JPH06162377A - 無線防災装置 - Google Patents

無線防災装置

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JPH06162377A
JPH06162377A JP31177292A JP31177292A JPH06162377A JP H06162377 A JPH06162377 A JP H06162377A JP 31177292 A JP31177292 A JP 31177292A JP 31177292 A JP31177292 A JP 31177292A JP H06162377 A JPH06162377 A JP H06162377A
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JP31177292A
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Hiroshi Shimizu
啓 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線信号を正確に送受信して制御を確実に行
う。 【構成】 端末10はセンサ11が作動するとアドレス
設定器13に予め設定されたこのシステムおよび端末1
0のアドレスデータ(IDコード)とセンサ11の警報
データを送信し、ホスト20は端末10からの無線信号
を受信するとアドレスデータと警報データをそのまま返
送する。端末10では、返送されたアドレスデータと警
報データを受信すると先に送信したアドレスデータおよ
び警報データとそれぞれ照合し、一致した場合に肯定応
答(ACK)データを送信し、一致しない場合には否定
応答(NCK)データを送信する。ホスト20は、AC
Kデータを受信した場合には先に受信したアドレスデー
タと警報データに応じた表示や警報をそれぞれ表示部2
6と警報部27を介して行い、NCKデータを受信した
場合には先に受信したアドレスデータと警報データを無
視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末が検出器としての
火災センサ、防犯センサ、ペンダント状のナースコール
装置等の発報信号を無線で送信し、ホスト側が端末から
の無線信号を受信して表示、制御等を行う無線防災装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の無線システムでは、火
災センサやガスセンサ等により検出された信号を端末か
ら送信し、ホスト側の受信機で受信してベルを鳴動した
り、避難誘導のための非常放送等の制御を行うように構
成されている。また、他の例として、病院において患者
が所持するペンダント状発振器の操作信号を無線でホス
ト側のナースセンタ装置に送信し、ナースセンタ装置で
はその患者のコール用表示灯を点灯する制御を行うよう
に構成されている。
【0003】ところが近年では、コードレス電話やCB
無線の普及に伴い、これらの無線信号が上記無線システ
ムに悪影響を与え、具体的には端末から送信される無線
信号が破壊されたり、ホスト側で誤った情報が受信され
るという問題が発生している。したがって、このような
無線監視システムでは、誤った警報によりパニックが発
生して二次災害が発生するので、高い信頼性が要求され
る。
【0004】このような問題を解決するためには、特殊
な変調方式(例えばスペクトラム拡散方式)を採用して
ノイズの影響を受けにくくしたシステムが提案されてい
るが、このような無線監視システムでは、システムコス
トが非常に高価になる。従来、この種の無線防災装置の
一例として、端末が送信のみを行う一方向通信システム
(フリーラン方式)では、1回の送受信のみでホスト側
が制御を行ったり、伝送路の品質を考慮して2回連続し
て送受信を行ってホスト側が2回連続して受信したデー
タが等しい場合に制御を行う(2連送照合方式)ように
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線防災装置では、1回の送受信のみでホスト側が
制御を行うので、劣悪な環境下では信頼性が低く、後者
の方法では、2回連続して送受信を行ってホスト側が2
回連続して受信したデータが等しい場合に制御を行うの
で、1回の送受信の際にデータがノイズ等により破壊さ
れると再度2回連続して送受信を行わなければならず、
緊急を要する火災監視システムでは警報が遅れるという
問題点がある。
【0006】また、上記従来の無線防災装置では、端末
が送信のみを行うので、端末側においてホスト側が正確
に受信したか否かを確認することができないという問題
点があり、特にナースコールシステムでは患者が不安を
招くという問題点がある。本発明は上記従来の問題点に
鑑み、無線信号を正確に送受信して制御を確実に行うこ
とができ、また、端末側がホスト側において正確に受信
