JPH11144156A - 食堂料金精算システム - Google Patents

食堂料金精算システム

Info

Publication number
JPH11144156A
JPH11144156A JP30226297A JP30226297A JPH11144156A JP H11144156 A JPH11144156 A JP H11144156A JP 30226297 A JP30226297 A JP 30226297A JP 30226297 A JP30226297 A JP 30226297A JP H11144156 A JPH11144156 A JP H11144156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
radio wave
module
fee
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30226297A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Tomon
功 外門
Hideo Yamamura
英夫 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON INFOMATION SYSTEM KK
Original Assignee
NIPPON INFOMATION SYSTEM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON INFOMATION SYSTEM KK filed Critical NIPPON INFOMATION SYSTEM KK
Priority to JP30226297A priority Critical patent/JPH11144156A/ja
Publication of JPH11144156A publication Critical patent/JPH11144156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確・迅速な処理が可能な食堂料金精算シス
テムを提供すること。 【解決手段】 食器類20の裏側に取り付けられ、また
は埋め込まれたRF/IDチップ21から送信された信
号をアンテナ13及びスキャナ14で受信し、パーソナ
ルコンピュータ15にて処理するので、迅速で正確な料
金の積算が可能である。また、料金データに変更が生じ
てもパーソナルコンピュータ15のメモリに書き込まれ
たデータをソフトウェア上で変更することで対処できる
ので、料金の改変に極めて容易に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RF/ID(無線
誘導方式認識装置)を応用した食堂料金精算システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、社員食堂などでは、
厨房に隣接したカウンターの前を通り過ぎながら各自が
希望する料理の皿をトレイに載せていくと、チェックア
ウトのレジでレジ担当者が目で確認しながらレジスタに
キーを打ち込んで料金を精算する方法が採用されてい
る。
【0003】しかし、この方法によれば、精算が人的要
素に依存するため、特に昼食時の集中時などには処理速
度の不十分さから混雑を招いたり、あるいは、精算の不
正確さを回避することができなかった。
【0004】また、例えば回転寿司チェーンなどにおい
ても、客が食した皿をテーブル上に重ねていって、店を
出る時に担当者が目で確認しながら金額を計算するた
め、上記と同様に処理速度と正確度において問題が発生
する余地があった。
【0005】この場合、例えばバーコードを皿に付着さ
せて料金を読み取らせる方法も考えられるが、皿が汚れ
たり、洗浄などによってバーコード部分が劣化したりす
れば、料金自動読取り機能は正常に動作しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の社
員食堂や回転寿司チェーンなどにおいては、担当者によ
る視覚的確認に基づく料金精算によっていたので、処理
速度と正確度において問題が発生し得る余地があった。
【0007】本発明は上記の従来の問題を解決するため
になされたもので、人的資源に依存しない正確な精算を
することのできる容器積算システムを提供することを目
的とする。
【0008】本発明の別の目的は、人的資源に依存しな
いことから精算の高速処理を可能とする容器積算システ
ムを提供することにある。
【0009】本発明の更なる目的は、汚れに左右され
ず、耐水性、耐熱性、耐久性及び耐薬品性に優れ、短期
的保守を必要とせずメンテナンスの容易な容器積算シス
テムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明は、容器と、前記容器に付せ
られ、料金を含む情報を予め記憶し、受信した第1の電
波を電力として前記情報を信号化した第2の電波を送信
するIDモジュールと、前記IDモジュールに対して前
記第1の電波を送信し、前記IDモジュールから前記第
