JPH11146279A - Ccd撮像装置 - Google Patents

Ccd撮像装置

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JPH11146279A
JPH11146279A JP9301941A JP30194197A JPH11146279A JP H11146279 A JPH11146279 A JP H11146279A JP 9301941 A JP9301941 A JP 9301941A JP 30194197 A JP30194197 A JP 30194197A JP H11146279 A JPH11146279 A JP H11146279A
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JP
Japan
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horizontal
ccd
clock pulse
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JP9301941A
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Inventor
Yoshinori Kuno
嘉則 久野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷−電圧変換部の変換効率を下げることな
く、カップリングV0 を小さくすることを目的とする。 【解決手段】 2相の水平クロックパルスφH1,φH
2でCCD撮像素子1の水平CCDを駆動すると共にこ
の水平CCDの最終のチャンネル部の信号電荷を水平出
力ゲートHOGを通して電荷−電圧変換部FDに転送す
るようにしたCCD撮像装置において、この水平出力ゲ
ートHOGの水平出力ゲート電極16にこの水平CCD
の最終のチャンネル部に供給する水平クロックパルスφ
LHと逆相のクロックパルスφHOGを供給するように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCCD撮像素子を使
用したCCD撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に図5に示す如き、CCD撮像素子
を使用したCCD撮像装置が提案されている。図5にお
いて、1はインターライントランスファ方式のCCD撮
像素子を示し、このCCD撮像素子1の出力映像信号を
MOS電界効果トランジスタのソースホロワ増幅回路2
を介して、信号処理回路3に供給し、この信号処理回路
3で所定の信号処理を行い所定の映像信号を得、この映
像信号を映像信号出力端子3aに供給する如くする。
【0003】また、4は同期信号発生回路を示し、この
同期信号発生回路4よりの水平及び垂直同期信号を信号
処理回路3に供給すると共にこの同期信号発生回路4よ
りの水平及び垂直同期信号をタイミングジェネレータ回
路5に供給する如くする。また信号処理回路3のクロッ
クパルスをこのタイミングジェネレータ回路5に供給す
る。
【0004】このタイミングジェネレータ回路5はこの
水平及び垂直同期信号に同期したCCD撮像素子1の垂
直CCDを駆動する4相の垂直クロックパルスφV1,
φV2,φV3,φV4と、このCCD撮像素子1の水
平CCDを駆動する2相の水平クロックパルスφH1,
φH2と、この水平クロックパルスφH1と同相の水平
ラストチャンネル用クロックパルスφLHと、フローテ
ィングディフージョンFDの信号電荷をリセットドレイ
ンRDに捨て(リセット)るリセットゲートパルスφR
Gとを発生し、このタイミングジェネレータ回路5が発
生する4相の垂直クロックパルスφV1〜φV4、2相
の水平クロックパルスφH1,φH2、水平ラストチャ
ンネル用クロックパルスφLH及びリセットゲートパル
スφRGをCCD撮像素子1に供給し、このCCD撮像
素子1が所定の動作をする如くする。
【0005】このCCD撮像素子1の水平転送レジスタ
