JPH11150197A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

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JPH11150197A
JPH11150197A JP9318789A JP31878997A JPH11150197A JP H11150197 A JPH11150197 A JP H11150197A JP 9318789 A JP9318789 A JP 9318789A JP 31878997 A JP31878997 A JP 31878997A JP H11150197 A JPH11150197 A JP H11150197A
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JP
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film
oxide film
polysilicon film
polysilicon
floating gate
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JP9318789A
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Yutaka Yamada
裕 山田
Shoji Sakamura
正二 坂村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性半導体記憶装置のデータの書き換え
寿命の向上を図る。 【解決手段】 半導体基板1上のゲート酸化膜2上に形
成されたポリシリコン膜3を開口部7を有するシリコン
窒化膜4をマスクにして選択酸化して選択酸化膜を形成
し、該選択酸化膜をマスクにして前記ポリシリコン膜3
をエッチングして成るフローティングゲートを形成する
際に、前記シリコン窒化膜4の開口部7を被覆するよう
に該開口部7下の前記ポリシリコン膜3上に化学気相成
長法によりCVD酸化膜8を堆積させた後に、該CVD
酸化膜8とポリシリコン膜3との界面にヒ素イオンを注
入した状態で、前記シリコン窒化膜4をマスクにして前
記CVD酸化膜8下の前記ポリシリコン膜3を選択酸化
することで、選択酸化膜を増速酸化させてフローティン
グゲートの尖鋭部をより尖鋭とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置の製造方法に関し、更に詳しく言えば、スプリッ
トゲート型のフラッシュメモリにおけるデータの書き換
え特性の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で、従来例に係わる不揮発性半導体
記憶装置であるスプリットゲート型フラッシュメモリの
製造方法について図面を参照しながら説明する。このス
プリットゲート型フラッシュメモリは、図20に示すよ
うにコントロールゲート59がトンネル酸化膜58を介
してフローティングゲート57の上部から側部にかけて
形成されて成るフラッシュメモリである。
【0003】これを作成するには、先ず、図16に示す
ように半導体基板51上にSiO2膜から成るゲート酸
化膜52、ポリシリコン膜53及び開口部55を有する
耐酸化性膜としてのシリコン窒化膜(SiN膜)54を
順次形成し、該シリコン窒化膜54をマスクにしてLO
COS(Local Oxidation of Silicon)法により熱酸化
することで前記開口部55位置の前記ポリシリコン膜5
3上に選択酸化膜56を形成する(図17参照)。
【0004】次に、前記選択酸化膜56をマスクにして
ポリシリコン膜53をエッチングして除去し、図18に
示すようにフローティングゲート57を形成する。続い
て、前記絶縁膜52をフッ酸系のエッチング液で等方性
エッチングしてフローティングゲート直下にのみ残存す
るか、または該絶縁膜52を基板上にも薄く残存させる
ようにエッチングして除去した後に、図19に示すよう
に全面に化学気相成長(CVD)法により堆積されるC
VD酸化膜と、表面を熱酸化することにより形成される
熱酸化膜から成るトンネル酸化膜58を形成する。そし
て、トンネル酸化膜58の上にポリシリコン膜を形成し
てフローティングゲート57の上部から側部にかけて残
存するようにパターニングしてコントロールゲート59
を形成し、こうして形成されたフローティングゲート5
7及びコントロールゲート59をマスクにして、不純物
を半導体基板51上に注入してソース・ドレイン拡散領
域60、61を形成する。これにより、図20に示すよ
うなスプリットゲート型のフラッシュメモリが形成され
る。
【0005】そして、前述したスプリットゲート型のフ
