JPH11143756A - プログラム起動制御装置 - Google Patents

プログラム起動制御装置

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JPH11143756A
JPH11143756A JP9313016A JP31301697A JPH11143756A JP H11143756 A JPH11143756 A JP H11143756A JP 9313016 A JP9313016 A JP 9313016A JP 31301697 A JP31301697 A JP 31301697A JP H11143756 A JPH11143756 A JP H11143756A
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Fumio Daimatsu
史生 大松
Tomoko Sakurai
智子 桜井
Shinji Kitagami
眞二 北上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象となるファイルを受け取った時点で
そのファイルに基づく処理を行うプログラムをリアルタ
イムに起動する。また、プログラム起動時におけるパラ
メータ等の各種条件設定を毎回させることなく条件の設
定を可能にする。 【解決手段】 フォルダ名とプログラム名とパラメータ
とを格納する定義ファイル3と、フォルダ1にそれぞれ
対応させて設けられたプログラム起動制御部2とを有
し、プログラム起動制御部2は、フォルダ1へのファイ
ルの書込みを常時監視し、ファイルがフォルダ1に書き
込まれた時点で定義ファイル3に基づきパラメータを指
定してフォルダ1に対応したプログラムを起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプログラム起動制御
装置、特にファイル格納領域に書き込まれたファイルに
対して所定の処理を行うために所定のプログラムを起動
するプログラム起動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、処理対象となるファイルが作
成されたり受け取ったりすると所定のプログラムを起動
してそのファイルに基づき所定の処理を行うようなシス
テムがある。例えば、ファイル転送システムには、アプ
リケーションの処理結果をファイルとして作成すると、
送信用プログラムを起動してそのファイルを集計用の計
算機へ送信するシステムがある。また、帳票出力システ
ムには、ネットワーク経由などで帳票ファイルを受け取
ると、帳票出力用プログラムを起動してその帳票ファイ
ルを所定のプリンタへ出力するシステムがある。このよ
うなシステムでは、所定の処理を行うプログラムを次の
ようにして起動している。
【0003】例えば、帳票を出力するクライアントサー
バシステムにおいて、サーバがファイル作成元となる各
クライアントから送られてきた帳票ファイルを接続した
プリンタへ出力するような処理を行いたい場合、サーバ
側において帳票ファイルを受け取るであろう頃を見計ら
って手動でプログラムを起動して所定のプリンタへ出力
する。あるいは、帳票ファイルが日報などで定時的処理
が可能なものであれば、サーバ常駐のスケジュール管理
ツールに帳票出力用プログラムを定時的に起動してもら
って所定のプリンタへ自動出力する。
【0004】ところで、帳票出力用プログラムは、起動
時に出力先をパラメータで指定されると、その指定され
たプリンタへ帳票出力をすることになる。従って、出力
先となるプリンタが複数台接続されている場合、従来に
おいては、出力先をクライアント側において指定させる
ようにするか、サーバ側において特定のフォルダに書き
込まれた帳票ファイル名などに基づいて切り替えるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、適当な頃を見計らってプログラムの起動するこ
とは、人手が必要となるため面倒である。また、定時的
な処理とすることでプログラムを自動的に起動すること
は可能となるものの、通信障害等が発生すると帳票ファ
イルが定時までにサーバへ届くとは限らない。また、プ
ログラムの起動時刻を通常の帳票ファイルの受信予定時
刻から余裕を持たせて設定するようにしてもよいが、余
裕を持たせたからといって帳票ファイルが確実に送られ