を構成する水平CCDの出力部の断面構造例を図6Aに
示す。この図6Aにつき説明するに、10はN形シリコ
ン基板、11はP形層より成るPウエル、12はPウエ
ル11上に形成されたN形領域である。
【0006】この図6Aにおいては、このN形領域12
の水平方向に第1の転送部T1及び第1の蓄積部S1と
第2の転送部T2及び第2の蓄積部S2とを所定数交互
に配すると共にこの第1の転送部T1及び第1の蓄積部
S1上にSiO2 等の絶縁層13を介して配された第1
の転送電極14a及び第1の蓄積電極14bと第2の転
送部T2及び第2の蓄積部S2上に、この絶縁層13を
介して配された第2の転送電極15a及び第2の蓄積電
極15bとを所定数交互に配する。
【0007】この第1及び第2の転送電極14a及び1
5aの下部に対応するN形領域12にP形不純物をイオ
ン注入してN- 形領域12aを形成し、このN形領域1
2のN形不純物濃度を下げポテンシャルに段差を発生さ
せ、2相駆動での信号電荷の転送方向(図6Aでは左方
向)を決定する。
【0008】また、第1の転送電極14a及び第1の蓄
積電極14bを互に接続し、この接続点14cに2相の
水平クロックパルスφH1,φH2の第1の水平クロッ
クパルスφH1を供給する如くすると共に第2の転送電
極15a及び第2の蓄積電極15bを互いに接続し、こ
の接続点15cに2相の水平クロックパルスφH1,φ
H2の第2の水平クロックパルスφH2を供給する如く
する。この図6A例では水平CCDの最終のチャンネル
部を構成する第1の転送電極14a及び第1の蓄積電極
14bの互いの接続点14dに第1の水平クロックパル
スφH1と同相のこの第1の水平クロックパルスφH1
とは別に形成された水平ラストチャンネル用クロックパ
ルスφLHを供給する如くする。
【0009】この水平ラストチャンネル用クロックパル
スφLHを接続点14dに供給したときは、この水平ラ
ストチャンネル用クロックパルスφLHは所定数の接続
点14cに供給する第1の水平クロックパルスφH1よ
り立上り、立下りが急峻なものとなり、その後の信号処
理を良好なものとできる。
【0010】この水平CCDの最終のチャンネル部を構
成する第1の蓄積電極14bに隣接し互いに絶縁して、
水平出力ゲート(HOG)電極16を設け、この水平出
力ゲート電極16に端子16aより例えば接地電位等の
直流電位を供給する如くする。
【0011】また、17はN形領域12内に設けたフロ
ーティングディフュージョンFDのキャパシタCFDを構
成するN+ 形領域を示し、このN+ 形領域17よりバッ
ファアンプ18を介して出力端子19を導出し、この出
力端子19より出力映像信号を得る如くする。
【0012】20は、このフローティングディフュージ
ョンのキャパシタCFDを構成するN+ 形領域17に所定
間隔離してN形領域12内に形成したリセットドレイン
RDを構成するN+ 形領域を示し、このN+ 形領域20
に端子20aよりリセットドレインバイアスを供給する
如くする。
【0013】このフローティングディフュージョンFD
のキャパシタCFDを構成するN+ 形領域17とリセット
ドレインRDを構成するN+ 形領域20と間のN形領域
12内のリセットゲートRG部の上面に絶縁層13を介
してリセットゲート電極21を設け、このリセットゲー
ト電極21に端子21aよりリセットゲートパルスφR
Gを供給する如くする。
【0014】この場合従来のCCD撮像装置の第1の水
平クロックパルスφH1と第2の水平クロックパルスφ
H2とは図7Aに実線及び破線で示す如く互いに逆相の
クロックパルスであり、またリセットゲートパルスφR
Gは図7Bに示す如く第1の水平クロックパルスφH1
に同期して立上り、この第1の水平クロックパルスφH
1の略半分の期間のパルスである。
【0015】この図7のt1時の第1の水平クロックパ
ルスφH1(水平ラストチャンネル用クロックパルスφ
LH)がローレベル“L”で、第2の水平クロックパル
スφH2がハイレベル“H”、リセットゲートパルスφ
RGがローレベル“L”のときは、水平CCDの出力部
のポテンシャル分布は図6Bに示す如くなり、このとき
