JPH11145431A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11145431A
JPH11145431A JP9310227A JP31022797A JPH11145431A JP H11145431 A JPH11145431 A JP H11145431A JP 9310227 A JP9310227 A JP 9310227A JP 31022797 A JP31022797 A JP 31022797A JP H11145431 A JPH11145431 A JP H11145431A
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JP
Japan
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insulating film
semiconductor device
gate
semiconductor layer
semiconductor
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JP9310227A
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Fukuo Owada
福夫 大和田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶素子を選択する選択FETの保護膜を形
成する際のホトマスクの位置合わせによる誤差を吸収す
るための余裕を不要とする。 【解決手段】 情報を記憶する記憶素子を半導体基板主
面に形成し、この半導体基板主面上に絶縁膜を介して設
けられた半導体層に、前記記憶素子に接続した選択FE
TとなるTFT(Thin Film Transistor)を形成する。 【効果】 ホトマスクの位置合わせによる誤差を吸収す
るための余裕が不要となるので、半導体チップのサイズ
を縮小する、或いは半導体装置を更に大容量化すること
が可能となる。また、選択FETの数量に対する制約が
無くなるので、メモリセルの分割単位を小さくすること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶素子と選択F
ETとを有する半導体装置に関し、特に集積度の向上に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置には、フローティングゲ
ートへの電荷の注入或いは引き抜きを行い、フローティ
ングゲートの電荷の有無によって情報の記憶を行う二層
ゲート構造を有するものがあり、フローティングゲート
の電荷は電源が加えられていない状態でも情報を保持す
ることができるので不揮発性記憶素子として用いられて
いる。
【0003】こうした不揮発性記憶素子では、所定数の
素子をまとめて、これを一つの単位として一括して書替
え・消去するための選択FETが設けられている。この
選択FETは通常の一層ゲート構造となっており、二層
ゲート構造の記憶素子と混在させる場合には、二層ゲー
ト構造のフローティングゲート及びゲート間絶縁膜を形
成する際のエッチングによって、選択FETの半導体領
域が損傷を受けるのを防止するために選択FETの形成
される領域をホトレジスト等の保護膜によって覆い保護
する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この保護膜をホトリソ
グラフィによって形成する際に、ホトマスクの位置合わ
せによる誤差を吸収するための余裕を見込んで、素子の
レイアウトを行う必要がある。こうした余裕は、それ自
体ではさほどのことはないが、選択FETがメモリセル
領域全体に分散して多数形成されるために、全体として
はかなりの面積を占めることとなる。このため半導体チ
ップのサイズを縮小する、或いは同一のチップサイズで
更に大容量化する上での大きな問題となっている。
【0005】また、こうした選択FETに対する制約に
よって、その数を減ずる要求が強いために、メモリセル
の分割単位についても制約され、前記書替え単位の縮小
が困難となっている。
【0006】このため、例えば特開平7‐176705
号公報に開示されているように、緩衝用ダミー配線層を
設け、この緩衝用ダミー配線層によってマスク合わせの
誤差によるパターンのずれを吸収する技術が考えられ
た。しかしながら、この技術では、ダミー配線層のスペ
ースが必要であり、根本的な解決策とはなっていない。
【0007】本発明の課題は、こうした問題を解決し、
半導体チップのサイズを縮小する、或いは半導体装置を
大容量化することを可能とする技術を提供することにあ
る。
【0008】本発明の他の課題は、選択FETの制約を
無くしメモリセルの分割単位を小さくすることを可能と
する技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の課題と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0010】
