JPH11148364A - 可変容量型ターボチャージャ - Google Patents
可変容量型ターボチャージャInfo
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- JPH11148364A JPH11148364A JP9314854A JP31485497A JPH11148364A JP H11148364 A JPH11148364 A JP H11148364A JP 9314854 A JP9314854 A JP 9314854A JP 31485497 A JP31485497 A JP 31485497A JP H11148364 A JPH11148364 A JP H11148364A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle vane
- movable nozzle
- turbine
- side movable
- vane
- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エンジンの回転数や排気ガスの流量を限定され
ることなく広い範囲で性能,信頼性の高い可変容量型タ
ーボチャージャと提供することを目的とする。 【解決手段】タービン側可動ノズルベーン8の回動中心
を後縁部に、スクロール側可動ノズルベーン9の回動中
心を前縁部に設ける。
ることなく広い範囲で性能,信頼性の高い可変容量型タ
ーボチャージャと提供することを目的とする。 【解決手段】タービン側可動ノズルベーン8の回動中心
を後縁部に、スクロール側可動ノズルベーン9の回動中
心を前縁部に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン翼の周部
に設けられたノズルベーンを可動構造としタービン容量
を変化させる可変容量型ターボチャージャに関するもの
である。
に設けられたノズルベーンを可動構造としタービン容量
を変化させる可変容量型ターボチャージャに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の出力アップを図る手段とし
て、排気ガスでタービン翼を回転し、同翼と同軸上に設
けられたコンプレッサで加給するターボチャージャは有
効であり、既に様々の内燃機関に装着されている。例え
ば、特開昭62−282122号公報に記載の可変容量型ターボ
チャージャでは、スクロール部とタービン翼の間に複数
のノズルベーンをタービン翼の外周側に設けてあり、上
記ノズルベーンはノズルベーンの中央付近で2つに分割
し、片方を固定ノズルベーンに、もう片方を可動ノズル
ベーンとしている。よって、可動ノズルベーンを持って
いるため、エンジンの回転数や排気ガスの流量を限定す
ることなく広い範囲でタービン効果が得られる。
て、排気ガスでタービン翼を回転し、同翼と同軸上に設
けられたコンプレッサで加給するターボチャージャは有
効であり、既に様々の内燃機関に装着されている。例え
ば、特開昭62−282122号公報に記載の可変容量型ターボ
チャージャでは、スクロール部とタービン翼の間に複数
のノズルベーンをタービン翼の外周側に設けてあり、上
記ノズルベーンはノズルベーンの中央付近で2つに分割
し、片方を固定ノズルベーンに、もう片方を可動ノズル
ベーンとしている。よって、可動ノズルベーンを持って
いるため、エンジンの回転数や排気ガスの流量を限定す
ることなく広い範囲でタービン効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術(特開昭62−
282122号公報)の様な可変容量型ターボチャージャにお
いて、上記可変容量型ターボチャージャを広い範囲でよ
り効果的なタービン効率を得るためには、エンジン高回
転時には、ノズルベーン出口流路を広くする。しかし、
この場合にはノズルベーンの設定角が大きくなるためノ
ズルベーンの出口径,入口径の変化が大きくなり、ノズ
ルベーンがスクロール,タービンと干渉しないようにす
るにはタービンケーシング自体の寸法を大きくしなけれ
ばならない。
282122号公報)の様な可変容量型ターボチャージャにお
いて、上記可変容量型ターボチャージャを広い範囲でよ
り効果的なタービン効率を得るためには、エンジン高回
転時には、ノズルベーン出口流路を広くする。しかし、
この場合にはノズルベーンの設定角が大きくなるためノ
ズルベーンの出口径,入口径の変化が大きくなり、ノズ
ルベーンがスクロール,タービンと干渉しないようにす
るにはタービンケーシング自体の寸法を大きくしなけれ
ばならない。
【0004】また、高回転時のスクロールに流入する排
気ガスの流入角が小さいのに対して、ノズルベーンは設
定角を大きくとるので、流入角に対するノズルベーンの
設定角が適合しないためタービン効率が低下し、かつ、