は水平CCD即ち水平転送レジスタの最終のチャンネル
部の信号電荷Qが水平出力ゲートHOGを介してフロー
ティングディフュージョンFDのキャパシタCFDを構成
するN+ 形領域17に転送され、このとき出力端子19
に図7Cに示す如く、電荷−電圧変換された映像データ
0 が得られる。また、このときは第1の蓄積部S1の
信号電荷Qが次の第2の蓄積部S2に転送される。
【0016】また、この図7のt2時の第1の水平クロ
ックパルスφH1(水平ラストチャンネル用クロックパ
ルスφLH)がハイレベル“H”で、第2の水平クロッ
クパルスφH2がローレベル“L”、リセットゲートパ
ルスφRGがハイレベル“H”のときは、水平CCDの
出力部のポテンシャル分布は図6Cに示す如くなり、こ
のときはリセットゲートRGがオンとなり、フローティ
ングディフュージョンFDのキャパシタCFDの信号電荷
はリセットドレインRDに捨て(リセット)られ、この
ときは第2の蓄積部S2の信号電荷Qが次の第1の蓄積
部S1に転送される。
【0017】更に、この図7のt3時の第1の水平クロ
ックパルスφH1(水平ラストチャンネル用クロックパ
ルスφLH)がハイレベル“H”で、第2の水平クロッ
クパルスφH2がローレベル“L”、リセットゲートパ
ルスφRGがローレベル“L”のときは、水平CCDの
出力部のポテンシャル分布は図6Dに示す如くなり、リ
セットゲートRGのリセット動作が終了する。このとき
出力端子19に得られる信号は図7Cに示す如くリセッ
トレベル(プリチャージレベル)R0 となる。このとき
は信号電荷Qはt2時の状態が保持される。
【0018】従って上述においては水平CCD即ち水平
転送レジスタを転送してきた信号電荷Qは水平クロック
パルスφH1(φLH),φH2の1ビット毎に水平出
力ゲートHOGを通ってフローティングディフュージョ
ンFDのキャパシタCFDに転送され、電荷−電圧変換さ
れて出力端子19に映像データD0 が得られる。
【0019】また、このフローティングディフュージョ
ンFDのキャパシタCFDの信号電荷Qはリセットゲート
パルスφRGの1ビット毎にリセットドレインRDに捨
て(リセット)られる。従って、出力端子19に図7C
に示す如き出力映像信号を得ることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで出力端子19
に得られる出力映像信号の暗時の波形例を図8Bに示す
(図8Aは水平ラストチャンネル用クロックパルスであ
る)。この暗時の出力映像信号の波形としてはリセット
レベル(プリチャージレベル)R0 と映像データD0
レベルとの差所謂カップリングV0 が小さい方が望まし
い。
【0021】これはCCD撮像素子1の出力映像信号の
信号処理の過程において雑音を除去するために相関2重
サンプリング(CDS)を行っている。この相関2重サ
ンプリングにおいてはこのリセットレベル(プリチャー
ジレベル)R0 と映像データD0 とをサンプリングホー
ルドしてそれらを減算している。
【0022】この場合、この暗時のリセットレベル(プ
リチャージレベル)R0 と映像データD0 との差所謂カ
ップリングV0 が大きいときは、この相関2重サンプリ
ングの後段のアナログ信号をデジタル信号に変換するA
−D変換回路のデータレンジがこのカップリングV0
より小さくなってしまい、その分だけ信号処理に使用で
きる信号振幅が小さくなる不都合があるためである。
【0023】例えば相関2重サンプリングの出力に1V
の信号が得られたときに、このカップリングV0 が例え
ば100mVであったときはデータレンジの1割が使わ
れることとなり、実際の信号処理に使える信号振幅は9
00mVまでとなる。
【0024】このCCD撮像素子1においては、転送さ
れた画素情報信号である信号電荷を電荷−電圧変換部で
あるフローティングディフュージョンFDにて電圧に変
換するが、このときの変換効率が小さいときは、このカ
ップリングV0 も小さいが、このCCD撮像素子1の感
度を上げるために、この変換効率を上げた場合、この効
率に応じて、このカップリングV0 が大きくなる不都合
がある。
【0025】また、水平CCDの転送効率を向上させる
