JPH11146217A - 表示色の色合わせ方法 - Google Patents

表示色の色合わせ方法

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JPH11146217A
JPH11146217A JP9310205A JP31020597A JPH11146217A JP H11146217 A JPH11146217 A JP H11146217A JP 9310205 A JP9310205 A JP 9310205A JP 31020597 A JP31020597 A JP 31020597A JP H11146217 A JPH11146217 A JP H11146217A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 既知データから比較的単純な演算による表示
色の色合わせ方法を得る。 【解決手段】 カラースキャナに入力した所定種類の表
示色Xn から出力される所定種類の色データRn を求
め、色データRn の補間された多数の色データRn に対
応する表示色Xn を推定して略等間隔の色データRn
それに対応する表示色Xn との間の関係を求めるカラー
スキャナ入出力関係補間逆推定工程(SD2)と、カラ
ー表示装置に入力した所定種類の色データRn から出力
される所定種類の表示色Xn を求め、同様な補間逆推定
により、略等間隔の表示色Xn と対応する色データRn
との関係を求めるカラー表示装置入出力関係補間逆推定
工程(SD4)と、この2つの関係から、カラースキャ
ナから出力される色データRn(SG1)からカラー表示装置
に入力される色データRn(SG2)へ変換するための色デー
タ変換テーブルを求める対応関係作成工程(SD8)と
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像入力装
置に入力される表示色とカラー画像出力装置から出力さ
れる表示色との間、或いは共通の色データが入力される
複数台のカラー画像出力装置からそれぞれ出力される表
示色の間の色合わせを行うためのカラー画像出力装置の
色合わせ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラースキャナ、デジタルカメラ、デジ
タルビデオカメラ等のようにカラー画像が読み込み或い
は撮像により入力されるカラー画像入力装置から出力さ
れた画像データに基づいてカラー画像を出力するカラー
画像出力装置、たとえばCRT表示器、カラープリン
タ、或いはカラー複写装置などが知られている。上記画
像データは、カラー画像を構成する各画素毎の色を表す
色データから構成され、その色データに基づいてカラー
画像が再生される。
【0003】上記カラー画像出力装置では、たとえばY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(サイアン)の3種
或いはそれにK(黒)を加えた4種の顔料(色材)の混
合や、たとえばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブ
ルー)の3種の蛍光体(色材)の発光色の混合により種
々の色が表されることができるので、上記色データは、
実在する複数の原色(R、G、B或いはY、M、C、
K)を基準とした多原表記法たとえばRGB表記法によ
り表現されるのが一般的である。たとえば色データR、
G、Bを構成するR値、G値、B値は、赤色フィルタの
濃度、緑色フィルタの濃度、青色フィルタの濃度をそれ
ぞれを表すものであり、カラー画像出力装置などにおい
て上記3原色の混色の度合いを制御するために用いられ
てカラー画像が再生され、そのカラー画像が画面に表示
され、或いは記録紙に印刷されて出力される。
【0004】そして、上記のようなカラー画像出力装置
では、それから出力されたカラー画像の色と、それに画
像データを出力するカラー画像入力装置に入力された原
画の色、或いは同じ画像データを受ける他のカラー画像
出力装置から出力されたカラー画像の色とが相互に一致
することが望まれるが、原画の色とその原画が入力され
るカラー画像入力装置から出力される画像データが表す
色との関係や、画像データが表す色とその画像データが
入力されるカラー画像出力装置から出力されたカラー画
像の色との対応関係は、機器毎に独立して調整されるた
めに相互に異なるのが一般的である。
【0005】これに対し、実際の物体の色を測定する分
光装置により求められた分光分布からたとえばCIE
(国際照明委員会 Comission Internationale de l'Ecl
airage)で定められているXYZ表色系における三刺激
値X、Y、Zが求められることから、その三刺激値X、
Y、Zを用いて表される色度座標が色度図内のどこに位
置するかによって物体の色を標準的に特定できるので、
その三刺激値X、Y、Zにより特定される標準色を再現
させるために、XYZ表色系における三刺激値X、Y、
Zと色データr、g、bとの関係を所定数の測定値から
作成し、その関係を用いて各カラー画像入力装置やカラ
ー画像出力装置の色を調整することが考えられる。な
お、XYZ表色系の代わりに他の表色系、例えば
(L* 、a* 、b*)を用いた場合でも同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ラー画像入力装置やカラー画像出力装置では、減色混合
法(減法混色)或いは加色混合法(加法混色)による色
形成が行われることから、上記の関係が非線型となるの
で、所定数の測定値から補間などによりその関係を示す
関数或いは逆関数を求めることが困難であった。また、
予め多数種類たとえば2563 通りの組み合わせについ
て三刺激値X、Y、Zと色データr、g、bとの関係を
作成することが考えられるが、予め処理を行うための演
算量が膨大となるとともに、求めた関係を記憶するため
の記憶量も膨大となるので、実用性が低いという欠点が
あった。
【0007】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、膨大なデータを
用いることや膨大なデータ処理を行うことなく、既知デ
ータから比較的単純な演算によって色合わせを行うこと
ができる表示色の色合わせ方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の色合わせ方法の要旨とするところは、相互
に接続された第1機器と第2機器との間で、その第1機
器の外部表示色と第2機器の外部表示色とを相互に一致
させるための表示色の色合わせ方法であって、(a) 前記
第1機器について外部表示色および内部表示色のうちの
入力側の情報を所定数その第1機器に入力させることに
より所定数の外部表示色とこれに対応する所定数の色デ
ータとの関係を求め、その所定数の外部表示色および内
部表示色のうちの出力側の情報の間に存在する出力側の
情報を補間により作成し、補間された出力側情報に対応
する入力側情報を推定することにより、複数種類の色デ
ータとそれに対応する外部表示色との第1の関係を求め
る第1補間逆推定工程と、(b) 前記第2機器について外
部表示色および内部表示色のうちの入力側の情報を所定
数その第2機器に入力させることにより所定数の外部表
示色とこれに対応する所定数の色データとの関係を求
め、その所定数の外部表示色および内部表示色のうちの
出力側の情報の間に存在する出力側の情報を補間により
作成し、補間された出力側情報に対応する入力側情報を
推定することにより、複数種類の色データとそれに対応
する外部表示色との第2の関係を求める第2補間逆推定
工程と、(c) 前記第1の関係と第2の関係とに基づい
て、前記第1機器の色データから前記第2機器の色デー
タへ変換するための色データ対応関係を作成する色デー
タ対応関係作成工程とを、含むことにある。
【0009】
【発明の効果】このようにすれば、第1補間逆推定工程
により、第1機器について外部表示色および内部表示色
のうちの入力側の情報を所定数その第1機器に入力させ
ることにより所定数の外部表示色とこれに対応する所定
数の色データとの関係が求められ、その所定数の外部表
