JP2016111397A - 無線端末測定装置及び無線端末測定方法 - Google Patents

無線端末測定装置及び無線端末測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多様な無線端末に対して性能試験を実行し、その試験時間を大幅に短縮することが可能な無線端末測定装置及び無線端末測定方法を提供する。【解決手段】アンテナ100aが設けられた被試験対象100に試験信号を入力し、被試験対象100から出力される信号に対して測定を実行する無線端末測定装置1であって、被試験対象100のアンテナ100aと空間的に結合される結合用アンテナ17と、搬送路11aの少なくとも一部を含む空間を覆うとともに、結合用アンテナ17を内部に収納し、被試験対象100が搬送されるための入口12a及び出口12bを有する電磁波シールドボックス12と、電磁波シールドボックス12内の搬送路11aの上方に設けられ、アンテナ100a又は結合用アンテナ17で発生する電磁波が入口12a及び出口12bから漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部19a,19bと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信アンテナを有する端末機器に対して測定を行う無線端末測定装置及び無線端末測定方法に関する。
近年、マルチメディアの進展に伴い、セルラ、無線LAN等の無線通信用のアンテナが実装された無線端末(携帯電話等)が盛んに生産されるようになっている。無線端末の製造工場においては、無線端末が備えている無線通信アンテナに対して、通信規格ごとに定められた送信電波の出力レベルや受信感度を測定し、所定の基準を満たすか否かを判定する性能試験が行われる。
通常、上記の性能試験を行う際には、被試験デバイス(DUT:Device Under Test)としての無線端末を1台1台電磁波シールドボックス内に入れて、DUTの制御端子やアンテナ端子をケーブルにより測定器に接続することになる(例えば、特許文献1参照)。1日に何万台ものDUTの検査が要求されうる現状においては、1台1台にかけられる検査時間は非常に限られており、短時間での効率的な測定が必要となっている。
しかしながら、測定器による測定時間を短縮することは、測定器に内蔵されるCPUの高速化や並列化により可能であるが、DUTと測定器とのケーブル接続時間については、ケーブルが操作者によって物理的に接続されるものであるため、大幅に時間短縮することは難しい。
例えば、ケーブル接続時間を短縮する方法としては、ケーブルを自動接続する治具などを作製することが考えられる。しかしながら、このような治具を用いた場合には、頻繁に起こる携帯電話のモデルチェンジや、ウェアラブルデバイスなどの多様な製品に十分に対応することができないという問題が生じる。また、これらの多様なDUTに対する性能試験を行う設備の共用化なども難しい。
一方、無線信号によりDUTを制御する測定器などもあり、このような測定器を用いた場合にはケーブル接続時間をゼロにすることが可能であるが、依然として操作者が電磁波シールドボックスを開け閉めしてDUTを1台1台電磁波シールドボックスに入れる必要があり、製造ラインにおいては課題となっていた。
特開2013−187803号公報
上述のように、特許文献1に開示されたような従来の測定系では、DUTと測定器をケーブルで接続するか、電磁波シールドボックスにDUTを出し入れする必要があり、これらの動作にかかる時間の削減という課題は解決されていない。
また、DUTに対する性能試験を完全自動化するためには、ケーブルの自動接続を行う治具や電磁波シールドボックスに出し入れする治具を都度用意する必要があるが、これらの治具は、DUTの形状に依存したものとなるため、近年のようなDUTのモデルチェンジが頻繁に起こる状況においては不向きであった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、多様な無線端末に対して性能試験を実行し、その試験時間を大幅に短縮することが可能な無線端末測定装置及び無線端末測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の無線端末測定装置は、アンテナが設けられた被試験対象に試験信号を入力し、当該被試験対象から出力される被測定信号に対して測定を実行する無線端末測定装置であって、前記被試験対象を搬送路内で搬送する搬送部と、前記被試験対象のアンテナと空間的に結合される結合用アンテナと、前記搬送路の少なくとも一部を含む空間を覆うとともに、前記結合用アンテナを内部に収納し、前記被試験対象が搬送されるための入口及び出口を有する電磁波シールドボックスと、前記被試験対象の全体が前記電磁波シールドボックス内の所定領域に搬送されているか否かを判断する判断部と、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記搬送部が搬送する前記被試験対象に前記結合用アンテナを介して前記試験信号を送信する信号送信部と、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記試験信号が入力された前記被試験対象から出力される前記被測定信号を前記結合用アンテナを介して受信するとともに、前記被試験対象の通信規格に対応した解析処理を行う信号受信部と、前記電磁波シールドボックス内の前記搬送路の上方に設けられ、前記アンテナ又は前記結合用アンテナで発生する電磁波が前記入口及び前記出口から漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部と、を備えることを特徴とする構成を有している。
