JPH1115016A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH1115016A
JPH1115016A JP16436497A JP16436497A JPH1115016A JP H1115016 A JPH1115016 A JP H1115016A JP 16436497 A JP16436497 A JP 16436497A JP 16436497 A JP16436497 A JP 16436497A JP H1115016 A JPH1115016 A JP H1115016A
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JP
Japan
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signal line
common line
line
common
gate signal
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Application number
JP16436497A
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English (en)
Inventor
Minoru Hiroshima
實 廣島
Takashi Isoda
高志 磯田
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線間のショート検査等に支障を与えるこ
となく、第1および第2共通線の配向膜ラビングによる
静電気の蓄電による弊害を除去する。 【解決手段】 画素領域の集合からなる表示部の外側
に、ゲート信号線と同一の工程で形成され各ドレイン信
号線と直交して延在される第1共通線とこの第1共通線
と各ドレイン信号線のそれぞれに接続される非線形素子
とからなる第1静電保護回路と、ドレイン信号線と同一
の工程で形成され各ゲート信号線と直交して延在される
第2共通線とこの第2共通線と各ゲート信号線のそれぞ
れに接続される非線形素子とからなる第2静電保護回路
と、を備える液晶表示装置において、前記第1共通線と
第2共通線は互いに電気的に接続され、その接続個所の
近傍における少なくとも一方の共通線に高抵抗部を有す
るとともに、前記接続は、前記保護膜に形成されたコン
タクト孔を通して前記画素電極と同一の工程で形成され
る導電層を介してなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、特に、いわゆる静電保護回路が組み込まれているア
クティブ・マトリックス型の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブ・マトリックス型の液晶表示
装置は、液晶を介して互いに対向配置される透明基板の
うちの一方の透明基板(TFT基板)の液晶側の面に、
x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線とこれ
らゲート信号線に絶縁されy方向に延在しx方向に並設
されるドレイン信号線とで囲まれる各領域を画素領域と
し、これら画素領域に、前記ゲート信号線からのゲート
信号(走査信号)の供給によってオンされる薄膜トラン
ジスタと、この薄膜トランジスタのオンによって前記ド
レイン信号線からの映像信号が供給される画素電極とを
備えて構成されている。
【0003】そして、このような構成において、各画素
領域で構成される表示領域の外側に、各ドレイン信号線
にそれぞれ非線形素子を介して共通接続される静電保護
用の第1共通線と、各ゲート信号線にそれぞれ非線形素
子を介して共通接続される静電保護用の第2共通線とを
備えた構成として、前記薄膜トランジスタの静電気によ
るしきい電圧の変化等を防止した液晶表示装置も知られ
るに到っている。
【0004】静電気が何らかの原因でゲート信号線ある
いはドレイン信号線に侵入しても、その静電気を前記共
通線によって分散させることができ、これにより薄膜ト
ランジスタを保護できるからである。
【0005】なお、このような構成からなる液晶表示装
置は、他の種類の液晶表示装置と同様に、前記信号線、
薄膜トランジスタ、共通線等を覆って配向膜が形成さ
れ、この配向膜に直接に接触する液晶の分子の配向を規
制するようになっている。
【0006】そして、この配向膜はたとえば有機膜の表
面をラビングして構成するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液晶表示装置において、その製造の段階で配向膜の
形成の際のラビングによって、第1共通線および第2共
通線に静電気が蓄電され、しかも、その原因は今だ明確
化されていないが、必ずそれらの間に電位差が生じて蓄
電されてしまうことが確かめられた。
【0008】そして、この状態のままにして長時間を経
た際には、薄膜トランジスタのしきい電圧が変化し、こ
れが原因で画質の不良をもたらしてしまうという不都合
が生じた。
【0009】この弊害を除去するためには、第1共通線
および第2共通線を互いに接続させて、それらの間に電
位差が生じないようにすればよいことになるが、このよ
うにした場合、ゲート信号線とドレイン信号線との間の
ショート検査ができなくなってしまうという問題が残存
されることになる。
【0010】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、信号線間のショート検査
等に支障を与えることなく、第1および第2共通線の配
向膜ラビングによる静電気の蓄電による弊害を除去する
ことができる液晶表示装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、信号線間のシ
