JPH11148758A - 移設容易な蓄熱式冷蔵庫 - Google Patents
移設容易な蓄熱式冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH11148758A JPH11148758A JP35601897A JP35601897A JPH11148758A JP H11148758 A JPH11148758 A JP H11148758A JP 35601897 A JP35601897 A JP 35601897A JP 35601897 A JP35601897 A JP 35601897A JP H11148758 A JPH11148758 A JP H11148758A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- refrigerator
- storage tank
- heat
- transportation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】配送時に一定の低温管理を必要とする加工食品
や生鮮品を5時間以内で冷蔵輸送する時、深夜電力で製
造した氷を利用して省エネルギーを計る冷蔵庫を提供す
るするとともに、当冷蔵庫を既存の荷台付自動車に簡単
に載せる事が出来るようにして、低コストでの低温輸送
手段の購入を可能ならしめる。また、電源が有れば、一
般の冷蔵庫として使用できるのみ成らず、氷に蓄熱しな
がら冷蔵庫としても使用出来、加工食品の加工現場や生
鮮品の選別場から輸送、配送先まで載せ変えの要らない
連続した低温管理を可能とする移設容易な蓄熱式冷蔵庫
を割安の価格で提供する。 【構成】下枠(2)と上枠(3)を固定した保冷庫
(1)、の内部に蓄熱タンク(4)、と冷却器(5)と
冷却ファン(6)を設け、さらに、保冷庫(1)の内部
を、開閉ダンパー(8)を取付けた断熱間仕切パネル
(7)で間仕切り、そして保冷庫(1)の上面に冷凍機
(9)を設けたことを特徴とする移設容易な蓄熱式冷蔵
庫。
や生鮮品を5時間以内で冷蔵輸送する時、深夜電力で製
造した氷を利用して省エネルギーを計る冷蔵庫を提供す
るするとともに、当冷蔵庫を既存の荷台付自動車に簡単
に載せる事が出来るようにして、低コストでの低温輸送
手段の購入を可能ならしめる。また、電源が有れば、一
般の冷蔵庫として使用できるのみ成らず、氷に蓄熱しな
がら冷蔵庫としても使用出来、加工食品の加工現場や生
鮮品の選別場から輸送、配送先まで載せ変えの要らない
連続した低温管理を可能とする移設容易な蓄熱式冷蔵庫
を割安の価格で提供する。 【構成】下枠(2)と上枠(3)を固定した保冷庫
(1)、の内部に蓄熱タンク(4)、と冷却器(5)と
冷却ファン(6)を設け、さらに、保冷庫(1)の内部
を、開閉ダンパー(8)を取付けた断熱間仕切パネル
(7)で間仕切り、そして保冷庫(1)の上面に冷凍機
(9)を設けたことを特徴とする移設容易な蓄熱式冷蔵
庫。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配送時間が5時間以
内で、配送時に一定の低温管理を必要とする品物の輸送
に使用するもので、輸送用車輌上に留まらず食品加工場
あるいは選果場等でも使用可能とした、移動容易な蓄熱
式冷蔵庫に関するものである。
内で、配送時に一定の低温管理を必要とする品物の輸送
に使用するもので、輸送用車輌上に留まらず食品加工場
あるいは選果場等でも使用可能とした、移動容易な蓄熱
式冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配送時間が5時間以内の食品や生
鮮品の輸送においては、保冷設備や冷蔵設備の無い自動
車を使用するか、冷蔵装置の着いていない保冷車か、車
のエンジンを利用して冷凍機を動かす冷蔵車や冷凍車が
使用されていた。
鮮品の輸送においては、保冷設備や冷蔵設備の無い自動
車を使用するか、冷蔵装置の着いていない保冷車か、車
のエンジンを利用して冷凍機を動かす冷蔵車や冷凍車が
