JPH11145950A - ディジタル秘話装置 - Google Patents

ディジタル秘話装置

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JPH11145950A
JPH11145950A JP9312463A JP31246397A JPH11145950A JP H11145950 A JPH11145950 A JP H11145950A JP 9312463 A JP9312463 A JP 9312463A JP 31246397 A JP31246397 A JP 31246397A JP H11145950 A JPH11145950 A JP H11145950A
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JP9312463A
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Inventor
Hirohisa Kodama
博久 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 秘話通信中に送話者からの送信データが受話
者側で受信されるまでの間にデータの欠落、誤挿入等の
発生による通話障害を低減できるディジタル秘話装置を
提供する。 【解決手段】 送話者側では暗号化データに位相情報を
付加し、受話者側では位相情報を検出し、連続又は断続
に受信した複数の位相情報を比較することで、受信デー
タの欠落、誤挿入の有無を検出してそれを補正する。ま
た、暗号復号化部33から出力された復元音声データを
入力信号として受け、データ位相補正手段37、38に
より欠落検出されたデータ相当部分及び位相情報相当部
を無音データに変換して出力するデータ変換部39を設
ける。これにより、欠落検出された暗号化データ部分に
はダミーデータが挿入され、そのダミーデータ部分及び
位相情報部分がデスクランブル処理された後、データ変
換手段により無音データに変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル秘話装
置に係り、特に通信中の通話内容を第三者に傍受される
のを防止するディジタル秘話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話における通音信号は、第三者に傍受
されて通話内容の秘密が漏れる可能性がある。このた
め、従来よりディジタル音声信号と擬似乱数を論理演算
して得た信号を無線伝送することにより、擬似乱数の乱
数性、論理演算を見つけない限り、第三者が通話内容を
傍受できないようにしたディジタル秘話装置が知られて
いる(例えば特開平5−145546号公報)。
【0003】図5は上記の従来のディジタル秘話装置の
構成を示すブロック図である。同図において、このディ
ジタル秘話装置10は送信部20と受信部30からな
る。送信部20は、音声信号をA/D変換及びパラレル
/シリアル変換する音声符号化部21と、疑似乱数を発
生し、パラレル/シリアル変換された音声データとの排
他的論理和を取り、暗号化データを生成する暗号化部2
2と、暗号化データと通信同期制御部23からの通信同
期情報とを多重した送信データを出力する送信データ制
御部24とを有する。
【0004】受信部30は、送信都20と逆の変換を行
って音声信号を再生する。すなわち、この受信部30
は、他のディジタル秘話装置から送信されるデータを受
信し、暗号化データと通信同期情報とを分離する受信デ
ータ制御部31と、通信同期情報により受信データの同
期を確認する通信同期検出部32と、疑似乱数を発生
し、暗号化データとの排他的論理和をとり、音声データ
を復元する暗号復号化部33と、音声データをパラレル
/シリアル変換及びD/A変換し、音声信号を復元する
音声復元化部34とを有する。
【0005】次に、この従来装置の動作について説明す
る。送話者の音声が図示しないマイクロフォンにより電
気信号である音声信号に変換された後、音声符号化部2
1に供給されてA/D変換されてパラレル音声データと
され、更にパラレル/シリアル変換される。音声符号化
部21からシリアル出力された音声データは暗号化部2
2に供給され、暗号化部22内で発生させた擬似乱数と
排他的論理和をとられて暗号化データに変換される。こ
の暗号化データは送信データ制御部24に供給され、通
信同期制御部23で発生された通信同期情報と多重さ
れ、送信データとして送信される。
【0006】受信部30は上記送信部20と逆の変換動
作により音声信号を再生する。すなわち、受信データ
は、まず受信データ制御部31で通信同期情報と暗号化
データとに分離される。分離された通信同期情報は通信
同期検出部32に入力されて、データ受信時の通信同期
の確認のために用いられる。
【0007】一方、分離された暗号化データは、暗号復
号化部33に入力され、ここで暗号復号化部33内で発
生された擬似乱数と排他的論理和がとられ、送信部2で
暗号化される前の音声データに復元される。この復元音
声データは、音声復号化部34に入力され、シリアル/
パラレル変換された後、D/A変換されて送信部2の入
