JPH11146484A - ハウリング抑止装置 - Google Patents

ハウリング抑止装置

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JPH11146484A
JPH11146484A JP30764897A JP30764897A JPH11146484A JP H11146484 A JPH11146484 A JP H11146484A JP 30764897 A JP30764897 A JP 30764897A JP 30764897 A JP30764897 A JP 30764897A JP H11146484 A JPH11146484 A JP H11146484A
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suppression
band
band suppression
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音質を劣化させることなく、使用される状況
に応じて効果的にハウリングを抑止することが可能なハ
ウリング抑止装置を提供する。 【解決手段】 ハウリングが発生する度に抑止する第1
のハウリング帯域抑止フィルタ101と、発生頻度の高
い周波数を減衰させることによってハウリングの発生を
予め防止する第2のハウリング帯域抑止フィルタ102
とを具備し、ハウリング周波数検出手段103がハウリ
ングが発生している周波数を検出すると、第1のハウリ
ング制御手段104は検出された周波数を減衰するよう
にハウリング帯域抑止フィルタ101の設定を行い、ハ
ウリング記録手段105にその情報が記録される。第2
のハウリング制御手段106は、ハウリング記録手段1
05に記録された情報に基づいて第2のハウリング帯域
抑止フィルタ102の設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、様々な環境下に
おいて最適な条件でハウリングを抑止するハウリング抑
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハウリングを抑止するために
様々な技術が提案されている。例えば、ハウリングの発
生を検出して、その検出結果をもとにハウリングを抑止
する手段がある。この技術によれば、実際の使用状況に
おいて発生したハウリングをそのときに抑止することが
できるが、ハウリングを抑止するまでに処理時間がかか
り、また、ある程度ハウリングの成分が増大してからハ
ウリングが検出されるため、それまでの間はハウリング
を抑止することができないという問題があった。また、
検出後抑止パラメータを動的に変更するために音質に大
きな影響を与えてしまうという問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を回
避すべく、例えば特開平8−130792号公報には、
周波数特性の測定等によりハウリングが発生する周波数
帯域を予測して予めハウリングを抑止する手段を設定し
ておく手段が開示されている。このような手段を用いれ
ば音質には影響しないものの、実際に使用される場合
は、スピーカーやマイクの位置の移動や、人や物が移動
することによる温度の変化等の様々な要因から、予め測
定した条件と異なった場合にはハウリングを抑止できな
いという問題があった。また、予めハウリングが発生す
る条件を測定するため、大変手間がかかっていた。その
他、音声信号を聴感上問題のない程度に変調してハウリ
ングを防止する手段も提案されている。しかし、この手
段では音響条件が変化した場合でも有効にハウリングを
抑止できるが、変調による音質の劣化を避けられないと
いう問題があった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、音質を劣化させることなく、使用
される状況に応じて効果的にハウリングを抑止すること
が可能なハウリング抑止装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、収音した音を信号に
変換する収音手段、および前記収音手段が出力する信号
を増幅してスピーカから発音させる発音手段を有する増
幅システムのハウリング抑止装置において、ハウリング
が発生した周波数を検出するハウリング周波数検出手段
と、前記ハウリング周波数検出手段によって検出された
周波数に関する情報を記録するハウリング記録手段とを
具備することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ハウリング周波数検出手段によっ
てハウリング周波数が検出されたときに、検出されたハ
