JPH11146867A - 生体情報管理装置 - Google Patents

生体情報管理装置

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JPH11146867A
JPH11146867A JP9317076A JP31707697A JPH11146867A JP H11146867 A JPH11146867 A JP H11146867A JP 9317076 A JP9317076 A JP 9317076A JP 31707697 A JP31707697 A JP 31707697A JP H11146867 A JPH11146867 A JP H11146867A
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Takashi Kanzaki
隆司 神崎
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、限られたメモリ容量を有効に活用し
て、必要とする異常前後の測定データを確実に採取し取
得できる生体情報管理装置、及びパルスオキシメータを
提供することを課題とする。 【解決手段】送受信部16はCPU11の制御の下に外
部のコントローラとの間でデータを送受し、異常値発生
の際に、コントローラとの間で所定の通信プロトコルに
より通信が可能であることを確認して、その異常値を挟
んだ前後各15分、計30分の測定データをコントロー
ラに送信する。この際、例えばメモリBに最新の測定デ
ータが保持されている状態下で異常値を検出すると、当
該異常値発生を出力部17により測定者(患者)又は介
護者等に報知するとともに異常値発生前の最新の15分
間の測定データ(前半部15分間分の測定データ)をメ
モリBからメモリAに移し、当該前半部15分の測定デ
ータをメモリAに確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体情報を連続的
に測定し採取する生体情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】患者の状態を常時監視し、測定データを
採取して、その測定データから患者の症状、症候を分析
するために、生体情報を連続的に測定し採取する生体情
報管理装置が必要とされる。ここでは携帯型のパルスオ
キシメータを例に従来技術を説明する。
【0003】従来のパルスオキシメータは、オキシメー
タ本体の電源投入時から、又は測定スイッチを押してか
ら、スイッチを切るまでの期間に採取した測定データを
記録する。
【0004】従って、従来では、測定を行なうときに、
患者、若しくは付き添い人(看護人)が測定スイッチを
押すという行為が必要になり、患者に操作負担をかける
とともに、患者に測定されているという意識を与えると
いう問題があった。
【0005】又、採取した測定データの記憶時間が24
時間程度であり、従ってかなり大きなメモリ容量が必要
になり、更にこれに伴い大きな消費電力を必要とするこ
とから、機器構成が大型化し、小型化が困難であった。
【0006】又、記憶した測定データがメモリ容量に達
すると、そこで測定を終了してしまうことから、その直
後に異常があった際に、その異常前後のデータ採取(デ
ータ取得)ができないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来で
は、測定を行なうときに、患者、若しくは付き添い人が
測定スイッチを押すという行為が必要になり、このため
患者に操作負担をかけるとともに、患者に測定されてい
るという意識を与えるという問題があり、又、かなり大
きなメモリ容量及び大きな消費電力を必要とすることか
ら、機器構成が大型化し、小型化が困難であるという問
題があった。更に、記憶した測定データがメモリ容量に
達すると、そこで測定を終了してしまうことから、その
直後に異常があった際に、その異常前後のデータ採取
(データ取得)ができないという問題があった。
【0008】また、データの送信待機中は、測定データ
の記憶ができないという問題があった。本発明は上記実
情に鑑みなされたもので、限られたメモリ容量を有効に
活用して、必要とする異常前後の測定データを確実に採
取し取得できる生体情報管理装置を提供することを目的
とする。
【0009】又、本発明は、患者や付き添い人(看護
人)に操作負担を強いることなく、必要とする異常前後
のデータを確実に採取し取得できる生体情報管理装置を
提供することを目的とする。更に本発明は、送信待機中
であっても測定データを記憶することのできる生体情報
管理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、生体情報を連
続的に測定し管理する生体情報管理装置であって、生体