【問題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0011】情報を記憶する記憶素子を半導体基板主面
に形成し、この半導体基板主面上に絶縁膜を介して設け
られた半導体層に、前記記憶素子に接続した選択FET
となるTFT(Thin Film Transistor)を形成する。
【0012】上述した手段によれば、ホトマスクの位置
合わせによる誤差を吸収するための余裕が不要となるの
で、半導体チップのサイズを縮小する、或いは半導体装
置を更に大容量化することが可能となる。また、選択F
ETの数量に対する制約が無くなるので、メモリセルの
分割単位を小さくすることが可能となる。
【0013】以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0014】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1に示すの
は、本発明の一実施の形態である二層ゲート構造の記憶
素子を有する半導体装置の要部を示す縦断面図である。
【0016】本実施の形態の半導体装置は、不揮発性記
憶素子である二層ゲート構造のFETをマトリクス状に
複数設け、ソース領域を共通化したFETの組を複数並
列し、選択FETに接続したNOR型の回路構成となっ
ている。
【0017】記憶素子となる二層ゲート構造のFET
は、単結晶シリコン等の半導体基板1主面にゲート絶縁
膜2を介してフローティングゲート3を形成し、フロー
ティングゲート3上にゲート間絶縁膜4を介してコント
ロールゲート5を形成し、このフローティングゲート3
或いはコントロールゲート5に対して自己整合でソース
領域,ドレイン領域6が半導体基板1主面に形成されて
いる。
【0018】フローティングゲート3には例えば多結晶
シリコン膜を用い、ゲート間絶縁膜4には例えば酸化珪
素膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜を積層した
ONON膜を用い、コントロールゲート5には例えば多
結晶シリコン膜とタングステンシリサイド等の高融点金
属硅化物を積層したポリサイド膜を用いる。
【0019】本実施の形態の半導体装置では、隣接する
二層ゲートFETのソース領域6が共通化され、このよ
うなFETの組が複数設けられている。
【0020】ドレイン領域6は、各二層ゲートFETの
上層に延在するデータ線に接続され、共通化されたソー
ス領域6は、各二層ゲートFETの上層に延在するソー
ス線に接続されている。また、コントロールゲート6
は、隣接する他のブロックのFETのコントロールゲー
ト6と所定数接続され、ワード線となっている。
【0021】選択FETは、半導体基板1主面上に層間
絶縁膜7を介して設けられた多結晶シリコンの半導体層
8に形成されるTFT型となっている。選択FETは、
半導体層8にゲート絶縁膜9を介してゲート電極10を
形成し、このゲート電極10に対して自己整合でソース
領域,ドレイン領域11が半導体層8に形成する。
【0022】半導体層8は、層間絶縁膜7に設けた開口
によって、半導体基板1主面に形成された記憶素子のド
レイン領域6と接続されている。半導体層8上には層間
絶縁膜12を介して配線層13が設けられており、配線
層13は、層間絶縁膜12に設けられた開口によって、
半導体層8と接続されている。
【0023】次に、この半導体装置の製造方法につい
て、図2乃至図11を用いて工程毎に説明する。
【0024】先ず、半導体基板1主面にゲート絶縁膜2
を形成し、フローティングゲート3となる多結晶シリコ
ン膜3’をCVDによって堆積させる。この状態を図2
に示す。
【0025】次に、フローティングゲート3とコントロ
ールゲート5とのゲート間絶縁膜4となる酸化珪素膜、
窒化珪素膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜を積層したONO
N膜4’を全面に堆積させ、続いて、コントロールゲー
ト5となる多結晶シリコン膜とタングステンシリサイド
等の高融点金属硅化物を積層したポリサイド膜5’を形
成する。この状態を図3に示す。
【0026】次に、このポリサイド膜5’をパターニン
グして、各ブロックのコントロールゲート5が所定数接
続され行方向に延在するワード線を形成する。この状態
を図4に示す。
【0027】次に、このコントロールゲート5をマスク
としたパターニングによって、ONON膜4’及び多結
晶シリコン膜3’のパターニングを行う所謂重ね切を行
い、自己整合によってフローティングゲート3を各FE
T毎に分離する。この状態を図5に示す。
【0028】次に、このフローティングゲート3及びコ
ントロールゲート5をマスクとしたイオン打込みによっ
てソース領域,ドレイン領域6を形成する。この状態を
図6に示す。
【0029】次に、半導体基板1主面及び記憶素子を覆
う層間絶縁膜7を形成し、層間絶縁膜7にドレイン領域
6を露出させる開口を設ける。この状態を図7に示す。
【0030】次に、全面に多結晶シリコンを堆積させパ
ターニングを行い半導体層8を形成する。半導体層8は