したか否かを確認することができる無線防災装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、端末が検出器の発報信号のデータを無線で
送信し、ホストが前記発報信号のデータに応じた制御を
行う無線防災装置において、前記端末が発報信号のデー
タを1回送信し、前記ホストが前記端末から受信したデ
ータをそのまま無線で返送し、前記端末が先に送信した
発報信号のデータと返送されたデータを比較して一致し
た場合に肯定応答データを送信し、前記ホストが肯定応
答データを受信した場合に制御を行うことを特徴とす
る。
【0008】本発明はまた、前記端末が、最初の発報信
号のデータと返送されたデータを比較して一致した場合
にその旨を表示する手段を備えていることを特徴とす
る。本発明はまた、端末が検出器の発報信号のデータを
無線で送信し、ホストが前記発報信号のデータに応じた
制御を行う無線防災装置において、前記端末が発報信号
のデータを繰り返して送信し、前記ホストが前記端末か
ら繰り返して受信したデータを照合し、3以上の受信デ
ータのうち過半数が等しい場合または過半数以上の所定
の数のデータが等しい場合に制御を行うことを特徴とす
る。
【0009】本発明はまた、前記ホストが前記端末から
繰り返して受信したデータを照合し、3つの受信データ
のうち2つが等しい場合に制御を行うことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明では、端末が発報信号のデータを1回送
信し、前記ホストが受信データをそのまま無線で返送
し、前記端末が最初の発報信号のデータと返送されたデ
ータを比較して一致した場合に肯定応答データを送信
し、前記ホストが肯定応答データを受信した場合に制御
を行うので、データが無線伝送路を介して合計3回正確
に伝送された場合に制御が行われる。したがって、無線
信号を正確に送受信して制御を確実に行うことができ、
また、端末が最初のデータと受信したデータが一致した
場合に表示を行うので、端末側においてホスト側が正確
に受信したか否かを確認することができ。
【0011】本発明はまた、端末が発報信号のデータを
繰り返して送信し、前記ホストが繰り返して受信したデ
ータを照合し、3以上の受信データのうち過半数が等し
い場合または過半数以上の所定の数のデータが等しい場
合に制御を実行するので、伝送効率を向上することがで
きるとともに、緊急を要する火災監視システム等におい
て警報が遅れることを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る無線防災装置の一実施例を示
すブロック図であり、特に図1上段は端末10、図1下
段はホスト20を示す。この実施例では、図1および図
2に示すように端末10とホスト20の間の無線通信が
双方向で行われる。まず、この無線信号系の構成を説明
すると、端末10(CPU12)の送信データは、モデ
ム14により変調され、RF送受信ユニット15および
アンテナ16により無線信号に変換され、ホスト20側
に送信される。また、ホスト20からの無線信号は、ア
ンテナ16により受信されてRF送受信ユニット15に
より低周波信号に変換され、モデム14により復調され
る。
【0013】同様に、ホスト20側では、端末10から
の無線信号がアンテナ21により受信されてRF送受信
ユニット22により低周波信号に変換され、モデム23
により復調される。また、ホスト20の送信データは、
モデム23により変調され、RF送受信ユニット22お
よびアンテナ21により無線信号に変換され、端末10
側に送信される。
【0014】つぎに、制御系の構成を説明すると、端末
10では、検出器としての火災センサ、防犯センサ、ペ
ンダント状のナースコール装置(以下、簡単にペンダン
トという。)等のセンサ11が作動すると、CPU12
は、アドレス設定器13に予め設定されたこのシステム
および端末10のアドレスデータ(IDコード)と、セ
ンサ11の警報データ等をモデム14に出力する。
【0015】ホスト20では、端末10からの無線信号
をアンテナ21を介して受信すると、RF送受信ユニッ
ト22により低周波信号に変換し、モデム23により復
調してCPU24に取り込む。CPU24は、アドレス
設定器13に予め設定されたこのシステムおよび端末1
0のアドレスデータをチェックし、同一の場合に受信し
たアドレスデータと警報データ等をそのまま返送する。
【0016】端末10では、返送されたアドレスデータ
と警報データを受信すると、CPU12は、先に送信し
たアドレスデータおよび警報データとそれぞれ照合し、
一致した場合に肯定応答(ACK)データを送信し、一
致しない場合には否定応答(NCK)データを送信す
る。なお、ナースコールシステム等ではACKデータを
送信する場合には、送信データがホスト20側により正
確に受信されたことを表示部17に表示する。
【0017】ホスト20側のCPU24は、ACKデー
タを受信した場合には先に受信したアドレスデータと警
報データに応じた表示や警報をそれぞれ表示部26と警