ョート検査等に支障を与えることなく、第1および第2
共通線の配向膜ラビングによる静電気の蓄電による弊害
を除去することができるTFT基板を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、液晶を介して対向配
置される透明基板のうちその一方の透明基板の液晶側の
面に、x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線
と透明基板のほぼ全域に形成された層間絶縁膜を介して
y方向に延在しx方向に並設されるドレイン信号線とで
囲まれる領域を画素領域とし、これら画素領域に、前記
ゲート信号線による走査信号の供給によってオンされる
薄膜トランジスタと、このオンされた薄膜トランジスタ
を介して前記ドレイン信号線からの映像信号が印加され
る画素電極を備え、この画素電極は、前記ゲート信号
線、ドレイン信号線、および薄膜トランジスタを覆って
形成される保護膜の上面に形成されているとともに、該
保護膜に形成されたコンタクト孔を通して前記薄膜トラ
ンジスタのソース電極に接続されるものであって、前記
画素領域の集合からなる表示部の外側に、前記ゲート信
号線と同一の工程で形成され各ドレイン信号線と直交し
て延在される第1共通線とこの第1共通線と各ドレイン
信号線のそれぞれに接続される非線形素子とからなる第
1静電保護回路と、前記ドレイン信号線と同一の工程で
形成され各ゲート信号線と直交して延在される第2共通
線とこの第2共通線と各ゲート信号線のそれぞれに接続
される非線形素子とからなる第2静電保護回路とを備え
る液晶表示装置において、前記第1共通線と第2共通線
は互いに電気的に接続され、その接続個所の近傍におけ
る少なくとも一方の共通線に高抵抗部を有するととも
に、前記接続は、前記保護膜に形成されたコンタクト孔
を通して前記画素電極と同一の工程で形成される導電層
を介してなされていることを特徴とするものである。
【0013】このように構成された液晶表示装置は、ま
ず、ドレイン信号線とゲート信号線との間に所定の電圧
を印加してその間に流れる電流を検出するすることによ
って各信号線間のショートを検査する場合に全く支障の
ない構成となる。
【0014】すなわち、各信号線間にショートが生じて
いる場合には、このショートの部分を通して電流が流れ
ることから、その電流値が大きく検出されるが、各信号
線間にショートが生じていない場合には、前記高抵抗部
を通して電流が流れることから、その電流値が小さく検
出されるようになる。
【0015】このことから、上述した各場合における電
流値を経験則によって認識できていれば、ゲート信号線
とドレイン信号線との間にショートが生じているか否か
の検査が容易にできるようになる。
【0016】そして、配向膜のラビングによって第1お
よび第2共通線に電位差を有して静電気が蓄電されて
も、前記高抵抗部を介して電流が流れるためにそれらは
ある時定数でやがて同電位となってしまう。
【0017】したがって、薄膜トランジスタのしきい電
圧が変化することはなく、高画質を維持できるようにな
る。
【0018】この場合、ゲート信号線と同一の工程で形
成される第1共通線とドレイン信号線と同一の工程で形
成される第2共通線とがそれぞれ層間絶縁膜を介して異
なる層として形成されていることから、これらの電気的
な接続のための特別な工程が必要となる。
【0019】しかし、本発明の対象とする液晶表示装置
は、その画素電極を保護膜の上面に配置させることによ
って、該保護膜下のドレイン信号線との接触を憂えるこ
となくその面積を大きく形成し、これにより、いわゆる
開口率の向上を図った構成としていることから、該画素
電極と同一の工程で形成される導電膜を介することによ
って第1共通線と第2共通線との接続を図っている。
【0020】そして、第1共通線と該導電膜との接続、
および第2共通線と該導電膜との接続は、保護膜に形成
するコンタクト孔によってなされるが、このコンタクト
孔は画素電極と薄膜トランジスタのソース電極との接続
を図るためのコンタクト孔の形成と同時に行うことがで
きる。
【0021】したがって、製造工程の増大をもたらすこ
となく、信号線間のショート検査等に支障を与えること
なく、第1および第2共通線の配向膜ラビングによる静
電気の蓄電による弊害を除去できる構成とすることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液晶表示装置
の一実施例を図面を用いて説明する。
【0023】TFT基板の概略構成 まず、図3は、液晶を介して互いに対向配置される一対
の透明ガラス基板のうち一方の透明ガラス基板1、いわ
ゆるTFT基板と称される透明ガラス基板1の液晶側の
面の構成を示す平面図である。なお、このTFT基板と
対向配置される他の透明ガラス基板は図示していない
が、図中点線の個所を外輪郭として対向配置され、その
液晶側の面には各画素に共通な共通電極(透明電極)が
形成されているとともに、カラー表示の場合には対応す
る画素毎にカラーフィルタが形成されている。
【0024】同図において、この透明ガラス基板1は、
その製造工程において、規定よりも若干大きめのものが
用意され、加工がなされた時点で図中CUTLNの部分
でカッテングされてその周辺部が排除されるようになっ
ている。このような部分(以下、カット領域と称する)
を予め設けているのは、後に詳述するように、この部分
に各信号線のショートあるいは断線等を検査するための
検査用端子を形成するためである。これらの検査用端子
は、静電気保護の機能も有し、ショートバーとも呼ばれ
る。
【0025】このような透明ガラス基板1の表面には、
図中x方向に延在しy方向に並設された走査信号線(ゲ
ート信号線)G1、G2、…、Gnが形成されている。
これら各走査信号線G1、G2、…、Gnのそれぞれの
一端(図中左側)には、図中CUTLNの内側に近接さ