示色および内部表示色のうちの出力側の情報の間に存在
する出力側の情報が補間により作成され、補間された出
力側情報に対応する入力側情報が推定されることによ
り、複数種類の色データとそれに対応する外部表示色と
の第1の関係が求められる。また、第2補間逆推定工程
により、第2機器について外部表示色および内部表示色
のうちの入力側の情報を所定数その第2機器に入力させ
ることにより所定数の外部表示色とこれに対応する所定
数の色データとの関係が求められ、その所定数の外部表
示色および内部表示色のうちの出力側の情報の間に存在
する出力側の情報が補間により作成され、補間された出
力側情報に対応する入力側情報を推定することにより、
複数種類の色データとそれに対応する外部表示色との第
2の関係が求められる。そして、色データ対応関係作成
工程により、上記第1の関係と第2の関係とに基づい
て、第1機器の色データから第2機器の色データへ変換
するための色データ対応関係が作成される。したがっ
て、その色データ対応関係を用いて第2機器へ入力され
る色データが変換されるので、第1機器の外部表示色と
第2機器の外部表示色とが相互に一致させられる。
【0010】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記色データ対
応関係作成工程により作成された色データ対応関係を用
いて、前記第2機器へ入力される色データを変換するデ
ータ変換工程がさらに含まれる。このようにすれば、デ
ータ変換工程において、前記色データ対応関係作成工程
により作成された色データ対応関係を用いて第2機器へ
入力される色データが変換されるので、第1機器の外部
表示色と第2機器の外部表示色とが相互に一致させられ
る。
【0011】また、好適には、前記第1補間逆推定工程
は、所定種類の表示色とその所定種類の表示色を有する
原画像を前記カラー画像入力装置に入力したときにその
カラー画像入力装置から出力される所定種類の色データ
とを求めた後、その所定種類の色データの間に存在する
色データを補間により作成し、その補間された色データ
に対応する表示色を推定することにより、略等間隔の色
データとそれに対応する表示色との間の第1の関係を求
めるものであり、前記第2補間逆推定工程は、所定種類
の色データとその所定種類の色データを前記カラー画像
出力装置に入力したときにそのカラー画像出力装置から
出力される所定種類の表示色とを求めた後、その所定種
類の表示色の間に存在する表示色を補間により作成し、
その補間された表示色に対応する色データを推定して、
略等間隔の表示色とそれに対応する色データとの第2の
関係を求めるものであり、前記色データ対応関係作成工
程は、上記第1の関係と第2の関係から、前記カラー画
像入力装置から出力される色データから前記カラー画像
出力装置に入力される色データへ変換するための色デー
タ変換テーブル(関係)を求めるもの(色データ変換テ
ーブル作成工程)である。このようなカラー画像出力装
置の色合わせ方法によれば、カラー画像入力装置に入力
される原画像の色と、そのカラー画像入力装置から伝送
される色データに基づいてカラー画像出力装置から出力
されるカラー画像の色とが、相互に一致させられる。
【0012】また、好適には、上記カラー画像出力装置
の色合わせ方法において、前記色データ変換テーブル作
成工程により作成された色データ変換テーブルを用い
て、前記カラー画像入力装置から出力される色データか
ら前記カラー画像出力装置に入力される色データを変換
するデータ変換工程がさらに含まれる。このようにすれ
ば、データ変換工程において、前記色データ変換テーブ
ル作成工程により作成された色データ変換テーブルを用
いてカラー画像出力装置へ入力される色データが変換さ
れるので、カラー画像入力装置へ入力される原画の表示
色とカラー画像出力装置から出力されるカラー画像の表
示色とが好適に相互に一致させられる。
【0013】また、好適には、前記第1補間逆推定工程
は、所定種類の色データとその所定種類の色データを前
記第1カラー画像出力装置に入力したときにその第1カ
ラー画像出力装置から出力される所定種類の表示色とを
求めた後、その所定種類の表示色の間に存在する表示色
を補間により作成し、その補間された表示色に対応する
色データを推定して、略等間隔の表示色とそれに対応す
る色データとの第1の関係を求めるものであり、前記第
2補間逆推定工程は、所定種類の色データとその所定種
類の色データを前記第2カラー画像出力装置に入力した
ときにその第2カラー画像出力装置から出力される所定
種類の表示色とを求めた後、その所定種類の表示色の間
に存在する表示色を補間により作成し、その補間された
表示色に対応する色データを推定して、略等間隔の表示
色とそれに対応する色データとの第2の関係を求めるも
のであり、前記色データ対応関係作成工程は、上記第1
の関係と第2の関係から、前記色データから前記第2カ
ラー画像出力装置に入力される色データへ変換するため
の色データ変換テーブル(関係)を求めるもの(色デー
タ変換テーブル作成工程)である。このようなカラー画
像出力装置の色合わせ方法によれば、所定の機器から伝
送される色データに基づいてカラー画像を出力する第1
カラー画像出力装置から出力されるカラー画像の色と、
その色データに基づいてカラー画像を出力する第2カラ
ー画像出力装置から出力されるカラー画像の色とが、好
適に相互に一致させられる。
【0014】また、好適には、上記カラー画像出力装置
の色合わせ方法において、前記色データ変換テーブル作
成工程により作成された色データ変換テーブルを用い
て、前記第2カラー画像出力装置へ入力される色データ
を変換するデータ変換工程がさらに含まれる。このよう
にすれば、データ変換工程において、前記色データ変換
テーブル作成工程により作成された色データ変換テーブ
ルを用いて第2カラー画像出力装置へ入力される色デー
タが変換されるので、第1カラー画像出力装置から出力
されるカラー画像の表示色と第2カラー画像出力装置か
ら出力されるカラー画像の表示色とが相互に一致させら
れる。
【0015】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例である表示色の
色合わせ装置としての機能を備えたカラー画像入出力装
置を示している。図1において、カラースキャナ10
は、所謂イメージリーダなどとして知られているように
カラー画像入力装置或いはカラー画像入力機器として機
能するものであり、原紙12に表示されたカラー画像を
光学的に読み込んでそのカラー画像を表す画像信号SG
1を、カラー表示装置14およびキーボード16などを
備えた電子制御装置すなわちコンピュータ本体18へ出
力する。コンピュータ本体18は図示しないCPU、R
OM、RAM、インターフェースなどをその内部に備え
るとともに、CPUはRAMの記憶機能を利用しつつ予
めROMに予め記憶されたプログラムに従って入力信号
を処理し、色合せ準備モードで第1色データ変換テーブ
ルおよび第2色データ変換テーブルを予め作成するが、
通常モードでは、上記画像信号SG1を予め記憶された
第1色データ変換テーブルを用いて画像信号SG2に変
換し、その画像信号SG2をカラー表示装置14へ出力
するとともに、上記画像信号SG2を予め記憶された第
2色データ変換テーブルを用いて画像信号SG3に変換
し、その画像信号SG3をカラー複写装置20へ出力す
る。
【0017】上記カラー表示装置14は、カラー画像を
表示することが可能なCRT或いは液晶板などにより構
成されることによりカラー画像出力装置或いはカラー画
像出力機器として機能するものであり、コンピュータ本
体18から出力された画像信号SG2に基づいてその画
像信号SG2が表すカラー画像をその画面に表示させ
る。また、上記カラー複写装置20は、所謂カラーイン
クジェットプリンタなどにより構成されることによりカ
ラー画像出力装置或いはカラー画像出力機器として機能
するものであり、コンピュータ本体18から出力された
画像信号SG3に基づいてその画像信号SG3が表すカ
ラー画像を記録紙22上に表示させる。
【0018】上記画像信号SG1、SG2、SG3は、
カラー画像を構成する画素の色を表す多数の色データか
ら構成されており、その色データは、実在する色を基準