ラッシュメモリにおいて、書き込み対象のメモリセル
(以下、選択セルと称する。)のトランジスタをONさ
せて、電子をフローティングゲート57に注入すること
によりプログラムの書き込みを行っていた。また、図1
8の一点鎖線で囲まれた部分に示すようにフローティン
グゲート57上面の角部には、前述した図17に示した
ポリシリコン膜53を熱酸化させて該ポリシリコン膜5
3上に選択酸化膜56を形成することで、当該角部に鋭
角な尖鋭部57Aが形成されている。
【0006】そして、この鋭角に形成された尖鋭部57
A部分では電界集中が発生し易くなり、これによりフロ
ーティングゲート57からコントロールゲート59へ電
子を抜く際の消去特性を向上させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によると、
電子の消去特性を向上させるためフローティングゲート
57の角部に鋭角な尖鋭部57Aを形成するためにLO
COS(Local Oxidation of Silicon)法によりポリシ
リコン膜上を選択酸化させている。
【0008】このとき、図17等に示すように後にフロ
ーティングゲート57となる前記ポリシリコン膜53の
表面は、不均一なギザギザした凹凸(図21に示すフロ
ーティングゲート57の概略斜視図の凸部57B参照)
が形成されている。このような不均一なギザギザした凸
部57Bが形成される原因として、例えば選択酸化膜5
6が形成される際にポリシリコン膜53の隣り合うグレ
イン粒とグレイン粒の間に沿って形成され易く、そのよ
うな隙間のある領域では選択酸化膜56の終端が延びる
という性質からグレイン粒の並び具合に影響されると考
えられる。
【0009】このようにポリシリコン膜53の表面に不
均一なギザギザした凸部57Bが形成されていると、フ
ローティングゲート57を形成した際に、図21に示す
ように該フローティングゲート57の尖鋭部57Aの周
縁部にも不均一なギザギザした凸部57Bができてしま
う。ここで、消去動作時について図22を基に説明する
と、例えば、コントロールゲート59の電圧(VCG)が
14V、ソース電圧(VS )が0V、ドレイン電圧(V
D )が0Vに設定されることで、フローティングゲート
57に蓄積されたデータ(電子)をコントロールゲート
59に引き抜いてデータの消去が行われる。即ち、当該
フラッシュメモリは、フローティングゲート57とドレ
イン領域60の間の静電容量と、コントロールゲート5
9とフローティングゲート57の間の静電容量とを比べ
ると、前者の方が圧倒的に大きくなる構造となってお
り、前述したようにコントロールゲート電圧(VCG)が
14Vで、ドレイン電圧(VD )が0Vの場合、コント
ロールゲート59とフローティングゲート57間に高電
界が発生する。その結果、ファウラー−ノルドハイム・
トンネル電流(Fowler-Nordheim Tunnel Current、F−
Nトンネル電流という。)が流れ、フローティングゲー
ト57の中の電子がコントロールゲート59側に引き抜
かれて(図22の矢印A参照)、データの消去が行われ
る。
【0010】そして、この消去動作時に、前述したよう
にフローティングゲート57の尖鋭部57Aに不均一な
凸部57Bが形成されていると、この凸部57B内で特
に尖鋭な部分に電界が集中することになり、データの消
去動作時には常時、数ヶ所の同じ凸部57Bを介してフ
ローティングゲート57内の電子がコントロールゲート
59に引き抜かれることになる。
【0011】そのため、通常数万回から数十万回、更に
は数百万回のデータの書き換え要求に対処することを考
えると、前述したような尖鋭部57Aの、ある数ヶ所の
凸部57Bからのみの一局集中的な消去構造では、デー
タの書き換え寿命の向上を図ることができない。従っ
て、本発明では前述したような尖鋭部をより尖鋭に形成
すると共に、該尖鋭部の、ある数ヶ所の凸部からのみの
一局集中的な消去構造に代えて、比較的均一な尖鋭部を
形成することで、データの書き換え寿命の向上を可能と
する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は半導体
基板1上のゲート酸化膜2上に形成されたポリシリコン
膜3を開口部7を有するシリコン窒化膜4をマスクにし
て選択酸化して選択酸化膜10を形成し、該選択酸化膜
10をマスクにして前記ポリシリコン膜3をエッチング
して成るフローティングゲート11を有する不揮発性半
導体記憶装置の製造方法において、前記シリコン窒化膜
4の開口部7を被覆するように該開口部7下の前記ポリ
シリコン膜3上に化学気相成長法によりCVD酸化膜8
を堆積させた後に、該CVD酸化膜8とポリシリコン膜
3との界面にヒ素イオンを注入した状態で、前記シリコ
ン窒化膜4をマスクにして前記CVD酸化膜8下の前記