てくるという保証はなく、また、リアルタイム性が大き
く損なわれてしまう。
【0006】また、出力先となるプリンタをパラメータ
として毎回設定し、あるいは出力先を特定する処理を行
うことは面倒である。
【0007】更に、ほとんどのオペレーティングシステ
ムでは、プログラムを起動する際にパラメータ、プログ
ラムの属性及びプログラムの実行制御などに関する情報
を指定することができるが、それらを所定の処理を実行
する際、すなわちプログラムを起動させる度に毎回設定
することは、非常に面倒であり、また、設定ミスも発生
しうる。
【0008】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その第1の目的は、処理対象と
なるファイルを確実に受け取ったことを確認してそのフ
ァイルに基づく処理を行うプログラムをリアルタイムに
起動するプログラム起動制御装置を提供することにあ
る。
【0009】また、第2の目的は、プログラム起動時に
おけるパラメータ等の各種条件設定を毎回させることな
く条件の設定を可能にするプログラム起動制御装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係るプログラム起動制御装置
は、計算機にファイルを格納しておくためのファイル格
納領域に格納されたファイルに基づき所定の処理を実行
するプログラムの識別情報を予め保持するためのプログ
ラム定義情報記憶手段と、ファイル格納領域へのファイ
ルの書込みを常時監視するとともにファイルがファイル
格納領域に書き込まれた時点で当該ファイル格納領域に
対応した前記プログラム定義情報記憶手段を参照するこ
とによって当該ファイル格納領域に対応したプログラム
を起動するプログラム起動制御手段とを有するものであ
る。
【0011】第2の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第1の発明において、前記プログラム定義情報記憶
手段には、各プログラムの起動時に指定するパラメータ
の設定領域が設けられており、前記プログラム起動制御
手段は、ファイルが書き込まれたファイル格納領域に対
応したプログラムを、当該プログラムのために予め設定
されているパラメータを指定して起動するものである。
【0012】第3の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第1の発明において、ファイル格納領域が複数設け
られている場合、前記プログラム定義情報記憶手段及び
前記プログラム起動制御手段をファイル格納領域それぞ
れに対応させて設けるものである。
【0013】第4の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第1の発明において、前記プログラム定義情報記憶
手段に定義された複数のファイル格納領域それぞれに
は、各ファイル格納領域の優先順位を表す優先度が設定
されており、前記プログラム起動制御手段は、ファイル
が複数のファイル格納領域に書き込まれた場合、前記プ
ログラム定義情報記憶手段に設定された優先度の高いフ
ァイル格納領域に対応したプログラムを優先的に起動す
るものである。
【0014】第5の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第1の発明において、前記プログラム定義情報記憶
手段には、同時並行して実行可能なプログラム数を定義
した多重度が設定されており、前記プログラム起動制御
手段は、ファイルが複数のファイル格納領域に書き込ま
れた場合、実行中のプログラムの数が前記プログラム定
義情報記憶手段に設定された多重度に達していないとき
のみプログラムを起動するものである。
【0015】第6の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第1の発明において、前記プログラム定義情報記憶
手段には、各プログラムの起動条件を設定する起動条件
設定領域が設けられており、前記プログラム起動制御手
段は、ファイルが書き込まれたファイル格納領域に対応
したプログラムの起動制御を、当該プログラムのために
予め設定されている起動条件に従い行うものである。
【0016】第7の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第6の発明において、前記プログラム起動制御手段