とする多色記法(たとえば3色記法)により表現され
る。たとえば3色記法では、実在するいずれかの色たと
えばR(赤)、G(緑)、B(青)やY(黄)、M(マ
ゼンタ)、C(サイアン)を3原色とすればよいが、一
般に、3原色R、G、Bを基準とした3色記法(3原色
表記法)が用いられる。前記カラー表示装置14は加法
混色により種々の色を表すものであるので、上記3原色
表記法による色データがそのまま用いられ得るが、通
常、蛍光体の発光特性などを考慮して色補正回路が設け
られている。また、前記カラー複写装置20は減法混色
により種々の色を表すものではあるが、上記3原色R、
G、Bを基準とした3色記法により表現された画像信号
SG3を入力させ得るようにするために、通常、その
R、G、Bを基準とした3色記法により表現された画像
信号SG3から3原色Y、M、Cを基準とした3色記法
により表現された画像信号へ変換する信号変換回路を備
えている。
【0019】上記R、G、Bを3原色とする3色記法に
より表現される色データは、たとえばRn (=Rm 、G
m 、Bm )により表され、3原色の色材がそれぞれRm
値、Gm 値、Bm 値に対応する混合比率或いは濃度で混
合されることにより、色データRn の色が表現される。
また、Y、M、Cを3原色とする3原色表色系により表
現される色データは、たとえばYn (=Ym 、Mm 、C
m )により表され、3原色の色材がそれぞれYm 値、M
m 値、Cm 値に対応する混合比率或いは濃度で混合され
ることにより、色データYn の色が表現される。上記色
データRn 或いはYn は、前記コンピュータ本体18に
おいて、たとえば各3原色がそれぞれm=0からm=2
55までの256段階で表現されることから、n=25
3 通り(種類)の色を表現することができる。
【0020】図2は、上記コンピュータ本体18の制御
機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図2に
おいて、カラー複写装置入出力関係補間逆推定手段30
は、カラー複写装置20について外部表示色X〔=f
(X、Y、Z)〕すなわち三刺激値X、Y、Zで表され
る記録紙22上の表示色、および内部表示色R〔=f
(R、G、B)〕すなわち機器の内部で取り扱われる色
データのうち、入力側の情報(色データ)を所定数その
カラー複写装置20に入力させることにより所定数の外
部表示色とこれに対応する所定数の色データとの対応関
係を求め、その所定数の外部表示色および内部表示色の
うちの出力側の情報の間に存在する出力側の情報(三刺
激値X、Y、Zで表される記録紙22上の表示色)を補
間により作成し、補間された出力側情報に対応する入力
側情報を推定することにより、複数種類の色データRn
とそれに対応する外部表示色Xn との間の関係Xn =f
COPY(Rn )を求める補完逆推定工程を実行するもので
ある。たとえば、カラー複写装置入出力関係補間逆推定
手段30は、先ず、所定種類の色データたとえば256
段階で表現される各R値、G値、B値を等間隔の5段階
(0、61、127、191、255)に変化させるこ
とにより125種類の色データRn (n=125種類)
を発生させてそれをカラー複写装置20に供給したとき
に記録紙32上に出力された色を測色装置(分光光度
計)32に測定させ、その125種類の色の測色値すな
わちCIEで定められた三刺激値XYZで表される表示
色Xn (n=125種類)を出力させる。この125種
類の色データRn とそれに対応する測色値Xn との関係
は、カラー複写装置20において減色混合法(減法混
色)による色形成が行われることから、たとえば図3に
概略示されるように、非線型の状態となる。次いで、上
記カラー複写装置入出力関係補間逆推定手段30は、補
間逆推定法を用いてカラー複写装置20に関する多種類
の色データRn とそれに対応する表示色Xn との関係を
求める。すなわち、カラー複写装置入出力関係補間逆推
定手段30は、図3の○点に示すように出力側の情報で
ある上記125種類の表示色Xn の各間において等間隔
となるようにデータ補間するとともに、そのデータ補間
により等間隔とされた多種類の表示色Xn からそれらに
対応する多種類の色データRn を逆に推定することによ
り、カラー複写装置20に関する多種類の色データRn
とそれに対応する表示色Xn との間の詳細な関係Xn
COPY(Rn )を求める。
【0021】ここで、前記補間逆推定法とは、入力推定
型の逆問題を解く1つの方法であって、いくつかの入力
に対する出力の関係を知って、補間計算により入力側が
取り得る最大数若しくは実用上好適な間隔密度となる多
(複)数の組合せ数に対する出力を求め、この結果によ
り所望の出力値に一番近い出力値に対応する入力を解と
して求める方法である。また、一般に、出力値から入力
値を逆に推定するという上記入力推定型の逆問題を解く
場合には、一つの出力値に対して一つの入力値が存在す
るという解の一意性、一つの出力値に対して入力値が確
実に存在するという解の存在性、出力値の小変化に対し
て入力値が大きく変化するという解の安定性が保証され
ない不適切性を回避することが必要とされるが、上記補
間逆推定法では、解の判別を誤差距離内で行うようにす
るために出力値(出力側情報)を補間により等間隔で細
かく作成し、その出力値から入力値を推定することによ
り均等且つ詳細な関係を作成するので、上記の不適切性
が十分に回避されるようになっている。
【0022】色合せ用原画作成手段34は、色表示系が
CIE標準の三刺激値XYZで表される表示色であって
その三刺激値で等間隔となるように設定された所定種類
(たとえば125種類)の色がテストパターンの各所に
表示された色合せ用原紙36を作成する工程を実行す
る。すなわち、図3に示すように、色合せ用原画作成手
段34は、カラー複写装置入出力関係補間逆推定手段3
0により求められた詳細な関係Xn =fCOPY(Rn )の
中の出力側データである多数種類の表示色Xn のうちか
ら等色差間隔となる所定数たとえば125種類の表示色
n を決定し、上記のカラー複写装置入出力関係補間逆
推定手段30により求められた関係Xn =f
COPY(Rn )からその所定数の表示色Xn に対応する所
定数の色データRn を決定し、その所定数の色データR
n をカラー複写装置20に入力させたときにその所定数
の色データRn に対応する等色差間隔となる所定数たと
えば125種類の表示色Xn を各所に備えたテストパタ
ーンをカラー複写装置20により記録紙22上に描かせ
ることにより色合せ用原紙36を作成する。
【0023】カラースキャナ入出力関係補間逆推定手段
38は、カラースキャナ10について外部表示色(三刺
激値X、Y、Zで表される色合せ用原紙36上の表示
色)および内部表示色(色データ)のうちの入力側の情
報(色合せ用原紙36上の所定数の表示色)をそのカラ
ースキャナ10に入力させることにより所定数の外部表
示色とこれに対応する所定数の色データとの対応関係を
求め、その所定数の外部表示色および内部表示色のうち
の出力側の情報の間に存在する出力側の情報(色デー
タ)を補間により作成し、補間された出力側の情報に対
応する入力側情報を推定することにより、複数種類の色
データとそれに対応する外部表示色との関係を求める補
完逆推定工程を実行するものである。たとえば、カラー
スキャナ入出力関係補間逆推定手段38は、先ず、色合
せ用原紙36に表示された所定数たとえば125種類の
表示色を測色装置(分光光度計)40に測定させること
により、或いは前記色合せ用原紙作成手段34において
選択された所定種類の表示色X n を読み込むことによ
り、その125種類の色の測色値すなわちCIE標準の
三刺激値XYZで表される表示色Xn (n=125種
類)を入力側情報として得るとともに、等色差間隔とな
る125種類の表示色Xn が描かれた上記色合せ用原紙
32をカラースキャナ10に入力させ、これによりカラ
ースキャナ10から出力された所定数の色データR
n (n=125種類)を得る。この125種類の色デー
タRn とそれに対応する測色値Xn との関係は、カラー
スキャナ10において加色混合法(加法混色)による色
形成が行われることから、たとえば図4の上段に概略示