情報を連続して測定する生体情報測定手段と、前記生体
情報測定手段により測定された生体情報を連続して記憶
する一定容量の記憶手段と、前記生体情報測定手段によ
り測定された生体情報を監視し、予め設定された設定値
をもとに異常を検出する監視手段と、前記監視手段で異
常が検出されたとき、前記記憶手段に記憶された異常検
出前の生体情報のうち最新の所定時間分の生体情報の記
憶を保持した状態で、当該生体情報に続いて、前記異常
検出後に測定した所定時間分の生体情報を前記記憶手段
に新たに記憶する記憶制御手段と、前記記憶制御手段の
制御により前記記憶手段に記憶された異常検出前後の各
所定時間分の生体情報を外部に送信する通信手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0011】また、前記生体情報管理装置に於いて、前
記一定容量の記憶手段は、複数の記憶領域より構成さ
れ、前記記憶制御手段は、そのうちの第1の記憶領域に
異常検出前後の各所定時間分の生体情報を記憶し、第2
の記憶領域に引き続き測定されている生体情報を記憶す
ることを特徴とする。
【0012】また、前記生体情報管理装置に於いて、前
記一定容量の記憶手段は、第1の記憶領域と第2の記憶
領域とにより構成され、前記記憶制御手段は、そのうち
の第1の記憶領域に送信対象となる異常検出前後の各所
定時間分の生体情報を記憶し、第2の記憶領域に、連続
して測定されている生体情報を記憶しているとき、前記
第1の記憶領域に異常検出前後の生体情報を記憶してか
ら、ある一定時間経過した後、新たに異常が検出される
と、前記第1の記憶領域に貯えられた送信対象となる生
体情報の送信状態に拘らず、新たな異常検出前後の所定
時間分の生体情報を記憶することを特徴とする。
【0013】また、前記生体情報管理装置に於いて、前
記記憶手段は、新しいデータを記憶領域内の全部に亘っ
て順次連続的に記憶させるとともに、記憶されているデ
ータを古いものから順次消去させるように、記憶制御を
できる記憶領域を有してなることを特徴とする。
【0014】また、前記生体情報管理装置に於いて、前
記生体情報は、動脈血中酸素飽和度と脈拍数とでなり、
前記生体情報測定手段はパルスオキシメータであること
を特徴とする。
【0015】また、前記生体情報管理装置に於いて、前
記監視手段は、前記異常の検出のための設定値を設定す
る手段を有することを特徴とする。また、前記生体情報
管理装置に於いて、前記監視手段により異常を検出した
とき、その状態を外部に報知する報知手段を有すること
を特徴とする。
【0016】また、前記生体情報管理装置に於いて、前
記監視手段により異常検出後の所定時間分の測定データ
を測定し記憶している際は、再度異常が検出されても前
記所定時間分の測定データの測定及び記憶を継続するこ
とを特徴とする。
【0017】また、本発明は、生体情報を連続的に測定
し管理する生体情報管理装置であって、生体情報を連続
して測定する生体情報測定手段と、前記生体情報測定手
段により測定された生体情報を連続して記憶する記憶手
段と、前記生体情報測定手段により測定された生体情報
を監視し、予め設定された設定値をもとに異常を検出す
る監視手段と、前記監視手段で異常が検出されたとき、
前記記憶手段に記憶された異常検出前の生体情報のうち
最新の所定時間分の生体情報の記憶を保持した状態で、
当該生体情報に続いて、前記異常検出後に測定した所定
時間分の生体情報を前記記憶手段に新たに記憶させる第
1の記憶制御手段と、前記記憶制御手段の制御により記
憶された生体情報が外部に対し送信可能か否かをその生
体情報を外部に送信する前に判断する判断手段と、前記
判断手段による判断の結果、前記記憶された生体情報が
送信可能となるまでの送信待機中に、前記監視手段によ
り前記生体情報の異常が新たに検出されたときは、この
異常検出前後の生体情報を前記記憶手段に新たに記憶さ
せる第2の記憶制御手段と、この第2の記憶制御手段の
制御により記憶された新たな異常検出前後の生体情報を
一括して外部に送信する送信手段とを備えてなることを
特徴とする。
【0018】上記したような構成を備えることにより、
限られたメモリ容量を有効に活用して、必要とする異常
前後の測定データを確実に採取し取得できる生体情報管
理装置、及びパルスオキシメータが提供できる。又、患
者や付き添い人(看護人)に操作負担を強いることな
く、必要とする異常前後のデータを確実に採取し取得で
きる生体情報管理装置、及びパルスオキシメータが提供
できる。又、データの送信待機中であっても測定データ
を記憶することのできる生体情報管理装置が提供でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。ここでは携帯型のパルスオキシメータ
を例に本発明の実施形態を説明する。ここではパルスオ
キシメータで測定する動脈血中酸素飽和度をSPO2と
略す。
