JPH11146090A - 単向通信方法及び該方法に使用する無線送信機及び無線受信機 - Google Patents

単向通信方法及び該方法に使用する無線送信機及び無線受信機

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JPH11146090A
JPH11146090A JP30389797A JP30389797A JPH11146090A JP H11146090 A JPH11146090 A JP H11146090A JP 30389797 A JP30389797 A JP 30389797A JP 30389797 A JP30389797 A JP 30389797A JP H11146090 A JPH11146090 A JP H11146090A
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wireless
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Osamu Ochiai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単方向通信方法及び無線送信機及び無線受信
機に関し、送信情報を正確且つ確実に受信できるように
する。 【解決手段】 無線送信機1から無線受信機11に情報
を無線で送信する単向通信方法に於いて、無線送信機1
を起動して無線受信機11に情報を送信し、且つこの情
報を2の冪乗の関係で順次大きくなる時間間隔で繰り返
し送信すると共に、情報に、無線送信機1の起動回数を
示す起動回数情報と、繰り返し送信の順序を示す送信回
数情報とを付加して送信する過程を含み、且つ無線送信
機1は、送信部2と送信間隔制御部3と送信情報作成部
4と起動回数カウンタ5と送信回数カウンタ6と定期送
信カウンタ7と定期送信制御部8と緊急通報釦9を備
え、無線受信機11は、受信部12と受信処理部13と
自動発呼部14と緊急通報処理部19とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線送信機から無
線受信機に向かって単一方向の情報送信を行う単向通信
方法及びその方法に使用する無線送信機及び無線受信機
に関する。高齢者福祉用等の緊急通報システムに於いて
は、ペンダント型等の小型の緊急通報用の無線送信機を
携行し、急病等の緊急状態発生時に、緊急通報釦を押下
することにより、自動的に無線で識別情報等を送信す
る。これを緊急通報端末装置等の無線受信機で受信し、
緊急通報センタへ自動発呼して緊急通報を行うことにな
る。この場合、無線送信機から無線受信機に対しては単
一方向の無線通信を行う構成となり、確実な通信を可能
とすることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図6は緊急通報システムの概要説明図で
あり、単方向通信を適用した一例を示し、51は緊急通
報用の無線送信機、52は緊急通報釦、53は緊急通報
用の端末装置、54は無線受信機、55は自動発呼部、
56は制御部、57は交換網、58は緊急通報センタを
示す。
【0003】緊急通報用の無線送信機51は、例えば、
ペンダント型で首から鎖等によって下げて携行し、急病
等の緊急状態発生時に緊急通報釦52を押下する。それ
によって、無線送信機51から緊急通報情報が送信され
る。この緊急通報情報は、一定の時間内に等間隔で繰り
返し複数回送信される。
【0004】緊急通報用の端末装置53の無線受信機5
4は、無線送信機51からの緊急通報情報を受信し、そ
の緊急通報情報を制御部56に転送し、制御部56は自
動発呼部55を起動する。それによって、自動発呼部5
5は交換網57を介して緊急通報センタ58と接続する
為に自動発呼し、緊急通報センタ58と交換網57を介
して接続されると、制御部56の制御によって緊急通報
情報を送信する。
【0005】この場合、緊急通報用の無線送信機51
と、緊急通報用の端末装置53の無線受信機54との間
は単方向通信となる。そして、緊急通報釦52押下によ
る無線送信機51からの緊急通報情報を、一定時間内に
