JPH11145929A - 伝送制御信号送信方式と送受信装置 - Google Patents

伝送制御信号送信方式と送受信装置

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JPH11145929A
JPH11145929A JP9310131A JP31013197A JPH11145929A JP H11145929 A JPH11145929 A JP H11145929A JP 9310131 A JP9310131 A JP 9310131A JP 31013197 A JP31013197 A JP 31013197A JP H11145929 A JPH11145929 A JP H11145929A
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transmission control
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Shigeru Mitsubori
滋 三堀
Yasushi Hikichi
靖志 引地
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JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO
NEC Corp
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JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送効率を下げずに、劣悪環境下でも信頼性
の高い伝送制御信号送信方式と送受信装置を提供する。 【解決手段】 同期用のヌルシンボル期間に隣り合う特
定の10〜数10波のグループ単位に伝送制御信号を割
り当て、同じ伝送制御信号を周波数方向に複数個、分散
配置して疑似ヌルシンボルとして割り当て、受信装置で
は各伝送制御信号を抽出して多数決判定することにより
伝送制御内容を判別し対応する制御を行う。また、有効
シンボル区間の特定の1波に同じ伝送制御信号を割り当
てて信頼性を高める。さらに、伝送制御信号は、そのシ
ンボル区間における搬送波の有無により、データ内容を
伝送する。伝送制御信号のデータ内容に対応する制御内
容は、予め送信装置および受信装置のメモリ等に格納し
ておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として直交周
波数分割多重(以下、OFDM)方式における伝送制御
信号の送信方式と送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地上系デジタルテレビジョン放送あるい
はデジタル音声放送に適した方式と言われているOFD
M方式を使用したシステムでは、送信装置により送信対
象の有効データおよび振幅・位相基準データを周波数軸
上の複素数データとして、これらの各複素数データを逆
離散フーリエ変換(IFFT)して時間軸上ベースバン
ド波形に変換し、これを周波数変換して送信する。
【0003】そして、受信装置でこのOFDM信号を受
信して、ベースバンド時間軸波形を再生、離散フーリエ
変換して、得られた基準データを基に各信号の値を判定
して前記OFDM信号中の受信データを再生する。
【0004】ここで、OFDM信号を送受信する場合
の、QAMやQPSKなどの変調方式と階層伝送構造、
誤り分散させるための一定規則に従ったデータの並び替
え(以下、インターリーブ)、基準データ送出方法等に
ついては、従来から種々の方式が提案されている。
【0005】例えば、特開平8−265293号公報に
記載される直交周波数分割多重伝送方式とその送信装置
および受信装置は、フレーム先頭に同期用のヌルシンボ
ルおよび基準シンボルを配置し、それに続く情報シンボ
ル部に時間または周波数方向に一定間隔でQPSKシン
ボル(あるいは差動QPSK)を配置して伝送し、受信
機でQPSKシンボルから振幅/位相変動を検出して補
正することで、フェージングの影響を受けても多値変調
シンボルを確実に復調でき、データ伝送効率向上を図る
というものである。
【0006】また、特開平7−254915号公報に記
載される階層的直交周波数多重伝送方式および送信方式
は、予め決められたキャリアに、所要C/Nの異なる階
層化した各変調方式(QPSK、16QAM、64QA
M)を対応させておき、最も低階層(QPSK)の変調
を差動符号化することにより、劣悪な受信状態において
も少なくとも低階層の情報は遅延検波を用いて安定に復
調できるようにするというものである。
【0007】さらに、特開平7−273741号公報に
記載されるOFDM伝送方法、OFDM送信装置及びO
FDM受信装置は、フレームの最初にヌルシンボル、2
番目と3番目に基準シンボルを伝送し、2番目と3番目