力音声信号と同じアナログ音声信号に変換されて出力さ
れる。
【0008】以上の構成のディジタル秘話装置によれ
ば、音声信号をディジタル信号に変換し、更に変換した
ディジタル信号に対して擬似乱数との排他的論理和をと
ることにより、スクランブルを施しているため、第三者
が擬似乱数の乱数性、論理演算方式を見つけない限り通
話内容を傍受できないようにできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のディジタル秘話装置では、秘話通信中に送話者からの
送信データを受話者側が受信するまでの間にデータの欠
落や誤挿入が発生すると、必ず送話者側と受話者側との
擬似乱数の同期外れが生じるため、通話障害となり、複
数のクロック源を持つディジタル回線やATM(非同期
転送モード)網に使用すると、スリップやセル廃棄等に
より頻繁に通話障害が発生する。この場合、送話者側と
受話者側の擬似乱数同期を再同期させない限り、受信デ
ータから音声信号を正しく復元することは不可能であ
る。
【0010】また、上記の従来のディジタル秘話装置で
は、送話者側と受話者側との間で擬似乱数の同期がずれ
ると、受話者側で誤った音声データを復元してしまうた
め、受話者側では送話者の音声が雑音(又は誤った音
声)として聞こえてしまう。
【0011】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、秘話通信中に送話者からの送信データが、受話者
側で受信するまでの間にデータの欠落、誤挿入等の発生
による通話障害を低減させ、もって複数のクロック源を
持つディジタル回線やATM網にて使用可能なディジタ
ル秘話装置を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、データの欠
落、誤挿入等が発生した場合において、受話者側での雑
音発生を防止し得るディジタル秘話装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、音声データから音声信号が無音か否かを
検出し無音情報を生成する符号化音声信号検出手段と、
音声データと擬似乱数とを論理演算して暗号化データを
生成する暗号化手段と、位相情報を発生する位相情報制
御手段と、前記暗号化データと位相情報を所定単位期間
毎に選択して位相付加データを生成する出力選択手段
と、前記出力選択手段で暗号化データと位相情報のいず
れかを選択するための選択信号を前記無音情報により生
成する選択信号発生手段と、通信同期情報を発生する通
信同期制御手段と、前記位相付加データと通信同期情報
とを多重して送信用データを生成する多重手段と、前記
送信用データを送信する送信手段と、前記送信用データ
を受信する受信手段と、前記受信手段からの受信データ
から前記位相付加データと通信同期情報をそれぞれ分離
する受信データ制御手段と、前記位相付加データから位
相情報を検出する位相情報検出手段と、分離された前記
通信同期情報により前記受信データの同期を確認する通
信同期検出手段と、前記位相付加データから検出された
前記位相情報に基づいて、分離された前記位相付加デー
タの欠落及び誤挿入を検出し、分離された該位相付加デ
ータの欠落検出時はダミーデータを挿入し、分離された
該位相付加データの誤挿入検出時は誤挿入された位相付
加データを削除するデータ位相補正手段と、前記データ
位相補正手段から出力された補正後の位相付加データに
対して暗号復号化処理を行い、前記暗号化手段の入力音
声データと同じ音声データを復元する暗号復号化手段
と、を備えるものである。
【0014】この発明では、送話者側で暗号化データに
位相情報が付加され、受話者側では位相情報を検出し、
連続又は断続に受信した複数の位相情報を比較すること
により、受信データの欠落、誤挿入の有無を検出してそ
れを補正するようにしているため、暗号化手段と暗号復
号化手段での擬似乱数の同期を保持することができる。
【0015】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、暗号復号化手段から出力された復元音声データを入
力信号として受け、データ位相補正手段により欠落検出
されたデータ相当部分及び位相情報相当部を無音データ
に変換して出力するデータ変換手段を有する構成とした
ものである。この発明では、欠落検出された暗号化デー
タ部分にはダミーデータが挿入され、そのダミーデータ
部分及び位相情報部分がデスクランブル処理された後、
データ変換手段により無音データに変換される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明によるディジタル
秘話装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図1において、ディジタル秘話装置1は送信部2と
受信部3とを備える。送信部2は従来の送信部20(図
5参照)の音声符号化部21、暗号化部(スクランブル
部)22及び通信同期制御部23に、符号化音声信号検
出部25、位相情報制御部26、出力選択部27、選択
信号発生部28、送信データ制御部241及び送信デー
タ蓄積部29を備えている。
【0017】符号化音声信号検出部25は、音声符号化
