JPH11144244A - 磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法 - Google Patents

磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法

Info

Publication number
JPH11144244A
JPH11144244A JP31764497A JP31764497A JPH11144244A JP H11144244 A JPH11144244 A JP H11144244A JP 31764497 A JP31764497 A JP 31764497A JP 31764497 A JP31764497 A JP 31764497A JP H11144244 A JPH11144244 A JP H11144244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
bits
defect
magnetic disk
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31764497A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Iwasaki
信夫 岩崎
Shinobu Kubota
忍 久保田
Hiroto Watanabe
博人 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Sony Tektronix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Tektronix Corp filed Critical Sony Tektronix Corp
Priority to JP31764497A priority Critical patent/JPH11144244A/ja
Publication of JPH11144244A publication Critical patent/JPH11144244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるセクタ間にまたがる欠陥でも埋め込み
処理可能にする。 【解決手段】 磁気ディスク媒体上の任意のトラックの
第nセクタ先頭からこの第nセクタに含まれる欠陥E1
までのビット数を測定して記憶するとともに、第nセク
タ先頭から第n+kセクタ先頭までのビット数も、計算
によってではなく実際に測定して記憶することにより、
欠陥E1から第n+kセクタ先頭までのビット数を正確
に算出できる。これらにより欠陥E1及びE2間のビッ
ト数D35が求まるので、欠陥E1及びE2の長さ及び
D35を含めたビット数が所定値以内のときには、欠陥
E1及び欠陥E2を1つの欠陥として処理(埋め込み処
理)することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク媒体
検査装置における磁気ディスク媒体検査の検査項目のデ
ータ処理の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、ハードディスクと
も呼ばれ、パソコンなどのコンピュータの大容量記憶装
置として広く利用されている。磁気ディスク装置内部に
は、円盤状の磁気ディスク媒体が設けられ、これを回転
させつつ磁気ヘッドによるデータの書込み及び読み出し
が行われる。磁気ディスク媒体は、製造された後磁気デ
ィスク媒体検査装置を用いた磁気ディスク媒体の検査が
行われる。磁気ディスク媒体上には、表面の磁性層のむ
ら、突起等の欠陥が生じることがあり、これらがエラー
として検出される。
【0003】図3は、磁気ディスク媒体検査装置10の
一例のブロック図である。ロボットハンド等を有する磁
気ディスク媒体移送装置(図示せず)により、検査対象
である被検査磁気ディスク媒体12が磁気ディスク媒体
検査装置10のスピンドル14に移送され固定される。
スピンドル14に固定した磁気ディスク媒体12がモー
タ18からの動力により回転すると、ディスク媒体12
表面上に形成されるエアフローにより、磁気ヘッド16
は磁気ディスク媒体12表面から浮上する。スピンドル
が1回転する毎にインデックス・パルス(インデックス
信号)が生成される。磁気ヘッド16はキャリッジ20
に装着され、キャリッジ20により磁気ディスク媒体1
2上をシーク(移動)させながら、磁気ディスク媒体1
2表面で信号の書込み及び読み出しを行う。演算制御回