この構成により、被試験対象の全体が電磁波シールドボックス内の所定領域に搬送されていることを自動的に判断して被試験対象に対する性能試験を開始するため、多様な無線端末に対して性能試験を実行し、その試験時間を大幅に短縮することができる。
また、本発明の請求項2の無線端末測定装置においては、前記電磁波遮蔽部は、前記被試験対象が前記電磁波シールドボックスの前記入口又は前記出口を通過している場合に前記入口又は前記出口を開状態とし、前記被試験対象の全体が前記電磁波シールドボックス内に搬送された場合に前記入口及び前記出口を閉状態とすることを特徴とする構成を有している。
この構成により、電磁波遮蔽部が閉状態に搬送されている場合にのみ、電磁波シールドボックス内の結合用アンテナと被試験対象のアンテナとの間で信号の送受信が行われるため、これらのアンテナからの電磁波が電磁波シールドボックス外に漏洩するのを防止することができる。
また、本発明の請求項3の無線端末測定装置においては、前記電磁波遮蔽部は、前記搬送部が前記被試験対象を搬送する搬送方向に直交する水平方向に複数の短冊状に設けられた電磁波遮蔽部材から成ることを特徴とする構成を有していてもよい。
また、本発明の請求項4の無線端末測定装置においては、前記搬送部は、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断された場合における前記被試験対象の搬送速度を、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていないと判断された場合における前記搬送速度よりも遅くすることを特徴とする構成を有している。
この構成により、被試験対象の性能試験に必要な時間を十分に確保しつつ、性能試験が実行されていないときの搬送速度を速くすることによりトータルの試験時間をさらに短縮することができる。
また、本発明の請求項5の無線端末測定装置においては、前記搬送部は、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断された場合における前記被試験対象の搬送速度を所定時間ゼロとすることを特徴とする構成を有していてもよい。
この構成により、被試験対象の性能試験に必要な時間を十分に確保しつつ、性能試験が実行されていないときの搬送速度を速くすることによりトータルの試験時間をさらに短縮することができる。
また、本発明の請求項6の無線端末測定方法は、アンテナが設けられた被試験対象に試験信号を入力し、当該被試験対象から出力される被測定信号に対して測定を実行する無線端末測定方法であって、前記被試験対象を搬送する搬送路の少なくとも一部を含む空間を覆うとともに、前記被試験対象のアンテナと空間的に結合される結合用アンテナを内部に収納し、前記被試験対象が搬送されるための入口及び出口を有する電磁波シールドボックスを準備する段階と、前記電磁波シールドボックス内の前記搬送路の上方に、前記アンテナ又は前記結合用アンテナで発生する電磁波が前記入口及び前記出口から漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部を設ける段階と、前記被試験対象を前記搬送路内で搬送する搬送段階と、前記被試験対象の全体が前記電磁波シールドボックス内の所定領域に搬送されているか否かを判断する判断段階と、前記判断段階によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記搬送部が搬送する前記被試験対象に前記結合用アンテナを介して前記試験信号を送信する信号送信段階と、前記判断段階によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記試験信号が入力された前記被試験対象から出力される前記被測定信号を前記結合用アンテナを介して受信するとともに、前記被試験対象の通信規格に対応した解析処理を行う信号受信段階と、を含むことを特徴とする構成を有している。
本発明は、多様な無線端末に対して性能試験を実行し、その試験時間を大幅に短縮することが可能な無線端末測定装置及び無線端末測定方法を提供するものである。
