JPH1114708A - 電子部品の特性試験方法 - Google Patents

電子部品の特性試験方法

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JPH1114708A
JPH1114708A JP9169319A JP16931997A JPH1114708A JP H1114708 A JPH1114708 A JP H1114708A JP 9169319 A JP9169319 A JP 9169319A JP 16931997 A JP16931997 A JP 16931997A JP H1114708 A JPH1114708 A JP H1114708A
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electronic
electronic component
test
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characteristic
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Hikari Tsujimoto
光 辻本
Shigenobu Tajima
重信 田島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品の特性変化をノイズ等に邪魔されるこ
となく簡単且つ正確に測定できるようにした、電子部品
の特性試験方法を提供する。 【解決手段】加速試験下において、負荷Lを制御する電
子回路Sを構成する各種の電子部品の特性値の変化の計
測を行う、電子部品の特性試験方法であって、電子回路
Sに負荷Lを接続した状態で、試験槽2内に電子回路S
を収容し、電子回路Sを構成する各種の電子部品の各々
に計測用ケーブル3を接続し、各種の電子部品の各々に
接続された計測用ケーブル3を、試験槽2外に置かれた
測定器6に接続し、電子回路Sに対し、概ね垂直方向に
計測用ケーブル3を配線し、試験槽2内を所定の加速条
件にして、加速試験下における電子部品の特性値の変化
を計測するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の寿命予
測を加速環境下において行う、電子部品試験方法に関
し、特に、電子部品の特性変化をノイズ等に邪魔される
ことなく簡単且つ正確に測定できるようにした、電子部
品の特性試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ照明回路等の電子回路の信頼
性の確認を行うには、電子回路にランプ等の負荷を接続
し、電子回路を動作状態とし、これを、恒温恒湿槽等の
加速環境を作り出す試験槽内に入れ、加速試験を実施
し、電子回路を構成する、トランジスタ、コンデンサ、
抵抗等の電子部品の各々の特性変化を連続的に計測して
いくことが望ましいとされている(特開平1−1566
77号公報、特開平4−324200号公報、特開平7
−287047号公報等を参照)。
【0003】しかしながら、従来の電子部品の特性試験
方法で、電子部品の特性試験を行うと、計測用ケーブル
にノイズがのり、オシロスコープ等の測定器の計測デー
タが、図3に示すように、ノイズを含んだものとなり、
電子部品の特性を正確に計測できないという問題があ
る。そこで、従来は、加速試験を実施し、所定時間が経
過した後、試験を中断し、ランプの点灯不点灯を確認し
て信頼性の確認を行ったり、又は、試験途中や試験終了
後に、電子回路を試験槽から取り出し、電子回路中か
ら、測定対象となる電子部品を取り外して、この特性値
の変化の計測をしたりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような、従来の特性試験方法では、得られる試験デー
タにノイズを含み、電子部品の特性を正確に計測できな
いという問題のみならず、試験を中断して、ランプの点
灯不点灯を確認したり、ある試験時間が経過した後に、
電子回路を実装した基板から、測定対象の電子部品を取
り外して、この部品のみの特性値を計測するようなこと
をしているため、試験に手間がかかり、且つ、電子回路
が動作中に起こる電子回路自体の特性変化を経時的に正
