JPH11148635A - 飛灰溶融炉への飛灰供給装置 - Google Patents

飛灰溶融炉への飛灰供給装置

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JPH11148635A
JPH11148635A JP31980797A JP31980797A JPH11148635A JP H11148635 A JPH11148635 A JP H11148635A JP 31980797 A JP31980797 A JP 31980797A JP 31980797 A JP31980797 A JP 31980797A JP H11148635 A JPH11148635 A JP H11148635A
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fly ash
pipe
melting furnace
pressure
rubber
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Koichiro Kanefuji
▲紘▼一郎 金藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛灰を溶融炉に供給するための管内に、飛灰
が詰まるのを防止すると共に、その管が飛灰により破損
するのを防止する。 【解決手段】 飛灰を溶融炉に供給するための管の内、
曲率の小さいAB間は金属製の管45が用いられ、その
他の部分は耐磨耗性ゴム製の管10、10′が用いられ
ている。この管内を飛灰が通ると、その圧力によりゴム
管が適度に変形したり振動したりするため、飛灰が詰ま
り難い。また、AB間は金属製の管が用いられているた
め、飛灰による破損を受け難い。そして更に、圧力セン
サ42によって検出された管内の圧力が上昇傾向を示し
たときには、揺振装置44がゴム管を変形させ、加振装
置46が金属管45に振動を与えるため、付着しかかっ
た飛灰が除去され、飛灰を常に円滑に送給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや産業廃
棄物の焼却施設にて発生する飛灰を溶融させる飛灰溶融
炉に、飛灰を供給する飛灰供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記焼却施設では、焼却炉に残る焼却灰
と、焼却炉の排ガス処理系で捕捉される焼却飛灰とが発
生する。この排ガス処理系では、排ガスに同伴する各種
の酸性ガスを中和させるのに消石灰等の中和剤を加え
る。この飛灰にはZnやPb等の重金属や有害なダイオ
キシン類が含まれるので、溶融固化処理により、分離や
熱分解により無害化をはかる設備が導入されている。
【0003】例えば、酸素バーナによる飛灰溶融設備と
しては特開平8-312938号公報の様なものがあり、飛灰を
火炎中に供給するために乾燥圧縮空気や窒素ガスの気流
に乗せて輸送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飛灰に
は、前述の消石灰等を添加したことにより、反応生成物
(塩化カルシウムや硫酸カルシウム)及び未反応消石灰
を含む。これらは、粒度が細かくまた安息角が大きいの
で輸送管内面に付着し、輸送管を閉塞させることがあ
る。また閉塞せずとも、付着した飛灰により輸送管の流
量が低下すると、飛灰の供給量が脈動し酸素バーナ火炎
中での溶融が安定して行なわれなくなる等の不都合が生
じる。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1に記載の飛灰溶融炉への飛灰供給装置は、
輸送管内面に飛灰が付着するのを防止することを目的と
する。また請求項2に記載の本発明は、ゴム管の材質の
具体例を示すものである。また更に、請求項3に記載の
本発明は、飛灰によって輸送管が磨耗したり、穴があい
たりするのを防止することを目的とする。
【0006】そして請求項4に記載の本発明は、金属製
の管の内面に飛灰が付着するのを防止することを目的と
している。そして請求項5に記載の本発明は、ゴム管の
内面に飛灰が付着するのを一層着実に防止することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされた本発明の請求項1に記載の飛灰溶融炉への