使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(イ) 従来、配送時
間が5時間以内の加工食品や生鮮品の輸送においては、
冷蔵設備の無い自動車での輸送がほとんどで、輸送時間
中の加工食品や生鮮品の品質劣化が大きな問題となって
いた。 (ロ) 従来、冷蔵装置の着いていない保冷車は保冷力
が不十分で、配送個所が多くドアの開閉が多いと輸送中
に保冷庫内の温度が上昇し、加工食品や生鮮品の品質悪
化の原因となっていた。 (ハ) 従来、自動車のエンジンを利用して冷凍機を動
かす冷蔵車では、輸送時間が短くても冷凍機を動かすた
め、その分余計に燃料を必要とした。 (ニ) 従来、自動車のエンジンを利用して冷凍機を動
かす冷蔵車は、冷蔵庫と車輌との分離が難しく、冷蔵車
として冷蔵庫と車体とを一体で購入しなければならず、
価格が高額であった。 (ホ) 従来、自動車のエンジンを利用して冷凍機を動
かす冷蔵車では、冷蔵庫と車両の分離が難しく、輸送前
にも別の冷蔵庫を必要とした。本発明は、以上の欠点を
解決するためになされたものである。
間が5時間以内の加工食品や生鮮品の輸送においては、
冷蔵設備の無い自動車での輸送がほとんどで、輸送時間
中の加工食品や生鮮品の品質劣化が大きな問題となって
いた。 (ロ) 従来、冷蔵装置の着いていない保冷車は保冷力
が不十分で、配送個所が多くドアの開閉が多いと輸送中
に保冷庫内の温度が上昇し、加工食品や生鮮品の品質悪
化の原因となっていた。 (ハ) 従来、自動車のエンジンを利用して冷凍機を動
かす冷蔵車では、輸送時間が短くても冷凍機を動かすた
め、その分余計に燃料を必要とした。 (ニ) 従来、自動車のエンジンを利用して冷凍機を動
かす冷蔵車は、冷蔵庫と車輌との分離が難しく、冷蔵車
として冷蔵庫と車体とを一体で購入しなければならず、
価格が高額であった。 (ホ) 従来、自動車のエンジンを利用して冷凍機を動
かす冷蔵車では、冷蔵庫と車両の分離が難しく、輸送前
にも別の冷蔵庫を必要とした。本発明は、以上の欠点を
解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】下枠(2)の上面に床パ
ネル(1a)と側壁パネル(1b)と天井パネル(1
c)と奥壁パネル(1d)で保冷庫(1)を組立て、組
立てた保冷庫(1)の上面に上枠(3)を取付ける。次
にこの保冷庫(1)の奥壁パネル(1d)の内面に冷却
器(5)を固定し、さらに、冷却器(5)の前面に接触
して、冷水撹拌ポンプ(4a)を組み込んだ蓄熱タンク
(4)を、蓄熱タンク支持金具(4b)で保冷庫(1)
の奥壁パネル(1d)に取付けるとともに、蓄熱タンク
(4)の上部に、冷却ファン(6)を取付けた冷却ファ
ンカバー(6a)を、保冷庫(1)の天井パネル(1
c)、側壁パネル(1b)、へ密着して取付ける。また
(4c)は蓄熱タンク(4)の下部に設けたドレンパン
である。そして次に、サーモスタット(10)とダンパ
ー開閉シリンダー(8a)によって断熱間仕切(7)の
冷風通過穴(7a)を開閉する開閉ダンパー(8)を取
付けた、断熱間仕切(7)で保冷庫(1)を冷蔵庫部
(A)と蓄熱部(B)に仕切る。一方保冷庫(1)の上
枠(3)の上面には冷凍機(9)を固定して取着けると
共に、冷凍機(9)と冷却器(5)とのあいだを冷媒配
管で接続する。(11)は交流直流変換器である。本発
明は、以上の構成よりなる移設容易な蓄熱式冷蔵庫であ
る。
ネル(1a)と側壁パネル(1b)と天井パネル(1
c)と奥壁パネル(1d)で保冷庫(1)を組立て、組
立てた保冷庫(1)の上面に上枠(3)を取付ける。次
にこの保冷庫(1)の奥壁パネル(1d)の内面に冷却
器(5)を固定し、さらに、冷却器(5)の前面に接触
して、冷水撹拌ポンプ(4a)を組み込んだ蓄熱タンク
(4)を、蓄熱タンク支持金具(4b)で保冷庫(1)
の奥壁パネル(1d)に取付けるとともに、蓄熱タンク
(4)の上部に、冷却ファン(6)を取付けた冷却ファ
ンカバー(6a)を、保冷庫(1)の天井パネル(1
c)、側壁パネル(1b)、へ密着して取付ける。また
(4c)は蓄熱タンク(4)の下部に設けたドレンパン