2の電波を受信し、前記料金を含む情報を求める送受信
装置と、前記求められた情報から前記容器に供される物
の対価を求める計算装置とを具備する。
【0011】請求項2記載の本発明は、台の上を移動可
能に載置される容器と、前記容器に付せられ、料金を含
む情報を予め記憶し、受信した第1の電波を電力として
前記情報を信号化した第2の電波を送信するIDモジュ
ールと、前記台の近傍に配置され、前記IDモジュール
に対して前記第1の電波を送信するアンテナと、前記I
Dモジュールから前記第2の電波を受信し、前記料金を
含む情報を求めるスキャナと、前記求められた情報から
前記容器に供される物の対価を求める計算装置とを具備
する。
【0012】請求項3記載の本発明は、積層可能な容器
と、前記容器に付せられ、料金を含む情報を予め記憶
し、受信した第1の電波を電力として前記情報を信号化
した第2の電波を送信するIDモジュールと、前記容器
の側方に配され、前記IDモジュールに対して前記第1
の電波を送信するアンテナと、前記IDモジュールから
前記第2の電波を受信し、前記料金を含む情報を求める
スキャナと、前記求められた情報から前記容器に供され
る物の対価を求める計算装置とを具備する。
【0013】請求項4記載の本発明は、台の上に移動可
能に置かれたトレイに載せられる容器と、前記容器に付
せられ、料金を含む情報を予め記憶し、受信した第1の
電波を電力として前記情報を信号化した第2の電波を送
信するIDモジュールと、前記台の近傍に配置され、前
記容器の前記IDモジュールに対して前記第1の電波を
送信するアンテナと、前記IDモジュールから前記第2
の電波を受信し、前記料金を含む情報を求めるスキャナ
と、前記求められた情報から前記容器に供される物の対
価を求める計算装置とを具備する。
【0014】請求項1記載の本発明の食堂料金精算シス
テムでは、容器に付されたIDモジュールが送受信装置
から受信した電波を変換した電力としてモジュールの識
別番号を含む情報の信号を送信し、この信号を送受信装
置で受信し、計算装置が当該情報を基礎に料金を積算す
るので、正確・迅速な料金精算をすることができる。請
求項2記載の本発明の食堂料金精算システムでは、容器
に付されたIDモジュールがアンテナから受信した電波
を変換した電力としてモジュールの識別番号を含む情報
の信号を送信し、この信号をスキャナが受信し、計算装
置が当該情報を基礎に料金を積算するので、正確・迅速
な料金精算をすることができる。
【0015】請求項3及び4記載の本発明の食堂料金精
算システムでは、積層型の容器の場合においても、トレ
イに載せられる容器の場合においても、IDモジュール
がアンテナから受信した電波を変換した電力としてモジ
ュールの識別番号を含む情報の信号を送信し、この信号
をスキャナが受信し、計算装置が当該情報を基礎に料金
を積算するので、正確・迅速な料金精算をすることがで
きる。
【0016】また本発明によれば、無線を利用している
ので汚れに対して強く、シンプルな構造なのでモールド
化が容易であるという利点がある。
【0017】さらに本発明によれば、無線誘導方式認識
装置のモールド材として適切な選択を行うことで、洗浄
器に耐え、温水中においても洗浄することができ、耐薬
品性に優れるという利点がある。
【0018】また本発明によれば、モールドを密封する
ことにより耐久性に優れ、耐保守性にも優れるという利
点に加え、故障のときにおいても新品との交換が簡単に
行え、メンテナンス性に優れるという利点がある。
【0019】従って、本発明によれば、例えば多種の品
を小容器に取り分ける作業を継続的に行う業種、特に飲
食業の分野、においても過度な設備負担を要することな
く、金銭精算に係る人的負担をを大幅に削減でき、ま
た、結果的に利用者の正確性への要望を満足させる精算
システムを提供することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施形態を説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に係る社員食堂
精算システム全体の構成を示すブロック図である。
【0022】同図に示すように、トレイ11の載置され
る台12の下部にアンテナ13a、13b、・・・から
なるアンテナユニット13が配置され、これらのアンテ
ナはそれぞれスキャナ14に接続され、スキャナ14は
パーソナルコンピュータ15に接続されている。また、
アンテナ13aと13b、13bと(図示しない)13
c、・・・の間にはその下部にトレイの単位を検出する
手段、例えばオプティカルセンサ16a、(図示しな
い)16b、・・・が配置され、各センサはスキャナ1
4に接続される。
【0023】トレイ11には後述するように、皿などの
容器に(図示しない)IDモジュール、例えばRF/I
D(無線誘導方式認識装置)チップが埋め込まれてい
る。アンテナ13a、13b、・・・は、RF/IDチ
ップに対して電波を送受信する、例えば平面アンテナで
ある。RF/IDチップは検出範囲に入るとこの電波を
受信し、予め入力済みの記憶データの情報を応答信号と