ノズルベーン前縁の流体力が大きくなる。
気ガスの流入角が小さいのに対して、ノズルベーンは設
定角を大きくとるので、流入角に対するノズルベーンの
設定角が適合しないためタービン効率が低下し、かつ、
ノズルベーン前縁の流体力が大きくなる。
【0005】一方、エンジン低回転時にはノズルベーン
出口流路を狭く設定するため、ノズルベーン出口がター
ビン翼から離れ、ノズルベーンからの流れを有効にター
ビン翼に流入できないという問題点がある。
出口流路を狭く設定するため、ノズルベーン出口がター
ビン翼から離れ、ノズルベーンからの流れを有効にター
ビン翼に流入できないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、エンジンの回転数や排気
ガスの流量を限定されることなく広い範囲で性能,信頼
性の高い可変容量型ターボチャージャと提供することに
ある。
ガスの流量を限定されることなく広い範囲で性能,信頼
性の高い可変容量型ターボチャージャと提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明ではノズルベーンを以下の構造にしている。即
ち、可動ノズルベーンの設定角の範囲を広くとる場合の
問題点、即ち、可動ノズルベーンの前,後縁部の半径方
向の変化量が大きくなることに対しては、ノズルベーン
を中央付近で2つに分割し、スクロール側の可動ノズル
ベーンの回動中心を前縁部,タービン側の可動ベーンの
回動中心を後縁部とする。
め本発明ではノズルベーンを以下の構造にしている。即
ち、可動ノズルベーンの設定角の範囲を広くとる場合の
問題点、即ち、可動ノズルベーンの前,後縁部の半径方
向の変化量が大きくなることに対しては、ノズルベーン
を中央付近で2つに分割し、スクロール側の可動ノズル
ベーンの回動中心を前縁部,タービン側の可動ベーンの
回動中心を後縁部とする。
【0008】この構成とすることにより、エンジン低回
転時にノズルベーン流路出口を狭くするために可動ノズ
ルベーンの設定角を小さくしても可動ノズルベーンの後
縁部とタービン翼との距離が変化しない。また、ノズル
ベーンを2つに分割し回動中心をそれぞれ前,後縁部と
するため、ノズルスロートを有効に作られ、エンジンの
回転域を限られず、スクロールからの流れにノズルベー
ンが適合する。
転時にノズルベーン流路出口を狭くするために可動ノズ
ルベーンの設定角を小さくしても可動ノズルベーンの後
縁部とタービン翼との距離が変化しない。また、ノズル
ベーンを2つに分割し回動中心をそれぞれ前,後縁部と
するため、ノズルスロートを有効に作られ、エンジンの
回転域を限られず、スクロールからの流れにノズルベー
ンが適合する。
【0009】さらに、それぞれの可動ノズルベーンを同
一部品で連動して作動させるため、以下のような構成と
した。即ち、スクロール側可動ノズルベーンと、タービ
ン側可動ノズルベーンを回動可能にするためにそれぞれ
に回動ピンと、その回動ピンに回転力を与える回動アー
ムと、その回動ピンに回転力を与える回動アームに回転
力を与える回動リングと、その回動リングを回転させる
回動レバーで構成し、上記回動リングはスクロール側可
動ノズルベーンの回動中心と、タービン側可動ノズルベ
ーンの回動中心の間に設ける。
一部品で連動して作動させるため、以下のような構成と
した。即ち、スクロール側可動ノズルベーンと、タービ
ン側可動ノズルベーンを回動可能にするためにそれぞれ
に回動ピンと、その回動ピンに回転力を与える回動アー
ムと、その回動ピンに回転力を与える回動アームに回転
力を与える回動リングと、その回動リングを回転させる
回動レバーで構成し、上記回動リングはスクロール側可
動ノズルベーンの回動中心と、タービン側可動ノズルベ
ーンの回動中心の間に設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施例1)本発明の一実施例を
図1,図2,図3を用いて説明する。図1は本発明に基
づく可変容量型タービンを適用したターボチャージャの
断面図である。以下、図1に示すターボチャージャの構
成を説明する。本ターボチャージャはタービンケーシン
グ1と、シャフト6と中央ケーシング2と、コンプレッ
サケーシング3と、タービン翼4と、コンプレッサイン
ペラ5と、シャフト6と、タービンケーシング1内の排
気ガスが流入されるスクロール7と、タービン側可動ノ
ズルベーン8と、スクロール側可動ノズルベーン9と、
タービン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズ
ルベーンを支持するベーン支持体10と、可動ベーンを
回動させる回動ピン11と、回動ピン11に回転力を与
える回動アーム12と、回動アーム12に回転力を与え
る回動リング13と、ブッシュ14と、回動リング13