である。そして次に、サーモスタット(10)とダンパ
ー開閉シリンダー(8a)によって断熱間仕切(7)の
冷風通過穴(7a)を開閉する開閉ダンパー(8)を取
付けた、断熱間仕切(7)で保冷庫(1)を冷蔵庫部
(A)と蓄熱部(B)に仕切る。一方保冷庫(1)の上
枠(3)の上面には冷凍機(9)を固定して取着けると
共に、冷凍機(9)と冷却器(5)とのあいだを冷媒配
管で接続する。(11)は交流直流変換器である。本発
明は、以上の構成よりなる移設容易な蓄熱式冷蔵庫であ
る。
【0005】
【作用】本発明を使用するときは、家庭用の電源で冷凍
機を(9)を運転して、あらかじめ注入した蓄熱タンク
(4)内の水(W)を氷らせておき、輸送、配送時に当
氷(W)の解ける時の熱を利用して約5時間、当発明の
冷蔵庫の冷蔵部(A)内を低温に、一定温度に保つこと
ができ、また当冷蔵庫は容易に移設することが可能で、
既存の荷台付自動車(T)への積降しが簡単である。そ
して、当冷蔵庫は蓄熱タンク(4)に蓄熱時にも冷蔵部
(A)は冷蔵庫として使用可能である。
機を(9)を運転して、あらかじめ注入した蓄熱タンク
(4)内の水(W)を氷らせておき、輸送、配送時に当
氷(W)の解ける時の熱を利用して約5時間、当発明の
冷蔵庫の冷蔵部(A)内を低温に、一定温度に保つこと
ができ、また当冷蔵庫は容易に移設することが可能で、
既存の荷台付自動車(T)への積降しが簡単である。そ
して、当冷蔵庫は蓄熱タンク(4)に蓄熱時にも冷蔵部
(A)は冷蔵庫として使用可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を述べる。 (イ) 下枠(2)の上面に床パネル(1a)と側壁パ
ネル(1b)と天井パネル(1c)と奥壁パネル(1
d)を組合せて保冷庫(1)を組立てる。次に当保冷庫
(1)の上面に上枠(3)を載せ、下枠(2)と保冷庫
(1)、保冷庫(1)と上枠(3)をそれぞれボルトで
固定する。ここで当保冷庫(1)の開口の有る方向を本
発明の冷蔵庫の前方とする。 (ロ) 蓄熱タンク(4)の冷水撹拌ポンプ取付け穴
(4d)に冷水撹拌ポンプ(4a)を捩じ込んで取付け
る。冷水撹拌ポンプ(4a)の電源は直流12Vであ
る。 (ハ) 奥壁パネル(1d)の内面に冷却器(5)をボ
ルトで固定し、さらに当冷却器(5)の前面に接触させ
て蓄熱タンク(4)を蓄熱タンク支持金具(4b)を使
用して奥壁パネル(1d)へボルトで固定する。 (ニ) 蓄熱タンク(4)の上面と天井パネル(1c)
の下面との間に、冷却ファン(6)をとりつけた冷却フ
ァンカバー(6a)を鉄板ビスで取付けると共に、蓄熱
タンク(4)の下方、床パネル(1a)の上面にドレン
パン(4c)を鉄板ビスで取付ける。ここ、で冷却ファ
ン(6)の電源は直流12V仕様とする。 (ホ) 断熱間仕切(7)の上部の冷風通過穴(7a)
に、開閉ダンパー(8)を、当開閉ダンパーの支軸(8
b)の両端をダンパー取付金具(8d)で断熱間仕切
(7)に固定して、取付ける。 (ヘ) 開閉ダンパー(8)を取付けた断熱間仕切
(7)を、蓄熱タンク(4)との間に冷気が流れる隙間
を空けて設けて、保冷庫(1)の内部を冷蔵庫部(A)
と蓄熱・冷却部(B)に間仕切る。 (ト) ダンパー開閉シリンダー(8a)を断熱間仕切
(7)の中央に取付けると共に、当ダンパー開閉シリン
ダー(8a)のシリンダーを開閉ダンパー(8)の支軸
に連結した連結片(8c)に連結する。ここでダンパー
開閉シリンダー(8a)の電源は直流12V仕様とす
る。 (チ) 保冷庫(1)の上面の上枠(3)に冷凍機
(9)を固定し、冷凍機(9)と冷却器(5)を冷媒配
管でつなぐ。 (リ) 保冷庫(1)の上面の上枠(3)に取付けた冷
凍機(9)の横へ、交流直流変換機(11)を取付け
る。 (ヌ) 断熱扉(1e)を保冷庫(1)の開口部に取付
ける。 本発明は、以上の構成よりなっている。本発明を使用す
るときは、まず、家庭用の電源で冷凍機を(9)を運転
して冷却器(5)を冷却せしめるとともに、冷却ファン
(6)を回して冷却器(5)により冷却された冷風を蓄
熱タンク(4)の周囲を循環させる。蓄熱タンク(4)