n回繰り返して送信し、緊急通報用の端末装置53の無
線受信機54に於いて少なくとも何れか1回は緊急通報
情報を受信できるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】単方向通信に於ける無
線送信機の送信電力が大きく、従って、無線受信機に於
ける電界強度が大きい場合は、ノイズによる影響を受け
ることなく、無線受信機は送信情報を確実に受信するこ
とができる。しかし、前述の緊急通報システム等に適用
される単方向通信に於いては、緊急通報用の無線送信機
51は、小型且つ軽量であることが要求され、従って、
動作電源としての電池も小型,小容量のものが使用され
ている。
【0007】その為に、送信電力は小さく、且つ消費電
力を低減する為に、緊急通報情報を連続して繰り返し送
信することなく、一定時間内に間欠的に繰り返し送信す
る構成が適用されている。その為に、微弱電波による単
方向通信となるから、ノイズによる影響を受けることに
なり、一定時間内に間欠的に緊急通報情報を繰り返し送
信したとしても、無線受信機54が確実にその緊急通報
情報を受信できる確率は低くなる。単方向通信は、送信
情報を確実に無線受信機で受信できることを前提として
いるものであるから、ノイズ等による影響で受信できな
い状態が発生することは問題であり、特に緊急通報シス
テムに於いて、緊急を要することから大きな問題とな
る。本発明は、消費電力を増大することなく、無線送信
機の送信情報を正確に且つ確実な受信を可能とすること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の単方向通信方法
は、(1)無線送信機1から無線受信機11に情報を無
線で送信する単向通信方法に於いて、無線送信機1を起
動して無線受信機11に情報を送信し、且つこの情報を
2の冪乗の関係で順次大きくなる時間間隔で繰り返し送
信すると共に、情報に、無線送信機1の起動回数を示す
起動回数情報と、繰り返し送信の順序を示す送信回数情
報とを付加して送信する過程を含むものである。前回の
受信情報と今回の受信情報との起動回数情報が異なる場
合、前回の受信情報と今回の受信情報とは異なる内容を
含むことなり、同一の場合は同一の起動によって繰り返
し送信された情報であり、送信回数情報によって送信開
始から何回目の情報であるかを識別することができる。
【0009】又本発明の単方向通信方法に使用する無線
送信機は、(2)情報を無線で送信する送信部2と、こ
の送信部2を起動して送信した後、2の冪乗の関係で順
次大きくなる時間間隔を求めて繰り返し送信部2から情
報を送信させる送信間隔制御部3と、この送信間隔制御
部3による時間間隔で送信部2から送信する回数をカウ
ントする送信回数カウンタ5と、送信部2を起動する回
数をカウントする起動回数カウンタ6と、送信回数カウ
ンタ5のカウント値による送信回数情報と起動回数カウ
ンタ6のカウント値による起動回数情報と送信機識別情
報とを含む情報を形成して前記送信部から無線で送信さ
せる送信情報形成部4とを備えている。
【0010】又(3)前述の無線送信機は、一定期間毎
に送信部2を起動して無線送信を行わせ、且つ無線送信
の情報に定期送信情報を付加する定期送信制御部8を設
けることができる。この定期送信制御部8により一定期
間毎に情報を送信することにより、無線送信機の正常性
を無線受信機側に通知することができる。
【0011】又(4)前述の無線送信機は、緊急通報釦
9と、この緊急通報釦9の押下によって起動される送信
部2とを備えることができる。
【0012】又本発明の無線受信機は、(5)無線送信
機1からの情報を受信する受信部12と、この受信部1
2による受信情報を識別し、複数回受信した情報に含ま
れる起動回数情報が同一で送信回数情報が順次大きく時
に、同一の情報を繰り返し受信したと判定する受信処理
部13とを備えている。
【0013】又(6)前述の無線受信機は、緊急通報セ
ンタへ交換網を介して発呼する自動発呼部14と、受信
処理部13により無線送信機1からの情報を受信識別
し、この情報に含まれる起動回数情報が前回と異なる時
に自動発呼部14を起動する緊急通報処理部19とを設
けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は無線送信機、2は送信部、3は送信間隔
制御部、4は送信情報形成部、5は起動回数カウンタ、
6は送信回数カウンタ、7は定期送信カウンタ、8は定
期送信制御部、9は緊急通報釦、10はアンテナ、11
は無線受信機、12は受信部、13は受信処理部、14
は自動発呼部、15は起動回数情報格納領域、16は送
信回数情報格納領域、17は定期送信回数情報格納領
域、18はメモリ、19は緊急通報処理部、20はアン
テナである。この実施の形態は、緊急通報釦9を有する
無線送信機1から無線受信機11に向かって送信する単
一方向通信を行う場合の要部を示す。
【0015】無線送信機1の送信間隔制御部3は、起動
されることによって、2の冪乗の関係で順次大きくなる
時間間隔を求めるもので、順次1/2に分周して周期を
求める場合に相当する。従って、このような機能は、ハ
ードウェア或いはソフトウェアによって容易に実現する
ことができる。
【0016】又起動回数カウンタ5は、緊急通報釦9を
押下したことによる起動等の送信起動を行った時にカウ
ントアップするもので、そのカウント値は初期設定され
た後の起動回数を示すものとなる。又送信回数カウンタ
6は、送信間隔制御部3による制御に従って繰り返し送
信する毎にカウントアップするもので、送信起動されて
からの送信回数を示すものとなる。又定期送信カウンタ
7は、定期送信制御部8によって定期的に送信する毎に
カウントアップするもので、初期設定された後の定期送
信の回数を示すものとなる。
【0017】又送信情報作成部4は、送信機識別情報が
設定されており、この送信機識別情報に、緊急通報釦9
の押下により送信部2が起動された時に、緊急通報コー
ドと、起動回数カウンタ5のカウント値による起動回数
情報と、送信回数カウンタ6のカウント値による送信回
数情報とを付加情報として付加した情報を形成し、この
情報を送信部2からアンテナ10を介して送信する。
【0018】又定期送信制御部8は、例えば、24時間
に1回等の定期的に起動して送信する為のもので、送信
情報作成部4を定期送信制御部8によって起動した場合
は、送信機識別情報に、定期送信コードと、定期送信カ
ウンタ7のカウント値による定期送信回数情報を付加情
報として付加した情報を形成し、この情報を送信部2か
らアンテナ10を介して送信する。なお、定期送信制御
部8による起動よりも緊急通報釦9の押下による起動を
優先して、送信情報作成部4により緊急通報の情報を作
成して送信する機能を備えているものである。
【0019】又無線受信機11は、アンテナ20を介し
て受信部12により無線送信機1からの情報を受信す
る。又メモリ18は、起動回数情報格納領域15,送信
回数情報格納領域16,定期送信回数情報格納領域17
等の領域を有し、起動回数情報格納領域15に、受信情
報に付加された起動回数情報を格納し、又送信回数情報
格納領域16に、受信情報に付加された送信回数情報を
格納し、又定期送信回数情報格納領域17に、定期送信
の情報に付加された定期送信回数情報を格納する。この
定期送信回数情報格納領域17には、定期送信の情報を
受信した時刻情報を付加して格納することができる。
【0020】又受信処理部13は、受信情報の送信機識
別情報と付加情報とを識別し、送信機識別情報が正しい
場合に、付加情報が定期送信コードを含むか又は緊急通
報コードを含むかを判定し、緊急通報コードを含む場合
は、緊急通報処理部19に通知する。又定期送信コード
を含む場合は、メモリ18の定期送信回数情報格納領域
17に格納されている前回の定期送信回数情報と今回受
信した定期送信回数情報を比較し、+1された内容で、
且つ今回の定期送信の情報受信が、前回の受信時刻から
予め設定された定期送信の時刻であるか否かを判定し、
定期送信の時刻の場合は、無線送信機1の定期送信が正
しく行われたと判定し、定期送信の時刻が大きくずれて
いる場合、特に大きく遅れた場合は、その間に無線送信
機1の緊急通報釦9が押下された可能性が大きいとし
て、緊急通報センタへ自動発呼するように、緊急通報処
理部19から自動発呼部14を起動する。
【0021】緊急通報処理部19は、自動発呼部14を