ポリシリコン膜3を選択酸化して選択酸化膜10を形成
する。続いて、前記CVD酸化膜8及びシリコン窒化膜
4を除去した後に、前記選択酸化膜10をマスクにして
前記ポリシリコン膜3をエッチングして尖鋭部11Aを
有するフローティングゲート11を形成するものであ
る。
【0013】また、本発明は半導体基板1上のゲート酸
化膜2上に形成されたポリシリコン膜3を開口部16を
有するシリコン窒化膜4をマスクにして選択酸化して選
択酸化膜20を形成し、該選択酸化膜20をマスクにし
て前記ポリシリコン膜3をエッチングして成るフローテ
ィングゲート21を有する不揮発性半導体記憶装置の製
造方法において、前記シリコン窒化膜4に開口部16を
形成する際にポリシリコン膜3をオーバーエッチさせて
ポリシリコン膜3にオーバーエッチ部17を形成する。
次に、前記開口部16を被覆するように該開口部16下
の前記ポリシリコン膜3上に化学気相成長法によりCV
D酸化膜18を堆積させた後に、該CVD酸化膜18と
ポリシリコン膜3との界面にヒ素イオンを注入した状態
で、前記シリコン窒化膜4をマスクにして前記CVD酸
化膜18下の前記ポリシリコン膜3を選択酸化して選択
酸化膜20を形成する。続いて、前記CVD酸化膜18
及びシリコン窒化膜4を除去した後に、前記選択酸化膜
20をマスクにして前記ポリシリコン膜3をエッチング
して尖鋭部21Aを有するフローティングゲート21を
形成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法の一実施の形態について説明する。本
発明の一実施の形態に係わる不揮発性半導体記憶装置
は、図9に示すようにコントロールゲート13がトンネ
ル酸化膜12を介してフローティングゲート11の上部
から側部にかけて形成されて成ることを特徴とするスプ
リットゲート型のフラッシュメモリである。
【0015】先ず、図1に示すように例えばP型の半導
体基板1上におよそ100Åの膜厚のゲート酸化膜2、
およそ1500Åの膜厚のポリシリコン膜3を順次形成
し、該ポリシリコン膜3上におよそ500Åの膜厚のシ
リコン窒化膜(SiN膜)4を形成する。該シリコン窒
化膜4上にはフォトレジスト膜5が形成され、該フォト
レジスト膜5には周知のパターニング技術により開口部
6が穿設されている。
【0016】次に、図2に示すように前記フォトレジス
ト膜5をマスクにして前記シリコン窒化膜4をドライエ
ッチングして、開口部7を形成する。尚、本工程では、
例えば反応ガスとしてAr+CHF3+CF4をそれぞれ
1000sccm+24sccm+56sccmずつ反
応室(不図示)に導入し、その中の圧力を2Torrに
設定している。
【0017】続いて、前記レジスト膜5を除去した後
に、図3に示すように前記開口部7を含む全面に化学気
相成長(CVD)法によりCVD酸化膜8を形成する。
尚、前記CVD酸化膜8は、低圧(LP)CVD炉にモ
ノシラン(SiH4)とN2Oとを流量比300CC:30
00CCの比率で用い、真空度90Pa、温度800℃の
条件下の減圧(LP)CVD法で形成されるHTO(Hi
gh Temperature Oxide)膜で、およそ100Å乃至50
0Åの厚さに形成する。本実施の形態では、およそ30
0Åの膜厚で形成する。
【0018】次に、前記CVD酸化膜8上からシリコン
窒化膜4をマスクにしてCVD酸化膜8とポリシリコン
膜3との界面に例えばN型不純物であるヒ素イオン(73
As+ )を例えば、加速電圧50KeV、注入量3×1
015/cm2 の条件で注入することで、CVD酸化膜8
とポリシリコン膜3との界面にイオン注入領域9を形成
する。尚、ヒ素イオン(73As+ )に代えてリンイオン
(31P+ )を注入しても良い。また、ボロンイオン(11
B+ )や二フッ化ボロンイオン(47BF2+)等のP型不
純物を注入しても良いが、N型不純物の方が後述する増
速酸化作用が顕著である。
【0019】続いて、前記CVD酸化膜8を介して前記
シリコン窒化膜4をマスクにして前記開口部7下の前記
ポリシリコン膜3上にLOCOS(Local Oxidation of
Silicon)法により選択酸化して選択酸化膜10を形成
する。このとき、前述したCVD酸化膜8とポリシリコ
ン膜3との界面に注入したヒ素イオン(73As+ )によ
りポリシリコン膜3が従来に比べて増速酸化されること
により、従来と同じ酸化時間だけ酸化を行うことで、選
択酸化膜10の成長が増大する。ここで、図10はポリ
シリコン膜内に不純物イオンを注入することで、増速酸
化が起きることを説明するための図であり、ヒ素イオン
(73As+ )を注入しない状態で選択酸化する場合に対
する、ヒ素イオン(73As+ )を例えば各種注入量で注
入した状態で選択酸化した場合の増速酸化度を示してい
る。これによれば、例えば注入量3×1015/cm2 の