飛灰供給装置(以下、単に飛灰供給装置ともいう)は、
飛灰を溶融させるための飛灰溶融炉に接続された管内に
搬送気体を流すと共に、該管内に飛灰を供給することに
より飛灰を前記飛灰溶融炉に供給する飛灰供給装置にお
いて、前記管として少なくとも一部に耐磨耗性のゴム管
が用いられていることを特徴とする。
【0008】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
記載の飛灰供給装置において、前記ゴム管が、ブタジエ
ンゴムと天然ゴムとを配合してなるものを材料として形
成されていることを特徴とする。そして請求項3に記載
の本発明は、請求項1または2記載の飛灰供給装置にお
いて、前記管が、少なくとも一部に屈曲部をなして配管
され、しかも該屈曲部には金属製の管が用いられている
ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の飛灰供給装置において、前記金属製の管に振動を加
えるための加振手段と、前記管内の圧力を検出する圧力
センサと、該圧力センサの検出結果が上昇傾向を示す
と、前記加振手段を駆動して前記金属製の管に振動を加
える加振制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また請求項5に記載の本発明は、請求項1
から請求項4にいずれか記載の飛灰供給装置において、
前記ゴム管を変形させる変形手段と、前記管内の圧力を
検出する圧力測定手段と、該圧力測定手段の検出結果が
上昇傾向を示すと、前記変形手段を駆動して前記ゴム管
を変形させる変形制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の飛灰溶融炉への
飛灰供給装置は、飛灰を飛灰溶融炉に供給するための管
の少なくとも一部に耐磨耗性のゴム管が用いられてい
る。こうすると、ゴム管にされた部分は容易に変形で
き、これに曲げ、ねじり等の力を加えると管内に付着し
た飛灰層は容易に破壊され、付着成長を止めることがで
きる。
【0012】また、輸送管内での詰まりを防止するた
め、金属管では気固比(輸送気体質量流量/飛灰質量流
量)をある程度大きく保つ必要があったが、ゴム管にす
ると気固比がより小さくできる。気固比が小さくできる
と、輸送気体をバーナで加熱する熱量が少なくて済み、
飛灰を低燃費で溶融することができる。
【0013】また請求項2に記載の飛灰供給装置では、
ゴム管をブタジエンゴムと天然ゴムとを配合してなるも
のを材料として形成している。こうすると、ゴム管は適
度な可撓性を保ちつつ、耐磨耗性にも優れたものとな
り、本発明のゴム管として最適である。
【0014】なお、配管の都合上、輸送管は途中で屈曲
されることが多い。このように屈曲された部分にゴム管
を用いても、飛灰が付着するのを防ぐのには有効である
が、ゴム管が磨耗する虞がある。すなわち、輸送管内の
流速は搬送気体と飛灰の分離を防止しかつ飛灰の付着成
長を防止するため、15〜30m/secと比較的大き
くする必要があり、これが飛灰による管内壁の磨耗を起
こす主因となっている。特に屈曲された部分は遠心力に
より飛灰が曲がり半径の外側をこすって行くので磨耗の
低減が重要である。
【0015】そこで、請求項3に記載の飛灰供給装置で
は、屈曲部には金属製の管が用いられている。こうする
と、ゴム管と比べて超音波厚み計を用いた肉厚測定がや
り易い。また、万が一、穴があいてもゴム管のように裂
けることもなく、小孔の段階で発見できる。
【0016】但し、金属製の管はゴム管と異なって変形
が容易でないため、管内に付着した飛灰が後からの飛灰
の慣性力により押し付けられ、どんどん固くなり自然に
剥がれて解消することがないので容易に閉塞する。そこ
で請求項4に記載の飛灰供給装置では、管内の圧力を検
出する圧力センサと、加振制御手段と、加振手段とを備
えており、圧力センサの検出結果が上昇傾向を示すと、
加振手段を駆動して金属製の管に振動を加えるようにさ
れている。
【0017】圧力センサの検出結果、すなわち管内(ゴ
ム管、金属製の管のどちらでもよい)の圧力が上昇傾向
を示すと言うことは、管内に飛灰が付着していると推定
できる。従って、請求項4に記載の飛灰供給装置によれ
ば、管内に飛灰が付着した、という事態に即応して金属