起動して緊急通報センタへ自動発呼させ、緊急通報セン
タの応答により、急病等の緊急状態発生を送信機識別情
報等の緊急通報センタに於いて識別できる情報を自動的
に送信する。又各部の構成は半導体集積回路化が可能で
あるから、無線送信機1は、ペンダント型等の小型の構
成とすることができる。
【0022】図2は本発明の実施の形態の動作説明図で
あり、(a)は定期送信のみの場合を示し、例えば、2
4Hとして示すように、24時間毎に1回送信する。
(b)は定期送信と時刻t0に於いて緊急通報釦9の押
下による緊急通報送信の場合を示し、緊急通報送信後は
24時間後に定期送信を行うことを示す。この緊急通報
送信及び定期送信は、(c)に示すように、2の冪乗の
関係で順次大きくなる時間間隔で繰り返し行うもので、
(1),(2),(3),・・・は、送信回数を示し、
送信回数カウンタ7によってカウントアップされる。
【0023】又(d)は、無線送信機1から送信する情
報のフォーマットを示し、送信機識別情報と付加情報と
からなり、付加情報は、緊急通報釦9を押下した場合
は、緊急通報コードと、起動回数カウンタ5のカウント
値による送信回数情報と、送信回数カウンタ6のカウン
ト値による送信回数情報とを含むものとなり、又定期送
信の場合は、定期送信コードと定期送信カウンタ7のカ
ウント値による定期送信回数情報と、送信回数カウンタ
6のカウント値による送信回数情報とを含むものとな
る。
【0024】図3は本発明の実施の形態のノイズの影響
の説明図であり、(a)は、最初に1s(秒)の時間間
隔、次に2s,その次に4s,その次に8sとして示す
ように、順次2の冪乗の関係で送信間隔を順次大きくし
た状態を示す。例えば、1回の緊急通報釦9の押下によ
り、前述のような2の冪乗の時間間隔で8回送信する
と、約2分間となる。この2分間に、従来例のように、
例えば、同一の3s間隔で繰り返し送信すると、40回
送信することになり、又同一の5s間隔で繰り返し送信
すると、24回送信することになる。
【0025】そして、例えば、(b)に示すように、3
s間継続のノイズが繰り返し存在する場合、無線受信機
11に於いては、このノイズの影響により、(c)に示
すように、3秒後の3回目と15秒後の5回目との送信
情報を受信できることになる。又(d)は、(a)の時
間軸を縮小して示すもので、例えば、(e)に示すよう
に、60s間継続のノイズが存在すると、(f)に示す
ように、63秒後の7回目以降の送信情報を受信できる
ことになる。
【0026】これに対して、一定時間間隔で繰り返し送
信する従来例に於いて、例えば、図3の(e)に示す6
0s継続のノイズが存在する場合、3s間隔で送信する
と、21回目以降の送信情報を受信できることになり、
又5s間隔で送信すると、13回目以降の送信情報を受
信できることになる。即ち、比較的長時間のノイズ継続
時間の場合でも、本発明によれば、少ない送信回数で緊
急通報を確実に受信することができる。
【0027】又無線受信機11に於いては、無線送信機
1からの緊急通報の情報に含まれる起動回数情報と送信
回数情報とを、メモリ18の対応領域に格納した前回の
受信情報の起動回数情報と送信回数情報とを比較し、起
動回数情報が異なれば、前回と異なる送信起動による情
報を受信したと判定することができる。又起動回数情報
が同一の場合、送信回数情報により情報を受信できた回
数を確認することができる。
【0028】又定期送信の場合に、定期送信回数情報を
付加すれば、定期送信が正しく定期的に行われているか
否かを確認することが容易となる。又定期送信の情報の
受信時刻を識別するようにすれば、予め設定された定期
送信周期に従って送信されているか否かの確認が容易と
なる。
【0029】図4は本発明の実施の形態の無線送信機の
動作フローチャートを示し、定期送信タイマーをセット
する(A1)。即ち、図1の定期送信制御部8に設けた
定期送信タイマー(図示を省略)をセットする。そし
て、この定期送信タイマーにより定期送信時間か否かを
判定し(A2)、定期送信時間の場合は、定期送信コー
ドをセットし(A3)、定期送信カウント値をセットす
る(A4)。又定期送信時間でない場合は、緊急通報釦