れてその端子部GPADが備えられている。これら各端
子部GPADは、走査信号を供給するためのたとえば外
付けの駆動回路に接続される端子部となるものである。
【0026】また、各走査信号線G1、G2、…、Gn
のそれぞれの他端(図中右側)には、図中CUTLNの
外側に延在され透明ガラス基板のカット領域に形成され
た第1検査用端子(ショートバーとも呼ぶ)2Rに接続
されている。
【0027】なお、前記カット領域における各走査信号
線G1、G2、…、Gnのそれぞれの第1検査用端子2
Rとの接続部の近傍には非線形素子INTが設けられて
おり、これにより第2静電保護回路が形成されている。
【0028】また、これら各走査信号線G1、G2、
…、Gnと絶縁されて図中y方向に延在しx方向に並設
された映像信号線(ドレイン信号線)D1、D2、…、
Dmが形成されている。
【0029】そして、これら各映像信号線D1、D2、
…、Dmのそれぞれの一端(図中上側)には、図中CU
TLNの内側に近接されてその端子部DPADが備えら
れている。これら各端子部DPADは、映像信号を供給
するためのたとえば外付けの駆動回路に接続される端子
部となるものである。
【0030】また、各映像信号線D1、D2、…、Dm
のそれぞれの他端(図中下側)には、図中CUTLNの
外側に延在され透明ガラス基板のカット領域に形成され
た第2検査用端子(ショートバーとも呼ぶ)2Dに接続
されている。
【0031】なお、前記カット領域における各映像信号
線D1、D2、…、Dmのそれぞれの第2検査用端子2
Dとの接続部の近傍には非線形素子INTが設けられて
おり、これにより第2静電保護回路が形成されている。
【0032】ここで、この実施例では、前記カット領域
において、表示部を間にして前記第1検査用端子2Rと
反対側に各走査信号線G1、G2、…、Gnとは接続さ
れていない端子2Lが形成され、また、表示部を間にし
て前記第2検査用端子2Dと反対側に各映像信号線D
1、D2、…、Dmとは接続されていない端子2Uが形
成されている。
【0033】これらの各端子2L、2Uは、検査用端子
としては機能しないが、これを形成しておくことによっ
て、静電保護防止機能を有するようになる。しかし、こ
の明細書では便宜上このような端子もそれぞれ第1検査
用端子2Lおよび第2検査用端子2Uと称する。
【0034】各走査信号線G1、G2、…、Gnと各映
像信号線D1、D2、…、Dmによって囲まれた領域の
それぞれは画素領域を構成し、これら各画素領域(1,
1)、(1,2)、…、(2,1)、(2,2)、…、
(m,n)の集合によって表示部を構成するようになっ
ている。
【0035】各画素領域には、図4に示すように、たと
えば一方の側の走査信号線G2からの走査信号の供給に
よってオンされる薄膜トランジスタTFTを備え、この
オンされた薄膜トランジスタTFTを介して映像信号線
D1からの映像信号が供給される透明の画素電極10が
形成されている。
【0036】また、この画素電極と他方の側の走査信号
線G1との間には付加容量素子Caddが形成され、こ
の付加容量素子Caddによって、薄膜トランジスタT
FTがオフしても画素電極10に映像信号が比較的長く
蓄積されるようになっている。
【0037】さらに、このような各画素領域の集合で形
成される表示部の周辺部であって、対向する他の透明ガ
ラス基板との間に液晶が充填されている部分(その輪郭
を構成する部分は液晶を封止するシール材が形成され図
中点線で示している)に、静電保護回路が形成されてい
る。
【0038】この静電保護回路は、まず、表示部を囲む
ようにして、映像信号線D1、D2、…、Dmと直交し
て配置される第1共通線3U、3Dと、走査信号線G
1、G2、…、Gnと直交して配置される第2共通線3
L、3Rとを有している。
【0039】第1共通線3U、3Dは表示部を間にして
図中上下のそれぞれに形成され、また、第2共通線3
L、3Rは表示部を間にして図中左右のそれぞれに形成
されている。
【0040】そして、第1共通線3U、3Dのうち第2
検査用端子2Uが形成されている側(図中上側)の第1
共通線3Uはそれに直交する各映像信号線D1、D2、
…、Dmと非線形素子NRを介して接続されている。第
1検査用端子2Dが形成されている側の第1共通線3D
に非線形素子が形成されていないのは、第1検査用端子
2Dの近傍に形成された非線形素子ITNが第1静電保
護回路の機能を有するからである。
【0041】何らかの原因で映像信号線D1、D2、
…、Dmに静電気が飛び込んだ場合、この静電気を非線
形素子NR、ITNを介して第1共通線3U、第2検査
用端子2Dに分散できるようにし、これにより薄膜トラ
ンジスタTFTへの印加を回避できるようになってい
る。
【0042】また、第2共通線3L、3Rのうち第1検
査用端子2Lが形成されている側(図中左側)の第2共
通線3Lはそれに直交する各走査信号線G1、G2、
…、Gnと非線形素子NRを介して接続されている。第
1検査用端子2Rが形成されている側の第2共通線3R
に非線形素子が形成されていないのは、第2検査用端子
2Rの近傍に形成された非線形素子ITNが第2静電保
護回路の機能を有するからである。
【0043】何らかの原因で走査信号線G1、G2、
…、Gnに静電気が飛び込んだ場合、この静電気を非線
形素子NR、INTを介して第2共通線3L、第1検査
用端子2Rに分散できるようにし、これにより薄膜トラ
ンジスタTFTへの印加を回避できるようになってい
る。
【0044】そして、この実施例では、特に、非線形素
子NRが設けられた側の第1共通線3Uは、それぞれの
各端部において、それぞれ該端部に近接して配置された
第2共通線3L、3Rの端部と電気的な接続が図れるよ
うになっており、それぞれの接続部の近傍の一方の側の
共通線(図では第2共通線3L、3R)に高抵抗部4A
