JPH11146406A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法

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JPH11146406A
JPH11146406A JP9319137A JP31913797A JPH11146406A JP H11146406 A JPH11146406 A JP H11146406A JP 9319137 A JP9319137 A JP 9319137A JP 31913797 A JP31913797 A JP 31913797A JP H11146406 A JPH11146406 A JP H11146406A
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JP
Japan
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imaging
optical module
monochrome
pixel
image data
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JP9319137A
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English (en)
Inventor
Kimiyasu Mifuji
仁保 美藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度及び高画質のモノクローム画像を得
ることができるカラー撮像素子を用いた撮像装置および
撮像方法を提供することである。 【解決手段】 光学モジュール102からモノクローム
高精細撮像用モジュールが選択されると、DSP113
は、液晶ドライバ109を駆動して入射光をタイミング
に応じてシフトして、CCD撮像素子103に各画素で
重なりのない光を照射させる。DSP113は、CCD
撮像素子103の出力データをモノクローム高精細用に
加工し、高解像度及び高画質のモノクローム画像を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー撮像素子
を用いたカラー撮像装置にかかわり、特に撮像方式を切
り替えることにより、高解像度及び高画質のモノクロー
ム画像を得ることができるカラー撮像装置及び撮像方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー撮像装置は、図20(a)
に示すような受光素子がマトリクス状に配列されたカラ
ー画像用の撮像素子に、入射光を拡散して照射し、画像
データを取得していた。例えば、インタレース方式の撮
像素子を用いたカラー撮像装置は、各画素に向かって照
射された光を、光学系で図20(b)に楕円で示すよう
に入射位置とその隣接する縦4画素×横2画素の8画素
に、ほぼ均等に分散し、得られた8画素分の信号を処理
して、各画素位置のR(赤)、G(緑)、B(青)のデ
ータを求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の撮像装置は、カ
ラー撮影モードのみを備え、被写体がモノクローム画像
であっても、カラー撮像処理を行っていた。このため、
被写体が文書等のモノクローム画像でよいが、比較的高
い分解能が必要な場合でも、各画素位置の輝度データを
求めるために、隣接する8画素の画像データが必要とな
り、高解像度のモノクローム画像を得ることができなか
った。また、カラー撮像処理により、ノイズ成分として
モノクローム色以外の色が、画像データ中に発生した場
合には、ノイズが顕著となり高画質のモノクローム画像
を得ることができなかった。このノイズ成分は、画像デ
ータを圧縮する場合に、圧縮率の低下の原因となり、ま
た、圧縮した画像データを復元する場合にも、画質の低
下の原因となっていた。
【0004】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、高解像度及び高画質のモノクローム画像を得るこ
とができるカラー撮像素子を用いた撮像装置および撮像
方法を提供することを目的とする。また、この発明は、
最適に撮像方式を切り替え、高解像度及び高画質のモノ
クローム画像を得ることができるカラー撮像装置および
撮像方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる撮像装置は、マトリ
クス状に配置されて形成された複数色分の画素を備える
撮像素子と、互いに異なる複数の撮像用の光学モジュー
ルを備え、切り替えにより1つの光学モジュールを、前
記撮像素子の前面に選択的に配置し、該光学モジュール
を介して入射光を前記撮像素子に供給するモジュール選
択手段と、前記モジュール選択手段により選択された1
つの光学モジュール毎に、前記撮像素子の出力信号を異
なった方法で加工し、画像データを生成する加工手段
と、を備えることを特徴とする。
【0006】この発明によれば、互いに異なる複数の撮
像用の光学モジュールから1つの光学モジュールを選択
し、その光学モジュールに対応する加工方法で最適な画
像データを得ることができる。
【0007】前記光学モジュールは、カラー撮像用の光
学モジュールとモノクローム撮像用の光学モジュールと
を含んでもよい。
【0008】前記カラー撮像用の光学モジュールは、各
画素への入射光を複数の前記画素に分配して照射させ、
前記モノクローム撮像用の光学モジュールは、各画素へ
の入射光を前記カラー撮像用の光学モジュール選択時よ
り狭い複数の前記画素に分配して照射させ、前記加工手
段は、前記撮像素子の前面に、配置された光学モジュー
ルに対応する方法で前記撮像素子の出力信号を加工して
もよい。
【0009】この発明によれば、モノクローム撮像用の
光学モジュールが、カラー撮像用の光学モジュール選択
時より狭い範囲の複数の画素に入射光を照射し、それら
の画素に対応する加工方法により、カラー撮像用の光学
モジュール使用時よりも、高解像度のモノクローム画像
データを得ることができる。
【0010】前記カラー撮像用の光学モジュールは、各
画素への入射光を複数の前記画素に分配して照射させ、
前記モノクローム撮像用の光学モジュールは、各画素へ
の入射光を1画素ピッチ分拡散して前記画素に照射さ
せ、前記加工手段は、前記撮像素子の前面に、配置され
た光学モジュールに対応する方法で前記撮像素子の出力
信号を加工してもよい。
【0011】この発明によれば、モノクローム撮像用の
光学モジュールに対応する加工方法で高画質のモノクロ
ーム画像データを得ることができる。
【0012】前記光学モジュールは、モノクローム撮像
用の光学モジュールとモノクローム高精細撮像用の光学
モジュールとを含んでもよい。
【0013】前記モノクローム撮像用の光学モジュール
は、各画素への入射光を前記カラー撮像用の光学モジュ
ール選択時より狭い複数の前記画素に分配して照射さ
せ、前記モノクローム高精細撮像用の光学モジュール
は、各画素への入射光を制御信号に従って、1画素ピッ
チ分シフトして前記画素に照射させ、前記加工手段は、
前記撮像素子の前面に、配置された光学モジュールに対
応する方法で前記撮像素子の出力信号を加工してもよ
い。
【0014】この発明によれば、モノクローム撮像用の
光学モジュールに対応する加工方法で高解像度のモノク
ローム画像データを得ることができる。また、モノクロ
ーム高精細撮像用の光学モジュールに対応する加工方法
で高画質のモノクローム高精細画像データを得ることが
できる。
【0015】前記撮像素子の前面に配置された光学モジ