前記開口によってドレイン領域6と接続している。この
状態を図8に示す。
【0031】次に、半導体層8の表面に熱酸化若しくは
CVD法によってゲート絶縁膜9を形成し、ゲート絶縁
膜9上に選択FETのゲート電極10を形成する。この
状態を図9に示す。
【0032】次に、ゲート電極10をマスクとしたイオ
ン打込みを行い、ソース領域,ドレイン領域11を形成
する。なお、このイオン打込みによって、ゲート電極1
0にマスクされるチャネル領域を除いた半導体層8の低
抵抗化を行う。この状態を図10に示す。
【0033】次に、全面に層間絶縁膜12を堆積させ、
層間絶縁膜12に半導体層8の接続領域を露出させる開
口を設ける。この状態を図11に示す。
【0034】次に、全面にアルミニウム等の金属を堆積
させパターニングを行い配線層13を形成して、図1に
示す状態となる。
【0035】(実施の形態2)図12に示すのは、本発
明の他の実施の形態であるMNOS型或いはMONOS
型等のFETを有する半導体装置の要部を示す縦断面図
である。
【0036】本実施の形態の半導体装置は、ゲート絶縁
膜を酸化珪素膜及び窒化珪素膜の積層膜とし、前記酸化
珪素膜と窒化珪素膜との境界に電子をトラップする構造
となっており、各記憶素子であるFET毎に選択FET
が設けられ、メモリセルと選択FETとが対となって1
ビットを構成する回路構成となっている。
【0037】記憶素子となるMNOS型のFETは、単
結晶シリコン等の半導体基板1主面に酸化珪素のゲート
絶縁膜2及び窒化珪素のゲート絶縁膜14を介してコン
トロールゲート5を形成し、このコントロールゲート5
に対して自己整合でソース領域,ドレイン領域6が半導
体基板1主面に形成されている。
【0038】コントロールゲート5には例えば多結晶シ
リコン膜とタングステンシリサイド等の高融点金属硅化
物を積層したポリサイド膜を用いる。
【0039】本実施の形態の半導体装置では、隣接する
二層ゲートFETのソース領域6が共通化されて接地さ
れ、ドレイン領域6は、選択FETを介して上層に延在
するデータ線に接続され、コントロールゲート6は、隣
接する他のブロックのFETのコントロールゲート6と
所定数接続され、ワード線となっている。
【0040】選択FETは、半導体基板1主面上に層間
絶縁膜7を介して設けられた多結晶シリコンの半導体層
8に形成されるTFT型となっている。選択FETは、
半導体層8にゲート絶縁膜9を介してゲート電極10を
形成し、このゲート電極10に対して自己整合でソース
領域,ドレイン領域11が半導体層8に形成されてい
る。
【0041】半導体層8は、層間絶縁膜7に設けた開口
によって、半導体基板1主面の形成された記憶素子のド
レイン領域と接続されている。半導体層8上には層間絶
縁膜12を介して配線層13が設けられており、配線層
13は、層間絶縁膜12に設けられた開口によって、半
導体層8と接続されている。
【0042】次に、この半導体装置の製造方法につい
て、図13乃至図23を用いて工程毎に説明する。
【0043】先ず、半導体基板1主面に酸化珪素のゲー
ト絶縁膜2を堆積させる。この状態を図13に示す。
【0044】次に、二層目のゲート絶縁膜となる窒化珪
素膜14’をゲート絶縁膜2上に堆積させる。この状態
を図14に示す。
【0045】次に、窒化珪素膜14’上にコントロール
ゲート5となる多結晶シリコン膜とタングステンシリサ
イド等の高融点金属硅化物とを積層したポリサイド膜
5’を形成する。この状態を図15に示す。
【0046】次に、このポリサイド膜をパターニングし
て、各ブロックのコントロールゲート5を形成する。こ
の状態を図16に示す。
【0047】次に、このコントロールゲート5をマスク
としたパターニングによって、ゲート絶縁膜2,14の
パターニングを行う。この状態を図17に示す。
【0048】次に、このコントロールゲート5をマスク
としたイオン打込みによってソース領域,ドレイン領域
6を形成する。この状態を図18に示す。
【0049】次に、半導体基板1主面及び記憶素子を覆
う層間絶縁膜7を形成し、層間絶縁膜7にドレイン領域
6を露出させる開口を設ける。この状態を図19に示
す。
【0050】次に、全面に多結晶シリコンを堆積させパ
ターニングを行い半導体層8を形成する。半導体層8は
前記開口によってドレイン領域6と接続している。この
状態を図20に示す。
【0051】次に、半導体層8の表面に熱酸化によって
ゲート絶縁膜9を形成し、ゲート絶縁膜9上に選択FE
Tのゲート電極10を形成する。この状態を図21に示
す。
【0052】次に、ゲート電極10をマスクとしたイオ
ン打込みを行い、ソース領域,ドレイン領域11を形成
する。なお、このイオン打込みによって、ゲート電極1
0にマスクされるチャネル領域を除いた半導体層8の低
抵抗化を行う。この状態を図22に示す。
【0053】次に、全面に層間絶縁膜12を堆積させ、
層間絶縁膜12に半導体層8の接続領域を露出させる開
口を設ける。この状態を図23に示す。
【0054】次に、全面にアルミニウム等の金属を堆積
させパターニングを行い配線層13を形成して、図12