【0020】本発明は、図1に示すように、指UからS
PO2を検出するプローブ1を付けたパルスオキシメー
タ2と、このパルスオキシメータ2から無線で送られて
きたデータを受信しセンターSに送信するコントローラ
3からなる。
【0021】このコントローラ3は電話回線DKでセン
ターSとつながっている。図2は前述したパルスオキシ
メータ2の要部の構成を示すブロック図である。図2に
於いて、11乃至18はそれぞれ前記図1に示すプロー
ブを備えたパルスオキシメータ本体の内部構成要素をな
すもので、11はオキシメータ全体の制御を司るCP
U、12はCPUllが実行する制御プログラムを格納
したROMである。
【0022】13はCPUIIの測定処理等に供される
RAMであり、この中の第1の記憶領域を前半(A)と
後半(B)に分割し、これをメモリA,メモリBとし、
第2の記憶領域をメモリCとする。
【0023】これら第1及び第2の記憶領域は各領域内
のメモリをランダムにアクセスできるだけでなく、FI
FOバッファのように新しいデータをその記憶領域内の
全部にわたって、順次連続して記憶させるとともに、記
憶されているデータを古いものから順次消去させるよう
に記憶制御でき、この制御をFIFO制御と呼ぶことに
する。
【0024】14は本体内部のシリアルEEPROMで
あり、この実施形態に於いては、機器管理のためのID
データ等が格納される。15は測定開始の際に操作され
る押し釦式の測定スイッチKS、測定モードを設定する
モードスイッチMS等でなるスイッチ部であり、その各
操作信号がCPUIIに入力される。上記モードスイッ
チMSにより連続測定モードが選択されたときは、測定
スイッチKSの操作をトリガとして連続した測定処理が
実行され、逐次モードが選択されたときは、測定スイッ
チがオン/オフ操作されたときのみ測定処理が実行され
る。
【0025】16はCPUIIの制御の下に前記図1に
示す外部のコントローラ3との間で双方向に無線で通信
し、データを送受信する送受信部であり、ここでは測定
データをコントローラ3に送信する前に、コントローラ
3との間で所定の通信プロトコルにより通信が可能であ
ることを確認し、コントローラ3が受信可能となったな
らばその異常値を挟んだ前後各15分、計30分の測定
データを一括してコントローラ3に送信する。
【0026】17はCPUIIの制御の下にオキシメー
タの測定に係る各種の表示を行なう、例えば液晶ディス
プレイを用いた表示部(DISP)17Aと、報知音を
発生する報音部17Bとを備えた出力部であり、ここで
は図1に示すように、測定された酸素飽和度、脈拍数、
及び使用者に対する各種のメッセージ等を表示し、異常
値発生をメッセージ表示及び音により報知する。
【0027】18はプローブ1からの検出信号を処理
し、血中酸素飽和度と脈拍数をデジタル化してCPUI
Iに送る血中酸素飽和度・脈拍数処理部である。図1に
示すプローブ1は上記構成要素をもつパルスオキシメー
タ2にコネクタ接続される光学プローブであり、光波長
の異なる2つのLED 1A,1Bと、この測定用LE
Dからの透過光をピックアップするフオントトランジス
タIC等が先端部分に内蔵されている。
【0028】図3は、測定値が異常であるか正常である
かを判断する設定値を設定する方法を示したものであ
る。 1)動脈血中酸素飽和度(SPO2)下限設定 図3(A)に示す待機状態表示で、消音ボタンSHを押
すと、図3(B)に示す動脈血中酸素飽和度である、S
PO2の下限設定表示になる。・SPO2下限設定表示
で測定ボタンKSを押下すると設定値が1%づつ加算さ
れる。・SPO2下限設定表示で送信ボタンSSを押下
すると設定値が1%づつ減算される。(初期設定は90
%) 2)脈拍数上限設定 SPO2下限設定表示で消音ボタンSHを押すと図3
(C)に示す脈拍数上限設定表示になる。・脈拍数上限
設定表示で測定ボタンKSを押下すると設定値が1づつ
加算される。・脈拍数上限設定表示で送信ボタンSSを
押下すると設定値が1づつ減算される。(初期設定は1
20回/分) 3)脈拍数下限設定 脈拍数上限設定表示で消音ボタンSHを押すと図3
(D)に示す脈拍数下限設定表示になる。 ・脈拍数下限設定表示で測定ボタンKSを押下すると設
定値が1づつ加算される。 ・脈拍数下限設定表示で送信ボタンSSを押下すると設
定値が1づつ減算される。さらに消音ボタンを押すと図
3(A)に示す待機状態に戻る。 (初期設定は40回/分) 測定した血中酸素飽和度が、1)で設定した下限値(例
えば90%)を下まわった場合、又は、測定した脈拍数
が、2)で設定した上限(例えば220)を上まわる
か、3)で設定した下限値(例えば30)を下まわった
場合は、異常値発生と見做す。
【0029】図4は上記実施形態の動作を説明するため
のフローチャートであり、上記したCPUIIの制御の
