JPH1114628A - タンパク質又はリガンドの測定方法 - Google Patents

タンパク質又はリガンドの測定方法

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JPH1114628A
JPH1114628A JP16683397A JP16683397A JPH1114628A JP H1114628 A JPH1114628 A JP H1114628A JP 16683397 A JP16683397 A JP 16683397A JP 16683397 A JP16683397 A JP 16683397A JP H1114628 A JPH1114628 A JP H1114628A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンパク質又はリガンドの簡便な検出方法を
提供する。 【解決手段】 タンパク質又はリガンドを担体粒子に担
持させ、この担持されたタンパク質又はリガンドと、試
料中のリガンド又はタンパク質とを反応せしめ、該反応
混合物に光を照射して反応混合物の吸光又は散乱光の変
化を検出することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンパク質又はリガ
ンドの測定方法及びそれに用いる試薬キットに関する。
【0002】
【従来の技術】担体粒子を用いるイムノアッセイは周知
であり、イムノアッセイの市場の相当の部分を構成して
いる。これは、担体粒子を用いたイムノアッセイが非常
に用途が広く、単純な目視による検出を要する試験に
も、測定装置を用いた定量的な分析方法にも使用する事
ができるためである。この担体粒子を用いるイムノアッ
セイとしては、たとえば抗体又は抗原をラテックス粒子
に結合させ、それぞれ抗原又は抗体を検出するラテック
ス免疫凝集法が知られている。
【0003】このラテックス免疫凝集法及びそれに用い
る装置は、例えば、「実験免疫学ハンドブック」第1〜
4巻、ブラックウェル・サイエンティフィック(198
7)、米国特許第3,088,875号、第3,857,931号、第3,99
2,517号、第4,080,264号、第4,174,952号、第4,203,724
号、第4,480,042号、第4,590,156号、第4,690,906号、
第4,716,123号、第4,772,550号、第4,851,329号及び第
5,100,805号、Grange,J. et al., J. Immunol. Method
18, 365, 1977、Hechemy, K. et al., Lab. Management
27, Jun-Jul, 1984、Looney, C., J. Clin. Immuassay
7, 90, 1984、Von Schulthes, G. et al., Mol. Immun
ol. 1, 81, 1980、Crain, J., Am. Biotech. Lab. 34,
May-Jun, 1987、Heveran, J., J. Forensic Sci. 470,
1977、Kuruma, H., J. Immunol. Method 38, 353, 1980
等に詳述されている。
【0004】上記の通り、担体粒子を用いるイムノアッ
セイは広く用いられている公知技術であるが、従来のラ
テックス凝集法は、本発明者等の知る限り、抗原−抗体
反応に由来したラテックスの免疫凝集反応によるものに
限られていた。ところで、ヒアルロン酸は、N−アセチ
ルグルコサミンとグルクロン酸が交互にβ−1,4結合
により重合した酸性ムコ多糖類であり、皮下組織を接合
させる作用を有し、臍帯、関節腔の滑液および眼の硝子
体に含まれている。
【0005】ヒアルロン酸は、肝疾患(A. E. Laurent
et al., Hepatology 5, 638-642, 1985)、リウマチ性
関節炎(T. C. Laurent et al., Ciba Foundation Symp
osium124, 9-29, 1986)などの繊維化をともなう疾患に
おいて上昇するとの報告があり、血中ヒアルロン酸濃度
の測定は、肝疾患及び慢性関節リウマチの病態把握に有
用である。すなわち、ヒアルロン酸は、肝臓の繊維化に
ともなう合成亢進と肝類洞内皮細胞の機能低下による分
解障害を反映するマーカーである。また、強皮症や癌な
どにおいてもその血中濃度変化と病態との相関が指摘さ
れている(B. Delpech et al., Anal. Biochem. 149, 5
55-565, 1985)。
【0006】従来、ヒアルロン酸の測定方法として、放
射性ヨウ素を付加したヒアルロン酸結合タンパク質を用
いる放射線分析法(RIA; U. B. G. Laurent et al., An