に示す状態となる。
【0055】(実施の形態3)図24に示すのは、本発
明の他の実施の形態である二層ゲート構造の記憶素子を
有する半導体装置の要部を示す縦断面図である。
【0056】本実施の形態の半導体装置は、選択FET
を形成した半導体層8上に層間絶縁膜12を介して更に
半導体層15を設け、この半導体層15に二層ゲート構
造の記憶素子を形成し、更なる大容量化を目指す構成と
なっている。
【0057】記憶素子となる二層ゲート構造のFET
は、単結晶シリコン等の半導体基板1主面にゲート絶縁
膜2を介してフローティングゲート3を形成し、フロー
ティングゲート3上にゲート間絶縁膜4を介してコント
ロールゲート5を形成し、このフローティングゲート3
或いはコントロールゲート5に対して自己整合でソース
領域,ドレイン領域6が半導体基板1主面に形成されて
いる。
【0058】フローティングゲート3には例えば多結晶
シリコン膜を用い、ゲート間絶縁膜4には例えば酸化珪
素膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜を積層した
ONON膜を用い、コントロールゲート5には例えば多
結晶シリコン膜とタングステンシリサイド等の高融点金
属硅化物を積層したポリサイド膜を用いる。
【0059】本実施の形態の半導体装置では、隣接する
二層ゲートFETのソース領域6が共通化され、このよ
うなFETの組が複数設けられている。
【0060】ドレイン領域6は、各二層ゲートFETの
上層に延在するデータ線に接続され、共通化されたソー
ス領域6は、各二層ゲートFETの上層に延在するソー
ス線に接続されている。また、コントロールゲート6
は、隣接する他のブロックのFETのコントロールゲー
ト6と所定数接続され、ワード線となっている。
【0061】選択FETは、半導体基板1主面上に層間
絶縁膜7を介して設けられた多結晶シリコンの半導体層
8に形成されるTFT型となっている。選択FETは、
半導体層8にゲート絶縁膜9を介してゲート電極10を
形成し、このゲート電極10に対して自己整合でソース
領域,ドレイン領域11が半導体層8に形成され、半導
体層8は、層間絶縁膜7に設けた開口によって、半導体
基板1主面に形成された記憶素子のドレイン領域6と接
続されている。
【0062】半導体層8上には層間絶縁膜12を介して
更に多結晶シリコンの半導体層15が設けられており、
この半導体層15にTFT型の記憶素子が形成されてい
る。選択FETは、半導体層15にゲート絶縁膜16を
介してフローティングゲート17を形成し、フローティ
ングゲート17上にゲート間絶縁膜18を介してコント
ロールゲート19を形成し、このフローティングゲート
17或いはコントロールゲート19に対して自己整合で
ソース領域,ドレイン領域20が半導体層15に形成さ
れ、半導体層15は、層間絶縁膜12に設けられた開口
によって、半導体層8と接続されている。
【0063】半導体層15上には層間絶縁膜21を介し
て配線層13が設けられており、配線層13は、層間絶
縁膜12及び層間絶縁膜21に設けられた開口によっ
て、半導体層8と接続されている。
【0064】次に、この半導体装置の製造方法につい
て、図25乃至図39を用いて工程毎に説明する。
【0065】先ず、半導体基板1主面にゲート絶縁膜2
を形成し、フローティングゲート3となる多結晶シリコ
ン膜3’をCVDによって堆積させる。この状態を図2
5に示す。
【0066】次に、フローティングゲート3とコントロ
ールゲート5とのゲート間絶縁膜4となる酸化珪素膜、
窒化珪素膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜を積層したONO
N膜4’を全面に堆積させ、続いて、コントロールゲー
ト5となる多結晶シリコン膜とタングステンシリサイド
等の高融点金属硅化物を積層したポリサイド膜5’を形
成する。この状態を図26に示す。
【0067】次に、このポリサイド膜5’をパターニン
グして、各ブロックのコントロールゲート5を形成す
る。この状態を図27に示す。
【0068】次に、このコントロールゲート5をマスク
としたパターニングによって、ONON膜4’及び多結
晶シリコン膜3’のパターニングを行う所謂重ね切を行
い、自己整合によってフローティングゲート3を各FE
T毎に分離し、このフローティングゲート3及びコント
ロールゲート5をマスクとしたイオン打込みによってソ
ース領域,ドレイン領域6を形成する。この状態を図2
8に示す。
【0069】次に、半導体基板1主面及び記憶素子を覆
う層間絶縁膜7を形成し、層間絶縁膜7にドレイン領域
6を露出させる開口を設ける。この状態を図29に示
す。
【0070】次に、全面に多結晶シリコンを堆積させパ
ターニングを行い半導体層8を形成する。半導体層8は
前記開口によってドレイン領域6と接続している。この
状態を図30に示す。
【0071】次に、半導体層8の表面に熱酸化によって
ゲート絶縁膜9を形成し、ゲート絶縁膜9上に選択FE
Tのゲート電極10となる多結晶シリコン膜10’を形
成する。この状態を図31に示す。