製の管に振動を加えるため、金属製の管の内面に付着し
た飛灰を除去することができる。
【0018】しかしながら、圧力の上昇傾向の原因は、
金属製の管の内面への飛灰の付着とは限らず、ゴム管へ
の付着である場合もある。これに鑑みて、請求項5に記
載の飛灰供給装置においては、ゴム管を変形させる変形
手段と、管内の圧力を検出する圧力測定手段と、圧力測
定手段の検出結果が上昇傾向を示すと、変形手段を駆動
してゴム管を変形させる変形制御手段とを備えている。
前述のようにゴム管は付着し難いが、こうすることによ
り一層着実に飛灰の付着を防止することができる。
【0019】なお、請求項5記載の本発明を、請求項4
記載の圧力センサを備えた態様に適用する際には、圧力
測定手段を圧力センサと共用させてもよい。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1は本発明の一実施形態である飛灰溶融シ
ステム2を示す概略図である。飛灰溶融炉4は、耐火物
の炉体6で囲まれた炉内に酸素バーナ8が上方から挿入
されており、ゴム管10を通って供給される飛灰を酸素
バーナ8にて溶融させる。
【0021】酸素バーナ8には、燃料(プロパンガス)
を供給する流路14の他に、支燃ガスとしての酸素を供
給するための流路12、パージガスの流路16が接続さ
れており、これにて生成される火炎18内にて、飛灰が
溶融され、溶融プール20に蓄えられる。21は排気口
であり、空気ブロワ22からの送風により排ガスは冷却
されて排出される。また、24、26は夫々、酸素バー
ナ8に冷却水を送るための供給管、流出させるための排
出管である。
【0022】ゴム管10、10′は、耐磨耗性ゴムを材
料にして形成されており、具体的には、ブタジエンゴム
と天然ゴムを約6:4の質量比で配合し、硬度75前後
にしたものを使用している。これによりゴム管10、1
0′は適度な可撓性を保ったものとなっている。このゴ
ム管10、10′は飛灰を飛灰溶融炉4へと供給する管
であるが、全てがこの耐磨耗性ゴムの管となっているの
ではなく、直径の5倍以下の半径で曲げられているAB
間は金属管45となっている。金属管45は、肉厚のス
テンレス鋼管を曲げ加工して製造したものである。
【0023】飛灰は、飛灰ホッパ30に蓄えられてお
り、定量切出装置32にて少しずつ供給され、搬送用ガ
スと混合される。このシステム2では搬送用ガスとして
空気を用いており、乾燥機能付きの飛灰輸送用コンプレ
ッサ34にて大気36を吸入し、圧縮空気38として混
合器40に送られ、ここで飛灰と混合される。
【0024】符号42は混合器40から吹き出された箇
所の飛灰混合気の圧力(以下、単に管内の圧力とも言
う)を測定する圧力センサであり、ここでは半導体圧力
センサが用いられている。圧力センサ42の検出結果は
圧力調整装置43に送信され、ここからゴム管10に位
置された揺振装置44、および金属管45に設置された
加振装置46に対して指令信号が発せられる。
【0025】揺振装置44は本発明の変形手段に相当す
るもので、ガイドレール54に設置されており、図示し
ない駆動装置により、ガイドレール54上をゆっくりと
上下動している。プランジャ50の先端には把持パイプ
52が固定されており、この中をゴム管10が通ってい
る。プランジャ50が移動されると把持パイプ52を介
して、ゴム管10を本図の左右方向に揺さぶる。つまり
圧力センサ42は、本発明の圧力測定手段も兼ねてい
る。また圧力調整装置43は、加振制御手段と、変形制
御手段を兼ねたものとなっている。
【0026】加振装置46は本発明の加振手段に相当す
るもので、圧力調整装置43からの指令信号によりプラ
ンジャ56が移動して金属管45を叩くようにされてい
る。なお本図では、プランジャ50、56を移動させる
ための空圧回路は省略してある。
【0027】このようなシステム2では、ゴム管10、
10′が、圧力によって適度に振動するため、飛灰が消
石灰を多量に残存させたものであっても、付着し難い。
また、曲率の小さいAB間は、金属管45となっている
ため、飛灰が内面にこすりつけられても破損しにくい。
しかも金属管45は、ゴム管10、10′と比べて超音
波厚み計による肉厚測定がやり易く、仮に穴あきしても
ゴム管10、10′のように裂けることもなく、小孔の