al.Biochem. 109, 386-394, 1980)、ヒアルロネクチン
を利用した酵素分析法(EIA; A. E. Laurent et al., H
epatology 5, 638-642, 1985)、あるいはパーオキシダ
ーゼで標識されたヒアルロン酸結合タンパク質を用いた
サンドイッチ法を基にした酵素免疫分析法の変法(ELIS
A; 特開昭64−469号、近藤孝司ら、臨床病理 第3
6巻(5)、536-540、1991)が知られている。
【0007】しかしながら、RIA及びEIAはともに
競合反応を利用した方法であり、ヒアルロン酸の測定感
度がせいぜい40ngとあまり高くない。またRIAで
は放射性元素の使用、サンプルの不安定性、相当な試薬
の調製、高価な測定装置などいくつかの欠点を有し、臨
床検査に応用するのは容易ではない。さらにEIAで
は、ヒト脳由来のヒアルロネクチンを使用しているため
試薬の調製に困難がともなう。また、測定に関しては全
工程を終了するのに1日以上を要するため、臨床検査へ
の応用は容易ではない。ELISAでは、測定感度と特
異性の向上は認められるものの、供される試薬数が多く
操作も煩雑で、1回の測定に3時間強の時間を要するも
のである。
【0008】このため、従来よりも操作が簡便で、しか
も高感度かつ短時間で測定可能なヒアルロン酸の測定方
法が要望されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感度及び特
異性が高く、操作が簡便であり、短時間で測定可能なタ
ンパク質又はリガンド等の特異的結合能を有する物質の
測定法の提供を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を達成すべく鋭意検討した結果、特異的結合能を有する
物質、例えばヒアルロン酸結合タンパク質を担体粒子に
担持し、これと試料中のヒアルロン酸とを反応せしめ、
反応混合物の吸光の変化を検出すれば、精度が高く且つ
簡便に試料中のヒアルロン酸が測定可能なことを見いだ
した。本発明は、これらの知見に基づいて成し遂げられ
たものである。
【0011】即ち本発明は、タンパク質又はリガンドを
担体粒子に担持させ、この担持されたタンパク質又はリ
ガンドと、試料中のリガンド又はタンパク質とを反応せ
しめ、該反応混合物に光を照射して反応混合物の吸光又
は散乱光の変化を検出することを特徴とするタンパク質
又はリガンドの測定方法である。この発明の好ましい態
様によれば、タンパク質が、受容タンパク質又は結合タ
ンパク質である上記方法;受容タンパク質が生理活性因
子受容タンパク質、男性ホルモン受容タンパク質、女性
ホルモン受容タンパク質、下垂体ホルモン受容タンパク
質、細胞間接着因子受容タンパク質及び癌マーカー受容
タンパク質よりなる群からから選ばれる上記方法;結合
タンパク質が、補体系制御タンパク質、ステロイド結合
タンパク質及び生理活性物質結合タンパク質よりなる群
から選ばれる上記方法が提供される。
【0012】また、この発明のより好ましい態様によれ
ば、タンパク質が、ヒアルロン酸結合タンパク質であ
り、リガンドがヒアルロン酸である上記方法;ヒアルロ
ン酸結合タンパク質が、プロテオグリカン、リンクプロ
テイン及びヒアルロネクチンよりなる群から選ばれる上
記方法が提供される。更に、本発明によれば、少なくと
も、タンパク質又はリガンドが担持された担体粒子より
なり、この担持されたタンパク質又はリガンドと、試料
中のリガンド又はタンパク質とを反応せしめ、該反応混
合物に光を照射して反応混合物の吸光又は散乱光の変化
を検出することを特徴とするタンパク質又はリガンドを
測定するために用いる試薬キットが提供される。
【0013】この発明の好ましい態様によれば、タンパ
ク質又はリガンドが担持された担体粒子を含有する試薬
と、緩衝剤、塩化ナトリウム、多糖類及び血清アルブミ
ンを含有する試薬とからな上記試薬キットが提供され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明は、上記の通り、抗原抗体反応によらずタン
パク質とリガンドとの特異的な結合能を利用した、タン
パク質とリガンドとの反応に基づく濁度の変化を吸光又
は散乱光の変化として検出するタンパク質又はリガンド
等の特異的結合能を有する物質の測定法である。
【0015】本発明で測定対象となるタンパク質又はリ
ガンドとしては、各種の受容タンパク質及び結合タンパ
ク質並びにそれらタンパク質に特異的に結合する物質、
即ちリガンドが挙げられる。具体的には、例えば、生理
活性因子受容タンパク質として、上皮成長因子受容タン
パク質、繊維芽細胞成長因子受容タンパク質、顆粒球コ
ロニー刺激因子受容タンパク質、顆粒球−マクロファー
ジコロニー刺激因子受容タンパク質、神経成長因子受容
