JPH11150082A - 半導体ウエハーに対するイオン注入方法及び装置 - Google Patents

半導体ウエハーに対するイオン注入方法及び装置

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JPH11150082A
JPH11150082A JP31856497A JP31856497A JPH11150082A JP H11150082 A JPH11150082 A JP H11150082A JP 31856497 A JP31856497 A JP 31856497A JP 31856497 A JP31856497 A JP 31856497A JP H11150082 A JPH11150082 A JP H11150082A
Authority
JP
Japan
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semiconductor wafer
ion beam
center
outer periphery
scanning
Prior art date
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Application number
JP31856497A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Fukao
敏弘 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハー14に対するイオンの注入
を、イオン化装置11から発射されるイオンビーム2を
半導体ウエハー14の表面に対して照射することによっ
て行う場合に、一枚の半導体ウエハーに対してイオン注
入を行うに必要な時間を短くする。 【手段】 イオン化装置11から半導体ウエハー14の
表面に対して発射されるイオンビーム12を、半導体ウ
エハーの外周から中心に向かう渦巻き状か、或いは、半
導体ウハエーの中心から外周に向かう渦巻き状にスキャ
ンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハーの
表面に対して、各種の不純物をイオンの形態にて注入す
る方法、及び、その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハーに対するイオン
の注入は、図3に示すように、適宜の材料をイオン化す
るイオン化装置1から発射されるイオンビーム2を、支
持部材3に装着した半導体ウエハー4の表面に対して照
射することによって行うもので、この場合において、従
来は、前記イオン化装置1と、半導体ウハエー4との間
に、イオン化装置1から発射されるイオンビーム2を上
下方向に偏向する垂直偏向手段5と、左右方向に偏向す
る水平偏向手段6とを設け、この垂直偏向手段5及び水
平偏向手段6にて、図4に示すように、前記イオンビー
ム2を前記半導体ウエハー4を含む矩形の領域A内を、
左右方向にジクザク状に往復しながら上から下向きに又
は下から上向きにスキャンすることにより、前記矩形の
領域A内に位置している半導体ウエハー4の全表面に対
してイオンの注入を行うように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法
は、前記したように、イオン化装置1から発射されるイ
オンビーム2を、垂直偏向手段5及び水平偏向手段6に
て、前記半導体ウエハー4を含む矩形の領域A内を左右
方向にジグザグ状に往復しながら上から下向きに又は下
から上向きにスキャンするものであって、前記イオンビ
ーム2をスキャンする領域Aが矩形であるのに対し、半
導体ウエハー4は円形であり、換言すると、前記イオン
ビーム2を、円形の半導体ウエハー4の全体を含む矩形
の領域A内をスキャンするものであることにより、この
矩形の領域A内における四隅部には、図4に斜めの平行
線を施したように、半導体ウエハー4に対してイオンを
行わなうことなくイオンビームがただスキャンするだけ
の無駄な部分ができ、しかも、この無駄な部分の半導体
ウエハー4における全表面積に対する割合が大きくて、
一枚の半導体ウエハーに対してイオン注入を行うに必要
な時間がそれだけ長くなるから、作業能率が低くて、コ
ストのアップを招来すると言う問題があった。
【0004】本発明は、この問題を解消したイオン注入
方法と、その装置とを提供することを技術的課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の方法は、「イオン化装置から半導体ウエ
ハーの表面に対して発射されるイオンビームを、半導体
ウエハーの外周から中心に向かう渦巻き状か、或いは、
半導体ウハエーの中心から外周に向かう渦巻き状にスキ
ャンすることを特徴とする。」ものである。
【0006】また、本発明の装置は、「半導体ウエハー
と、この半導体ウエハーの表面に対してイオンビームを
発射するイオン化装置との間に、前記イオン化装置から
発射されるイオンビームを、半導体ウエハーの外周から
中心に向かう渦巻き状か、或いは、半導体ウハエーの中
心から外周に向かう渦巻き状にスキャンするようにした
偏向手段を配設したことを特徴とする。」ものである。
【0007】
【発明の作用・効果】このように、イオン化装置から半
導体ウエハーの表面に対して発射されるイオンビーム
を、半導体ウエハーの外周から中心に向かう渦巻き状
か、或いは、半導体ウハエーの中心から外周に向かう渦
巻き状にスキャンすることにより、イオンビームをスキ
ャンする領域が、半導体ウエハーと同じ円形になるか
ら、半導体ウエハーの周りにイオンビームがただスキャ
ンするだけの無駄な部分ができることを殆ど無くするこ
とができるか、前記無駄な部分を僅少にすることができ
るのである。