ため、もしくは転送の高速駆動をするために電荷−電圧
変換部であるフローティングディフュージョンFDのリ
セットのタイミングが数10μsと短く、位相条件が厳
しい場合において、水平ラストチャンネル用クロックパ
ルスφLHの立上り、立下りが急峻であることが条件と
なり、この急峻による過渡現象等がフローティングディ
フュージョンFD等に影響しこれが原因となり、このカ
ップリングV0 が大きくなる不都合があった。
【0026】本発明は斯かる点に鑑み電荷−電圧変換部
の変換効率を下げることなく、このカップリングV0
小さくすることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明CCD撮像装置は
2相の水平クロックパルスでCCD撮像素子の水平CC
Dを駆動すると共にこの水平CCDの最終のチャンネル
部の信号電荷を水平出力ゲートを通して電荷−電圧変換
部に転送するようにしたCCD撮像装置において、この
水平出力ゲートの水平出力ゲート電極にこの水平CCD
の最終のチャンネル部に供給する水平クロックパルスと
逆相のクロックパルスを供給するようにしたものであ
る。
【0028】本発明によれば水平出力ゲートの水平出力
ゲート電極にこの水平CCDの最終のチャンネル部に供
給する水平クロックパルスと逆相のクロックパルスを供
給するので、この水平CCDの最終のチャンネル部に供
給する水平クロックパルスの立上り、立下りが急峻であ
り、過渡現象等があっても、これが逆ふりにより相殺
し、カップリングの発生を押え、このカップリングを小
さくすることができる。
【0029】また、本発明CCD撮像装置は2相の水平
クロックパルスでCCD撮像素子の水平CCDを駆動す
ると共にこの水平CCDの最終のチャンネル部の信号電
荷を水平出力ゲートを通して電荷−電圧変換部に転送
し、この電荷−電圧変換部より得られる出力映像信号を
ソースホロワ増幅回路を介して出力するようにしたCC
D撮像装置において、このソースホロワ増幅回路の出力
側に負荷用のMOS電界効果トランジスタを設け、この
MOS電界効果トランジスタのゲートにこの水平CCD
の最終のチャンネル部に供給する水平クロックパルスに
同期した制御信号を供給し、カップリングを低減するよ
うにしたものである。
【0030】斯る本発明によればソースホロワ増幅回路
の出力側に負荷用のMOS電界効果トランジスタを設
け、このMOS電界効果トランジスタのゲートにこの水
平CCDの最終のチャンネル部に供給する水平クロック
パルスに同期した制御信号を供給し、カップリングが出
ている期間だけ、このMOS電界効果トランジスタを動
作状態としてこのソースホロワ増幅回路を流れる電流を
この負荷用のMOS電界効果トランジスタに流している
ので、このカップリングを低減できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明CCD
撮像装置の実施の形態の一例につき説明しよう。
【0032】図3は本例によるCDD撮像装置の構成図
を示す。この図3においてはインターライントランスフ
ァ方式のCCD撮像素子1の出力映像信号をMOS電界
効果トランジスタのソースホロワ増幅回路2を介して、
信号処理回路3に供給し、この信号処理回路3で所定の
信号処理を行い所定の映像信号を得、この映像信号を映
像信号出力端子3aに供給する如くする。
【0033】また、同期信号発生回路4よりの水平及び
垂直同期信号を信号処理回路3に供給すると共にこの同
期信号発生回路4よりの水平及び垂直同期信号をタイミ
ングジェネレータ回路5に供給する如くする。またこの
信号処理回路3のクロックパルスをこのタイミングジェ
ネレータ回路5に供給する。
【0034】このタイミングジェネレータ回路5は、こ
の水平及び垂直同期信号に同期したCCD撮像素子1の
垂直CCDを駆動する4相の垂直クロックパルスφV
1,φV2,φV3,φV4と、図1A,Bに示す如き
このCCD撮像素子1の水平CCDを駆動する2相の水
平クロックパルスφH1,φH2と、図1Cに示す如き
この水平クロックパルスφH1と同相の水平ライトチャ
