JPH11147228A - 建材パネルの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルのメンテナンスを著しく簡素化、ある
いは不要として、建材パネルを能率よく安価に多量生産
する。 【解決手段】 建材パネルの製造装置は、２枚の表面板
３を移送方向に向かって接近させながら側縁を折曲する
成形機４と、接近する２枚の表面板３の間に、混合する
と発泡する未硬化の合成樹脂を注入するノズル１と、未
硬化の合成樹脂が注入された２枚の表面板３を一定の間
隔に保持して、所定の厚さの連続する建材パネル２を製
作するプレス移送機５とを備える。ノズル１は、未硬化
の合成樹脂を表面板３の間に注入するミキシングヘッド
６を有する。ミキシングヘッド６は、未硬化の合成樹脂
が別々に供給される複数の注入穴９と、供給された合成
樹脂を混合して排出口１０から排出する混合チャンバー
１１とを有する。ミキシングヘッド６は、２枚の表面板
３の間に配設されて、供給される未硬化の合成樹脂を表
面板３の間で混合して注入する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表面板の間に、合
成樹脂発泡体の芯材を充填している建材パネルを連続し
て製造する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】２枚表面板の間に合成樹脂発泡体を充填
した建材パネルは、種々の用途に使用される。この構造
の建材パネルは、内部に充填している合成樹脂発泡体で
優れた断熱特性を実現する。さらに、表面板を金属板と
して、優れた耐候性と強度を持たせることができ、建築
用のパネルとして多く使用される。たとえば、建物の外
壁材として使用され、あるいは、プレハブ建物の壁材
に、あるいは、建物内の間仕切り壁等に使用される。

【０００３】この構造の建材パネルは、図１に示すよう
に、連続して製造する装置で、能率よく多量生産でき
る。この図に示す製造装置は、鉄板等の金属板である２
枚の表面板３を、連続的に移送して、次第に接近させ
る。２枚の表面板３は、互いに連結されて、建材パネル
２両面の表面板３となる。２枚の表面板３は、互いに連
結された状態で、建材パネル２の内部を閉鎖空間とする
ために、成形機４でもって、図２に示すように、側縁が
対向する方向に折曲される。側縁を折曲して接近される
表面板３は、大きな曲率半径で湾曲されて次第に接近さ
れる。接近した２枚の表面板３の間に、細長いノズル１
から未硬化の合成樹脂が注入される。合成樹脂が間に注
入された２枚の表面板３は、さらに移送されて、両側の
折曲リブ３ａを連結する。折曲リブ３ａを連結した表面
板３は、プレス移送機５で一定の間隔に保持されて、充
填された合成樹脂を発泡状態で硬化させる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上の工程で建材パネ
ルを連続的に製造する装置は、側縁を折曲した表面板を
互いに接近して、その間に未硬化の合成樹脂を注入する
必要がある。表面板の間に注入された未硬化の合成樹脂
は、注入後に発泡を開始するので、２枚の表面板をでき
るかぎり接近させた位置に注入するのが良い。２枚の表
面板が大きく離れた位置に注入すると、発泡した合成樹
脂が表面板の外部に漏れるからである。この弊害を防止
するために、従来の装置は、２枚の表面板の間に細長い
パイプ状のノズルを挿入して、未硬化の合成樹脂を注入
していた。

【０００５】しかしながら、この構造のノズルは、混合
することによって硬化反応を開始する未硬化の合成樹脂
を、混合して１本のパイプで移送して注入するので、使
用時間が経過するにしたがって、内部で合成樹脂が硬化
して、詰まる欠点があった。ノズルが詰まると、定量の
合成樹脂を注入できなくなるので、一定時間使用する
と、ノズルを溶剤で洗浄する必要があり、メンテナンス
に手間がかかる欠点があった。とくに、長いパイプ状の
ノズルは、洗浄に極めて手間がかかる欠点があった。