されるように、非線型の状態となる。次いで、上記カラ
ースキャナ入出力関係補間逆推定手段38は、補間逆推
定法を用いてカラースキャナ10に関する多種類の色デ
ータRn とそれに対応する表示色Xn との詳細な関係を
求める。すなわち、図4の下段に示すように、カラース
キャナ入出力関係補間逆推定手段38は、図4の○点に
示すように、出力側の情報である上記125種類の色デ
ータRn の各間において等間隔となるようにデータ補間
するとともに、そのデータ補間により等間隔とされた多
種類の色データRn からそれらに対応する多種類の表示
色Xn を逆に推定することにより、カラースキャナ10
に関する多種類の表示色Xn とそれに対応する色データ
n との間の詳細な関係Rn =fIMAG(X n )を求め
る。
【0024】カラー表示装置入出力関係補間逆推定手段
42は、カラー表示装置14について外部表示色(三刺
激値X、Y、Zで表される記録紙22上の表示色)およ
び内部表示色(色データ)のうちの入力側の情報(色デ
ータ)を所定数そのカラー表示装置14に入力させるこ
とにより所定数の外部表示色とこれに対応する所定数の
色データとの対応関係を求め、その所定数の外部表示色
および内部表示色のうちの出力側の情報の間に存在する
出力側の情報(三刺激値X、Y、Zで表される画面上の
表示色)を補間により作成し、補間された出力側情報に
対応する入力側情報を推定することにより、複数種類の
色データとそれに対応する外部表示色との間の関係Xn
=fDISP(Rn )を求める補完逆推定工程を実行するも
のである。たとえば、カラー表示装置入出力関係補間逆
推定手段42は、先ず、所定種類の色データたとえば2
56段階で表現される各R値、G値、B値を等間隔の5
段階(0、61、127、191、255)に変化させ
ることにより125種類の色データRn (n=125種
類)を発生させてそれをカラー表示装置14に供給した
ときにカラー表示装置14の画面上に出力された色を測
色装置(分光光度計)44に測定させ、その125種類
の色の測色値すなわちCIE標準の三刺激値XYZで表
される表示色Xn (n=125種類)を出力させる。こ
の125種類の色データRn とそれに対応する測色値X
n との関係は、カラー表示装置14において加色混合法
(加法混色)による色形成が行われることから、たとえ
ば図5の上段に概略示されるように、非線型の状態とな
る。次いで、上記カラー表示装置入出力関係補間逆推定
手段42は、補間逆推定法を用いてカラー表示装置14
に関する多種類の色データRn とそれに対応する表示色
n との関係を求める。すなわち、カラー表示装置入出
力関係補間逆推定手段42は、図5の○点に示すよう
に、出力側の情報である上記125種類の表示色Xn
各間において等間隔となるようにデータ補間するととも
に、そのデータ補間により等間隔とされた多種類の表示
色Xn からそれらに対応する多種類の色データRn を逆
に推定することにより、カラー複写装置20に関する多
種類の色データRn とそれに対応する表示色Xn との間
の詳細な関係Xn =fDISP(Rn )を求める。
【0025】第1色データ対応関係作成手段46は、カ
ラースキャナ入出力関係補完逆推定手段38により求め
られた関係Rn =fIMAG(Xn )と、カラー表示装置入
出力関係補間逆推定手段42より求められた関係Xn
DISP(Rn )とに基づいて、カラースキャナ10から
出力された画像信号SG1を構成する色データRn(SG 1)
からカラー表示装置14へ供給する画像信号SG2を構
成する色データRn(SG 2)へ変換するための第1色データ
対応関係Rn(SG2)=f(Rn(SG1))を作成する第1色デ
ータ対応関係作成工程を実行するものである。すなわ
ち、色合わせのためにカラースキャナ10に入力される
表示色Xn とカラー表示装置14の画面に表示される表
示色Xn とが一致させられねばならないから、上記2つ
の関係からXn を消去してその式を整理することにより
上記第1色データ対応関係Rn(SG2)=f(Rn(SG1))が
算出されるのである。
【0026】以上のように、上記第1色データ対応関係
作成手段46或いは第1色データ対応関係作成工程によ
り第1色データ対応関係Rn(SG2)=f(Rn(SG1))が作
成された後においては、第1データ変換手段48は、そ
の第1色データ対応関係Rn( SG2)=f(Rn(SG1))を用
いて、カラースキャナ10から出力された画像信号SG
1を構成する色データRn(SG1)からカラー表示装置14
へ入力される画像信号SG2を構成する色データR
n(SG2)へ変換する工程を、カラースキャナ10から画像
信号SG1が出力される毎に実行する。
【0027】第2色データ対応関係作成手段50は、カ
ラー表示装置入出力関係補間逆推定手段42より求めら
れた関係Xn =fDISP(Rn )と、カラー複写装置入出
力関係補完逆推定手段20により求められた関係Xn
COPY(Rn )とに基づいて、第1データ変換手段48
から出力された画像信号SG2を構成する色データR
n(SG2)からカラー複写装置20へ供給する画像信号SG
3を構成する色データR n(SG3)へ変換するための第2色
データ対応関係Rn(SG3)=f(Rn(SG2))を作成する第
2色データ対応関係作成工程を実行するものである。す
なわち、色合わせのあめにカラー表示装置14の画面に
表示される表示色Xn とカラー複写装置20に入力され
る表示色Xn とが一致させられねばならないから、上記
2つの関係からXn を消去してその式を整理することに
より上記第2色データ対応関係Rn( SG3)=f
(Rn(SG2))が算出されるのである。
【0028】以上のように、上記第2色データ対応関係
作成手段50或いは第2色データ対応関係作成工程によ
り第2色データ対応関係Rn(SG3)=f(Rn(SG2))が作
成された後においては、第2データ変換手段52は、そ
の第2色データ対応関係Rn( SG3)=f(Rn(SG2))を用
いて、第1データ変換手段48から出力された画像信号
SG2を構成する色データRn(SG2)からカラー複写装置
20へ供給する画像信号SG3を構成する色データR
n(SG3)へ変換するデータ変換工程を、第1データ変換手
段48から画像信号SG2が出力される毎に実行する。
【0029】以下、前記コンピュータ本体18の制御差
動の要部を図6以下を用いて説明する。図6はメインル
ーチン、図7は色合せ用原紙作成ルーチン、図8はカラ
ー複写装置入出力関係補間逆推定ルーチン、図8は色合
せ準備ルーチンをそれぞれ示している。
【0030】図6のステップ(以下、ステップを省略す
る)SM1では、色合せ用原紙作成モードが選択されて
いるか否かが、キーボード16からの操作信号などに基
づいて判断される。このSM1の判断が肯定された場合
には、SM2において図7に詳しく示す色合せ用原紙作
成ルーチンが実行される。
【0031】図7のSB1では、カラー複写装置20の
入出力関係が補間逆推定法により既に決定されているか
否かが判断される。当初はこのSB1の判断が否定され
るので、SB2において、前記カラー複写装置入出力関
係補間逆推定手段30或いはカラー複写装置入出力関係
補間逆推定工程に対応するカラー複写装置入出力関係補
間逆推定ルーチンが実行される。図8は、そのカラー複
写装置入出力関係補間逆推定ルーチンを詳しく説明する
ものである。
【0032】図8のSC1では、カラー複写装置20の
入力側データである色データが所定種類決定される。た
とえば256段階で表現される各R値、G値、B値を等
間隔の5段階(0、63、127、191、255)に
それぞれ変化させた値の組み合わせから成る125種類
の色データRn (n=125種類)が発生させられる。
次いで、その125種類の色データRn がカラー複写装
置20に供給され、そのときカラー複写装置20により
記録紙22上に出力された125種類の色が測色装置
(分光光度計)32に測定され、その125種類の色の
測色値すなわちCIE標準の三刺激値XYZで表される
表示色Xn (n=125種類)が読み込まれて記憶され
る。これにより、所定数のデータポイントから成る入出
力関係、すなわち上記125種類の色データRn とそれ