の内部にはあらかじめ蓄熱タンク(4)の内容積の8割
程の水(W)を注入しておき、蓄熱タンク(4)が表面
より冷却されるとこの内部の水(W)はやがて氷と成っ
て蓄熱する。本発明を冷蔵庫として使用するときは、断
熱間仕切(7)の開閉ダンパー(8)を、冷蔵庫部
(A)の庫内温度を検知するサーモスタット(10)と
連動するダンパー開閉シリンダー(8a)によって動か
し、断熱間仕切(7)の上部に開けた冷風通過穴(7
a)を開けて蓄熱タンク(4)の周囲を循環する冷風を
冷蔵庫部(A)に導入する。輸送時には冷凍機(9)を
止め、冷却ファン(6)のみを荷台付自動車(T)のバ
ッテリで回し、蓄熱タンク内の氷が解ける時の熱を利用
して約5時間、冷蔵庫内を低温に、一定温度に保つこと
が可能である。冷水撹拌ポンプ(4a)は、蓄熱タンク
(4)内の水(W)を撹拌し、蓄熱時には蓄熱タンク
(4)内の水(W)が上面より凍結して蓄熱タンク
(4)を破損させることを防ぐと共に、冷蔵時には蓄熱
タンク(4)内の水(W)を撹拌して、氷の解凍を促進
して冷却能力を向上せしめる為の物である。また本発明
の冷蔵庫は容易に移設することが可能であり、既存の荷
台付自動車への積降しが簡単である。また蓄熱時にも冷
蔵部(A)は冷蔵庫として使用可能である。
ネル(1b)と天井パネル(1c)と奥壁パネル(1
d)を組合せて保冷庫(1)を組立てる。次に当保冷庫
(1)の上面に上枠(3)を載せ、下枠(2)と保冷庫
(1)、保冷庫(1)と上枠(3)をそれぞれボルトで
固定する。ここで当保冷庫(1)の開口の有る方向を本
発明の冷蔵庫の前方とする。 (ロ) 蓄熱タンク(4)の冷水撹拌ポンプ取付け穴
(4d)に冷水撹拌ポンプ(4a)を捩じ込んで取付け
る。冷水撹拌ポンプ(4a)の電源は直流12Vであ
る。 (ハ) 奥壁パネル(1d)の内面に冷却器(5)をボ
ルトで固定し、さらに当冷却器(5)の前面に接触させ
て蓄熱タンク(4)を蓄熱タンク支持金具(4b)を使
用して奥壁パネル(1d)へボルトで固定する。 (ニ) 蓄熱タンク(4)の上面と天井パネル(1c)
の下面との間に、冷却ファン(6)をとりつけた冷却フ
ァンカバー(6a)を鉄板ビスで取付けると共に、蓄熱
タンク(4)の下方、床パネル(1a)の上面にドレン
パン(4c)を鉄板ビスで取付ける。ここ、で冷却ファ
ン(6)の電源は直流12V仕様とする。 (ホ) 断熱間仕切(7)の上部の冷風通過穴(7a)
に、開閉ダンパー(8)を、当開閉ダンパーの支軸(8
b)の両端をダンパー取付金具(8d)で断熱間仕切
(7)に固定して、取付ける。 (ヘ) 開閉ダンパー(8)を取付けた断熱間仕切
(7)を、蓄熱タンク(4)との間に冷気が流れる隙間
を空けて設けて、保冷庫(1)の内部を冷蔵庫部(A)
と蓄熱・冷却部(B)に間仕切る。 (ト) ダンパー開閉シリンダー(8a)を断熱間仕切
(7)の中央に取付けると共に、当ダンパー開閉シリン
ダー(8a)のシリンダーを開閉ダンパー(8)の支軸
に連結した連結片(8c)に連結する。ここでダンパー
開閉シリンダー(8a)の電源は直流12V仕様とす
る。 (チ) 保冷庫(1)の上面の上枠(3)に冷凍機
(9)を固定し、冷凍機(9)と冷却器(5)を冷媒配
管でつなぐ。 (リ) 保冷庫(1)の上面の上枠(3)に取付けた冷
凍機(9)の横へ、交流直流変換機(11)を取付け
る。 (ヌ) 断熱扉(1e)を保冷庫(1)の開口部に取付
ける。 本発明は、以上の構成よりなっている。本発明を使用す
るときは、まず、家庭用の電源で冷凍機を(9)を運転
して冷却器(5)を冷却せしめるとともに、冷却ファン
(6)を回して冷却器(5)により冷却された冷風を蓄
熱タンク(4)の周囲を循環させる。蓄熱タンク(4)
の内部にはあらかじめ蓄熱タンク(4)の内容積の8割
程の水(W)を注入しておき、蓄熱タンク(4)が表面
より冷却されるとこの内部の水(W)はやがて氷と成っ
て蓄熱する。本発明を冷蔵庫として使用するときは、断
熱間仕切(7)の開閉ダンパー(8)を、冷蔵庫部
(A)の庫内温度を検知するサーモスタット(10)と
連動するダンパー開閉シリンダー(8a)によって動か
し、断熱間仕切(7)の上部に開けた冷風通過穴(7