【0008】従って、本発明によると、一枚の半導体ウ
エハーに対してイオン注入を行うに必要な時間を短くで
きるから、作業能率が高くて、コストの低減を達成でき
る効果を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1及び図2の図面について説明する。この図において符
号14は、支持部材13に装着した半導体ウエハーを、
符号11は、適宜の材料をイオン化するイオン化装置を
各々示し、このイオン化装置11から前記半導体ウエハ
ー14の表面に向かってイオンビーム12を発射するよ
うにすることにより、前記半導体ウエハー14の表面に
対してイオンの注入を行う。
【0010】この場合において、前記イオン化装置11
と、半導体ウハエー14との間に、イオン化装置11か
ら発射されるイオンビーム12を上下方向に偏向する垂
直偏向手段15と、左右方向に偏向する水平偏向手段1
6とを配設し、前記水平偏向手段16には、正弦波形を
発生する信号発生器17からの波形信号を入力とするゲ
インコントロールアンプ18を接続する一方、前記垂直
偏向手段15には、位相を90度ずらせた正弦波形を発
生する信号発生器19からの波形信号を入力とするゲイ
ンコントロールアンプ20を接続する。
【0011】更に、前記水平偏向手段16に対するゲイ
ンコントロールアンプ18及び垂直偏向手段15に対す
るゲインコントロールアンプ20に、三角形波形を発生
する信号発生器21からの波形信号を入力とする非線形
アンプ22を接続する。つまり、この構成により、前記
イオン化装置11から半導体ウエハー14に向かって発
射されるイオンビーム12を、半導体ウハエー14の中
心から外周に向かう渦巻き状にスキャンさせる。
【0012】これにより、イオンビーム12をスキャン
する領域が、半導体ウエハー14と同じ円形になるか
ら、半導体ウエハー14の周りにイオンビーム12がた
だスキャンするだけの無駄な部分ができることを殆ど無
くすることができるか、前記無駄な部分を僅少にするこ
とができるのである。なお、前記実施の形態は、イオン
ビーム12を半導体ウハエー14の中心から外周に向か
う渦巻き状にスキャンさせる場合であったが、これに代
えて、イオンビーム12を、半導体ウハエー14の外周
から中心に向かう渦巻き状にスキャンさせるようにして
も良いことは言うまでもなく、また、前記非線形アンプ
22には、前記渦巻き状にスキャンさせるときの半径方
向のピッチ間隔Pを増減調節するためのピッチ間隔調節
手段23が設けられている。
【0013】ところで、前記イオン化装置11から半導
体ウエハー14に向かって発射されるイオンビーム12
を、前記したように、半導体ウハエー14の中心から外
周に向かう渦巻き状か、或いは、半導体ウハエー14の
外周から中心に向かう渦巻き状にスキャンさせる場合に
おいて、渦巻き状にスキャンさせるときの半径方向のピ
ッチ間隔Pが、半導体ウエハー14の外周から中心まで
の間において一定であると、半導体ウエハー14の中心
部分に対するイオンの注入量が多くなると言うように、
イオンの注入にバラ付きが発生することになる。
【0014】これを回避するには、例えば、前記非線形
アンプ22に対する信号発生器21における三角形波形
を、当該三角形波形のうち一つの辺を直線に代えて湾曲
線したものにすると言う手段等により、渦巻き状にスキ
ャンさせるときの半径方向のピッチ間隔Pを、半導体ウ
エハー14における中心の部分において広くするように
すれば良いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II視拡大図である。
【図3】従来の例を示す斜視図である。
【図4】図3のIII −III 視拡大図である。
【符号の説明】
11 イオン化装置 12 イオンビーム 13 支持部材 14 半導体ウエハー 15 垂直偏向手段 16 水平偏向手段 17,19,21 信号発生器 18,20 ゲインコントロールアンプ 22 非線形アンプ 23 ピッチ間隔調節手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン化装置から半導体ウエハーの表面に
    対して発射されるイオンビームを、半導体ウエハーの外
    周から中心に向かう渦巻き状か、或いは、半導体ウハエ
    ーの中心から外周に向かう渦巻き状にスキャンすること
    を特徴とする半導体ウエハーに対するイオン注入方法。
  2. 【請求項2】半導体ウエハーと、この半導体ウエハーの
    表面に対してイオンビームを発射するイオン化装置との
    間に、前記イオン化装置から発射されるイオンビーム
    を、半導体ウエハーの外周から中心に向かう渦巻き状
    か、或いは、半導体ウハエーの中心から外周に向かう渦
    巻き状にスキャンするようにした偏向手段を配設したこ
    とを特徴とする半導体ウエハーに対するイオン注入装
    置。
JP31856497A 1997-11-19 1997-11-19 半導体ウエハーに対するイオン注入方法及び装置 Pending JPH11150082A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013232363A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Ulvac Japan Ltd 照射方法、処理装置
CN104835711A (zh) * 2014-02-11 2015-08-12 英飞凌科技股份有限公司 具有离子束导向单元的注入装置、半导体器件及制造方法
US11569641B2 (en) 2020-11-16 2023-01-31 Nrd Llc Ionizer bar

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