に対応する測色値Xn との間の非線型の関係が得られ
る。
【0033】次いで、SC2では、図3の内挿点(○印
にて示される)に示すように出力側の情報である上記1
25種類の表示色Xn (X、Y、Z)の各間において、
単位バイド上で許容される最大数のデータ、或いは実用
上十分な分解能を得るための数のデータがよく知られた
補間法を利用して求められ、等間隔或いは等密度間隔と
なるように挿入される。すなわち、上記125種類の色
データRn とそれに対応する測色値Xn とから、たとえ
ば図10に示すように、5種類のB値毎のR−X二次元
座標、R−Y二次元座標、R−Z二次元座標において各
データポイントを通過する滑らかな自由曲線すなわち近
似曲線をよく知られたスプライン曲線、ベジェ曲線、或
いはナーブス曲線などの手法を用いて作成することによ
り、5種類のG値をパラメータとする5本の曲線(関
係)が上記15個の二次元座標毎に求められる。そし
て、上記R−X二次元座標において5本の曲線とX軸と
が交差する複数点のX値の間において補間法を利用して
等間隔にX値(内挿点)が多数求められ、R−Y二次元
座標において5本の曲線とY軸とが交差する複数点のY
値の間において補間法を利用して等間隔にY値(内挿
点)が多数求められ、R−Z二次元座標において5本の
曲線とZ軸とが交差する複数点のZ値の間において補間
法を利用して等間隔にZ値(内挿点)が多数求められ
る。
【0034】そして、SC3では、上記の補間により等
間隔に細かく決定された出力側情報である表示色Xn
ら上記の近似曲線を利用して入力側情報である色データ
がそれぞれ算出(入力側情報を逆推定)されることによ
り、カラー複写装置20に関する多種類の色データRn
とそれに対応する表示色Xn との詳細な関係が求められ
る。すなわち、SC2にて予め求められた図10に示す
関係すなわち近似曲線から、図3の○点に示すように補
間された出力側情報である多種類の表示色Xnに基づい
て、それら多種類の表示色Xn に対応する多種類の色デ
ータRn を逆に推定(算出)することにより、カラー複
写装置20に関する多種類の色データR n とそれに対応
する表示色Xn との間の詳細なカラー複写装置入出力関
係(テーブル)Xn =fCOPY(Rn )が求められる。
【0035】上記のようにしてカラー複写装置入出力関
係Xn =fCOPY(Rn )が一旦求められると、図7の次
の制御サイクルにおけるSB1の判断が肯定されるの
で、前記色合せ用原紙作成手段34に対応するSB3お
よびSB4が実行される。SB3においては上記カラー
複写装置入出力関係Xn =fCOPY(Rn )を構成する出
力側情報である多数の表示色Xn のうちから所定数たと
えば125種類の等色差間隔の表示色Xn が決定される
とともに、それら所定数の等色差間隔の表示色X n に対
応する所定数の色データRn が決定される。次いで、S
B4では、それら所定数の色データRn がカラー複写装
置20に入力されることにより、上記所定数の表示色X
n の領域により構成されたテストパターンが記録紙22
に描かれた色合せ用原紙36がカラー複写装置20によ
り作成される。
【0036】図6に戻って、SM1の判断が否定される
場合には、SM3において、色合せ準備モードが選択さ
れたか否かが、キーボード16からの操作信号などに基
づいて判断される。このSM3の判断が肯定された場合
には、SM4において、図9に詳しく示す色合せ準備ル
ーチンが実行される。
【0037】図9のSD1では、カラースキャナ10の
入出力関係が既に決定されているか否かが判断される。
このSD1の判断が肯定される場合はSD2が実行され
ることなくSD3以下が実行されるが、当初はこのSD
1の判断が否定されるので、前記カラースキャナ入出力
関係補間逆推定手段38或いはカラースキャナ入出力関
係補間逆推定工程に対応するSD2においてカラースキ
ャナ入出力関係補間逆推定ルーチンが実行される。図1
1はこのカラースキャナ入出力関係補間逆推定ルーチン
を詳しく説明するものであり、前記図8に示すものと同
様のステップで構成されている。
【0038】図11のSE1では、カラースキャナ10
の入力側データとして、所定種類の表示色、たとえば色
合せ用原紙36のテストパターンに含まれる125種類
の等色差の表示色Xn を、SB4において選択された表
示色Xn を読み込むことにより或いは測色装置40を用
いて測定することにより決定し、その色合せ用原紙36
がカラースキャナ10に読み込ませたときにそのカラー
スキャナ10から出力される画像信号SG1を構成する
125種類の色データRn (n=125種類)が読み込
まれて記憶される。これにより、所定数のデータポイン
トから成る入出力関係、すなわち上記125種類の表示
色Xn とそれに対応する色データRn との間の非線型の
関係が得られる。
【0039】次いで、SE2では、前記SC2と同様
に、図4の内挿点(○印にて示される)に示すように出
力側の情報である上記125種類の色データRn (R、
G、B)の各間において、単位バイド上で許容される最
大数のデータ、或いは実用上十分な分解能を得るための
数のデータがよく知られた補間法を利用して求められ、
等間隔或いは等密度間隔となるように挿入される。
【0040】そして、SE3では、上記の補間により等
間隔に細かく決定された出力側情報である色データRn
から、カラースキャナ10の入出力関係、すなわち上記
125種類の表示色Xn とそれに対応する色データRn
との間の関係を示す近似曲線を利用して入力側情報であ
る表示色Xn がそれぞれ算出(入力側情報を逆推定)さ
れることにより、カラースキャナ10に関する多種類の
表示色Xn とそれに対応する色データRn との詳細な関
係が求められる。すなわち、SE2にて予め求められた
近似曲線から、図4の○点に示すように補間された出力
側情報である多種類の表示色Xn に基づいて、それら多
種類の表示色Xn に対応する多種類の色データRn を逆
に推定(算出)することにより、カラースキャナ10に
関する多種類の表示色Xn とそれに対応する色データR
n との間の詳細なカラースキャナ入出力関係(テーブ
ル)Rn =fIMAG(Xn )が求められる。
【0041】上記のようにしてカラースキャナ入出力関
係(テーブル)Rn =fIMAG(Xn)が一旦求められる
と、図9のSD3において、カラー表示装置14の入出
力関係が既に決定されているか否かが判断される。この
SD3の判断が肯定される場合はSD4が実行されるこ
となくSD5以下が実行される。しかし、当初はこのS
D3の判断が否定されるので、前記カラー表示装置入出
力関係補間逆推定手段42或いはカラー表示装置入出力
関係補間逆推定工程に対応するSD4においてカラー表
示装置入出力関係補間逆推定ルーチンが実行される。図
12はこのカラー表示装置入出力関係補間逆推定ルーチ
ンを詳しく説明するものであり、前記図8に示すものと
同様のステップで構成されている。
【0042】図12のSF1では、カラー表示装置14
の入力側データである色データが所定種類決定される。
たとえば256段階で表現される各R値、G値、B値を
等間隔の5段階(0、63、127、191、255)
にそれぞれ変化させた値の組み合わせから成る125種
類の色データRn (n=125種類)が発生させられ
る。次いで、その125種類の色データRn がカラー表
示装置14に供給され、そのときカラー表示装置14の
画面上に出力された125種類の色が測色装置(分光光
度計)44に測定され、その125種類の色の測色値す
なわちCIE標準の三刺激値XYZで表される表示色X
n (n=125種類)が読み込まれて記憶される。これ
により、所定数のデータポイントから成る入出力関係、
すなわち上記125種類の色データRn とそれに対応す
る測色値Xn との間の非線型の関係が得られる。
【0043】次いで、SF2では、図5の内挿点(○印
にて示される)に示すように出力側の情報である上記1
25種類の表示色Xn (X、Y、Z)の各間において、
SC2と同様にして、単位バイド上で許容される最大数
のデータ、或いは実用上十分な分解能を得るための数の
データがよく知られた補間法を利用して求められ、等間
隔或いは等密度間隔となるように挿入される。