部21からの音声データが無音(音声信号が入力されて
いない)パターンであるか否かを検出し、無音情報を出
力する。出力選択部27は暗号化部22からの暗号化デ
ータAと位相情報制御部26で発生する位相情報Bを選
択して位相付加データDを出力する。出力選択部27が
暗号化データAと位相情報Bとを選択する手段として選
択信号発生部28から出力される選択信号Cが使用され
る。選択信号Cは選択信号発生部28において符号化音
声信号検出部25からの無音情報を入力し、無音のとき
は位相情報Bを、無音でないときは暗号化データAを選
択させる信号として出力される。送信データ制御部24
1は、出力選択部27からの位相付加データDと通信同
期制御部23で発生する通信同期情報とを多重し送信用
データを出力する。送信データ蓄積部29は送信用デー
タを一時的に蓄積し送信データとして出力する。
【0018】受信部3は、従来の受信部30(図5参
照)の通信同期検出部32、暗号復号化部33及び音声
復号化部34に、受信データ蓄積部35、受信データ制
御部311、位相情報検出部36、データ位相補正部3
7、データ位相制御部38及びデータ変換部39を備え
ている。
【0019】受信データ蓄積部35は受信データを一時
的に蓄積する。受信データ制御部311は受信データか
ら位相付加データEと通信同期情報とを分離する。位相
情報検出部36は位相付加データEから位相情報を検出
し、データ位相制御部38へ出力する。データ位相制御
部38は、連続して受信した複数の位相情報により受信
データの欠落、誤挿入等の有無を確認する。データ位相
補正部37はデータ位相制御部38で受信データに欠
落、誤挿入等が確認された場合、欠落のときはダミーデ
ータを挿入し、誤挿入のときは誤挿入分のデータを削除
することによりダミーデータEを補正する。データ変換
部39はデータ位相補正部38で挿入されたダミーデー
タおよび無音時に送出された位相情報を無音データに変
換する。
【0020】次に、この図1に示す実施の形態の動作に
ついて、図2乃至図4を併せ参照して説明する。送話者
の音声が図示しないマイクロフォンにより電気信号であ
る音声信号に変換された後、音声符号化部21に供給さ
れてA/D変換されてパラレル音声データとされ、更に
パラレル/シルアル変換される。音声符号化部21から
シリアル出力された音声データは符号化音声信号検出部
25に供給され、音声データが無音か否かの検出が行わ
れ、無音情報が出力される。
【0021】符号化音声信号検出部25に入力された音
声データはそのまま暗号化部22に供給され、暗号化部
22内で発生させた擬似乱数と排他的論理和がとられて
暗号化データAに変換される。出力選択部27は暗号化
データAと位相情報制御部26で発生された位相情報B
を入力し、選択信号発生部28で発生した選択信号Cに
より暗号化データAと位相情報Bのいずれかを位相付加
データDとして生成する。
【0022】すなわち、出力選択部27は、図2に示す
ように、暗号化データA(暗号化データ1、暗号化デー
タ2等)と、位相情報B(位相情報1、位相情報2等)
のどちらか一方を選択信号Cにより選択し、時系列的に
合成した位相付加データDを出力する回路で、暗号化デ
ータAと位相情報Bを同一のある固定長のビット列(暗
号化データ1、暗号化データ2等及び位相情報1、位相
情報2等)として扱い、その固定長のビット列単位で、
選択信号Cが位相情報選択(無音)の場合は位相情報B
を、選択信号Cが暗号化データ選択の場合は暗号化デー
タAを選択し、位相付加データDを生成する。
【0023】このようにして得られた位相付加データD
は、送信データ制御部241に供給され、通信同期制御
部23で発生された通信同期情報と多重され、送信用デ
ータとして生成される。さらに送信用データは、送信デ
ータ蓄積部29により一旦蓄積される。これは有限範囲
の位相差の吸収及び複数のクロック源を持つディジタル
回線時のスリップを通信同期情報を付加した固定長の送
信データ単位で発生させるためである。送信データ蓄積
部29で蓄積された送信用データは、所定期間後送信デ
ータとして送信される。
【0024】受信部3は上記の送信部2と逆の変換動作
により音声信号を復元する。すなわち、伝送路を経て受
信された受信データは、受信データ蓄積部35で一旦蓄
積され、有限範囲の位相差の吸収及び複数のクロック源
を持つディジタル回線時のスリップを、位相情報の付加
した固定長の受信データ単位で発生させる。蓄積後の受
信データは受信データ制御部311に入力され、ここで
通信同期情報と位相付加データEとに分離される。
【0025】通信同期検出部32は受信データから分離
された通信同期情報に基づいて、データ受信時の通信同
期を確認する。位相情報検出部36は位相付加データE
から位相情報を検出し、位相情報のみを発生させる。デ
ータ位相検出部36は連続又は断続に入力される位相情
報に基づいて、蓄積後の受信データの欠落、誤挿入等の
有無を検出する。複数のクロック源を持つディジタル回
線によるスリップ、あるいはATM網内でのセル廃棄等
により、受信データに欠落、誤挿入が発生した場合は、
データ位相制御部38はデータ位相補正部37へ欠落か
誤挿入かを示す位相補正信号を出力する。