は、前記起動条件設定領域に起動条件として実行可能時
間が設定されている場合、当該実行可能時間内にのみプ
ログラムの起動をするものである。
【0017】第8の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第1の発明において、前記プログラム定義情報記憶
手段には、各プログラムの属性を設定するための属性設
定領域が設けられており、前記プログラム起動制御手段
は、ファイルが書き込まれたファイル格納領域に対応し
たプログラムを、当該プログラムのために予め設定され
ている属性に指定して起動するものである。
【0018】第9の発明に係るプログラム起動制御装置
は、第8の発明において、前記プログラム起動制御手段
は、前記属性設定領域に属性としてユーザ名が設定され
ている場合、その設定されたユーザを所有者としてプロ
グラムを起動するものである。
【0019】第10の発明に係るプログラム起動制御装
置は、第1の発明において、前記プログラム定義情報記
憶手段に定義された複数のファイル格納領域それぞれに
は、各ファイル格納領域に格納されたファイルの削除の
要否を表すファイル削除情報が設定されており、プログ
ラムの実行を常時監視するとともにプログラムの実行終
了後当該プログラムが使用したファイルに対応したファ
イル削除情報の設定内容に従い当該ファイルの削除を行
うファイル削除手段を有するものである。
【0020】第11の発明に係るプログラム起動制御装
置は、第1の発明において、前記プログラム起動制御手
段は、ファイル格納領域に書き込まれたファイルに起動
すべきプログラムが指定されている場合、前記プログラ
ム定義情報記憶手段の内容に優先させて前記ファイルに
指定されているプログラムを起動するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0022】実施の形態1.図1は、本発明に係るプロ
グラム起動制御装置の実施の形態1を示したブロック構
成図である。本実施の形態におけるプログラム起動制御
装置は、ウィンドウズシステムが搭載された汎用的な計
算機に搭載されており、ファイルを格納しておくための
フォルダ1にそれぞれ対応させてプログラム起動制御部
2、定義ファイル3、プログラム実行部4及びプログラ
ム格納部5を設けた構成を有している。このうち、定義
ファイル3は、プログラム定義情報記憶手段として設け
られており、フォルダ1に格納されたファイルに基づき
所定の処理を実行するプログラムの識別情報を予め保持
している。図2は、本実施の形態における定義ファイル
3の設定内容例を示した図である。本実施の形態では、
フォルダ1とプログラムとを対応づけている。図2の例
では、フォルダ名“fld1”に対応させてプログラム
名“prg1”が設定されている。また、定義ファイル
3には、フォルダ1に対応させてプログラムの起動時に
指定するパラメータの設定領域が設けられており、起動
するプログラムに指定するパラメータを必要に応じて予
め設定しておく。図2の例ではパラメータ“p1”、
“p2”、“p3”が設定されている。プログラム起動
制御部2は、フォルダ1へのファイルの書込みを常時監
視するとともにファイルがフォルダ1に書き込まれた時
点で定義ファイル3に基づきフォルダ1に対応したプロ
グラムを起動する。この起動されるプログラムは、プロ
グラム格納部5に予め格納されており、この名称が定義
ファイル3に設定されることになる。プログラム実行部
4は、プログラム起動制御部2によって起動されたプロ
グラムを実行するための手段である。
【0023】本実施の形態におけるプログラム起動制御
装置は、汎用的な計算機に搭載可能であり、フォルダ
1、定義ファイル3及びプログラム格納部5は、計算機
に接続された同一の又は異なるディスク装置で実現可能
である。また、プログラム起動制御部2は、CPUとメ
モリ常駐のアプリケーションで実現され、プログラム実
行部4は、CPUと、プログラム格納部5からロードさ
れるプログラムで実現される。本実施の形態において
は、N個のフォルダ1それぞれにプログラム起動制御部
2等の前述した各構成要素の組を対応させて設けた構成
としている。各組は、それぞれ別個独立して同時並行し
て動作することになる。
【0024】本実施の形態において特徴的なことは、フ
ォルダ1へのファイルの書込みを常時監視し、ファイル