ウリング周波数を減衰してハウリングを抑止する制御を
行う第1のハウリング制御手段をさらに具備し、前記ハ
ウリング記録手段は、ハウリングが発生した周波数毎に
前記第1のハウリング制御手段によるハウリング抑止状
況を記録することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、前記ハウリング記録手段によ
って記録されたハウリング抑止状況に基づいて、特定の
周波数を減衰してハウリングを抑止する制御を行う第2
のハウリング制御手段とをさらに具備することを特徴と
する。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、前記第2のハウリング制御手
段によってハウリングを抑止した後に、前記第1のハウ
リング制御手段の抑止特性を初期状態に戻す初期化手段
をさらに具備することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明において、収音がされない期間を認識す
る無収音期間認識手段をさらに具備し、前記第2のハウ
リング制御手段は、前記無収音期間認識手段によって無
収音期間と認識された期間に抑止特性を設定する制御を
行うことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項3ないし
5いずれかに記載の発明において、前記第2のハウリン
グ制御手段は、複数の制御手段の中から任意の手段を選
択し、選択した手段を単独であるいは複数組み合わせて
用いることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0012】1.第1実施形態 1−1.第1実施形態の構成 (1).第1実施形態の全体構成 図1は、第1実施形態の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態はカラオケにおいて発生するハウリン
グを抑止するために、カラオケ装置に本発明を適用した
例である。図中100はハウリングキャンセル部であ
り、マイク200から入力される信号の周波数特性を制
御することによりハウリングを抑止するものである。そ
の詳細な構成は後述する。曲データ記録部300は、カ
ラオケ用の曲データが記録されているものであり、記録
されている曲データをハウリングキャンセル部100お
よび再生系統400に供給するものである。例えば、R
OMやハードディスクなどの記録媒体が該当し、また、
通信回線を介して接続されたものでもよい。曲データ
は、例えばMIDI規格によって作成されたデータのよ
うに通常カラオケに用いられているデータでもよいし、
本装置に専用のデータであってもよい。再生系統400
は、供給された曲データを音声出力可能なように再生す
るものであり、音源などが含まれている。アンプ500
は、ハウリングキャンセル部100および再生系統40
0から出力された信号を併せて増幅する。そして、増幅
された信号はスピーカ600から出力される。
【0013】(2)ハウリングキャンセル部の構成 ここで、ハウリングキャンセル部100の構成について
説明する。図2は、ハウリングキャンセル部100の構
成を示すブロック図である。本実施形態では、ハウリン
グキャンセル部100は、2種類のハウリング帯域抑止
フィルタを具備している。1つは、ハウリングが発生す
る度に、その周波数を減衰させることによって発生した
ハウリングをその時点で抑止するためのフィルタであ
り、図中では第1のハウリング帯域抑止フィルタ101
として示している。もう1つは、発生頻度の高い周波数
を予め減衰させることによってハウリングの発生を予防
するためのフィルタであり、図中では第2のハウリング
帯域抑止フィルタ102として示している。第1のハウ
リング帯域抑止フィルタ101および第2のハウリング
帯域抑止フィルタ102は、いずれも複数の帯域抑止フ
ィルタから構成されており、この帯域抑止フィルタは、
いずれも中心周波数、帯域幅、抑止レベルを自在に設定
できるものを使用する。ところで、帯域幅と、音質、抑
止フィルタの個数には次ようなの関係がある。まず、各
帯域抑止フィルタの帯域幅を広くすると、1つの帯域抑
止フィルタによって抑止される周波数成分が広くなるの
で、音質の劣化につながるが、ハウリング帯域抑止フィ
ルタの個数は少なくて済む。一方、帯域幅を狭くするほ
ど、ハウリング周波数成分だけを効率よく抑止すること
ができるから、音質への影響はすくなくて済むが、抑止
フィルタの個数を多くする必要がある。しかし実際の装
置では、ハードウエアの制約上、装置が有する帯域抑止
フィルタの個数は少数に限定される。そこで、本実施形
態においては、まず、全周波数領域をハウリング抑止の
ために十分な周波数分解能で分割して所定数の帯域を予