して発信する。スキャナ14はデータの送受信を制御す
る機能を有し、RF/IDチップからの応答信号を受
信、解読してパーソナルコンピュータ(ΡC)15に送
る。オプティカルセンサ16a、16b、・・・は光学
的にトレイ11とトレイ11´の隙間を検出し、この検
出信号をPC15に送る。PC15はレジやPOSシス
テムを内蔵し、スキャナ14やオプティカルセンサ16
a等から送られた情報を処理の上、各トレイ11ごとの
合計金額を精算する機能を有する。
【0024】次に、トレイ11に載置される容器につい
て説明する。
【0025】図2はトレイ11に載置される容器、例え
ば皿の様子を示すための外形図である。
【0026】同図に示すように、皿20には、例えばそ
の裏側にRF/ΙDチップ21が容易に外れないような
態様で取り付けられている。取り付けの位置は(a)の
ように皿20の裏側の円柱状立上がりの内面部でもよい
し、(b)のように同円柱状立上がりの外面部でもよ
い。(c)は皿20を図のX−X´で切断した断面図で
あるが、このように皿20の裏側面の例えば中央部に取
り付けても良い。さらに、取り付け方法としては、埋め
込むようにしてもよいし、接着させてもよい。また、防
水・耐蝕性の被膜で覆うようにすることも可能である。
このような方法を用いて、容易に離脱・変形せず、繰り
返しの使用にも十分耐え得る強度を持たせるようにす
る。なお、容器として皿を例にとり説明したが、容器は
カップ、茶碗、小鉢等を用いることが可能なことはいう
までもない。
【0027】IDモジュールは半導体で製造され、超小
型で薄く防水タイプの装置である。このIDモジュール
の一例としてのRF/ΙDチップ21の構成を図3のブ
ロック図を用いて説明する。
【0028】同図に示すように、RF/ΙDチップ21
は大別してアンテナ部31及びICチップ32から構成
される。ICチップ32はさらに、電波の送受信を行う
TX・RX部33、電波を電源に変換する整流平滑部3
4、非安定な電源を安定化する蓄積部35、副演算器た
るマイクロコントロ−ル部36、主演算を行うCPU3
7、及び、書き込み専用メモリのPROM38からな
る。PROM38には容器ごとの固有の識別番号等料金
算定に必要なデータが予め書き込まれている。
【0029】アンテナユニット13及びスキャナ14の
構成を図4のブロック図を用いて説明する。
【0030】同図に示すようにアンテナユニット13は
電波を送受信するアンテナ群、例えば平面アンテナ13
a、13b、・・・、13nが並列されて構成される。
スキャナ14は、複数のアンテナを切り替える切替部4
1、デ−タの送受信を行うデ−タ送受信部42、電源を
整流する電源部43、デ−タを記憶するメモリ44、主
演算器たるMPU45、及び、デ−タを入/出力するI
/Oポート46から構成される。電源部43はDC電源
47に接続されている。
【0031】次にこのように構成される社員食堂精算シ
ステムの動作を説明する。
【0032】図5は社員食堂精算システム全体によって
容器を載せたトレイ11が処理される様子を示した斜視
図である。
【0033】同図に示すように、皿20a、皿20b、
小皿20c、湯飲み20d等が載置されたトレイ11が
台12上に置かれる。台12の下部に配置された平面ア
ンテナ13aからは電波が一定間隔で送信されている。
トレイ11上の皿20a、皿20b、小皿20c、湯飲
み20dのそれぞれに取り付けられたRF/ΙDチップ
21a、21b、21c、21dの電波検出範囲に入る
と、各RF/ΙDチップは平面アンテナ13aからの電
波を自身のアンテナ31で受信する。この受信動作は各
チップについて独立に行われる。各RF/ΙDチップに
おいて、受信電波はTX・RX部33及び整流平滑部3
4によって電力に変換される。CPU37は、PROM
38に書き込まれているデータを応答信号化したもの
を、先の変換された電力を電源として用いて送信する。
【0034】上記の一連の動作は1つのトレイ11が台
12上を動くときに、この上の全ての容器について行わ
れるが、全容器について動作が終了した後にトレイの端
部が台12上を通過する。オプティカルセンサ16aは
この折に、当該トレイと次のトレイとの隙間を検出し、
検出信号をPC15に送る。複数のトレイが連続的に台
12上を移動する場合にでもトレイ間の隙間を検出する
ことができるように、トレイ11は断面的に工夫されて
いる。
【0035】スキャナ14では、各RF/ΙDチップか
らの応答信号をアンテナユニット13及びデ−タ送受信
部42を通じて受信する。上記のトレイの例では、皿2
0a、皿20b、小皿20c、湯飲み20dのそれぞれ
のRF/ΙDチップ21a、21b、21c、21dか
ら独立して送信された電波を、例えば送信された順番な
どにより経時的に受信する。この電波を受信した順に、
メモリ44及びMPU45等により必要な処理を施して
I/Oポート46からパーソナルコンピュータ(ΡC)
15に送る。
【0036】ΡC15では、上記のスキャナ14より送
られた情報を順次(図示しない)メモリに格納された識
別情報−料金情報対応表に照らし合わせ、(図示しな
い)CPUが当該容器の料金を認識する。この料金はト