確に把握できないという問題があった。
【0005】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであって、電子部品の特性値の経時的
な変化を、簡単に、ノイズ等に邪魔されることなく、精
度良く計測することができ、これにより、電子回路自体
の信頼性を正確に把握できる電子部品の特性試験方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、計測用ケ
ーブルにノイズがのる原因について究明した結果、従来
の電子部品の特性試験方法では、計測用ケーブルの電子
回路に対する向きについては、一切、考慮されておら
ず、電子部品に対して、計測用ケーブルを概ね垂直方向
に配設すると、計測値に含まれるノイズが著しく低減す
ることを見いだすに至った。
【0007】即ち、請求項1に記載の電子部品の特性試
験方法は、加速試験下において、負荷を制御する電子回
路を構成する各種の電子部品の特性値の変化の計測を行
う、電子部品の特性試験方法であって、電子回路に前記
負荷を接続した状態で、試験槽内に電子回路を収容し、
電子回路を構成する各種の電子部品の各々に計測用ケー
ブルを接続し、各種の電子部品の各々に接続された計測
用ケーブルを、試験槽外に置かれた測定器に接続し、電
子回路に対し、概ね垂直方向に、計測用ケーブルを配線
し、試験槽内を所定の加速条件にして、加速試験下にお
ける電子部品の特性値の変化を計測するようにした。
【0008】ここで、本明細書で用いる用語「電子回
路」は、例えば、ランプ等の負荷を制御するインバータ
照明回路や調光制御回路等の照明器具等の制御回路等を
言い、「各種の電子部品」は、例えば、そのような回路
を構成する、トランジスタ、コンデンサ、トライアッ
ク、ダイオード等の半導体素子等の各種の回路部品を意
味する。
【0009】また、「負荷」としては、ランプであって
も、ランプの代わりに疑似負荷(抵抗)を用いてもよ
い。また、「計測器」としては、例えば、オシロスコー
プ等を使用する。請求項2に記載の電子部品の特性試験
方法は、請求項1に記載の電子部品の特性試験方法で用
いる計測用ケーブルとして、シールドケーブルを用い
た。
【0010】この電子部品の特性試験方法では、計測用
ケーブルとして、シールドケーブルを用いているので、
インバータ照明回路等の電子回路に通電時に発生する高
周波電圧に基づく電磁波ノイズが計測用ケーブルにのる
のを低減することができ、これによっても、計測値に含
まれるノイズが著しく低減する。請求項3に記載の電子
部品の特性試験方法は、請求項1または請求項2に記載
の電子部品の特性試験方法の電子回路の周囲を金網で覆
い、且つ、金網のアースを、各種の電子部品が実装され
た基板のアースに接続した。
【0011】これにより、インバータ照明回路等の電子
回路に通電時に発生する高周波電圧に基づく電磁波ノイ
ズが、金網を通って、各種の電子部品が実装された基板
のアースに流れるので、そのような高周波電圧に基づく
電磁波ノイズが、計測用ケーブルにのるのを更に低減で
きる。請求項4に記載の電子部品の特性試験方法は、請
求項3に記載の電子部品の特性試験方法で用いる金網と
試験槽のアースとを絶縁部材により絶縁した。
【0012】「絶縁部材」としては、例えば、フッ素樹
脂(商品名:テフロン デュポン社製)を、その好まし
い例として挙げることができる。この電子部品の特性試
験方法では、金網と試験槽のアースとを絶縁し、電子回
路と試験槽とのグランドが一致するようにしているの
で、試験自体が原因となって、電子回路が故障するとい
う事故を防ぐことができる。
【0013】請求項5に記載の電子部品の特性試験方法
は、請求項1又は請求項2に記載の電子部品の特性試験
方法の、電子回路の周囲を、更に、電子回路を収容する
筺体に似せた金属カバーで覆い、且つ、前記金属カバー
のアースを、各種の電子部品が実装された基板のアース
に接続した。これにより、インバータ照明回路等に通電
時に発生する高周波電圧に基づく電磁波ノイズが金属カ
バーを通って、各種の電子部品が実装された基板のアー
スに流れるので、そのような高周波電圧に基づく電磁波
ノイズが、計測用ケーブルにのるのを更に低減できる。
且つ、金属カバーを電子回路を収容する筺体に似せてい
るので、より実用時に近い状態で、電子部品の特性試験