下に実行される。図5は上記第1実施形態の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【0030】ここで上記図2乃至図4を参照して本発明
の第1実施形態に於ける動作を説明する。スイッチ部1
5に設けられた測定スイッチKSが操作されることによ
り、CPUI1が測定動作を開始する(図4のステップ
A1)。この際、異常値が検出されない際は、RAM1
3内のメモリA、メモリBの順に各15分ずつ、計30
分の最新測定データを連続して記憶する。
【0031】異常がなければ、測定は継続され、最新の
測定データはメモリBに記憶され、メモリBNO古いデ
ータは順番にメモリAに次々に記憶され、メモリAの古
いデータを古い順番に消去する第1の記憶領域のFIF
O制御での記憶が行なわれる(図4のステップA2)
(図5[TA]参照)。
【0032】ある時間が経過し(ここでは30分以上)
異常が発生しなかったならば、送信ボタンSSを押すこ
とにより、メモリA,Bに貯えられた最新の一定時間分
(ここでは30分とする)のデータがパルスオキシメー
タ2よりコントローラ3ヘ無線で送信されて、次いで終
了ボタンSRを押すと測定を終了する。
【0033】ここで、例えばメモリBに最新の測定デー
タが保持されている状態下で、異常値発生を検出する
と、その異常値発生を出力部17の表示部17A(DI
SP)上に表示するとともに、報音部(17B)により
報音し、測定者(患者)又は介護者等に報知する(図4
ステップA3,A3a)。
【0034】更に、異常値発生前の最新の15分間の測
定データ、即ち前半部15分間分の測定データをメモリ
BからメモリAに移し、当該前半部15分の測定データ
をメモリAに確保する(図4ステップA4)(図5[T
B]参照)。
【0035】更に、続いて異常値発生後の測定データ、
即ち後半部15分の測定データのメモリBへの記憶を開
始する(図4ステップA5)。そして後半部15分の測
定データをメモリBに記憶すると(図4ステップA5、
A6)(図5[TC]参照)、異常値を挟んでメモリA
に確保された前半部15分の測定データとメモリBに確
保された後半部15分の測定データとでなる計30分間
分の測定データを送受信部16を介してコントローラに
送信する。
【0036】この際、送受信部16は、コントローラ3
との間で所定の通信プロトコルによりコントローラ3が
受信可能であることを確認した後(図4ステップA
7)、その異常値を挟んだ前後各15分、計30分の測
定データをコントローラ3に送信する(図4ステップA
8)。
【0037】コントローラ3が受信可能でないときは、
続く最新の測定データをFIFO制御でメモリCに貯え
ながらコントローラ3が受信可能となるのを待ち、一定
時間(5分)経過後、再び異常値が発生したならばメモ
リA、メモリBのデータを消去し、メモリCに貯えた前
半部15分の測定データをメモリAに移して、後半部1
5分の測定データをメモリBに貯え、上記同様の動作を
繰り返し実行する(図4ステップA10〜A14,A
6,7)(図5[TD],[TE],[TF]参照)。
【0038】このような実施形態の構成により、限られ
たメモリ容量を有効に活用して、必要とする異常前後の
測定データを確実に測定し記憶できる。又、患者や介護
者に操作負担を強いることなく、必要とする異常前後の
データを確実に採取し取得できる。
【0039】具体的には、血中酸素量の値が異常になっ
たときだけ自動的にその発生前の値と発生後の値を合わ
せて30分間分取得できる。従って、患者及び付き添い
人(看護人)が操作をしなくても自動的に必要なデータ
が得られる。又、メモリを有効に活用できるので小型、
軽量化が図れる。
【0040】又、コントローラが受信可能であることを
確認してから測定したデータを自動的に送信するので測
定した重要なデータはすべて送信され、コントローラも
受信可能なので送信ミスもなくなる。
【0041】図6は本発明の第2実施形態を説明するた
めのタイムチャートであり、ここでは、異常検出後の所
定時間分の測定データを採取し記憶している際は、異常
を検出しても前記所定時間分の測定データの採取及び記
憶を維続する動作の形態を示している。即ち、図中の丸
で囲った1番目の異常値発生(1)に伴う異常値発生後
の一定時間(15分)の測定データ採取(保存)の最中
は、その間に再度異常値が発生(2,3,4・・・)し
ても、その異常値発生を無効化して、1番目の異常値発
生に伴う測定データ採取(保存)を優先する。
【0042】図7は本発明の第3実施形態を説明するた
めのタイムチャートであり、ここでは、後半部の測定
(15分)が終了した場合、そのデータ転送(異常値前
後の測定データ(計30分)のコントローラへの送信)
に支障のないよう、予め定めた或る時間(ここでは5分
間)内は、異常値を検出しても、その異常値を無効化
し、その異常値発生に伴う後半部の測定データの記憶を