レイ上の容器全てについて加算されていく。この加算動
作がトレイ上の容器全てについて終わると、オプティカ
ルセンサ16aからトレイ隙間検出信号が送られてき、
(図示しない)CPUはこの信号の受信をもって1トレ
イ分の容器が終了したことを認識し、それまでの加算額
を当該トレイ11に対応する精算料金とする。
【0037】以上詳述したように、本実施形態に係る社
員食堂精算システムによれば、食器類の裏側に取り付け
られ、または埋め込まれたRF/IDチップから送信さ
れた信号をアンテナ及びスキャナで受信し、パーソナル
コンピュータにて処理するので、迅速で正確な料金の積
算が可能である。また、料金データに変更が生じてもパ
ーソナルコンピュータのメモリに書き込まれたデータを
ソフトウェア上で変更することで対処できるので、料金
の改変・メニューの増減に極めて容易に対応できる。
【0038】また、上記のシステムによれば、トレイと
トレイの隙間を光学的に検出するので、大量のトレイを
次々と処理するような場合においても一のトレイと他の
トレイとを混同せずに正確な積算が可能である。
【0039】さらに、上記のIDモジュールはアンテナ
からの送信電波を電源に変換したものを電源として用い
て必要データを送信するので、容器のIDモジュールに
は電池は不要であり、半永久的に使用することができ
る。また、IDモジュールは超小型であり、かつシンプ
ルな構造なのでモールド化を容易に行うことができる。
このモールドの素材として耐水性、耐熱性、耐久性、耐
薬品性に優れたものを選択することで、洗浄器の使用、
温水中での洗浄、長期間の使用、強い洗浄材の使用にも
堪えることが可能となる。またそれにより、当該容器は
保守の必要がないか、また長期の定期点検ですみ、故障
においても新品との交換が容易である。社員食堂精算シ
ステムは上述した実施形態に限定されるものでなく、技
術思想の範囲内で様々な変形が可能である。
【0040】例えば、上記の説明では特に触れなかった
が、アンテナ13は1つに限定されるものでなく、図5
に示すように複数用いることが可能である。この場合に
は、各アンテナで独立して同一のトレイを処理し、検算
のために用いても良い。複数のアンテナはこの他にも、
大量のトレイがある場合に分担して処理するために用い
たり、一つのアンテナが故障したときのバックアップ用
として用いたりすることも可能である。いずれの場合に
おいても、各容器ごとに異なった識別番号に基づいてΡ
C15において情報処理されるので、一のトレイについ
て複数回料金計上されるようなことはない。
【0041】また、上述した実施形態では、トレイの区
切りをトレイとトレイの隙間を光学的に検出することで
認識していたが、例えば、トレイの4辺に予め簡易型の
RF/IDチップを取り付けておき、該チップからの送
信電波をもってトレイの区切りを検出するようにしても
良い。この場合は当然のことながら、上述したオプティ
カルセンサは不要である。いずれにせよ、トレイごとに
集計を別計上することができるものであれば、どのよう
なものでも用いることができる。
【0042】次に、図面を参照して本発明の第2の実施
形態を説明する。
【0043】図6は本発明の一実施形態に係る回転寿司
精算システム全体の構成を示すブロック図である。
【0044】同図に示すように、例えば台12上の回転
板61上にガイド(例えば3本)62が鉛直に立てられ
て容器収容スペース63が形成される。この容器収容ス
ペース63を取り囲むように、ガイド62とほぼ平行に
アンテナ、例えば平板アンテナ13a及び13bが台1
2上に立てられて配置される。これらのアンテナはそれ
ぞれスキャナ14に接続され、スキャナ14はパーソナ
ルコンピュータ15に接続されている。
【0045】この容器収容スペース63には、容器、例
えば皿を積層することができるようになっている。皿な
どの容器には前述したようなIDモジュール、例えばR
F/ID(無線誘導方式認識装置)チップが埋め込まれ
ている。上述と同様に、アンテナ13a及び13bから
送信された電波は、各RF/IDチップの検出範囲に入
ると受信され電源にと変換され、この電源によりRF/
IDチップから予め入力済みの記憶データの情報が応答
信号として発信される。スキャナ14はデータの送受信
を制御する機能を有し、RF/IDチップからの応答信
号を受信、解読してパーソナルコンピュータ(ΡC)1
5に送る。PC15はレジやPOSシステムを内蔵し、
スキャナ14から送られた情報を処理の上、容器収容ス
ペース63にある皿の合計金額を精算する機能を有す
る。
【0046】容器へのRF/ΙDチップ21の取り付け
態様、IDモジュールの構成、スキャナ14の構成につ
いては上述した実施形態の場合と同様である。
【0047】次にこのように構成される回転寿司精算シ
ステムの動作を説明する。
【0048】図7は回転寿司精算システム全体によって
容器収容スペース63にある容器が処理される様子を示
した斜視図である。
【0049】同図に示すように、容器収容スペース63
に、容器、例えば皿20a、・・・、20eが、順次積
層される。台12の下部に配置された平面アンテナ13
aからは電波が一定間隔で送信されている。皿20a、