を行える。
【0014】請求項6に記載の電子部品の特性試験方法
は、請求項5に記載の電子部品の特性試験方法で用いる
金属カバーと試験槽のアースとを絶縁部材により絶縁し
た。この電子部品の特性試験方法では、金属カバーと試
験槽のアースとを絶縁し、電子回路と試験槽とのグラン
ドが一致するようにしているので、試験が原因となっ
て、電子回路が故障するという事故を防ぐことができ
る。
【0015】請求項7に記載の電子部品の特性試験方法
は、請求項1〜6のいずれかに記載の電子部品の特性試
験方法で用いる、計測用ケーブルと測定器とをアイソレ
ータを介して接続した。この構成により、電子回路と計
測器とのグランドが一致するので、試験が原因となっ
て、電子回路が故障するという事故を防ぐことができ
る。
【0016】請求項8に記載の電子部品の特性試験方法
は、請求項7に記載の電子部品の特性試験方法計測用ケ
ーブルと前記アイソレータとの間に、スイッチコントロ
ールユニットを接続し、多点計測を行えるようにした。
この電子部品の特性試験方法では、スイッチコントロー
ルユニットの接続を切り換えることで、電子回路を構成
する多数の電子部品の特性を計測できる。
【0017】請求項9に記載の電子部品の特性試験方法
は、請求項1〜8のいずれかに記載の電子部品の特性試
験方法の負荷をランプにしている。これにより、特に、
電子回路が、インバータ照明回路や調光制御回路の場
合、より実用時に近い状態で、電子部品の特性試験を行
える。請求項10に記載の電子部品の特性試験方法は、
請求項1〜9のいずれかに記載の電子部品の特性試験方
法の、電子部品の特性値の変化を予め設定したプログラ
ムにより自動計測が行えるようにした。
【0018】これにより、電子部品の特性値の経時的変
化を、簡単に計測できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係
る電子部品の特性試験方法に用いる電子部品の特性試験
装置を概略的に示す構成図である。この電子部品の特性
試験装置1は、試験槽2と、計測用ケーブル3と、スイ
ッチコントロールユニット4と、アイソレータ5と、計
測器6と、コンピュータ7と、金網8と、台10とを備
える。
【0020】試験槽2は、試験槽2内を所定の温度、所
定の湿度に維持できるようになっており、試験槽2内に
収容される電子回路Sを、所定の加速試験下に曝すこと
ができるようになっており、恒温恒湿槽とも称されてい
るものである。計測用ケーブル3は、電子回路Sを構成
する各種の電子部品(図示せず。)の各々に接続されて
おり、電子回路Sに対して、概ね垂直方向に配設されて
いる。
【0021】また、この例では、計測用ケーブル3とし
て、導体(図示せず。)に、電磁シールド被膜(例え
ば、フッ素樹脂(商品名:テフロン、デュポン社製)の
被膜)が被覆されたシールドケーブルを用いている。ス
イッチコントロールユニット4は、リレー回路であり、
リレー回路の接点には、計測ケーブル3が接続されてい
る。そして、計測用ケーブル3の結線状態を切り換え
て、電子回路Sを構成する各種の電子部品の各々の特性
試験が行えるようにするものである。
【0022】アイソレータ5は、電子回路Sと計測器6
とのグランドを一致させ、試験中に電子回路Sが故障す
るのを防ぐために設けられている。また、この例では、
計測器6として、オシロスコープを用いている。コンピ
ュータ7は、表示手段、記憶手段及び演算処理部等を備
え、また、必要に応じ、プリンタ装置から必要な計測デ
ータを印字出力できるようになっており、その記憶装置
には、予め設定された試験プログラムが格納されてい
る。そして、記憶装置に格納された試験プログラムに基
づいて、試験槽2の温度や湿度を所定の加速環境下に設
定したり、スイッチコントロールユニット4の切換えを
行ったり、計測器6の出力を記憶したりして、電子回路
Sを構成する各種の電子部品の各々の特性値を自動的に
計測するものである。
【0023】金網8は、電子回路Sを台10に載置した
後、電子回路Sの周囲全体を覆うように設けられ、その
後、金網8のアースは、電子回路Sを構成する各種の電
子部品が実装された基板Bのアースに接続されるように
取り付けられるものである。台10は、電子回路Sを載
置するものであり、フッ素樹脂(例えば、商品名:テフ