ュールを検出するモジュール検出手段をさらに備え、前
記加工手段は、前記モジュール検出手段により検出され
た光学モジュールに対応する方法で前記撮像素子の出力
信号を加工してもよい。
【0016】この発明によれば、選択した光学モジュー
ルを撮像素子の前面に配置するだけで、その光学モジュ
ールを検出し、選択した光学モジュールに対応する加工
方法で最適な画像データを得ることができる。
【0017】前記モジュール選択手段は、撮像モードを
選択する撮像モード選択手段と、該撮像モード選択手段
により選択された該撮像モードに対応した光学モジュー
ルを前記撮像素子の前面に配置する手段を備えてもよ
い。
【0018】この発明によれば、撮像モードを選択する
だけで撮像素子の前面に該当する光学モジュールを自動
的に配置し、その光学モジュールに対応する加工方法で
最適な画像データを得ることができる。
【0019】前記撮像モード選択手段は、前記画像デー
タを分析し、前記画像データに対応する前記撮像モード
を選択する画像分析手段を備えてもよい。
【0020】この発明によれば、得られた画像データを
分析することにより、撮像素子の前面に適切な光学モジ
ュールを自動的に配置し、その光学モジュールに対応す
る加工方法で最適な画像データを得ることができる。
【0021】この発明の第2の観点にかかる撮像方法
は、互いに異なる複数の撮像用の光学モジュールを切り
替えて、撮像素子の前面に、1つの光学モジュールを選
択的に配置し、入射光を前記光学モジュールを介して前
記撮像素子に供給し、選択された1つの前記光学モジュ
ールに対応する方法で、前記撮像素子の出力信号を加工
し、画像データを生成する、ことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、互いに異なる複数の撮
像用光学モジュールから1つの光学モジュールを選択
し、その光学モジュールに対応する加工方法で最適な画
像データを得ることができる。
【0023】また、この発明にかかる撮像方法は、カラ
ー撮像用の光学モジュールを前記撮像素子の前面に配置
した場合に、各画素への入射光を複数の前記画素に分配
して照射させ、モノクローム撮像用の光学モジュールを
前記撮像素子の前面に配置した場合に、各画素への入射
光を前記カラー撮像用の光学モジュール選択時より狭い
複数の前記画素に分配して照射させ、前記モノクローム
高精細撮像用の光学モジュールを前記撮像素子の前面に
配置した場合に、各画素への入射光を1画素ピッチ分シ
フトして前記画素に照射させ、配置した各光学モジュー
ル毎に、前記撮像素子の出力信号を異なった方法で加工
してもよい。
【0024】この発明によれば、モノクローム撮像用の
光学モジュールに対応する加工方法で高解像度のモノク
ローム画像データを得ることができる。また、モノクロ
ーム高精細撮像用の光学モジュールに対応する加工方法
で高画質のモノクローム高精細画像データを得ることが
できる。
【0025】また、この発明にかかる撮像方法は、前記
画像データを分析し、分析に対応する撮像モードを選択
し、前記撮像モードに対応する1つの光学モジュールを
前記撮像素子の前面に配置し、配置した1つの光学モジ
ュールに対応する方法で前記撮像素子の出力信号を加工
してもよい。
【0026】この発明によれば、得られた画像データを
分析することにより、撮像素子の前面に適切な光学モジ
ュールを自動的に配置し、その光学モジュールに対応す
る加工方法で最適な画像データを得ることができる。
【0027】また、この発明にかかる撮像方法は、前記
カラー撮像用の光学モジュールを使用して得た画像デー
タを分析し、前記モノクローム撮像用の光学モジュール
を使用して得た画像データを分析し、前記モノクローム
高精細撮像用の光学モジュールを使用して得た画像デー
タを分析し、分析に対応する撮像モードを選択し、前記
撮像モードに対応する1つの光学モジュールを前記撮像
素子の前面に配置し、配置した1つの光学モジュールに
対応する方法で前記撮像素子の出力信号を加工してもよ
い。
【0028】この発明によれば、カラー撮像用の光学モ
ジュールを使用して得た画像データ、モノクローム撮像
用の光学モジュールを使用して得た画像データ及びモノ
クローム高精細撮像用の光学モジュールを使用して得た
画像データを分析することにより、撮像素子の前面に適
切な光学モジュールを自動的に配置し、その光学モジュ
ールに対応する加工方法で最適な画像データを得ること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の第1の実施の形態にかかる電子カメラ装置及び撮像方
法を説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる
電子カメラ装置の構成の一例を示すブロック図である。
この電子カメラ装置は、光学系101と、光学モジュー
ル102と、CCD撮像素子103と、アンプ104
と、A/Dコンバータ105と、D/Aコンバータ10
6と、バッファ107と、検出器108と、液晶ドライ
バ109と、CCDドライバ110と、キー111と、
I−ROM112と、DSP113と、デジタルI/F
114と、表示部115と、メモリ116とより構成さ
れる。
【0030】光学系101は、レンズ及び赤外線カット
フィルタ等から構成され、被写体の像をCCD撮像素子
103の受光面上に結像する。
【0031】CCD(チャージカップルドデバイス)撮
像素子103は、方形の開口部を持つ受光素子(光電変
換素子)がマトリクス状に配列されており、CCDドラ
イバ110により駆動され、受光素子が受光した光の強
度を、アンプ104に画像信号として出力する。受光素
子の上部には、セルロース、ゼラチン等からなるカラー
フィルタ片が各受光素子を覆う様に配置される。カラー
フィルタ片は、例えば、図2(a)に示すように、マゼ
ンタ(Mg)、グリーン(G)、シアン(Cy)及びイ
エロー(Ye)のうちいずれか1色の光を中心とした通
過帯域特性を有する。隣接するカラーフィルタ片の間
は、ブラックマスクにより遮光されている。
【0032】CCD撮像素子103は、インタレース方
式で、図2(b)に示すように、行方向の先頭から行方
向に2画素毎の光の強度を加算して出力するAフィール
ドの画像信号と、図2(c)に示すように、Aフィール
ドと加算する画素を行方向に1画素ずらした2画素毎の
光の強度を加算して出力するBフィールドの画像信号と
を、交互に出力する。
【0033】図1に示す、光学モジュール102は、カ
ラー撮像用モジュール117と、モノクローム撮像用モ
ジュール118と、モノクローム高精細撮像用モジュー
ル119とから構成される。各モジュール117〜11
9は、図3(a)に示すように、同一円盤上に扇状に配
列されている。光学モジュール102は、図3(a)に
示すように、一点を軸として回転し、モジュール117
〜119のいずれかを、CCD撮像素子103の前方
(撮像面上)に配置する。
【0034】カラー撮像用モジュール117は、図3
(b)に示すように、第1の複屈折板120と第2の複
屈折板121と第3の複屈折板122とが積層されて構
成される。複屈折板120〜122は、例えば、水晶
板、カルサイト等の複屈折性結晶から構成され、常光
(結晶光軸を含む平面に垂直な振動方向の光)と異常光
とにより異なった屈折率を有する。各複屈折板120〜
122の厚さは、異常光を結晶軸に平行な方向に1画素
ピッチシフトさせるように調整されている。従って、図
4に示すように、無偏光の光が入射した場合には、CC
D撮像素子103の各画素に向かって照射された光の常
光成分は直進し、異常光成分は結晶軸に平行な方向に1