【0026】データ位相補正部37は、受信データ制御
部311から位相情報検出部36を経て位相付加データ
声を入力信号として受けると共に、データ位相制御部3
8から上記の位相補正信号が入力されたときは、欠落、
誤挿入等されたデータ量を推定し、位相付加データEの
欠落期間にはダミーデータを挿入し、誤挿入された位相
付加データEのデータ部分を削除する。すなわち、デー
タ位相補正部37は、図3に示すように、位相補正デー
タEにおいて暗号化データ2が欠落したことをデータ位
相制御部38よりの位相補正信号により検出した場合、
暗号化データ2と暗号化データ4の間の本来欠落した暗
号化データ3が多重されるべき位置にダミーデータを多
重して補正後の位相付加データFとして出力する。
【0027】また、データ位相補正部37は、図4に示
すように、位相付加データEにおいて暗号化データ2が
重複(誤挿入)したことをデータ位相制御部38よりの
位相補正信号により検出した場合、重複した2つの暗号
化データ2の一方を削除して補正後の位相付加データF
として出力する。
【0028】このような補正が行われてデータ位相補正
部37から取り出された補正後の位相付加データFは、
図1の暗号復号化部33に供給され、ここで暗号復号化
部33内で発生された擬似乱数と排他的論理和がとられ
て、元の音声データに復元される。復元された音声デー
タは、その後音声復号化部34によりアナログ音声信号
に再生されるわけであるが、位相情報及びダミーデータ
が挿入されたままの音声データは、そのまま音声信号に
変換されると、位相情報及びダミーデータの部分が雑音
として再生されてしまうので、ここではデータ変換部3
9により音声データの位相情報及びダミーデータの部分
を無音データに変換する。
【0029】すなわち、データ変換部39はデータ位相
制御部37から位相情報及び欠落を示す位相補正信号が
入力されたときのみ、音声データ(このときは位相情報
又はダミーデータ)を無音データに変換して出力し、そ
れ以外のときは入力音声データをそのまま次段の音声符
号化部34へ出力する。
【0030】音声復号化部34は、従来と同様に入力さ
れた音声データをシリアル/パラレル変換した後、D/
A変換して復号化音声信号に変換して出力する。この復
号化音声信号はデータの欠落、誤挿入等が補正された音
声データを変換したものであるから、データの欠落や誤
挿入による雑音が発生することが防止される。また、位
相情報が付加されていた部分はもともと音声信号が無音
であるため、復号化音声信号への影響はない。さらに、
暗号復号化部33にはデータの欠落、誤挿入が補正され
た補正後の位相付加データFが入力されるため、送話者
側と受話者側の間で擬似乱数の同期外れを防止でき、こ
れにより通話障害の発生を防止することができる。
【0031】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えばデータ変換部39を設けなく
とも、通話障害の発生は防止できるという効果はある。
すなわち、従来は擬似乱数の同期外れが生じると、その
度に再同期させる処理を行っており、そのために通話障
害が発生していたが、本発明はデータ位相補正部37に
よりデータの欠落、誤挿入が補正された補正後の位相付
加データを暗号復号化部33に入力することで、送話者
側と受話者側の間での擬似乱数の同期外れを防止できる
からである。また、暗号化部22及び暗号復号化部33
の処理は擬似乱数と入力データとの排他約論理和演算以
外の論理演算も可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送話者側で暗号化データに無音時に付加された位相情報
に基づき、受信データ中の位相付加データの欠落、誤挿
入の有無を検出してそれを補正することにより、暗号化
手段と暗号復号化部での擬似乱数の同期を保持するよう
にしたため、データの欠落、誤挿入が発生した場合の乱
数同期外れによる通話障害を低減することができ、よっ
て複数のクロック源を持つディジタル回線やATM(非
同期伝送モード)網に本発明を適用することができる。
【0033】また、本発明によれば、欠落検出された暗
号化データ部分にはダミーデータが挿入され、そのダミ
ーデータ部分が暗号復号化処理された後、データ変換部
により無音データに変換されるようにしたため、データ
変換部からの暗号復号化処理された音声データを復号化
して得られた音声信号中のダミーデータ相当部分の雑音
の発生を低減することができる。
【0034】また、本発明によれば、位相情報を暗号化
データ部が使用すべきデータ列内に挿入して伝送するた
め、位相情報専用のデータ列を必要とせず、送信データ
全体の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のディジタル秘話装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態のディジタル秘話装置のデータ出
力選択部の入出力を説明する図である。
【図3】 実施の形態のディジタル秘話装置のデータ位
相補正部の入出力を説明する図である。
【図4】 実施の形態のディジタル秘話装置のデータ位
相補正部の入出力を説明する図である。