本発明の第1の実施形態としての無線端末測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態としての無線端末測定装置が備えるベルトコンベア及び電磁波シールドボックスの搬送方向に沿った断面図である。 電磁波シールドボックスにおける電磁波遮蔽部の構成例を示す斜視図である。 電磁波シールドボックスにおける電磁波遮蔽部の他の構成例を示す斜視図である。 電磁波遮蔽部として金属板を用いる場合の構成例を示す斜視図である。 電磁波遮蔽部として金属板を用いる場合の他の構成例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態としての無線端末測定装置を用いた無線端末測定方法について説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態としての無線端末測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態としての無線端末測定装置を用いた無線端末測定方法について説明するための断面図である。
以下、本発明に係る無線端末測定装置及び無線端末測定方法の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態としての無線端末測定装置1の構成について説明する。本実施形態の無線端末測定装置1は、例えばIEEE802.11a/b/g/n等の無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)の通信規格に従った通信を行う被試験対象を電磁波シールドボックス内に収容した上で、被試験対象に対して無線信号で測定制御を行うものである。
図1に示すように、本実施形態の無線端末測定装置1は、アンテナ100aが設けられた被試験対象100に試験信号を入力し、被試験対象100から出力される被測定信号に対して送受信特性などの測定を実行するものであり、ベルトコンベア(搬送部)11、電磁波シールドボックス12、駆動制御部13、測定部14、表示部15、及び入力部16を備えている。
電磁波シールドボックス12は、被試験対象100が搬送されるための入口12a及び出口12bを有し、搬送路11aの少なくとも一部を含む空間を覆うとともに、被試験対象100のアンテナ100aと空間的に結合される結合用アンテナ17と、検知部18と、を内部に収納するようになっている。
さらに、電磁波シールドボックス12は、搬送路11aの上方に設けられ、被試験対象100のアンテナ100a又は結合用アンテナ17で発生する電磁波が入口12a及び出口12bから漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部19a,19bを備える。
検知部18は、例えば、光線を出射する光源と、光源が出射する光線を受光する受光器とを有し、光源が光線を出射している間に受光器がこの光線を受光できなくなったことを検出するいわゆる投受光器等の構成を有しており、被試験対象100の電磁波シールドボックス12内への進入を検知できるようになっている。また、検知部18は、被試験対象100を検知したときに、被試験対象100を検知したことを示す検知信号を、後述の駆動制御部13の判断部132に出力するようになっている。
駆動制御部13は、例えばCPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコンピュータで構成され、所定のプログラムを実行することにより、搬送制御部131及び判断部132をソフトウェア的に構成するとともに、記憶部133を制御するようになっている。
搬送制御部131は、ベルトコンベア11を駆動制御するようになっており、判断部132から出力された制御信号に応じて、搬送速度を変化させることが可能となっている。なお、搬送速度は常に一定であってもよい。
記憶部133は、被試験対象100のサイズの情報、被試験対象100の通信可能領域Rの情報などを記憶している。ここで、通信可能領域Rは、被試験対象100のアンテナ100aと結合用アンテナ17が十分な強度で空間的に結合できる領域であって、かつ、後述の電磁波遮蔽部19a,19bが閉状態を維持できる領域として設定される。
判断部132は、検知部18から出力される検知信号、搬送制御部131から出力される被試験対象100の搬送速度の情報、記憶部133に記憶された被試験対象100の情報に基づいて、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されているか否かを判断するようになっている。例えば、判断部132は、検知部18から検知信号が出力された時点から、被試験対象100の全体が通信可能領域Rに収まるまでに要する時間、及び、被試験対象100の少なくとも一部が通信可能領域Rの外に出るまでに要する時間を割り出すことで上記の判断を行うことができる。
また、既に述べたように、判断部132は、搬送速度を変化させるための制御信号を搬送制御部131に出力するようになっていてもよい。例えば、判断部132は、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されている場合のベルトコンベア11による搬送速度を、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されていない場合の搬送速度よりも遅くする制御信号を出力してもよい。
あるいは判断部132は、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されている場合に、ベルトコンベア11による搬送を所定時間停止させ、搬送速度を所定時間ゼロとする制御信号を出力してもよい。