報部27を介して行い、NCKデータを受信した場合に
は先に受信したアドレスデータと警報データを無視す
る。なお、上記実施例では、端末10とホスト20が無
線信号を直接送受信する場合について説明したが、例え
ば端末10と基地局(例えば火災警報システムの無線中
継器)が無線信号を送受信し、基地局とホスト20(同
システムの火災受信機)が有線で送受信する場合にも適
用することができることは勿論である。
【0018】つぎに、図3ないし図6を参照しながら上
記実施例を詳細に説明すると、まず、伝送フォーマット
は図3(b)に示すようなフレームで構成されている。
このフレームを構成する各フィールドは図3(a)に示
すように8ビットのデータb0〜b7より構成され、最
上位ビットの後に1ビットのパリティビットPRが付加
される。
【0019】1つのフレームは図3(b)に示すよう
に、24ビット以上のビット同期信号と、31ビットの
フレーム同期信号と63ビットの呼出信号より成る呼出
名称と、各8ビットのシステムフィールドと、コマンド
フィールドと、アドレスフィールドと、データフィール
ドとチェックサムにより構成され、各フィールド間に上
記パリティビットPRが挿入される。
【0020】なお、呼出名称はシステムを識別するため
に電波法により義務付けられ、また、2値FSK変調方
式では、ビット同期信号は100ビット以上、呼出信号
は63ビットまたは126ビットで構成される。システ
ムフィールドでは後述するフリーラン方式とコンテンシ
ョン方式が識別され、コマンドフィールドは図5に詳し
く示すようにアドレス、制御データの拡張、電文の識別
等に用いられる。すなわち、アドレスフィールドは8ビ
ットを基本とするが、コマンドフィールドにおいて拡張
可能である。データフィールドには制御データが挿入さ
れ、チェックサムはシステムフィールドからデータフィ
ールドまでを加算した解の下位8ビットが送信される。
【0021】システムフィールドにおけるフリーラン方
式は、図4(a)に示すように「01H」のコードで表
現され、コンテンション方式は図4(b)に示すように
「FEH」のコードで表現される。また、本実施例では
図1および図2に示すように、端末10とホスト20が
半2重方式のコンテンション方式で通信が行われるの
で、端末10からの最初の送信信号と、ホスト20から
返送される信号の各データフィールドには、センサ11
の警報データ(ペンダントの押しボタン信号を含む。)
が挿入される。そして、端末10からホスト20に対し
て2回目に送信される信号のデータフィールドには、A
CKデータまたはNAKデータが挿入される。
【0022】また、コマンドフィールドの最上位ビット
D7は、図5に詳しく示すように端末のアドレス拡張ま
たは制御データを拡張する場合には拡張モードコマンド
として「1」にセットされ、拡張コマンドを使用しない
場合に通常モードコマンドとして「0」にセットされ
る。その下位のビットD6は、アドレスや制御データが
正しく「受信されたことによる制御開始要求を示す」と
いう応答送信コマンドの場合に「1」がセットされ、制
御データや返送データを送信するデータ送信コマンドの
場合に「0」がセットされる。なお、上記ACKデータ
またはNAKデータはデータフィールドにセットされ
る。
【0023】さらに、その下位のビットD5は、送信先
に対して制御を行う制御コマンドの場合に「1」がセッ
トされ、制御データの受信後にそのアドレスと制御デー
タをそのまま返送する場合に「0」がセットされる。ま
た、ビットD4には常に「0」がセットされ、4ビット
D3〜D0には各コマンドビットに対応したバイナリデ
ータがセットされる。
【0024】すなわち、端末10から最初に送信する場
合にはデータ送信コマンドD6として「0」、制御コマ
ンドD5として「1」が送信され、ホスト20が返送す
る場合にはデータ送信コマンドD6として「0」、返送
コマンドD5として「0」が送信され、端末10がAC
KデータまたはNAKデータにホスト20に送信する場
合にはデータ送信コマンドD6として「0」、制御コマ
ンドD5として「1」が送信される。
【0025】したがって、上記実施例によれば、図6に
示すように端末10が制御データを1回送信すると、ホ
スト20が受信した制御データをそのまま返送し、端末
10が元の制御データと受信した制御データが一致した
場合にACKデータを送信し、一致しない場合にNCK
データを送信するので、無線信号を正確に送受信して制
御を確実に行うことができる。
【0026】また、端末10が元の制御データと受信し
た制御データが一致した場合に表示を行うので、端末1
0側がホスト20側において正確に受信したか否かを確
認することができる。例えば、無線式火災報知システム
にあっては、端末の点検を行う場合、実際センサを発報
状態にして、受信機側で受信可能かどうか試験を行う
が、本発明にあっては、端末10側でホスト20側にお
いて正確に受信したか否かを確認できることからメンテ
ナンスを極めて容易に行うことができる。さらにこの実