タンパク質、腫瘍壊死因子受容タンパク質、血小板由来
成長因子受容タンパク質が挙げられ、性ホルモン受容タ
ンパク質として、テストステロン受容タンパク質、アン
ドロステンジオン受容タンパク質、デヒドロエピステン
ジオン受容タンパク質、アドレノステロン受容タンパク
質、エストラジオール受容タンパク質、エストロン受容
タンパク質、エストリオール受容タンパク質、エキリン
受容タンパク質、エキリニン受容タンパク質が挙げら
れ、下垂体ホルモン受容タンパク質として、バソプレシ
ン受容タンパク質、成長ホルモン受容タンパク質、プロ
ラクチン受容タンパク質、甲状腺刺激ホルモン受容タン
パク質、黄体形成ホルモン受容タンパク質、卵胞刺激ホ
ルモン受容タンパク質、副腎皮質刺激ホルモン受容タン
パク質、サポトロピン受容タンパク質、γ−メラニン細
胞刺激ホルモン受容タンパク質が挙げられ、細胞間接着
因子受容タンパク質としてエラスチン受容タンパク質、
エンドセリン受容タンパク質、フィブロネクチン受容タ
ンパク質、ラミニン受容タンパク質が挙げられ、癌マー
カー及びその他の生理活性物質受容タンパク質として、
α−フェトプロテイン受容タンパク質、アンギオテンシ
ン受容タンパク質、ドーパミン受容タンパク質、エプス
タイン−バールウィルス特異的抗原受容タンパク質、エ
リスロポエチン受容タンパク質、IgE受容タンパク
質、インターロイキン受容タンパク質、インスリン受容
タンパク質、インターフェロン受容タンパク質、血小板
膜糖タンパク質受容タンパク質、トランスフェリン受容
タンパク質、ウロキナーゼ受容タンパク質、ビタミンD
受容タンパク質、ボンベシン受容タンパク質、低密度リ
ポタンパク質受容タンパク質、フォンウィルブランド因
子受容タンパク質等の受容タンパク質及びそれら受容タ
ンパク質に対応するリガンドが挙げられる。
【0016】さらに、補体系制御タンパク質として、C
1イナクチベーター、C3bイナクチベーター、プロテ
インC、プロテインS、アナフィラトキシンイナクチベ
ーターが挙げられ、ステロイド結合タンパク質として、
コルチコステロイド結合グロブリン、テストステロン結
合グロブリン、エストラジオール結合グロブリン、プロ
ゲステロン結合タンパク質、アンドロゲン結合タンパク
質が挙げられ、生理活性物質結合タンパク質として、ア
ンギオテンシン受容体結合タンパク質、葉酸結合タンパ
ク質、インスリン様成長因子結合タンパク質、脂肪酸結
合タンパク質、レチノール結合タンパク質、ヒアルロン
酸結合タンパク質等の結合タンパク質及びそれら結合タ
ンパク質に対応するリガンドが挙げられる。ここに例示
した受容タンパク質及びそれらのタンパク質に対応する
リガンドと、結合タンパク質及びそれらの結合タンパク
質に対応するリガンドはいずれも市販されており、容易
に入手することができる。
【0017】それらの中で、タンパク質としてヒアルロ
ン酸結合タンパク質、リガンドとしてヒアルロン酸の組
み合わせで、ヒアルロン酸を測定対象とするのが最も好
ましい。ここで、ヒアルロン酸結合タンパク質として
は、ローレント(A. E. Laurent)らにより精製された
プロテオグリカン、リンクプロテイン(Analytical Bio
chemistry 109, 386-394, 1980)や、ヒアルロネクチン
(Hepatology 5, 638-642, 1985)などが挙げられる。
【0018】測定に際しては、上記タンパク質又はリガ
ンドのどちらか一方を担体粒子に担持して用いられる。
即ち、測定対象物がタンパク質である場合はリガンド
を、測定対象物がリガンドである場合はタンパク質を、
それぞれ担体粒子に担持して用いる。上記担体粒子とし
ては、タンパク質又はリガンドを担持しうるものであれ
ば特に制限はなく如何なるものも使用できるが、通常、
試料溶液に不溶性の有機高分子物質又は無機物質の微粒
子が使用される。かかる微粒子としては、ポリスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリメタクリル酸エステルなどの合成有機高分
子物質よりなるラテックス粒子;赤血球、バクテリア、
細胞片等の天然有機高分子物質;ガラス、シリカ、アル
ミナ、シリカ−アルミナ、活性炭、カーボン等の無機物
質等が例示できる。
【0019】担体粒子の粒径及び該粒子へのタンパク質
又はリガンドの担持量等は、特に制限されないが、例え
ば、担体粒子がラテックス粒子である場合、平均粒径
0.05〜1.0μmのものを使用し、0.1〜1重量
%ラテックスに対してタンパク質又はリガンドを0.1
〜1mg/mlの範囲で担持させればよい。また、担持
は、担体粒子へタンパク質又はリガンドを物理的に吸
着、又はそれ自体既知の通常用いられる方法により化学
的に結合させれば良い。
【0020】担体粒子として、表面にカルボキシレート
基を有するラテックス粒子を用いる場合、0.1〜0.