を回転させる回動レバー15により構成されている。
図1,図2,図3を用いて説明する。図1は本発明に基
づく可変容量型タービンを適用したターボチャージャの
断面図である。以下、図1に示すターボチャージャの構
成を説明する。本ターボチャージャはタービンケーシン
グ1と、シャフト6と中央ケーシング2と、コンプレッ
サケーシング3と、タービン翼4と、コンプレッサイン
ペラ5と、シャフト6と、タービンケーシング1内の排
気ガスが流入されるスクロール7と、タービン側可動ノ
ズルベーン8と、スクロール側可動ノズルベーン9と、
タービン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズ
ルベーンを支持するベーン支持体10と、可動ベーンを
回動させる回動ピン11と、回動ピン11に回転力を与
える回動アーム12と、回動アーム12に回転力を与え
る回動リング13と、ブッシュ14と、回動リング13
を回転させる回動レバー15により構成されている。
【0011】本発明は以上の構成のため、エンジン(図
示せず)からの排気ガスがタービンケーシング1のスク
ロール7の全周に流入し、タービン側可動ノズルベーン
8とスクロール側可動ノズルベーン9によって構成され
る流路に流入し、流路通過中に排気ガスの圧力エネルギ
を有効に速度エネルギに変換して流路から流出した排気
ガスはタービン翼4に当たりタービン翼4が回転する。
その回転力はシャフト6によりコンプレッサインペラ5
に伝達され、回転するコンプレッサインペラ5によって
空気が圧縮され、その圧縮空気がコンプレッサケーシン
グ3を通り、エンジン(図示せず)を加給する。
示せず)からの排気ガスがタービンケーシング1のスク
ロール7の全周に流入し、タービン側可動ノズルベーン
8とスクロール側可動ノズルベーン9によって構成され
る流路に流入し、流路通過中に排気ガスの圧力エネルギ
を有効に速度エネルギに変換して流路から流出した排気
ガスはタービン翼4に当たりタービン翼4が回転する。
その回転力はシャフト6によりコンプレッサインペラ5
に伝達され、回転するコンプレッサインペラ5によって
空気が圧縮され、その圧縮空気がコンプレッサケーシン
グ3を通り、エンジン(図示せず)を加給する。
【0012】本発明はタービン側の可動ノズルベーンに
関するものである。以下にその詳細な説明する。図2は
可変容量型ターボチャージャのタービンケーシングのタ
ービン軸直角方向の断面図である。図3は図2に示した
可動ベーンの部分拡大図である。図2に示すタービンケ
ーシングは、タービンケーシング1内にエンジンからの
排気ガスを導入するスクロール部7と、回動自在に支持
されているタービン翼3と、タービン側可動ノズルベー
ン8と、スクロール側可動ノズルベーン9と、タービン
側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベーン
9を回動可能にする回動ピン11と、タービン側可動ノ
ズルベーン8とスクロール側可動ノズルベーン9を支持
するベーン支持体10により構成される。
関するものである。以下にその詳細な説明する。図2は
可変容量型ターボチャージャのタービンケーシングのタ
ービン軸直角方向の断面図である。図3は図2に示した
可動ベーンの部分拡大図である。図2に示すタービンケ
ーシングは、タービンケーシング1内にエンジンからの
排気ガスを導入するスクロール部7と、回動自在に支持
されているタービン翼3と、タービン側可動ノズルベー
ン8と、スクロール側可動ノズルベーン9と、タービン
側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベーン
9を回動可能にする回動ピン11と、タービン側可動ノ
ズルベーン8とスクロール側可動ノズルベーン9を支持
するベーン支持体10により構成される。
【0013】本可動ノズルベーンにおいて、ベーン支持
体10はタービン翼3の同心円状に配置され、スクロー
ル側可動ノズルベーン9とタービン側可動ノズルベーン
8は連続流路を形成され、かつ2重円環状に配置されて
いる。さらにタービン側可動ノズルベーン8は後縁部に
回動中心となる回動ピン11を設け、スクロール側可動
ノズルベーン8は前縁部に回動中心となる回動ピン11
を設ける。
体10はタービン翼3の同心円状に配置され、スクロー
ル側可動ノズルベーン9とタービン側可動ノズルベーン
8は連続流路を形成され、かつ2重円環状に配置されて
いる。さらにタービン側可動ノズルベーン8は後縁部に
回動中心となる回動ピン11を設け、スクロール側可動
ノズルベーン8は前縁部に回動中心となる回動ピン11
を設ける。
【0014】本発明による可動ノズルベーンは以上の構
成のため、図3で可動ノズルベーンの回動の模式図に示
すようにエンジン低回転(低流量)時においても、可動
ノズルベーンの出口断面積を絞ることによって、速度エ