画素ピッチシフトした位置に進む。従って、入射位置の
画素と隣接する画素との2画素に拡散して照射される。
【0035】カラー撮像用モジュール117は、このよ
うな複屈折板120〜122が3枚組み合わされて、O
−LPF(オプティカルローパスフィルタ)を構成す
る。即ち、カラー撮像用モジュール117は、CCD撮
像素子103の前方に設置された際に、図5(a)、
(b)に示すように、行方向の2画素毎の光束となる入
射光を、行方向に2画素、列方向に1画素拡散し、8画
素(行方向に4画素、列方向に2画素)にほぼ均等に照
射する。
【0036】モノクローム撮像用モジュール118は、
例えば、図3(c)に示すように、光路長調整ガラス板
123と複屈折板124とが積層されて構成される。
【0037】光路長調整ガラス板123は、モノクロー
ム撮像用モジュール118への入射光の光学距離を他の
モジュールと同じとなるように調整するものである。
【0038】各複屈折板124の厚さは、常光を直進さ
せ、異常光を結晶軸に平行な方向に1画素ピッチシフト
させるように調整されている。従って、図4に示すよう
に、無偏光の光が入射した場合には、CCD撮像素子1
03の各画素に向かって照射された光のの常光成分は直
進し、異常光成分は結晶軸に平行な方向に1画素ピッチ
シフトした位置に進む。従って、各画素への入射光は、
入射位置の画素と隣接する画素との2画素に拡散して照
射される。
【0039】モノクローム撮像用モジュール118は、
CCD撮像素子103の前方に設置された際に、図6
(a),(b)に示すように、行方向の2画素毎の光束
となる入射光を、列方向に1画素拡散し、4画素(行方
向に2画素、列方向に2画素)にほぼ均等に照射する。
【0040】モノクローム高精細撮像用モジュール11
9は、例えば、図3(d)に示すように、偏光板125
と液晶板126と複屈折板127とが積層されて構成さ
れる。
【0041】偏光板125は、入射光を直線偏光させる
ものである。
【0042】液晶板126は、対向面に面状の電極が形
成され、且つ90°シフトした方向に配向処理が施され
た一対の透明基板と、配向処理に従って90°のツイス
ト角を有して透明基板の間に封入されたTN(Twisted
Nematic)液晶とから構成される。光入射側の透明基板
の配向処理の方向は偏光板125の透過軸に平行に設定
され、光出射側の配向処理の方向は光入射側の透明基板
の配向処理の方向に対して90°の方向に配向処理が施
されている。
【0043】複屈折板127の厚さは、入射光が常光
(結晶光軸に垂直な振動方向の光)の場合に、直進して
CCD撮像素子103の各画素に入射し、また、異常光
(結晶光軸に平行な振動方向の光)の場合に、常光の入
射位置から1画素ピッチ分シフトしてCCD撮像素子1
03の各画素に入射するように調整されている。
【0044】モノクローム高精細撮像用モジュール11
9は、CCD撮像素子103の前方に設置された際に、
複屈折板127の結晶光軸が、CCD撮像素子103の
受光素子の縦軸に対して垂直となるように調整されてい
る。
【0045】色々な振動方向をもった光が偏光板125
に入射すると、この光は、図7(a)、(b)に模式的
に示すように、偏光板125によって直線偏光に変換さ
れて液晶板126に入射する。図7(a)に示すよう
に、液晶板126の対向する電極間に電圧が印加されて
いない状態(OFF状態)では、液晶分子のツイスト角
に従って、偏光方向が90°回転された直線偏光が液晶
板126から出射する。この直線偏光は複屈折板127
の結晶光軸に垂直な常光であり、そのまま直進してCC
D撮像素子103の各画素に照射する。
【0046】一方、図7(b)に示すように、液晶板1
26の対向する電極間に電圧が印加されている状態(O
N状態)では、液晶分子が基板面に対してほぼ垂直に配
向する。このため、液晶板126に入射した直線偏光
は、ほぼそのまま液晶板126から出射する。この直線
偏光は、複屈折板127の光軸に平行な異常光であり、
常光の入射位置から、1画素ピッチ分だけシフトしてC
CD撮像素子103の各画素に照射する。
【0047】このように調整されたモノクローム高精細
撮像用モジュール119は、CCD撮像素子103の前
方に設置された際に、液晶板126に印加する電圧がO
FFの状態の場合に、図8(a)に示すように、行方向
の2画素毎の光束となる入射光を、そのまま照射する。
一方、液晶板126に印加する電圧がONの状態の場合
に、図8(b)に示すように、行方向の2画素毎の光束
となる入射光を、列方向に1画素ピッチ分シフトする。
【0048】再び図1を参照して説明すると、アンプ1
04は、CCD撮像素子103が出力する画像信号を、
増幅してA/Dコンバータ105に画像信号として出力
する。
【0049】A/D(アナログ/デジタル)コンバータ
105は、アンプ104にて増幅された画像信号をデジ
タル変換し、DSP113に画像データとして出力す
る。
【0050】D/A(デジタル/アナログ)コンバータ
106は、DSP113から出力された画像データをア
ナログ変換し、バッファ107にアナログ画像信号とし
て出力する。
【0051】バッファ107は、オペアンプ等から構成
され、D/Aコンバータ106から出力されたアナログ
画像信号を緩衝し、インピーダンス変換して、外部にビ
デオ信号として出力する。
【0052】検出器108は、カラー撮像用モジュール
117、モノクローム撮像用モジュール118、モノク
ローム高精細撮像用モジュール119のうちの、どの光
学モジュールがCCD撮像素子103の前方に設置され
ているかを検出する。検出器108は、予め各モジュー
ル117〜119に付された2ビットのコードを表す白
及び黒のマークを、CCD撮像素子103前方の検出位
置にて光学センサを使用して取得する。検出器108
は、取得したデータをコード化して、そのコードからC
CD撮像素子103の前方に設置されているモジュール
を検出する。
【0053】液晶ドライバ109は、DSP113に制
御され、モノクローム高精細撮像用モジュール119の
液晶板126を駆動する。
【0054】CCDドライバ110は、DSP113に
制御され、CCD撮像素子103を駆動する。
【0055】キー111は、押ボタン等から構成され、
押操作により、一連の撮像動作の開始を指示するトリガ
信号を発生する。
【0056】I−ROM(インストラクション・リード
オンリーメモリ)112は、DSP113に実行させる
プログラムを格納する。
【0057】DSP(デジタル・シグナル・プロセッ
サ)113は、水晶発振素子等から得られる動作クロッ
クを基準に動作し、I−ROM112に格納されたプロ
グラムに基づいて、(1)CCDドライバ110や液晶
ドライバ109を制御してCCD撮像素子103を用い
て撮像し、(2)撮像により得られたアナログ画像信号
を、A/Dコンバータ105を使用して画像データに変
換し、(3)画像データを出力(表示、保存、印刷)用
に、R(赤)、G(緑)、B(青)各色のデータ又はモ
ノクローム輝度データに加工し、(4)加工後の輝度デ
ータを表示部115に表示し、(5)加工後の輝度デー
タを、D/Aコンバータ106を使用してアナログ変換
して、ビデオ信号として出力し、(6)加工後の画像デ
ータを、デジタルI/F114を通じて出力する。
【0058】デジタルI/F(インターフェース)11
4は、スリーステート・トランシーバIC等から構成さ
れ、加工後の画像データを外部に出力し、又は、外部か
らの制御データを入力する。
【0059】表示部115は、LCD(液晶ディスプレ
イ)等から構成され、加工後の画像データを表示する。
【0060】メモリ116は、RAM等から構成され、
