JPH11149528A - 無線タグを用いた情報通信装置 - Google Patents
無線タグを用いた情報通信装置Info
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- JPH11149528A JPH11149528A JP9313715A JP31371597A JPH11149528A JP H11149528 A JPH11149528 A JP H11149528A JP 9313715 A JP9313715 A JP 9313715A JP 31371597 A JP31371597 A JP 31371597A JP H11149528 A JPH11149528 A JP H11149528A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の無線タグとの通信に際し通信漏れを無く
すことを目的とする。 【解決手段】 通信可能エリアにあるすべての無線タ
グとの累積通信時間を計測部32で計測し、この計測値
に応じて適正なベルトコンベア速度を算出部33で算出
し、この算出値によりベルトコンベア駆動部34を駆動
するように構成される。
すことを目的とする。 【解決手段】 通信可能エリアにあるすべての無線タ
グとの累積通信時間を計測部32で計測し、この計測値
に応じて適正なベルトコンベア速度を算出部33で算出
し、この算出値によりベルトコンベア駆動部34を駆動
するように構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同時に複数の無
線タグと通信可能なリーダ/ライタを用いた情報通信装
置に関する。
線タグと通信可能なリーダ/ライタを用いた情報通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】同時に複数の無線タグと通信可能なリー
ダ/ライタは、例えば一定の速度で進むベルトコンベア
上にある複数の商品などの品物に付加された無線タグと
通信して、商品の内容などの必要な情報を読み取ること
ができる。
ダ/ライタは、例えば一定の速度で進むベルトコンベア
上にある複数の商品などの品物に付加された無線タグと
通信して、商品の内容などの必要な情報を読み取ること
ができる。
【0003】このため、例えばリーダ/ライタのアンテ
ナの通信可能エリア内にベルトコンベアを設置し、この
通信エリア内にある一定の割合で流入される複数の無線
タグと通信し、必要に応じて情報の読取り、書き込みを
行う。
ナの通信可能エリア内にベルトコンベアを設置し、この
通信エリア内にある一定の割合で流入される複数の無線
タグと通信し、必要に応じて情報の読取り、書き込みを
行う。
【0004】今、図13に示したように、図示しないリ
ーダ/ライタの通信可能エリアCA内に商品などの品物
G2に付加された無線タグTG2が1枚だけある場合、
つまり、ベルトコンベアB上の下流側に隣接する無線タ
グTG3との間隔1が、速度vで走行中のベルトコンベ
アBの走行方向の通信可能エリア長Lより長い場合を考
える。
ーダ/ライタの通信可能エリアCA内に商品などの品物
G2に付加された無線タグTG2が1枚だけある場合、
つまり、ベルトコンベアB上の下流側に隣接する無線タ
グTG3との間隔1が、速度vで走行中のベルトコンベ
アBの走行方向の通信可能エリア長Lより長い場合を考
える。
【0005】通信可能エリア長がL、ベルトコンベアの
速度がvであるから、一つの無線タグTG2が、通信可
能エリアCA内に存在する時間T0は、L/vで表わさ
れる。一般に、リーダ/ライタが無線タグTG2と通信
する時間tは、通信エラーなどが起きた場合を考えてn
回分の通信時間を確保する必要があり、t=T0/nで
ある。
速度がvであるから、一つの無線タグTG2が、通信可
能エリアCA内に存在する時間T0は、L/vで表わさ
れる。一般に、リーダ/ライタが無線タグTG2と通信
する時間tは、通信エラーなどが起きた場合を考えてn
回分の通信時間を確保する必要があり、t=T0/nで
ある。
【0006】よって、べルトコンベアBの速度は、v=
L/(nt)となり、通信可能エリア長Lと、リーダ/
ライタが無線タグTG2と通信する時間tに依存する
が、通信可能エリア長Lは固定であるから、通信時間t
に依存することになる。即ち、べルトコンベアBの速度
がv<L/(nt)であれば、通信可能エリアCAに入
って来る全ての無線タグと通信することができる。
L/(nt)となり、通信可能エリア長Lと、リーダ/
ライタが無線タグTG2と通信する時間tに依存する
が、通信可能エリア長Lは固定であるから、通信時間t
に依存することになる。即ち、べルトコンベアBの速度
がv<L/(nt)であれば、通信可能エリアCAに入
って来る全ての無線タグと通信することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、v≧L
/(nt)の場合には、通信できない無線タグが発生す
る。また、リーダ/ライタの無線タグとの通信可能エリ
アCA内に、図14に示したように複数個の品物がある
場合を考える。例えば図示のように3個の品物G1〜G
3があり、3枚の無線タグTG1〜TG3がある場合に
は、べルトコンベアB上の隣接する無線タグの間隔lが
リーダ/ライタの通信可能エリア長Lより短くなる。
/(nt)の場合には、通信できない無線タグが発生す
る。また、リーダ/ライタの無線タグとの通信可能エリ
アCA内に、図14に示したように複数個の品物がある
場合を考える。例えば図示のように3個の品物G1〜G
3があり、3枚の無線タグTG1〜TG3がある場合に
は、べルトコンベアB上の隣接する無線タグの間隔lが
リーダ/ライタの通信可能エリア長Lより短くなる。
【0008】1回通信されたタグは、2回目以降リーダ
/ライタからの通信要求には特別な場合を除いて応答し
ないように構成されているから、リトライ無しのときの
累積通信時間が最も長い場合は、3枚の無線タグTG1
〜TG3に対して最初のアクセスではTG1のみが応答
し、次のアスセスではTG2のみ、最後のアクセスでは
TG3が応答する場合である。
/ライタからの通信要求には特別な場合を除いて応答し
ないように構成されているから、リトライ無しのときの
累積通信時間が最も長い場合は、3枚の無線タグTG1
〜TG3に対して最初のアクセスではTG1のみが応答