9を押下したか否かを判定し(A5)、押下した場合は
緊急通報コードをセットし(A6)、起動回数をセット
する(A7)。
【0030】即ち、定期送信時は、定期送信カウンタ7
を+1し、緊急通報送信時は、起動回数カウンタ5を+
1する。そして、送信回数を+1する(A8)。即ち、
送信回数カウンタ6を+1する。次に、図2の(d)に
示すフォーマットによりデータ送信を行う(A9)。即
ち、送信情報形成部4に於いて、IDコードとして送信
機識別情報を用い、付加情報として、定期送信時は、ス
テップ(A3)によりセットした定期送信コードと、定
期送信カウンタ7のカウントアップによる定期送信カウ
ント値と、送信回数カウンタ6のカウントアップによる
送信回数カウント値とを付加情報とし、緊急通報送信時
は、ステップ(A6)によりセットした緊急通報コード
と、起動回数カウンタ5のカウントアップによる起動回
数カウント値と、送信回数カウンタ6のカウントアップ
による送信回数カウント値とを付加情報とした送信情報
を形成し、送信部2から送信する。
【0031】そして、送信回数完了か否かを判定し(A
10)、予め設定された送信回数となった場合はステッ
プ(A1)に戻り、定期送信タイマーをセットする。又
送信が完了していない場合は、送信間隔タイマー起動を
行う(A11)。即ち、送信間隔制御部3に設けた送信
間隔タイマー(図示を省略)を起動する。この送信間隔
タイマーは、前述のように、2の冪乗の関係で順次時間
間隔が大きくなる特性を有するものであり、ハードタイ
マーやソフトタイマーによって容易に実現することがで
きる。
【0032】次に、繰り返し送信毎に送信間隔タイマー
によるタイムアップか否かを判定し(A12)、タイム
アップでない場合は、緊急通報釦押下か否かを判定し
(A13)、緊急通報釦押下の場合はステップ(A6)
に移行する。又送信間隔タイマーのタイムアップの場
合、ステップ(A8)に移行し、送信回数カウンタ6を
+1し(A8)、再送信の処理を行う。
【0033】図5は本発明の実施の形態の無線受信機の
動作フローチャートであり、データ受信か否かを判定し
(B1)、データ受信の場合は、無線送信機の送信機識
別情報(図2の(d)のフォーマット参照)が、登録さ
れたIDコードか否かを判定し(B2)、登録IDコー
ドでない場合はこのデータ受信を無視し、登録IDコー
ドの場合は、定期送信か否かを判定し(B3)、定期送
信の場合は、定期送信カウント値をチェックする(B
4)。即ち、定期送信の付加情報の定期送信カウント値
をチェックする。
【0034】又定期送信カウント値について処理済みか
否かを判定し(B5)、処理済みの場合はステップ(B
1)に移行する。即ち、定期送信についても2の冪乗の
関係で次第に大きくなる送信間隔で繰り返し送信するも
のであり、この定期送信のデータ受信毎に付加情報に含
まれる定期送信カウント値について処理済みか否かを判
定し、2回目以降の定期送信のデータ受信の場合は処理
済みとなるから、ステップ(B1)に移行する。
【0035】又最初の定期送信データ受信の場合は、定
期送信カウント値については処理済みでないことにな
り、その場合は、その定期送信カウント値が正常か否か
を判定する(B6)。即ち、受信した今回の定期送信カ
ウント値と、メモリ18の定期送信回数情報格納領域1
7(図1参照)に格納された前回の定期送信カウント値
と比較し、+1された内容の場合は正常と判定すること
ができる。
【0036】そして、正常の場合は、その定期送信カウ
ント値をメモリ18の定期送信回数情報格納領域17
(B7)、次に送信回数カウント値をチェックし、次回
の定期送信時間を算出してセットする(B8)。即ち、
定期送信の付加情報の送信回数カウント値をチェック
し、この送信回数カウント値が所定値となると、定期送
信の繰り返し送信の終了であるから、次回の定期送信時
間を算出する。
【0037】又ステップ(B1)に於いてデータ受信で
ない場合、ステップ(B8)による次回の定期送信時間
のセットに従って定期送信監視を行い、タイムアウトか
否かを判定し(B9)、タイムアウトとなると、送信機
異常処理(B10)として、自動発呼部14(図1参
照)を起動して、無線送信機1の異常を緊急通報センタ