A/Dコンバータ105の出力する画像データ及び、D
SP113の加工する画像データを記憶する。
【0061】以下、第1の実施の形態にかかる電子カメ
ラ装置の撮像動作を図9〜図16を参照して説明する。
【0062】まず、カラー・モードでの撮像動作を図9
のフローチャートと図10のタイミングチャートを参照
して説明する。図10(a)は、DSP113の動作ク
ロックを分周して得た、この撮像装置の動作タイミング
を規定する基準クロックを示し、(b)は、CCD撮像
素子103が電荷(撮像信号)を蓄積するタイミングを
示し、(c)は、CCD撮像素子103が画像信号を出
力するタイミングを示し、(d)は、A/Dコンバータ
105が画像データを出力するタイミングを示す。
【0063】撮影者は、カラー・モードで撮像するた
め、光学モジュール102を回転させ、カラー撮像用モ
ジュール117をCCD撮像素子103の前方に配置す
る。検出器108は、取得したカラー撮像用モジュール
117を表すコード値から、カラー撮像用モジュール1
17がCCD撮像素子103の前方に配置されているこ
とを判別し、DSP113にカラー・モード信号を供給
する。
【0064】キー111が押されると、キー111は、
DSP113に撮像開始を指示するトリガ信号を供給す
る。このトリガ信号に応答して、DSP113は、CC
Dドライバ110を制御し、図10(b)に示すよう
に、CCD撮像素子103に電荷(撮像信号)を蓄積さ
せる。CCD撮像素子103は、図10(c)に示すよ
うに、基本クロックの立ち下がりのタイミングで、蓄積
した電荷(撮像信号)を転送し、画像信号として出力す
る。画像信号は、アンプ104にて増幅された後、図1
0(d)に示すように、A/Dコンバータ105にてデ
ジタル画像データに変換され、DSP113に供給され
る。DSP113は、この動作を図10(d)に示すよ
うに2回繰り返し、AフィールドとBフィールドの画像
データを取得する(ステップS1)。
【0065】DSP113は、取得したAフィールドと
Bフィールドの画像データを、例えば数式1、数式2、
数式3を使用してR(赤)、G(緑)、B(青)各色の
データに変換する(ステップS2)。
【0066】
【数1】 Y=K0×{(Mg+Cy)+(G+Ye)} =K0×{(G+Cy)+(Mg+Ye)} Y:輝度 Mg,G,Cy,Ye:マゼンタ、グリーン、シアン、
イエローの画素出力 K0:係数
【0067】
【数2】 CR=(Ye+Mg)−(Cy+G) CB=(Cy+Mg)−(Ye+G) CR:赤のデータの中間値 CB:青のデータの中間値 Mg,G,Cy,Ye:マゼンタ、グリーン、シアン、
イエローの画素出力
【0068】
【数3】 R=CR+K1×Y G=Y−CR−CB B=CB+K2×Y CR:赤のデータの中間値 CB:青のデータの中間値 Y:輝度 R,G,B:赤、緑、青のデータ K1,K2:係数
【0069】カラー撮像用モジュール117は、行方向
の2画素毎の光束となる入射光を、行方向に2画素、列
方向に1画素拡散し、8画素(行方向に4画素、列方向
に2画素)に、ほぼ均等に分散して照射させる。この8
画素の画像データは、CCD撮像素子103がインタレ
ース方式であるため、Aフィールドの4画素の画像デー
タと、Bフィールドの8画素の画像データとして得られ
る。DSP113は、このAフィールドの4画素の画像
データとBフィールドの8画素の画像データを数式1、
数式2、数式3に代入して、1画素のR(赤)、G
(緑)、B(青)各色のデータを求める。
【0070】まず、DSP113は、Aフィールドの4
画素の画像データを数式1に代入して輝度Yを求める。
次に、DSP113は、Bフィールドの8画素の画像デ
ータを数式2に代入して、赤のデータの中間値CRと青
のデータの中間値CBを求める。さらに、輝度Yと赤の
データの中間値CRと青のデータの中間値CBを数式3
に代入して、赤R、緑G、青Bのデータを求める。
【0071】例えば、図11(a)に示すCCD撮像素
子103のMg(0,0)とCy(1,0)との光束と
なる入射光は、カラー撮像用モジュール117により、
行方向に2画素、列方向に1画素拡散され、図11
(b)の301に示すように8画素に、ほぼ均等に分散
して照射される。
【0072】この6画素の画像データは、CCD撮像素
子103がインタレース方式であるため、図11(c)
の302に示すAフィールドの4画素の画像データと、
図11(d)の303に示すBフィールドの8画素の画
像データとして得られる。
【0073】まず、DSP113は、図11(c)の3
02に示すAフィールドの画像データ{G(2,0)+
Cy(3,0)}と{Mg(2,1)+Ye(3,
1)}とを数式1に代入して輝度Yを求める。次に、D
SP113は、図11(d)の303に示すBフィール
ドの画像データ{Ye(1、1)+Mg(2,1)}と
{Cy(1,0)+G(2,0)}と{Cy(3,0)
+Mg(4,0)}と{Ye(3,1)+G(4,
1)}とを数式2に代入して、赤のデータの中間値CR
と青のデータの中間値CBを求める。さらに、DSP1
13は、求めた輝度Y、赤のデータの中間値CR及び青
のデータの中間値CBを数式3に代入して、Cy(1,
0)画素位置のR(赤)、G(緑)、B(青)各色のデ
ータを求める。同様にして、DSP113は、全ての画
素位置のR(赤)、G(緑)、B(青)各色のデータを
求める。
【0074】得られた、全ての画素位置のR(赤)、G
(緑)、B(青)のデータを基に、DSP113は、表
示部115に画像データを表示する(ステップS3)。
また、DSP113は、全ての画素位置のR(赤)、G
(緑)、B(青)のデータを基に、D/Aコンバータ1
06にて、各色のデータをアナログ変換し、バッファ1
07を介して、ビデオ信号として外部に出力する。さら
にDSP113は、全ての画素位置のR(赤)、G
(緑)、B(青)のデータを基に、デジタルI/F11
4を通じて、各色のデータを、デジタル画像データとし
て外部に出力する。
【0075】次に、モノクローム・モードでの撮像動作
を図12のフローチャートと図10のタイミングチャー
トを参照して説明する。撮影者は、光学モジュール10
2を回転させ、モノクローム撮像用モジュール118を
CCD撮像素子103の前方に配置する。検出器108
は、取得したモノクローム撮像用モジュール118を表
すコード値から、モノクローム撮像用モジュール118
がCCD撮像素子103の前方に配置されていることを
判別し、DSP113にモノクローム・モード信号を供
給する。
【0076】キー111が押されると、キー111は、
DSP113に撮像開始を指示するトリガ信号を供給す
る。このトリガ信号に応答して、DSP113は、図1
0(b)に示すように、CCD撮像素子103に電荷
(撮像信号)を蓄積させる。CCD撮像素子103は、
図10(c)に示すように、蓄積した電荷(撮像信号)
を転送し、画像信号として出力する。画像信号は、図1
0(d)に示すように、A/Dコンバータ105にてデ
ジタル画像データに変換され、DSP113に供給され
る。DSP113は、この動作を図10(d)に示すよ
うに2回繰り返し、AフィールドとBフィールドの画像
データを取得する(ステップS11)。
【0077】DSP113は、取得したAフィールドと
Bフィールドの画像データを、例えば数式4を使用して
モノクローム輝度データに変換する(ステップS1
2)。
【0078】
【数4】Y(t,y)=K0×{D(f,t,y)+D
(f,t,y+1)} K0:係数 t:行位置 y:列位置 f:フィールド(Aフィールド又はBフィールド) Y(t,y):t行、y列の輝度データ D(f,t,y):fフィールド、t行、y列の画素の