ロン、デュポン社製)等の絶縁材料で製せられており、
台10には、計測ケーブル3の各々が、電子回路Sに対
して、概ね垂直方向に配設されるように挿通されてい
る。
【0024】尚、図1では、電子回路Sが、台10の上
方の離れた位置に図示されているが、これは、装置1の
構成を説明するための便宜上の理由からであり、実際に
は、電子回路Sは、台10上に載置される。そして、金
網8は、台10に取り付けられるようになっており、金
網8は、台10により、試験槽2のアースと絶縁される
ように設けられる。
【0025】次に、この電子部品の特性試験装置1を用
いて、電子回路Sを構成する電子部品の特性試験を行う
方法について、インバータ照明回路を構成する電子部品
の特性試験を行う場合を例に取り、説明する。まず、試
験槽2内の台10上に、電子回路Sを載置する。電子回
路Sには、負荷として、ランプLを接続した状態にし、
ランプLは、試験槽2外に設置する。
【0026】また、電子回路Sを構成するトランジスタ
や、コンデンサ等の電子部品の各々に、計測用ケーブル
3を接続する。より具体的には、例えば、コンデンサの
劣下特性試験を行う場合には、容量を形成する一対の対
向電極の各々から導出される線の各々に、計測用ケーブ
ル3を接続し、コンデンサの両端電圧を計測して、コン
デンサの容量減少を経時的に測定する。
【0027】また、例えば、トランジスタの劣下特性試
験を行う場合には、ゲート電極、ソース電極、ドレイン
電極の各々から導出される線の各々に、計測用ケーブル
3を接続し、トランジスタのオンオフ特性を経時的に測
定する。この装置1では、計測用ケーブル3は、電子回
路Sを構成する電子部品の配線に対し、概ね垂直方向に
配線するようにしている点に特徴がある。
【0028】また、計測用ケーブル3の各々は、台10
を挿通して、スイッチコントロールユニット4に接続す
るようにする。次に、コンピュータ7の記憶装置に格納
された試験プログラムに基づいて、電子回路Sに通電
し、試験槽2の温度や湿度、スイッチコントロールユニ
ット4の切換え等を行って、電子回路Sを構成する各種
の電子部品の特性値を自動的に計測する。
【0029】図2は、以上のようにして計測した、ある
電子部品(コンデンサ)の特性値と時間との相関関係を
示す測定値である。図2に示す試験結果より、電子回路
Sに対して、計測用ケーブル3の各々を概ね同方向(概
ね横方向)に配設した場合に比べ(図3を参照)、測定
データ中に含まれるノイズが低減していることが明らか
になった。
【0030】即ち、この電子部品の試験方法では、電子
回路Sに対して、計測用ケーブル3の各々を概ね垂直方
向に配設し、且つ、計測用ケーブル3の各々として、シ
ールドケーブルを用いたので、電子回路Sに通電時に発
生する高周波電圧に基づく電磁波ノイズが計測用ケーブ
ル3にのるのを低減できる。また、試験槽2内に収容し
た電子回路Sの周囲を金網8で覆い、且つ、金網8のア
ースを、各種の電子部品が実装された基板Bのアースに
接続したので、電子回路Sに通電時に発生する高周波電
圧に基づく電磁波ノイズが金網8を通って、各種の電子
部品が実装された基板のアースに流れるので、そのよう
な高周波電圧に基づく電磁波ノイズが、計測用ケーブル
にのるのを更に低減できる。
【0031】また、この電子部品の特性試験方法では、
金網8と試験槽2のアースとを台10により絶縁し、電
子回路Sと試験槽2とのグランドが一致するようにして
いるので、試験が原因となって、電子回路が故障すると
いう事故を防ぐことができる。また、計測用ケーブル3
と測定器6とをアイソレータ5を介して接続し、電子回
路Sと計測器6とのグランドが一致するようにしたの
で、試験が原因となって、電子回路Sが故障するという
事故を防ぐこともできる。
【0032】更に、この電子部品の特性試験方法では、
スイッチコントロールユニット4の接続を切り換えるこ
とで、容易且つ簡単に、電子回路Sを構成する多数の電
子部品の特性を計測できる。更にまた、この電子部品の
特性試験方法では、コンピュータ7を用い、コンピュー
タ7の記憶装置に格納した、電子部品の特性値の変化を
予め設定したプログラムにより、電子回路Sを構成する
電子部品の経時的特性の変化を自動的に計測できるよう
にしたので、電子部品の特性値の経時的変化を、より正
確に且つ簡単に計測できる。