6μmの直径および8〜35平方オングストロームの表
面カルボキシレート占有領域を有するものが適してい
る。ここで、使用する「表面カルボキシレート占有領域
(Surface carboxylate parking area)」という用
語は、平方オングストロームで測定したラテックス粒子
の表面積を、その表面上のカルボン酸(−COOH)お
よびカルボキシレート(−COO-)官能基の総数で除
した値を示す。また、「カルボキシレート基」とは、−
COOH及び−COO-両方の官能基を表す。
【0021】表面にカルボキシレート基を有するラテッ
クス粒子としては、乳化重合、核剤を使用した乳化重
合、および好ましくは懸濁重合等を含む当業界で一般的
に知られたいずれの技術によっても製造することができ
るカルボキシレート基を有する重合体又は共重合体から
なる粒子を示す。また、製造に際しては、架橋剤を用い
ても用いなくてもよい。さらに、ここでいうラテックス
粒子として、コア−シェル型の粒子も含む。表面に十分
なカルボキシレート基を有するものであれば、いずれの
重合体粒子を使用することができる。特に有用なコア粒
子としては、既にカルボキシレート基を有するC1〜C6
−、好ましくはC1〜C2−(メタ)アクリレート、カル
ボキシレート基を導入したポリスチレン、およびアクリ
ル酸とスチレン単量体との混合物から製造されるものが
挙げられる。
【0022】タンパク質又はリガンドを担体粒子に担持
させる際、該担体粒子の表面上には、さらにタンパク質
またはリガンド等の他の分子種が固着しうる表面部分が
存在し、測定すべき試料を添加した際に試料中に含まれ
る測定対象物やその他の血中成分などが固着するおそれ
がある。このため、担持の際にタンパク質又はリガンド
が固着していない部分を被覆しておくことが好ましい。
本発明においては、上記のようにして得られたタンパク
質又はリガンドが担持された担体粒子の保存安定性をさ
らに向上させ、測定の精度を向上させるために、上記担
体粒子、例えばラテックス粒子をブロッキング剤で処理
するのが好ましい。ブロッキング剤としては、通常、ウ
シなどから容易に入手できる血清アルブミン、γ−グロ
ブリン、フィブリノーゲン、血清等;合成ペプチド類等
が使用できる。ブロッキング剤の濃度は、通常0.01
〜2%、好ましくは0.1〜0.5%が適当である。
【0023】ブロッキング剤による処理は、例えば、タ
ンパク質又はリガンドが担持されたラテックス粒子浮遊
液を遠心分離して上清を除き、得られる沈殿物を上記ブ
ロッキング剤で、通常、数分間から数時間程度攪拌下に
処理する。ついで遠心分離し、上清を除き、得られたラ
テックス粒子を緩衝液に浮遊させて、目的とするラテッ
クス試薬(浮遊液)を得る。この際に用いられる緩衝液
としては特に制限がなく、例えばpH5〜10程度のリ
ン酸、ホウ酸系等の緩衝液が挙げられる。
【0024】かくして得られるタンパク質又はリガンド
を担持させた担体粒子と、血液や体液等の試料溶液とを
混合し、試料中のタンパク質又はリガンドとを反応せし
め、該反応混合物に光を照射して凝集反応に基づく吸光
又は散乱光の変化を検出し、試料中のタンパク質又はリ
ガンドの存在又は濃度を測定する。上記反応は、好まし
くは水を基材とし、塩化ナトリウムを含有するpH4.