し、次のアスセスではTG2のみ、最後のアクセスでは
TG3が応答する場合である。
【0009】ベルトコンベアB上の無線タグの間隔を
l、ベルトコンベアBの速度をvとすると、1個の無線
タグの通信にかけられる時間T1は1/vで表わされる
から、リーダ/ライタが無線タグと通信する時間tは、
通信エラーなどが起きた場合を考えてn回分の通信時間
を必要とするとして、T1/nである。
l、ベルトコンベアBの速度をvとすると、1個の無線
タグの通信にかけられる時間T1は1/vで表わされる
から、リーダ/ライタが無線タグと通信する時間tは、
通信エラーなどが起きた場合を考えてn回分の通信時間
を必要とするとして、T1/nである。
【0010】よって、ベルトコンベアBの速度は、v=
l/(nt)となり、ベルトコンベアB上の無線タグの
間隔1と、リーダ/ライタが無線タグと通信する時間t
に依存する。
l/(nt)となり、ベルトコンベアB上の無線タグの
間隔1と、リーダ/ライタが無線タグと通信する時間t
に依存する。
【0011】ベルトコンベアの速度がv<1/(nt)
であれば、通信可能エリアを通過するすべての無線タグ
と通信することができるが、ベルトコンベアの速度がv
≧L/(nt)の場合、通信できない無線タグが発生す
る。
であれば、通信可能エリアを通過するすべての無線タグ
と通信することができるが、ベルトコンベアの速度がv
≧L/(nt)の場合、通信できない無線タグが発生す
る。
【0012】また、図15に示すように、リーダ/ライ
タの無線タグとの通信可能エリア内に、複数枚(Ni)
の無線タグがあり、各無線タグが直線上に並んでなくか
つその間隔が不規則である場合を考える。
タの無線タグとの通信可能エリア内に、複数枚(Ni)
の無線タグがあり、各無線タグが直線上に並んでなくか
つその間隔が不規則である場合を考える。
【0013】この場合、ベルトコンベアB上を移動する
複数個の無線タグ、この場合7個の無線タグTG1〜T
G7がリーダ/ライタの通信可能エリアCAに存在する
時間が、リーダ/ライタが複数個の無線タグN0を処理
できる時間よりも短い場合、通信できない無線タグが発
生する。
複数個の無線タグ、この場合7個の無線タグTG1〜T
G7がリーダ/ライタの通信可能エリアCAに存在する
時間が、リーダ/ライタが複数個の無線タグN0を処理
できる時間よりも短い場合、通信できない無線タグが発
生する。
【0014】
【発明が解決すべき課題】べルトコンベアの速度、ある
いはリーダ/ライタの通信可能エリア内に流入される複
数の無線タグの割合が、無線タグの数、密度にかかわわ
らず−定である時、リーダ/ライタ側で複数の無線タグ
を処理する時間t0より、無線タグがリーダ/ライタの
通信可能エリア内に存在する時間Tが短い場合、通信で
きない無線タグが現れる。
いはリーダ/ライタの通信可能エリア内に流入される複
数の無線タグの割合が、無線タグの数、密度にかかわわ
らず−定である時、リーダ/ライタ側で複数の無線タグ
を処理する時間t0より、無線タグがリーダ/ライタの
通信可能エリア内に存在する時間Tが短い場合、通信で
きない無線タグが現れる。
【0015】そこで、この発明は、リ−ダ/ライタの通
信可能エリア内に入ってきた無線タグのすべてと漏れな
く通信ができるようにし、例えば商品に付加されたすべ
ての無線タグと完全に通信が確立できるため、商品管理
などが容易に行えるようになる、情報通信装置を提供す
ることを目的とする。
信可能エリア内に入ってきた無線タグのすべてと漏れな
く通信ができるようにし、例えば商品に付加されたすべ
ての無線タグと完全に通信が確立できるため、商品管理
などが容易に行えるようになる、情報通信装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の情報通信装置
は、ベルトコンベア上に設定された通信可能エリアを有
し、このベルトコンベア上を移送される無線タグとの間
で情報通信を行う情報通信装置において、停止状態の前
記ベルトコンベア上の通信可能エリア内にあるすべての
無線タグとの累積通信時間を測定する手段と、この測定
された累積通信時間からベルトコンベアの速度を決定す
る手段と、この決定された速度にてベルトコンベアを駆
動する信号を発生する手段とを有する制御手段から構成
されている。
は、ベルトコンベア上に設定された通信可能エリアを有
し、このベルトコンベア上を移送される無線タグとの間
で情報通信を行う情報通信装置において、停止状態の前
記ベルトコンベア上の通信可能エリア内にあるすべての
無線タグとの累積通信時間を測定する手段と、この測定
された累積通信時間からベルトコンベアの速度を決定す
る手段と、この決定された速度にてベルトコンベアを駆
動する信号を発生する手段とを有する制御手段から構成
されている。
【0017】またこの発明の情報通信装置は、ベルトコ
ンベア上の上流、下流に互いに隣接されて設定された第
1、第2の通信可能エリアを有し、ベルトコンベア上を
移送される無線タグとの間で情報通信を行う第1、第2
の通信ユニットを有する情報通信装置において、前記ベ
ルトコンベア上の第1の通信可能エリア内にあるすべて
の無線タグとの累積通信時間を測定する手段と、この測
定された累積通信時間からベルトコンベアの速度を決定
する手段と、この決定された速度にてベルトコンベアを
駆動する信号を発生する手段とを有する制御手段を具備
し、下流側の前記第2の通信可能エリアにて前記第2の
通信ユニットにより無線タグとの通信を行うことを特徴
として構成されている。
ンベア上の上流、下流に互いに隣接されて設定された第
1、第2の通信可能エリアを有し、ベルトコンベア上を
移送される無線タグとの間で情報通信を行う第1、第2
の通信ユニットを有する情報通信装置において、前記ベ
ルトコンベア上の第1の通信可能エリア内にあるすべて
の無線タグとの累積通信時間を測定する手段と、この測
定された累積通信時間からベルトコンベアの速度を決定
する手段と、この決定された速度にてベルトコンベアを
駆動する信号を発生する手段とを有する制御手段を具備
し、下流側の前記第2の通信可能エリアにて前記第2の
通信ユニットにより無線タグとの通信を行うことを特徴
として構成されている。
【0018】またこの発明の情報通信装置は、定速で走
行するベルトコンベア上の上流、下流に互いに隣接され
て設定された第1、第2の通信可能エリアを有し、ベル
トコンベア上を移送される無線タグとの間で情報通信を