め設定する。複数の帯域抑止フィルタの中心周波数と帯
域幅を制御することによって、ハウリングが生じている
帯域に割り当てる。この場合、帯域抑止フィルタは、ハ
ウリングが生じることが予想される帯域の数に応じて準
備すれば充分であるから、全帯域数に比して大幅に少な
い数で済む。本実施形態の1例として、ハウリングを抑
止する為に十分な周波数分解能を1/12オクターブと
し、ハウリングが発生しうる周波数帯域を128個に分
割して、各帯域ごとに周波数番号として、0から127
の番号を付して管理することとする。この場合の周波数
番号Fnoと各帯域の中心周波数Fとの関係は次式で表すこ
とができる。 F=Fk×power(2.0,(Fno-Fnok)/12) Fk :基準となる周波数 Fnok:周波数番号のオフセット値 ここで、今回は、Fnok=70の時に、基準となる中心周波
数をFk=1000(Hz)に設定することにすると、 F=1000×power(2.0,(Fno-70)/12) という式になる。このようにして、周波数番号Fno=0で
あれば、中心周波数はF=1000×power(2.0,(-70/12))=1
7.5Hzとなり、Fno=70であれば、中心周波数は1000×pow
er(2.0,(0/12))=1000Hzとなる。よって、ハウリングが
発生しうる周波数帯域は、Fno=0の時は17.5Hzとなり、F
no=127の時は26.9KHzとなり、管理されることになる。
第1のハウリング帯域抑止フィルタ101と第2のハウ
リング帯域抑止フィルタ102は、共に上述のような構
成になっている。
【0014】次に、ハウリング周波数検出手段103
は、マイクから入力された音声を解析してハウリングが
発生しているか否かを判定し、ハウリングが発生してい
る場合は、その周波数を検出する。ところで、ハウリン
グは、スピーカーからの音声出力が再びマイクに入力さ
れて、ある特定の周波数のフィードバックゲインが1を
越えたときに発生する。したがって、ハウリング周波数
検出手段103は、例えばFFT解析によってマイク2
00からの信号の周波数スペクトルを求め、そのピーク
値からハウリングが発生している周波数を求めるような
構成となる。さらに、複数のバンドパスフィルタなどを
用いた周波数分析を行い、ある周波数が所定値より大き
いときに、その周波数においてハウリングが発生してい
ると判断する構成にしてもよい。また、マイク200の
信号のゼロクロス点を検出し、その間隔からハウリング
の周期を求める方法など、その他の周知の手段を用いる
こともできる。次に、第1のハウリング制御手段104
は、ハウリング周波数検出手段103によってハウリン
グ周波数が検出された場合は、検出された周波数を減衰
することによってハウリングを抑止するために、ハウリ
ング帯域抑止フィルタ101の設定を行う。さらに、第
1のハウリング制御手段104のハウリング制御結果に
ついては、前述の帯域ごとに、ハウリングが発生した発
生回数(howl_count)および抑止レベル(howl_gain)を一
つのデータの組としてハウリング記録手段105に記録
するようにしている。この場合の記録エリアの名前を頻
度テーブル[howl_tbl[Fno]]と呼ぶこととする(図5参
照)。なお、ハウリング記録手段105を構成する記録
媒体には、読み書きが可能で電源を切っても情報が保存
されるもの、例えば不揮発性のメモリを用いる。次に、
第2のハウリング制御手段106は、ハウリング記録手
段105に記録された情報に基づいて第2のハウリング
帯域抑止フィルタ102の設定を行うものであり、その
動作については後述する。
【0015】1−2.第1実施形態の動作 次に、上記構成を有する第1実施形態の動作について説
明する。図3は、第1実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、この装置の電源が投入されると、第
1のハウリング帯域抑止フィルタ101および第2のハ
ウリング帯域抑止フィルタ102についての初期設定が
行われる(S10)。ここで、第1のハウリング帯域抑
止フィルタ101を構成する複数の帯域抑制フィルタの
特性は全てフラットに設定される。また、第2のハウリ
ング帯域抑止フィルタ102の特性は、頻度テーブル[h
owl_tbl[Fno]]に記録されているデータに従って設定さ
れる。すでに本装置が使用されて、頻度テーブル[howl_
tbl[Fno]]にハウリング発生頻度および減衰量が記録さ
れている場合は、後に説明する(S17)処理と同様
に、各帯域抑止フィルタの中心周波数、帯域幅、抑止レ
ベルを設定する。本装置が過去に一度も使用されていな
い場合には、デフォルト値(例えば、フラット)が記録
されているものとし、そのデータに従って同様に設定を
行う。