ンネル用クロックパルスφLHと、図1Dに示す如きこ
の水平ラストチャンネル用クロックパルスφLHと逆相
の水平出力ゲートパルスφHOGと、フローティングデ
ィフュージョンFDの信号電荷をリセットドレインRD
に捨て(リセット)るリセットゲートパルスφRGとを
発生し、このタイミングジェネレータ回路5が発生する
4相の垂直クロックパルスφV1〜φV4、2相の水平
クロックパルスφH1,φH2、水平ラストチャンネル
用クロックパルスφLH,水平出力ゲートパルスφHO
G及びリセットゲートパルスφRGをCCD撮像素子1
に供給する如くする。
【0035】このCCD撮像素子1の水平転送レジスタ
を構成する水平CCDの出力部の断面構造例を図2Aに
示す。この図2Aにつき説明するに、10はN形シリコ
ン(Si)基板、11はP形層より成るPウエル、12
はこのPウエル11上に形成されたN形領域である。
【0036】この図2Aにおいては、このN形領域12
の水平方向に第1の転送部T1及び第1の蓄積部S1と
第2の転送部T2及び第2の蓄積部S2とを所定数交互
に配すると共にこの第1の転送部T1及び第1の蓄積部
S1上にSiO2 等の絶縁層13を介して配された第1
の転送電極14a及び第1の蓄積電極14bと第2の転
送部T2及び第2の蓄積部S2上にこの絶縁層13を介
して配された第2の転送電極15a及び第2の蓄積電極
15bとを所定数交互に配する。
【0037】この第1及び第2の転送電極14a及び1
5aの下部に対応するN形領域12にP形不純物をイオ
ン注入してN- 形領域12aを形成し、このN形領域1
2のN形不純物濃度を下げポテンシャルに段差を発生さ
せ、2相駆動での信号電荷の転送方向(図2Aでは左方
向)を決定する。
【0038】また、第1の転送電極14a及び第1の蓄
積電極14bを互いに接続し、この接続点14cに2相
の水平クロックパルスφH1,φH2の図1Aに示す如
き第1の水平クロックパルスφH1を供給する如くする
と共に第2の転送電極15a及び第2の蓄積電極15b
を互いに接続し、この接続点15cに2相の水平クロッ
クパルスφH1,φH2の図1Bに示す如き第2の水平
クロックパルスφH2を供給する如くする。
【0039】この図2A例では、水平CCDの最終のチ
ャンネル部を構成する第1の転送電極14a及び第1の
蓄積電極14bの互いの接続点14dに第1の水平クロ
ックパルスφH1と同相のこの第1の水平クロックパル
スφH1とは別に形成された図1Cに示す如き水平ラス
トチャンネル用クロックパルスφLHを供給する如くす
る。
【0040】この水平ラストチャンネル用クロックパル
スφLHを接続点14dに供給したときは、この水平ラ
ストチャンネル用クロックパルスφLHは、所定数の接
続点14cに供給する第1の水平クロックパルスφH1
よりも立上り、立下りが急峻なものとなり、その後の信
号処理を良好なものとできる。
【0041】この水平CCDの最終のチャンネル部を構
成する第1の蓄積電極14bに隣接し互いに絶縁して、
水平出力ゲート(HOG)電極16を設け、この水平出
力ゲート電極16に端子16aより例えば図1Dに示す
如き、この水平ラストチャンネル用クロックパルスφL
Hの逆相の水平出力ゲートパルスφHOGを供給する如
くする。
【0042】また、17はN形領域12内に設けたフロ
ーティングディフュージョンFDのキャパシタCFDを構
成するN+ 形領域を示し、このN+ 形領域17よりバッ
ファアンプ18を介して出力端子19を導出し、この出
力端子19より出力映像信号を得る如くする。
【0043】20は、このフローティングディフュージ
ョンFDのキャパシタCFDを構成するN+ 形領域17に
所定間隔離してN形領域12内に形成したリセットドレ
インRDを構成するN+ 形領域を示し、このN+ 形領域
20に端子20aよりリセットドレインバイアスを供給
する如くする。
【0044】このフローティングディフュージョンFD
のキャパシタCFDを構成するN+ 形領域17とリセット
ドレインを構成するN+ 形領域20と間のN形領域12
内のリセットゲートRG部の上面に絶縁層13を介して
リセットゲート電極21を設け、このリセットゲート電