の2基準シンボル波形を連続させることにより、等価的
にガード期間を長くしてマルチパスによる符号間干渉の
影響を抑制するというものである。
【0008】さらに付け加えると、1997年電子情報
通信学会ソサイエティ大会講演論文集1のB−5−18
2地上ISDBの周波数インターリーブに関する検討で
は、A、B異なる伝送特性の信号をキャリアにランダム
に割り当てた場合、特定の周波数領域に割り当てた場
合、特定の離散キャリアに割り当てた場合の99%累積
時間率の検討が報告されており、様々な方式が検討中で
ある。
【0009】次に、従来例の一般的なOFDM信号構造
について説明する。図4は従来のOFDM信号の構成図
である。
【0010】OFDM信号を時間軸上から見た場合は、
受信側でフレーム同期をとるための特定のヌルシンボル
と呼ばれる同期シンボルに始まり、次に基準シンボルが
配置され、次のヌルシンボルまでの期間に有効データシ
ンボルが配置され、全体で1フレーム期間となってい
る。
【0011】ここで、ヌルシンボル期間は、受信装置が
信号復調のフレーム同期を得るために、全ての搬送波を
完全に停波する期間である。また、OFDM信号を周波
数方向から見た場合は、図4に示す1からnのように多
数の直交する搬送波の集まりであり、搬送波数は一般に
数百から数千である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上、述べたように種
々の方式が検討中であるが、OFDM方式は、移動受信
に適する、あるいは単一周波数ネットワークの可能性が
ある等と言われている。ところが、実際には、階層伝送
の方式、誤り訂正の方式、インターリーブの方法などに
より一長一短があり、完全な方式は見いだされてはいな
い。したがって、種々の方式を運用可能とすべきである
が、そのためには、各搬送波の変調内容、インターリー
ブ構成、階層伝送構造などの情報信号すなわち伝送制御
信号をあらかじめ定義して、受信装置に対して伝送しな
ければならない。
【0013】一方で、地上伝送路で移動受信も考慮した
場合、周波数選択性フェージングやゴーストなどの影響
を受ける劣悪環境下においては、伝送制御信号を取りこ
ぼさないように、信頼性の高いデータ構造にする必要が
ある。信頼性の高いデータ構造とするひとつの方法とし
ては、強力な誤り訂正符号を付加するなどの処理がある
が、この場合誤り訂正符号を付加した分、情報伝送効率
が落ちてしまうという欠点がある。また、別の解決手法
としては、同じ信号を何度も連送して受信装置で多数決
判定する方法があるが、この方法では連送の時間差があ
るために、多数決判定に時間がかかるという欠点があ
る。
【0014】ここにおいて、本発明の目的は、伝送効率
を下げずに、劣悪環境下でも信頼性の高い伝送制御信号
送信方式と送受信装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記課題を
解決するため、次の新規な特徴的構成手段を採用する。
【0016】本発明の第1の特徴は、伝送制御信号送信
方式において、単位ブロック内に同期用のヌルシンボル
期間、基準シンボル期間、有効データシンボル期間を割
り当ててOFDM(直交周波数分割多重)方式により送
信信号を生成する際に、前記ヌルシンボル期間内の互い
に隣り合う複数の搬送波を単位とし、周波数方向に分散
配置される複数のグループそれぞれに、前記送信信号の
伝送制御内容を示す同一の伝送制御信号を疑似ヌルシン
ボルとして割り当てることにある。
【0017】本発明の第2の特徴は、単位ブロック内に
同期用のヌルシンボル期間、基準シンボル期間、有効デ
ータシンボル期間を割り当ててOFDM(直交周波数分
割多重)方式により送信信号を生成するOFDM送信装
置において、前記ヌルシンボル期間内の互いに隣り合う
複数の搬送波を単位とし、周波数方向に分散配置される
複数のグループそれぞれに、前記送信信号の情報内容を
示す同一の伝送制御信号を疑似ヌルシンボルとして割り
当てることにある。
【0018】本発明の第3の特徴は、上記第2の特徴に
記載のOFDM送信装置において、さらに、前記単位ブ
ロック内の特定の1波に前記複数のグループそれぞれに
割り当てる伝送制御信号と同一の伝送制御信号を割り当
てることにある。
【0019】本発明の第4の特徴は、上記第3の特徴に
記載のOFDM送信装置において、前記単位ブロック内
の特定の1波の中で同じ伝送制御信号を時間方向に連送
することにある。
【0020】本発明の第5の特徴は、上記第2の特徴に
記載のOFDM送信装置において、前記伝送制御信号
を、割り当てられた搬送波の振幅または位相変化により
伝送することにある。
【0021】本発明の第6の特徴は、上記第2の特徴に
記載のOFDM送信装置において、前記伝送制御信号の
情報内容として、少なくとも各搬送波の変調内容、イン
ターリーブ構成、階層伝送構造を含むことにある。
【0022】本発明の第7の特徴は、上記第2の特徴に