【0016】次に、曲データ記録部300から曲データ
再生系統400およびハウリングキャンセル部100に
演奏すべき曲データが供給される。そして曲データ再生
系統400によって曲データが再生され、演奏が開始す
る(S11)。カラオケの歌唱区間が始まると、歌唱者
がマイク200に向かって歌い始めるので、マイク20
0から音声信号が入力され(S12)、入力された音声
信号は、ハウリングキャンセル部100のハウリング周
波数検出手段103に供給される。ここでハウリング周
波数検出手段103によって、ハウリングが発生してい
るか否かが判定され、ハウリングが発生している場合は
その周波数が検出される(S13)。
【0017】ハウリングの発生が検出されると、処理は
ステップS14に進み、第1のハウリング制御手段10
4が第1のハウリング帯域抑止フィルタ101の特性を
設定してハウリング周波数を減衰させる。この処理によ
り、ハウリングが発生したときに、その都度ハウリング
を抑止することができる。ここで、第1のハウリング帯
域抑止フィルタ101の設定について説明する。ハウリ
ング周波数検出手段103によってハウリングが検出さ
れたとき、第1のハウリング制御手段104は、検出さ
れた周波数をいずれの帯域抑止フィルタを用いて減衰す
るかについて決定する。ここでは、各帯域抑止フィルタ
から、その周波数帯域と同じ設定の帯域抑止フィルタが
ある場合は、そのフィルタを用い、同じ設定のフィルタ
がない場合は、他のフィルタ(例えば、未だ使用されて
いないフラットな特性のフィルタ)を用いる。そして、
選択された帯域抑止フィルタに対して、検出されたハウ
リング周波数についてのゲインをある所定量、一定の時
間間隔で低下させていき、ハウリングが検出されなくな
るまで低下させる。なお、下げ幅には最大限−12dB
といったように制限を設けてもよい。例えば、ハウリン
グ周波数検出手段が周波数fを検出したとき、第1のハ
ウリング制御手段104は、周波数fのゲインを低下さ
せるように第1のハウリング帯域抑止フィルタ101の
設定を行う(図4参照)。このとき、2以上のハウリン
グ周波数が検出された場合には、それらの各々について
帯域抑止フィルタを割り当ててハウリングを抑止する。
【0018】そして、図3のフローチャートに示すよう
に、ハウリングが検出されて、第1のハウリング帯域抑
止フィルタ101によって周波数帯域が減衰されると、
その情報はハウリング記録手段105に記録される(S
15)。すなわち、第1のハウリング制御手段104は
ハウリングが発生した周波数のゲインをハウリングが停
止するまで低下させ、ハウリングの停止したレベルおよ
び、その周波数が属する周波数帯域の番号をハウリング
記録手段105に出力する。図5は、頻度テーブルの内
容を示しており、図示するように頻度テーブルには、周
波数番号、ハウリングが発生した回数、および抑止レベ
ルの平均値が記録されている。ハウリング記録手段10
5は、第1のハウリング制御手段104から供給される
情報(Fnoおよびhowl_gain)によって以下のように頻度
テーブルの更新を行う。ハウリングが検出された周波数
番号Fnoの発生回数(howl_tbl[Fno].howl_count)を1イ
ンクリメントする。抑止レベル(howl_tbl[Fno].howl_ga
in)については、新たな平均値を算出してその数値に更
新する。 howl_tbl[Fno].howl_count+=1; howl_tbl[Fno].howl_gain= (howl_tbl[Fno].howl_gain*howl_tbl[Fno].howl_count+howl_gain) /(howl_tbl[Fno].howl_count+1)
【0019】以上のようにして累積減衰量を求める。こ
の場合、抑止レベル(howl_tbl[Fno].howl_gain)と発
生回数と(howl_tbl[Fno].howl_count)を乗算すること
により累積量を求めることができる。そして、以上のよ
うにして求めた減衰量に、新たに設定された減衰量(ho
wl_gain)を加算して最新の累積減衰量を求める。この
累積減衰量を最新の検出回数(howl_tbl[Fno].howl_cou
nt+1)で除算すると、抑止レベル(howl_tbl[Fno].howl
_gain)に記録すべき平均減衰量が求められる。
【0020】つぎに、第2のハウリング制御手段106
は、現在は歌唱区間であるか否かを判定する(S1
6)。判定の手段については、ここでは曲データ記録部
300から供給される曲データから判定するものとする
が、これに限らず図示せぬ指示手段を設けてもよい。通
常は、カラオケ曲には歌唱区間の開始・終了を示す情報
が含まれていたり、歌唱者にメロディーを指示するガイ
ドメロディーに関するデータが含まれている。このよう