行う第1、第2の通信ユニットを有する情報通信装置に
おいて、前記ベルトコンベア上の第1の通信可能エリア
内にあるすべての無線タグとの累積通信時間を測定する
手段と、この測定された累積通信時間より前記第1の通
信可能エリアから第2の通信可能エリアに流入する前記
無線タグの単位時間当たりの枚数を決定する手段と、前
記決定された枚数が所定値より多い場合にその枚数を制
限する手段と、前記第2の通信可能エリアにて前記第2
の通信ユニットにより無線タグとの通信を行うことを特
徴として構成されている。
行するベルトコンベア上の上流、下流に互いに隣接され
て設定された第1、第2の通信可能エリアを有し、ベル
トコンベア上を移送される無線タグとの間で情報通信を
行う第1、第2の通信ユニットを有する情報通信装置に
おいて、前記ベルトコンベア上の第1の通信可能エリア
内にあるすべての無線タグとの累積通信時間を測定する
手段と、この測定された累積通信時間より前記第1の通
信可能エリアから第2の通信可能エリアに流入する前記
無線タグの単位時間当たりの枚数を決定する手段と、前
記決定された枚数が所定値より多い場合にその枚数を制
限する手段と、前記第2の通信可能エリアにて前記第2
の通信ユニットにより無線タグとの通信を行うことを特
徴として構成されている。
【0019】上記の構成により通信可能エリアにあるす
べての無線タグとの累積通信時間が得られ、この累積通
信時間からベルトコンベアの速度が算出され、あるいは
無線タグの単位時間当たりの移送量が計算され、すべて
の無線タグとの通信が確保される。
べての無線タグとの累積通信時間が得られ、この累積通
信時間からベルトコンベアの速度が算出され、あるいは
無線タグの単位時間当たりの移送量が計算され、すべて
の無線タグとの通信が確保される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明の実
施例を詳細に説明する。図1はこの発明の第1の実施例
のタグ・リ−ダ/ライタの通信可能エリアに無線タグが
複数個ある状態、すなわちベルトコンベアB上に設定さ
れた通信可能エリアCA内に、夫々が無線タグTG1〜
TG7を付加した7個の品物G1〜G7が入っている状
態を示している。
施例を詳細に説明する。図1はこの発明の第1の実施例
のタグ・リ−ダ/ライタの通信可能エリアに無線タグが
複数個ある状態、すなわちベルトコンベアB上に設定さ
れた通信可能エリアCA内に、夫々が無線タグTG1〜
TG7を付加した7個の品物G1〜G7が入っている状
態を示している。
【0021】この通信可能エリアCAはアンテナ12A
によって定義され、実際には図1に示したように3次元
の空間であるが、説明の簡単のために、図2に示したよ
うにタグ・リ−ダ/ライタ12のアンテナ12Aによる
2次元通信エリアとして考える。
によって定義され、実際には図1に示したように3次元
の空間であるが、説明の簡単のために、図2に示したよ
うにタグ・リ−ダ/ライタ12のアンテナ12Aによる
2次元通信エリアとして考える。
【0022】タグ・リ−ダ/ライタ12はパ−ソナル・
コンピュ−タ(PC)13に接続されて動作するように
構成されている。アンテナ12Aによる通信可能エリア
CA内には7個の無線タグTG1〜TG7があり、夫々
との間で情報の通信が可能である。
コンピュ−タ(PC)13に接続されて動作するように
構成されている。アンテナ12Aによる通信可能エリア
CA内には7個の無線タグTG1〜TG7があり、夫々
との間で情報の通信が可能である。
【0023】このタグ・リ−ダ/ライタ12と無線タグ
TGの内部構成を図3に示す。無線タグTG1〜TG7
はいずれも同じ構成を有しているので、ここでは代表し
て無線タグTGで説明する。
TGの内部構成を図3に示す。無線タグTG1〜TG7
はいずれも同じ構成を有しているので、ここでは代表し
て無線タグTGで説明する。
【0024】図3において、タグ・リ−ダ/ライタ12
はPC13に接続されたCPUなどの制御回路14と、
この制御回路14からの情報信号で搬送波を変調して送
信アンテナ12A−1に供給するための送信回路15
と、無線タグTGからの変調信号電波を受信アンテナ1
2A−2で受信して復調し、情報信号を取り出して制御
回路14に送る受信回路16とから構成されている。
はPC13に接続されたCPUなどの制御回路14と、
この制御回路14からの情報信号で搬送波を変調して送
信アンテナ12A−1に供給するための送信回路15
と、無線タグTGからの変調信号電波を受信アンテナ1
2A−2で受信して復調し、情報信号を取り出して制御
回路14に送る受信回路16とから構成されている。
【0025】無線タグTGは、送信アンテナ12A−1
と受信アンテナ12A−2との間で電波の送受信を行う
アンテナ21Aと、このアンテナ21Aに接続された変
調/復調回路22と、この変調/復調回路22に接続さ
れた制御回路23と、この制御回路23に接続されたメ
モリ24とを有する。
と受信アンテナ12A−2との間で電波の送受信を行う
アンテナ21Aと、このアンテナ21Aに接続された変
調/復調回路22と、この変調/復調回路22に接続さ
れた制御回路23と、この制御回路23に接続されたメ
モリ24とを有する。
【0026】このメモリ24にはこの無線タグTGの識
別のためにたとえばシリアルID情報が格納されたメモ
リエリア24Aを有する。なお、この無線タグTGはそ
れ自身では電源を持っておらず、タグ・リ−ダ/ライタ
12から信号とともに送信される搬送波信号を電力送信
波として用い、無線タグTGはこの搬送波信号を分離し
て電源発生回路25により必要な電力を取り出すように
構成されている。この電源発生回路25は受信した電力
送信波を整流し直流電力に変換するもので、その構成は
よく知られている。
別のためにたとえばシリアルID情報が格納されたメモ
リエリア24Aを有する。なお、この無線タグTGはそ
れ自身では電源を持っておらず、タグ・リ−ダ/ライタ
12から信号とともに送信される搬送波信号を電力送信
波として用い、無線タグTGはこの搬送波信号を分離し
て電源発生回路25により必要な電力を取り出すように
構成されている。この電源発生回路25は受信した電力
送信波を整流し直流電力に変換するもので、その構成は
よく知られている。
【0027】図4はタグ・リ−ダ/ライタ12とPC1
3とで構成されるこの実施例の構成を機能ブロックとし
てまとめたブロック図である。この実施例の動作を図5