ネルギを増し、効率よくタービン翼を回転させることが
できる。即ち、図3において、10はベーン支持体、8
はタービン側可動ノズルベーン、9はスクロール側可動
ノズルベーン、8aは回動後のタービン側可動ノズルベ
ーン、9aは回動後のスクロール側可動ノズルベーン、
11は回動ピン、Xは可動ノズルベーンが回動前の流路
出口内接円、Yは可動ノズルベーン回動後の流路出口内
接円を示す。以下に作用効果を示す。
成のため、図3で可動ノズルベーンの回動の模式図に示
すようにエンジン低回転(低流量)時においても、可動
ノズルベーンの出口断面積を絞ることによって、速度エ
ネルギを増し、効率よくタービン翼を回転させることが
できる。即ち、図3において、10はベーン支持体、8
はタービン側可動ノズルベーン、9はスクロール側可動
ノズルベーン、8aは回動後のタービン側可動ノズルベ
ーン、9aは回動後のスクロール側可動ノズルベーン、
11は回動ピン、Xは可動ノズルベーンが回動前の流路
出口内接円、Yは可動ノズルベーン回動後の流路出口内
接円を示す。以下に作用効果を示す。
【0015】ノズルベーンを中央付近で2つに分割し、
スクロール側可動ノズルベーンの回動中心を前縁部,タ
ービン側可動ベーンの回動中心を後縁部とする。そうす
ることによって、エンジン低回転時にノズルベーン流路
出口を狭くするために可動ノズルベーンの設定角を小さ
くしても可動ノズルベーンの後縁部とタービン翼との距
離が変化しない。また、可動ノズルベーンが回動前の流
路出口内接円Xと可動ノズルベーン回動後の流路出口内
接円Yとの関係がX<Yとなるため、エンジン低回転
(低流量)時においても、可動ノズルベーンの出口断面
積を絞ることによって、速度エネルギを増し、効率よく
タービン翼を回転させることができる。
スクロール側可動ノズルベーンの回動中心を前縁部,タ
ービン側可動ベーンの回動中心を後縁部とする。そうす
ることによって、エンジン低回転時にノズルベーン流路
出口を狭くするために可動ノズルベーンの設定角を小さ
くしても可動ノズルベーンの後縁部とタービン翼との距
離が変化しない。また、可動ノズルベーンが回動前の流
路出口内接円Xと可動ノズルベーン回動後の流路出口内
接円Yとの関係がX<Yとなるため、エンジン低回転
(低流量)時においても、可動ノズルベーンの出口断面
積を絞ることによって、速度エネルギを増し、効率よく
タービン翼を回転させることができる。
【0016】また、ノズルベーンを2つに分割し回動中
心をそれぞれ前,後縁部とするため、ノズルスロートを
有効に作られ、エンジンの回転域を限られず、スクロー
ル7からの流れにノズルベーンが適合する。また、スク
ロール側可動ノズルベーン9の回動ピン11を前縁部に
したことによってノズルベーン外周端に、回動ピン11
に働く流体力が小さい。以上のことにより、エンジンの
回転数や排気ガスの流量を限定されることなく広い範囲
で効率のよいタービン効率を得ることができる。
心をそれぞれ前,後縁部とするため、ノズルスロートを
有効に作られ、エンジンの回転域を限られず、スクロー
ル7からの流れにノズルベーンが適合する。また、スク
ロール側可動ノズルベーン9の回動ピン11を前縁部に
したことによってノズルベーン外周端に、回動ピン11
に働く流体力が小さい。以上のことにより、エンジンの
回転数や排気ガスの流量を限定されることなく広い範囲
で効率のよいタービン効率を得ることができる。
【0017】(実施例2)本実施例は本発明の実施例1
の従属実施例である。図4に構造を示す。本実施例では
タービン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズ
ルベーン9の形状を棒状にする。上記の構成とすること
によって実施例1の可動ノズルベーンに示すように、肉
厚反り分布をつけることなく、図4に示すようにタービ
ン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベー
ン9の設定角度を変えることによって反りをつけること
ができる。即ち、ノズル効果をそのままに、タービン側
可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベーン9
を共用化できる。また、ノズルベーンの形状が単純なの
でコスト低減が可能である。
の従属実施例である。図4に構造を示す。本実施例では
タービン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズ
ルベーン9の形状を棒状にする。上記の構成とすること
によって実施例1の可動ノズルベーンに示すように、肉
厚反り分布をつけることなく、図4に示すようにタービ
ン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベー
ン9の設定角度を変えることによって反りをつけること