出力
【0079】モノクローム撮像用モジュール118は、
行方向の2画素毎の光束となる入射光を、列方向に1画
素拡散し、4画素(行方向に2画素、列方向に2画素)
に、ほぼ均等に照射させる。この4画素の画像データ
は、CCD撮像素子103がインタレース方式であるた
め、Aフィールドの4画素の画像データ又はBフィール
ドの4画素の画像データとして得られる。DSP113
は、数式4を使用して、1画素のモノクローム輝度デー
タを求める。
【0080】例えば、図13(a)に示すCCD撮像素
子103のMg(0,0)とCy(1,0)との光束と
なる入射光は、モノクローム撮像用モジュール118に
より、列方向に1画素ピッチ拡散され、図13(b)の
304に示すように4画素に、ほぼ均等に分散して照射
される。この4画素の画像データは、図13(c)の3
06に示すAフィールドの4画素の画像データとして得
られる。
【0081】一方、図13(a)に示すCCD撮像素子
103のCy(1,2)とG(2,2)との光束となる
入射光は、図13(b)の305に示すように4画素に
分散して照射される。この4画素の画像データは、図1
3(d)の307に示すBフィールドの4画素の画像デ
ータとして得られる。
【0082】DSP113は、図13(c)の306に
示すAフィールドの画像データを数式4に代入してMg
(0,0)画素位置のモノクローム輝度データを求め
る。また、図13(c)の306に示すAフィールドの
画像データ又は図13(d)の307に示すBフィール
ドの画像データを数式4に代入してCy(1,2)画素
位置のモノクローム輝度データを求める。同様にして、
DSP113は、全ての画素位置のモノクローム輝度デ
ータを求める。各画素位置のモノクローム輝度データ
は、各フィールドで4画素毎に求めるため、カラー・モ
ードに比べて解像度を高くすることができる。
【0083】DSP113は、得られた、全ての画素位
置のモノクローム輝度データを基に、表示部115に画
像データを表示する(ステップS13)。また、DSP
113は、全ての画素位置のモノクローム輝度データを
基に、D/Aコンバータ106にて、モノクローム輝度
データをアナログ変換し、バッファ107を介して、ビ
デオ信号として外部に出力する。さらに、DSP113
は、全ての画素位置のモノクローム輝度データを基に、
デジタルI/F114を通じて、デジタル画像データと
して外部に出力する。
【0084】次に、モノクローム高精細モードでの撮像
動作を図14のフローチャートと図15のタイミングチ
ャートを参照して説明する。図15(a)は、この撮像
装置の動作タイミングを規定する基準クロックを示し、
(b)は、液晶板126に印加する電圧のON・OFF
の状態を示し、(c)は、CCD撮像素子103が電荷
(撮像信号)を蓄積するタイミングを示し、(d)は、
CCD撮像素子103が画像信号を出力するタイミング
を示し、(e)は、A/Dコンバータ105が画像デー
タを出力するタイミングを示す。
【0085】撮影者は、モノクローム高精細モードで撮
像するため、光学モジュール102を回転させ、モノク
ローム高精細撮像用モジュール119をCCD撮像素子
103の前方に配置する。取得したモノクローム高精細
撮像用モジュール119を表すコード値から、モノクロ
ーム高精細撮像用モジュール119がCCD撮像素子1
03の前方に配置されていることを判別し、DSP11
3にモノクローム高精細モード信号を供給する。
【0086】キー111が押されると、キー111は、
DSP113に撮像開始を指示するトリガ信号を供給す
る。このトリガ信号に応答して、DSP113は、液晶
ドライバ109を制御し、図15(a)に示す第1タイ
ミングで、図15(b)に示すように、液晶板126に
印加する電圧をOFFの状態にする。これにより、行方
向の2画素毎の光束となる入射光を、図8(a)示すよ
うにそのまま照射させる。この状態でCCDドライバ1
10を制御し、図15(c)に示すように、CCD撮像
素子103に電荷(撮像信号)を蓄積させる。第2タイ
ミングで、CCD撮像素子103は、図15(d)に示
すように、蓄積した電荷(撮像信号)を転送し、Aフィ
ールドの画像信号として出力する。画像信号は、アンプ
104にて増幅された後、図15(e)に示すように、
A/Dコンバータ105にてデジタル画像データに変換
され、DSP113に供給される。DSP113は、こ
の動作を2回繰り返し、AフィールドとBフィールドの
画像データを取得する。
【0087】また、図15(a)に示す第3タイミング
で、DSP113は、液晶ドライバ109を制御し、液
晶板126に印加する電圧をONの状態にする。これに
より、行方向の2画素毎の光束となる入射光を、図8
(b)に示すように列方向に1画素ピッチ分シフトさせ
て照射させる。この状態でCCDドライバ110を制御
し、図15(c)に示すように、CCD撮像素子103
に電荷(撮像信号)を蓄積させる。
【0088】第4タイミングで、CCD撮像素子103
は、図15(d)に示すように、蓄積した電荷(撮像信
号)を転送し、Aフィールドの画像信号として出力す
る。画像信号は、アンプ104にて増幅された後、図1
5(e)に示すように、A/Dコンバータ105にてデ
ジタル画像データに変換され、DSP113に供給され
る。DSP113は、この動作を2回繰り返し、Aフィ
ールドとBフィールドの画像データを取得する。
【0089】DSP113は、取得したAフィールドと
Bフィールドの画像データを、例えば数式5を使用して
モノクローム高精細輝度データに変換する(ステップS
22)。
【0090】
【数5】 Y(t,y)=K0×{D(f,t,y)+D(f+2,t,y+1)} =K0×{D(f,t,y+1)+D(f+2,t,y)} K0:係数 t:行位置 y:列位置 f:フィールド(Aフィールド又はBフィールド) Y(t,y):t行、y列の輝度データ D(f,t,y):fフィールド、t行、y列の画素の
出力
【0091】モノクローム高精細撮像用モジュール11
9は、行方向の2画素毎の光束となる入射光を、あるタ
イミングで入射位置の画素に、別のタイミングで入射位
置から1画素ピッチ分シフトした画素に、それぞれ照射
させる。この2画素の画像データは、CCD撮像素子1
03がインタレース方式であるため、Aフィールドの4
画素の画像データ又はBフィールドの4画素の画像デー
タとして得られる。DSP113は、数式5を使用し
て、1画素のモノクローム高精細輝度データを求める。
【0092】例えば、図16(a)に示すCCD撮像素
子103のMg(0,0)とCy(1,0)との光束と
なる入射光は、図15(b)に示す第1タイミングで、
液晶板126に印加される電圧がOFFの状態であるた
め、そのままMg(0,0)とCy(1,0)とに照射
される。また、図15(b)に示す第3タイミングで、
液晶板126に印加される電圧がONの状態であるた
め、CCD撮像素子103のMg(0,0)とCy
(1,0)との光束となる入射光は、図16(b)に示
すように列方向に1画素ピッチ分シフトして、図16
(c)に示すG(0,1)とYe(1,1)とに照射さ
れる。
【0093】これらの画像データは、図16(d)の3
08と309とに示すAフィールドの4画素の画像デー
タとして得られる。308に示す2画素の画像データ
は、CCD撮像素子103から第2タイミングで供給さ
れる。また、309に示す2画素の画像データは、CC
D撮像素子103から第4タイミングで供給される。
【0094】一方、図16(a)に示すCCD撮像素子
103のCy(1,2)とG(2,2)との光束となる
入射光は、図15(b)に示す第2タイミングで、液晶