なデータから歌唱区間であるか否かを判定して以後の処
理が行われる。さて、歌唱区間と判定された場合は、ス
テップS12に戻り、再度音声入力待ちになる。一方、
歌唱区間ではないと判定された場合は、第2のハウリン
グ制御手段106は、ハウリング記録手段105の頻度
テーブルの記録内容を参照して、第2のハウリング帯域
抑止フィルタ102の特性を変更する(S17)。
【0021】第2のハウリング制御手段106は、発生
回数(howl_tbl[Fno].howl_count)を参照して、第2のハ
ウリング帯域抑止フィルタ102に含まれる帯域抑止フ
ィルタの数だけデータを抽出する。また、抽出基準は、
一定回数以上のものから上位の所定値のものとしても、
他の基準であってもよい。そして、抽出された周波数番
号(Fno)について、抑止レベル(howl_tbl[Fno].howl_
gain)だけ減衰するように、第2のハウリング帯域抑止
フィルタ102の各帯域抑止フィルタの特性(中心周波
数、帯域幅、抑止レベル)を設定する。例えば図6で
は、発生回数の多いものを上位5個抽出したときの「周
波数番号」、「発生回数」、および「抑止レベル」の値
と、第2のハウリング帯域抑止フィルタ102の特性を
示している。このように設定された後は、設定された周
波数番号に属する周波数においてはハウリングの発生が
予め抑止されることになる。また、マイク200から音
声が入力されないときにフィルタの特性を変更するの
で、歌唱中に周波数特性が変更することによる違和感や
音質劣化などを防止することができる。
【0022】そして、第2のハウリング帯域抑止フィル
タ102の設定を変更した後、第1のハウリング帯域抑
止フィルタ101の特性をフラットにする(S18)。
すなわち、ステップS18に至るまでは、ハウリングが
検出されたときにステップS14において抑止レベルを
設定したままになっているが、この情報はステップS1
7において第2のハウリング帯域抑止フィルタ102に
反映されたので、第1のハウリング帯域抑止フィルタ1
01の特性はもとの状態に戻しておく。その後、曲デー
タ記録部300からの曲データの供給が終了していれば
(S19)本装置の動作も終了するが、曲データが終了
していない場合は、処理はステップS12に戻り、音声
入力待ちになる。そして、つぎに音声入力がされたとき
は、ステップS17において第2のハウリング帯域抑止
フィルタ102が設定されているので、使用状況に適し
たハウリング発生防止がなされることになる。また、ス
テップS18において、第1のハウリング帯域抑止フィ
ルタ101の特性はフラットに(初期化)しているの
で、新たにハウリングが検出されたときに、ハウリング
周波数帯域を減衰させる特性に変化し、次回のステップ
S17において第2のハウリング帯域抑止フィルタ10
2が設定されるまで、その特性を保有する。
【0023】ここで、ハウリング記録手段105の記録
処理についてより詳細に説明する。まず、第1のハウリ
ング制御手段104から供給される減衰量の情報は、必
ずしもそのときの全体的な減衰量とは一致しない。すな
わち、全体的な減衰量は、第2のハウリング帯域抑止フ
ィルタ102における減衰量と第1のハウリング帯域抑
止フィルタ101の減衰量の合計量になるからである。
例えば、ある周波数でハウリングが発生したため第1の
ハウリング帯域抑止フィルタ101で減衰させ、その
後、第2のハウリング帯域抑止フィルタ102による抑
止に切り換えた場合、再度同じ周波数でハウリングが発
生すると、再び第1のハウリング帯域抑止フィルタ10
1による抑止動作が行われるが、このときに減衰させる
量は、前回に減衰させた量(その時点においては第2の
ハウリング帯域抑止フィルタ102の減衰量)に対して
追加して行われる。例えば、第1のハウリング帯域抑止
フィルタ101の1回目の減衰量が−2dBであったと
き、2回目にハウリングが検出された際に−3dB減衰
させたとすると、2回目の減衰量は初期段階に対しては
−5dB減衰させていることになる。よって、howl_gai
nの値は「5」になる。なお、「抑止レベル」に記録さ
れる値は、必ずしも平均値に限らず、その他の値でもか
まわない。
【0024】2.第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態で
は、第1のハウリング帯域抑止フィルタ101および第
2のハウリング帯域抑止フィルタ102の2つのフィル
タを具備しているが、第2実施形態では、1つのハウリ
ング帯域抑止フィルタおよびハウリング制御手段を用い
る場合について説明する。なお、図1に示す構成は第1
実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0025】図7は、第2実施形態におけるハウリング