が設けられるようになっている。
【0045】また、非線形素子INTが設けられた側の
第2検査用端子2Dは、それぞれの各端部において、そ
れぞれ該端部に近接して配置された第1検査用端子2
L、2Rの端部と電気的な接続が図れるようになってお
り、それぞれの接続部の近傍の一方の側の検査用端子
(図では第1検査用端子)に高抵抗部4Bが設けられる
ようになっている。
【0046】このように構成されたTFT基板は、ま
ず、第2検査用端子2Dと第1検査用端子2Rとの間に
所定の電圧を印加してその間に流れる電流を検出するす
ることによって各信号線間のショートを検査する場合に
全く支障のない構成となる。
【0047】すなわち、各信号線間にショートが生じて
いる場合には、このショートの部分を通して電流が流れ
ることから、その電流値が大きく検出されるが、各信号
線間にショートが生じていない場合には、高抵抗部4B
を通して電流が流れることから、その電流値が小さく検
出されるようになる。
【0048】このことから、上述した各場合における電
流値を経験則によって認識できていれば、ゲート信号線
とドレイン信号線との間にショートが生じているか否か
の検査が容易にできるようになる。
【0049】そして、配向膜のラビングによって第1共
通線3Uおよび第2共通線3Lに電位差を有して静電気
が蓄電されても、高抵抗部4Aあるいは4Bを介して電
流が流れるためにそれらはある時定数でやがて同電位と
なってしまう。
【0050】したがって、薄膜トランジスタTFTのし
きい電圧が変化することはなく、高画質を維持できるよ
うになる。
【0051】以下、このような構成において、画素領
域、走査信号線側の静電保護回路、映像信号線側の静電
保護回路、抵抗部および第1共通線と第2共通線との接
続部における各構成について順次説明する。
【0052】画素領域の構成 図5は、たとえば互いに隣接する走査信号線G1、G2
と互いに隣接する映像信号線D1、D2とで囲まれた画
素領域の構成を示す平面図である。また、図5のVI−VI
線における断面図を図6に示している。
【0053】まず、図5において、透明ガラス基板1の
主表面に、図中x方向に延在しy方向に並設される走査
信号線G1、G2がある。そして、この走査信号線G2
は、画素領域の図中左下の部分において、画素領域側に
延在する延在部6を備えている。この延在部は、後述す
る薄膜トランジスタTFTの形成領域に形成され、該薄
膜トランジスタTFTのゲート電極として機能するよう
になっている。
【0054】そして、このような走査信号線G1、G2
が形成された透明ガラス基板1の表面には、そのほぼ全
域にわたってたとえばSiN膜からなる層間絶縁膜7が
形成されている。この層間絶縁膜7は、走査信号線G
1、G2に対する後述の映像信号線D1、D2との電気
的絶縁を図る目的のほかに、前記薄膜トランジスタTF
Tの形成領域においてはそのゲート絶縁膜としての機能
を有するようになっている。
【0055】また、この層間絶縁膜7によって走査信号
線G1、G2が完全に被われることになることから、後
述の映像信号線D1、D2の形成の際の処理(フォトリ
ソグラフィ技術による選択エッチング)において該走査
信号線G1、G2の損傷を防止できる効果をも有する。
【0056】さらに、層間絶縁膜7の上面であって前記
薄膜トランジスタTFTの形成領域には、該層間絶縁膜
7下の走査信号線(ゲート電極)に重畳するようにし
て、a−Si層(アモルファスSi;i型)からなる半
導体層8が形成されている。
【0057】そして、この半導体層8の上面にドレイン
電極およびソース電極を形成することによって、走査信
号線G2の延在部6をゲート電極、層間絶縁膜7をゲー
ト絶縁膜とするいわゆる逆スタガ構造のMIS型トラン
ジスタが形成されることになるが、前記ドレイン電極お
よびソース電極は後述の映像信号線D1、D2の形成と
同時に形成されるようになっている。
【0058】すなわち、図中y方向に延在しx方向に並
設される映像信号線D1、D2が形成され、映像信号線
D1の一部が延在されて薄膜トランジスタTFTのドレ
イン電極Dが形成され、また、これら映像信号線D1、
D2の形成と同時にソース電極Sが形成されるようにな
っている。
【0059】この場合のソース電極Sは、後述する画素
電極10の形成領域にまで延在されて形成され、この延
在部は該画素電極10との接続を図るコンタクト部を構
成するようになっている。
【0060】さらに、このように加工された表面には、
たとえばSiN膜からなる保護膜9が形成されている。
この保護膜9は薄膜トランジスタTFTの液晶に対する
直接の接触を回避して、該薄膜トランジスタTFTの特
性劣化を防止することを主たる目的で形成されるように
なっている。
【0061】なお、この保護膜9には、前記ソース電極
Sのコンタクト部の一部を露出するためのコンタクト孔
9Aが設けられたものとなっている。
【0062】そして、この保護膜9の上面には、その画
素領域の部分を占めてITO(Indium-Tin-Oxide)膜か
らなる画素電極10が形成されている。この画素電極1
0の形成によって、この画素電極10は保護膜9に形成
された前記コンタクト孔9Aを通して薄膜トランジスタ
TFTのソース電極Sと接続が図れるようになってい
る。
【0063】さらに、この場合の画素電極10は、その
一部(図中右上)が近接する走査信号線G1に重畳する
ように延在されて構成され、この部分において、走査信
号線G1と画素電極10との間に介在された付加容量素
子Caddが形成されるようになっている。この場合、
走査信号線G1と画素電極10との間の層間絶縁膜7と
保護膜9とが付加容量素子Caddの誘電体膜として機
能するようになっている。
【0064】そして、図示されていないが、保護膜9の
上面には前記画素電極10をも含んで配向膜が形成さ
れ、この配向膜は有機膜を形成した後にその表面に一定