なお、上述の検知部18は撮像装置で構成されていてもよく、この場合には判断部132は、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されているか否かを画像処理で分析するものであってもよい。
測定部14は、信号送信部141、信号受信部142、切替部143、記憶部144、及び試験制御部145を備えており、WLANの基地局を模擬する擬似基地局として機能し、被試験対象100に対して送信電波の出力レベルや受信感度などに関する測定を行うようになっている。
試験制御部145は、例えばCPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコンピュータで構成され、所定のプログラムを実行することにより、信号送信部141、信号受信部142、切替部143、及び記憶部144を、被試験対象100の通信規格に応じた処理を行うように制御する。即ち、試験制御部145は、被試験対象100の通信規格に対応した試験信号を信号送信部141に生成させるとともに、信号受信部142に被試験対象100の通信規格に対応した解析処理を行わせるようになっている。
試験制御部145は、信号送信部141、信号受信部142、及び切替部143に対する制御を行うためのプログラムを予め記憶部144に記憶している。なお、試験制御部145は、新たなプログラム、あるいはバージョンを変更したプログラムを外部から受けて、記憶部144への追加又は更新を行うこともできる。
信号送信部141は、駆動制御部13の判断部132によって被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されていると判断されたことを条件として、ベルトコンベア11が搬送する被試験対象100に結合用アンテナ17を介して試験信号を送信するようになっている。
信号受信部142は、駆動制御部13の判断部132によって被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されていると判断されたことを条件として、試験信号が入力された被試験対象100から出力される被測定信号を結合用アンテナ17を介して受信するとともに、被試験対象100の通信規格に対応した解析処理を行うようになっている。
信号送信部141及び信号受信部142が上記のように制御されることにより、被試験対象100が電磁波シールドボックス12内に収容されている時間内に性能試験が完了するようになっている。
信号受信部142が行う解析処理の具体例としては、送信パワーレベル、送信スペクトラムマスク、エラーベクトル振幅、最小入力感度、最大入力レベル、隣接チャネル漏洩電力の測定などが挙げられる。
なお、上記の試験信号は、本実施形態の無線端末測定装置1に対して被試験対象100を呼接続状態とするなどの、被試験対象100の通信規格に対応した各種制御を行うための制御信号を含むものとする。また、上記の被測定信号は、本実施形態の無線端末測定装置1から出力された試験信号に対する被試験対象100からの応答信号や、当該試験信号とは無関係に被試験対象100から出力される送信信号を含むものとする。
切替部143は、信号送信部141から出力される試験信号の出力周波数を通過させる広帯域の方向性結合器であり、例えばウィルキンソン型の分配器で構成される。切替部143は、結合用アンテナ17と同軸ケーブル(不図示)で接続されており、信号送信部141から出力された試験信号を結合用アンテナ17に入力し、結合用アンテナ17で受信された被試験対象100からの被測定信号を信号受信部142に入力することが可能となっている。
表示部15は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、試験制御部145からの制御信号に基づいて、測定結果の表示や、測定条件などを設定するためのソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
入力部16は、例えばテンキーや各種設定キーを備えたキーボードやマウスなどの入力装置や、表示部15の表示機器の表面に設けられたタッチパネルのような入力装置や、リモートコマンドなどによる遠隔制御を行う外部制御装置で構成される。入力部16による入力操作は、試験制御部145により検知されるようになっている。操作者は、入力部16を用いて、複数の通信規格の中から被試験対象100が対応している通信規格を選択できるようになっている。
図2は、被試験対象100の搬送方向(Y方向)に沿った、ベルトコンベア11及び電磁波シールドボックス12の断面図である。ベルトコンベア11は、例えば無端状のベルト111を複数対の搬送ローラ112a,112b,113a,113bに巻回し、そのベルト111の上走部の搬送路11a内で、被試験対象100を電磁波シールドボックス12の入口12a側から出口12b側へ搬送するようになっている。
また、ベルトコンベア11は、ベルト111を回転させるためのモータ114を、搬送ローラ112bの軸線方向一端部に備えている。モータ114は、搬送制御部131によって駆動制御されるようになっている。
