JPH11147519A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JPH11147519A
JPH11147519A JP31186797A JP31186797A JPH11147519A JP H11147519 A JPH11147519 A JP H11147519A JP 31186797 A JP31186797 A JP 31186797A JP 31186797 A JP31186797 A JP 31186797A JP H11147519 A JPH11147519 A JP H11147519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
lid
box body
packaging container
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP31186797A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Nishizuka
道雄 西塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMIKOSHI KK
Original Assignee
KAMIKOSHI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KAMIKOSHI KK filed Critical KAMIKOSHI KK
Priority to JP31186797A priority Critical patent/JPH11147519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傷バンド等のフレキシブルなシートも包装で
き容易に取り出せる包装容器を提供する。 【解決手段】 厚紙等のシート部材からなる長方形の箱
体で、長さ方向の一端を上方とし、箱体の上部に箱体の
両側面と正面に達する切り込みを設け、該切り込みより
上部を蓋部12とし下部を箱本体部11とした箱体1
と、該箱体1内に装入される上部が被包装物保持部を兼
ねた蓋部受け21を形成しその下方が挿入片部22とな
っている内装部材2とからなることを特徴とする包装容
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物の充填が容
易でかつ取り出し易い簡易容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厚紙等で作られた長方形の箱で、上部に
箱の背面から正面に向けて下降するように背面を残して
両側面と正面に切り込みが入れられていて、内容物を取
り出すとき、この切り込みより上の部分を箱の正面から
背面に向けて押し倒して開口させる容器は既に知られて
いる。例えば、タバコなどのスティック状物(棒状物)
の包装などに使用されている。この種の容器の場合、切
り込みより上の部分は容器の蓋の役割をしており、例え
ばタバコを取り出した後は切り込みより上の部分(以下
蓋部という)をまた元に戻して容器を閉じるようにして
使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の箱の場合、単に
箱に上記のような切り込みを入れておいただけだと、開
いた蓋部を元に戻したとき、箱本体部(切り込みより下
の部分)と蓋部との接する部分が切り込み端面で接する
だけとなるため、箱本体部と蓋部との当接が不充分で容
易に離れ不安定となる。そこで、蓋部を閉めたとき箱本
体部に蓋部が当接した状態で残るように、箱本体部の内
面から蓋部に向けて延出するフランジ状の蓋受けを設け
ている。この種の容器(箱)は、一枚の厚紙を所定の寸
法に打ち抜くとともに切り込みと折り曲げ線を付与し、
このようにした厚紙を所定の形状に折り曲げ糊付けして
箱として組み立てているため、前記蓋受けは別途作製し
たものを組立前の箱用厚紙の箱の開口部に相当する位置
に貼着するなどしている。また、これとは別に箱本体部
内面に沿って蓋受け用厚紙を装入するなどの方法によっ
ている。しかしながら、このような蓋受けが箱内にある
と傷バンドのようなフレキシブルなシートやポリエチレ
ンフィルムに包まれた綿棒などの内容物(被包装物)を
充填するとき、箱内に段差があるため充填しづらいとい
う問題が生じている。本発明は、上記課題を解決するた
めのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の包装容器は、厚
紙等のシート部材からなる長方形の箱体で、長さ方向の
一端を上方とし、箱体の上部に箱体の両側面部と正面部
に達する切り込みを設け、該切り込みより上部を蓋部と
し下部を箱本体部とした箱体と、該箱体内に装入される
上部が被包装物保持部を兼ねた蓋部受けを形成しその下
方が挿入片部となっている内装部材とからなることを特
徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における箱体は、厚紙等の
シート状部材を箱体の正面部、右側面部、背面部、左側
面部及び上下面部並びに糊代、折り込み片などが連接し
た形に打ち抜き、このようにしたシート部材を折り曲げ
組み立てて作る。箱体に設ける蓋部と箱本体部とに分け
る切り込みは、あらかじめ切り離された形としてもよ
く、また、切り込みを破線状に形成して使用者が蓋部を