極21に端子21aよりリセットゲートパルスφRGを
供給する如くする。
【0045】本例においては、この第1の水平クロック
パルスφH1と第2の水平クロックパルスφH2とは図
1A,Bに示す如く互いに逆相のクロックパルスであ
り、水平ラストチャンネル用クロックパルスφLHは、
図1Cに示す如くこの第1の水平クロックパルスφH1
と同相のクロックパルスであり、水平出力ゲートパルス
φHOGは図1Dに示す如くこの水平ラストチャンネル
用クロックパルスφLHと逆相のパルスである。また、
リセットゲートパルスφRGは図1Eに示す如く第1の
水平クロックパルスφH1に同期して立上り、この第1
の水平クロックパルスφH1の略半分の期間のパルスと
する。
【0046】本例においては、図1のt1時の第1の水
平クロックパルスφH1(水平ラストチャンネル用クロ
ックパルスφLH)がローレベル“L”で、第2の水平
クロックパルスφH2(水平出力ゲートパルスφHO
G)がハイレベル“H”、リセットゲートパルスφRG
がローレベル“L”のときは、水平CCDの出力部のポ
テンシャル分布は図2Bに示す如くなり、このときは水
平CCD即ち水平転送レジスタの最終段の信号電荷Qが
フローティングディフュージョンFDのキャパシタCFD
を構成するN+ 形領域17に転送され、このとき出力端
子19に図7C、図8Bに示す如く、電荷−電圧変換さ
れた映像データD0 が得られる。またこのときは第1の
蓄積部S1の信号電荷Qが次の第2の蓄積部S2に転送
される。
【0047】この場合、水平出力ゲート電極16にハイ
レベルの電位が供給され、この水平出力ゲートHOG部
のポテンシャルが図2Bに示す如く従来の図6Bに比し
下がることになるので、この水平出力ゲートパルスφH
OGのハイレベルの電位をフローティングディフュージ
ョンFDの取扱電荷量に影響を与えないものとする如く
する。
【0048】また、この図1のt2時の第1の水平クロ
ックパルスφH1(水平ラストチャンネル用クロックパ
ルスφLH)がハイレベル“H”で、第2の水平クロッ
クパルスφH2(水平出力ゲートパルスφHOG)がロ
ーレベル“L”、リセットゲートパルスφRGがハイレ
ベル“H”のときは、水平CCDの出力部のポテンシャ
ル分布は図2Cに示す如くなり、このときはリセットゲ
ートRGがオンとなり、フローティングディフュージョ
ンFDのキャパシタCFDの信号電荷はリセットドレイン
RDに捨て(リセット)られ、このときは第2の蓄積部
S2の信号電荷Qが次の第1の蓄積部S1に転送され
る。
【0049】更にこの図1のt3時の第1の水平クロッ
クパルスφH1(水平ラストチャンネル用クロックパル
スφLH)がハイレベル“H”で、第2の水平クロック
パルスφH2(水平出力ゲートパルスφHOG)がロー
レベル“L”、リセットゲートパルスφRGがローレベ
ル“L”のときは、この水平CCDの出力部のポテンシ
ャル分布は図2Dに示す如くなり、リセットゲートRG
のリセット動作が終了する。このとき出力端子19に得
られる信号は図7D、図8Bに示す如くリセットレベル
(プリチャージレベル)R0 となる。また、このときは
信号電荷Qはt2時の状態が保持される。
【0050】従って本例においては水平CCD即ち水平
転送レジスタを転送してきた信号電荷Qは水平クロック
パルスφH1(φLH),φH2の1ビット毎に水平出
力ゲートHOGを通ってフローティングディフュージョ
ンFDのキャパシタCFDに転送され、電荷−電圧変換さ
れて、出力端子19に映像データD0 が得られる。
【0051】また、このフローティングディフュージョ
ンFDのキャパシタCFDの信号電荷Qはリセットゲート
パルスφRGの1ビット毎にリセットドレインRDに捨
て(リセット)られる。従って本例においては従来同様
に出力端子19に図7C,図8Bに示す如き出力映像信
号を得ることができる。
【0052】本例によればCCD撮像素子1の水平CC
Dの出力部の水平出力ゲートHOGの水平出力ゲート電
極16に、この水平CCDの最終のチャンネル部に供給
する水平ラストチャンネル用クロックパルスφLHと逆
相のパルスを供給しているので、この水平CCDの最終