ができる。即ち、ノズル効果をそのままに、タービン側
可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベーン9
を共用化できる。また、ノズルベーンの形状が単純なの
でコスト低減が可能である。
【0018】(実施例3)本実施例は実施例1,実施例
2で示した可動ノズルベーンの駆動機構について図5を
用いて説明する。図5は本発明による可動ベーン駆動機
構の要部の平面図である。図5に示す本可動ノズルベー
ン駆動装置によると、タービン側可動ノズルベーン8,
スクロール側可動ノズルベーン9,回動ピン11,回動
アーム12,回動リング13,ブッシュ14,回動レバ
ー15により構成される。
2で示した可動ノズルベーンの駆動機構について図5を
用いて説明する。図5は本発明による可動ベーン駆動機
構の要部の平面図である。図5に示す本可動ノズルベー
ン駆動装置によると、タービン側可動ノズルベーン8,
スクロール側可動ノズルベーン9,回動ピン11,回動
アーム12,回動リング13,ブッシュ14,回動レバ
ー15により構成される。
【0019】また、矢印Lは回動リング13の回動方
向、矢印Laは回動リング13を矢印Lに回動させたと
きのタービン側可動ノズルベーン8の回動ピン11の回
動方向、Lbは矢印Lに回動させたときのスクロール側
可動ノズルベーン9の回動ピン11の回動方向、Lcは
矢印Lに回動させたときのタービン側可動ノズルベーン
8及びスクロール側可動ノズルベーン9の回動方向を示
す。以下に作用効果を示す。
向、矢印Laは回動リング13を矢印Lに回動させたと
きのタービン側可動ノズルベーン8の回動ピン11の回
動方向、Lbは矢印Lに回動させたときのスクロール側
可動ノズルベーン9の回動ピン11の回動方向、Lcは
矢印Lに回動させたときのタービン側可動ノズルベーン
8及びスクロール側可動ノズルベーン9の回動方向を示
す。以下に作用効果を示す。
【0020】即ち、回動レバー15により回動リング1
3を矢印Lに回動することによって、回動リング13か
ら回動アーム11を介して回動ピン11に回転力を与
え、図3または、図4に示すようにタービン側可動ノズ
ルベーン8及びスクロール側可動ノズルベーン9が8a
及び9aのように回動させることが可能である。上記の
構成としたことにより、1つの回動リング13でタービ
ン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベー
ン9を両方同時に回動可能にし、可動ベーン駆動装置を
単純にした。
3を矢印Lに回動することによって、回動リング13か
ら回動アーム11を介して回動ピン11に回転力を与
え、図3または、図4に示すようにタービン側可動ノズ
ルベーン8及びスクロール側可動ノズルベーン9が8a
及び9aのように回動させることが可能である。上記の
構成としたことにより、1つの回動リング13でタービ
ン側可動ノズルベーン8とスクロール側可動ノズルベー
ン9を両方同時に回動可能にし、可動ベーン駆動装置を
単純にした。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンの回転数や排
気ガスの流量を限定されることなく広い範囲で性能,信
頼性の高い可変容量型ターボチャージャと提供すること
ができる。
気ガスの流量を限定されることなく広い範囲で性能,信
頼性の高い可変容量型ターボチャージャと提供すること
ができる。
【図1】本発明に基づく可変容量型タービンが適用され
たターボチャージャの断面図である。
たターボチャージャの断面図である。
【図2】可変容量型ターボチャージャのタービンケーシ
ングのタービン軸直角方向の断面図である。
ングのタービン軸直角方向の断面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【図5】本発明の一実施例に係わる可動ベーン駆動機構
の要部平面図である。
の要部平面図である。
1…タービンケーシング、2…中央ケーシング、3…コ
ンプレッサケーシング、4…タービン翼、5…コンプレ
ッサインペラ、6…シャフト、7…スクロール、8…タ
ービン側可動ノズルベーン、8a…回動後のタービン側
可動ノズルベーン、9,9a…スクロール側可動ノズル
ベーン、10…ベーン支持体、11…回動ピン、12…
回動アーム、13…回動リング、14…ブッシュ、15
…回動レバー、X…可動ノズルベーン回動前の流路出口
内接円、Y…可動ノズルベーン回動後の流路出口内接
円、L…回動リングの回転方向、La…回動リングをL
方向に回転させたときのタービン側回動アームの回転方
向、Lb…回動リングをL方向に回転させたときのスク
ロール側回動アームの回転方向、Lc…回動リングをL
方向に回転させたときの可動ベーンの回動方向。
ンプレッサケーシング、4…タービン翼、5…コンプレ