が書き込まれた時点で定義ファイル3に基づき所定のプ
ログラムを起動して所定の処理を行うようにしたことで
ある。これにより、所定の処理をリアルタイムに開始す
ることができる。また、各フォルダ1に対応させて起動
するプログラム及びパラメータを固定的に割り当てたこ
とである。これにより、フォルダ1に書き込まれたファ
イルに応じて起動プログラムを選定したり、プログラム
の起動の度にパラメータを指定したりする処理を省略す
ることができる。
【0025】次に、本実施の形態における動作について
図3に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0026】プログラム起動制御部2は、所定のフォル
ダ1に対するファイルの書込みの有無を常時監視してい
る(ステップ110,120)。そして、ファイルが書
き込まれフォルダ1内に作成されると、プログラム起動
制御部2は、定義ファイル3から起動するプログラム並
びにそのプログラムに指定するパラメータが設定されて
いればそのパラメータを読み込む(ステップ130)。
そして、フォルダ1に書き込まれたファイル名を取得し
て(ステップ140)、プログラムを起動する(ステッ
プ150)。起動されたプログラムは、プログラム実行
部4に読み込まれ実行されることによって所定の処理が
行われる。
【0027】本実施の形態によれば、処理を要求する側
により処理対象となるファイルが所定のフォルダ1に書
き込まれることによって所定の処理を即座に開始するこ
とができる。このように、ファイルがフォルダ1に書き
込まれることがトリガとなるため、定時処理のようにフ
ァイルが書き込まれていないことが原因となるような障
害は発生しない。また、所定の処理を開始する際、起動
するプログラムやパラメータなどの指定は不要である。
このため、入力ミスによる障害の発生は発生しない。
【0028】図4は、本実施の形態におけるプログラム
起動制御装置を帳票出力システムに適用した場合のブロ
ック構成図であるが、このように、所定の処理を実行す
るプログラムが帳票出力プログラムの場合、各フォルダ
1に対応させてプリンタを特定しておけばよい。このと
き、定義ファイル3には、プリンタの機種等に応じた帳
票出力用プログラムをプログラムとして設定し、プリン
タ名、用紙サイズや印字スタイル等をパラメータとして
設定しておけば、ユーザやアプリケーション等の帳票出
力要求元は、出力したいファイルを所定のフォルダ1へ
投入するだけで帳票出力をすることができる。例えば、
帳票出力要求元は、帳票ファイルをプリンタAに帳票を
出力したければフォルダ1−1に、プリンタDに帳票を
出力したければフォルダ1−5に、それぞれ投入すれば
よい。また、帳票出力要求元は、帳票をプリンタCに出
力したい場合でも特に書式Aで出力したければフォルダ
1−3に、書式Bで出力したければフォルダ1−4に、
それぞれ投入すればよいことになる。このように、帳票
出力要求元は、帳票ファイルの投入先を選定さえすれ
ば、パラメータの指定等をすることなしに所望のプリン
タ6から所望の書式等で帳票出力をすることができる。
【0029】また、図5は、ファイル分配用サーバ7と
帳票出力用サーバ8とを有するシステムのブロック構成
図である。各サーバ7,8は、上述した本実施の形態に
おけるプログラム起動制御装置をそれぞれ有している。
このうち、帳票出力用サーバ8におけるプログラム実行
部4−7で動作するプログラムは、帳票出力プログラム
であり、その詳細は図4を用いて説明したとおりであ
る。一方、ファイル分配用サーバ7におけるプログラム
実行部4−6で動作するプログラムは、ファイル送信プ
ログラムであり、各フォルダ1−6に対応させて送信先
が一意に特定されている。すなわち、定義ファイル3に
は、送信先との間の通信で使用される通信プロトコルに
準拠した送信用プログラムがプログラムとして設定さ
れ、送信先名や送信先のフォルダ名等をパラメータとし
て設定されている。これにより、ファイル送信要求元
は、送信したいファイルを所定のフォルダ1−6へ書き
込むだけで所望の送信先、この例の場合は帳票出力用サ
ーバ8へ送信することができる。更に、図5において、
帳票出力用サーバ8には、帳票出力時に障害が発生した
場合はその障害情報を帳票出力の依頼をしたファイル分
配用サーバ7へ送信するための機能が設けられており、