段階で発見できる。
【0028】次に、圧力調整装置43について図2を用
いて説明する。図2は、圧力調整装置43の概略を示す
ブロック図である。本図に示すように圧力調整装置43
は、輸送管保守処理(後述)等のプログラムを実行する
CPU60と、CPU60が処理するデータを一時記憶
すると共に電源が切られた場合でも記憶内容を保持可能
なバックアップ機能を有するRAM62と、CPU60
により実行される輸送管保守処理などのプログラムが格
納されたROM64と、圧力センサ42により検出され
た信号を受け取ったり揺振装置44や加振装置46に駆
動指令を発したりするための入出力インタフェース66
と、これら各部を結ぶバス68とを備えたいわゆるコン
ピュータシステムとして構成されている。また、圧力調
整装置43は、図示されてないクロックにより全体の処
理のタイミングが制御するとともに、時間の測定も行な
えるようにされている。RAM62内には、30分間分
の圧力データを記憶できる領域と、経時のためのカウン
タ(後述)のための領域とが予め確保されている。
【0029】CPU60にて実行される輸送管保守処理
について図3のフローチャートを用いて説明する。本処
理は、圧力調整装置43に電源が投入されると起動す
る。本処理が起動されると、まずS10にて、本処理の
起動から30秒経過しているか否かを判定する(なお、
後述する圧力データのサンプリングや揺振装置44等の
駆動を行なった後、再びS10に戻ってきたときには、
これらを行なってから30秒たったか否かを判定す
る)。RAM62内に設定される前記カウンタを、図示
しないタイマー割り込み処理によりインクリメントし、
この値が30秒分増加したか否かにより判定する。30
秒経過していなければS10を繰り返し30秒経過する
まで待機する。30秒経過するとS20に進み、圧力セ
ンサ42からの信号を読み取り、続くS30にてRAM
62に格納する。こうすると、RAM62には予め確保
された前記領域の分だけ、管内の圧力を示すデータが順
次格納され、約30秒ごとの時系列データが生成され
る。なお、この前記領域が満杯になった場合には古いデ
ータから廃棄されるものとする。
【0030】そしてS40に進み、RAM62の前記領
域に記録された圧力データに鑑みて、ゴム管10内の圧
力が上昇傾向にあるか否かを判定する。上昇傾向でなけ
ればS10に戻る。一方、圧力が上昇傾向にある場合に
は、S50に進み、加振装置46を駆動するための指令
を発する。こうすると、入出力インタフェース66から
加振装置46に駆動信号が発せられ、プランジャ56が
金属管45を叩くことにより、金属管45を振動させ
る。そして次にS60に進み、揺振装置44を駆動する
ための指令を発する。こうすると、入出力インタフェー
ス66から揺振装置44に駆動信号が発せられ、プラン
ジャ50が移動してゴム管10′を振動させる。また前
述のように揺振装置44は、ガイドレール54上を昇降
されているので、プランジャ50は移動されることによ
りゴム管10′のほぼ全体が変形を受ける。なお、S5
0にて加振装置46が金属管45を叩く回数は1回、S
60にて揺振装置44がゴム管10′を震わせるのは5
秒間とする。
【0031】S60の処理が終了すると、S10に戻
り、本処理を繰り返す。つまり、輸送管保守処理は、管
内の圧力変化に基づいて、ゴム管10′を変形させたり
金属管45に振動を加える処理である。この結果、ゴム
管10′内や金属管45内に飛灰が詰まりかけたこと
を、圧力センサ42の検出結果が上昇傾向となったこと
から知ることができ、これが認識された際にはゴム管1
0′を変形させたり、金属管45に振動を加えることに
より、管の内面に付着した飛灰を除去することができ
る。
【0032】以上、本発明を適用した実施例として、飛
灰溶融システム2について説明してきたが、本発明はこ
うした実施例に何等限定されるものではなく様々な態様
で実施しうる。例えば、飛灰溶融システム2ではAB間
のみを金属管45としたが、AB間よりも曲率の大きい
CD間も金属製の管にしてもよい。
【0033】また、輸送管保守処理は、30秒おきにゴ
ム管10内の圧力をサンプリングするものであったが、
搬送される飛灰の量が炉の焼却能力よりも十分小さく、
詰まる心配が少ない等の場合にはこれよりも長くてもよ
く、逆に詰まる傾向が強い場合には30秒より短くても