行なわない。この際、或る時間(5分)以内に送信が行
なわなければ、異常値を検出すると前のデータを消去し
て後半部の測定を開始する。
【0043】メモリCには或る時間5分+αしかデータ
が記憶していないため、それより前の10分−α分はダ
ミーデータとして一緒にメモリAに移され、以降は後半
部を測定しメモリBに記憶する。
【0044】図8は本発明の第4実施形態を説明するた
めのフローチャートであり、B1〜B9bまでは図4の
A1〜A9bに対応し、同じ内容である。異常値を挟ん
だ前後各15分間、計30分間のデータをコントローラ
3に送信する際、コントローラが受信可能であるならば
(図8のステップB7を参照)、上記計30分間の測定
データがパルスオキシメータ2からコントローラ3へ一
括して送信される(図8のステップB8を参照)。
【0045】しかし、受信可能でない時は受信可能とな
るのを待ち、或る定められた一定時間(例えば5分間)
経過したかを判断し(図8ステップB10を参照)、そ
の結果、一定時間内に受信可能とならない場合(即ち、
パルスオキシメータ2からの送信許可要求に対して、コ
ントローラ3から許可応答がないとき)、パルスオキシ
メータ2はエラーと表示と報音を行ない(図8ステップ
B11を参照)、パルスオキシメータ2からコントロー
ラ3への測定データの送信を取り止め、始めに戻って新
たに、測定と記憶を行なう。
【0046】尚、上記した実施形態に於いては、RAM
I3内に、メモリA,メモリB,メモリCを設けた構成
を例示したが、これに限るものではなく、基本構成とし
ては2組のメモリ(例えばダブルバッファ)を用意し
て、異常値を挟んだ前後各例えば15分、計30分の測
定データをコントローラ3に送信する構成であってもよ
い。尚、この際は、異常値を挟んだ前後各15分、計3
0分の測定データを取得することはできるが、その測定
データをコントローラ3ヘ送信するシステム構成である
ときは、後半部15分の測定データに続く、以降の連続
した測定データ採取(保存)に送信時間分の時間的な空
白が生じる。
【0047】又、上記した実施形態は携帯型のパルスオ
キシメータを例にとったが、それ以外の、患者の状態を
常時監視し測定データを採取して、その測定データから
患者の症状、症候を分析するための各種の生体情報管理
装置に適用できる。
【0048】又、上記した実施形態に於いては、パルス
オキシメータ本体とコントローラ3との間の通信手段に
無線(電波、光)を用いたが、これに限らず有線による
通信手段であってもよい。
【0049】又、上記した実施形態に於いては、パルス
オキシンメータ本体とコントローラ3の間で双方向で通
信が行なわれたが、パルスオキシメータ本体からコント
ローラへの単方向通信でもよい。この場合はコントロー
ラ3が受信可能かどうか判断せずに送信を行なうことに
なる。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、生
体情報を連続的に測定し記憶する生体情報管理装置に於
いて、限られたメモリ容量を有効に活用して、必要とす
る異常前後の測定データを確実に測定し記憶でき送信で
きる。又、患者や付き添い人(看護人)に操作負担を強
いることなく、必要とする異常前後のデータを確実に測
定し記憶でき、送信できる。
【0051】また、データ送信待機中も、測定データが
記憶されるため抜けのない測定データが得られ、送信で
きる。更に、後半部の記憶終了後でも、ある一定時間が
たてば、新たな異常値検出の前後の記憶送信するため、
常に新しい異常時の前後の測定データが得られ、送信で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのパルスオキ
シメータの構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態に於けるパルスオキシメータの要
部の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施形態に於いて、測定値が異常であるか
正常であるかを判断する設定値を設定する方法を示した
図。
【図4】上記実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】本発明の第1実施形態の動作を説明するための
タイムチャート。
【図6】本発明の第2実施形態の動作を説明するための
タイムチャート。
【図7】本発明の第3実施形態の動作を説明するための
タイムチャート。
【図8】本発明の第4実施形態の動作を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1…プローブ 11…CPU 12…ROM 13…RAM(メモリA,B,C) 14…シリアルEEPROM 15…スイッチ部 16…送受信部 17…出力部(DISP…表示部、B…報音部) 18…血中酸素濃度・脈拍数処理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報を連続して測定する生体情報測