路24は、CPU(マイクロプロセッサ)26や記憶装
置28等で構成され、モータ18、キャリッジ20、媒
体移送装置(図示せず)等の磁気ディスク媒体検査装置
全体を制御する。記憶装置28は、例えば、ハードディ
スク(磁気ディスク装置)やRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)などであり、CPU26が実行するソフト
ウェアを記憶し、また、検査結果データの記憶などでも
使用される。
【0004】磁気ディスク媒体は、同心円状に複数のト
ラックで区切られ、さらに各トラックは複数のセクタに
区切られる。各トラックのセクタは、磁気ディスク媒体
が1回転する毎に1回発生するインデックス信号を起点
に、1周を等間隔に分割するセクタ信号によって区切ら
れる。各トラックのビット数は書込み信号の周波数と回
転数により一意に決まるので、各セクタのビット数も計
算によって算出することができる。
【0005】磁気ディスク媒体の磁気的特性の検査項目
には、ミッシングエラーやエキストラエラーなどがあ
る。夫々の検査においては、必要なテスト信号(例え
ば、オール”1”など)が磁気ヘッドによって磁気ディ
スクのトラックに予め書き込まれる。このテスト信号を
磁気ヘッドによって読み出して分析することにより、ト
ラック上の欠陥が検出される。
【0006】図2は、磁気ディスク媒体上の欠陥(エラ
ー)とセクタとの関係を示すチャート図である。欠陥検
査において欠陥の位置を特定しようとするならば、各セ
クタ先頭からのビット数を測定すれば良い。具体的に
は、磁気ヘッドで読み出したテスト信号の周波数をカウ
ントする周波数カウンタ30を設け、各セクタ信号が生
じる時点(An、An+1・・・)でこの周波数カウン
タをリセットし、各セクタ毎に周波数カウンタでテスト
信号の周波数をカウントすることによってセクタ先頭か
ら欠陥までのビット数を測定する。なお、周波数カウン
タ30は、ハードウェアで設けるのが好ましいが、CP
U26を用いてソフトウェア的に実現しても良い。な
お、nは任意の整数である。
【0007】例えば、欠陥e1は第nセクタ先頭Anの
位置からL1sの距離にその先端があり、L1eの距離
に後端がある。また、欠陥E3は第nセクタ先頭Anの
位置からL2sの距離に先端があり、L2eの距離に後
端がある。従ってL2s及びL1eの差を取ることによ
って、欠陥e1及びE3の間にはD12(=L2s−L
1e)の距離(ビット数)があることがわかる。
【0008】なお、第nセクタ先頭Anから欠陥e1の
後端までの距離L1eを求めるのには、欠陥e1の先端
までの距離L1sに欠陥e1の長さ(ビット数)De1
を加算する(Le1=L1s+De1)ことによって求
めても良い。つまり、距離L1eを測定する代わりに、
欠陥e1の長さDe1を測定によって求め、その後に距
離L1eを計算により求めるようにしても良い。これ
は、欠陥e2や、以下で説明する欠陥E1、E2及びE
3などについても同様に適用できる。
【0009】ところで、近年のハードディスクの高密度
化やエラー訂正技術の向上に伴い、検査装置においても
単にエラー(欠陥)の位置を検出するのみでなく、以下
に示すようなデータ処理が要求されるようになった。
【0010】埋め込み処理(不連続なエラービット情
報に対して指定された長さのビットを埋め込み連続した
エラーとする。) インヒビット処理(1つのエラーから指定ビット数の
区間内に検出されたエラーを無視する。)
【0011】及びの処理は、いずれも複数の近接し
た欠陥を1つとして扱うことで、結果としてエラー検出
個数を少なくし、製品検査における良品率を上げるよう
に作用する。こうした処理が行われるのは、指定した所
定ビット数内で近接する欠陥(エラ)ーを1つの欠陥と
して処理したとしても、実際の磁気ディスク媒体の使用
において特に問題は生じないので、不必要に検査基準を
厳しくすることは単に製造コストを上昇させるだけとな
るからである。
【0012】これら及びの処理を欠陥e1及びe2
に関して適用するには、これら欠陥間にある正常な部分
も含めて1つの欠陥として処理すれば良いことになる。
そのためには、これら欠陥間の距離D12(ビット数)
がわかれば良い。これによって、欠陥e1から欠陥e2
までを1つの欠陥とみなして処理(埋め込み処理)でき
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した欠陥e1及び
e2は、同じセクタ内に存在し、この場合の埋め込み処
理は特に問題なく実施できていた。ところが、異なるセ