【０００６】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、ノズ
ルのメンテナンスを著しく簡素化、あるいは、不要とし
て建材パネルを能率よく安価に多量生産できる建材パネ
ルの製造装置を提供することにある。また、本発明の他
の大切な目的は、万一、ノズルに合成樹脂が詰まって
も、簡単に詰まりを解消できる構造として、メンテナン
スを簡素化できる建材パネルの製造装置を提供すること
にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の建材パネルの製
造装置は、２枚の表面板３を移送方向に向かって次第に
接近させながら、側縁を対向する方向に折曲する成形機
４と、この成形機４で側縁を折曲しながら接近される２
枚の表面板３の間に、混合すると発泡する未硬化の合成
樹脂を注入するノズル１と、ノズル１で未硬化の合成樹
脂が注入された２枚の表面板３を、一定の間隔に保持し
て、硬化する合成樹脂発泡体を内部に充填してなる所定
の厚さの連続する建材パネル２を製作するプレス移送機
５とを備える。

【０００８】さらに、本発明の請求項１の建材パネルの
製造装置は、２枚の表面板３の間に配設されるミキシン
グヘッド６を有する。ミキシングヘッド６は、２枚の表
面板３の間に未硬化の合成樹脂を注入するもので、未硬
化の合成樹脂が別々に供給される複数の注入穴９と、複
数の注入穴９から供給される未硬化の合成樹脂を混合し
て排出口１０から排出する混合チャンバー１１とを有す
る。

【０００９】２枚の表面板３の間に配設されたミキシン
グヘッド６は、別々に供給される未硬化の合成樹脂を混
合して、表面板３の間に注入する。

【００１０】本発明の請求項２の建材パネルの製造装置
は、ミキシングヘッド６を、２枚の表面板３の間に、シ
リンダーで出入りできるように配設している。

【００１１】本発明の請求項３の建材パネルの製造装置
は、ミキシングヘッド６に、未硬化の合成樹脂を混合し
て排出する混合排出流路１３と、この混合排出流路１３
に連結される供給流路１２とを設けている。さらに、混
合排出流路１３には、出入り自在に開閉ロッド１４を挿
入している。ミキシングヘッド６は、混合排出流路１３
から直接に未硬化の合成樹脂を排出する。この構造のミ
キシングヘッド６は、開閉ロッド１４を押し出して、混
合排出流路１３の詰まりを簡単に解消できる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための製造装置を例示するもの
であって、本発明は製造装置を下記のものに特定しな
い。

【００１３】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。

【００１４】図３と図４に示す建材パネルの製造装置
は、２枚の表面板３を移送方向に向かって次第に接近さ
せながら、側縁を対向する方向に折曲する成形機４と、
この成形機４で側縁を折曲しながら接近される２枚の表
面板３の間に、混合すると発泡する未硬化の合成樹脂を
注入するノズル１と、ノズル１で未硬化の合成樹脂が注
入された２枚の表面板３を、一定の間隔に保持して、硬
化する合成樹脂発泡体を内部に充填してなる所定の厚さ
の連続する建材パネル２を製作するプレス移送機５とを
備える。

【００１５】表面板３には、ロール状に巻かれた鉄板、
アルミニウム板、ステンレス板、銅板等の金属板が使用
される。最も一般的には、表面板３として薄い鉄板が使
用される。表面板３は、表面処理された金属板が使用さ
れる。ただ、本発明は、表面板を紙あるいはアルミクラ
フト紙等とすることもできる。

【００１６】成形機４は、表面板３の側縁を外側から押
圧して、移送しながら直角に折曲する。成形機４は、図
示しないが、成形ローラーで表面板の側縁を押圧し、あ
るいは、金型で側縁を押圧して、直角に折曲する。表面
板を押圧する成形ローラーは、表面板の通路に配設され
る。通路に配設された成形ローラーは、表面板が移送さ
れるにしたがって、直角に折曲する。表面板を成形する
金型は、成形溝を有する。金型は、表面板を成形溝に沿
って移送して、その両側を次第に直角に折曲する。

【００１７】成形機４で側縁が折曲されて、その両側に
折曲リブ３ａが設けられた表面板３は、小さい曲率半径
で湾曲できなくなる。折曲リブ３ａが表面板３の湾曲を
阻止するからである。したがって、表面板３を、小さい
曲率半径で湾曲することなく、移送するにしたがって、
徐々に接近するように、互いに緩い勾配で接近させる。