のチャンネル部に供給する水平ラストチャンネル用クロ
ックパルスφLHの立上り、立下りが急峻であり、過渡
現象等があっても、これが逆ふりにより相殺し、カップ
リングの発生を押え、このカップリングを小さくするこ
とができる利益がある。
【0053】従って、CCD撮像素子1の出力映像信号
の信号処理の過程の相関2重サンプリング(CDS)を
行う場合において、カップリングV0 が小さくなるた
め、後段のA−D変換回路のデータレンジがこのカップ
リングV0 により小さくなる不都合がない利益がある。
【0054】図4は本発明の実施の形態の他の例の要部
を示す。この他の例は図5に示す如きCCD撮像装置の
ソースホロワ増幅回路2を図4に示す如く構成したもの
である。
【0055】この図4について説明するに、30はCC
D撮像素子1よりの図7C、図8Bに示す如き出力映像
信号が供給される映像信号入力端子を示し、この映像信
号入力端子30をソースホロワ増幅回路を構成するn形
のMOS電界効果トランジスタ(MOSFET)31の
ゲートに接続し、このMOSFET31のドレインを直
流電圧VDDが供給される電源端子32に接続する。
【0056】このMOSFET31のソースを負荷を構
成するn形のMOSFET33のドレインに接続し、こ
のMOSFET33のソースを接地し、このMOSFE
T33のゲート33aに所定のバイアス電圧Vgg1を供
給し、このMOSFET33を所定のインピーダンス値
とすると共にこのMOSFET31のソースを2段目の
ソースホロワ増幅回路を構成するn形のMOSFET3
4のゲートに接続する。
【0057】このMOSFET34のドレインを電源端
子32に接続すると共にこのMOSFET34のソース
を負荷を構成するMOSFET35のドレインに接続
し、このMOSFET35のソースを接地し、このMO
SFET35のゲート35aに所定のバイアス電圧Vgg
2を供給し、このMOSFET35を所定のインピーダ
ンス値とすると共にこのMOSFET34のソースを信
号処理回路3に出力信号を供給する出力端子2aに接続
する。
【0058】本例においては、この出力端子2aを負荷
を構成するn形のMOSFET36のドレインに接続
し、このMOSFET36のソースを接地し、このMO
SFET36のゲート36aに水平ラストチャンネル用
クロックパルスφLHに同期した制御信号を供給する如
くする。
【0059】即ち、このMOSFET36はこの水平ラ
ストチャンネル用クロックパルスφLHがハイレベル
“1”のときに動作状態となり、所定のインピーダンス
値になる如くし、その他のときはこのMOSFET36
のインピーダンス値は無限大となる如くする。
【0060】この場合、MOSFET36のゲート36
aに供給する制御信号の大きさは、この出力端子2aに
おける図7C、図8Bに示す如き出力映像信号の暗時の
映像データD0 のレベルがリセットレベル(プリチャー
ジレベル)R0 と等しくなる如くする。その他は従来同
様に構成する。
【0061】本例は上述の如くソースホロワ増幅回路2
の出力側に負荷用のMOSFET36を設け、このMO
SFET36のゲート36aにこの水平CCDの最終の
チャンネル部に供給する水平ラストチャンネル用クロッ
クパルスφLHに同期した制御信号を供給し、映像デー
タD0 が得られる期間だけ、このMOSFET36を動
作状態とし、ソースホロワ増幅回路2を流れる電流を制
御し、このソースホロワ増幅回路2の出力側の暗時の映
像データD0 の電圧をリセットレベル(プリチャージ)
0 と等しくなるようにしているので、このカップリン
グV0 を低減(略零)とすることができ、CCD撮像素
子1の出力映像信号の信号処理の過程の相関2重サンプ
リング(CDS)を行う場合において、カップリングV
0 が小さくなるため、後段のA−D変換回路のデータレ
ンジがこのカップリングV0 により小さくなる不都合が
ない利益がある。
【0062】尚、上述例においては特別に水平ラストチ
ャンネル用クロックパルスφLHを設けたが、この水平
ラストチャンネル用クロックパルスとして上述第1の水
平クロックパルスφH1を使用できることは勿論であ