クタに欠陥が存在する場合には、埋め込み処理ができず
にいた。これを説明するため、図2の欠陥E1及びE3
を例にして、異なるセクタに属する欠陥の埋め込み処理
について考察する。この例では、欠陥E1は第nセクタ
の最後付近に存在し、欠陥E3は第n+1セクタ先頭付
近に存在するものとする。
【0014】第n+1セクタ先頭から欠陥E3先頭まで
距離L4sは、周波数カウンタ30でテスト信号の周波
数をカウントすることによって求めることできる。一
方、欠陥E1の後端から第n+1セクタ先頭までのビッ
ト数(距離)を求めるには、第nセクタの総ビット数D
nから第nセクタ先頭から欠陥E1の後端までのビット
数L3eを引けば良いことになる。このとき、第nセク
タの総ビット数Dnは、上述のように計算によって算出
でき、第nセクタ先頭から欠陥E1の後端までのビット
数L3eは周波数カウンタで測定することによって求め
ることができる。
【0015】ところが第nセクタの総ビット数Dn、つ
まり、第nセクタ先頭から第n+kセクタ先頭までに含
まれる総ビット数Dnは、磁気ディスク媒体12の回転
むら(ジッター)のために実際には一定ではなく、回転
の度に数ビットの変動がある。
【0016】従って、欠陥E1の後端から第n+kセク
タ先頭までのビット数が正確に求められず、よって欠陥
E1及びE3間のビット数(距離)を正確に求めること
はできなかった。このため、従来は異なるセクタにまた
がる複数の欠陥を1つの欠陥として扱うデータ処理(埋
め込み処理)ができなかった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
媒体検査装置におけるデータ処理の1つの方法を提供す
る。本発明の方法によれば、磁気ディスク媒体検査装置
によって磁気ディスク媒体上の任意のトラックの第nセ
クタ(nは整数)を検査する場合において、第nセクタ
先頭から第nセクタ中の欠陥E1までのビット数を測定
して記憶するとともに、第nセクタ先頭から第n+k
(kは1以上の整数)セクタ先頭までのビット数も測定
して記憶することにより、欠陥E1から第n+kセクタ
先頭までのビット数を算出できる。
【0018】更に、磁気ディスク媒体検査装置によって
磁気ディスク媒体上の任意のトラックの第n(nは整
数)セクタから第n+k(kは1以上の整数)セクタま
での欠陥を検査する場合において、第nセクタ中の欠陥
E1と第n+kセクタ中の欠陥E2間のビット数を算出
できる。即ち、第1ステップで第nセクタ先頭から第n
セクタ中の欠陥E1までのビット数を測定して記憶し、
第2ステップで第nセクタ先頭から第n+kセクタ先頭
までに含まれるセクタ夫々の総ビット数を測定して記憶
し、第3ステップで第n+kセクタ先頭から第n+kセ
クタ中の欠陥E2までのビット数L5sを測定して記憶
する。そして、第1〜第3ステップで得られたデータを
用いることにより、異なるセクタに存在する欠陥E1及
び欠陥E2間のビット数を算出できる。
【0019】欠陥E1及び欠陥E2間のビット数が求ま
れば、欠陥E1及び欠陥E2を含めたビット数を算出で
きる。そして、欠陥E1及び欠陥E2を含めたビット数
が所定値(判別の基準となるビット数)以内の場合に
は、異なるセクタに存在する欠陥E1及び欠陥E2を1
つの欠陥として埋め込み処理を行う。
【0020】上述の処理において磁気ディスク媒体上の
ビット数を測定するには、磁気ディスク媒体検査装置に
よってテスト信号を磁気ディスク媒体に予め書込み、テ
スト信号を読み出してその周波数をカウントすれば良
い。
【0021】上記した処理をより具体的に説明すると、
第nセクタ先頭から第n+kセクタ先頭までに含まれる
セクタ夫々の総ビット数及びL5sを順次加算するとと
もに、第nセクタ先頭から欠陥E1までのビット数L3
eを引き算することにより、異なるセクタに存在する欠
陥E1及び欠陥E2間のビット数D35を算出してい
る。そしてこのD35が求まれば、これに欠陥E1のビ
ット数及び欠陥E2のビット数を加算して得られる数値
が任意に設定可能な所定値と比較され、埋め込み処理を
行うかどうかが判断される。
【0022】ところで、欠陥E1のビット数に第nセク
タ先頭から第n+kセクタ先頭までに含まれるセクタ夫
々の総ビット数を加算する過程の途中で得られる中間合
計値Dsumとすると、この中間合計値Dsumを任意
に設定可能な所定値と随時比較し、中間合計値Dsum
が所定値を越えた場合には、中間合計値Dsumをリセ
ットするようにすると良い。上述の所定値を越えたら、
最後まで計算するまでもなく埋め込み処理を行うことは