キャンセル部100の構成を示すブロック図である。但
し、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付
して説明は省略する。ハウリング帯域抑止フィルタ11
1は、第1実施形態で用いた2つのハウリング帯域抑止
フィルタと同様に中心周波数、帯域幅、抑止レベルを自
在に変更できる複数個の帯域抑止フィルタから構成され
ている。ハウリング制御手段112は、ハウリング帯域
抑止フィルタ111を構成する各帯域抑止フィルタの中
心周波数、帯域幅、抑止レベル設定を行う。また、第2
実施形態では、ハウリング制御手段112に曲データ記
憶部300から曲データが供給されている。
【0026】図8は、第2実施形態の動作を示すフロー
チャートである。まず、この装置の電源が投入される
と、ハウリング帯域抑止フィルタ111についての初期
設定が行われる(S20)。ここで、ハウリング帯域抑
止フィルタ111の特性は頻度テーブルに記録されてい
るデータに従って設定する。すでに本装置が使用され、
ハウリング発生頻度および減衰量が記録されている場合
は、後に説明する(S28)処理と同様にして、各帯域
抑止フィルタの中心周波数、帯域幅、抑止レベルを設定
する。本装置が過去に一度も使用されていない場合に
は、デフォルト値が記録されているものとし、そのデー
タに従って同様に設定を行う。
【0027】次に、曲データ記録部300から曲データ
再生系統400およびハウリングキャンセル部100に
演奏すべき曲データが供給される。そして曲データ再生
系統400によって曲データが再生され、演奏が開始す
る(S21)。カラオケの歌唱区間が始まると、歌唱者
がマイク200に向かって歌い始めるので、マイク20
0から音声信号が入力され(S22)、入力された音声
信号は、ハウリングキャンセル部100のハウリング周
波数検出手段103に供給される。ハウリングの発生が
検出されると、ハウリング制御手段112がハウリング
帯域抑止フィルタ111を制御して、ハウリング周波数
を減衰させる(S24)。この動作は、第1実施形態で
説明した、第1のハウリング帯域抑止フィルタ101の
設定と同様である。
【0028】ハウリング帯域抑止フィルタ111によっ
て周波数帯域が減衰されると、その情報はハウリング記
録手段105に記録される(S25)。すなわち、ハウ
リング制御手段112はハウリングが発生した周波数の
ゲインをハウリングが停止するまで低下させ、ハウリン
グの停止したレベルおよび、その周波数が属する周波数
帯域の番号をハウリング記録手段105に出力する。ハ
ウリング記録手段105は、第1実施形態(図3ステッ
プS15)と同様に、ハウリング制御手段112から供
給される情報(Fnoおよびhowl_gain)によって頻度テー
ブルの更新を行う(S25)。
【0029】つぎに、第2のハウリング制御手段106
は、現在は歌唱区間であるか否かを判定する(S2
6)。ここで歌唱区間と判定された場合は、ステップS
22に戻り、再度音声入力待ちになる。一方、歌唱区間
ではないと判定された場合は、ハウリング制御手段11
2は、ハウリング記録手段105の頻度テーブルの記録
内容を参照して、ハウリング帯域抑止フィルタ111の
特性を変更する(S27)。特性の設定方法は、第1実
施形態における第2のハウリング帯域抑止フィルタ10
2の設定(図3ステップS17)と同様である。その
後、曲データ記録部300からの曲データの供給が終了
していれば(S28)本装置の動作も終了するが、曲デ
ータが終了していない場合は、処理はステップS12に
戻り、音声入力待ちになる。
【0030】このように、第2実施形態では、ハウリン
グが発生するたびにハウリング帯域抑止フィルタ111
のうちのいずれかの帯域抑止フィルタを使用してその周
波数を減衰させ(S25)、蓄積された情報(頻度テー
ブル)に基づいて、発生頻度の高い帯域について予め発
生を防止すべくハウリング帯域抑止フィルタ111の設
定を無歌唱区間に行う(S26、S27)。これによ
り、第1実施形態と同様の効果を一つのハウリング帯域
抑止フィルタ111および1系統のハウリング制御手段
112をもって実現することができる。この第2実施形
態は、本発明の第1のハウリング制御手段と第2のハウ
リング制御手段を1系統(ハウリング制御手段112と
ハウリング帯域抑止フィルタ111)で実現した実施形
態である。
【0031】3.変形例 なお、本発明は既述した実施形態に限定されるものでは
なく、以下のような各種の変形が可能である。
【0032】(1)上記実施形態では、頻度テーブルの
内容は蓄積されるものとしているが、全く異なった環境
において新たに使用する場合には、頻度テーブルの内容
を初期化できるようにしてもよい。また、「発生回数」