【0072】次に、多結晶シリコン膜10’をパターニ
ングしてゲート電極10を形成し、このゲート電極10
をマスクとしたイオン打込みを行い、ソース領域,ドレ
イン領域11を形成する。なお、このイオン打込みによ
って、ゲート電極10にマスクされるチャネル領域を除
いた半導体層8の低抵抗化を行う。この状態を図32に
示す。
【0073】次に、全面に層間絶縁膜12を堆積させ、
層間絶縁膜12に半導体層8の接続領域を露出させる開
口を設ける。この状態を図33に示す。
【0074】次に、全面に多結晶シリコンを堆積させパ
ターニングを行い半導体層15を形成する。半導体層1
5は前記開口によって半導体層8と接続している。この
状態を図34に示す。
【0075】次に、半導体層15の表面に熱酸化若しく
はCVD法によってゲート絶縁膜9を形成する。この状
態を図35に示す。
【0076】次に、ゲート絶縁膜9上にフローティング
ゲート17となる多結晶シリコン膜17’をCVDによ
って堆積させ、フローティングゲート17とコントロー
ルゲート19とのゲート間絶縁膜18となる酸化珪素
膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜、窒化珪素膜を積層したO
NON膜18’を全面に堆積させ、続いて、コントロー
ルゲート18となる多結晶シリコン膜とタングステンシ
リサイド等の高融点金属硅化物を積層したポリサイド膜
19’を形成する。この状態を図36に示す。
【0077】次に、このポリサイド膜19’をパターニ
ングして、各ブロックのコントロールゲート19を形成
する。この状態を図37に示す。
【0078】次に、このコントロールゲート19をマス
クとしたパターニングによって、ONON膜18’及び
多結晶シリコン膜17’のパターニングを行う所謂重ね
切を行い、自己整合によってフローティングゲート17
を各FET毎に分離し、このフローティングゲート17
及びコントロールゲート19をマスクとしたイオン打込
みによってソース領域,ドレイン領域20を形成する。
なお、このイオン打込みによって、ゲート電極10にマ
スクされるチャネル領域を除いた半導体層8の低抵抗化
を行う。この状態を図38に示す。
【0079】次に、全面に層間絶縁膜21を堆積させ、
層間絶縁膜21に半導体層15の接続領域を露出させる
開口を設け、層間絶縁膜21及び層間絶縁膜12に半導
体層8の接続領域を露出させる開口を設ける。この状態
を図39に示す。
【0080】次に、全面にアルミニウム等の金属を堆積
させパターニングを行い配線層13を形成して、図24
に示す状態となる。
【0081】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
【0082】例えば、前記記憶素子を用いた記憶装置と
しても、或いは前記FETを記憶領域に形成したMPU
装置としても、本発明は実施が可能である。
【0083】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0084】(1)本発明によれば、記憶素子とは異な
る層に選択FETを形成することができるという効果が
ある。
【0085】(2)本発明によれば、上記効果(1)に
より、ホトマスクの位置合わせによる誤差を吸収するた
めの余裕が不要となるという効果がある。
【0086】(3)本発明によれば、上記効果(2)に
より、容量を減ずることなく半導体チップのサイズを縮
小することが可能となるという効果がある。
【0087】(4)本発明によれば、上記効果(2)に
より、チップサイズを変えずに半導体装置を更に大容量
化することが可能となるという効果がある。
【0088】(5)本発明によれば、上記効果(1)に
より、選択FETの数量に対する制約が無くなるという
効果がある。
【0089】(6)本発明によれば、上記効果(5)に
より、メモリセルの分割単位を小さくすることが可能と
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の要部
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体装置を工程
毎に示す縦断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体装置を工
程毎に示す縦断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置を工
程毎に示す縦断面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
示す縦断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図23】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
示す縦断面図である。