る。
【0063】また本発明は上述例に限らず本発明の要旨
を逸脱することなくその他種々の構成が採り得ることら
勿論である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば電荷−電圧変換部の変換
効率を下げることなく、カップリングV0 を小さくする
ことができる利益がある。
【0065】また本発明によればこのカップリングV0
を小さくできるので、CCD撮像素子の出力映像信号の
信号処理の過程の相関2重サンプリング(CDS)を行
う場合において、後段のA−D変換回路のデータレンジ
が、このカップリングV0 により小さくならない利益が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明に供する線図である。
【図2】Aは本発明CCD撮像装置の水平CCDの出力
部の例を示す断面図である。B,C,Dは本発明の要部
の説明に供する線図である。
【図3】本発明CCD撮像装置の例を示す構成図であ
る。
【図4】本発明の他の例の要部を示す接続図である。
【図5】従来のCCD撮像装置の例を示す構成図であ
る。
【図6】従来のCCD撮像装置の水平CCDの出力部の
例の説明に供する線図である。
【図7】従来の説明に供する線図てある。
【図8】本発明の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1‥‥CCD撮像素子、2‥‥ソースホロワ増幅回路、
2a‥‥出力端子、3‥‥信号処理回路、3a‥‥出力
端子、4‥‥同期信号発生回路、5‥‥タイミングジェ
ネレータ回路、10‥‥N形シリコン基板、11‥‥P
ウエル、12‥‥N形領域、12a‥‥N- 形領域、1
3‥‥絶縁層、14a,15a‥‥転送電極、14b,
15b‥‥蓄積電極、14c,14d,15c,16
a,20a,21a‥‥端子、16‥‥水平出力ゲート
電極、17‥‥N+ 形領域、18‥‥バッファアンプ、
19‥‥出力端子、20‥‥N+ 形領域、21‥‥リセ
ットゲート電極、30‥‥映像信号入力端子、31,3
3,34,35,36‥‥MOSFET、32‥‥電源
端子、φH1,φH2‥‥水平クロックパルス、φLH
‥‥水平ラストチャンネル用クロックパルス、φHOG
‥‥水平出力ゲートパルス、φRGリセットゲートパル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2相の水平クロックパルスでCCD撮像
    素子の水平CCDを駆動すると共に前記水平CCDの最
    終のチャンネル部の信号電荷を水平出力ゲートを通して
    電荷−電圧変換部に転送するようにしたCCD撮像装置
    において、 前記水平出力ゲートの水平出力ゲート電極に前記水平C
    CDの最終のチャンネル部に供給する水平クロックパル
    スと逆相のクロックパルスを供給するようにしたことを
    特徴とするCCD撮像装置。
  2. 【請求項2】 2相の水平クロックパルスでCCD撮像
    素子の水平CCDを駆動すると共に前記水平CCDの最
    終のチャンネル部の信号電荷を水平出力ゲートを通して
    電荷−電圧変換部に転送し、 該電荷−電圧変換部より得られる出力映像信号をソース
    ホロワ増幅回路を介して出力するようにしたCCD撮像
    装置において、 前記ソースホロワ増幅回路の出力側に負荷用のMOS電
    界効果トランジスタを設け、前記MOS電界効果トラン
    ジスタのゲートに前記水平CCDの最終のチャンネル部
    に供給する水平クロックパルスに同期した制御信号を供
    給し、カップリングを低減するようにしたことを特徴と
    するCCD撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003244553A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電荷転送装置の駆動方法

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