方向のラビングを行う作業を経て構成されるようになっ
ている。
【0065】走査信号線側の静電保護回路(第2静電保
護回路) 図7は、たとえば走査信号配線G1と第2共通線3Lと
の間に形成される静電保護回路の構成を示す図である。
【0066】図7(a)は平面図であり、図7(b)は
図7(a)のb−b線における断面図を示している。
【0067】同図において、まず、x方向に延在する走
査信号配線G1が形成され、その両側にそれぞれ非線形
素子NRが形成される領域となっている。
【0068】この非線形素子NRは、前記薄膜トランジ
スタTFTとほぼ類似の構成となっており、そのゲート
電極とドレイン電極とが互いに接続されていることに相
違を有する。
【0069】第2静電保護回路が形成される領域および
その近傍は、走査信号線G1、G2、…、Gnを覆って
画素領域において形成された層間絶縁膜7がそのまま延
在されて形成され、この層間絶縁膜7上の非線形素子N
Rの形成領域に半導体層PLが形成されている。この半
導体層PLは薄膜トランジスタTFTの形成領域におけ
るそれと同工程で形成されるものである。
【0070】そして、図中y方向に延在する第2共通線
3Lが形成されている。この第2共通線3Lは、表示部
における映像信号線D1、D2、…、Dmと同一の工程
で形成される(したがって、材料も同じ)ようになって
いる。
【0071】また、この第2共通線3Lは、走査信号配
線G1に対して図中上側の非線形素子NRの半導体層P
Lの表面に形成するドレイン電極(後に説明するゲート
電極との接続がなされる電極を便宜上ドレイン電極と称
する。これに対して他方の電極をソース電極と称する)
と一体に形成され、かつ、このドレイン電極と第2共通
線3Lとの接続部は後に説明するゲート電極との接続を
図るために比較的面積が広く形成されている。
【0072】さらに、この第2共通線3Lは、走査信号
配線G1に対して下側の非線形素子NRの半導体層PL
の表面に形成するソース電極と一体に形成されている。
【0073】一方、この第2共通線3Lと同一の材料か
らなり、かつ、この第2共通線と同一の工程で形成され
る他の導電層CL(第2共通線と物理的に分離された導
電層)があり、この導電層CLは、走査信号配線G1に
対して図中上側の非線形素子NRの半導体層PLの表面
に形成するソース電極が一体に形成されているととも
に、走査信号配線G1に対して図中下側の非線形素子N
Rの半導体層PLの表面に形成するドレイン電極が一体
に形成されている。
【0074】そして、走査信号配線G1に対して図中下
側の非線形素子NRの半導体層PLの表面に形成するド
レイン電極と前記半導体層PLとの接続部は後に説明す
るゲート電極との接続を図るために比較的面積が広く形
成されている。
【0075】このように加工された表面には、表示部に
おける保護膜9がそのまま延在された保護膜9が形成さ
れ、この保護膜9には、走査信号配線G1に対して上側
の非線形素子NRの半導体層PLの表面に形成するドレ
イン電極と第2共通線3Lとの接続部の一部、および走
査信号配線G1に対して下側の非線形素子NRの半導体
層PLの表面に形成するドレイン電極と前記導電層CL
との接続部の一部をそれぞれ露呈させるためのコンタク
ト孔THが形成されている。
【0076】このコンタクト孔THは、表示部における
薄膜トランジスタTFTのソース電極Sと画素電極10
との接続を図るコンタクト孔9Aの形成と同時に形成さ
れるようになっている。
【0077】以上説明したことから明らかなように、非
線形素子NRのドレイン電極とゲート電極との接続を図
るのに、保護膜9に形成されたコンタクト孔THを通し
て行わなければならないが、このコンタクト孔THは、
表示部における画素電極10と薄膜トランジスタTFT
のソース電極Sとの接続を図るコンタト孔9Aの形成と
同時に形成することができるようになる。
【0078】このため、製造構成の増大をもたらすこと
なく該非線形素子NRを形成することができるようにな
る。
【0079】映像信号線側の静電保護回路(第1静電保
護回路) 図8は、たとえば映像信号配線D1と第1共通線3Uと
の間に形成される静電保護回路の構成を示す図である。
【0080】図8(a)は平面図であり、図8(b)は
図8(a)のb−b線における断面図を示している。
【0081】まず、図8(a)に示すように、図中x方
向に延在する第1共通線3Uがあり、この第1共通線3
Uの両側がそれぞれ非線形素子NRの形成領域となって
いる。また、この第1共通線は、その図中下側の非線形
素子NRの形成領域にまで延在されて延在部を備えてい
る。
【0082】そして、第1共通線3Uおよびその周辺を
覆うようにして表示部における層間絶縁膜7が延在され
た層間絶縁膜7が形成され、この層間絶縁膜7上におけ
る各非線形素子NRの形成領域には、半導体層PLが形
成されている。この半導体層PLは薄膜トランジスタT
FTの形成領域におけるそれと同工程で形成されるもの
である。
【0083】ここで、各非線形素子NRにおける半導体
層PLのそれぞれは独立に形成してもよいが、本実施例
では、後に説明する映像信号配線D1の形成領域におい
て接続された一体物として形成されている。
【0084】そして、図中y方向に延在する映像信号配
線D1が形成されている。この映像信号配線D1は、第
1共通線3Uに対して上側の非線形素子NRの半導体層
PLの表面に形成するドレイン電極と一体に形成され、
かつ、このドレイン電極と映像信号配線D1との接続部
は後に説明するゲート電極との接続を図るために比較的
面積が広く形成されている。
【0085】さらに、この映像信号配線D1は、第1共
通線3Uに対して下側の非線形素子NRの半導体層PL
の表面に形成するソース電極と一体に形成されている。
【0086】一方、この映像信号配線D1と同一の材料
からなり、かつ、この映像信号線D1と同一の工程で形