【0044】そして、SF3では、上記の補間により等
間隔に細かく決定された出力側情報である表示色Xn
ら上記の近似曲線を利用して入力側情報である色データ
がそれぞれ算出(入力側情報を逆推定)されることによ
り、カラー表示装置14に関する多種類の色データRn
とそれに対応する表示色Xn との詳細な関係が求められ
る。すなわち、SF2にて予め求められた近似曲線か
ら、図5の○点に示すように補間された出力側情報であ
る多種類の表示色Xn に基づいて、それら多種類の表示
色Xn に対応する多種類の色データRn を逆に推定(算
出)することにより、カラー複写装置20に関する多種
類の色データRn とそれに対応する表示色Xn との間の
詳細なカラー複写装置入出力関係(テーブル)Xn =f
DISP(Rn)が求められる。
【0045】上記のようにしてカラー表示装置入出力関
係(テーブル)Xn =fDISP(Rn)が一旦求められる
と、図9のSD5において、カラー複写装置20の入出
力関係が既に決定されているか否かが判断される。この
SD5の判断が否定される場合は、前記カラー複写装置
入出力関係補間逆推定手段30に対応するSD6におい
て、図7のSB2と同様のカラー複写装置入出力関係補
間逆推定ルーチンが実行されてカラー複写装置入出力関
係(テーブル)Xn =fCOPY(Rn )が求められるが、
SD5の判断が肯定された場合は、上記SD6を実行す
ることなくSD7以下が実行される。
【0046】SD7では、すべての入出力関係、すなわ
ち、カラースキャナ入出力関係Xn=fCOPY(Rn )、
カラー表示装置入出力関係Xn =fDISP(Rn )、カラ
ー複写装置入出力関係Xn =fCOPY(Rn )がすべて求
められたか否かが判断される。このSD7の判断が否定
された場合は前記SD1以下が繰り返し実行されるが、
このSD7の判断が肯定されると、前記第1色データ対
応関係作成手段46および第2色データ対応関係作成手
段50に対応するSD8において、カラースキャナ入出
力関係補完逆推定手段38(SD2)により求められた
関係Rn =fIM AG(Xn )とカラー表示装置入出力関係
補間逆推定手段42(SD4)により求められた関係X
n =fDISP(Rn )とから、カラースキャナ10から出
力された画像信号SG1を構成する色データRn(SG1)
らカラー表示装置14へ供給する画像信号SG2を構成
する色データRn(SG2)へ変換するための第1色データ対
応関係Rn(SG2)=f(Rn(SG1))が作成されるととも
に、上記関係Xn =fDISP(Rn )とカラー複写装置入
出力関係補完逆推定手段20(SD6)により求められ
た関係Xn =fCOPY(Rn )とに基づいて、第1データ
変換手段48から出力された画像信号SG2を構成する
色データRn(SG2)からカラー複写装置20へ供給する画
像信号SG3を構成する色データRn(SG3)へ変換するた
めの第2色データ対応関係Rn(SG3)=f(Rn(SG2))が
作成され、それぞれ所定の記憶領域において記憶され
る。
【0047】図6に戻って、SM1およびSM3の判断
が共に否定される場合には、SM5において画像信号S
G1が発生したか否か、すなわちカラースキャナ10か
ら画像信号SG1が出力されたか否かが判断される。こ
のSM5の判断が否定される場合は前記第1データ変換
手段48に対応するSM6が実行されることなくSM7
が実行されるが、SM5の判断が肯定されると、SM6
において、前記SD8により求められた第1色データ対
応関係Rn(SG2)=f(Rn(SG1))を用いて、画像信号S
G1が画像信号SG2へ変換される。すなわち、画像信
号SG1が発生する毎に、その画像信号SG1を構成す
る色データが第1色データ対応関係Rn( SG2)=f(R
n(SG1))を用いて変換され、変換後の色データから成る
画像信号SG2が発生させられるのである。
【0048】上記SM7においては、画像信号SG2が
発生したか否か、新たな画像信号SG2が画像信号SG
1から変換されたか否かが判断される。このSM7の判
断が否定される場合は前記第2データ変換手段52に対
応するSM8が実行されることなく本ルーチンが終了さ
せられるが、SM7の判断が肯定されると、SM8にお
いて、前記SD8により求められた第2色データ対応関
係Rn(SG3)=f(Rn( SG2))を用いて、画像信号SG2
が画像信号SG3へ変換される。すなわち、画像信号S
G2が発生する毎に、その画像信号SG2を構成する色
データが第2色データ対応関係Rn(SG3)=f
(Rn(SG2))を用いて変換され、変換後の色データから
成る画像信号SG3が発生させられるのである。
【0049】この結果、カラー表示装置14の画面にお
いて画像信号SG2に基づいて表示される画像の色は、
カラースキャナ10において入力された原紙12に表さ
れた画像の色と一致させられるとともに、カラー複写装
置20において画像信号SG3に基づいて記録紙22上
に複写される画像の色は、上記カラースキャナ10にお
いて入力された原紙12に表された画像の色、およびカ
ラー表示装置14の画面において画像信号SG2に基づ
いて表示される画像の色と一致させられる。本発明者に
よる実験によれば、従来の色合わせ法(色管理法)によ
れば、色差ΔE * abが20程度の色合わせができるに過
ぎなかったが、本実施例によれば、人間の感覚では殆ど
区別できない色差ΔE* abが2程度以下の色合わせが実
現できた。
【0050】上述のように、本実施例によれば、所定種
類たとえば125種類の等間隔の表示色Xn とそれら表
示色Xn を有する原画像をカラースキャナ(カラー画像
入力装置)10に入力したときにそのカラースキャナ1
0から出力される125種類の色データRn とを求めた
後、それら色データRn の間に存在する色データを補間
により作成し、その補間された多数の色データRn に対
応する表示色Xn を推定することにより、等間隔の色デ
ータRn とそれに対応する表示色Xn との間の関係Rn
=fIMAG(Xn )を求めるカラースキャナ入出力関係補
間逆推定工程(SD2)と、所定種類たとえば125種
類の色データRn とその所定種類の色データRn をカラ
ー表示装置(カラー画像出力装置)14に入力したとき
にそのカラー表示装置14から出力される所定種類の表
示色Xn とを求めた後、その所定種類の表示色Xn の間
に存在する表示色を補間により作成し、その補間された
多数の表示色Xn に対応する色データRn を推定して、
等間隔の表示色Xn とそれに対応する色データRn との
関係Xn =fDISP(Rn )を求めるカラー表示装置入出
力関係補間逆推定工程(SD4)と、それらの2つの関
係Rn =fIMAG(X n )およびXn =fDISP(Rn )か
ら、カラースキャナ10から出力される画像信号SG1
を構成する色データRn(SG1)からカラー表示装置14に
入力される画像信号SG2を構成する色データRn(SG2)
へ変換するための色データ対応関係すなわち色データ変
換テーブルRn(SG2)=f(Rn(SG1))を求める色データ
対応関係作成工程(SD8)とが設けられていることか
ら、本実施例のカラー画像出力装置の色合わせ方法によ
れば、カラースキャナ10に入力される原画像の色と、
そのカラースキャナ10から伝送される色データR
n(SG1)すなわちそれから変換された色データRn(SG2)
基づいてカラー表示装置14の画面に出力されるカラー
画像の色とが、相互に好適に一致させられる。
【0051】また、上記本実施例のカラー画像出力装置
の色合わせ方法では、色データ対応関係作成工程(SD
8)により作成された色データ変換テーブルRn(SG2)
f(Rn(SG1))を用いて、カラースキャナ10から出力
される色データRn(SG1)からカラー表示装置14に入力
される色データRn(SG2)へ変換するデータ変換工程(S
M6)がさらに設けられており、そのデータ変換工程
(SM6)において、色データ変換テーブルRn(SG2)
f(Rn(SG1))を用いてカラー表示装置14に入力され
る色データRn(SG2)へ変換されるので、カラースキャナ
10へ入力される原画12の表示色とカラー表示装置1
4の画面に表示されるカラー画像の表示色とが好適に相