開けるときに残りの部分を切り離すようにしてもよい。
この切り込みは、通常箱体の背面側から正面に向けて下
降するように斜めに設けられる。内容物(被包装物)の
充填は通常、箱体形成時若しくは箱体の上面又は下面を
閉じる前の形状まで作り、内容物を充填して上面又は下
面を閉じるようにして行う。
【0006】本発明における箱体内に挿入する内装部材
は、被包装物保持部を兼ねた蓋部受けを箱体の内面の左
右側面と正面の幅にあわせて折り曲げて凹字型とし、箱
本体部の上部に突出する部分が箱体の上面に達する長さ
の場合には、蓋部を開けたときに内容物が正面から見え
るように切り欠きを設けるとよい。蓋部受けの突出分が
小さいときは切り欠きは不要である。
【0007】内装部材の箱本体部の上部に突出する部分
の正面の左右(左右側面の折り曲げ部)に箱体の左右方
向に張り出す突起を設ける。この突起は、蓋部受けの左
右の側面を形成するための折り曲げ線の位置に切り込み
を入れて折り曲げたときに左右に張り出すようにする。
この突起は箱本体部の上部に突出(延出)している内装
部材の変形を防止するほか、内装部材を箱体に挿入する
ときのガイドの役割もする。
【0008】箱体の作製時、箱体の左右いずれかの側面
で背面部から折り返した側面の糊代に正面部から折り返
した側面部を重ねて糊付けするが、その際糊代の幅を側
面の幅より小さく採ると糊付けしたとき箱体の内側側面
の正面側にガイド溝が形成されるので、内容物を内装部
材の間に載せて箱体の上面開口から挿入するとき前記突
起が前記溝内に位置して正しく容易に装填できる。な
お、内装部材の被包装物保持部を兼ねた蓋部受けの下方
に設ける挿入片部は先細状に形成して挿入し易いように
する。
【0009】本発明では内装部材の被包装物保持部の間
に被包装物を載せて箱体内に挿入するため、傷バンドの
ように柔軟なシート状物やポリエチレンフィルムなどで
包装されたものなどでも容易に箱体内に挿入でき包装す
ることができる。蓋部受けの被包装物保持部は、幅方向
に凹部を2以上連設した形とすることもできる。本発明
の包装容器は、その外側を必要に応じてセロハン、透明
プラスチックフィルム等で更に包装してもよい。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の主
旨はもとよりこれに限定されるものではない。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示す斜視図
で、箱体1内に被包装物保持部を兼ねた蓋部受け21を
2個連設した内装部材2を備えた包装容器Aを示す。図
1は、箱体1の蓋部12が開口された状態を示し、本例
の場合、内装部材2の箱本体部11からの突出分は箱体
1の上面にまで達しており、そのため内容物(図示しな
い)が箱体の正面から見えるように2個の蓋部受け21
a,21bにはそれぞれ切り欠き3が設けられている。
【0012】図2は、図1に示す包装容器の展開斜視図
で、図に示すように箱体1は一枚の厚紙を打ち抜いて作
られた(左)側面部43、正面部41、(右)側面部4
3、背面部42、糊代44及び正面部41の上下に上面
部45、底面部46、上下の折り込み片47、左右の側
面部43に連なる折り込み片48が連設されたシート4
からなつている。図中、5は箱体1としたときの蓋部1
2と箱本体部11との分離部に設けられる切り込みを示
し、6は各折り込み片の左右に設けられた切り込みで、
各片を箱体内側に折り曲げ又は折り込んだ後にこれらの
片が容易に箱体から抜け出ないようにするためのもので
ある。切り込み5は一点鎖線状に設けて、点状に残る接
合部を使用時に使用者が切断するようにしてもよいこと
は上記のとおりである。糊代44内の5′は、上記切り
込み5の側面部44の分に対応させた切り込みである。
【0013】箱体1を作るには、このシート4を、それ
ぞれの上下方向の折り曲げ線4a、4a・・・にしたが
って包み込むように折り曲げ、糊代44と側面部43と
を接着して箱体1の胴部を作り、左右の側面部43の下
方に連設された折り込み片48を胴部側に折り曲げた後
その上面に底面部46を折り曲げ線4bにしたがって折
り曲げ、底面部46の先端の押し込み片47を胴部内に
挿入して上面が開口した箱体1とする。上記のように箱
体1を形成した後、上面の開口部から被包装物を載せた
内装部材2を箱体1内に挿入し、底面部46と同様にし
て上面部45を折り曲げて上面を閉じて内容物を充填し
た包装容器Aを得る。
【0014】図1に示す箱体1内に挿入する内装部材2
は、図2に符号7で示す形状に厚紙から打ち抜かれる。
図に示すように被包装物保持部を兼ねた蓋部受け21と
それに連なる挿入片部22とからなり、折り曲げ線7a
にしたがって折り曲げて左右の側面部21cを形成し、中
央の折り曲げ線7b、7cを折り曲げて中央の側面部21
d、21dとし、左右2個の正面部21a、21bを形成す
る。このように形成した内装部材2を図3に示す。それ
ぞれの正面部21a、21bの背面の側面部21cと側面部21
dとで形成される凹部に被包装物を載せて、内装部材2
とともに箱体1内に挿入・充填する。正面部21a、21b
は同じ大きさ(幅)としてもよく、また図示したように
一方を大きくしてもよい。それぞれの正面部21a、21b
の下部に先細形状とした挿入片22a、22bをそれぞれ連
設する。
【0015】なお、左右の側面部21cを形成するための
折り曲げ線7aの中間部に、折り曲げ線7aから側面部