成される他の導電層CL(映像信号配線D1と物理的に
分離された導電層)があり、この導電層CLは、第1共
通線3Uに対して上側の非線形素子NRの半導体層PL
の表面に形成するソース電極が一体に形成されていると
ともに、第1共通線3Uに対して下側の非線形素子NR
の半導体層PLの表面に形成するドレイン電極が一体に
形成されている。
【0087】このように加工された表面には、表示部に
おける保護膜9がそのまま延在された保護膜9が形成さ
れ、この保護膜9には、第1共通線3Uに対して上側の
非線形素子NRの半導体層PLの表面に形成するドレイ
ン電極と映像信号配線D1との接続部の一部、および第
1共通線3Uに対して下側の非線形素子NRの半導体層
PLの表面に形成するドレイン電極と前記導電層CL1
との接続部の一部をそれぞれ露呈させるためのコンタク
ト孔TH(この実施例では第1共通線3Uと重畳する)
が形成されている。
【0088】このコンタクト孔THは、表示部における
薄膜トランジスタTFTのソース電極Sと画素電極10
との接続を図るコンタクト孔9Aの形成と同時に形成さ
れるようになっている。
【0089】そして、保護膜9の上面には、画素電極と
同時に形成される(従って材料も同じ)導電層CL2が
あり、この導電層CL2は、第1共通線3Uに対して上
側の非線形素子NRのゲート電極を形成するとともにコ
ンタクト孔THを通して該非線形素子NRのドレイン電
極と接続されるようになっている。
【0090】以上説明したことから明らかとなるよう
に、非線形素子NRのドレイン電極とゲート電極との接
続を図るのに、保護膜9に形成されたコンタクト孔TH
を通して行わなければならないが、このコンタクト孔T
Hは、表示部における画素電極10と薄膜トランジスタ
TFTのソース電極Sとの接続を図るコンタト孔THの
形成と同時に形成することができるようになる。
【0091】このため、製造構成の増大をもたらすこと
なく該非線形素子NRを形成することができるようにな
る。
【0092】高抵抗部の構成 図9は、第2共通線3L、3Rに形成された高抵抗部4
A、および第2検査用端子2Dに形成された高抵抗部4
Bの平面図である。また、図10は、図9のX−X線にお
ける断面図ある。これら各抵抗部4A、4Bはいずれも
映像信号線D1、D2、…、Dmと同時に形成する第2
共通線3L、3R、第2検査用端子2D内に形成される
ものであることから同一の構成を採用することができ
る。
【0093】それ故、ここでの説明では第2共通線3R
内に形成された抵抗部4Aについてのみ説明する。
【0094】図9において、透明ガラス基板1上の該高
抵抗部4Aに層間絶縁膜7が延在されて形成され、この
層間絶縁膜7の上面に半導体層PL3が形成されてい
る。この半導体層PL3は、画素領域における薄膜トラ
ンジスタTFTの半導体層8と同一の工程で形成される
ようになっている。
【0095】そして、映像信号線D1、D2、…、Dm
と同一の工程で形成される第2共通線3Rは、この半導
体層PL3の上面で物理的に分離され、かつ、それぞれ
の端部が該半導体層PL3の端辺に股がるようにして形
成されている。
【0096】さらに、このように加工された表面には、
保護膜9が延在されて形成され、その表面には配向膜が
形成されている。
【0097】第1共通線と第2共通線の接続部の構成 図1は、第1共通線3Uと第2共通線3Lの接続部を示
す平面図である。また、図2は、図1のII−II線におけ
る断面図を示している。
【0098】なお、第1共通線3Uと第2共通線3R、
および第1検査用端子2L、2Rと第2検査用端子2D
との間にも接続部を有するが、その構成は第1共通線3
Uと第2共通線3Lの接続部と全く同様であることか
ら、ここでは、第1共通線3Uと第2共通線3Lの接続
部についてのみ説明する。
【0099】同図において、透明ガラス基板1上に、ま
ず、そのx方向に延在した第1共通線3Uが形成されて
いる。この第1共通線3Uは走査信号線G1、G2、
…、Gnと同一の工程で形成されるようになっている。
【0100】そして、この第1共通線3Uを覆うように
して透明ガラス基板1上には層間絶縁膜7が延在されて
形成されている。
【0101】この層間絶縁膜7の上面には、そのy方向
に延在した第2共通線3Lが形成されている。この第2
共通線3Lは映像信号線D1、D2、…、Dmと同一の
工程で形成されるようになっている。
【0102】このことから、第1共通線3Uと第2共通
線3Lは、層間絶縁膜7を介して互いに異なる層に形成
され、それらの接続は特別な加工を要するが明らかにな
る。
【0103】第2共通線3Lを覆うようにして透明ガラ
ス基板1上には保護膜9が延在されてい形成され、この
保護膜9には、前記第1共通線3Uの一部を露呈させる
ためのコンタクト孔9cが形成されている。
【0104】このコンタク孔9cは、画素電極10と薄
膜トランジスタTFTとの接続のための保護膜9におけ
るコンタクト孔9Aの形成と同一の工程で形成されるよ
うになっている。
【0105】そして、この場合、第2共通線3Lの一部
を露呈させるためのコンタクト孔9cも同時に形成され
るようになっている。第2共通線3Lは、第1共通線3
Uの場合と異なり、保護膜9およびその下層に位置づけ
られる層間絶縁膜7とで覆われていることから、前記コ
ンタクト孔9cの形成は該層間絶縁膜7をも貫通する程
度の時間で選択エッチングをする必要がある。この場
合、他のコンタクト孔は保護膜9の下層に位置づけられ
る導電層(第1共通線あるいはソース電極)がストッパ
となることから特に問題となることはない。
【0106】このことから、このようなコンタクト孔9
c、9dの形成は薄膜トランジスタTFTと画素電極1
0との接続に要するコンタク孔9Aと同一の工程で行う
ことから工程数の増大をもたらすようなことはなくな
る。
【0107】そして、保護膜9の上面には、この保護膜