5〜10、好ましくはpH5.5〜9.5の緩衝液中で
行われる。緩衝液中に存在する塩化ナトリウムの量は
1.0〜5.0重量%、好ましくは1.5〜4.5重量
%、最も好ましくは2.0〜4.0重量%である。ま
た、本発明で用いる緩衝液としては、それ自体既知の通
常用いられるpH緩衝剤が挙げられる。尚、ここで「緩
衝剤」という用語は、酸またはアルカリを添加した際に
水素イオン濃度の変化に抵抗する単一の物質または複数
の物質の組み合わせを意味する。そのような緩衝剤の例
としては、トリス−(ヒドロキシメチル)−アミノメタ
ン、リン酸緩衝剤、ピアスの「免疫技術カタログおよび
ハンドブック」等に列記されたもの等が含まれる。尚、
前記および後記の緩衝液中の各成分の重量%は、緩衝液
の全重量を基準としたものである。
【0025】本発明で用いる緩衝液は、デキストラン硫
酸ナトリウム、メチルセルロース等の少なくとも1つの
多糖類をも含むことが好ましい。その他、カルボキシメ
チルセルロース、デキストラン等の多糖類を含有してい
てもよい。緩衝液中に含有する多糖類の量、例えば、デ
キストラン硫酸ナトリウムの量は、好ましくは0.2〜
3.0重量%、より好ましくは0.6〜2.0重量%、
最も好ましくは1.0〜1.8重量%、メチルセルロー
スの量は、好ましくは0.05〜1.0重量%、より好
ましくは0.1〜0.4重量%、最も好ましくは0.1
5〜0.3重量%程度が適当である。
【0026】さらに、上記緩衝液には、血清アルブミ
ン、好ましくは脂肪酸を実質的に含有しない脂肪酸非含
有血清アルブミンを含有するのが好ましい。脂肪酸非含
有血清アルブミンは、例えば、R. J. Chen, Biol. Che
m., 242, 173 (1967)に記載された方法によって調製す
ることができ、また、シグマ社およびマイルス社から種
々の分子種および等級で購入することができる。また、
ヒト、ウシ、ウサギ、ヒツジ等の血清アルブミンも使用
することができる。このうち脂肪酸非含有ウシ血清アル
ブミンが最も好ましい。また、脂肪酸を含有せずグロブ
リンを含有しない血清アルブミンも好適である。緩衝液
中の血清アルブミンの量は、緩衝液の全容量を基準とし
て5〜100mg/mL、好ましくは7.5〜60mg
/mL、最も好ましくは10〜40mg/mL程度が適
当である。
【0027】前記凝集反応は、通常、プラスッチック又
はガラスセル内で行い、セル外部より波長440〜10
00nmから選ばれる適当な波長の光又は白色光を照射
し、吸光度の変化又は散乱光の強度を測定することによ
り、予め作成した検量線から試料溶液内のタンパク質又
はリガンド量が算出できる。次に、本発明の方法の一例
として、試料中のヒアルロン酸濃度の測定方法について
説明する。
【0028】まず、それ自体既知通常用いられる方法に
より、ヒアルロン酸結合タンパク質を精製し、該タンパ
ク質を担体粒子の表面に結合する。ヒアルロン酸結合タ
ンパク質は、担体粒子あたり800から1,500個と
なるように適当な緩衝液、例えば0.01〜0.5Mホ
ウ酸緩衝液(pH8.0)等に溶解し、当量のラテック
ス−ホウ酸緩衝液(pH8.0)と室温で1時間攪拌
し、ラテックス粒子上に担持する。
【0029】次いで、反応容器内に分注した前記の反応
用緩衝液に、試料を添加する。この際、試料はヒアルロ
ン酸が抽出分離されている必要はなく、人体などの血液
や体液をそのまま使用できる。あるいは適当な試料希釈
用緩衝液や希釈血清で試料を溶解したものを、上記の操
作に供する事もできる。その後、上記ヒアルロン酸結合
タンパク質が担持されたラテックス試薬(浮遊液)を反
応容器内に分注する。
【0030】次に、ラテックス試薬(浮遊液)分注後、
担持されたヒアルロン酸結合タンパク質と試料中のヒア
ルロン酸との間の結合反応(凝集反応)の速度を吸光の
増加として測定し、この結合反応の速度からヒアルロン
酸を定量する。この際、反応容器内におけるラテックス
試薬の凝集は、測定対象物であるヒアルロン酸のみに起