板126に印加される電圧がOFFの状態であるため、
そのままCy(1,2)とG(2,2)とに照射され
る。また、図15(b)に示す第4タイミングで、液晶
板126に印加される電圧がONの状態であるため、C
CD撮像素子103のCy(1,2)とG(2,2)と
の光束となる入射光は、図16(b)に示すように列方
向に1画素ピッチ分シフトして、図16(c)に示すY
e(1,3)とMg(2,3)とに照射される。
【0095】このれらの画像データは、図16(e)の
310と311とに示すBフィールドの4画素の画像デ
ータとして得られる。310に示す2画素は、CCD撮
像素子103から第3タイミングで供給される。また、
311に示す2画素は、CCD撮像素子103から第5
タイミングで供給される。
【0096】DSP113は、図16(d)の308と
309とに示す4画素のAフィールドの画像データを数
式5(第1番目の式)に代入して、Mg(0,0)画素
位置のモノクローム高精細輝度データを求める。また、
図16(e)の310と311とに示す4画素のBフィ
ールドの画像データを数式5に代入して、Cy(1,
2)のモノクローム高精細輝度データを求める。同様に
して、全ての画素位置のモノクローム高精細輝度データ
を求める。
【0097】次に、DSP13は、次の第1及び第2の
タイミングで、AフィールドとBフィールドの画像デー
タが得られると、先の第3及び第4のタイミングで得ら
れていたAフィールドとBフィールドの画像データを用
いて数式5(2番目の式)を用いて各画素の画像データ
を求める。このような動作を繰り返すことにより、2フ
ィールド毎に各画素位置の画像データを求めることがで
きる。
【0098】各画素位置のモノクローム高精細輝度デー
タは、各フィールドで4画素毎に求めるため、カラー・
モードに比べて解像度を高くすることができる。以上の
撮像動作から、CCD撮像素子103に照射された入射
光の重なりをなくした画像データを得ることができるた
め、入射光の重なりが原因となるノイズ成分の発生を抑
制することができる。
【0099】得られた、全ての画素位置のモノクローム
高精細輝度データを基に、DSP113は、表示部11
5に画像データを表示する(ステップS23)。また、
DSP113は、全ての画素位置のモノクローム高精細
輝度データを基に、D/Aコンバータ106を通じて、
モノクローム高精細輝度データをアナログ変換し、バッ
ファ107を介して、ビデオ信号として出力する。さら
にDSP113は、全ての画素位置のモノクローム高精
細輝度データを基に、デジタルI/F114を通じて、
モノクローム高精細輝度データを、デジタル画像データ
として出力する。
【0100】上記の第1の実施の形態にかかる電子カメ
ラにより、モノクローム・モードで高解像度のモノクロ
ーム画像データを、モノクローム高精細モードで高解像
度及び高画質のモノクローム画像データを得ることがで
きる。また、上記の第1の実施の形態にかかる電子カメ
ラにより、撮像モードに切り替えることにより、撮像対
象、撮像意図及び使用用途に合致する画像データを得る
ことができる。
【0101】上記の第1の実施の形態では、撮影者が、
光学モジュール102を回転させ、モジュール117〜
119のいずれかをCCD撮像素子103の前方(撮像
面上)に配置させたが、DSP113の制御により、光
学モジュール102を回転させる形態としてもよい。図
17は、このような機能を付加した、この発明の第2の
実施の形態にかかる電子カメラ装置の構成の一例を示す
ブロック図である。図17は、第1の実施の形態にかか
る図1のブロック図と同一部分には、同一符号を付して
いる。
【0102】キー211は、二段階押しボタン等からな
り、一段階目の押操作により、画像分析動作の開始を指
示するトリガ信号を発生し、また、二段階目の押操作に
より、撮像動作の開始を指示するトリガ信号を発生す
る。
【0103】ギア228は、鋼、銅、アルミニウム、プ
ラスチック等から構成される歯車等からなり、ステッピ
ングモータ229の回転駆動力を、光学モジュール10
2に伝え、光学モジュール102を回転させる。
【0104】ステッピングモータ229は、モータドラ
イバ230に駆動され、回転する。
【0105】モータドライバ230は、DSP113に
制御され、ステッピングモータ229を駆動する。
【0106】以下、第2の実施の形態にかかる電子カメ
ラ装置の撮像動作を図18及び図19に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0107】キー211は、一段階目の押操作がされる
と、図18に示すようにDSP113に画像分析動作の
開始を指示するトリガ信号を供給する。このトリガ信号
に応答して、DSP113は、検出器108を制御して
CCD撮像素子103の前方に配置されているモジュー
ルを検出する(ステップS31)。検出したモジュール
がカラー撮像用モジュール117でない場合に、DSP
113は、モータドライバ230を制御し、光学モジュ
ール102を回転させ、カラー撮像用モジュール117
をCCD撮像素子103の前方に配置する(ステップS
32)。
【0108】カラー撮像用モジュール117の配置が完
了すると、DSP113は、CCDドライバ110を制
御し、CCD撮像素子103が出力するAフィールドと
Bフィールドの画像データを取得する(ステップS3
3)。
【0109】DSP113は、取得したAフィールドと
Bフィールドの画像データを、例えば数式1〜数式3を
使用してR(赤)、G(緑)、B(青)各色のデータに
変換する(ステップS34)。
【0110】DSP113は、各画素位置のR(赤)、
G(緑)、B(青)各色のデータの差を求め、その全て
の合計を求める(ステップS35)。
【0111】DSP113は、求めた合計の値が予め設
定された基準値を超える場合に、撮像対象をカラー画像
と判別する。一方、DSP113は、求めた合計の値が
予め設定された基準値以下の場合に、撮像対象をモノク
ローム画像と判別する(ステップS36)。撮像対象を
カラー画像と判別した場合に、DSP113は、キー2
11の、二段階目の押操作を待ち、二段階目の押操作が
されると、カラー・モードでの一連の撮像動作を行う
(ステップS37)。一方、ステップS36にて、撮像
対象をモノクローム画像と判別した場合に、DSP11
3は、モノクローム画像分析処理を行う(ステップS3
8)。
【0112】以下、図19に示すモノクローム画像分析
処理を説明する。まず、DSP113は、モータドライ
バ230を制御し、光学モジュール102を回転させ、
モノクローム撮像用モジュール118をCCD撮像素子
103の前方に配置する(ステップS41)。
【0113】モノクローム撮像用モジュール118の配
置が完了すると、DSP113は、CCDドライバ11
0を制御し、CCD撮像素子103が出力するAフィー
ルドとBフィールドの画像データを取得する(ステップ
S42)。
【0114】DSP113は、取得したAフィールドと
Bフィールドの画像データを、例えば数式4を使用して
全ての画素位置のモノクローム輝度データに変換する
(ステップS43)。
【0115】DSP113は、解像度が適切であるかを
判別するために、例えば、全ての画素位置のモノクロー
ム輝度データをフーリエ変換し、空間周波数成分を求め
る(ステップS44)。
【0116】DSP113は、求めた空間周波数成分が
予め設定された基準値以上の場合に、撮像対象を高解像
度のモノクローム画像と判別し、一方、求めた空間周波
数成分が予め設定された基準値未満の場合に、撮像対象
を低解像度のモノクローム画像と判別する(ステップS