・・・、20eのそれぞれに取り付けられたRF/ΙD
チップ21a、・・・、21eの電波検出範囲に入る
と、各RF/ΙDチップは平面アンテナ13a(及び1
3b)からの電波を自身のアンテナ31で受信する。こ
の受信動作は各チップについて独立に行われる。各RF
/ΙDチップにおいて、受信電波はTX・RX部33及
び整流平滑部34によって電源に変換され、CPU37
がPROM38に書き込まれているデータを応答信号化
したものを、先の変換された電源を用いて送信する。
【0050】スキャナ14では、この応答信号をアンテ
ナユニット13及びデ−タ送受信部42を通じて受信す
る。上記のトレイの例では、皿20a、・・・、20e
のそれぞれのRF/ΙDチップ21a、・・・、21e
から独立して送信された電波を、例えば送信された順番
で受信する。この電波を受信した順に、メモリ44及び
MPU45等により必要な処理を施してI/Oポート4
6からパーソナルコンピュータ(ΡC)15に送る。
【0051】ΡC15では、上記のスキャナ14より送
られた情報を順次(図示しない)メモリに格納された識
別情報−料金情報対応表に照らし合わせ、(図示しな
い)CPUが当該容器の料金を認識する。この料金は、
容器収容スペース63上の容器(皿)全てについて順次
加算されてゆく。当該CPUは、例えば当該容器収容ス
ペース63に係るRF/ΙDチップからの送信が一定時
間以上途絶えたときは、容器(皿)全てについて加算処
理を終了したものと判断して、そのときまでの合計金額
を精算料金として(図示しない)表示部に表示する。
【0052】以上詳述したように、本実施形態の回転寿
司精算システムによれば、食器類のRF/IDチップか
ら送信された信号に基づいてパーソナルコンピュータで
処理するので、迅速で正確な料金の積算が可能である。
また、料金データに変更が生じてもパーソナルコンピュ
ータのメモリに書き込まれたデータをソフトウェア上で
変更することで対処できるので、料金の改変・メニュー
の増減に極めて容易に対応できる。
【0053】また、容器(皿)を積層させることで、一
精算単位を形成しているので、精算単位を認識するため
の手段を別途設ける必要もなくなり、設備費用の低減に
繋がる。
【0054】IDモジュールの特性、素材から奏される
効果に関しては、前述したところと同様である。
【0055】精算システムは上述した実施形態に限定さ
れるものでなく、技術思想の範囲内で様々な変形が可能
である。
【0056】例えば上述した実施形態では、容器収容ス
ペース63は容器を上に積層させることで形成したが、
例えば図8のように、ガイド62を地面と平行に渡し、
アンテナ13a´、・・・、13d´及びガイド62の
間に容器(皿)をガイド62に垂直に横に並べてゆくよ
うにして容器収容スペースを形成するようにしてもよ
い。
【0057】また、複数のアンテナの用い方について
は、前述したところと同様に検算用、並行処理用、バッ
クアップ用等、さまざまなものが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明によれば、容器に付されたIDモジュールが送受信
装置から受信した電波を変換した電源にモジュールの識
別番号を含む情報の信号を送信し、この信号を送受信装
置で受信し、計算装置が当該情報を基礎に料金を積算す
るので、人手に頼らず正確・迅速な料金精算をすること
ができる。
【0059】請求項2記載の本発明によれば、容器に付
されたIDモジュールがアンテナから受信した電波を変
換した電源にモジュールの識別番号を含む情報の信号を
送信し、この信号をスキャナが受信し、計算装置が当該
情報を基礎に料金を積算するので、正確・迅速な料金精
算をすることができる。
【0060】請求項3及び4記載の本発明によれば、積
層型の容器の場合においても、トレイに載せられる容器
の場合においても、IDモジュールがアンテナから受信
した電波を変換した電源にモジュールの識別番号を含む
情報の信号を送信し、この信号をスキャナが受信し、計
算装置が当該情報を基礎に料金を積算するので、正確・
迅速な料金精算をすることができる。
【0061】また本発明によれば、無線を利用している
ので汚れに対して強く、シンプルな構造なのでモールド
化が容易であるという利点がある。
【0062】さらに本発明によれば、無線誘導方式認識
装置のモールド材として適切な選択を行うことで、洗浄
器に耐え、温水中においても洗浄することができ、耐薬
品性に優れる。
【0063】また本発明によれば、モールドを密封する
ことにより耐久性に優れ、耐保守性にも優れている。故
障のときにおいても新品との交換が簡単に行え、メンテ
ナンス性に優れている。
【0064】従って、本発明によれば、例えば多種の品
を小容器に取り分ける作業を継続的に行う業種、特に飲
食業の分野、においても過度な設備負担を要することな
く、金銭精算に係る人的負担をを大幅に削減でき、ま
た、結果的に利用者の正確性への要望を満足させる精算
システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る社員食堂精算システ