記載のOFDM送信装置において、前記伝送制御信号に
誤り訂正符号を含めることにある。
【0023】本発明の第8の特徴は、単位ブロック内に
同期用のヌルシンボル期間、基準シンボル期間、有効デ
ータシンボル期間を割り当ててOFDM(直交周波数分
割多重)方式により生成され送信されるOFDM信号を
受信するOFDM受信装置において、前記ヌルシンボル
期間内の互いに隣り合う複数の搬送波を単位とし、周波
数方向に分散配置される複数のグループそれぞれに、前
記送信信号の情報内容を示す同一の伝送制御信号が疑似
ヌルシンボルとして割り当てられているとき、前記OF
DM信号の受信時に前記ヌルシンボル期間から複数のグ
ループに割り当てられた伝送制御信号を抽出し、多数決
により正常とみなせる伝送制御信号を判別して、その判
別結果に基づいて受信されたOFDM信号を復調するこ
とにある。
【0024】本発明の第9の特徴は、上記第8の特徴に
記載のOFDM受信装置において、さらに、送信側で前
記単位ブロック内の特定の1波に前記複数のグループそ
れぞれに割り当てる伝送制御信号と同一の伝送制御信号
が割り当てられているとき、その特定の1波から伝送制
御信号を抽出し、前記多数決の1要素とすることにあ
る。
【0025】本発明の第10の特徴は、上記第8の特徴
に記載のOFDM受信装置において、前記伝送制御信号
のデータ内容に対応する制御内容を予め記憶媒体に格納
しておくことにある。
【0026】本発明の第11の特徴は、上記第8の特徴
に記載のOFDM受信装置において、前記伝送制御信号
に誤り訂正符号が含まれているとき、誤り訂正処理を行
った後に多数決判定を行うことにある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0028】図1は本発明に係る伝送制御信号送信方式
に用いられるOFDM信号の構成図であり、図2は本発
明を適用したOFDM送信装置の構成を示すブロック回
路図、図3は本発明を適用したOFDM受信装置の構成
を示すブロック回路図である。
【0029】図2に示す送信装置1は、同期回路2、マ
ッピングメモリ回路3、データ変換割り当て回路4、O
FDM変調回路5、周波数変換回路6で構成される。
【0030】同期回路2は、OFDM信号生成に必要な
フレーム同期信号、シンボル同期信号、クロック信号な
どを生成し、各回路3〜5に供給する。マッピングメモ
リ回路3には、予め、送信データの構成(BPSK,Q
PSK,QAM,…)、各搬送波の割り当ておよび搬送
波変調方式、インターリーブの構成(並べ替え手順)、
階層構造等を対応させる複数の割付パターンが登録され
る。このマッピングメモリ回路3は、伝送制御信号の内
容に応じて所定の割付パターンを選択して、伝送制御信
号と共にデータ変換割り当て回路4に供給する。
【0031】このデータ変換割り当て回路4は、マッピ
ングメモリ回路3からの割付パターンに基づいて、送信
データおよび伝送制御信号を複素数データに変換し、そ
れぞれ複数の搬送波に割り当てて、OFDM変換回路
(IFFT)5に供給する。このOFDM変調回路5
は、データ変換割り当て回路4の出力である各搬送波の
複素数データを逆離散フーリエ変換して、ベースバンド
時間軸波形に変換して周波数変換回路6へ出力する。こ
の周波数変換回路6では、OFDM変調回路5からのベ
ースバンド時間軸波形信号を取り込み、無線周波数に変
換して伝送路に送出する。
【0032】図3に示す受信装置7は、周波数変換回路
8、同期再生回路9、マッピングメモリ回路10、OF
DM復調回路(FFT)11、受信データ判定変換回路
12、多数決判定回路13により構成され、基本的に送
信装置と逆の動作を行って受信データを復調する。
【0033】まず、周波数変換回路8は、受信信号をベ
ースバンド時間軸波形信号に変換し、同期再生回路9は
周波数変換回路8で得られたベースバンド時間軸波形信
号とOFDM復調回路7の復調結果から同期タイミング
を抽出して、OFDM信号再生に必要なフレーム同期信
号、シンボル同期信号、クロック信号などの同期制御信
号を生成して、各回路10,11,12に供給する。
【0034】マッピングメモリ回路10には、予め送信
側と同じ割付パターンが登録される。このマッピングメ
モリ回路10は、後述の多数決判定回路13により判定
された伝送制御信号に基づいて割付パターンを選択し、
受信データ判定変換回路12に供給する。OFDM復調
回路11は、同期再生回路9からの同期制御信号に基づ
いてベースバンド時間軸波形信号を離散フーリエ変換し
て、各搬送波の複素数データを復調する。ここで得られ
た各搬送波の複素数データは受信データ判定変換回路1
2に供給される。この受信データ判定変換回路12は、
マッピングメモリ回路10から供給される割付パターン
から送信データの構成、各搬送波の割り当ておよび搬送
波変調方式、インターリーブの構成、階層構造等を識別
し、その識別結果に基づいてOFDM復調信号から受信