へ通知する(B10)。即ち、無線送信機1は、定期送
信ができないことから、緊急通報送信もできない可能性
が大きい障害発生と判定し、緊急通報センタへ通知し、
無線送信機1の修理や交換等の対策を施すことになる。
【0038】又ステップ(B3)に於いて定期送信でな
い場合は、緊急通報か否かを判定し(B11)、緊急通
報でない場合は、受信データが定期送信でもなく、又緊
急通報でもないことになるから、受信データ異常処理と
して(B12)、自動発呼部14を起動し、緊急通報セ
ンタへ無線送信機1の異常を通知する。この場合も緊急
通報センタへ無線送信機1の障害発生を通知することに
より、無線送信機1の修理や交換等の対策を施すことに
なる。
【0039】又緊急通報の場合は、緊急通報の付加情報
の起動回数カウント値をチェックし(B13)、処理済
みか否かを判定し(B14)、処理済みの場合はステッ
プ(B1)に移行する。即ち、緊急通報の場合の2の冪
乗の関係で次第に大きくなる送信間隔で繰り返し送信
し、受信検出した最初の緊急通報送信の付加情報に含ま
れる起動回数カウント値について処理済みか否かを判定
する。
【0040】緊急通報の最初の受信検出の場合は、起動
回数カウント値の処理が済んでいないので、次のステッ
プ(B15)に移行し、2回目以降の緊急通報の受信の
場合は、起動回数カウント値については処理済みとなる
から、ステップ(B1)に移行する。又起動回数カウン
ト値について処理済みでない場合は、起動回数カウント
値が正常か否かを判定する(B15)。即ち、受信した
今回の起動回数カウント値と、メモリ18の起動回数情
報格納領域15(図1参照)に格納された前回の起動回
数カウント値とを比較し、+1された内容の場合は正常
と判定することができる。又+1以外の場合は、今回の
緊急通報受信の前に緊急通報釦押下が行われた可能性が
あり、異常と判定される。
【0041】そして、正常ならば、メモリ18の起動回
数情報格納領域15(図1参照)に今回の受信起動回数
カウント値を格納し(B17)、次に送信回数カウント
値をチェックし、正常ならば自動発呼部14を起動し
て、緊急通報センタへ緊急通報釦9の押下による緊急通
報を行い、次回の定期送信時間を算出してセットする
(B18)。このステップ(B18)に於いても、ステ
ップ(B8)と同様に定期送信の付加情報の送信回数カ
ウント値をチェックし、この送信回数カウント値が所定
値となると、繰り返し送信を行う定期送信の終了である
から、次回の定期送信時間を算出する。
【0042】又ステップ(B6)に於ける定期送信カウ
ント値の異常の判定の場合、又はステップ(B15)に
於ける起動回数カウント値の異常の判定の場合、カウン
ト異常内容判断処理として(B16)、自動発呼部14
を起動して、緊急通報センタへ無線送信機1の異常を通
知することにより、無線送信機1の修理や交換等の対策
を施すことになる。
【0043】前述のように、無線送信機1の定期送信に
より、無線送信機1の正常性の確認を行うことができ、
又この定期送信及び緊急通報釦9の押下による緊急通報
送信は、2の冪乗の関係で大きくなる時間間隔で所定回
数繰り返すもので、ノイズによる受信困難な場合でも、
比較的少ない送信回数で無線受信機11によって受信す
ることができる。又本発明は、前述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、種々付加変更することができ
るものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の単方向通
信方法は、無線送信機1を起動して情報を送信すると共
に、その情報を2の冪乗の関係で順次大きくなる時間間
隔で繰り返し送信し、その送信情報に、起動回数情報と
送信回数情報とを付加するものであり、同一時間間隔で
繰り返し送信する従来例に比較して、送信回数を少なく
して、即ち、低消費電力化して、無線受信機11に於け
る受信を確実に行わせることができる。更に、起動回数
情報と送信回数情報とを用いることにより、1回目の送
信起動による情報であるか否か等の判定が容易となる利
点がある。
【0045】又本発明の無線送信機1は、2の冪乗の関
係で順次大きくなる時間間隔で繰り返し情報を送信する