のフロ−チャ−トを参照して以下に説明する。
3とで構成されるこの実施例の構成を機能ブロックとし
てまとめたブロック図である。この実施例の動作を図5
のフロ−チャ−トを参照して以下に説明する。
【0028】図4において、まず、図2の制御回路14
を含む制御部31の制御のもとに、通信可能エリアCA
にある7個の無線タグTG1〜TG7すべてとタグ・リ
−ダ/ライタ12との通信がすべて終了するまでの通信
時間が通信時間計測部32により計測される。このと
き、図1に示したベルトコンベアBは図3のPC13か
らの指令によりベルトコンベア駆動部34により停止さ
れている。
を含む制御部31の制御のもとに、通信可能エリアCA
にある7個の無線タグTG1〜TG7すべてとタグ・リ
−ダ/ライタ12との通信がすべて終了するまでの通信
時間が通信時間計測部32により計測される。このと
き、図1に示したベルトコンベアBは図3のPC13か
らの指令によりベルトコンベア駆動部34により停止さ
れている。
【0029】即ち、この状態で図3のPC13の制御下
でタグ・リ−ダ/ライタ12の制御回路14から発生さ
れたリセット信号が送信回路15で電力送信波に搬送さ
れる形でアンテナ12A−1を介して通信可能エリアC
Aに向けて送信される。
でタグ・リ−ダ/ライタ12の制御回路14から発生さ
れたリセット信号が送信回路15で電力送信波に搬送さ
れる形でアンテナ12A−1を介して通信可能エリアC
Aに向けて送信される。
【0030】この送信波はアンテナ21Aにより受信さ
れ、電力搬送波は電源発生回路25に送られて直流電力
が発生される。この発生された直流電力は変調/復調回
路22および制御回路23に電源として供給される。
れ、電力搬送波は電源発生回路25に送られて直流電力
が発生される。この発生された直流電力は変調/復調回
路22および制御回路23に電源として供給される。
【0031】アンテナ12A−1を介して受信されたリ
セット信号は、変調/復調回路22で復調されて制御回
路23に供給され、制御回路23はメモリ24内のシリ
アルIDのデータを含む応答信号(アンサートウリセッ
ト信号)を形成して所定のタイミングで変調/復調回路
22に供給する。
セット信号は、変調/復調回路22で復調されて制御回
路23に供給され、制御回路23はメモリ24内のシリ
アルIDのデータを含む応答信号(アンサートウリセッ
ト信号)を形成して所定のタイミングで変調/復調回路
22に供給する。
【0032】この所定のタイミングは例えば制御回路2
3中に乱数発生器を設け、この乱数発生器の出力により
応答信号の送信タイミングを決定すればよい。応答信号
で変調された搬送波はアンテナ21Aから送信され、タ
グ・リータ/ライタ12の受信アンテナ12A−1で受
信されて受信回路16から制御回路14に供給される。
制御回路14は受信した応答信号に含まれるシリアルI
Dデータから応答してきた無線タグTGを特定するとと
もに、最初にリセット信号を送信してから応答信号を受
信した時までの経過時間を計測する。この計測はタイマ
によって簡単にできる。
3中に乱数発生器を設け、この乱数発生器の出力により
応答信号の送信タイミングを決定すればよい。応答信号
で変調された搬送波はアンテナ21Aから送信され、タ
グ・リータ/ライタ12の受信アンテナ12A−1で受
信されて受信回路16から制御回路14に供給される。
制御回路14は受信した応答信号に含まれるシリアルI
Dデータから応答してきた無線タグTGを特定するとと
もに、最初にリセット信号を送信してから応答信号を受
信した時までの経過時間を計測する。この計測はタイマ
によって簡単にできる。
【0033】制御回路14は通信時間計測スタート時に
は図2に示した通信可能エリアCAに含まれる無線タグ
が幾つあるのか分かっていないため、第1回目の計測動
作で幾つかの無線タグから応答信号が帰ってきたとして
もすべての無線タグから応答があったか否かは不明であ
る。
は図2に示した通信可能エリアCAに含まれる無線タグ
が幾つあるのか分かっていないため、第1回目の計測動
作で幾つかの無線タグから応答信号が帰ってきたとして
もすべての無線タグから応答があったか否かは不明であ
る。
【0034】そこで、第1回目の応答信号を受信したら
ただちに第2回目の計測動作をスタートさせる。これに
より複数の無線タグにおける乱数発生にもかかわらず偶
発的に応答タイミングが衝突して通信漏れがあったとし
ても、2回目、或いは3回目の通信時間計測により通信
漏れがその都度軽減されることになる。なお、一度応答
信号を返送した無線タグはその後再度リセット信号を受
信しても再度応答信号は返送しないように設定されてい
る。
ただちに第2回目の計測動作をスタートさせる。これに
より複数の無線タグにおける乱数発生にもかかわらず偶
発的に応答タイミングが衝突して通信漏れがあったとし
ても、2回目、或いは3回目の通信時間計測により通信
漏れがその都度軽減されることになる。なお、一度応答
信号を返送した無線タグはその後再度リセット信号を受
信しても再度応答信号は返送しないように設定されてい
る。
【0035】このようにして、複数回の通信時間の計測
動作の繰り返しの結果、応答信号がない状態が例えば2
回続いたら通信可能エリアCAにあるすべての無線タグ
からの応答があったものとする。この時の第1回目から
の累積通信時間が制御部31により取り込まれる。
動作の繰り返しの結果、応答信号がない状態が例えば2
回続いたら通信可能エリアCAにあるすべての無線タグ
からの応答があったものとする。この時の第1回目から
の累積通信時間が制御部31により取り込まれる。
【0036】以上の通信時間計測動作が図5の動作フロ
ーチャートの最初のステップST1に示されている。こ
のように、この第1の実施例では、べルトコンベアB上
の通信可能エリアCA内に複数存在するすべての無線タ
グTG1−TG7との累積通信時間を予め調査するた
め、実際に無線タグを流す状態にし、通信可能エリアC
A内にあるN0枚の無線タグとの通信時間を実測する。
この時ベルトコンベアBは停止状懸とするが、これはベ
ルトコンベアBが動作している場合、通信できていない
無線タグがあっても、見逃してしまい、正確にすべての
無線タグとの累積通信時間が計測できないためである。
ーチャートの最初のステップST1に示されている。こ
のように、この第1の実施例では、べルトコンベアB上
の通信可能エリアCA内に複数存在するすべての無線タ