のとりうる値に上限を設けた場合に、この上限を越えた
ときは全帯域の「発生回数」の値を半分にするといった
処理を行うことにより、オーバーフローに対処するよう
にしてもよい。
【0033】(2)また、頻度テーブルは1つのみ用い
ることとしているが、例えば部屋を移動して使用すると
いった、複数の環境に対応して使用したい場合には、頻
度テーブルを複数用意しておいてもよい。この場合は、
使用する頻度テーブルを環境に応じて選択できるように
すればよい。また最近のカラオケ装置では、入力音声に
対して、ハーモニーを加えたり音質を変換したりする機
能を持つ物があるが、その機能ごとのテーブルを複数用
意してもよい。この場合、機能選択に対応した頻度テー
ブルが用いられるようにすることにより、カラオケ装置
内部の機能変更によるハウリング周波数の違いに対応で
きる。
【0034】(3)頻度テーブルに記録されるデータに
は様々な記録方法があってもよい。例えば、実施形態で
は抑止レベルには平均値を用いたが、これに限らず他の
値で抑止レベルを示してもよい。さらに、部屋の広さな
どの状況に応じて実験的に求めた係数をかけるようにし
てもよい。
【0035】(4)また、時間経過や歌唱回数などの条
件によって頻度テーブルを分けて管理してもよい。例え
ば、時間経過で考えると、現在より1ヶ月前までの頻度
テーブルをDT1、1ヶ月前から2ヶ月前までの頻度テ
ーブルをDT2、2ヶ月以上前の頻度テーブルをDT3
などのようにして、頻度テーブルを分けて管理を行う。
そのデータを使用する場合は、過去のデータ程影響が少
なくなるようにしてもよい。例えば、それぞれの頻度テ
ーブルのデータに重み付け係数を乗算して、それらを加
算した結果を頻度結果とする。上述の係数を、DT1に
は1、DT2には0.7、DT3には0.5といったよ
うに設定しておけばよい。これにより、常に最新の状況
に応じたハウリング抑止を行うことができる。又、過去
の環境によって記録された設定値による不必要な減衰量
を低減することができるので音質にとっても好ましい結
果が得られる。
【0036】(5)実施形態では、ハウリングの発生に
関する情報をテーブルを用いて記憶したが、これに限ら
ず例えば変数を用いてもよい。また、時間情報を記録し
てもよい。例えば図9に示すように、各周波数番号毎に
更新日時を記録する。この時間データを利用して、一定
期間以上前に更新したデータは無視したり、影響が少な
くなるような係数をかける等のデータ処理を行うことに
よって、より最近の状況に応じたハウリング抑止を行っ
てもよい。又、過去の環境によって記録された設定値に
よる不必要な減衰量を低減することができるので音質に
とっても好ましい結果が得られる。
【0037】(6)また、実施形態のように、常にハウ
リング情報を記録してフィルタ特性を変更するものする
と、ハウリングが発生する状況により周波数特性が常に
変化することが考えられる。また、周波数特性を固定し
たい場合や、十分な回数だけ使用したことによりハウリ
ング頻度が十分に学習された場合などには、周波数特性
を変更する必要がない。そこで、これらの場合に対応で
きるように、ハウリング記録手段をオフ状態にする機能
を設け、任意にオン・オフを切り替えられるようにして
もよい。
【0038】(7)さらに、実施形態では、記録された
情報に基づいて、装置が自動的にハウリングを抑止する
ようにしているが、ハウリング記録手段105の記録内
容に基づいて、第2のハウリング帯域抑止フィルタ10
2の特性を手動にて設定するようにしてもよい。このよ
うな変形は、第2実施形態においても同様に行うことが
できる。すなわち、図8に示すステップS28を削除
し、同様の処理を手動にて行うようにすることもでき
る。この場合、ハウリング記録手段105に記録された
情報を表示する手段をさらに設けて、抑止手段の手動設
定を行い易くすることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウリングが発生した周波数に関する情報を記録するの
で、その記録をもとに使用状況に応じて音質の劣化をと
もなうことなくハウリングを抑止することが可能なハウ
リング抑止装置を提供することができる(請求項1)。
また、ハウリングが発生する毎に抑止することができ、
かつその抑止レベルや回数を記録することができるの
で、ハウリング発生頻度に応じてハウリングの発生を防
止するとともに、発生したハウリングも抑止することが
可能なハウリング抑止装置を提供することができる(請
求項2、3)。また、抑止手段の特性をもとの状態に戻
すことができるので、不要な抑止を防ぎ、音質を維持し
たまま状況に応じたハウリング抑止を行うことが可能な
ハウリング抑止装置を提供することができる(請求項