互に一致させられる。
【0052】また、本実施例によれば、所定種類たとえ
ば125種類の色データRn とその所定種類の色データ
n をカラー表示装置14に入力したときにそのカラー
表示装置14から出力される所定種類の表示色Xn とを
求めた後、その所定種類の表示色の間に存在する表示色
n を補間により作成し、その補間された多数の表示色
n に対応する色データRn を推定して、等間隔の表示
色Xn とそれに対応する色データRn との関係Xn =f
DISP(Rn )を求めるカラー表示装置入出力関係補間逆
推定工程(SD4)と、所定種類たとえば125種類の
等間隔の色データRn とその所定種類の色データRn
カラー複写装置20に入力したときにそのカラー複写装
置20から出力される所定種類の表示色Xn とを求めた
後、その所定種類の表示色の間に存在する表示色Xn
補間により作成し、その補間された多数の表示色Xn
対応する色データRn を推定して、等間隔の表示色Xn
とそれに対応する色データRn との関係Xn =f
COPY(Rn )を求めるカラー複写装置入出力関係補間逆
推定工程(SD6)と、それら2つの関係Xn =fDISP
(Rn )およびXn =fCOPY(Rn )から、上記カラー
表示装置14に入力される画像信号SG2を構成する色
データRn(SG2)からカラー複写装置20に入力される画
像信号SG3を構成する色データRn(SG3)へ変換するた
めの色データ対応関係すなわち色データ変換テーブルR
n(SG3)=f(Rn(SG2))を求める色データ対応関係作成
工程(SD8)とが設けられていることから、本実施例
のカラー画像出力装置の色合わせ方法によれば、カラー
表示装置14の画面に出力される画像の色と、そのカラ
ー表示装置14において用いられる色データRn(SG2)
ら変換された色データRn(SG3)に基づいてカラー複写装
置20の記録紙22上に複写される画像の色とが、相互
に好適に一致させられる。
【0053】また、本実施例のカラー画像出力装置の色
合わせ方法において、前記色データ変換テーブル作成工
程(SD8)により作成された色データ変換テーブルR
n(SG 3)=f(Rn(SG2))を用いて、カラー表示装置14
へ入力される色データRn(SG 2)から画カラー複写装置2
0へ入力される色データRn(SG3)へ変換するデータ変換
工程(SM8)がさらに設けられており、そのデータ変
換工程(SM8)において、色データ変換テーブルR
n(SG3)=f(Rn(SG2))を用いてカラー複写装置20に
入力される色データRn(SG3)へ変換されるので、カラー
表示装置14の画面に表示されるカラー画像の表示色と
カラー複写装置20において記録紙22上に複写される
画像の表示色とが相互に一致させられる。
【0054】結局、本実施例によれば、第1の補間逆推
定工程(SD2或いはSD4)により、第1機器(カラ
ースキャナ10或いはカラー表示装置14に対応)につ
いてその外部表示色(Xn )および内部表示色(Rn
のうちの入力側の情報を所定数その第1機器に入力させ
ることにより所定数の外部表示色とこれに対応する所定
数の色データとの関係が求められ、その所定数の外部表
示色および内部表示色のうちの出力側の情報の間に存在
する出力側の情報が補間により作成され、補間された出
力側情報に対応する入力側情報が推定されることによ
り、複数種類の色データとそれに対応する外部表示色と
の第1の関係〔Rn =fIMAG(Xn )或いはXn =f
DISP(Rn )に対応〕が求められる。また、第2補間逆
推定工程(SD4或いはSD6)により、第2機器(カ
ラー表示装置14或いはカラー複写装置20に対応)に
ついて外部表示色(Xn )および内部表示色(Rn )の
うちの入力側の情報を所定数その第2機器に入力させる
ことにより所定数の外部表示色とこれに対応する所定数
の色データとの関係が求められ、その所定数の外部表示
色および内部表示色のうちの出力側の情報の間に存在す
る出力側の情報が補間により作成され、補間された出力
側情報に対応する入力側情報を推定することにより、複
数種類の色データとそれに対応する外部表示色との第2
の関係〔Xn =f DISP(Rn )或いはXn =fCOPY(R
n )に対応〕が求められる。そして、色データ対応関係
作成工程(SD8)により、上記第1の関係と第2の関
係とに基づいて、第1機器の色データから第2機器の色
データへ変換するための色データ対応関係〔Rn(SG2)
f(Rn(SG1))或いはRn(SG3)=f(Rn(SG2))〕が作
成される。そして、データ変換工程(SM6或いはSM
8)において、その色データ対応関係作成工程(SD
8)により作成された色データ対応関係を用いて、上記
第2機器へ入力される色データが変換されるので、第1
機器の外部表示色と第2機器の外部表示色とが相互に一
致させられる。なお、上記外部表示色とは、出力される
画像の色だけでなく、第1機器がカラースキャナ10で
ある場合には、それに入力される原紙12の画像の色を
も意味している。
【0055】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0056】たとえば、前述の実施例では、カラースキ
ャナ入出力関係補間逆推定工程(SD2)では、等間隔
の色データRn とそれに対応する表示色Xn との間の関
係R n =fIMAG(Xn )が求められ、カラー表示装置入
出力関係補間逆推定工程(SD4)では、等間隔の表示
色Xn とそれに対応する色データRn との関係Xn =f
DISP(Rn )が求められ、カラー複写装置入出力関係補
間逆推定工程(SD6)では、等間隔の表示色Xn とそ
れに対応する色データRn との関係Xn =f
CO PY(Rn )が求められていたが、それら等(色差)間
隔の色データRn 、等間隔の表示色Xn は、完全に等間
隔でなくてもよく、精度が維持され得る範囲において少
々の間隔の不均等があってもよい。すなわち 略等間隔
であればよいのである。
【0057】また、前述の実施例では、カラースキャナ
10、カラー表示装置14、カラー複写装置20を備え
たカラー画像入出力装置が説明されていたが、それらカ
ラースキャナ10、カラー表示装置14、およびカラー
複写装置20の3つの機器のうちのいずれか1つが除去
されていても差し支えないし、カラー複写装置20に替
えて第2のカラー表示装置が設けられたり、カラー表示
装置14に替えて第2のカラー複写装置が設けられたり
しても差し支えない。また、上記カラースキャナ10に
替えて、ビデオカメラ、デジタルカメラなどのカラー画
像の入力可能なカラー画像入力装置が設けられてもよい
し、上記カラー表示装置14或いはカラー複写装置20
に替えて、カラー液晶モニタ、昇華型プリンタ、カラー
レーザプリンタ、銀塩方式プリンタなどのカラー画像出
力装置が設けられていてもよい。
【0058】また、前述の実施例において、コンピュー
タ本体18はカラースキャナ10、カラー表示装置1
4、カラー複写装置20に対して独立に設けられていた
が、それらカラースキャナ10、カラー表示装置14、
カラー複写装置20の何れかの内部に一体的に設けられ
ても差し支えない。
【0059】また、前述の実施例では、カラー画像入出
力装置自体が、それ自身のカラースキャナ10、カラー
表示装置14、およびカラー複写装置20の色合わせを
行うための、カラースキャナ入出力関係補間逆推定手段
38、カラー表示装置入出力関係補間逆推定手段42、
カラー複写装置入出力関係補間逆推定手段30、第1色
データ対応関係作成手段46、第2色データ入出力関係
作成手段50を備えていたが、それらカラースキャナ入
出力関係補間逆推定手段38、カラー表示装置入出力関
係補間逆推定手段42、カラー複写装置入出力関係補間
逆推定手段30、第1色データ対応関係作成手段46、
第2色データ入出力関係作成手段50を備えた専用の色
合せ装置(コンピュータ)を設け、その専用の色合せ装
置がたとえば出荷されるカラー画像出力装置の個々の色
データ対応関係〔Rn(SG2)=f(Rn(SG1))或いはR
n(SG3)=f(Rn(SG2))〕を作成して、その個々のカラ
ー画像出力装置に記憶させ、その個々の装置において設