グTG1−TG7との累積通信時間を予め調査するた
め、実際に無線タグを流す状態にし、通信可能エリアC
A内にあるN0枚の無線タグとの通信時間を実測する。
この時ベルトコンベアBは停止状懸とするが、これはベ
ルトコンベアBが動作している場合、通信できていない
無線タグがあっても、見逃してしまい、正確にすべての
無線タグとの累積通信時間が計測できないためである。
【0037】また、べルトコンベアB上の複数の無線タ
グが、図1に示すように均一でない場合、なるべく密度
が高い部分でベルトコンベアBを止めて実測することに
より、その後の実働時の通信漏れが軽減できる。
グが、図1に示すように均一でない場合、なるべく密度
が高い部分でベルトコンベアBを止めて実測することに
より、その後の実働時の通信漏れが軽減できる。
【0038】通信可能エリアCA内にあるN0枚の無線
タグとの累積通信時間t0の実測結果より、以下の計算
により、ベルトコンベアBの速度vを決定する。前述し
たように、通信にエラーが生じた場合、通信不良が発生
する可能性があるため、1個の無線タグに対して、n回
読み取れるようにすると、通信可能エリアCA内にある
N0枚の無線タグの通信時間は、n・t0となる。
タグとの累積通信時間t0の実測結果より、以下の計算
により、ベルトコンベアBの速度vを決定する。前述し
たように、通信にエラーが生じた場合、通信不良が発生
する可能性があるため、1個の無線タグに対して、n回
読み取れるようにすると、通信可能エリアCA内にある
N0枚の無線タグの通信時間は、n・t0となる。
【0039】また、複数枚の無線タグとの通信時間は、
通信タイムスロットを前述の乱数を用いて設定する場合
など同じ枚数であっても、通信時問に差が出ることがあ
る。そこで、シミュレーシヨン上でのばらつきを加味
し、実際に側定した時間のm倍にする。
通信タイムスロットを前述の乱数を用いて設定する場合
など同じ枚数であっても、通信時問に差が出ることがあ
る。そこで、シミュレーシヨン上でのばらつきを加味
し、実際に側定した時間のm倍にする。
【0040】この実施例の場合、シミュレーションの結
果、複数枚の無線タグとの累積通信時間の最大値は、最
小値の約1.5倍となったため、m=1.5とした。よ
って、通信可能エリアCA内にあるN0枚の無線タグと
の累積通信時間は、m・n・tとなる。
果、複数枚の無線タグとの累積通信時間の最大値は、最
小値の約1.5倍となったため、m=1.5とした。よ
って、通信可能エリアCA内にあるN0枚の無線タグと
の累積通信時間は、m・n・tとなる。
【0041】通信可能エリア長がLの場合、ベルトコン
ベアBの速度vは、L/(m・n・t0)である。この
ようにして、図4の適正速度算出部33にて図5のフロ
ーチャートのステップST2に示すベルトコンベアBの
速度vを算出し、次のステップST3において、通信漏
れを極力無くすためにベルトコンベアBがより遅い速度
を保つように、初期設定としてべルトコンベアBの速度
をベルトコンベア駆動部34により設定する。これによ
りこの実施例ではステップST4に移行しベルトコンベ
アBの速度設定が終了する。
ベアBの速度vは、L/(m・n・t0)である。この
ようにして、図4の適正速度算出部33にて図5のフロ
ーチャートのステップST2に示すベルトコンベアBの
速度vを算出し、次のステップST3において、通信漏
れを極力無くすためにベルトコンベアBがより遅い速度
を保つように、初期設定としてべルトコンベアBの速度
をベルトコンベア駆動部34により設定する。これによ
りこの実施例ではステップST4に移行しベルトコンベ
アBの速度設定が終了する。
【0042】以上の説明ではベルトコンベアBの速度設
定を一度行うと以後はその設定速度で無線タグとの通信
が行われるが、この方法では通信可能エリア内での無線
タグの密度が最初の測定時よりも大きくなると通信漏れ
が発生する可能性がある。
定を一度行うと以後はその設定速度で無線タグとの通信
が行われるが、この方法では通信可能エリア内での無線
タグの密度が最初の測定時よりも大きくなると通信漏れ
が発生する可能性がある。
【0043】そこで、図5に示したように、ステップS
T3にてベルトコンベアの速度設定がなされたら、ステ
ップST5にてタイマをスタートさせ、そのタイムアッ
プに応じて通信時間実測動作を再起動させる。この結
果、ベルトコンベアの速度設定が一定時間ごとに繰り返
し行われるので、通信可能エリア内での無線タグの密度
が最初の測定時よりも大きくなることによる通信漏れを
未然に防止できる。
T3にてベルトコンベアの速度設定がなされたら、ステ
ップST5にてタイマをスタートさせ、そのタイムアッ
プに応じて通信時間実測動作を再起動させる。この結
果、ベルトコンベアの速度設定が一定時間ごとに繰り返
し行われるので、通信可能エリア内での無線タグの密度
が最初の測定時よりも大きくなることによる通信漏れを
未然に防止できる。
【0044】また、以上説明した実施例では通信時間実
測の度にベルトコンベアを停止させる必要があるが、以
下の実施例ではベルトコンベアを駆動させたままで随時
適正速度が算出できるように構成される。
測の度にベルトコンベアを停止させる必要があるが、以
下の実施例ではベルトコンベアを駆動させたままで随時
適正速度が算出できるように構成される。
【0045】図6はその実施例のベルトコンベアBに対
応して設定された通信可能エリアの部分を示す概略図で
ある。この実施例では通信時間計測のための通信可能エ
リアCA1と、無線タグとの情報通信を行うための第2
の通信可能エリアCA2とを具えている。
応して設定された通信可能エリアの部分を示す概略図で
ある。この実施例では通信時間計測のための通信可能エ
リアCA1と、無線タグとの情報通信を行うための第2
の通信可能エリアCA2とを具えている。
【0046】図6において、通信可能エリアCA2に複
数存在する無線タグTG11−TG16の累積通信時間
t0を、通信エリアCA2の上流に設定された他の通信
エリアCA1にて実測する。この場合、搬送量の変化に
応じて、ベルトコンベアBの速度を制御する。
数存在する無線タグTG11−TG16の累積通信時間
t0を、通信エリアCA2の上流に設定された他の通信
エリアCA1にて実測する。この場合、搬送量の変化に
応じて、ベルトコンベアBの速度を制御する。
【0047】この実施例の図4に対応する構成は図7に
示され、制御部41の制御下で始動される随時通信時間