45)。撮像対象を低解像度のモノクローム画像と判別
した場合に、DSP113は、キー211の、二段階目
の押操作を待ち、二段階目の押操作がされると、モノク
ロームモードでの一連の撮像動作を行う(ステップS4
6)。
【0117】また、撮像対象を高解像度のモノクローム
画像と判別した場合に、DSP113は、モータドライ
バ230を制御し、光学モジュール102を回転させ、
モノクローム高精細撮像用モジュール119をCCD撮
像素子103の前方に配置する(ステップS47)。D
SP113は、キー211の、二段階目の押操作を待
ち、二段階目の押操作がされると、モノクローム高精細
モードでの一連の撮像動作を行う(ステップS48)。
【0118】上記の第2の実施の形態にかかる電子カメ
ラにより、画像分析の結果に応じて、最適な撮像モード
が自動的に選択され、撮像動作が行われるため、撮影者
の操作負担を軽くすることができる。
【0119】上記の第2の実施の形態では、撮像対象を
モノクローム画像と判別した場合に、モノクローム画像
処理を行っているが、撮像対象をカラー画像と判別した
場合でも、そのカラー画像がノイズが多く且つ低照度と
なっている場合に、モノクローム画像処理を行ってもよ
い。ノイズが多く且つ低照度となっているカラー画像と
は、例えば、各画素位置のR(赤)、G(緑)、B
(青)各色のデータの合計値又は最大値が、予め設定さ
れた基準値以下の場合等である。他に、アンプ104の
ゲイン・コントロールの値が、予め設定された基準値以
上の場合に、ノイズが多く且つ低照度となっているカラ
ー画像と判別してもよい。
【0120】上記の第2の実施の形態では、解像度が適
切でない場合の判別を、モノクローム輝度データの空間
周波数成分の値が予め設定された基準値以下の場合とし
たが、他に、一度モノクローム高精細モードでモノクロ
ーム高精細輝度データを求めて、その輝度データとモノ
クローム輝度データとの差が予め設定された基準値以上
の場合としてもよい。
【0121】上記の第2の実施の形態では、解像度が適
切でない場合に、モノクローム・モードとモノクローム
高精細モードとの切り替えを行ったが、撮像対象に動き
が殆どない場合等に、モノクローム・モードとモノクロ
ーム高精細モードとを切り替えてもよい。
【0122】撮像対象の動きの判別は、ある一定時間の
間隔をあけて連続して取得した2つの画像データ中の特
定データ同士を比較して行う。例えば、画面をいくつか
のブロックに分割し、先のモノクローム輝度データと後
のモノクローム輝度データとの中心とその近傍のブロッ
クを比較することで、同一となるブロックを見つけ、そ
のブロック間の位置関係から移動量を得る。この移動量
が予め設定された基準値以下の場合を、撮像対象に動き
が殆どない場合と判別する。
【0123】上記の第2の実施の形態では、画像分析の
結果に応じて、最適のモジュールをCCD撮像素子10
3の前方(撮像面上)に配置させたが、撮影者の選択に
応じたモジュールを、DSP113の制御により、CC
D撮像素子103の前方(撮像面上)に配置させてもよ
い。
【0124】また、外部機器の選択を指示する制御信号
をデジタルI/Fを通して入力し、選択に応じて、DS
P113の制御により、撮像光学モジュール102を回
転させ、モジュール117〜119のいずれかをCCD
撮像素子103の前方(撮像面上)に配置させてもよ
い。外部機器の制御により、撮像モードを選択できるこ
とにより、自動制御や遠隔操作が可能となる。
【0125】なお、以上の実施の形態では、3種類の撮
像用モジュールが同一円盤に配置された光学モジュール
を回転させることにより、撮像方式を切り替えていた
が、3種類の撮像用モジュールが同一平面状に縦または
横に配置された光学モジュールをスライドさせることに
より、撮像方式を切り替えてもよい。
【0126】また、以上の実施の形態では、光学モジュ
ールを3種類の撮像用モジュールから構成しているが、
この構成は、任意である。例えば、他にカラー高精細撮
像用モジュール等を増やした4種類として、選択の幅を
広げてもよい。
【0127】また、モノクローム高精細撮像用モジュー
ル119の位置を、物理的に平行に変位させる機構を用
いてCCD撮像素子103に入射する光をシフトさせて
もよい。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カラー撮像素子を用いた撮像装置において高解像度
及び高画質のモノクローム画像を得ることができる。ま
た、この発明によれば、最適に撮像方式を切り替え、高
解像度及び高画質のモノクローム画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかる撮像装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】CCD撮像素子103の配列を模式的に示す図
である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる撮像装置の光学
モジュールを示す図である。
【図4】複屈折板に照射される光の光路を模式的に示す
図である。
【図5】カラー撮像用モジュール117により撮像素子
上に照射される光の分布を模式的に示す図である。
【図6】モノクローム撮像用モジュール118により撮
像素子上に照射される光の分布を模式的に示す図であ
る。
【図7】モノクローム高精細撮像用モジュール119に
照射される光の光路を模式的に示す図である。
【図8】モノクローム高精細撮像用モジュール119に
より撮像素子上に照射される光を模式的に示す図であ
る。
【図9】この発明の第1の実施の形態にかかる撮像装置
のカラー・モードでの撮像動作を示すフローチャート図
である。
【図10】この発明の第1の実施の形態にかかるカラー
・モードとモノクローム・モードの動作を説明するため
のタイミングチャートを示す図である。
【図11】カラー・モードのCCD撮像素子103の出
力する画像データを模式的に示す図である。
【図12】この発明の第1の実施の形態にかかる撮像装
置のモノクローム・モードでの撮像動作を示すフローチ
ャート図である。
【図13】モノクローム・モードのCCD撮像素子10
3の出力する画像データを模式的に示す図である。
【図14】この発明の第1の実施の形態にかかる撮像装
置のモノクローム高精細モードでの撮像動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図15】この発明の第1の実施の形態にかかるモノク
ローム高精細モードの動作を説明するためのタイミング
チャートを示す図である。
【図16】モノクローム高精細モードのCCD撮像素子
103の出力する画像データを模式的に示す図である。
【図17】この発明の第2の実施の形態にかかる撮像装
置の構成を示すブロック図である。
【図18】この発明の第2の実施の形態にかかる撮像装
置の撮像動作を示すフローチャート図である。
【図19】この発明の第2の実施の形態にかかる撮像装
置のモノクローム画像分析動作を示すフローチャート図
である。
【図20】従来のカラー画像用の撮像素子を模式的に示
す図である。
【符号の説明】
101・・・光学系、102・・・光学モジュール、103・・
・CCD撮像素子、104・・・アンプ、105・・・A/D
コンバータ、106・・・D/Aコンバータ、107・・・バ
ッファ、108・・・検出器、109・・・液晶ドライバ、1
10・・・CCDドライバ、111・・・キー、112・・・I
−ROM、113・・・DSP、114・・・デジタルI/
F、115・・・表示部、116・・・メモリ、117・・・カ
ラー撮像用モジュール、118・・・モノクローム撮像用