a)を開けて蓄熱タンク(4)の周囲を循環する冷風を
冷蔵庫部(A)に導入する。輸送時には冷凍機(9)を
止め、冷却ファン(6)のみを荷台付自動車(T)のバ
ッテリで回し、蓄熱タンク内の氷が解ける時の熱を利用
して約5時間、冷蔵庫内を低温に、一定温度に保つこと
が可能である。冷水撹拌ポンプ(4a)は、蓄熱タンク
(4)内の水(W)を撹拌し、蓄熱時には蓄熱タンク
(4)内の水(W)が上面より凍結して蓄熱タンク
(4)を破損させることを防ぐと共に、冷蔵時には蓄熱
タンク(4)内の水(W)を撹拌して、氷の解凍を促進
して冷却能力を向上せしめる為の物である。また本発明
の冷蔵庫は容易に移設することが可能であり、既存の荷
台付自動車への積降しが簡単である。また蓄熱時にも冷
蔵部(A)は冷蔵庫として使用可能である。
【0007】
【発明の効果】本発明を使用することによって、配送時
に一定の低温管理を必要とする加工食品や生鮮品を5時
間以内で冷蔵輸送する時、深夜電力で製造した氷を利用
することによりエネルギーを節約することが出来る。ま
た当発明の冷蔵庫は移設が容易なため既存の荷台付自動
車に載せて運搬出来るので冷蔵庫のみ購入すれば良く、
低コストでの低温管理が可能と成る。さらに、当発明の
冷蔵庫は、電源が有れば、一般の冷蔵庫として使用でき
るのみ成らず、蓄熱しながら冷蔵庫として使用出来、加
工食品の加工現場や生鮮品の選別場から輸送、配送先ま
で載せ変えの要らない連続した低温管理が可能と成る。
に一定の低温管理を必要とする加工食品や生鮮品を5時
間以内で冷蔵輸送する時、深夜電力で製造した氷を利用
することによりエネルギーを節約することが出来る。ま
た当発明の冷蔵庫は移設が容易なため既存の荷台付自動
車に載せて運搬出来るので冷蔵庫のみ購入すれば良く、
低コストでの低温管理が可能と成る。さらに、当発明の
冷蔵庫は、電源が有れば、一般の冷蔵庫として使用でき
るのみ成らず、蓄熱しながら冷蔵庫として使用出来、加
工食品の加工現場や生鮮品の選別場から輸送、配送先ま
で載せ変えの要らない連続した低温管理が可能と成る。
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図
【図4】本発明の特許請求範囲の請求項4の蓄熱ユニッ
トの組立状態を示す斜視図
トの組立状態を示す斜視図
1 保冷庫 1a 床パネル 1b 側壁パネル 1c 天井パネル 1d 側奥パネル 1e 断熱扉 2 下枠 2a 突起部 3 上枠 3a フック 4 蓄熱タンク 4a 冷水撹拌ポンプ 4b 蓄熱タンク支持金具 4c ドレンパン 4d 冷水撹拌ポンプ取付穴 5 冷却器 6 冷却ファン 6a 冷却ファンカバー 7 断熱間仕切 7a 冷風通過穴 7b 冷風通過穴 8 開閉ダンパー 8a ダンパー開閉シリンダー 8b 開閉ダンパー支軸 8c 連結片 8d ダンパー取付金具 9 冷凍機 10 サーモスタット 11 交流直流変換器 12 蓄熱板 12a下地板 12b吸湿性ポリマー品 13 蓄熱ユニット A 冷蔵部 B 蓄熱部 W 水 T 荷台付自動車
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図
【図4】本発明の特許請求範囲の請求項4の蓄熱ユニッ
トの組立状態を示す斜視図
トの組立状態を示す斜視図
【図5】本発明の特許請求の範囲の請求項6の抗菌性吸
湿性ポリマー品の斜視図
湿性ポリマー品の斜視図
【図6】本発明の特許請求の範囲の請求項7の保水性吸
湿性ポリマー品の斜視図
湿性ポリマー品の斜視図
【符号の説明】 1 保冷庫 1a 床パネル 1b 側壁パネル 1c 天井パネル 1d 側奥パネル 1e 断熱扉 2 下枠 2a 突起部 3 上枠 3a フック 4 蓄熱タンク 4a 冷水撹拌ポンプ 4b 蓄熱タンク支持金具 4c ドレンパン 4d 冷水撹拌ポンプ取付穴 5 冷却器 6 冷却ファン 6a 冷却ファンカバー 7 断熱間仕切 7a 冷風通過穴 7b 冷風通過穴 8 開閉ダンパー 8a ダンパー開閉シリンダー 8b 開閉ダンパー支軸 8c 連結片 8d ダンパー取付金具 9 冷凍機 10 サーモスタット 11 交流直流変換器 12 蓄熱板 12a 下地板 12b 吸湿性ポリマー品 12c 抗菌性吸湿性ポリマー品 12d 保水性吸湿性ポリマー品 12e 抗菌性不織布 12f 防蒸発性のシート 13 蓄熱ユニット A 冷蔵部 B 蓄熱部 W 水 T 荷台付自動車
