JPH11149025A - Sz溝付きロッドのsz溝検知装置 - Google Patents

Sz溝付きロッドのsz溝検知装置

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Publication number
JPH11149025A
JPH11149025A JP9333636A JP33363697A JPH11149025A JP H11149025 A JPH11149025 A JP H11149025A JP 9333636 A JP9333636 A JP 9333636A JP 33363697 A JP33363697 A JP 33363697A JP H11149025 A JPH11149025 A JP H11149025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
gear
rotation
bevel gears
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9333636A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP9333636A priority Critical patent/JPH11149025A/ja
Publication of JPH11149025A publication Critical patent/JPH11149025A/ja
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  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣性トルクを排除してSZ溝付きロッドのS
Z溝の角度的位相を正確に測定する。 【解決手段】 走行するSZ溝付きロッド1の長手方向
にSZ反転ピッチだけ離隔して配置され、それぞれの爪
がSZ溝2に係合する2枚の検知板4A,4Bと;これ
らの検知板の一方の検知板4Aの回転に同速度、同方向
に連動するかさ歯車51と他方の検知板4Bの回転に同
速度、逆方向に連動する別のかさ歯車52とを同軸的に
対向配置し、これら両かさ歯車51,52に共通に噛み
合い、かつ回転軸線が前記両かさ歯車のそれと直交する
第三のかさ歯車53を回転自在に担持する合成出力歯車
54とから成る差動歯車装置5と;合成出力歯車54の
回転角度を検知するよう設けられる角度検知器7とを有
するSZ溝付きロッドのSZ溝検知装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はSZ溝付きロッド
のSZ溝検知装置、さらに詳しく言えばSZ溝付きロッ
ドに光ファイバ心線を落とし込む集合装置において、光
ファイバ心線の分線板の回転を制御するべくSZ溝の位
相の変化を検知するためのSZ溝検知装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2について光ファイバ心線集合装置に
おける従来のSZ溝検知装置を説明すると、従来の検知
板101はSZ溝付きロッド1を走行させる中心孔から
半径方向内方に突出する少なくとも1枚の爪101Aを
SZ溝2に係合させ、SZ溝付きロッド1の走行にとも
なって自身が正、逆に回転を繰り返すその回転の角度的
位相を、中間歯車102を介してたとえばロータリーエ
ンコーダのような角度検知器103に伝え、このとき発
生する電気信号を利用して分線板(図2には図示してい
ない)を制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかながら従来の検知
板は1枚だけでSZ溝付きロッドのS溝部分かZ溝部分
のいずれかに係合するものであり、SZ溝付きロッドの
走行が高速になるとその左、右回転の角速度もかなり大
きいものになる。したがって検知板および中間歯車など
の角度検知器に至るまでの回転伝動各要素、さらには角
度検知器内部のロータなど含めたすべてについて、それ
ぞれの回転軸のまわりの慣性トルクはそれぞれの要素の
持つ慣性モーメント(WD2 /8g:Wは各要素の重
量、Dは回転直径、gは重力加速度)に比例してかなり
の大きさに達し、これが検知板の目的であるSZ溝の角
度的位相の測定そのものを不正確にするおそれがあっ
た。つまり同方向回転中は角度変位を過大に示す傾向が
あるとともに、SZ反転点では反対方向への立ち上がり
が遅れて過少に測定するおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、走行するSZ溝付きロッドの長
手方向にSZ反転ピッチだけ離隔して配置され、それぞ
れの爪がSZ溝に係合する2枚の検知板と;これらの検
知板の一方の検知板の回転に同速度、同方向に連動する
かさ歯車と他方の検知板の回転に同速度、逆方向に連動
する別のかさ歯車とを同軸的に対向配置し、これら両か
さ歯車に共通に噛み合い、かつ回転軸線が前記両かさ歯
車のそれと直交する第三のかさ歯車を回転自在に担持す
る合成出力歯車とから成る差動歯車装置と;前記合成出
力歯車の回転を検知するよう設けられる角度検知器とを
有するSZ溝付きロッドのSZ溝検知装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1について本発明の一実施例装
置を説明する。4A,4BはSZ溝付きロッド1の長手
方向にSZ反転ピッチだけ離隔して配設される2枚の検
知板である。したがって一方の検知板4AがSZ溝2の
Sねじれ部分に係合しているときは、他の検知板4Bは
もちろんZねじれ部分に係合する。
【0006】タイミングベルトその他の伝動要素を介し
て、検知板4Aの回転は同一方向かつ同一回転数で入力
プーリー41に伝動される。また検知板4Bの回転は一
端入力プーリー42に伝えられ、その後同一回転数だ
が、中間歯車43を経て入力歯車44に回転方向を逆に
して伝動される。
【0007】別に一つの差動歯車装置5を設け、この対
向するかさ歯車51および52の回転軸をそれぞれ入力
プーリー41および入力歯車44のそれに連結する。ま
たこれらの両かさ歯車51,52に共通に噛み合いこれ
らの回転軸と直交する回転軸を持つ第三のかさ歯車53
を担持するケースに固着され、前記両かさ歯車51,5
2と同軸の合成出力歯車を符号54で示す。