【図5】 従来のディジタル秘話装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ディジタル秘話装置 2 送信部 3 受信部 21 音声符号化部 22 暗号化部 23 通信同期制御部 241 送信データ制御都 25 符号化音声信号検出部 26 位相情報制御部 27 出力選択部 28 選択信号発生部 29 送信データ蓄積部 311 受信データ制御部 32 通情同期検出部 33 暗号復号化部 34 音声復号化部 35 受信データ蓄積部 36 位相情報検出部 37 データ位相補正部 38 データ位相制御部 39 データ変換部 A 暗号化データ B 位相情報 C 選択惰号 D 位相付加データ E 受信位相付加データ F 補正後の位相付加データ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話部では音声データと擬似乱数とを論
    理演算して得られる暗号化データに位相情報を付加して
    受話者側へ伝送し、 受信部では前記暗号化データから位相情報を検出し、連
    続又は断続に受信した複数の位相情報を比較することに
    より、受信データの欠落、誤挿入の有無を検出してそれ
    を補正することを特徴とするディジタル秘話装置。
  2. 【請求項2】 受信部では暗号復号化処理で得られる復
    元音声データを入力信号として受け、データ位相補正に
    より欠落検出されたデータ相当部分及び位相情報相当部
    を無音データに変換して出力することを特徴とする請求
    項1記載のディジタル秘話装置。
  3. 【請求項3】 音声データから音声信号が無音か否かを
    検出し無音情報を生成する符号化音声信号検出手段と、 音声データと擬似乱数とを論理演算して暗号化データを
    生成する暗号化手段と、 位相情報を発生する位相情報制御手段と、 前記暗号化データと位相情報を所定単位期間毎に選択し
    て位相付加データを生成する出力選択手段と、 前記出力選択手段で暗号化データと位相情報のいずれか
    を選択するための選択信号を前記無音情報により生成す
    る選択信号発生手段と、 通信同期情報を発生する通信同期制御手段と、 前記位相付加データと通信同期情報とを多重して送信用
    データを生成する多重手段と、 前記送信用データを送信する送信手段と、 前記送信用データを受信する受信手段と、 前記受信手段からの受信データから前記位相付加データ
    と通信同期情報をそれぞれ分離する受信データ制御手段
    と、 前記位相付加データから位相情報を検出する位相情報検
    出手段と、 分離された前記通信同期情報により前記受信データの同
    期を確認する通信同期検出手段と、 前記位相付加データから検出された前記位相情報に基づ
    いて、分離された前記位相付加データの欠落及び誤挿入
    を検出し、分離された該位相付加データの欠落検出時は
    ダミーデータを挿入し、分離された該位相付加データの
    誤挿入検出時は誤挿入された位相付加データを削除する
    データ位相補正手段と、 前記データ位相補正手段から出力された補正後の位相付
    加データに対して暗号復号化処理を行い、前記暗号化手
    段の入力音声データと同じ音声データを復元する暗号復
    号化手段と、 を備えたことを特徴とするディジタル秘話装置。
  4. 【請求項4】 前記暗号復号化手段から出力された復元
    音声データを入力信号として受け、前記データ位相補正
    手段により欠落検出されたデータ相当部分及び前記出力
    選択手段で位相情報が選択された相当部分を無声データ
    に変換して出力するデータ変換手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項3記載のディジタル秘話装置。
  5. 【請求項5】 前記データ位相補正手段は、前記位相情
    報検出手段により検出された位相情報に基づき前記位相
    付加データの欠落、誤挿入を検出し、該検出時は補正信
    号を発生するデータ位相制御手段と、前記受信データ制
    御手段により分離された位相付加データを位相情報検出
    手段を経て入力信号として受け、前記データ位相制御手
    段から欠落位相補正信号入力時は、欠落データ期間にダ
    ミーデータを挿入した位相付加データを出力し、誤挿入
    位相補正信号入力時は誤挿入された期間の位相付加デー
    タを削除して出力するデータ位相補正手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項3又は4記載のディジタル秘話
    装置。
  6. 【請求項6】 位相情報を伝送する手段として、位相情
    報を暗号化部が使用すべきデータ列内に挿入して伝送す
    ることを特徴とする請求項3乃至5記載のディジタル秘
    話装置。
JP9312463A 1997-11-13 1997-11-13 ディジタル秘話装置 Pending JPH11145950A (ja)

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