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】
Claims (5)
- 【請求項1】下枠(2)、上枠(3)を固定した保冷庫
(1)の内部に蓄熱タンク(4)、と冷却器(5)と冷
却ファン(6)を設け、さらに、保冷庫(1)の内部
を、開閉ダンパー(8)を取付けた断熱間仕切パネル
(7)で間仕切り、そして保冷庫(1)の上面に冷凍機
(9)を設けたことを特徴とする移設容易な蓄熱式冷蔵
庫。 - 【請求項2】冷水撹拌ポンプ(4a)を設けた蓄熱タン
ク(4)を構成品とすることを特徴とする請求項1記載
の蓄熱式冷蔵庫。 - 【請求項3】下枠(2)の下部に突起部(2a)を、上
枠(3)にフック(3a)を設けた請求項1記載の蓄熱
式冷蔵庫。 - 【請求項4】下地板(12a)の周囲を布状に加工した
吸湿性ポリマー品(12b)で覆って蓄熱板(12)を
作り、さらに当蓄熱板(12)を何枚かお互いに隙間を
空けて並行に並べた蓄熱ユニット(13)を蓄熱タンク
に替えて構成品とすることを特徴とする請求項1記載の
蓄熱式冷蔵庫。 - 【請求項5】下地板(12a)周囲を布状に加工した吸
湿性ポリマー品で(12b)で覆って蓄熱板 (12)
を作り、さらに、当蓄熱板(12)を床パネル(1a)
と側壁パネル (1b)と断熱間仕切(7)の内側に貼
って冷蔵部(A)を構成することを特徴とする移設容易
な蓄熱式冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35601897A JPH11148758A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 移設容易な蓄熱式冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35601897A JPH11148758A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 移設容易な蓄熱式冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148758A true JPH11148758A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18446915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35601897A Pending JPH11148758A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 移設容易な蓄熱式冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148758A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109163484A (zh) * | 2018-07-24 | 2019-01-08 | 广州凌翔网络科技有限公司 | 一种商品批发运输用低温运输盒 |
CN110542263A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-06 | 江苏欧莱特新能源科技有限公司 | 一种使用混合电源的替代冷藏车的移动冷库 |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP35601897A patent/JPH11148758A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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