【００１８】２枚の表面板３は、次第に接近されて、プ
レス移送機５に挟まれて移送される位置では、互いに折
曲リブ３ａを接触させる。２枚の表面板３の折曲リブ３
ａが接触すると、ノズル１を挿入する隙間がなくなる。
したがって、ノズル１は、図４に示すように、２枚の表
面板３の折曲リブ３ａが互いに離れている位置で、両表
面板３の間に挿入される。図３に示すように、ノズル１
とプレス移送機５との距離（Ｌ）は、原料の発泡条件に
より最適な距離があるので、できる限り短くできる構造
とすれば、全ての原料を最適な条件で注入できる。

【００１９】ノズル１は、図３において上下に配設され
る２枚の表面板３の間に、横から挿入されるミキシング
ヘッド６を有する。ミキシングヘッド６は、挿入シリン
ダー７のロッド８に連結されて、２枚の表面板３の間
に、水平の姿勢で水平方向に移動されて、出入りできる
ように挿入される。ミキシングヘッド６は金属製で、図
４に示すように、互いに接近する２枚の表面板３の間に
挿入できるように薄いブロック状に形成される。ミキシ
ングヘッド６は、図５の断面図に示すように、未硬化の
合成樹脂を別々に供給する複数の注入穴９と、複数の注
入穴９から供給される未硬化の合成樹脂を混合して排出
口１０から排出する混合チャンバー１１を有する。図の
ミキシングヘッド６は、十字状の流路を有し、図におい
て左右に延長される供給流路１２の両端を注入穴９と
し、上下に延長される混合排出流路１３の下端を排出口
１０としている。上下に延長される混合排出流路１３に
は、開閉ロッド１４を軸方向に摺動できるように挿入し
ている。

【００２０】開閉ロッド１４は開閉シリンダー１５で上
下に往復運動される。図５に示すように、開閉ロッド１
４が上昇されると、供給流路１２の注入穴９は混合排出
流路１３を介して排出口１０に連結される。この状態
で、注入穴９に供給される未硬化の合成樹脂は、供給流
路１２から混合排出流路１３を通過して、混合されて排
出口１０から排出される。開閉ロッド１４が開閉シリン
ダー１５で押し出されて降下すると、水平方向の供給流
路１２と垂直方向の混合排出流路１３の交差する部分に
開閉ロッド１４が挿入されて、供給流路１２と混合排出
流路１３とが遮断される。この状態になると、注入穴９
は排出口１０に連結されなくなる。したがって、開閉ロ
ッド１４がこの位置に移動されると、未硬化の合成樹脂
は排出口１０から排出されなくなる。

【００２１】開閉ロッド１４が押し出されると、供給流
路１２はバイパス流路１６に連結される。押し出された
開閉ロッド１４は、供給流路１２をバイパス流路１６に
連結するために、開閉ロッド１４にバイパス溝１４Ａを
設けている。開閉ロッド１４が押し出されて、排出口１
０から排出されなくなった未硬化の合成樹脂は、バイパ
ス溝１４Ａからバイパス流路１６を通過して、合成樹脂
のタンク１７に戻される。バイパス流路１６は、開閉ロ
ッド１４のバイパス溝１４Ａに向かって開口している。
バイパス流路１６は、絞り弁１８を通過してタンク１７
に連結される。

【００２２】ミキシングヘッド６は、注入穴９とバイパ
ス流路１６の出口に可撓性のホース１９を連結する。注
入穴９のホース１９は供給ポンプ２０に連結され、供給
ポンプ２０を介してタンク１７から未硬化の合成樹脂が
供給される。バイパス流路１６に連結されたホース１９
は、絞り弁１８を介してタンク１７に連結される。

【００２３】ミキシングヘッド６に固定される開閉シリ
ンダー１５は油圧シリンダーである。油圧シリンダー
は、可撓性の油圧ホース２１を介して油圧回路２２に連
結され、供給される油圧でピストン２３を往復運動し
て、開閉ロッド１４を移動させる。

【００２４】さらに、図３と図４に示すミキシングヘッ
ド６は、排出口１０に脱着自在にエルボ２４を連結して
いる。エルボ２４は、たとえば、排出口１０に、ワンタ
ッチで連結し、あるいは、ねじ込んで連結される。排出
口１０から排出される未硬化の合成樹脂は、エルボ２４
を介して２枚の表面板３の間に注入される。エルボ２４
を連結しているミキシングヘッド６は、合成樹脂を下向
きに注入できる。ただ、ミキシングヘッドの排出口には
必ずしもエルボを連結する必要はない。エルボを連結し
ないミキシングヘッドは、開閉ロッドを押し出して、混
合排出流路の詰まりを確実に、しかも、簡単に解消でき
る。このため、ミキシングヘッドをメンテナンスフリー
にできる特長がある。