帳票出力用サーバ8は、フォルダ1−8に書き込まれた
障害情報ファイルを定義ファイル3−8の設定内容に基
づき帳票出力要求をしたファイル分配用サーバ7へ送信
する。一方、ファイル分配用サーバ7には、送られてき
た障害情報をユーザ端末9に表示するための機能が設け
られており、フォルダ1−9に障害情報ファイルが書き
込まれると、定義ファイル3−9の設定内容に基づき障
害情報を所定のユーザ端末9に表示する。
【0030】ところで、本実施の形態においては、複数
のフォルダ1〜Nそれぞれに対応させてプログラム起動
制御部2、定義ファイル3、プログラム実行部4及びプ
ログラム格納部5を設けた構成とした。これにより、定
義ファイル3にプログラムとパラメータとの組を新たに
設定さえすれば、他の組に何ら影響を与えることなく送
信先や出力先の追加や変更を容易にすることができる。
しかし、本実施の形態で示した処理機能は、この形態に
限られるものではない。例えば、上記形態では、定義フ
ァイル3にプログラム名を少なくとも指定さえしておけ
ばフォルダ1にファイルが書き込まれた時点で起動する
プログラムを一意に特定することができるが、本実施の
形態において示したように定義ファイル3にフォルダ名
を指定しておけば、フォルダ1とプログラムとを対応付
けることができるため計算機内に共有の定義ファイルを
設けることができる。また、定義ファイル3には、各フ
ォルダ名に対応させてプログラム名が定義されているの
で、プログラム格納部5も共有して設けることができ
る。更に、プログラム起動制御部2も常時監視するフォ
ルダ1さえ明確にしておけば、共有化可能である。プロ
グラム実行部4も同様に実行するプログラムさえ指定さ
れれば共有化可能である。このように、各構成要素を共
有化すれば、システム資源の浪費を防止することができ
る。なお、本実施の形態は、フォルダ1それぞれに対応
させて起動するプログラムやパラメータを固定的に設定
することを特徴としているので、フォルダ1の共有はし
ない。
【0031】なお、本実施の形態において、同一フォル
ダに複数のファイルが同時に書き込まれた場合は、後の
ファイルの処理は待ち状態になる。どのファイルが待ち
状態となっているかは、フォルダ毎又はファイル毎にフ
ラグ情報を持たせたり待ち状態ファイルリストを作成し
たりするなどして把握することができる。
【0032】また、本実施の形態では、ウィンドウズシ
ステムが搭載された汎用的な計算機に搭載した場合を想
定してファイル格納領域としてフォルダを用いた場合で
説明したが、フォルダでなくてもディレクトリでも同様
に適用することができる。
【0033】また、定義ファイル3においてフォルダ1
及びプログラムの識別情報としてそれぞれの名称を用い
たが、識別可能な情報であればこれに限られたものでは
ない。
【0034】実施の形態2.図6は、本発明に係るプロ
グラム起動制御装置の実施の形態2を示したブロック構
成図であり、1つの組だけを示している。本実施の形態
におけるプログラム起動制御装置は、フォルダにサブフ
ォルダが作成されているシステムに適用されているもの
であり、この相違に伴い、定義ファイルにおいて設定さ
れるデータの内容が実施の形態1とは異なる。図7は、
本実施の形態における定義ファイル3の設定内容例を示
した図である。本実施の形態においては、各フォルダ1
に対応させてプログラム名及びパラメータが割り当てら
れている点では実施の形態1と同じであるが、更にサブ
フォルダ毎に優先順位を表す優先度を設定したことを特
徴としている。
【0035】次に、本実施の形態における動作について
図8に示したフローチャートに基づいて説明する。な
お、本実施の形態においては、各フォルダ1に対応した
プログラムは、同時には唯一つしか実行されないものと
する。また、他の実施の形態と共通の処理には各フロー
チャートにおいて同じステップ番号を付ける。
【0036】プログラム起動制御部2は、所定のフォル
ダ1に対するファイルの書込みの有無を常時監視してい
る(ステップ110,120)。そして、ファイルの書
込みを検出すると、プログラム起動制御部2は、定義フ
ァイル3から起動するプログラム並びにそのプログラム
に指定するパラメータが設定されていればそのパラメー
タを読み込む(ステップ130)。そして、プログラム
起動制御部2は、書き込まれた以外のファイルであって
まだ処理されていないファイルが他のサブフォルダに存