場合には、およそ30%の増速が図れることになる。
【0020】これにより、本実施の形態では、当該選択
酸化膜10の膜厚が最大となる中央部の膜厚は、従来の
膜厚が1500Åとした場合、その30%増速されてお
よそ2000Åとなり、選択酸化膜10の外周部に向か
うに従って膜厚は薄くなるが、従来より選択酸化膜10
の端部はより尖鋭になる。また、従って、後述するフロ
ーティングゲート11の角部の尖鋭部11Aは従来の尖
鋭部57Aに比べてより尖鋭に形成できる(図9に示す
一実施形態の尖鋭部11Aの尖鋭角度θ1は、図20に
示す従来の尖鋭部57Aの尖鋭角度θ3より尖鋭であ
る。)。
【0021】本実施の形態では、当該選択酸化膜10の
膜厚が最大となる中央部の膜厚はおよそ2000Åで、
選択酸化膜10の外周部に向かうに従って膜厚は薄くな
る。従って、後述するフローティングゲート11の上面
はその中央部を中心にして窪んだ状態に形成される(図
7参照)。ここで、ポリシリコン膜3が増速酸化される
際に該ポリシリコン膜3内に注入させたヒ素イオン(73
As+ )によりポリシリコン膜3のグレイン粒が比較的
均一に酸化され易くなり従来のようなグレイン粒に起因
した選択酸化膜56とポリシリコン膜53との界面に不
均一なギザギザした凸部57Bが形成され難くなり、後
述するフローティングゲート11の角部の尖鋭部11A
は、図7に示すように緩やかな凸部11Bができる程度
で比較的均一に形成できる。
【0022】また、前述したCVD酸化膜8は、ヒ素イ
オン(73As+ )をポリシリコン膜3の表面に注入する
ためのマスクとして利用するもので、増速酸化する前に
除去しても良く、更に、加速電圧を十分に低くして、前
記CVD酸化膜8がない状態でもポリシリコン膜3の表
層にヒ素イオン(73As+ )を注入するようにして、増
速酸化させるようにしても良い。しかし、選択酸化膜1
0の形成時にCVD酸化膜8を介してポリシリコン膜3
を増速酸化させることで、この選択酸化膜10の形成具
合が比較的緩やかになるため、従来のような不均一なギ
ザギザした凸部57Bが形成され難くなり、後述するフ
ローティングゲート11の角部の尖鋭部11Aは、図7
に示すように緩やかな凸部11Bができる程度で比較的
均一に形成できる。
【0023】即ち、本発明ではCVD法により形成され
るCVD酸化膜8を介して熱酸化することで、選択酸化
時の熱酸化成長が緩やかになると共に、該CVD酸化膜
8を選択酸化膜10とポリシリコン膜3との間に介在さ
せることで、従来の選択酸化膜56が形成される際にポ
リシリコン膜53の隣り合うグレイン粒とグレイン粒の
間に沿って形成され易く、そのような隙間のある領域で
選択酸化膜56の終端が延びて、ポリシリコン膜53の
表面に不均一なギザギザした凸部57Bが形成され易い
という問題を抑制することができる。従って、本発明で
は従来のように尖鋭部57Aの、ある数ヶ所の凸部57
Bからのみの一局集中的な消去構造に代えて、比較的均
一な尖鋭部を形成することができ、データの書き換え寿
命の向上が図れる。
【0024】続いて、図5に示すように前記CVD酸化
膜8及び前記シリコン窒化膜4をそれぞれ除去する。本
工程では、先ずCVD酸化膜8をフッ酸(HF:H2 O
=1:10)処理して除去した後に、シリコン窒化膜4
をリン酸処理にて除去し、この後処理として、フッ酸
(例えば、HF:H2 O=1:10)処理にて熱酸化膜
換算でおよそ50Åエッチオフした後、NH4OH/H2
O2/H2Oの混合液(例えば、組成比1:1:5)を用
いて洗浄する。
【0025】次に、前記選択酸化膜10をマスクにして
前記ポリシリコン膜3をエッチングして、図6に示すよ
うにフローティングゲート11を形成する。本工程で
は、例えばECR方式エッチャーでは流量80sccm
のCl2 ガス、流量5sccmのO2 ガス、圧力5mT
orr、PFパワー50W、マグネトロン250mAの
条件でポリシリコン膜3をエッチングする。
【0026】図7はフローティングゲートの形成状態を
示す概略斜視図で、フローティングゲート11の上面は
その中央部を中心にして窪んだ状態に形成され、尖鋭部
11Aは、緩やかな凸部11Bができる程度で比較的均
一に形成されている。続いて、例えばフッ酸(例えば、
HF:H2 O=1:25)処理でフローティングゲート
11直下の領域以外に形成されたゲート酸化膜2を除去
する。尚、このエッチング時にフローティングゲート1
1直下の領域以外のゲート酸化膜2は全部を除去するこ
となしに、途中まででエッチングを終了させても良い。
【0027】更に、図8に示すように前記フローティン
グゲート11を被覆するように基板全面に化学気相成長
(CVD)法により堆積されるCVD酸化膜と、表面を
熱酸化することにより形成される熱酸化膜から成るおよ