図3及び図4は、電磁波シールドボックス12における電磁波遮蔽部19a,19bの配置例を示す斜視図である。図3は、電磁波シールドボックス12の入口12a及び出口12bをベルト111が搬送方向に通過する構成を示している。一方、図4は、電磁波シールドボックス12が底面に開口部を有しており、ベルト111がその開口部を常に塞ぐ形で搬送方向に通過する構成を示している。
ここで、電磁波シールドボックス12の筐体120は、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、真鍮やこれらの合金などの導電性の金属から成る。電磁波シールドボックス12は、これらの材質の金属の板に対して折り曲げなどの加工を行うことによって製造できるが、軽量化、省資源化のためにこれらの材質の板にパンチングによる穴あけを行なってもよい。あるいは、始めから板の代わりに網状の材料を採用してもよい。なお、穴や網目の大きさは、被試験対象100が出力する被測定信号の電波の波長よりも十分に小さければ(例えば1/10波長以下)、電磁波シールドボックスとしての遮蔽性能を保つことができる。
ベルト111は、布やゴムに導電性の物質や金属の粒子を混合した導電性のベルトであることが好ましい。また、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、真鍮やこれらの合金のシートをコンベアに使用可能な弾力性を確保する構造に加工してベルトとしてもよい。あるいは、上述の金属の網状の構造を、コンベアに使用される布やゴムに積層するようにしてベルトとしてもよい。
なお、図3の構成においては、電磁波シールドボックス12と、導電性の電磁波遮蔽部19a,19bにより遮蔽が十分に確保されていれば、ベルト111は必ずしも金属製でなくてもよい。一方、図4の構成においては、導電性のベルト111と電磁波シールドボックス12の間が、導電性のスライダー(不図示)等を介して良好に導電可能に接触している必要がある。
電磁波遮蔽部19a,19bは、被試験対象100が電磁波シールドボックス12の入口12a又は出口12bを通過している場合に入口12a又は出口12bを開状態とし、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内に搬送された場合に入口12a及び出口12bを閉状態とするようになっている。
電磁波遮蔽部19a,19bは、図3及び図4に示すように、ベルトコンベア11が被試験対象100を搬送する搬送方向(Y方向)に直交する水平方向(X方向)に複数の短冊状に設けられた電磁波遮蔽部材から成る。この電磁波遮蔽部材は、例えば、布やゴムに導電性の物質や金属の粒子を混合したもの、あるいは、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、真鍮やこれらの合金のシートから成る。このように構成された電磁波遮蔽部19a,19bは、筐体120の入口12a及び出口12bを塞ぐように筐体120に吊り下げられて設けられている。
電磁波遮蔽部19a,19bの他の例としては、図5及び図6に示すように、搬送方向(Y方向)に直交する水平方向(X方向)を軸として揺動可能な金属板(図5)や、搬送方向(Y方向)に直交する垂直方向(Z方向)にスライド可能な金属板(図6)が挙げられる。これらの金属板は、不図示の検知手段から出力される被試験対象100の検知情報に基づいて、不図示の駆動装置で駆動されるようになっている。
次に、本発明に係る無線端末測定装置1を用いた無線端末測定方法について説明する。
まず、駆動制御部13の搬送制御部131は、被試験対象100を搬送路11a内で搬送する(搬送段階)。
次に、駆動制御部13の判断部132は、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されているか否かを判断する(判断段階)。図7(a)に示すように、被試験対象100が電磁波シールドボックス12の入口12aを通過中の状態では、検知部18が被試験対象100を検知しておらず、判断部132は被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されていないと判断する。
一方、図7(b)に示すように、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12の入口12aを通過し、電磁波遮蔽部19a,19bが閉状態となった状態では、検知部18から出力される検知信号、搬送制御部131から出力される被試験対象100の搬送速度の情報、駆動制御部13の記憶部133に記憶された被試験対象100の情報に基づいて、判断部132は被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されていると判断する。
次に、測定部14の試験制御部145は、判断段階によって被試験対象100の全体が通信可能領域Rに搬送されていると判断されたことを条件として、ベルトコンベア11が搬送する被試験対象100のアンテナ100aに結合用アンテナ17を介して試験信号を送信する(信号送信段階)。