9から該コンタクト孔9c、9dを通して露呈された第
1共通線3Uの一部および第2共通線3Lの一部を互い
に接続させるための導電膜15が形成されている。この
導電膜はITO膜からなり、画素電極10の形成と同一
の工程で形成されるようになっている。
【0108】このことから、該導電膜15の形成におい
ても工程数の増大をもたらすようなことはなくなる。
【0109】他の実施例 図11は、前述した高抵抗部4A、4Bの他の実施例を
示す平面図である。また、図12は図11のXII−XII線
における断面図を示している。
【0110】この高抵抗部4A、4Bのそれぞれを構成
する一対の非線形素子NRは、静電保護回路を構成する
非線形素子NRとほぼ同様の構成をなしている。
【0111】このため、図11、図12に示す非線形素
子NRの各構成要素を示す符号は、静電保護回路を構成
する非線形素子NRの各構成要素を示す符号と同一に示
している。
【0112】このことから明らかとなるように、この高
抵抗部4A、4Bを構成する一対の非線形素子NRは画
素領域および静電保護回路と並行して形成することがで
き、製造工数の増大をもたらすようなことがなくなる。
【0113】また、本実施例では、第1共通線3Uと第
2共通線3L、3Rとを互いに電気的に接続させる個所
を有するとともに、少なくともこれら各第1共通線3U
と第2共通線3L、3Rとの接続個所以外の分離個所
(図3においてQで示す)に対応する個所側にて前記第
2検査用端子2Dと第2共通線2L、2Rとを互いに電
気的に接続させる個所を有するようにしたものである。
【0114】しかし、このような構成に限定されること
はないことはいうまでもない。
【0115】たとえば、図13に示すように、各共通線
3U、3L、3D、3Rのみを互いに接続させ(図中点
線丸Qで示す部分)、各検査用端子2U、2L、2D、
2Rを接続させないような構成としても同様の効果が得
られる。この場合、接続個所の少なくとも一方の共通線
に抵抗部を設けることはいうまでもない。
【0116】また、図14に示すように、各検査用端子
2U、2L、2D、2Rのみを互いに接続させ(図中点
線丸Qで示す部分)、各共通線3U、3L、3D、3R
を接続させないような構成としても同様の効果が得られ
る。この場合、接続個所の少なくとも一方の検査用端子
に抵抗部を設けることはいうまでもない。
【0117】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による液晶表示装置およびTFT基板によれば、
信号線間のショート検査等に支障を与えることなく、第
1および第2共通線の配向膜ラビングによる静電気の蓄
電による弊害を除去できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の一実施例を示す要
部平面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】本発明による液晶表示装置のTFT基板の概略
構成を示す平面図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の画素領域における
構成の一実施例を示す等価回路図である。
【図5】本発明による液晶表示装置の画素領域における
構成の一実施例を示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の走査信号線側の静
電保護回路の一実施例を示す構成図である。
【図8】本発明による液晶表示装置の映像信号線側の静
電保護回路の一実施例を示す構成図である。
【図9】本発明による液晶表示装置の静電保護回路の共
通線に組み込まれる高抵抗部の一実施例を示す構成図で
ある。
【図10】図9のX−X線における断面図である。
【図11】本発明による液晶表示装置の静電保護回路の
共通線に組み込まれる高抵抗部の他の実施例を示す構成
図である。
【図12】図11のXII−XII線における断面図である。
【図13】本発明による液晶表示装置の他の実施例を示
す説明図である。
【図14】本発明による液晶表示装置の他の実施例を示
す説明図である。
【符号の説明】
G1、G2、…、Gn…走査信号線、D1、D2、…、
Dm…映像信号線、3U、3D…第1共通線、3L、3
R…第2共通線、2U、2D…第2検査用端子、2L、
2R…第1検査用端子、4A、4B…高抵抗部、NR、
INT…非線形素子、TFT…薄膜トランジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を介して対向配置される透明基板の
    うちその一方の透明基板の液晶側の面に、x方向に延在
    しy方向に並設されるゲート信号線と透明基板のほぼ全
    域に形成された層間絶縁膜を介してy方向に延在しx方
    向に並設されるドレイン信号線とで囲まれる領域を画素
    領域とし、 これら画素領域に、前記ゲート信号線による走査信号の
    供給によってオンされる薄膜トランジスタと、このオン
    された薄膜トランジスタを介して前記ドレイン信号線か
    らの映像信号が印加される画素電極を備え、 この画素電極は、前記ゲート信号線、ドレイン信号線、
    および薄膜トランジスタを覆って形成される保護膜の上
    面に形成されているとともに、該保護膜に形成されたコ
    ンタクト孔を通して前記薄膜トランジスタのソース電極
    に接続されるものであって、 前記画素領域の集合からなる表示部の外側に、前記ゲー
    ト信号線と同一の工程で形成され各ドレイン信号線と直
    交して延在される第1共通線とこの第1共通線と各ドレ
    イン信号線のそれぞれに接続される非線形素子とからな
    る第1静電保護回路と、前記ドレイン信号線と同一の工
    程で形成され各ゲート信号線と直交して延在される第2