計測部42の計測結果が随時適正速度算出部43に送ら
れて、計算され、その計算結果によりベルトコンベア駆
動部34に制御信号が送られる。
示され、制御部41の制御下で始動される随時通信時間
計測部42の計測結果が随時適正速度算出部43に送ら
れて、計算され、その計算結果によりベルトコンベア駆
動部34に制御信号が送られる。
【0048】この動作は図8に示したように、ステップ
ST11にて上流部の通信可能エリアCA1にて通信時
間が計測され、次にステップST12にてベルトコンベ
アBの速度を算出部43で算出し、この結果でステップ
ST13にてベルトコンベアBの速度が設定され、再び
ST11に戻って通信時間の実測が行われる。
ST11にて上流部の通信可能エリアCA1にて通信時
間が計測され、次にステップST12にてベルトコンベ
アBの速度を算出部43で算出し、この結果でステップ
ST13にてベルトコンベアBの速度が設定され、再び
ST11に戻って通信時間の実測が行われる。
【0049】即ち、通信可能エリアCA2の上流のエリ
アCA1にて実測した複数のN0枚の無線タグTG11
−TG16の累積通信時間t0より、以下の計算によ
り、ベルトコンベアBの速度を決走する。
アCA1にて実測した複数のN0枚の無線タグTG11
−TG16の累積通信時間t0より、以下の計算によ
り、ベルトコンベアBの速度を決走する。
【0050】上記の実施例と同様に、通信にエラーが生
じた場合に通信不良が発生する可能性があるため、1個
の無線タグに対して、n回読み取れるようにすると、通
信可能エリアCA1内にある複数の無線タグN0の通信
時間は、n・t0となる。
じた場合に通信不良が発生する可能性があるため、1個
の無線タグに対して、n回読み取れるようにすると、通
信可能エリアCA1内にある複数の無線タグN0の通信
時間は、n・t0となる。
【0051】また、前記実施例と同様に、複数枚の無線
タグとの通信時間は、タイムスロットを乱数を用いて設
定する場合など、同じ枚数であっても、通信時間に差が
出ることがある。
タグとの通信時間は、タイムスロットを乱数を用いて設
定する場合など、同じ枚数であっても、通信時間に差が
出ることがある。
【0052】そこで、シミュレーション上でのばらつき
を加味し、実際に測定した時間のm倍にする。今回の場
会、シミュレーシヨンの結果、複数枚の無線タグとの通
信時間の最大値は、最小値の約1.5倍となったため、
m=1.5とした。よって、通信可能エリアCA1内に
ある複数の無線タグの通信時間は、m・n・t0とな
る。
を加味し、実際に測定した時間のm倍にする。今回の場
会、シミュレーシヨンの結果、複数枚の無線タグとの通
信時間の最大値は、最小値の約1.5倍となったため、
m=1.5とした。よって、通信可能エリアCA1内に
ある複数の無線タグの通信時間は、m・n・t0とな
る。
【0053】通信可能エリア長がLの場合、ベルトコン
ベアBの速度vは、L/(m・n・t0)である。次
に、前記実施例と同様に、この速度より遅い速度を保つ
ようにべルトコンベアBを制御する。
ベアBの速度vは、L/(m・n・t0)である。次
に、前記実施例と同様に、この速度より遅い速度を保つ
ようにべルトコンベアBを制御する。
【0054】上記の実施例ではベルトコンベアの上流と
下流に隣接して2個の通信可能エリアを設け、通信を行
う下流のエリアに過大な数の無線タグが流入することが
上流の計測で明らかとなった時には、ベルトコンベアの
速度を変えて対処しているが、代わりに大量の無線タグ
が流入しないようにゲートなどを設けるようにしてもよ
い。
下流に隣接して2個の通信可能エリアを設け、通信を行
う下流のエリアに過大な数の無線タグが流入することが
上流の計測で明らかとなった時には、ベルトコンベアの
速度を変えて対処しているが、代わりに大量の無線タグ
が流入しないようにゲートなどを設けるようにしてもよ
い。
【0055】図9はそのための開閉弁を上流側に設けた
実施例を示し、図10はその機能ブロック図を示す。こ
の実施例のベルトコンベア回りの構成は図6の実施例と
ほとんど同じであり、異なるのは上流側の通信可能エリ
アCA1の流入口に開閉弁Sが設けられていることだけ
である。
実施例を示し、図10はその機能ブロック図を示す。こ
の実施例のベルトコンベア回りの構成は図6の実施例と
ほとんど同じであり、異なるのは上流側の通信可能エリ
アCA1の流入口に開閉弁Sが設けられていることだけ
である。
【0056】図9において下流側の通信可能エリアCA
2に複数存在する無線タグの累積通信時間を予め測定す
るため、制御部51の制御下で通信時間計測部52を始
動させる。実際に無線タグがエリアCA1に流入する状
態にし、通信可能エリアCA1内にあるN0枚の無線タ
グの通信時問t0を実測する。この動作を図11のステ
ップST21に示す。
2に複数存在する無線タグの累積通信時間を予め測定す
るため、制御部51の制御下で通信時間計測部52を始
動させる。実際に無線タグがエリアCA1に流入する状
態にし、通信可能エリアCA1内にあるN0枚の無線タ
グの通信時問t0を実測する。この動作を図11のステ
ップST21に示す。
【0057】流人した時の通信可能エリアCA1内にあ
る複数の無線タグの枚数を通信可能エリアCA2に固定
した状態で実測する。測定時にまだ流入されている場合
には、通信できていない無線タグがあつても、見逃して
しまい、正確な複数の無線タグの通信時間が計測できな
いためである。また、流入される複数の無線タグの密度
が均−でない場合、なるべく密度が高い部分で、実測す
ることにより、通信漏れが軽減できる。
る複数の無線タグの枚数を通信可能エリアCA2に固定
した状態で実測する。測定時にまだ流入されている場合
には、通信できていない無線タグがあつても、見逃して
しまい、正確な複数の無線タグの通信時間が計測できな
いためである。また、流入される複数の無線タグの密度
が均−でない場合、なるべく密度が高い部分で、実測す
ることにより、通信漏れが軽減できる。
【0058】通信可能エリアCA1内にあるN0枚の無
線タグの通信時間t0の実測結果より、以下の計算によ
り流入枚数を決定する。この枚数の認識は図10の無線
タグ枚数認識部54が行いその動作ステップは図11の
ステップST22で行われる。 通信にエラーが生じた
場合、通信不良が発生する可能性があるため、1個の無
線タグに対して、n回読み取れるようにすると、通信可