施例は、人命に関わるシステムに好適である。
【0027】つぎに、図7ないし図12を参照して第2
の実施例を説明する。この実施例では図7および図8に
示すように、端末10aが送信のみを行い、ホスト20
aが受信のみを行うように構成されている。すなわち、
図7上段に示す端末10aでは、検出器としての火災セ
ンサ、防犯センサ、ペンダント等のセンサ11が作動す
ると、CPU12は、アドレス設定器13に予め設定さ
れたこのシステムおよび端末10aのアドレスデータ
(IDコード)と、センサ11の警報データをモデム1
4に出力する。このデータはモデム14により変調さ
れ、RF受信ユニット15aおよびアンテナ16により
無線信号に変換され、ホスト20a側に送信される。
【0028】そして、この実施例では一例として、端末
10aが同一の制御データを繰り返して送信するのみで
あり、また、この端末10aには第1の実施例のような
表示部17は設けられていない。図7下段に示すホスト
20aでは、端末10aからの無線信号をアンテナ21
を介して受信すると、RF受信ユニット22aにより低
周波信号に変換し、モデム23により復調してCPU2
4に取り込む。CPU24は、受信データを照合用メモ
リ24aに格納し、アドレス設定器13に予め設定され
たこのシステムおよび端末10のアドレスデータとチェ
ックし、3回の内2回一致した場合に制御を行う(3 o
f 2)。
【0029】すなわち、図9に示すように端末10aが
同一の制御データAを繰り返して送信し、ホスト20a
が例えば図9(a)に示すように同一の制御データAを
2回受信した場合にその時点で制御データAの制御を行
い、また、例えば図9(b)に示すように2回目の受信
データBが最初の受信データAと異なっても3回目の受
信データAが最初の受信データAと一致した場合にその
時点で制御データAの制御を行う。
【0030】つぎに、図10ないし図12を参照してこ
の第2の実施例の動作を説明する。まず、端末10aの
CPU12は図10に示すように、初期設定を行った後
(ステップS11)センサ11の状態を監視し(ステッ
プS12)、センサ11が作動するとセンサ11の検出
データを送信する(ステップS13)。ついで、センサ
11が復旧したか否かを判別し(ステップS14)、復
旧していない場合に送信を送り返し(ステップS14→
S13→S14)、他方、復旧するとステップS12に
戻る。
【0031】ホスト20aのCPU24は図11に示す
ように、初期設定を行った後(ステップS21)端末1
0aからの送信信号を監視し(ステップS22、S2
3)、受信するとそのデータをメモリ24aに格納する
(ステップS24)。ついで、再度端末10aからの送
信信号の監視状態に戻り(ステップS25、S26)、
再度受信するとそのデータをメモリ24aに格納し(ス
テップS27)、前の受信データと比較する(ステップ
S28)。そして、2つの受信データが等しい場合には
その受信データに応じた制御を実行し(ステップS29
→S30)、ステップS22に戻る。
【0032】他方、2つの受信データが等しくない場合
にはステップS29からステップS31以下に分岐して
三たび端末10aからの送信信号の監視状態に戻り(ス
テップS31、S32)、受信するとそのデータをメモ
リ24aに格納し(ステップS33)、前の2つの受信
データと比較する(ステップS34)。そして、今回の
受信データと前の2つの受信データのいずれかが等しい
場合にはその等しい受信データを採用し(ステップS3
5→S36)、その受信データに応じた制御を実行し
(ステップS30)、ステップS22に戻る。他方、ス
テップS35において今回の受信データと前の2つの受
信データのいずれかが等しくない場合には最初の待ち受
け状態に戻る(ステップS22)。
【0033】すなわち、図12に示すように端末10a
が同一のデータを繰り返して送信し、ホスト20aが最
初の受信データと2回目の受信データと一致した場合に
そのデータの制御を実行し、一致しない場合には3回目
の受信データと過去の2つの受信データのいずれかと一
致した場合にそのデータの制御を実行するので、従来例
のように2回連続して送受信を行ってホスト側が2回連
続して受信したデータが等しい場合に制御を行う2連送
照合方式に比べて、伝送効率を向上することができると
ともに、緊急を要する火災監視システム等において警報
が遅れることを防止することができる。
【0034】なお、上記第2の実施例ではホスト20a
が3つの受信データのうち2つが等しい場合に制御を実
行するように構成したが、4以上の受信データのうち過
半数が等しい場合や過半数以上の所定の数のデータが等
しい場合に制御を実行するように構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、端末が
検出器の発報信号のデータを無線で送信し、ホストが前
記発報信号のデータに応じた制御を行う無線防災装置に
おいて、前記端末が発報信号のデータを1回送信し、前
記ホストが前記端末から受信したデータをそのまま無線