【図24】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図25】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図26】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図27】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図28】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図29】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図30】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図31】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図32】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図33】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
示す縦断面図である。
【図34】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図35】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図36】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図37】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図38】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【図39】本発明の他の実施の形態である半導体装置を
工程毎に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2,9,16…ゲート絶縁膜、3,1
7…フローティングゲート、4,18…ゲート間絶縁
膜、5,19…コントロールゲート、6,11,20…
ソース領域,ドレイン領域、7,12,21…層間絶縁
膜、8,15…半導体層、10…ゲート電極、13…配
線層、14…ゲート絶縁膜、3’,10’,17’…多
結晶シリコン膜、4’,18’…ONON膜、5’,1
9’…ポリサイド膜。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶する記憶素子とこの記憶素子
    に接続した選択FETとが設けられている半導体装置に
    おいて、 前記記憶素子を半導体基板主面に形成し、この半導体基
    板主面上に、絶縁膜を介して設けられた半導体層に前記
    選択FETとなるTFTを形成することを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板主面上に、絶縁膜を介し
    て設けられた前記半導体層に記憶素子が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板主面上に、絶縁膜を介し
    て設けられた前記半導体層が絶縁膜を介して複数設けら
    れていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記憶素子が不揮発性記憶素子である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶素子をマトリクス状に複数設け
    た記憶領域及び周辺回路領域が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の半
    導体装置。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性記憶素子をマトリクス状に
    複数設けた記憶領域及び演算処理領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に
    記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 情報を記憶する記憶素子とこの記憶素子
    に接続した選択FETとが設けられている半導体装置の
    製造方法において、 半導体基板主面に前記記憶素子を形成する工程と、 前記半導体基板主面上に絶縁膜を介して設けられた半導
    体層に前記選択FETとなるTFTを形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記半導体層上に、絶縁膜を介して更に
    半導体層を設け、この半導体層に記憶素子を形成するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記記憶素子が不揮発性記憶素子である
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の半導体
    装置の製造方法。
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