データを判定出力する。
【0035】多数決判定回路13は、OFDM復調信号
からフレーム中に配置された複数の伝送制御信号を抽出
し、多数決により正常とみなせる伝送制御信号を特定す
る。この際、各伝送制御情報データに誤り訂正符号が付
加されている場合には、誤り訂正を施して多数決を行
う。
【0036】上記構成において、以下にその動作を説明
する。
【0037】まず、本発明では、マッピングメモリ回路
3の割付パターンにおいて、図1(a)中ヌルシンボル
期間に斜線を付して示すように、隣り合う特定の10波
から数10波のグループ単位に伝送制御信号を割り当
て、周波数方向に複数個、同じ信号を分散配置して疑似
ヌルシンボルとしている。これは元々ヌルシンボルは、
信号の有無、すなわち有効データシンボル期間とヌルシ
ンボル期間のエネルギー差を利用して受信装置で同期を
取るためのものなので、エネルギー差を確保できる範囲
であれば、このように信号を若干挿入した疑似ヌルシン
ボルでも、受信装置では同期の確保が可能である。
【0038】この例の場合は、図1(b)に拡大して示
すように伝送制御信号は10本の搬送波で1単位として
おり、搬送波の有無を実線と点線で示しているが、本発
明では搬送波の有無によりデータとしての意味を持たせ
ており、これにより受信装置側では複雑な位相判定など
をしなくても容易にしかも確実に信号判定が可能になっ
ている。この例の10本の搬送波では、10ビットの信
号伝送を行えることを意味しており、1024通りの情
報伝達が可能であるので、伝送制御信号の伝送量として
は十分である。
【0039】本発明では、さらに図1(a)に示すよう
に、有効シンボル区間の特定の1波に伝送制御信号を割
り当て、1フレーム内において図1(c)に拡大して示
すように同じ信号を時間方向に連送するようにしてい
る。
【0040】受信装置7では、まずOFDM復調回路1
1にて最初に疑似ヌルシンボル期間に挿入された伝送制
御信号を復調し、多数決判定回路13により周波数方向
に複数個、同じ信号を分散配置された伝送制御信号の多
数決判定を行う。この処理は従来の多数決判定のような
時間差が無いので、瞬時に判定が可能である。また、周
波数方向に同じ伝送制御信号が分散配置されているの
で、周波数選択制フェージングなどである周波数部分が
消失したとしても、他の周波数部分の伝送制御信号で多
数決判定が可能である。さらに、ビット判定は信号の有
無を判定するだけでよいので、高い信頼性の伝送制御信
号受信が可能である。
【0041】以上の構成に加えて、本発明では、有効シ
ンボル区間の特定の1波に伝送制御信号を割り当て、1
フレームにおいて同じ信号を時間方向に連送するように
しているので、伝送路条件が悪化しても、多数決判定回
路13においてこの連送信号を参照すれば、多数決判定
に加えてさらに伝送制御信号の信頼性を高めることが可
能である。
【0042】尚、上記実施の形態では、伝送制御信号に
割り当てる搬送波数を10本として説明したが、これ以
外の本数であっても有効データシンボル期間と疑似ヌル
シンボル期間のエネルギー差が確保することができれ
ば、本発明の効果作用を十分発揮し得るものではあるこ
とは言うまでも無い。
【0043】また、上記実施の形態では、各グループの
搬送波の有無により伝送制御信号を送信するものとした
が、伝送路の劣悪に影響されやすくなるが、搬送波の位
相または振幅変調によっても送信可能である。この場
合、受信側では勿論対応する復調回路が必要となる。
【0044】また、上記実施の形態では、多数決判定の
みで説明したが、伝送制御信号にBCH符号などの誤り
訂正符号を付加しておけば、伝送効率は下がるが、より
信頼性の高い信号伝送が可能である。
【0045】以上説明の通り、本発明によれば、第1点
として、種々の方式を運用可能とするための、各搬送波
の変調内容、インターリーブ構成、階層伝送構造などの
伝送制御情報に対応する伝送制御信号を予め定義してお
くようにしているので、受信装置に対して伝送すること
が可能となる。
【0046】第2点として、地上伝送路での移動受信も
考慮した場合、周波数選択性フェージングやゴーストな
どの影響を受ける劣悪環境下においても、伝送制御信号
を取りこぼさないように、信頼性の高いデータ伝送が可
能である。
【0047】また第3点として、疑似ヌルシンボルとす
ることにより、情報伝送効率が落ちてしまうということ
も回避し、周波数軸上で同時に同じ伝送制御信号を送信
するので、多数決判定に時間がかからず瞬時に判定可能
である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、伝送
効率を下げずに、劣悪環境下でも信頼性の高い伝送制御
信号送信方式と送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝送制御信号送信方式に用いられ
るOFDM信号の構成図。