内に向けたコ字型の切り込み8を設けておき、曲げ線7
aに沿って側面部を折り曲げたとき、蓋部受けの正面に
対して左右方向に突出した突起9が形成されるようにす
る。箱体の側面部43の幅Wより糊代44の幅wを小さ
くとると、箱体1内に側面部43と糊代44との幅の違
いによって隙間が形成される。突起9は、内装部材2を
箱体1内に挿入するとき、箱体1内に形成される前記の
隙間内に入って該隙間に沿って内装部材を案内するガイ
ド部材の役割をするほか、蓋部受けの正面部の補強材の
作用をするものである。また、この突起9は蓋部受けに
左右対象に設けられ、蓋部に開閉時に内容物(被包装
物)Bを左右から軽く押圧して内容物Bを揃える役割を
もするものである。
【0016】図1〜図3は蓋部受け21が2個連設され
た内装部材2を箱体1内に有する包装容器Aの例を示し
たが、図4及び図5は蓋部受け21が1個の場合の包装
容器Aの例である。内装部材2の形状が異なるだけで、
箱体の製法及び内容物の充填・包装方法等は上記の実施
例と同様に実施されるので、同一符号を付して説明を省
略する。
【0017】本発明の包装容器は、上記のように内装部
材に被包装物を載せて、上面部又は下面部(底面部)を
開口させた箱体内に挿入した後、上面部又は下面部を閉
止することにり包装できる。従来のこの種の容器のよう
に蓋部受けが箱体内にあらかじめ糊付け等で固定されて
いるとか、箱体内面に密着した形で内装部材が挿入され
ていないため、傷バンド等のフレキシブルなシート状物
も所要数重ねて容易に箱体内に挿入でき、しかも高速で
機械的に充填・包装できるなど種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の展開斜視図である。
【図3】図1の実施例の内装部材の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図5】図4の実施例の展開斜視図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 内装部材 3 切欠き 4 箱体用のシート 5 切り込み 7 内装部材用のシート A 包装容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚紙等のシート部材からなる長方形の箱
    体で、長さ方向の一端を上方とし、箱体の上部に箱体の
    両側面部と正面部に達する切り込みを設け、該切り込み
    より上部を蓋部とし下部を箱本体部とした箱体と、該箱
    体内に装入される上部が被包装物保持部を兼ねた蓋部受
    けを形成しその下方が挿入片部となっている内装部材と
    からなることを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 厚紙等のシート部材からなる長方形の箱
    体で、長さ方向の一端を上方とし、箱体の上部に箱体の
    両側面部と正面部に達する切り込みを設け、該切り込み
    より上部を蓋部とし下部を箱本体部とした箱体と、該箱
    体内に装入される上部が被包装物保持部を兼ねた蓋部受
    けを形成しその下方が挿入片部となっている内装部材と
    からなる包装容器において、被包装物保持部を兼ねた蓋
    部受けを左右2個とし、一方の蓋部受けに傷バンド等
    を、他方の蓋部受けにプラスチックフィルムに包装され
    た綿棒等を充填したことを特徴とする請求項1記載の包
    装容器。
JP31186797A 1997-11-13 1997-11-13 包装容器 Pending JPH11147519A (ja)

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JP31186797A JPH11147519A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 包装容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP31186797A JPH11147519A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 包装容器

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ID=18022379

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31186797A Pending JPH11147519A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 包装容器

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JP (1) JPH11147519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510658A (ja) * 2000-10-10 2004-04-08 モリンス ピーエルシー パッケージ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510658A (ja) * 2000-10-10 2004-04-08 モリンス ピーエルシー パッケージ

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