因しており、生化学的もしくは物理的な要因を問わず断
片化された成分すなわちヒアルロン酸結合タンパク質に
対して複数の結合サイトを持たないものはラテックス粒
子の凝集の原因とはなりえない。
【0031】従って、担持されたヒアルロン酸結合タン
パク質と試料中のヒアルロン酸とに起因するラテックス
粒子の凝集による吸光の増加を測定することで、上記ラ
テックス粒子の凝集に関与しうる試料中ヒアルロン酸の
みが定量される。本発明の方法では、あらかじめ使用す
る測定対象物のヒアルロン酸について、既知濃度の試料
を用意し、吸光の増加速度と該既知濃度の関係について
検量線を作成しておき、測定値を校正可能とすることが
好ましい。
【0032】上記反応及び測定工程等を含むタンパク質
またはリガンドの存在または濃度を測定するために用い
る試薬キットは、それ自体既知の通常用いられる方法に
より調製できる。このようなキットは、通常の免疫凝集
反応を利用した試薬キットと同様の構成によって提供さ
れる。すなわち、これらの試薬には、前記したタンパク
質またはリガンドが担持された担体粒子と、緩衝剤、塩
化ナトリウム、血清アルブミン、デキストラン硫酸ナト
リウムまたはメチルセルロースのような多糖類を含む緩
衝液が含まれる。
【0033】また、本発明では、一方に前記したタンパ
ク質又はリガンドが担持された担体粒子を含有し、他方
に緩衝剤を含有する2つの収容手段を備えるキットも提
供される。収容手段としては、あらゆる手段を使用する
ことができ、これには、例えばバイアル、ジャー、チュ
ーブ、ボトル、ホイルパック等が含まれる。また開閉可
能なように封止した容器および封止していない容器のい
ずれをも使用することができる。収容手段および封止手
段は、ガラス、プラスチック、金属、複合材料等のあら
ゆる材料から製造することができる。
【0034】すなわち、本発明のキットは、好ましくは
タンパク質またはリガンドが担持された担体粒子と、専
用に調製された緩衝剤、塩化ナトリウム、多糖類及び血
清アルブミンを含有する反応用緩衝液とからなる2試薬
で構成され、さらに任意の要素として、試料希釈液、洗
浄液、標準物質(タンパク質またはリガンド)、防腐
剤、消泡剤等を含む試薬により構成される。
【0035】
【実施例】以下、実施例により、さらに本発明を詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるも
のではない。 参考例1 ヒアルロン酸結合タンパク質の精製 ローレントら(A. E. Laurent et al., Anal. Biochem.
109, 386-394, 1980)に記載の方法に従って、以下通
りヒアルロン酸結合タンパク質を抽出、精製した。
【0036】まず、牛の鼻中隔軟骨300g(三菱化学
(株)中標津事業所より入手)をハサミ及びナタによっ
て小片に切断し、あらかじめ4℃に保持された塩酸グア
ニジン4Mを含む酢酸ナトリウム0.5M溶液(pH
5.8)(以下これを「緩衝液A」と称する)に投入し
て4℃に保持したまま一夜攪拌抽出した。次いで、1
3,000G、4℃にて45分間遠心分離した後、上清
液を分離採取した。上清液を精製水に透析させた後、凍
結乾燥し、得られた固形分を粉砕して粗抽出粉末を得
た。
【0037】粗抽出粉末1.6gとトリプシン(シグマ
社製)0.8mgとを酢酸ナトリウム0.1Mを含む
0.1Mトリス−塩酸緩衝溶液(pH7.3)25ml
中に加え、37℃にて2時間、トリプシン処理した。次
いで、大豆トリプシン阻害剤1mg(シグマ社製)を加
え、さらに0.5Mの酢酸ナトリウム溶液を加えて総容
量を50mLとした。
【0038】得られたトリプシン処理ヒアルロン酸結合
タンパク質含有溶液から、アフィニティークロマトグラ
フィーを用いて、次のようにしてヒアルロン酸結合タン
パク質を精製した。先ず、ヒアルロン酸ナトリウム60
0mg(生化学工業)、EAH−セファロース4B(フ