ないからである。
【0023】なお、中間合計値Dsumと上記所定値と
の比較は、磁気ディスク媒体検査装置によるセクタ信号
の発生に合わせて行うと良い。これは、第nセクタ先頭
から第n+kセクタ先頭までに含まれるセクタ夫々の総
ビット数は、どれも対応するセクタ信号が発生した時点
で求まる数値なので、セクタ信号の発生に合わせて比較
を行えば効率的だからである。
【0024】
【発明の実施の形態】図2を用いて、本発明の好適な実
施例を説明する。本発明の実施に使用する磁気ディスク
媒体検査装置は、図3に示すものとハードウェア的には
大きく変わることがない。ただし、CPU26が処理す
るソフトウェア及び記憶装置の利用の仕方が従来と異な
り、必要に応じてRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)などの動作の高速なメモリの増設が要求される。
【0025】本発明においても、従来と同じく被検査磁
気ディスク媒体12には所定のテスト信号が予め書き込
まれ、これを磁気ヘッド16で読み出すことにより磁気
ディスク媒体12の検査が行われる。磁気ヘッド16で
読み出したテスト信号は、その周波数が周波数カウンタ
30によってカウントされ、これによってビット数が測
定できる。
【0026】まず、図2に示す任意のトラックの第nセ
クタ及び第n+1セクタに夫々存在する欠陥E1及びE
3の埋め込み処理を例にして説明する。これら欠陥E1
及びE3は、夫々属するセクタが異なっていることに注
意されたい。なお、nは任意の整数であり、第n+1セ
クタは第nセクタの次に存在するセクタを意味してい
る。
【0027】本発明では、磁気ディスク媒体上の任意の
トラックの第nセクタ(nは任意の整数)中の欠陥E1
の後端の位置を第nセクタ先頭からテスト信号を周波数
カウンタ30で測定することによって求め、そのビット
数L3e(第nセクタ先頭からのビット数)を記憶装置
28に記憶する。これと同時に、第nセクタ先頭から欠
陥E3を含む第n+1セクタ先頭までのビット数、つま
り、第nセクタの総ビット数Dnも周波数カウンタ30
で測定して記憶装置28に記憶する。
【0028】このやり方は別の見方をすると、欠陥E1
を含む第nセクタの総ビット数Dnを計算によって求め
ずに、第nセクタの中の欠陥E1の位置(セクタ先頭か
らのビット数L3e)を周波数カウンタ30で測定する
度に、欠陥E1を含む第nセクタの総ビット数Dnも同
じ周波数カウンタ30で実際に測定して求めるものであ
る。
【0029】これによって、欠陥E1のように、第nセ
クタ中に存在するものの第nセクタ先頭から遠い場所に
存在する欠陥の位置を測定する場合では、仮に第nセク
タ先頭から欠陥E1後端までのビット数L3eが測定す
る度に数ビット異なったとしても、第nセクタ先頭から
第n+1セクタ先頭までの実測したビット数も同じだけ
異なることになるので、欠陥E1後端から第n+1セク
タ先頭までのビット数D3aは正確に算出できる。
【0030】従来は欠陥の位置(セクタ先頭からの距離
(ビット数))は測定しても、第nセクタの総ビット数
nを周波数カウンタ30で測定することはなかった。
これは、測定するまでもなく、必要であれば計算によっ
て算出することができたからである。しかし、本発明で
は、あえて計算によらず実際に測定して第nセクタの総
ビット数Dnを求めることにより、第nセクタに含まれ
る欠陥E1後端から第n+1セクタ先頭までのビット数
(距離)を正確に求めることができるようになる。これ
によって、異なるセクタに含まれる欠陥E1及びE3間
の距離(ビット数)D34を求めることができる。
【0031】異なるセクタに含まれる欠陥E1及びE3
間のビット数D34が求まった段階で、従来と同様にし
て求めておいた欠陥E1及びE3夫々の長さ(ビット
数)DE1及びDE3並びにD34を合わせたビット数
が、操作者が任意に設定可能な所定値(判別基準ビット
数Lref)以下のときには欠陥E1及びE3を1つの
欠陥とみなすデータ処理(埋め込み処理)を行い、大き
ければ欠陥E1及びE3を別々の欠陥として扱う。判別
基準ビット数Lrefは、埋め込み処理を行うかどうか
を判断するためのいわば“ものさし”であって、磁気デ
ィスク媒体検査装置の操作者が任意に設定すれば良い。
このように本発明の方法によれば、異なるセクタ間にま
たがる欠陥でも埋め込み処理が可能になる。
【0032】図1は、本発明の他の実施例を説明するた
めのチャート図である。図2では、隣り合うセクタに夫
々存在する欠陥E1及びE3を1つにまとめる埋め込み