よい。また、キーボードなどの入力装置を圧力調整装置
43に設け、これにてサンプリング周期を任意に設定可
能にしてもよい。
【0034】また、圧力調整装置43にブラウン管など
の表示装置を設け、圧力やその変化を数値或はグラフに
て圧力を表示させてもよい。また、昇降器54による揺
振装置44の昇降も、CPU60からの指令により行な
うようにしてもよい。
【0035】また、輸送管保守処理のS40において、
単に上昇傾向を示しただけで、揺振装置44等を駆動す
ると、敏感になり過ぎる場合もある。こうした場合に
は、上昇の度合を示す数値をROM64内などに予め格
納しておき、この数値を上回る程度に増大したときに、
加振装置46や揺振装置44を稼働させるようにしても
よい。
【0036】金属管45を叩く回数やゴム管10′を震
わせる時間も、飛灰溶融システム2の態様に応じて変更
してもよい。また、圧力センサ42により、管内の圧力
が上昇した際には、ゴム管10′を変形させたり金属管
45に振動を加えるだけでなく、ブザーやランプの点滅
などにより、飛灰溶融システム2の管理者などに報知す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した装置の概略を示す説明図で
ある。
【図2】 圧力調整装置を示すブロック図である。
【図3】 CPU60にて実行される処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2…飛灰溶融システム 4…飛灰溶融炉 6…炉体 8…酸素バーナ 10、10′…ゴム管 12…流路 42…圧力センサ 43…圧力調整装置 44…揺振装置 45…金属管 46…加振装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛灰を溶融させるための飛灰溶融炉に接
    続された管内に搬送気体を流すと共に、該管内に飛灰を
    供給することにより飛灰を前記飛灰溶融炉に供給する飛
    灰供給装置において、 前記管として、少なくとも一部に耐磨耗性のゴム管が用
    いられていることを特徴とする飛灰溶融炉への飛灰供給
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ゴム管が、ブタジエンゴムと天然ゴ
    ムとを配合してなるものを材料としたものであることを
    特徴とする請求項1記載の飛灰溶融炉への飛灰供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記管が、少なくとも一部に屈曲部をな
    して配管され、 しかも該屈曲部には金属製の管が用いられていることを
    特徴とする請求項1または2記載の飛灰溶融炉への飛灰
    供給装置。
  4. 【請求項4】 前記金属製の管に振動を加えるための加
    振手段と、 前記管内の圧力を検出する圧力センサと、 該圧力センサの検出結果が上昇傾向を示すと、前記加振
    手段を駆動して前記金属製の管に振動を加える加振制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項3に記載の飛灰溶融炉
    への飛灰供給装置。
  5. 【請求項5】 前記ゴム管を変形させる変形手段と、 前記管内の圧力を検出する圧力測定手段と、 該圧力測定手段の検出結果が上昇傾向を示すと、前記変
    形手段を駆動して前記ゴム管を変形させる変形制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4にいず
    れか記載の飛灰溶融炉への飛灰供給装置。
JP31980797A 1997-11-20 1997-11-20 飛灰溶融炉への飛灰供給装置 Pending JPH11148635A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014367A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Central Res Inst Of Electric Power Ind 粉体の気流搬送装置及びこれを有するガス化設備
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