能エリアCA1内にある複数の無線タグの流入枚数は、
N0/(n・t0)となる。
線タグの通信時間t0の実測結果より、以下の計算によ
り流入枚数を決定する。この枚数の認識は図10の無線
タグ枚数認識部54が行いその動作ステップは図11の
ステップST22で行われる。 通信にエラーが生じた
場合、通信不良が発生する可能性があるため、1個の無
線タグに対して、n回読み取れるようにすると、通信可
能エリアCA1内にある複数の無線タグの流入枚数は、
N0/(n・t0)となる。
【0059】また、複数枚の無線タグとの通信時問は、
タイムスロットを乱数を用いて設定する場合など、同じ
枚数であっても、通信時問に差が出ることがある。そこ
で、シミュレーシヨン上でのばらつきを加味し、実際に
測定した時問のm倍にする。今回の場合、シミュレーシ
ヨンの結果、複数枚の無線タグとの通信時間の最大値
は、最小値の約1.5倍となったため、m=1.5とし
た。
タイムスロットを乱数を用いて設定する場合など、同じ
枚数であっても、通信時問に差が出ることがある。そこ
で、シミュレーシヨン上でのばらつきを加味し、実際に
測定した時問のm倍にする。今回の場合、シミュレーシ
ヨンの結果、複数枚の無線タグとの通信時間の最大値
は、最小値の約1.5倍となったため、m=1.5とし
た。
【0060】よって、通信可能エリア内にある複数の無
線タグの流入枚数は、N0/(m・n・t0)となる。
よつて流入枚数は、図10の適正速度算出部53にてN
0/(m・n・t0)より少ない割合を保つようにステ
ップSt22で制御する。
線タグの流入枚数は、N0/(m・n・t0)となる。
よつて流入枚数は、図10の適正速度算出部53にてN
0/(m・n・t0)より少ない割合を保つようにステ
ップSt22で制御する。
【0061】実際の制御方法は色々の方法を選択するこ
とができる。図9の開閉弁Sを用いる場合には、図10
の流入量調節部55を駆動して開閉弁Sの開き度を調節
する。或いは、無線タグ付きの荷物を人手により図9の
流入量計測エリアCA1に送り込む場合には、流入の割
合が多すぎる場合、図12に示したように、ステップS
T3で画面に表示したり、ステップST32で警告音に
より知らせるなどの処置をする。一方、自動で無線タグ
付きの荷物を流人する場合は、複数の無線タグの搬送量
に応じ流入割合を制御するための開閉弁S等を調節する
ことにより、制御する。
とができる。図9の開閉弁Sを用いる場合には、図10
の流入量調節部55を駆動して開閉弁Sの開き度を調節
する。或いは、無線タグ付きの荷物を人手により図9の
流入量計測エリアCA1に送り込む場合には、流入の割
合が多すぎる場合、図12に示したように、ステップS
T3で画面に表示したり、ステップST32で警告音に
より知らせるなどの処置をする。一方、自動で無線タグ
付きの荷物を流人する場合は、複数の無線タグの搬送量
に応じ流入割合を制御するための開閉弁S等を調節する
ことにより、制御する。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
通信可能エリア内の複数枚の無線タグとの累積通信時間
を測定し、その測定時間からベルトコンベアの速度を計
算し、制御するようにしたので、複数の無線タグが通信
漏れなく通信できるようになり、無線タグを用いた情報
通信装置を提供することができる。
通信可能エリア内の複数枚の無線タグとの累積通信時間
を測定し、その測定時間からベルトコンベアの速度を計
算し、制御するようにしたので、複数の無線タグが通信
漏れなく通信できるようになり、無線タグを用いた情報
通信装置を提供することができる。
【図1】この発明の一実施例の通信可能エリアを示す概
略斜視図。
略斜視図。
【図2】タグ・リーダ/ライタと複数の無線タグとの電
磁的結合を示す図。
磁的結合を示す図。
【図3】タグ・リーダ/ライタと無線タグとの内部構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図4】図1の実施例の機能を示すブロック図。
【図5】図1の実施例の動作フローを示す図。
【図6】他の実施例の通信可能エリアを示す図。
【図7】図6の実施例の機能を示すブロック図。
【図8】図6の実施例の動作フローを示す図。
【図9】さらに他の実施例の通信可能エリアを示す図。
【図10】図9の実施例の機能を示すブロック図。
【図11】図9の実施例の動作フローを示す図。
【図12】図9の実施例の変形例を説明する機能ブロッ
ク図。
ク図。
【図13】従来の情報通信装置の一部を示す概略斜視
図。
図。
【図14】従来の他の情報通信装置の一部を示す概略斜
視図。
視図。
【図15】従来のさらに他の情報通信装置の一部を示す
概略斜視図。
概略斜視図。
31…制御部 32…通信時間計測部 33…適正速度算出部 34…ベルトコンベア駆動部
Claims (10)
- 【請求項1】 ベルトコンベア上に設定された通信可能
エリアを有し、このベルトコンベア上を移送される無線
タグとの間で情報通信を行う情報通信装置において、 停止状態の前記ベルトコンベア上の通信可能エリア内に
あるすべての無線タグとの累積通信時間を測定する手段
と、 この測定された累積通信時間からベルトコンベアの速度
を決定する手段と、 この決定された速度にてベルトコンベアを駆動する信号
を発生する手段と、 を有する制御手段を具備したことを特徴とする情報通信
装置。 - 【請求項2】 前記制御手段はさらにタイマ装置を有
し、このタイマ装置の出力により前記制御手段の動作が
繰り返しスタートされることを特徴とする請求項1に記
載の情報通信装置。 - 【請求項3】 前記累積通信時間を測定する手段は、個
々の無線タグとの通信実測時間を整数倍する手段と、こ
の整数倍した時間をさらに所定数倍する手段と、この所
定数倍した値を無線タグの数に応じて合計して累積通信
時間を算出する手段とを具備したことを特徴とする請求
項1に記載の情報通信装置。 - 【請求項4】 ベルトコンベア上の上流、下流に互いに
隣接されて設定された第1、第2の通信可能エリアを有
し、ベルトコンベア上を移送される無線タグとの間で情
報通信を行う第1、第2の通信ユニットを有する情報通
信装置において、 前記ベルトコンベア上の第1の通信可能エリア内にある
すべての無線タグとの累積通信時間を測定する手段と、 この測定された累積通信時間からベルトコンベアの速度
を決定する手段と、 この決定された速度にてベルトコンベアを駆動する信号