処理を例にして説明したが、場合によっては隣り合って
いない、離れたセクタに夫々存在する欠陥の埋め込み処
理を行うこともある。つまり、上述した判別基準ビット
数Lrefの設定によってはこうした処理も起こり得
る。なお、kは、1以上の整数である。
【0033】第nセクタ先頭からの欠陥E1後端の距離
L3eは、上述と同様にして周波数カウンタ30で実測
によって求めれば良い。次に、第nセクタ先頭から第n
+kセクタ先頭までに含まれるセクタ(Dn・・・D
n+k-1)夫々の総ビット数を周波数カウンタでカウント
することで測定する。続いて、第n+kセクタ先頭から
欠陥E2先頭までの距離L5sについても、周波数カウ
ンタ30でテスト信号の周波数をカウントすることによ
って求める。これら測定で得られたビット数のデータ
は、夫々記憶装置28に記憶され、後にこれらを用いて
計算することによって、欠陥E1の後端から欠陥E2の
先端までの距離D35が求められる。つまり、第nセク
タ以降の各セクタの総ビット数を夫々Dn・・・Dn+k-1
をすれば、欠陥E1及びE2間距離D35は次の数1で
表される。
【0034】数1 D35=Dn−L3e+Dn+1+・・・+Dn+k-1+L5
【0035】算出されたD35は欠陥E1及びE2の長
さ(ビット数)DE1及びDE2と加算され、判別基準
ビット数Lrefと比較される。DE1+D35+DE
2が判別基準ビット数Lref以下ならば欠陥E1及び
E2に対して埋め込み処理が行われる。DE1+D35
+DE2がLrefより大きければ、埋め込み処理は行
われない。
【0036】ところで、数1の右辺にあるDn・・・D
n+k-1の項は、どれも対応するセクタ信号が発生した時
点で求まる数値である。そこで、DE1+D35+DE
2を算出する途中の数値(中間合計値)をDsumとす
れば、次の数2で示される。
【0037】数2 Dsum=DE1+−L3e+Dn+Dn+1+Dn+2+・
・・
【0038】もしDsumが最終的にDE1+D35+
DE2に達する以前に、判別基準ビット数Lrefを越
えたならば、欠陥E1及びE2の埋め込む処理は行わな
いことは明らかなので、DE1+D35+DE2を算出
する必要はない。よって、D35を得るために求めた各
セクタの総ビット数Dn+1・・・Dn+k-1のデータもDs
umを求めることを目的としては、記憶しておく必要は
なくなる。そこで、DsumにDE2が加算される前に
判別基準ビット数Lrefより大きな値になった場合に
は、Dsumをリセットするようにしても良い。また、
数1の右辺を構成するデータも、他に用途がないならば
記憶装置28から消去するようにしても良い。
【0039】Dsumの数値と判別基準ビット数Lre
fとの比較は随時でも良いが、セクタ信号の発生に合わ
せて行うのが効率的である。その理由は、上述のように
n・・・Dn+k-1の項は、どれも対応するセクタ信号が
発生した時点で求まる数値だからである。Dsumをリ
セットした後は、上述したE1を検出する過程と同様
に、リセットを行ったセクタ信号が生じた時点のセクタ
の先頭からビット数の測定を再開すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における欠陥とセクタとの関
係を説明するチャート図である。
【図2】本発明の他の実施例を説明するチャート図であ
る。
【図3】本発明を実施するのに適した磁気ディスク媒体
検査装置の1例のブロック図である。
【符号の説明】
10 磁気ディスク媒体検査装置 12 被検査磁気ディスク媒体 14 スピンドル 16 磁気ヘッド 18 モータ 20 キャリッジ 22 増幅回路 24 演算制御回路 26 CPU(マイクロプロセッサ) 28 記憶装置(ハードディスク、RAMなど) 30 周波数カウンタ L3e 第nセクタ先頭から欠陥E1の後端までのビッ
ト数 D3a 欠陥E1から第n+1セクタ先頭までのビット
数 D35 欠陥E1及び欠陥E2間のビット数 L5s 第n+kセクタ先頭から欠陥E2までのビット
数 Dn 第nセクタの総ビット数
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク媒体検査装置によって磁気
    ディスク媒体上の任意のトラックの第nセクタ(nは整
    数)を検査する場合において、 上記第nセクタ先頭から上記第nセクタに含まれる欠陥
    E1までのビット数を測定して記憶するとともに、上記
    第nセクタ先頭から第n+kセクタ(kは1以上の整
    数)先頭までのビット数も測定して記憶することによ