【００２５】プレス移送機５は、内部に未硬化の合成樹
脂が注入された２枚の表面板３を、一定の間隔に保持し
ながら移送して、供給された未硬化の合成樹脂を発泡、
硬化させて建材パネル２を製作する。プレス移送機５
は、図６に示すように、無縁軌道の加熱プレート２５
を、供給される２枚の表面板３の上下両面に備える。加
熱プレート２５は、複数枚の金属製のプレートを連結し
て無縁軌道としている。表面板の上下に位置する無縁軌
道の加熱プレート２５は、表面板３との接触面が、一定
の間隔で平行となるように配設されている。加熱プレー
ト２５は、駆動軸２６で駆動されて、表面板３を平面状
に押圧しながら移送する。

【００２６】ミキシングヘッド６内で混合されて、２枚
の表面板３の間に注入された合成樹脂は、プレス移送機
５で移送されるときに、発泡して硬化する。発泡する合
成樹脂は、体積が大きくなって、２枚の表面板３の内部
に充満する。２枚の表面板３は、図３に示すように、接
近しながら移送されているので、ノズル１から供給され
て、発泡した合成樹脂が表面板３の外部に漏れることが
ない。

【００２７】２枚の表面板３の内部で合成樹脂が発泡す
る建材パネル２は、厚みが大きくなろうとする。しかし
ながら、移送される建材パネル２は、上下両面をプレス
移送機５の加熱プレート２５で押圧されているので、所
定の厚さに保持される。発泡して、２枚の表面板３の内
部に充満した合成樹脂は、硬化を始める。

【００２８】さらに、プレス移動機５は、建材パネル２
の両面を挟着して移送しながら、加熱プレート２５を表
面板３に面接触させて、表面板３を加熱する。加熱され
る表面板３は、内部に注入されて発泡した合成樹脂を、
速やかに発泡、硬化させて、表面板３の内面に密着させ
る。表面板３の内面に密着して、硬化した合成樹脂は、
２枚の表面板３を所定の間隔に保持する。このようにし
て、内部に合成樹脂発泡体が充填された、所定の厚さの
連続する建材パネルが製作される。

【００２９】以上のようにして製作された、連続する長
い建材パネルは、その後、切断装置で決められた長さに
切断される。規格の寸法に切断されて、製品化された建
材パネルは、種々の用途に便利に使用される。

【００３０】

【発明の効果】本発明の建材パネルの製造装置は、ノズ
ルのメンテナンスを著しく簡素化し、あるいは、メンテ
ナンスフリーとして、建材パネルを能率よく安価に多量
生産できる特長がある。それは、本発明の建材パネルの
製造装置が、混合すると発泡する未硬化の合成樹脂を２
枚の表面板の間に注入するノズルに、ミキシングヘッド
を設けているからである。このミキシングヘッドは、複
数の注入穴から別々に供給される未硬化の合成樹脂を、
混合チャンバーで混合して排出口から排出している。さ
らに、ミキシングヘッドは、２枚の表面板の間に配設さ
れて、供給される未硬化の合成樹脂を表面板の間で混合
して注入している。本発明は、従来のように、混合され
た合成樹脂を長いパイプを介して表面板の間に注入する
のではない。本発明の製造装置は、２枚の表面板の間に
配設されるミキシングヘッドで、未硬化の合成樹脂を混
合させて排出する。このため、混合された合成樹脂は速
やかに排出され、時間が経過しても、従来の細長いパイ
プ状のノズルのように、混合された合成樹脂が内部で硬
化して詰まることがない。したがって、本発明の製造装
置は、一定時間使用ごとにノズルを溶剤で洗浄する必要
がなく、メンテナンスを極めて簡素化できると共に、ノ
ズルから常に定量の合成樹脂を注入して建材パネルを能
率よく安価に多量生産できる特長が実現される。