を発生する手段とを有する制御手段を具備し、 下流側の前記第2の通信可能エリアにて前記第2の通信
ユニットにより無線タグとの通信を行うことを特徴とす
る情報通信装置。 - 【請求項5】 定速で走行するベルトコンベア上の上
流、下流に互いに隣接されて設定された第1、第2の通
信可能エリアを有し、ベルトコンベア上を移送される無
線タグとの間で情報通信を行う第1、第2の通信ユニッ
トを有する情報通信装置において、 前記ベルトコンベア上の第1の通信可能エリア内にある
すべての無線タグとの累積通信時間を測定する手段と、 この測定された累積通信時間より前記第1の通信可能エ
リアから第2の通信可能エリアに流入する前記無線タグ
の単位時間当たりの枚数を決定する手段と、 前記決定された枚数が所定値より多い場合にその枚数を
制限する手段と、 前記第2の通信可能エリアにて前記第2の通信ユニット
により無線タグとの通信を行うことを特徴とする情報通
信装置。 - 【請求項6】 前記制限する手段は、前記第1の通信可
能エリアの上流側で通過する無線タグの枚数を制限する
ゲートを有することを特徴とする請求項5に記載の情報
通信装置。 - 【請求項7】 前記制限する手段は、無線タグの通過量
が前記所定値より多い時にその旨を表示する表示装置を
有することを特徴とする請求項5に記載の情報通信装
置。 - 【請求項8】 前記制限する手段は、無線タグの通過量
が前記所定値より多い時にその旨を警告する警報音を出
す警報装置を有することを特徴とする請求項5に記載の
情報通信装置。 - 【請求項9】 前記第1、第2の通信ユニットは夫々前
記第1、第2の通信可能エリアに向けて通信信号電波を
送信する手段と、第1、第2の通信可能エリアの無線タ
グからの応答信号電波を受信する手段とを有することを
特徴とする請求項5に記載の情報通信装置。 - 【請求項10】 前記累積通信時間を測定する手段は、
個々の無線タグとの通信実測時間を整数倍する手段と、
この整数倍した時間をさらに所定数倍する手段と、この
所定数倍した値を無線タグの数に応じて合計して通信時
間を算出する手段とを具備したことを特徴とする請求項
5に記載の情報通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31371597A JP3557083B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 無線タグを用いた情報通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31371597A JP3557083B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 無線タグを用いた情報通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11149528A true JPH11149528A (ja) | 1999-06-02 |
JP3557083B2 JP3557083B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=18044653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31371597A Expired - Fee Related JP3557083B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 無線タグを用いた情報通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3557083B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002183694A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-28 | Yoshikawa Rf System Kk | データキャリア、データキャリアの読み出し優先度管理方法 |
EP1688863A1 (en) * | 2005-02-04 | 2006-08-09 | Actvalue Consulting & Solutions S. R. L. | Device and method for reading electronic radio-frequency identification tags |
JP2016111397A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | アンリツ株式会社 | 無線端末測定装置及び無線端末測定方法 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31371597A patent/JP3557083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002183694A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-28 | Yoshikawa Rf System Kk | データキャリア、データキャリアの読み出し優先度管理方法 |
JP4664486B2 (ja) * | 2000-12-15 | 2011-04-06 | 吉川アールエフシステム株式会社 | データキャリア、データキャリアの読み出し優先度管理方法 |
EP1688863A1 (en) * | 2005-02-04 | 2006-08-09 | Actvalue Consulting & Solutions S. R. L. | Device and method for reading electronic radio-frequency identification tags |
JP2016111397A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | アンリツ株式会社 | 無線端末測定装置及び無線端末測定方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3557083B2 (ja) | 2004-08-25 |
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