そ300Å乃至400Åの膜厚のトンネル酸化膜12を
形成する。次に、ポリシリコン膜をおよそ1500Å、
タングステンシリサイド膜(WSix膜)をおよそ15
00Å順次形成し、前記トンネル酸化膜12を介して前
記フローティングゲート11の上部から側部にかけて残
存するようにパターニングしてコントロールゲート13
を形成する。そして、後述するソース拡散領域14上に
開口部を有する不図示のレジスト膜を介してソース拡散
領域形成領域の基板表層にリンイオン(31P+ )やヒ素
イオン(73As+ )等のN型不純物イオンを注入する。
また、後述するドレイン拡散領域15上に開口部を有す
る不図示のレジスト膜を介してドレイン拡散領域形成領
域の基板表層にリンイオン(31P+ )やヒ素イオン(73
As+ )等のN型不純物イオンを注入する。そして、全
面を熱処理することで前述した基板表層に注入した不純
物イオンを拡散させて、ソース・ドレイン拡散領域1
4、15を形成することにより、図9に示すようなスプ
リットゲート型のフラッシュメモリが形成される。
【0028】以上、説明したように本発明では、選択酸
化膜10を形成する際に、予めポリシリコン膜3にヒ素
イオン(73As+ )を注入しておくことで、増速酸化を
発生させて選択酸化膜10の成長を増大させて、フロー
ティングゲート11の角部の尖鋭部11Aを従来より尖
鋭に形成すると共に、該尖鋭部11Aを比較的均一に形
成することで、従来装置に比べて消去特性が向上すると
共に、従来のような尖鋭部57Aの、ある数ヶ所の凸部
57Bからのみの一局集中的な消去構造でなくなるた
め、フローティングゲート11に蓄積されているデータ
(電子)をコントロールゲート13側に引き抜く際の前
記トンネル酸化膜12の電子の移動経路も集中すること
が少なくなり、その移動時に該トンネル酸化膜にかかる
ストレスからくるトンネル酸化膜の摩耗劣化を遅らせる
ことができ、データの書き換え寿命の向上が図れる。
【0029】以下、本発明の他の実施の形態について説
明する。尚、説明の重複を避けるため、前述した一実施
の形態と同等な構成、工程については、同符号を付して
説明を簡略する。先ず、一実施の形態の図1に示す工程
の後、即ち、図1に示すように半導体基板1上におよそ
100Åの膜厚のゲート酸化膜2、およそ1500Åの
膜厚のポリシリコン膜3、およそ500Åの膜厚のシリ
コン窒化膜(SiN膜)4、そして該シリコン窒化膜4
上に開口部6を有するフォトレジスト膜5が形成された
状態の後に、図11に示すように該フォトレジスト膜5
をマスクにして前記シリコン窒化膜4をドライエッチン
グして、開口部16を形成する。このとき、一実施の形
態の時よりエッチング時間を延長させて該シリコン窒化
膜4下のポリシリコン膜3をその表面から所定位置(ポ
リシリコン膜3表面からおよそ100Å乃至500Å)
までオーバーエッチさせて、オーバーエッチ部17を有
する開口部17を形成する。
【0030】続いて、前記レジスト膜5を除去した後
に、図12に示すように前記開口部16を含む全面に化
学気相成長(CVD)法によりCVD酸化膜18を形成
する。尚、前記CVD酸化膜18は、低圧(LP)CV
D炉にモノシラン(SiH4)とN2Oとを流量比300
CC:3000CCの比率で用い、真空度90Pa、温度8
00℃の条件下の減圧(LP)CVD法で形成されるH
TO(High Temperature Oxide)膜で、およそ100Å
乃至500Åの厚さに形成する。ここでは、およそ30
0Åの膜厚で形成する。
【0031】次に、図12に示すように前記CVD酸化
膜18上からシリコン窒化膜4をマスクにしてCVD酸
化膜18とポリシリコン膜3との界面に例えばN型不純
物であるヒ素イオン(73As+ )を例えば、加速電圧5
0KeV、注入量3×1015/cm2 の条件で注入し
て、CVD酸化膜18とポリシリコン膜3との界面にイ
オン注入領域19を形成する。尚、ヒ素イオン(73As
+ )に代えてリンイオン(31P+ )を注入しても良い。
また、ボロンイオン(11B+ )や二フッ化ボロンイオン
(47BF2+)等のP型不純物を注入しても良いが、N型
不純物の方が後述する増速酸化作用が顕著である。
【0032】続いて、図13に示すように前記CVD酸
化膜18を介して前記シリコン窒化膜4をマスクにして
前記オーバーエッチ部17を有する開口部16下の前記
ポリシリコン膜3上にLOCOS(Local Oxidation of
Silicon)法により選択酸化して選択酸化膜20を形成
する。このとき、前記ポリシリコン膜3の表層に注入し
たヒ素イオン(73As+ )によりポリシリコン膜3が従
来に比べて増速酸化されることにより、従来と同じ酸化
時間だけ酸化を行うことで、選択酸化膜20の成長が増
大し、しかも選択酸化させるポリシリコン膜3の表面が
オーバーエッチさせたことで窪んでいるため、その窪み