で返送し、前記端末が先に送信した発報信号のデータと
返送されたデータを比較して一致した場合に肯定応答デ
ータを送信し、前記ホストが肯定応答データを受信した
場合に制御を行うので、データが無線伝送路を介して合
計3回正確に伝送された場合に制御が行われ、したがっ
て、無線信号を正確に送受信して制御を確実に行うこと
ができる。また、端末が最初のデータと受信したデータ
が一致した場合に表示を行うので、端末側においてホス
ト側が正確に受信したか否かを確認することができる。
【0036】本発明はまた、端末が検出器の発報信号の
データを無線で送信し、ホストが前記発報信号のデータ
に応じた制御を行う無線防災装置において、前記端末が
発報信号のデータを繰り返して送信し、前記ホストが前
記端末から繰り返して受信したデータを照合し、3以上
の受信データのうち過半数が等しい場合または過半数以
上の所定の数のデータが等しい場合に制御を実行するの
で、伝送効率を向上することができるとともに、緊急を
要する火災監視システム等において警報が遅れることを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線防災装置の一実施例を示すブ
ロック図
【図2】図1の無線防災装置の伝送方式を示す説明図
【図3】図1の無線防災装置の伝送フォーマットを示す
説明図
【図4】図3の伝送フォーマットにおけるシステムフィ
ールドを示す説明図
【図5】図3の伝送フォーマットにおけるコマンドフィ
ールドを示す説明図
【図6】図1の無線防災装置の動作を示す説明図
【図7】本発明に係る無線防災装置の第2の実施例を示
すブロック図
【図8】図7の無線防災装置の伝送方式を示す説明図
【図9】図7の無線防災装置の動作を説明するためのタ
イミングチャート
【図10】図7の端末の動作を説明するためのフローチ
ャート
【図11】図7のホストの動作を説明するためのフロー
チャート
【図12】図7の無線防災装置の動作を示す説明図
【符号の説明】
10,10a:端末 11:センサ 12,24:CPU 13,25:アドレス設定部 14,23:モデム 15,22:RF送受信ユニット 15a:RF送信ユニット 16,21:アンテナ 17,26:表示部 20,20a:ホスト 22a:RF受信ユニット 27:警報部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、コマンドフィールドの最上位ビット
D7は、図5に詳しく示すように端末のアドレス拡張ま
たは制御データを拡張する場合には拡張モードコマンド
として「1」にセットされ、拡張コマンドを使用しない
場合に通常モードコマンドとして「0」にセットされ
る。その下位のビットD6は、アドレスや制御データが
正しく受信されたことによる制御開始要求を示すという
応答送信コマンドの場合に「1」がセットされ、制御デ
ータや返送データを送信するデータ送信コマンドの場合
に「0」がセットされる。なお、上記ACKデータまた
はNAKデータはデータフィールドにセットされる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末が検出器の発報信号のデータを無線で
    送信し、ホストが前記発報信号のデータに応じた制御を
    行う無線防災装置において、 前記端末が発報信号のデータを1回送信し、前記ホスト
    が前記端末から受信したデータをそのまま無線で返送
    し、前記端末が先に送信した発報信号のデータと返送さ
    れたデータを比較して一致した場合に肯定応答データを
    送信し、前記ホストが肯定応答データを受信した場合に
    制御を行うことを特徴とする無線防災装置。
  2. 【請求項2】前記端末は、最初の発報信号のデータと返
    送されたデータを比較して一致した場合にその旨を表示
    する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    無線防災装置。
  3. 【請求項3】端末が検出器の発報信号のデータを無線で
    送信し、ホストが前記発報信号のデータに応じた制御を
    行う無線防災装置において、 前記端末が発報信号のデータを繰り返して送信し、前記
    ホストが前記端末から繰り返して受信したデータを照合
    し、3以上の受信データのうち過半数が等しい場合また
    は過半数以上の所定の数のデータが等しい場合に制御を
    行うことを特徴とする無線防災装置。
  4. 【請求項4】前記ホストは、前記端末から繰り返して受
    信したデータを照合し、3つの受信データのうち2つが
    等しい場合に制御を行うことを特徴とする請求項3記載
    の無線防災装置。
JP31177292A 1992-11-20 1992-11-20 無線防災装置 Pending JPH06162377A (ja)

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