けられたデータ変換手段によりその色データ対応関係
〔Rn(SG2)=f(Rn(SG1))或いはRn(SG3)=f(Rn(
SG2))〕を用いてデータ変換させるようにしてもよい。
【0060】また、前述の実施例において、色合せ用原
紙36はカラー複写装置20を用いて作成されていた
が、他のカラー複写装置を用いて作成されても差し支え
ない。
【0061】また、前述の実施例において、測色装置3
2、40、44がカラー複写装置入出力関係補間逆推定
工程(SD6)、カラースキャナ入出力関係補間逆推定
工程(SD2)、カラー表示装置入出力関係補間逆推定
工程(SD4)においてそれぞれ用いられていたが、1
台の測色装置が用いられても差し支えない。
【0062】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が適用される表示色の色合せ機能を
有する画像入出力装置の構成の一例を説明する図であ
る。
【図2】図1の画像入出力装置の制御機能の要部を説明
する機能ブロック線図である。
【図3】図2のカラー複写装置入出力関係補間逆推定手
段の補間逆推定機能を説明する図である。
【図4】図2のカラースキャナ入出力関係補間逆推定手
段の補間逆推定機能を説明する図である。
【図5】図2のカラー表示装置入出力関係補間逆推定手
段の補間逆推定機能を説明する図である。
【図6】図1の画像入出力装置の制御作動の要部を説明
するフローチャートであって、メインルーチンを示す図
である。
【図7】図6の色合せ用原紙作成ルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【図8】図7および図9のカラー複写装置入出力関係補
間逆推定ルーチンを説明するフローチャートである。
【図9】図6の色合せ準備ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【図10】図9の所定数のデータポイントから成る入出
力関係を示す自由曲線を示す図である。
【図11】図9のカラースキャナ入出力関係補間逆推定
ルーチンを説明するフローチャートである。
【図12】図9のカラー表示装置入出力関係補間逆推定
ルーチンを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:カラースキャナ(第1機器、カラー画像入力装
置) 16:カラー表示装置(第2機器、第1機器、カラー画
像出力装置) 20:カラー複写装置(第2機器、カラー画像出力装
置) 30:カラー複写装置入出力関係補間逆推定手段 38:カラースキャナ入出力関係補間逆推定手段 42:カラー表示装置入出力関係補間逆推定手段 46:第1色データ対応関係作成手段 48:第1データ変換手段 50:第2色データ対応関係作成手段 52:第2データ変換手段 SD2:カラースキャナ入出力関係補間逆推定工程(第
1補間逆推定工程) SD4:カラー表示装置入出力関係補間逆推定工程(第
1補間逆推定工程、第2補間逆推定工程) SD6:カラー複写装置入出力関係補間逆推定工程(第
2補間逆推定工程) SD8:色データ対応関係作成工程 SM6、SM8:データ変換工程

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続された第1機器と第2機器と
    の間で、該第1機器の外部表示色と該第2機器の外部表
    示色とを相互に一致させるための表示色の色合わせ方法
    であって、 前記第1機器について外部表示色および内部表示色のう
    ちの入力側の情報を所定数該第1機器に入力させること
    により所定数の外部表示色とこれに対応する所定数の色
    データとの関係を求め、該所定数の外部表示色および内
    部表示色のうちの出力側の情報の間に存在する出力側の
    情報を補間により作成し、補間された出力側情報に対応
    する入力側情報を推定することにより、複数種類の色デ
    ータとそれに対応する外部表示色との第1の関係を求め
    る第1補間逆推定工程と、 前記第2機器について外部表示色および内部表示色のう
    ちの入力側の情報を所定数該第2機器に入力させること
    により所定数の外部表示色とこれに対応する所定数の色
    データとの関係を求め、該所定数の外部表示色および内
    部表示色のうちの出力側の情報の間に存在する出力側の
    情報を補間により作成し、補間された出力側情報に対応
    する入力側情報を推定することにより、複数種類の色デ
    ータとそれに対応する外部表示色との第2の関係を求め
    る第2補間逆推定工程と、 前記第1の関係と第2の関係とに基づいて、前記第1機
    器の色データから前記第2機器の色データへ変換するた
    めの色データ対応関係を作成する色データ対応関係作成
    工程とを、含むことを特徴とする表示色の色合わせ方
    法。
  2. 【請求項2】 前記色データ対応関係作成工程により作
    成された色データ対応関係を用いて、前記第2機器へ入
    力される色データを変換するデータ変換工程をさらに含
    むことを特徴とする請求項1の色合わせ方法。
  3. 【請求項3】 前記第1機器は、カラー画像入力装置で
    あり、 前記第2機器は、カラー画像出力装置であり、 前記第1補間逆推定工程は、所定種類の表示色とその所
    定種類の表示色を有する原画像を前記カラー画像入力装
    置に入力したときにそのカラー画像入力装置から出力さ
    れる所定種類の色データとを求めた後、その所定種類の
    色データの間に存在する色データを補間により作成し、
    その補間された色データに対応する表示色を推定するこ
    とにより、略等間隔の色データとそれに対応する表示色
    との間の第1の関係を求めるものであり、 前記第2補間逆推定工程は、所定種類の色データとその
    所定種類の色データを前記カラー画像出力装置に入力し
    たときにそのカラー画像出力装置から出力される所定種
    類の表示色とを求めた後、その所定種類の表示色の間に
    存在する表示色を補間により作成し、その補間された表
    示色に対応する色データを推定して、略等間隔の表示色
    とそれに対応する色データとの第2の関係を求めるもの
    であり、 前記色データ対応関係作成工程は、上記第1の関係と第
    2の関係から、前記カラー画像入力装置から出力される
    色データから前記カラー画像出力装置に入力される色デ
    ータへ変換するための色データ変換テーブルを求めるも
    のである請求項1の表示色の色合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記第1機器は、第1カラー画像出力装
    置であり、 前記第2機器は、第2カラー画像出力装置であり、 前記第1補間逆推定工程は、所定種類の色データとその
    所定種類の色データを前記第1カラー画像出力装置に入
    力したときにその第1カラー画像出力装置から出力され
    る所定種類の表示色とを求めた後、その所定種類の表示
    色の間に存在する表示色を補間により作成し、その補間
    された表示色に対応する色データを推定して、略等間隔
    の表示色とそれに対応する色データとの第1の関係を求
    めるものであり、 前記第2補間逆推定工程は、所定種類の色データとその
    所定種類の色データを前記第2カラー画像出力装置に入
    力したときにその第2カラー画像出力装置から出力され
    る所定種類の表示色とを求めた後、その所定種類の表示
    色の間に存在する表示色を補間により作成し、その補間
    された表示色に対応する色データを推定して、略等間隔
    の表示色とそれに対応する色データとの第2の関係を求
    めるものであり、 前記色データ対応関係作成工程は、上記第1の関係と第
    2の関係から、前記色データから前記第2カラー画像出
    力装置に入力される色データへ変換するための色データ
    変換テーブルを求めるものである請求項1の表示色の色
    合せ方法。
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