    定手段と、 前記生体情報測定手段により測定された生体情報を連続
    して記憶する一定容量の記憶手段と、 前記生体情報測定手段により測定された生体情報を監視
    し、予め設定された設定値をもとに異常を検出する監視
    手段と、 前記監視手段で異常が検出されたとき、前記記憶手段に
    記憶された異常検出前の生体情報のうち最新の所定時間
    分の生体情報の記憶を保持した状態で、当該生体情報に
    続いて、前記異常検出後に測定した所定時間分の生体情
    報を前記記憶手段に新たに記憶する記憶制御手段と、 前記記憶制御手段の制御により前記記憶手段に記憶され
    た異常検出前後の各所定時間分の生体情報を外部に送信
    する通信手段とを具備してなることを特徴とする生体情
    報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記一定容量の記憶手段は、複数の記憶
    領域より構成され、前記記憶制御手段は、そのうちの第
    1の記憶領域に異常検出前後の各所定時間分の生体情報
    を記憶し、第2の記憶領域に引き続き測定されている生
    体情報を記憶する請求項1記載の生体情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記一定容量の記憶手段は、第1の記憶
    領域と第2の記憶領域とにより構成され、前記記憶制御
    手段は、そのうちの第1の記憶領域に送信対象となる異
    常検出前後の各所定時間分の生体情報を記憶し、第2の
    記憶領域に、連続して測定されている生体情報を記憶し
    ているとき、前記第1の記憶領域に異常検出前後の生体
    情報を記憶してから、ある一定時間経過した後、新たに
    異常が検出されると、前記第1の記憶領域に貯えられた
    送信対象となる生体情報の送信状態に拘らず、新たな異
    常検出前後の所定時間分の生体情報を記憶する請求項1
    記載の生体情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、新しいデータを記憶領
    域内の全部に亘って順次連続的に記憶させるとともに、
    記憶されているデータを古いものから順次消去させるよ
    うに、記憶制御をできる記憶領域を有してなる請求項1
    又は2又は3記載の生体情報管理装置。
  5. 【請求項5】 前記生体情報は、動脈血中酸素飽和度と
    脈拍数とでなり、前記生体情報測定手段はパルスオキシ
    メータである請求項1記載の生体情報管理装置。
  6. 【請求項6】 前記監視手段は、前記異常の検出のため
    の設定値を設定する手段を有する請求項5記載の生体情
    報管理装置。
  7. 【請求項7】 前記監視手段により異常を検出したと
    き、その状態を外部に報知する報知手段を有する請求項
    1記載の生体情報管理装置。
  8. 【請求項8】 前記監視手段により異常検出後の所定時
    間分の測定データを測定し記憶している際は、再度異常
    が検出されても前記所定時間分の測定データの測定及び
    記憶を継続する請求項1記載の生体情報管理装置。
  9. 【請求項9】 生体情報を連続して測定する生体情報測
    定手段と、 前記生体情報測定手段により測定された生体情報を連続
    して記憶する記憶手段と、 前記生体情報測定手段により測定された生体情報を監視
    し、予め設定された設定値をもとに異常を検出する監視
    手段と、 前記監視手段で異常が検出されたとき、前記記憶手段に
    記憶された異常検出前の生体情報のうち最新の所定時間
    分の生体情報の記憶を保持した状態で、当該生体情報に
    続いて、前記異常検出後に測定した所定時間分の生体情
    報を前記記憶手段に新たに記憶させる第1の記憶制御手
    段と、 前記記憶制御手段の制御により記憶された生体情報が外
    部に対し送信可能か否かをその生体情報を外部に送信す
    る前に判断する判断手段と、 前記判断手段による判断の結果、前記記憶された生体情
    報が送信可能となるまでの送信待機中に、前記監視手段
    により前記生体情報の異常が新たに検出されたときは、
    この異常検出前後の生体情報を前記記憶手段に新たに記
    憶させる第2の記憶制御手段と、 この第2の記憶制御手段の制御により記憶された新たな
    異常検出前後の生体情報を一括して外部に送信する送信
    手段と、 を備えた生体情報管理装置。
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