ァルマシア)75mLおよび精製水200mLの混合液
に、水溶性カルボジイミド(Dojin)1.4gを溶
解した精製水5mLを5回に分けて添加した後、室温に
て24時間放置した。この反応液に酢酸10mLを加え
て反応を停止させた。得られたゲルを取り出し、それぞ
れ1Lの1M塩化ナトリウム水溶液、1M塩化ナトリウ
ムを含む0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.1)、
0.05Mギ酸水溶液(pH3.1)、精製水および
0.5M酢酸ナトリウム水溶液(pH5.7)により、
順次、ゲルを洗浄してヒアルロン酸結合セファロースゲ
ルを得た。
【0039】次に、トリプシン処理ヒアルロン酸結合タ
ンパク質含有溶液50mLに、上記ヒアルロン酸結合セ
ファロースゲル50mLを加えて混合し、直ちに透析膜
の中に入れた後、4℃に冷却した20倍量の精製水中で
一夜透析させた。透析後、ゲル全量を内径3.2cmの
カラムに充填した後、1Mの塩化ナトリウム水溶液で洗
浄し、未吸着分を除去した。さらに1〜3Mの塩化ナト
リウム水溶液で順次洗浄して不要なタンパク質を除去し
た後、緩衝液Aで吸着分を溶出させて回収した。回収画
分を4℃に冷却した精製水中にて一夜透析した後、凍結
乾燥した。得られた粉末を緩衝液Aに溶解して全量を4
mLとし、セファロース(Sepharose)6B−
CLカラム(φ1.6x83cm)を通過させた。第2
および第3ピークを示す成分を回収し、それぞれ、DI
AFLO PM−10(アミコン社製)で濃縮し、ヒア
ルロン酸結合タンパク質を得た。
【0040】ここで得られたヒアルロン酸結合タンパク
質は、ハーディンガム(Hardingham)らによって同定さ
れたプロテオグリカンと同等であり、ヒアルロン酸との
結合能を持つコアタンパク質(分子量約9万)とリンク
タンパク質(分子量約4.4万)とからなる複合体であ
る。コアタンパク質はヒアルロン酸と〜1μMの結合能
を持つ。
【0041】実施例1 表面にカルボキシレート基を有するラテックス粒子浮遊
液(固体重量:10wt%、直径:0.368μm、カ
ルボキシレート基量:0.33meq/g、セラダイン
社製)100mLに対し、2gのイオン交換樹脂(Bior
ad社:AG501−X8)を添加し、緩く撹拌しながら
室温で2時間静置した。その後ガラス繊維フィルターを
使用して浮遊液を濾過し樹脂を除去した。これによって
ラテックス粒子をタンパク質又はリガンドと結合しうる
状態とした。5mLのポリカーボネート製遠心チューブ
に対し、1mLの50mM MES緩衝液(pH7.
0)および100μLの前記洗浄した10%固体ラテッ
クス浮遊液を添加し、撹拌しながら室温で10分間イン
キュベートした後、反応させた。10mg/mLの1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボ
ジイミド塩酸塩(EDC、新たに水に溶解したもの)を
混合物に50μL添加し、ラテックス表面のカルボキシ
ル残基を10分間活性化した。活性化の後に、1mg/
mLの前記精製したヒアルロン酸結合タンパク質を激し
く撹拌しながら400μL添加し、1時間インキュベー
トした。10mg/mLウシ血清アルブミン水溶液を3
00μL添加することにより反応を停止し、ラテックス
表面上のヒアルロン酸結合タンパク質が結合(担持)さ
れていない領域を被覆した。さらに10分間インキュベ
ートして反応を停止させた。
【0042】次いで、ヒアルロン酸結合タンパク質が担
持されたラテックス粒子浮遊液を25,000Gで10
分間遠心分離した。上清を除去し、容器底部のペレット
に2mLの水を添加した。その後激しく撹拌しながらペ
レットを再浮遊させ、同様の洗浄操作を4回繰り返し
た。ただし、最後の再浮遊では、0.05%のアジ化ナ
トリウム水溶液を保存液として使用した。最後に、ラテ
ックス浮遊液を超音波処理する事によって完全に浮遊さ
せた後、直ちに使用できる濃度(通常は、0.1〜0.