ものであり、送信回数を増加することなく、確実に無線
受信機11に受信させることが可能となるから、低消費
電力化を図ることができる利点があり、それによって、
動作用の電池の小型化並びに長時間の使用が可能となる
利点がある。
【0046】又本発明の無線受信機11は、前回と今回
との受信情報の起動回数情報と送信回数情報を比較する
ことにより、繰り返し送信している同一の情報を受信し
ているか否かを容易に判定することができ、緊急通報の
情報の場合に、緊急通報センタに確実,迅速に自動発呼
することができる利点がある。又無線送信機1の正常性
を監視することができるから、緊急通報釦9を備えた無
線送信機1の信頼性を確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のノイズの影響の説明図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の無線送信機の動作フロー
チャートである。
【図5】本発明の実施の形態の無線受信機の動作フロー
チャートである。
【図6】緊急通報システムの概要説明図である。
【符号の説明】
1 無線送信機 2 送信部 3 送信間隔制御部 4 送信情報作成部 5 起動回数カウンタ 6 送信回数カウンタ 7 定期送信カウンタ 8 定期送信制御部 9 緊急通報釦 11 無線受信機 12 受信部 13 受信処理部 14 自動発呼部 15 起動回数情報格納領域 16 送信回数情報格納領域 17 定期送信回数情報格納領域 18 メモリ 19 緊急通報処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線送信機から無線受信機に情報を無線
    で送信する単向通信方法に於いて、 前記無線送信機を起動して前記無線受信機に情報を送信
    し、且つ該情報を2の冪乗の関係で順次大きくなる時間
    間隔で繰り返し送信すると共に、前記情報に、該無線送
    信機の起動回数を示す起動回数情報と、繰り返し送信の
    順序を示す送信回数情報とを付加して送信する過程を含
    むことを特徴とする単向通信方法。
  2. 【請求項2】 情報を無線で送信する送信部と、 該送信部を起動して送信した後、2の冪乗の関係で順次
    大きくなる時間間隔を求めて繰り返し前記送信部から情
    報を送信させる送信間隔制御部と、 該送信間隔制御部による時間間隔で前記送信部から送信
    する回数をカウントする送信回数カウンタと、 前記送信部を起動する回数をカウントする起動回数カウ
    ンタと、 前記送信回数カウンタのカウント値による送信回数情報
    と前記起動回数カウンタのカウント値による起動回数情
    報と送信機識別情報とを含む情報を形成して前記送信部
    から無線で送信させる送信情報形成部とを備えたことを
    特徴とする単向通信方法に使用する無線送信機。
  3. 【請求項3】 一定期間毎に前記送信部を起動して無線
    送信を行わせ、且つ該無線送信の情報に定期送信情報を
    付加する定期送信制御部を設けたことを特徴とする請求
    項2記載の無線送信機。
  4. 【請求項4】 緊急通報釦と、該緊急通報釦の押下によ
    って起動される前記送信部とを備えたことを特徴とする
    請求項2又は3記載の無線送信機。
  5. 【請求項5】 無線送信機からの情報を受信する受信部
    と、 該受信部による受信情報を識別し、複数回受信した情報
    に含まれる起動回数情報が同一で送信回数情報が順次大
    きい時に、同一の情報を繰り返し受信したと判定する受
    信処理部とを備えたことを特徴とする単向通信方法に使
    用する無線受信機。
  6. 【請求項6】 緊急通報センタへ交換網を介して発呼す
    る自動発呼部と、前記受信処理部により前記無線送信機
    から情報を受信識別し、該情報に含まれる起動回数情報
    が前回と異なる時に前記自動発呼部を起動する緊急通報
    処理部とを設けたことを特徴とする請求項5記載の無線
    受信機。
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