ム全体の構成を示すブロック図である。
【図2】トレイ11に載置される皿の様子を示すための
外形図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るRF/ΙDチップの
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るアンテナユニット及
びスキャナの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る社員食堂精算システ
ム全体によって容器を載せたトレイが処理される様子を
示した斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る回転寿司精算システ
ム全体の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る回転寿司精算システ
ム全体によって容器収容スペースにある容器が処理され
る様子を示した斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る容器収容スペースの
別の態様を示した斜視図である。
【符号の説明】
13 アンテナ 14 スキャナ 15 パーソナルコンピュータ 20 皿 21 RF/IDチップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、前記容器に付せられ、料金を含
    む情報を予め記憶し、受信した第1の電波を電力として
    前記情報を信号化した第2の電波を送信するIDモジュ
    ールと、 前記IDモジュールに対して前記第1の電波を送信し、
    前記IDモジュールから前記第2の電波を受信し、前記
    料金を含む情報を求める送受信装置と、 前記求められた情報から前記容器に供される物の対価を
    求める計算装置とを具備する食堂料金精算システム。
  2. 【請求項2】 台の上を移動可能に載置される容器と、 前記容器に付せられ、料金を含む情報を予め記憶し、受
    信した第1の電波を電力として前記情報を信号化した第
    2の電波を送信するIDモジュールと、 前記台の近傍に配置され、前記IDモジュールに対して
    前記第1の電波を送信するアンテナと、 前記IDモジュールから前記第2の電波を受信し、前記
    料金を含む情報を求めるスキャナと、 前記求められた情報から前記容器に供される物の対価を
    求める計算装置とを具備する食堂料金精算システム。
  3. 【請求項3】 積層可能な容器と、 前記容器に付せられ、料金を含む情報を予め記憶し、受
    信した第1の電波を電力として前記情報を信号化した第
    2の電波を送信するIDモジュールと、 前記容器の側方に配され、前記IDモジュールに対して
    前記第1の電波を送信するアンテナと、 前記IDモジュールから前記第2の電波を受信し、前記
    料金を含む情報を求めるスキャナと、 前記求められた情報から前記容器に供される物の対価を
    求める計算装置とを具備する食堂料金精算システム。
  4. 【請求項4】 台の上に移動可能に置かれたトレイに載
    せられる容器と、 前記容器に付せられ、料金を含む情報を予め記憶し、受
    信した第1の電波を電力として前記情報を信号化した第
    2の電波を送信するIDモジュールと、 前記台の近傍に配置され、前記容器の前記IDモジュー
    ルに対して前記第1の電波を送信するアンテナと、 前記IDモジュールから前記第2の電波を受信し、前記
    料金を含む情報を求めるスキャナと、 前記求められた情報から前記容器に供される物の対価を
    求める計算装置とを具備する食堂料金精算システム。
JP30226297A 1997-11-04 1997-11-04 食堂料金精算システム Pending JPH11144156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30226297A JPH11144156A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 食堂料金精算システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30226297A JPH11144156A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 食堂料金精算システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11144156A true JPH11144156A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17906903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30226297A Pending JPH11144156A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 食堂料金精算システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11144156A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179223A (ja) * 2000-06-08 2002-06-26 Atsushi Kinoshita 患者別手術使用物品管理方法及び該管理システム