【0008】この合成出力歯車54の回転は歯車6を介
してたとえばロータリーエンコーダのような角度検知器
7に伝えられる。
【0009】つぎにこの発明装置の作動を説明しよう。
すでに述べた構成から自明のように入力プーリー41と
入力プーリー42とは図1に記入したように、SZ溝付
きロッド1の走行に従って互いに反対方向、図示の例で
はSZ溝付きロッド1のZ溝部分に差しかかっている検
知板4A側の入力プーリー41は左回転(Lで示す)ま
た同じくS溝部分に差しかかっている検知板4B側の入
力プーリー42は右回転(Rで示す)しつつある。
【0010】中間歯車43を介するために入力歯車44
と入力プーリー41とは同方向、同一回転数となり、し
たがってかさ歯車51、52は原則的には同一方向、同
一回転数となる。現実には各種の誤差が含まれるために
これらの大きさを仮にそれぞれ回転数N1 ,N2 とする
が、もちろんN1 ≒N2 である。
【0011】差動歯車装置5の両かさ歯車51,52が
同方向、同一回転数で回されるからかさ歯車53自体は
自身の軸のまわりには回転しないでロック状態となり、
ケースに相当する合成出力歯車54は前記の両かさ歯車
51などと同一方向、同一回転数をもって回転する。N
1 =N2 ならもちろん問題なくこれらに等しく、また両
者間に差があれば、それらの平均値、つまり(N1 +N
2 )/2の大きさの回転数になることは容易に考えられ
る。
【0012】さてここで重要なことは合成出力歯車54
から取り出せる検知板4A,4Bの回転角度は、SZ溝
付きロッド1の長手方向2点で測定した平均値という意
味だけでなく、互いに反対方向にかなりの回転速度をも
って回転している2枚の検知板の慣性トルクを互いに相
殺した結果のものであるということである。これが正に
本発明の狙いであり、精神である。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、SZ溝付きロッドに
SZ反転ピッチだけ長手方向に離隔して係合する2枚の
検知板によってSZ溝の角度的位相を測定するので、そ
れぞれの慣性トルクは互いに相殺され、SZ溝付きロッ
ドが高速で走行しても極めて正確な測定が可能となり、
SZ溝付きロッドを用いた光ファイバケーブルの製造に
貢献するところ大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を示す簡略側面図であ
る。
【図2】従来のSZ溝付きロッドのSZ溝検知装置を説
明する簡略斜視図である。
【符号の説明】
1 SZ溝付きロッド 2 SZ溝 4A,4B 検知板 41,42 入力プーリー 43 中間歯車 44 入力歯車 5 差動歯車装置 51,52,53 かさ歯車 54 合成出力歯車 6 平歯車 7,103 角度検知器 101A 爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するSZ溝付きロッド(1)の長手
    方向にSZ反転ピッチだけ離隔して配置され、それぞれ
    の爪がSZ溝(2)に係合する2枚の検知板(4A,4
    B)と;これらの検知板の一方の検知板(4A)の回転
    に同速度、同方向に連動するかさ歯車(51)と他方の
    検知板(4B)の回転に同速度、逆方向に連動する別の
    かさ歯車(52)とを同軸的に対向配置し、これら両か
    さ歯車(51,52)に共通に噛み合い、かつ回転軸線
    が前記両かさ歯車のそれと直交する第三のかさ歯車(5
    3)を回転自在に担持する合成出力歯車(54)とから
    成る差動歯車装置(5)と;前記合成出力歯車(54)
    の回転を検知するよう設けられる角度検知器(7)とを
    有するSZ溝付きロッドのSZ溝検知装置。
JP9333636A 1997-11-18 1997-11-18 Sz溝付きロッドのsz溝検知装置 Pending JPH11149025A (ja)

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JP9333636A JPH11149025A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 Sz溝付きロッドのsz溝検知装置

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JP9333636A JPH11149025A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 Sz溝付きロッドのsz溝検知装置

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JPH11149025A true JPH11149025A (ja) 1999-06-02

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ID=18268272

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JP9333636A Pending JPH11149025A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 Sz溝付きロッドのsz溝検知装置

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JP (1) JPH11149025A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021766A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Fujikura Ltd ルースチューブ型光ファイバケーブルの製造方法および装置
JP2010102114A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバスペーサのスロット測定方法及び装置
JP2015004640A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 住友電気工業株式会社 光ケーブル用スロットの反転角測定装置

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