に沿って酸化成長することになり、後述するフローティ
ングゲート21の角部の尖鋭部21Aは一実施の形態の
尖鋭部11Aより更に尖鋭となる。従って、後述するフ
ローティングゲート21の角部の尖鋭部21Aは一実施
の形態の尖鋭部11Aに比べてより尖鋭に形成できる
(図15に示す他の実施の形態の尖鋭部21Aの尖鋭角
度θ2は、図9に示す従来の尖鋭部11Aの尖鋭角度θ
1より尖鋭である。)。
【0033】次に、前記CVD酸化膜18及び前記シリ
コン窒化膜4をそれぞれ除去した後に、前記選択酸化膜
20をマスクにして前記ポリシリコン膜3をエッチング
して、図14に示すようにその角部に尖鋭部21Aを有
するフローティングゲート21を形成する。そして、例
えばフッ酸(例えば、HF:H2 O=1:25)処理で
フローティングゲート21直下の領域以外に形成された
ゲート酸化膜2を除去した後に、前記フローティングゲ
ート21を被覆するように基板全面に化学気相成長(C
VD)法により堆積されるCVD酸化膜と、表面を熱酸
化することにより形成される熱酸化膜から成るおよそ3
00Å乃至400Åの膜厚のトンネル酸化膜12を形成
する。
【0034】次に、ポリシリコン膜をおよそ1500
Å、タングステンシリサイド膜(WSix膜)をおよそ
1500Å順次形成し、前記トンネル酸化膜12を介し
て前記フローティングゲート21の上部から側部にかけ
て残存するようにパターニングして、図15に示すよう
にコントロールゲート13を形成すると共に、ソース・
ドレイン拡散領域14、15を形成している。
【0035】以上説明したように、本発明の他の実施の
形態ではシリコン窒化膜4に開口部16を形成する際に
ポリシリコン膜3の表面をオーバーエッチした後に、該
開口部16を被覆するように開口部16下のポリシリコ
ン膜上にCVD酸化膜18を形成し、前記シリコン窒化
膜4をマスクにしてCVD酸化膜18とポリシリコン膜
3との界面にヒ素イオン(73As+ )を注入した状態で
選択酸化することで、選択酸化膜20が増速酸化される
と共に、注入したヒ素イオン(73As+ )によりポリシ
リコン膜3のグレイン粒が比較的均一に酸化され易くな
り従来のようなグレイン粒に起因した選択酸化膜56と
ポリシリコン膜53との界面に不均一なギザギザした凸
部57Bが形成され難くなり、尖鋭部21Aは一実施の
形態と同様に緩やかな凸部ができる程度で比較的均一に
形成できる。従って、増速酸化させて選択酸化膜21の
成長を増大させて、フローティングゲート21の角部の
尖鋭部21Aを従来より尖鋭に形成すると共に、該尖鋭
部21Aを比較的均一に形成することで、従来装置に比
べて消去特性が向上すると共に、従来のような尖鋭部5
7Aの、ある数ヶ所の凸部57Bからのみの一局集中的
な消去構造でなくなるため、フローティングゲート21
に蓄積されているデータ(電子)をコントロールゲート
13側に引き抜く際の前記トンネル酸化膜21の電子の
移動経路も集中することが少なくなり、その移動時に該
トンネル酸化膜にかかるストレスからくるトンネル酸化
膜の摩耗劣化を遅らせることができ、データの書き換え
寿命の向上が図れる。
【0036】また、シリコン窒化膜4に開口部16を形
成する際にオーバーエッチさせて形成したオーバーエッ
チ部17により、図16に示す従来の選択酸化膜56形
成前のポリシリコン膜53表面に比べて、窪んだ状態に
なっている。従って、この窪んだ状態のポリシリコン膜
3をシリコン窒化膜4を介して選択酸化することで選択
酸化膜20を形成しているため、該選択酸化膜20下に
形成されるポリシリコン膜3(フローティングゲート2
1)の角部の尖鋭部21Aは、一実施の形態の尖鋭部1
1Aより更に鋭角に形成されることになる。そのため、
従来より該尖鋭部21Aでの電界集中が発生し易くな
り、これによりフローティングゲート21からコントロ
ールゲート13へ電子を抜く際の消去特性を更に向上さ
せることができる。
【0037】更に、ポリシリコン膜3の窪んだ領域に選
択酸化膜20を形成させているため、一実施の形態や従
来装置に比べて該選択酸化膜20の高さが低くなり、段
差が低減できる。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明の一実施の形態によれば開
口部を有する耐酸化性膜をマスクにしてポリシリコン膜
を選択酸化して選択酸化膜を形成する際に、少なくとも
前記開口部から露出したポリシリコン膜の表面をCVD
酸化膜で被覆した状態で該CVD酸化膜とポリシリコン
膜との界面にヒ素イオン(73As+ )を注入して、該C
VD酸化膜を介して選択酸化を行うことで、ポリシリコ
ン膜が増速酸化されて選択酸化膜が増大する。従って、
従来装置に比べてフローティングゲートの角部の尖鋭部
をより尖鋭に形成することができるため、消去特性の向