    共通線とこの第2共通線と各ゲート信号線のそれぞれに
    接続される非線形素子とからなる第2静電保護回路と、
    を備える液晶表示装置において、 前記第1共通線と第2共通線は互いに電気的に接続さ
    れ、その接続個所の近傍における少なくとも一方の共通
    線に高抵抗部を有するとともに、前記接続は、前記保護
    膜に形成されたコンタクト孔を通して前記画素電極と同
    一の工程で形成される導電層を介してなされていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 第1共通線の前記導電層との接続を図る
    コンタクト孔は、保護膜に対する選択エッチングをその
    下層の層間絶縁膜にまで及ぶようにして形成することを
    特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 規定の寸法よりも大きく形成され後の工
    程でカッテングされるカット領域を備える透明基板の主
    表面に、 x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線と透明
    基板の全域に形成された層間絶縁膜を介してy方向に延
    在しx方向に並設されるドレイン信号線とで囲まれる領
    域を画素領域とし、 これら画素領域に、前記ゲート信号線による走査信号の
    供給によってオンされる薄膜トランジスタと、このオン
    された薄膜トランジスタを介して前記ドレイン信号線か
    らの映像信号が印加される画素電極を備え、 この画素電極は、前記ゲート信号線、ドレイン信号線、
    および薄膜トランジスタを覆って形成される保護膜の上
    面に形成されているとともに、該保護膜に形成されたコ
    ンタクト孔を通して前記薄膜トランジスタのソース電極
    に接続されるものであって、 前記画素領域の集合からなる表示部の外側に、前記ゲー
    ト信号線と同一の工程で形成され各ドレイン信号線と直
    交して延在される第1共通線とこの第1共通線と各ドレ
    イン信号線のそれぞれに接続される非線形素子とからな
    る第1静電保護回路と、前記ドレイン信号線と同一の工
    程で形成され各ゲート信号線と直交して延在される第2
    共通線とこの第2共通線と各ゲート信号線のそれぞれに
    接続される非線形素子とからなる第2静電保護回路と、 前記透明基板のカット領域に、前記ゲート信号線と同一
    の工程で形成されかつこれら各ゲート信号線を互いに共
    通接続させた第1検査用端子と前記ドレイン信号線と同
    一の工程で形成されかつこれら各ドレイン信号線を互い
    に共通接続させた第2検査用端子とを備えるTFT基板
    において、 前記第1検査用端子と第2検査用端子は互いに電気的に
    接続され、その接続個所の近傍における少なくとも一方
    の共通線に高抵抗部を有するとともに、前記接続は、前
    記保護膜に形成されたコンタクト孔を通して前記画素電
    極と同一の工程で形成される導電層を介してなされてい
    ることを特徴とするTFT基板。
  4. 【請求項4】 規定の寸法よりも大きく形成され後の工
    程でカッテングされるカット領域を備える透明基板の主
    表面に、 x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線と透明
    基板の全域に形成された層間絶縁膜を介してy方向に延
    在しx方向に並設されるドレイン信号線とで囲まれる領
    域を画素領域とし、 これら画素領域に、前記ゲート信号線による走査信号の
    供給によってオンされる薄膜トランジスタと、このオン
    された薄膜トランジスタを介して前記ドレイン信号線か
    らの映像信号が印加される画素電極を備え、 この画素電極は、前記ゲート信号線、ドレイン信号線、
    および薄膜トランジスタを覆って形成される保護膜の上
    面に形成されているとともに、該保護膜に形成されたコ
    ンタクト孔を通して前記薄膜トランジスタのソース電極
    に接続されるものであって、 前記画素領域の集合からなる表示部の外側に、前記ゲー
    ト信号線と同一の工程で形成され各ドレイン信号線と直
    交して延在される第1共通線とこの第1共通線と各ドレ
    イン信号線のそれぞれに接続される非線形素子とからな
    る第1静電保護回路と、前記ドレイン信号線と同一の工
    程で形成され各ゲート信号線と直交して延在される第2
    共通線とこの第2共通線と各ゲート信号線のそれぞれに
    接続される非線形素子とからなる第2静電保護回路と、 前記透明基板のカット領域に、前記ゲート信号線と同一
    の工程で形成されかつこれら各ゲート信号線を互いに共
    通接続させた第1検査用端子と前記ドレイン信号線と同
    一の工程で形成されかつこれら各ドレイン信号線を互い
    に共通接続させた第2検査用端子とを備えるTFT基板
    において、 前記第1共通線と第2共通線とを互いに電気的に接続さ
    せる個所を有するとともに、少なくともこれら各第1共
    通線と第2共通線との接続個所以外の分離個所に対応す
    る個所にて前記第1検査用端子と第2共通線とを互いに
    電気的に接続させる個所を有し、これら各接続個所の近
    傍における少なくとも一方の共通線あるいは検査用端子
    に高抵抗部を有するとともに、前記各接続は、前記保護
    膜に形成されたコンタクト孔を通して前記画素電極と同
    一の工程で形成される導電層を介してなされていること
    を特徴とするTFT基板。
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