    り、上記欠陥E1から上記第n+kセクタ先頭までのビ
    ット数を算出できることを特徴とする磁気ディスク媒体
    検査におけるデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 磁気ディスク媒体検査装置によって磁気
    ディスク媒体上の任意のトラックの第n(nは整数)セ
    クタから第n+k(kは1以上の整数)セクタまでの欠
    陥を検査する場合において、 上記第nセクタ先頭から上記第nセクタ中の欠陥E1ま
    でのビット数を測定して記憶する第1ステップと、 上記第nセクタ先頭から上記第n+kセクタ先頭までに
    含まれるセクタ夫々の総ビット数を測定して記憶する第
    2ステップと、 上記第n+kセクタ先頭から上記第n+kセクタ中の欠
    陥E2までのビット数L5sを測定して記憶する第3ス
    テップとを具え、 異なる上記セクタに存在する上記欠陥E1及び上記欠陥
    E2間のビット数を算出することを特徴とする磁気ディ
    スク媒体検査におけるデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 上記欠陥E1及びE2夫々のビット数並
    びに上記欠陥E1及びE2間のビット数を合わせたビッ
    ト数を算出し、該ビット数が所定値以内の場合には、異
    なるセクタに存在する上記欠陥E1及び上記欠陥E2を
    1つの欠陥として埋め込み処理することを特徴とする請
    求項2記載の磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理
    方法。
  4. 【請求項4】 上記磁気ディスク媒体検査装置によって
    テスト信号を上記磁気ディスク媒体に予め書込み、上記
    テスト信号を読み出してその周波数をカウントすること
    により、上記ビット数を測定することを特徴とする請求
    項1、2及び3記載の磁気ディスク媒体検査におけるデ
    ータ処理方法。
  5. 【請求項5】 上記第nセクタ先頭から上記第n+kセ
    クタ先頭までに含まれるセクタ夫々の総ビット数及び上
    記L5sを順次加算するとともに、上記第nセクタ先頭
    から上記欠陥E1までのビット数L3eを引き算するこ
    とにより、異なる上記セクタに存在する上記欠陥E1及
    び上記欠陥E2間のビット数D35を算出することを特
    徴とする請求項2、3又は4記載の磁気ディスク媒体検
    査におけるデータ処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の磁気ディスク媒体検査に
    おけるデータ処理方法において、上記欠陥E1のビット
    数に上記第nセクタ先頭から上記第n+kセクタ先頭ま
    でに含まれるセクタ夫々の総ビット数を加算する過程の
    途中で得られる中間合計値Dsumを、任意に設定可能
    な上記所定値と随時比較し、上記中間合計値Dsumが
    上記所定値を越えた場合には、上記中間合計値Dsum
    をリセットすることを特徴とする請求項5記載の磁気デ
    ィスク媒体検査におけるデータ処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の磁気ディスク媒体検査に
    おけるデータ処理方法において、 上記中間合計値Dsumと任意に設定可能な上記所定値
    との比較を、上記磁気ディスク媒体検査装置によるセク
    タ信号の発生に合わせて行うことを特徴とする請求項6
    記載の磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法。
JP31764497A 1997-11-04 1997-11-04 磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法 Pending JPH11144244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31764497A JPH11144244A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31764497A JPH11144244A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11144244A true