KR20030067805A (ko) * 2002-02-08 2003-08-19 주식회사 동우금속 아이씨칩을 이용한 식단의 정산시스템
JP2007264918A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置
JP2010108045A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Teraoka Seiko Co Ltd 代金精算システム及び代金精算方法
CN103679933A (zh) * 2013-11-20 2014-03-26 上海理工大学 无线传感网络结算系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179223A (ja) * 2000-06-08 2002-06-26 Atsushi Kinoshita 患者別手術使用物品管理方法及び該管理システム
KR20030067805A (ko) * 2002-02-08 2003-08-19 주식회사 동우금속 아이씨칩을 이용한 식단의 정산시스템
JP2007264918A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置
JP2010108045A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Teraoka Seiko Co Ltd 代金精算システム及び代金精算方法
CN103679933A (zh) * 2013-11-20 2014-03-26 上海理工大学 无线传感网络结算系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109064630B (zh) 无人自动称重计价货柜系统
US10460572B2 (en) Methods and system for processing customers through a point-of-sale system having a multiple-item price scanning apparatus
CN111645083B (zh) 送餐的方法、装置、送餐机器人及存储介质
US20070080230A1 (en) Fixed self-checkout station with cradle for communicating with portable self-scanning units
US7464869B2 (en) Method for self-checkout
US12002337B1 (en) Detecting interactions with storage units based on RFID signals and auxiliary signals
EP2526388A1 (en) Client service system for canteen
JPH11144156A (ja) 食堂料金精算システム
JPH10222763A (ja) 食堂の自動精算システム及びその決済システム
JP2004206393A (ja) 画像データ処理装置及びプログラム
JPH11120443A (ja) データキャリアを用いた料金計算システムおよび方法
JPH1063927A (ja) 廻転寿司店の自動化システム
CN210466535U (zh) 智能售货机
CN214955172U (zh) 一种可重复使用的杯子、一种用于准备饮品的自动站及无人饮品服务系统
JP3889138B2 (ja) データキャリア付食器
JP4080253B2 (ja) 自動精算システムおよび精算方法
JP6736114B1 (ja) 器搬送システム
CN109741552B (zh) 一种购物车、购物系统及方法
JPH08115475A (ja) Idタグを用いた食堂レジシステム
CN208954211U (zh) 一种适用于零售与订购模式的智能无人售货设备
JPH10320640A (ja) 積み重ねた物品の料金精算方法及び料金精算システム
JP5451446B2 (ja) 自動精算システムおよび自動精算方法
KR20020059157A (ko) 라디오 프리퀀시 아이디 태그가 부착된 식기의 데이터를처리하기 위한 데이터 처리장치 및 그 장치를 이용한식기분류와 음식값 정산방법
JPH11353556A (ja) 自動精算ハンディ端末装置及び鮮度管理システム
EP3734537A1 (en) Restaurant service control system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070703