【0033】尚、この発明の実施の形態では、金網8を
用いた場合を例にとって説明したが、金網8の代わり
に、電子回路Sを収容する筺体に似せた形状の金属カバ
ーを用いれば、より実用時に近い状態で、電子部品の特
性試験を行える。また、電子部品の特性値の経時的変化
を、より正確に計測するために、電子部品との接続には
ピンを使用し、ピンの一端を電子部品の測定部に接続
し、ピンを電子回路Sに対して、概ね垂直方向に、基板
を挿通するようにし、ピンの他端に計測用ケーブル3を
接続するようにするのが好ましい。
【0034】また、この発明の実施の形態では、加速試
験において、実用時における電子回路Sを構成する電子
部品の特性値の経時的変化をより正確に測定できるよう
にするため、ランプLを電子回路Sに接続し、電子回路
に通電した状態で、電子回路Sを構成する電子部品の経
時的特性の変化を測定した例を示したが、ランプLの代
わりに、疑似負荷Dを電子回路Sに接続するようにして
もよい。
【0035】更にまた、計測の便宜等を考慮して、切換
えスイッチ11を設け、ランプLと疑似負荷Dとの接続
の切り換えができるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の電子部品の特性試験方
法では、電子回路に対し、計測用ケーブルを概ね垂直方
向に配設し、電子回路に通電時に発生する高周波電圧に
基づく電磁波ノイズが計測用ケーブルにのるのを低減
し、ノイズに邪魔されることなく、電子回路を構成する
電子部品の経時的特性を正確に計測できるようにした。
これにより、電子回路の加速試験を中断することなく連
続的に計測できるため、実用時に起こる電子回路自体の
信頼性を簡単に且つ正確に把握できる。
【0037】請求項2に記載の電子部品の特性試験方法
では、更に、計測用ケーブルとしてシールドケーブルを
用い、ノイズが計測用ケーブルに重畳することを更に低
減しているので、電子回路を構成する電子部品の特性変
化を精度良く解析することができる。請求項3記載の電
子部品の特性試験方法では、更に、試験槽内に収容され
た電子回路の周囲を金網で覆い、且つ、この金網のアー
スを基板のアースに接続するようにし、電子回路に通電
時に発生する高周波電圧に基づく電磁波ノイズが、金網
を通って、各種の電子部品が実装された基板のアースに
流れるようにしたので、そのような高周波電圧に基づく
電磁波ノイズが、計測用ケーブルにのるのを更に低減で
きる。
【0038】請求項4に記載の電子部品の特性試験方法
では、請求項3に記載の電子部品の特性試験方法で用い
る金網と試験槽のアースとを絶縁部材により絶縁し、電
子回路と試験槽とのグランドが一致するようにしている
ので、試験自体が原因となって、電子回路が故障すると
いう事故を防ぐことができる。請求項5に記載の電子部
品の特性試験方法では、試験槽内に収容された電子回路
の周囲を電子回路を収容する金属カバーで覆い、且つ、
金属カバーのアースを、各種の電子部品が実装された基
板のアースに接続し、電子回路に通電時に発生する高周
波電圧に基づく電磁波ノイズが、金属カバーを通って、
各種の電子部品が実装された基板のアースに流れるよう
にしたので、そのような高周波電圧に基づく電磁波ノイ
ズが、計測用ケーブルにのるのを更に低減できるととも
に、更に、金属カバーを電子回路を収容する筺体に似せ
ているので、より実用時に近い状態で、電子部品の特性
試験を行える。
【0039】請求項6に記載の電子部品の特性試験方法
では、金属カバーと試験槽のアースとを絶縁し、電子回
路と試験槽とのグランドが一致するようにしているの
で、試験が原因となって、電子回路が故障するという事
故を防ぐことができる。請求項7に記載の電子部品の特
性試験方法では、計測用ケーブルと測定器とをアイソレ
ータを介して接続し、電子回路と計測器とのグランドが
一致するようにしたので、試験が原因となって、電子回
路が故障するという事故を防ぐことができる。
【0040】請求項8に記載の電子部品の特性試験方法
では、計測用ケーブルとアイソレータの間に、スイッチ
コントロールユニットを接続したので、電子回路中の多
数の電子部品を計測することができる。請求項9に記載
の電子部品の特性試験方法では、負荷をランプにしてい
るので、電子回路が、インバータ照明回路や調光制御回