次に、測定部14の試験制御部145は、試験信号が入力された被試験対象100のアンテナ100aから出力された被測定信号を結合用アンテナ17を介して受信するとともに、被試験対象100の通信規格に対応した解析処理を行う(信号受信段階)。
つまり、電磁波遮蔽部19a,19bが閉状態、かつ、被試験対象100が通信可能領域Rに搬送されている場合にのみ、結合用アンテナ17と被試験対象100のアンテナ100aとの間で信号の送受信が行われるようになっている。
なお、図7(c)に示すように、被試験対象100が電磁波シールドボックス12の出口12bを通過中であり、出口12b側の電磁波遮蔽部19bが開状態となった状態では、上述の検知信号、被試験対象100の搬送速度の情報、被試験対象100の情報に基づいて、判断部132は被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域Rに搬送されていないと判断する。なお、このとき同時に電磁波シールドボックス12の入口12aを他の被試験対象100が通過中であることが測定効率の点から望ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の所定領域に搬送されていることを自動的に判断して被試験対象100に対する性能試験を開始するため、多様な無線端末に対して性能試験を実行し、その試験時間を大幅に短縮することができる。
また、本実施形態によれば、被試験対象100と測定装置とをケーブルで接続する必要や、被試験対象100を手作業で電磁波シールドボックス12内に出し入れする必要がなくなるため、被試験対象100の試験時間を大幅に短縮することが可能となる。
また、本実施形態によれば、ケーブル接続用の専用の治具が不要となるため、多品種の無線機器を製造している工場において測定器を共用化でき、試験コストの軽減が可能となる。
また、本実施形態によれば、サイズや通信規格が異なる複数の被試験対象100が順次ベルトコンベア11で搬送される状況にあっても、被試験対象100を電磁波シールドボックス12内で特定の位置及び向きで固定することなく、それぞれの被試験対象100に応じた性能試験を行うことが可能となる。
なお、本発明の範囲には、本実施形態における測定部14及びベルトコンベア11が、互いに独立した測定装置及び搬送装置として動作可能であり、これらが駆動制御部13の機能を含む外部制御装置で制御される構成も含まれる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態としての無線端末測定装置2について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び動作については適宜説明を省略する。
本実施形態の無線端末測定装置2は、図8に示すように、ベルトコンベア(搬送部)11、電磁波シールドボックス12、駆動制御部13、測定部14、表示部15、及び入力部16を備えている。
測定部14は、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、EV−DO(Evolution Data Only)、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)などの各通信規格の基地局を模擬する擬似基地局として機能し、被試験対象100に対して送信電波の出力レベルや受信感度などに関する測定を行うようになっている。
一般に、上記の通信規格に従った通信を行う被試験対象100は、第1の実施形態におけるWLANの通信規格に従った通信を行う無線端末と比較して基地局サーチに時間を要する。
また、本実施形態と第1の実施形態との主な相違点は、電磁波シールドボックス12がその内部を区画する区画部19cを有する点、及び、無線端末測定装置2に加えて擬似基地局20が電磁波シールドボックス12に接続される点である。
本実施形態における電磁波シールドボックス12においては、筐体120内の天井部分から吊り下げられた区画部19cと入口12a側の電磁波遮蔽部19aとで区画される第1の空間において被試験対象100のアンテナ100aと空間的に結合される第1の結合用アンテナ21が配置され、区画部19cと出口12b側の電磁波遮蔽部19bとで区画される第2の空間において被試験対象100のアンテナ100aと空間的に結合される第2の結合用アンテナ17が配置されている。
区画部19cは、第1の結合用アンテナ21で発生する電磁波が第1の空間から第2の空間に漏洩するのを防止するとともに、第2の結合用アンテナ17で発生する電磁波が第2の空間から第1の空間に漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部材から成っている。この電磁波遮蔽部材としては、第1の実施形態における電磁波遮蔽部19a,19bと同様の材料から成るものを用いることができる。
また、区画部19cは、被試験対象100が区画部19cを通過している場合に開状態となり、被試験対象100の全体が第1の空間又は第2の空間に搬送された場合に閉状態となる。