ッサインペラ、6…シャフト、7…スクロール、8…タ
ービン側可動ノズルベーン、8a…回動後のタービン側
可動ノズルベーン、9,9a…スクロール側可動ノズル
ベーン、10…ベーン支持体、11…回動ピン、12…
回動アーム、13…回動リング、14…ブッシュ、15
…回動レバー、X…可動ノズルベーン回動前の流路出口
内接円、Y…可動ノズルベーン回動後の流路出口内接
円、L…回動リングの回転方向、La…回動リングをL
方向に回転させたときのタービン側回動アームの回転方
向、Lb…回動リングをL方向に回転させたときのスク
ロール側回動アームの回転方向、Lc…回動リングをL
方向に回転させたときの可動ベーンの回動方向。
Claims (1)
- 【請求項1】スクロールとタービン翼との間に複数の可
動ベーンを持つ可変容量型ターボチャージャにおいて、
該可動ノズルベーンを2重円環状に構成し、かつタービ
ン側の可動ノズルベーンの回動中心を後縁側とし、スク
ロール側の可動ノズルベーンの回動中心を前縁側にした
ことを特徴とする可変容量型ターボチャージャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314854A JPH11148364A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 可変容量型ターボチャージャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314854A JPH11148364A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 可変容量型ターボチャージャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148364A true JPH11148364A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18058421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9314854A Pending JPH11148364A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 可変容量型ターボチャージャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148364A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030018933A (ko) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | 현대자동차주식회사 | 가변 지오메트리 터보챠저 |
KR20030049244A (ko) * | 2001-12-14 | 2003-06-25 | 현대자동차주식회사 | 내연기관용 터보 차져의 터빈 휘일 |
EP2103793A2 (en) | 2008-03-19 | 2009-09-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Flow rate control system for turbocharger |
KR101187889B1 (ko) | 2005-08-16 | 2012-10-04 | 삼성테크윈 주식회사 | 압축기용 일체형 흡입 가이드 베인 어셈블리 구조 |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP9314854A patent/JPH11148364A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030018933A (ko) * | 2001-08-31 | 2003-03-06 | 현대자동차주식회사 | 가변 지오메트리 터보챠저 |
KR20030049244A (ko) * | 2001-12-14 | 2003-06-25 | 현대자동차주식회사 | 내연기관용 터보 차져의 터빈 휘일 |
KR101187889B1 (ko) | 2005-08-16 | 2012-10-04 | 삼성테크윈 주식회사 | 압축기용 일체형 흡입 가이드 베인 어셈블리 구조 |
EP2103793A2 (en) | 2008-03-19 | 2009-09-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Flow rate control system for turbocharger |
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