モジュール、119・・・モノクローム高精細撮像用モジ
ュール、120・・・第1の複屈折板、121・・・第
2の複屈折板、122・・・第3の複屈折板、123・
・・光路長調整ガラス板、124・・・複屈折板、12
5・・・偏光板、126・・・液晶板、127・・・複
屈折板、211・・・キー、228・・・ギア、229・
・・ステッピングモータ、230・・・モータドライ
バ、301・・・カラー撮像用モジュールによる入射光
の広がり、302・・・Aフィールドの画像データ、3
03・・・Bフィールドの画像データ、304・・・モ
ノクローム撮像用モジュールによる入射光の広がり、3
05・・・モノクローム撮像用モジュールによる入射光
の広がり、306・・・Aフィールドの画像データ、3
07・・・Bフィールドの画像データ、308・・・A
フィールドの画像データ、309・・・Aフィールドの
画像データ、310・・・Bフィールドの画像データ、
311・・・Bフィールドの画像データ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配置されて形成された複数
    色分の画素を備える撮像素子と、 互いに異なる複数の撮像用の光学モジュールを備え、切
    り替えにより1つの光学モジュールを、前記撮像素子の
    前面に選択的に配置し、該光学モジュールを介して入射
    光を前記撮像素子に供給するモジュール選択手段と、 前記モジュール選択手段により選択された1つの光学モ
    ジュール毎に、前記撮像素子の出力信号を異なった方法
    で加工し、画像データを生成する加工手段と、 を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】前記光学モジュールは、カラー撮像用の光
    学モジュールとモノクローム撮像用の光学モジュールと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】前記カラー撮像用の光学モジュールは、各
    画素への入射光を複数の前記画素に分配して照射させ、 前記モノクローム撮像用の光学モジュールは、各画素へ
    の入射光を前記カラー撮像用の光学モジュール選択時よ
    り狭い複数の前記画素に分配して照射させ、 前記加工手段は、前記撮像素子の前面に、配置された光
    学モジュールに対応する方法で前記撮像素子の出力信号
    を加工する、 ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】前記カラー撮像用の光学モジュールは、各
    画素への入射光を複数の前記画素に分配して照射させ、 前記モノクローム撮像用の光学モジュールは、各画素へ
    の入射光を1画素ピッチ分拡散して前記画素に照射さ
    せ、 前記加工手段は、前記撮像素子の前面に、配置された光
    学モジュールに対応する方法で前記撮像素子の出力信号
    を加工する、 ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】前記光学モジュールは、モノクローム撮像
    用の光学モジュールとモノクローム高精細撮像用の光学
    モジュールとを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    撮像装置。
  6. 【請求項6】前記モノクローム撮像用の光学モジュール
    は、各画素への入射光を前記カラー撮像用の光学モジュ
    ール選択時より狭い複数の前記画素に分配して照射さ
    せ、 前記モノクローム高精細撮像用の光学モジュールは、各
    画素への入射光を制御信号に従って、1画素ピッチ分シ
    フトして前記画素に照射させ、 前記加工手段は、前記撮像素子の前面に、配置された光
    学モジュールに対応する方法で前記撮像素子の出力信号
    を加工する、 ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】前記撮像素子の前面に配置された光学モジ
    ュールを検出するモジュール検出手段をさらに備え、 前記加工手段は、前記モジュール検出手段により検出さ
    れた光学モジュールに対応する方法で前記撮像素子の出
    力信号を加工する、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    撮像装置。
  8. 【請求項8】前記モジュール選択手段は、撮像モードを
    選択する撮像モード選択手段と、該撮像モード選択手段
    により選択された該撮像モードに対応した光学モジュー
    ルを前記撮像素子の前面に配置する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の
    撮像装置。
  9. 【請求項9】前記撮像モード選択手段は、前記画像デー
    タを分析し、前記画像データに対応する前記撮像モード
    を選択する画像分析手段を備える、 ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】互いに異なる複数の撮像用の光学モジュ
    ールを切り替えて、撮像素子の前面に、1つの光学モジ
    ュールを選択的に配置し、 入射光を前記光学モジュールを介して前記撮像素子に供
    給し、 選択された1つの前記光学モジュールに対応する方法
    で、前記撮像素子の出力信号を加工し、画像データを生
    成する、 ことを特徴とする撮像方法。
  11. 【請求項11】カラー撮像用の光学モジュールを前記撮
    像素子の前面に配置した場合に、各画素への入射光を複
    数の前記画素に分配して照射させ、 モノクローム撮像用の光学モジュールを前記撮像素子の
    前面に配置した場合に、各画素への入射光を前記カラー
    撮像用の光学モジュール選択時より狭い複数の前記画素
    に分配して照射させ、 前記モノクローム高精細撮像用の光学モジュールを前記
    撮像素子の前面に配置した場合に、各画素への入射光を
    1画素ピッチ分シフトして前記画素に照射させ、 配置した各光学モジュール毎に、前記撮像素子の出力信
    号を異なった方法で加工する、 ことを特徴とする請求項10に記載の撮像方法。
  12. 【請求項12】前記画像データを分析し、 分析に対応する撮像モードを選択し、 前記撮像モードに対応する1つの光学モジュールを前記
    撮像素子の前面に配置し、 配置した1つの光学モジュールに対応する方法で前記撮
    像素子の出力信号を加工する、 ことを特徴とする請求項10又は11に記載の撮像方
    法。
  13. 【請求項13】前記カラー撮像用の光学モジュールを使
    用して得た画像データを分析し、 前記モノクローム撮像用の光学モジュールを使用して得
    た画像データを分析し、 前記モノクローム高精細撮像用の光学モジュールを使用
    して得た画像データを分析し、 分析に対応する撮像モードを選択し、 前記撮像モードに対応する1つの光学モジュールを前記
    撮像素子の前面に配置し、 配置した1つの光学モジュールに対応する方法で前記撮
    像素子の出力信号を加工する、 ことを特徴とする請求項10、11又は12に記載の撮
    像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013031100A1 (ja) * 2011-09-02 2013-03-07 パナソニック株式会社 偏光撮像素子および内視鏡

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