JPH11144244A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18090453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31764497A Pending JPH11144244A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11144244A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100524937B1 (ko) * 2002-12-12 2005-10-31 삼성전자주식회사 하드디스크상의 임의 방향 스크래치 처리 장치 및 방법
JP2010108545A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Fujitsu Ltd ディスク装置、データ移動プログラム及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100524937B1 (ko) * 2002-12-12 2005-10-31 삼성전자주식회사 하드디스크상의 임의 방향 스크래치 처리 장치 및 방법
JP2010108545A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Fujitsu Ltd ディスク装置、データ移動プログラム及び方法
JP4690447B2 (ja) * 2008-10-30 2011-06-01 富士通株式会社 情報処理装置、データ移動プログラム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8711665B1 (en) Method and apparatus for determining storage capacity error for a data storage device
JP3744781B2 (ja) 磁気ヘッドまたは磁気ディスクの試験装置および試験方法
JP4564692B2 (ja) ハードディスクドライブ,ディスク上の欠陥類型検出方法および欠陥検出方法
US7529058B2 (en) Track pitch examination method of storage apparatus, program, and storage apparatus
US8169725B2 (en) Hard disk drive and method for managing scratches on a disk of the hard disk drive
KR100416604B1 (ko) 하드 디스크 드라이브의 서보 패턴상에 결함을 갖는 서보섹터를 검출 및 관리하는 방법 및 장치
JPS62185178A (ja) デイスク検査方法
JPH11144244A (ja) 磁気ディスク媒体検査におけるデータ処理方法
KR100468773B1 (ko) 자기-저항성 헤드 정전기 파핑 검출 시스템 및 방법
US6263462B1 (en) Testing method and tester
US9495987B1 (en) Noise mitigation for write precompensation tuning
KR930004218B1 (ko) 자기 기록장치의 타임마진 측정방법
US10460761B2 (en) Defect registration method
JPH0727637B2 (ja) 磁気ディスク欠陥検査装置
US20020141091A1 (en) Disc drive pattern zero verification test
KR20080006361A (ko) 디펙 검사 인자의 변경을 이용한 디펙 관리 방법 및 그방법을 사용하는 하드 디스크 드라이브
JP2004063013A (ja) Av性能検査方法とそれを用いた磁気ディスク装置の製造方法および磁気ディスク装置
JPH056517A (ja) 薄膜ヘツドのノイズ検査方法
JPH0437344Y2 (ja)
JPH06150312A (ja) 磁気ディスク検査装置
JP2003141837A (ja) プリサーボ信号の検査方法
KR100630772B1 (ko) 트랙별 에러 검사 방법 및 장치
JP2007188605A (ja) 磁気ヘッドの検査方法
JPH10222945A (ja) 磁気ディスク装置の浮上マージン検査方法および浮上 マージン検査装置
JPH09320207A (ja) 情報記録再生装置