4w/v%)に希釈した。
【0043】上記で調製したヒアルロン酸結合タンパク
質が担持されたラテックス試薬を用いて 、ヒアルロン
酸標準品の濃度を0、20、60、200、600ng
/mlとした場合についてそれぞれ試料を作成し、全自
動免疫診断システム(LPIA−S500:三菱化学
(株)製)による測定に供した。検体溶液10μLを反
応容器に分注し、さらに専用に調製された反応用緩衝液
(200mMのトリス−(ヒドロキシメチル)−アミノ
メタン、0.9%のNaCl、1%のデキストラン硫酸
ナトリウム、0.5%のウシ血清アルブミン、0.05
%のアジ化ナトリウム、0.005%の消泡剤(ダウ・
コ−ニング社製:1410)を水に溶解し、塩酸でpH
を8.2に調製し作成)180μLと精製水70μLを
加え全体を260μLとする。上記で得られたラテック
ス試薬(浮遊液)は、上記装置で自動的に40μL
(0.2%ラテックス浮遊液)供され、合計300μL
のラテックス浮遊液の生化学的に特異な結合反応による
吸光度の変化を経時的に測定した。その変化量(反応速
度)に応じて、既知濃度の標準品で検量線を作成した。
【0044】得られた結果を図1に示す。これより、本
発明の測定方法によれば10ngのオーダーのヒアルロ
ン酸の検出および測定が可能であることがわかる。 実施例2 従来法の標識されたヒアルロン酸結合タンパク質を用い
たサンドイッチ法(ELISA)による高値検体(中外
製薬(株)社製キットを用いて測定)を用いて、実施例
1の方法によりヒアルロン酸濃度の測定を行った。得ら
れた結果を図2に示す。これにより、本発明の測定方法
によれば高値検体についても従来法と矛盾することのな
い結果が得られることがわかった。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、免疫反応(抗原抗体反
応)によらず、タンパク質又はリガンドを、感度及び特
異性が高く、操作が簡便で、短時間で測定できる。特
に、本発明の方法により、競合反応を用いずとも精度高
くヒアルロン酸が測定可能である。即ち、予め精製した
ヒアルロン酸を必要とせず、しかも操作が簡便であり、
10ngという極めて微量のヒアルロン酸の検出および
定量が可能である。また、本発明の方法は、サンプルの
予備処理の必要がなく、かつ予め調製された2試薬によ
って構成されるので臨床化学の分野で使用される市販の
自動分析装置にも適合するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒアルロン酸の測定方法により得られ
たヒアルロン酸濃度と反応速度との関係を示す図(検量
線)である。
【図2】従来法である標識されたヒアルロン酸結合タン
パク質を用いたサンドイッチ法(ELISA)との、高
値検体における相関を示すグラフである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンパク質又はリガンドを担体粒子に担
    持させ、この担持されたタンパク質又はリガンドと、試
    料中のリガンド又はタンパク質とを反応せしめ、該反応
    混合物に光を照射して反応混合物の吸光又は散乱光の変
    化を検出することを特徴とするタンパク質又はリガンド
    の測定方法。
  2. 【請求項2】 タンパク質が、受容タンパク質又は結合
    タンパク質である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 受容タンパク質が生理活性因子受容タン
    パク質、性ホルモン受容タンパク質、下垂体ホルモン受
    容タンパク質、細胞間接着因子受容タンパク質及び癌マ
    ーカー受容タンパク質よりなる群からから選ばれる請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 結合タンパク質が、補体系制御タンパク
    質、ステロイド結合タンパク質及び生理活性物質結合タ
    ンパク質よりなる群から選ばれる請求項2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 タンパク質が、ヒアルロン酸結合タンパ
    ク質であり、リガンドがヒアルロン酸である請求項1に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 ヒアルロン酸結合タンパク質が、プロテ
    オグリカン、リンクプロテイン及びヒアルロネクチンよ
    りなる群から選ばれる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも、タンパク質又はリガンドが
    担持された担体粒子よりなり、この担持されたタンパク
    質又はリガンドと、試料中のリガンド又はタンパク質と
    を反応せしめ、該反応混合物に光を照射して反応混合物
    の吸光又は散乱光の変化を検出することを特徴とするタ
    ンパク質又はリガンドを測定するために用いる試薬キッ
    ト。
  8. 【請求項8】 タンパク質又はリガンドが担持された担
    体粒子を含有する試薬と、緩衝剤、塩化ナトリウム、多
    糖類及び血清アルブミンを含有する試薬とからなる請求
    項7に記載の試薬キット。
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