【００３１】さらに、本発明の請求項２の建材パネルの
製造装置は、簡単かつ容易にミキシングヘッドを保守点
検できる特長がある。それは、この装置が、ミキシング
ヘッドを、２枚の表面板の間に、シリンダーで出入りで
きるように配設しているからである。このように、シリ
ンダーで出し入れされるミキシングヘッドは、２枚の表
面板の間、とくに、接近しながら移送される２枚の表面
板の狭い隙間から簡単に取り出すことができる特長があ
る。このため、ミキシングヘッドの保守点検を、極めて
容易にでき、メンテナンスにかかる時間や手間を少なく
できる特長がある。

【００３２】さらに、請求項３の製造装置は、万が一、
ノズルに合成樹脂が詰まっても簡単に解消できる特長が
ある。それは、この装置が、開閉ロッドを押し出して、
ミキシングヘッドの混合排出流路の詰まりを解消できる
からである。ミキシングヘッドから排出される未硬化の
合成樹脂を、２枚の表面板の間に注入する製造装置は、
排出される合成樹脂が万が一詰まっても、開閉ロッドを
押し出して、詰まりを解消できる。このため、この構造
の装置は、ミキシングヘッドをメンテナンスフリーにで
きる特長がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の建材パネルの製造装置の概略断面図

【図２】図１に示す製造装置のノズル部分を示す一部断
面斜視図

【図３】本発明の実施例にかかる建材パネルの製造装置
の概略断面図

【図４】図３に示す製造装置のノズル部分を示す一部断
面斜視図

【図５】図４に示すノズルのミキシングヘッドの内部構
造を示す断面図

【図６】図３に示すプレス移送機の拡大断面図

【符号の説明】

１…ノズル ２…建材パネル ３…表面板 ３ａ…折曲リブ ４…成形機 ５…プレス移送機 ６…ミキシングヘッド ７…挿入シリンダー ８…ロッド ９…注入穴 １０…排出口 １１…混合チャンバー １２…供給流路 １３…混合排出流路 １４…開閉ロッド １４Ａ…バイパス溝 １５…開閉シリンダー １６…バイパス流路 １７…タンク １８…絞り弁 １９…ホース ２０…供給ポンプ ２１…油圧ホース ２２…油圧回路 ２３…ピストン ２４…エルボ ２５…加熱プレート ２６…駆動軸

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礎 哲也 徳島県板野郡北島町高房字川ノ上８番地 東邦機械工業株式会社内 (72)発明者 三木 孝浩 徳島県板野郡北島町高房字川ノ上８番地 東邦機械工業株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２枚の表面板(3)を移送方向に向かって
   次第に接近させながら、側縁を対向する方向に折曲する
   成形機(4)と、この成形機(4)で側縁を折曲しながら接近
   される２枚の表面板(3)の間に、混合すると発泡する未
   硬化の合成樹脂を注入するノズル(1)と、ノズル(1)で未
   硬化の合成樹脂が注入された２枚の表面板(3)を、一定
   の間隔に保持して、硬化する合成樹脂発泡体を内部に充
   填してなる所定の厚さの連続する建材パネル(2)を製作
   するプレス移送機(5)とを備える建材パネルの製造装置
   において、 ノズル(1)が、未硬化の合成樹脂を表面板(3)の間に注入
   するミキシングヘッド(6)を有し、ミキシングヘッド(6)
   は、未硬化の合成樹脂が別々に供給される複数の注入穴
   (9)と、複数の注入穴(9)から供給される未硬化の合成樹
   脂を混合して排出口(10)から排出する混合チャンバー(1
   1)とを有し、 ミキシングヘッド(6)は２枚の表面板(3)の間に配設され
   て、供給される未硬化の合成樹脂を表面板(3)の間で混
   合して注入するように構成されてなることを特徴とする
   建材パネルの製造装置。
2. 【請求項２】 ミキシングヘッド(6)が、２枚の接近し
   た表面板(3)の間に、シリンダーで出入り自在に配設さ
   れている請求項１に記載される建材パネルの製造装置。
3. 【請求項３】 ミキシングヘッド(6)が、未硬化の合成
   樹脂を混合して排出する混合排出流路(13)と、この混合
   排出流路(13)に連結される供給流路(12)とを備え、混合
   排出流路(13)に出入り自在に開閉ロッド(14)が挿入され
   ており、混合排出流路(13)から直接に未硬化の合成樹脂
   が排出されるように構成されてなる請求項１に記載され
   る建材パネルの製造装置。