擬似基地局20は、駆動制御部13の判断部132によって被試験対象100の全体が第1の空間の通信可能領域R1に搬送されていると判断されたことを条件として、被試験対象100を呼接続状態にするための制御信号を第1の結合用アンテナ21を介して被試験対象100に出力するようになっている。なお、無線端末測定装置2と擬似基地局20は、被試験対象100から同一の基地局として認識されるように、無線端末測定装置2の記憶部144と擬似基地局20の記憶部(不図示)に同一の識別情報を記憶している。
以下、本実施形態の無線端末測定装置2の動作の一例について説明する。
まず、駆動制御部13の搬送制御部131は、被試験対象100を搬送路11a内で搬送する(搬送段階)。
次に、駆動制御部13の判断部132は、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12の第1の空間の通信可能領域R1に搬送されているか否かを判断する(第1の判断段階)。図9(a)に示すように、被試験対象100が電磁波シールドボックス12の入口12aを通過中の状態では、第1の空間における検知部18が被試験対象100を検知しておらず、判断部132は被試験対象100の全体が第1の空間の通信可能領域R1に搬送されていないと判断する。
一方、図9(b)に示すように、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12の入口12aを通過し、電磁波遮蔽部19a,19b及び区画部19cが閉状態となった状態では、第1の空間における検知部18から出力される検知信号、搬送制御部131から出力される被試験対象100の搬送速度の情報、駆動制御部13の記憶部133に記憶された被試験対象100の情報に基づいて、判断部132は被試験対象100の全体が第1の空間の通信可能領域R1に搬送されていると判断する。
次に、擬似基地局20は、第1の判断段階によって被試験対象100の全体が通信可能領域R1に搬送されていると判断されたことを条件として、ベルトコンベア11が搬送する被試験対象100を呼接続状態にするための制御信号を第1の結合用アンテナ21を介して被試験対象100のアンテナ100aに送信する(第1の信号送信段階)。
なお、図9(c)に示すように、被試験対象100が電磁波シールドボックス12の区画部19cを通過中であり、区画部19cが開状態となった状態では、第1及び第2の空間における検知部18から出力された検知信号、被試験対象100の搬送速度の情報、被試験対象100の情報に基づいて、判断部132は被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12内の通信可能領域R1,R2に搬送されていないと判断する。このとき同時に電磁波シールドボックス12の入口12a及び出口12bを他の被試験対象100',100"が通過中であることが測定効率の点から望ましい。
以降は第1の実施形態と同様に、駆動制御部13の判断部132が、被試験対象100の全体が電磁波シールドボックス12の第2の空間の通信可能領域R2に搬送されているか否かを判断する(第2の判断段階)。
次に、測定部14の試験制御部145は、第2の判断段階によって被試験対象100の全体が通信可能領域R2に搬送されていると判断されたことを条件として、ベルトコンベア11が搬送する被試験対象100に第2の結合用アンテナ17を介して試験信号を送信する(第2の信号送信段階)。
なお、無線端末測定装置2と擬似基地局20には同一の識別情報が割り当てられているため、被試験対象100は、第1の空間から第2の空間に搬送される間に、あたかも同じ基地局から制御されているように振る舞う。
次に、測定部14の試験制御部145は、試験信号が入力された被試験対象100のアンテナ100aから出力された被測定信号を第2の結合用アンテナ17を介して受信するとともに、被試験対象100の通信規格に対応した解析処理を行う(信号受信段階)。
つまり、電磁波遮蔽部19a,19b及び区画部19cが閉状態、かつ、被試験対象100が通信可能領域R1又はR2に搬送されている場合にのみ、第1又は第2の結合用アンテナ21,17と被試験対象100のアンテナ100aとの間で信号の送受信が行われるようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、被試験対象100が呼接続の確立に時間を要するものであっても、第1の空間で呼接続を確立してから、第2の空間で性能試験を実行することができる。このため、1つの被試験対象100の性能試験を実行している間に、他の被試験対象100を呼接続状態にしておくことが可能となり、測定効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1の空間と第2の空間とが電磁波遮蔽部材で区切られているため、呼接続を確立するための電波と測定用の電波とが干渉することがない。
1,2 無線端末測定装置
11 ベルトコンベア(搬送部)
11a 搬送路
12 電磁波シールドボックス
12a 入口
12b 出口
13 駆動制御部
14 測定部
15 表示部
16 入力部
17 結合用アンテナ(第2の結合用アンテナ)
18 検知部
19a,19b 電磁波遮蔽部
19c 区画部
20 擬似基地局
21 第1の結合用アンテナ
100 被試験対象
100a アンテナ
111 ベルト
