部が高い耐久性を有する内視鏡の
可撓管を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の可撓管は、可撓性のある柔軟な棒
状部材に複数の貫通孔が軸線と平行方向に穿設されたマ
ルチルーメンチューブと、可撓性のある筒状可撓管とを
連結部材によって連結して構成された内視鏡の可撓管に
おいて、上記マルチルーメンチューブの外周面に凹部を
形成し、上記連結部材の一部分を上記凹部に嵌め込んだ
ことを特徴とする。
【0009】なお、上記凹部が形成されている付近にお
いて、上記連結部分の外周面に熱収縮チューブが被覆さ
れ、上記熱収縮チューブとその内側に面する部材との間
に接着剤が充填されているとよい。その場合、上記熱収
縮チューブを収縮させるための加熱温度では上記マルチ
ルーメンチューブが熱変形しないようにするとよい。
【0010】また、上記連結部材が環状の部材であり、
上記マルチルーメンチューブの凹部に嵌まり込む部材が
上記環状の部材の端部から突出形成されていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図4は、内視鏡の全体構成を示してお
り、挿入部可撓管はあらゆる方向に曲げることができる
可撓性を有しており、先端寄りの部分が柔軟で細いマル
チルーメンチューブ1によって形成され、手元側寄りの
部分がマルチルーメンチューブ1より太くて腰の強い筒
状可撓管2によって形成されて、そのマルチルーメンチ
ューブ1と筒状可撓管2とが連結部3において連結され
た構成になっている。
【0012】そして、マルチルーメンチューブ1の先端
には、対物光学系等を内蔵した先端部本体4が連結さ
れ、筒状可撓管2の基端には操作部5が連結されてい
て、接眼レンズを内蔵した接眼部6が操作部5に突設さ
れている。
【0013】図1は、マルチルーメンチューブ1と筒状
可撓管2との連結部付近を示している。筒状可撓管2
は、金属帯材を一定の径で螺旋状に巻いた、巻き方向の
異なる二重の螺旋管21,22を内側に配置して、その
外面に金属細線又は非金属細線を編組した網状管23を
被覆し、さらにその外面にポリウレタン樹脂チューブ等
からなる可撓性外皮24を被覆して形成されている。
【0014】一方、マルチルーメンチューブ1は、弾力
性と可撓性のある柔軟な棒状部材に複数の貫通孔11,
12…が軸線と平行方向に穿設されたものであり、その
材料としては例えばシリコンゴム等を用いることができ
る。
【0015】そして、II−II断面を示す図2にも示され
るように、第1の貫通孔11内にはイメージガイドファ
イババンドル50が挿通され、第2の貫通孔12は処置
具挿通孔として用いられ、第3と第4の貫通孔13,1
4内には照明用ライトガイドファイババンドルが挿通さ
れている。
【0016】53は、筒状可撓管2内に挿通された可撓
性チューブからなる処置具挿通チャンネルであり、マル
チルーメンチューブ1の処置具挿通用貫通孔12の後端
部に、接続管32を介して接続されている。
【0017】31は、筒状可撓管2とマルチルーメンチ
ューブ1とを連結するための例えばステンレス鋼によっ
て形成された筒状の連結環であり、その一端側の外周面
に筒状可撓管2の螺旋管21,22が半田付け固定され
ている。
【0018】連結環31の後半部の外周面には、可撓性
外皮24の先端部分が被覆されて接着されている。ま
た、連結環31の他端側の内周面には、マルチルーメン
チューブ1の端部が接合されている。
【0019】マルチルーメンチューブ1の外周面には、
連結環31の端部に隣接する位置に、III−III断面を示
す図3にも示されるような凹部15が形成されている。
そして、その凹部15に嵌まり込んで係合する係合爪3
5が、連結環31の端部から突出して形成されている。
したがって、連結部3にかかる回転トルク及び軸線方向
の力が、係合爪35と凹部15の係合部によって機械的
に受け止められる。
【0020】連結環31の外径寸法とマルチルーメンチ
ューブ1との外径寸法には差があるので、両者の外表面
の間には段差があるが、その両方にまたがって、熱収縮
チューブ33が収縮した状態で密着被覆されている。
【0021】その結果、連結部3におけるマルチルーメ
ンチューブ1等の変形強度が補強されている。また、可
撓性外皮24の端部と熱収縮チューブ33の端部とは、
ほぼ段差のない状態で隣接している。
【0022】熱収縮チューブ33とマルチルーメンチュ
ーブ1の各材質は、熱収縮チューブ33を収縮させるた
めの加熱温度がマルチルーメンチューブ1の熱変形温度
を越えないように考慮して選択されている。したがっ
て、熱収縮チューブ33を収縮させる工程の際に、マル
チルーメンチューブ1が熱変形をしない。
【0023】また、熱収縮チューブ33の内周面は、全
面にわたって連結環31とマルチルーメンチューブ1の
外周面に接着されている。熱収縮チューブ33の内面と
マルチルーメンチューブ1の外面との間に生じる隙間3
9にも、接着剤が充填されている。その結果、優れた水
密性が確保されている。図1には、太線によって接着部
が示されている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、マルチルーメンチュー
ブと筒状可撓管との連結部において、マルチルーメンチ
ューブの外周面に形成した凹部に連結部材の一部を嵌め
込んだことにより、マルチルーメンチューブと筒状可撓
管との連結部が回転トルク及び軸線方向の力に対して高
い耐久性を有し、極細内視鏡等の寿命を大幅に延ばすこ
とができる。
【0025】そして、連結部分の外周面に熱収縮チュー
ブを被覆することにより、連結部の変形強度が向上し、
熱収縮チューブとその内側に面する部材との間に接着剤
を充填することにより、優れた水密性を得ることができ
る。また、熱収縮チューブを収縮させるための加熱温度
ではマルチルーメンチューブが熱変形しないようにし
て、組み立て作業の歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡の可撓管の連結部
付近の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態のII−II断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のIII−III断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の内視鏡の全体構成を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 マルチルーメンチューブ 2 筒状可撓管 3 連結部 15 凹部 31 連結環 35 係合爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性のある柔軟な棒状部材に複数の貫通
    孔が軸線と平行方向に穿設されたマルチルーメンチュー
    ブと、可撓性のある筒状可撓管とを連結部材によって連
    結して構成された内視鏡の可撓管において、 上記マルチルーメンチューブの外周面に凹部を形成し、
    上記連結部材の一部分を上記凹部に嵌め込んだことを特
    徴とする内視鏡の可撓管。
  2. 【請求項2】上記凹部が形成されている付近において、
    上記連結部分の外周面に熱収縮チューブが被覆され、上
    記熱収縮チューブとその内側に面する部材との間に接着
    剤が充填されている請求項1記載の内視鏡の可撓管。
  3. 【請求項3】上記熱収縮チューブを収縮させるための加
    熱温度では上記マルチルーメンチューブが熱変形しない
    請求項2記載の内視鏡の可撓管。
  4. 【請求項4】上記連結部材が環状の部材であり、上記マ
    ルチルーメンチューブの凹部に嵌まり込む部材が上記環
    状の部材の端部から突出形成されている請求項1、2又
    は3記載の内視鏡の可撓管。
JP9320205A 1997-11-21 1997-11-21 内視鏡の可撓管 Pending JPH11151201A (ja)

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