【図2】本発明を適用したOFDM送信装置の構成を示
すブロック回路図。
【図3】本発明を適用したOFDM受信装置の構成を示
すブロック回路図。
【図4】従来のOFDM信号の構成図。
【符号の説明】
1…送信装置 2…同期回路 3…マッピングメモリ回路 4…データ変換割り当て回路 5…OFDM変調回路 6…周波数変換回路 7…受信装置 8…周波数変換回路 9…同期再生回路 10…マッピングメモリ回路 11…OFDM復調回路 12…受信データ判定変換回路 13…多数決判定回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 引地 靖志 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位ブロック内に同期用のヌルシンボル
    期間、基準シンボル期間、有効データシンボル期間を割
    り当ててOFDM(直交周波数分割多重)方式により送
    信信号を生成する際に、前記ヌルシンボル期間内の互い
    に隣り合う複数の搬送波を単位とし、周波数方向に分散
    配置される複数のグループそれぞれに、前記送信信号の
    伝送制御内容を示す同一の伝送制御信号を疑似ヌルシン
    ボルとして割り当てることを特徴とする伝送制御信号送
    信方式。
  2. 【請求項2】 単位ブロック内に同期用のヌルシンボル
    期間、基準シンボル期間、有効データシンボル期間を割
    り当ててOFDM(直交周波数分割多重)方式により送
    信信号を生成するOFDM送信装置において、 前記ヌルシンボル期間内の互いに隣り合う複数の搬送波
    を単位とし、周波数方向に分散配置される複数のグルー
    プそれぞれに、前記送信信号の情報内容を示す同一の伝
    送制御信号を疑似ヌルシンボルとして割り当てることを
    特徴とするOFDM送信装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記単位ブロック内の特定の1
    波に前記複数のグループそれぞれに割り当てる伝送制御
    信号と同一の伝送制御信号を割り当てることを特徴とす
    る請求項2記載のOFDM送信装置。
  4. 【請求項4】 前記単位ブロック内の特定の1波の中で
    同じ伝送制御信号を時間方向に連送することを特徴とす
    る請求項3記載のOFDM送信装置。
  5. 【請求項5】 前記伝送制御信号を、割り当てられた搬
    送波の振幅または位相変化により伝送することを特徴と
    する請求項2記載のOFDM送信装置。
  6. 【請求項6】 前記伝送制御信号の情報内容として、少
    なくとも各搬送波の変調内容、インターリーブ構成、階
    層伝送構造を含むことを特徴とする請求項2記載のOF
    DM送信装置。
  7. 【請求項7】 前記伝送制御信号に誤り訂正符号を含め
    ることを特徴とする請求項2記載のOFDM送信装置。
  8. 【請求項8】 単位ブロック内に同期用のヌルシンボル
    期間、基準シンボル期間、有効データシンボル期間を割
    り当ててOFDM(直交周波数分割多重)方式により生
    成され送信されるOFDM信号を受信するOFDM受信
    装置において、 前記ヌルシンボル期間内の互いに隣り合う複数の搬送波
    を単位とし、周波数方向に分散配置される複数のグルー
    プそれぞれに、前記送信信号の情報内容を示す同一の伝
    送制御信号が疑似ヌルシンボルとして割り当てられてい
    るとき、 前記OFDM信号の受信時に前記ヌルシンボル期間から
    複数のグループに割り当てられた伝送制御信号を抽出
    し、多数決により正常とみなせる伝送制御信号を判別し
    て、その判別結果に基づいて受信されたOFDM信号を
    復調することを特徴とするOFDM受信装置。
  9. 【請求項9】 さらに、送信側で前記単位ブロック内の
    特定の1波に前記複数のグループそれぞれに割り当てる
    伝送制御信号と同一の伝送制御信号が割り当てられてい
    るとき、その特定の1波から伝送制御信号を抽出し、前
    記多数決の1要素とすることを特徴とする請求項8記載
    のOFDM受信装置。
  10. 【請求項10】 前記伝送制御信号のデータ内容に対応
    する制御内容を予め記憶媒体に格納しておくことを特徴
    とする請求項8記載のOFDM受信装置。
  11. 【請求項11】 前記伝送制御信号に誤り訂正符号が含
    まれているとき、誤り訂正処理を行った後に多数決判定
    を行うことを特徴とする請求項8記載のOFDM受信装
    置。
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Cited By (13)

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