4)。また、音声が入力されないときにハウリング抑止
手段の特性を変更するので、歌唱中に周波数特性が変更
することによる違和感や音質劣化などを防止することが
可能なハウリング抑止装置を提供することができる(請
求項5)。さらに、抑止特性を複数有する場合は、その
中から選択し、単独であるいは組み合わせてハウリング
抑止に用いることが可能なので、様々な状況下に対応し
てハウリングを抑止することが可能なハウリング抑止装
置を提供することができる(請求項6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 ハウリングキャンセル部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 第1実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】 第1のハウリング帯域抑止フィルタについて
説明する図である。
【図5】 頻度テーブルの例を示した図である。
【図6】 第2のハウリング帯域抑止フィルタについて
説明する図である。
【図7】 第2実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 第2実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】 更新日時を記録した頻度テーブルの例を示し
た図である。
【符号の説明】
100・・ハウリングキャンセル部、200・・マイ
ク、300・・曲データ記憶部、400・・曲データ再
生系統、101・・第1のハウリング帯域抑止フィル
タ、102・・第2のハウリング帯域抑止フィルタ、1
03ハウリング周波数検出手段、104・・第1のハウ
リング制御手段、105・・ハウリング記録手段、10
6・・第2のハウリング制御手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収音した音を信号に変換する収音手段、
    および前記収音手段が出力する信号を増幅してスピーカ
    から発音させる発音手段を有する増幅システムのハウリ
    ング抑止装置において、 ハウリングが発生した周波数を検出するハウリング周波
    数検出手段と、 前記ハウリング周波数検出手段によって検出された周波
    数に関する情報を記録するハウリング記録手段とを具備
    することを特徴とするハウリング抑止装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウリング周波数検出手段によって
    ハウリング周波数が検出されたときに、検出されたハウ
    リング周波数を減衰してハウリングを抑止する制御を行
    う第1のハウリング制御手段をさらに具備し、 前記ハウリング記録手段は、ハウリングが発生した周波
    数毎に前記第1のハウリング制御手段によるハウリング
    抑止状況を記録することを特徴とする請求項1記載のハ
    ウリング抑止装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウリング記録手段によって記録さ
    れたハウリング抑止状況に基づいて、特定の周波数を減
    衰してハウリングを抑止する制御を行う第2のハウリン
    グ制御手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    1または2記載のハウリング抑止装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のハウリング制御手段によって
    ハウリングを抑止した後に、前記第1のハウリング制御
    手段の抑止特性を初期状態に戻す初期化手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項2または3記載のハウリ
    ング抑止装置。
  5. 【請求項5】 収音がされない期間を認識する無収音期
    間認識手段をさらに具備し、 前記第2のハウリング制御手段は、前記無収音期間認識
    手段によって無収音期間と認識された期間に抑止特性を
    設定する制御を行うことを特徴とする請求項3または4
    に記載のハウリング抑止装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のハウリング制御手段は、複数
    の制御手段の中から任意の手段を選択し、選択した手段
    を単独であるいは複数組み合わせて用いることを特徴と
    する請求項3ないし5いずれかに記載のハウリング抑止
    装置。
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