上が図れる。また、ポリシリコン膜内にヒ素イオン(73
As+ )注入したことで、ポリシリコン膜のグレイン粒
が比較的均一に酸化され易くなり従来のようなグレイン
粒に起因した選択酸化膜とポリシリコン膜との界面に不
均一なギザギザした凸部が形成され難くなり、尖鋭部は
緩やかな凸部ができる程度で比較的均一に形成すること
ができ、従来装置のような特に尖鋭な、ある数ヶ所の凸
部からのみの一局集中的な消去構造となることを抑制で
きる。そのため、フローティングゲートに蓄積されてい
るデータ(電子)をコントロールゲート側に引き抜く際
のトンネル酸化膜の電子の移動経路も集中することが少
なくなり、その移動時のトンネル酸化膜にかかるストレ
スからくる該酸化膜の摩耗劣化を遅らせることができ、
データの書き換え寿命の向上を図ることができる。
【0039】また、本発明の他の実施の形態によればシ
リコン窒化膜に開口部を形成する際にポリシリコン膜を
オーバーエッチさせてポリシリコン膜にオーバーエッチ
部を形成し、前記開口部を被覆するように該開口部下の
前記ポリシリコン膜上にCVD酸化膜を形成した後に、
該CVD酸化膜とポリシリコン膜との界面にヒ素イオン
(73As+ )を注入して、該CVD酸化膜を介して選択
酸化を行うことで、ポリシリコン膜が増速酸化されて選
択酸化膜が増大する。しかも、該選択酸化膜は、ポリシ
リコン膜のオーバーエッチ部により窪んだ領域に選択酸
化して形成しているため、フローティングゲートの角部
の尖鋭部は一実施の形態の尖鋭部に比べてより尖鋭に形
成できるため、消去特性の向上が図れる。更に、ポリシ
リコン膜内にヒ素イオン(73As+ )注入したことで、
ポリシリコン膜のグレイン粒が比較的均一に酸化され易
くなり従来のようなグレイン粒に起因した選択酸化膜と
ポリシリコン膜との界面に不均一なギザギザした凸部が
形成され難くなり、尖鋭部は緩やかな凸部ができる程度
で比較的均一に形成することができ、従来装置のような
特に尖鋭な、ある数ヶ所の凸部からのみの一局集中的な
消去構造となることを抑制できる。そのため、フローテ
ィングゲートに蓄積されているデータ(電子)をコント
ロールゲート側に引き抜く際のトンネル酸化膜の電子の
移動経路も集中することが少なくなり、その移動時のト
ンネル酸化膜にかかるストレスからくる該酸化膜の摩耗
劣化を遅らせることができ、データの書き換え寿命の向
上を図ることができる。
【0040】また、ポリシリコン膜の窪んだ領域に選択
酸化膜を形成しているため、一実施の形態や従来装置に
比べて該選択酸化膜の高さを低く形成でき、段差の低減
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第1の断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第2の断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第3の断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第4の断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第5の断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第6の断面図である。
【図7】本発明のフローティングゲートの形成状態を示
す概略斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第7の断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を示す第8の断面図である。
【図10】不純物が注入されたポリシリコン膜の増速酸
化度を示す図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法を示す第1の断面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法を示す第2の断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法を示す第3の断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法を示す第4の断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法を示す第5の断面図である。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す第1の断面図である。
【図17】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す第2の断面図である。