112a,112b,113a,113b 搬送ローラ
114 モータ
120 筐体
131 搬送制御部
132 判断部
133 記憶部
141 信号送信部
142 信号受信部
143 切替部
144 記憶部
145 試験制御部

Claims (6)

  1. アンテナ(100a)が設けられた被試験対象(100)に試験信号を入力し、当該被試験対象から出力される被測定信号に対して測定を実行する無線端末測定装置(1,2)であって、
    前記被試験対象を搬送路(11a)内で搬送する搬送部(11)と、
    前記被試験対象のアンテナと空間的に結合される結合用アンテナ(17)と、
    前記搬送路の少なくとも一部を含む空間を覆うとともに、前記結合用アンテナを内部に収納し、前記被試験対象が搬送されるための入口(12a)及び出口(12b)を有する電磁波シールドボックス(12)と、
    前記被試験対象の全体が前記電磁波シールドボックス内の所定領域に搬送されているか否かを判断する判断部(132)と、
    前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記搬送部が搬送する前記被試験対象に前記結合用アンテナを介して前記試験信号を送信する信号送信部(141)と、
    前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記試験信号が入力された前記被試験対象から出力される前記被測定信号を前記結合用アンテナを介して受信するとともに、前記被試験対象の通信規格に対応した解析処理を行う信号受信部(142)と、
    前記電磁波シールドボックス内の前記搬送路の上方に設けられ、前記アンテナ又は前記結合用アンテナで発生する電磁波が前記入口及び前記出口から漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部(19a,19b)と、を備えることを特徴とする無線端末測定装置。
  2. 前記電磁波遮蔽部は、前記被試験対象が前記電磁波シールドボックスの前記入口又は前記出口を通過している場合に前記入口又は前記出口を開状態とし、前記被試験対象の全体が前記電磁波シールドボックス内に搬送された場合に前記入口及び前記出口を閉状態とすることを特徴とする請求項1に記載の無線端末測定装置。
  3. 前記電磁波遮蔽部は、前記搬送部が前記被試験対象を搬送する搬送方向に直交する水平方向に複数の短冊状に設けられた電磁波遮蔽部材から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線端末測定装置。
  4. 前記搬送部は、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断された場合における前記被試験対象の搬送速度を、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていないと判断された場合における前記搬送速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線端末測定装置。
  5. 前記搬送部は、前記判断部によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断された場合における前記被試験対象の搬送速度を所定時間ゼロとすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線端末測定装置。
  6. アンテナ(100a)が設けられた被試験対象(100)に試験信号を入力し、当該被試験対象から出力される被測定信号に対して測定を実行する無線端末測定方法であって、
    前記被試験対象を搬送する搬送路の少なくとも一部を含む空間を覆うとともに、前記被試験対象のアンテナと空間的に結合される結合用アンテナ(17)を内部に収納し、前記被試験対象が搬送されるための入口(12a)及び出口(12b)を有する電磁波シールドボックス(12)を準備する段階と、
    前記電磁波シールドボックス内の前記搬送路の上方に、前記アンテナ又は前記結合用アンテナで発生する電磁波が前記入口及び前記出口から漏洩するのを防止する電磁波遮蔽部(19a,19b)を設ける段階と、
    前記被試験対象を前記搬送路内で搬送する搬送段階と、
    前記被試験対象の全体が前記電磁波シールドボックス内の所定領域に搬送されているか否かを判断する判断段階と、
    前記判断段階によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記搬送部が搬送する前記被試験対象に前記結合用アンテナを介して前記試験信号を送信する信号送信段階と、
    前記判断段階によって前記被試験対象の全体が前記所定領域に搬送されていると判断されたことを条件として、前記試験信号が入力された前記被試験対象から出力される前記被測定信号を前記結合用アンテナを介して受信するとともに、前記被試験対象の通信規格に対応した解析処理を行う信号受信段階と、を含むことを特徴とする無線端末測定方法。
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