路の場合、より実用時に近い状態で、電子部品の特性試
験を行える。
【0041】請求項10に記載の電子部品の特性試験方
法では、電子部品の特性値の変化を予め設定したプログ
ラムにより自動計測が行えるようにしたので、電子部品
の特性値の経時的変化を、簡単に計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の特性試験方法に用いる
電子部品の特性試験装置を概略的に示す構成図である。
【図2】本発明に係る電子部品の特性試験方法により得
られる試験結果の一例を示す計測データである。
【図3】従来の電子部品の特性試験方法により得られる
試験結果の一例を示す計測データである。
【符号の説明】
1 電子部品の特性試験装置 2 試験槽 3 計測用ケーブル 4 スイッチコントロールユニット 5 アイソレータ 6 計測器 7 コンピュータ 8 金網(又は、金属カバー) 10 台 11 切換えスイッチ B 基板 D 疑似負荷 L ランプ(負荷) S 電子回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加速試験下において、負荷を制御する電子
    回路を構成する各種の電子部品の特性値の変化の計測を
    行う、電子部品の特性試験方法であって、 前記電子回路に前記負荷を接続した状態で、試験槽内に
    電子回路を収容し、 前記電子回路を構成する各種の電子部品の各々に計測用
    ケーブルを接続し、 各種の電子部品の各々に接続された計測用ケーブルを、
    前記試験槽外に置かれた測定器に接続し、 前記電子回路に対し、概ね垂直方向に前記計測用ケーブ
    ルを配線し、 前記試験槽内を所定の加速条件にして、加速試験下にお
    ける電子部品の特性値の変化を計測するようにした、電
    子部品の特性試験方法。
  2. 【請求項2】前記計測用ケーブルとして、シールドケー
    ブルを用いた、請求項1に記載の電子部品の特性試験方
    法。
  3. 【請求項3】前記電子回路の周囲を金網で覆い、且つ、 前記金網のアースを、前記各種の電子部品が実装された
    基板のアースに接続した、請求項1または請求項2に記
    載の電子部品の特性試験方法。
  4. 【請求項4】前記金網と前記試験槽のアースとを絶縁部
    材により絶縁した、請求項3に記載の電子部品の特性試
    験方法。
  5. 【請求項5】前記電子回路の周囲を、更に、電子回路を
    収容する筺体に似せた金属カバーで覆い、且つ、前記金
    属カバーのアースを、前記各種の電子部品が実装された
    基板のアースに接続した、請求項1または請求項2に記
    載の電子部品の特性試験方法。
  6. 【請求項6】前記金属カバーと前記試験槽のアースとを
    絶縁部材により絶縁した、請求項5に記載の電子部品の
    特性試験方法。
  7. 【請求項7】前記計測用ケーブルと前記測定器とをアイ
    ソレータを介して接続した、請求項1〜6のいずれかに
    記載の電子部品の特性試験方法。
  8. 【請求項8】前記計測用ケーブルと前記アイソレータと
    の間に、スイッチコントロールユニットを接続し、多点
    計測を行えるようにした、請求項7に記載の電子部品の
    特性試験方法。
  9. 【請求項9】前記負荷がランプである、請求項1〜8の
    いずれかに記載の電子部品の特性試験方法。
  10. 【請求項10】前記電子部品の特性値の変化を予め設定
    したプログラムにより自動計測が行えるようにした、請
    求項1〜9のいずれかに記載の電子部品の特性試験方
    法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1293974C (zh) * 2001-07-27 2007-01-10 海因布赫夹紧技术股份有限公司 一种弹簧卡头的定距块和弹簧卡头

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1293974C (zh) * 2001-07-27 2007-01-10 海因布赫夹紧技术股份有限公司 一种弹簧卡头的定距块和弹簧卡头

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