【図18】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す第3の断面図である。
【図19】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す第4の断面図である。
【図20】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を
示す第5の断面図である。
【図21】従来のフローティングゲートの形成状態を示
す概略斜視図である。
【図22】従来の不揮発性半導体記憶装置の消去動作を
説明するための断面図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/115

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上のゲート酸化膜上に形成さ
    れたポリシリコン膜上に開口部を有する耐酸化性膜を形
    成した後に該耐酸化性膜をマスクにして前記ポリシリコ
    ン膜を選択酸化して選択酸化膜を形成し、該選択酸化膜
    をマスクにして前記ポリシリコン膜をエッチングして成
    るフローティングゲートを有する不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法において、 前記耐酸化性膜の開口部を被覆するように該開口部下の
    前記ポリシリコン膜上に酸化膜を形成した状態で該酸化
    膜とポリシリコン膜との界面に増速酸化用の不純物イオ
    ンを注入した後に該ポリシリコン膜を選択酸化すること
    で増速酸化させた選択酸化膜を形成することを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上のゲート酸化膜上に形成さ
    れたポリシリコン膜上に開口部を有する耐酸化性膜を形
    成した後に該耐酸化性膜をマスクにして前記ポリシリコ
    ン膜を選択酸化して選択酸化膜を形成し、該選択酸化膜
    をマスクにして前記ポリシリコン膜をエッチングして成
    るフローティングゲートを有する不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法において、 前記耐酸化性膜の開口部を被覆するように該開口部下の
    前記ポリシリコン膜上に酸化膜を形成した状態で該酸化
    膜とポリシリコン膜との界面に増速酸化用の不純物イオ
    ンを注入する工程と、 前記耐酸化性膜をマスクにして不純物イオンが注入され
    た前記ポリシリコン膜を増速酸化させて選択酸化膜を形
    成する工程と、 前記耐酸化性膜を除去した後に前記選択酸化膜をマスク
    にして前記ポリシリコン膜をエッチングしてフローティ
    ングゲートを形成する工程とを有することを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上にゲート酸化膜を介してポ
    リシリコン膜及びシリコン窒化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜をパターニングして開口部を形成す
    る工程と、 前記開口部を被覆するように該開口部下の前記ポリシリ
    コン膜上に酸化膜を形成した状態で該酸化膜とポリシリ
    コン膜との界面に増速酸化用の不純物イオンを注入する
    工程と、 前記シリコン窒化膜をマスクにして前記ポリシリコン膜
    を増速酸化させて選択酸化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を除去した後に前記選択酸化膜をマ
    スクにして前記ポリシリコン膜をエッチングしてフロー
    ティングゲートを形成する工程と、 全面に前記選択酸化膜及びフローティングゲートを被覆
    するようにトンネル酸化膜を形成する工程と、 前記トンネル酸化膜を介して前記フローティングゲート
    の上部から側部にかけてコントロールゲートを形成する
    工程と、 前記フローティングゲートあるいはコントロールゲート
    をマスクにして不純物を前記基板に注入してソース・ド
    レイン拡散領域を形成する工程とを有することを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記不純物イオンはリンイオン、ヒ素イ
    オン等のN型不純物イオンであることを特徴とする請求
    項1あるいは請求項2あるいは請求項3に記載の不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法。
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