在するかをチェックする(ステップ131)。存在すれ
ば、そのファイルが書き込まれているサブフォルダの優
先度をチェックし、ステップ110,120においてフ
ァイルの書込みが検出されたサブフォルダも含めて最も
優先度の高いサブフォルダに格納されているファイルを
処理対象として選出する(ステップ132)。他に未処
理のファイルが存在しなければ、書込みが検出されたフ
ァイルがそのまま処理対象となる。そして、処理対象と
なったファイル名を取得して(ステップ140)、プロ
グラムを起動する(ステップ150)。起動されたプロ
グラムは、プログラム実行部4に読み込まれ実行される
ことによって所定の処理が行われる。なお、本実施の形
態の場合、複数のプログラムの同時並行した実行は禁止
しているので、プログラム起動制御部2は、実行中のプ
ログラムの終了を待ってプログラムを起動することにな
る。このように、本実施の形態におけるプログラム起動
制御部2は、複数の未処理のファイルが存在する場合、
優先度の最も高いサブフォルダに書き込まれているファ
イルを処理対象として起動することになる。
【0037】本実施の形態は、次のような場合に効果的
である。例えば、本実施の形態を帳票出力システムに適
用した場合を想定すると、各フォルダには1台のプリン
タが対応付けされているため、そのプリンタに対しては
1つのジョブすなわち1つの帳票プログラムしか実行さ
れない。これは、同時にはただ一つのプログラムしか実
行されないものとした上記説明の場合に相当する。この
場合、プログラム起動制御部2は、優先度の高いサブフ
ォルダの中から順に待ち状態にあるファイルを取り出し
てそのサブフォルダに対応したプログラムを起動して帳
票出力するように動作することになる。すなわち、本実
施の形態の定義ファイル3に設定した優先度を、ジョブ
プライオリティと同様に扱うことができる。このように
考えると、帳票出力要求元は、通常は優先度のやや低い
基準となるサブフォルダにファイルを書き込むように
し、緊急を要する場合に基準となるサブフォルダより優
先度の高いサブフォルダにファイルを書き込むようにす
れば、後からフォルダに書き込んだファイルでも優先的
に帳票出力をさせることができるようになる。
【0038】なお、本実施の形態においては、1つのフ
ォルダにファイル格納領域として複数のサブフォルダを
設定した場合で説明したので、優先度の高いファイル格
納領域に対応したプログラムは共通であり、常時同じプ
ログラムが起動されることになるが、図9に示したよう
に定義ファイルをシステムで共有化しサブフォルダを設
けない場合にも適応可能である。この場合、優先度の最
も高いフォルダに対応したプログラムが優先的に起動さ
れることになる。なお、図9に示した“prg1”、
“prg2”、“prg3”は、同じプログラムでも異
なるプログラムでもかまわない。なお、同じプログラム
でありかつパラメータも同じ場合は、上述したサブフォ
ルダを設定している場合と実質的に同じになる。
【0039】実施の形態3.図10は、本実施の形態に
おける定義ファイルの設定内容例を示した図である。本
実施の形態における定義ファイルには、同時並行して実
行可能なプログラム数を定義した多重度が設定されてい
ることを特徴としている。すなわち、上記実施の形態2
では、複数のプログラムの同時並行しての実行を禁止し
ていたが、本実施の形態では、それを認めることとし
た。多重度nとしては、自然数を設定できるが、n=1
のときは実施の形態2と同じになる。なお、本実施の形
態におけるブロック構成は、実施の形態2と同じでよ
い。
【0040】次に、本実施の形態における動作について
図11及び図12に示したフローチャートに基づいて説
明する。
【0041】プログラム起動制御部2は、起動された時
点で内部又は外部に保持している多重度カウンタ(図示
せず)を0で初期化する(ステップ101)。その後、
所定のフォルダ1に対するファイルの書込みの有無を常
時監視している(ステップ110,120)。そして、
ファイルが書き込まれフォルダ1内に作成されると、プ
ログラム起動制御部2は、定義ファイル3から起動する
プログラム並びにそのプログラムに指定するパラメータ
が設定されていればそのパラメータを読み込む(ステッ
プ130)。そして、多重度カウンタと定義ファイル3
に設定されている多重度nとを比較する(ステップ16
0)。多重度カウンタが多重度以上のときにはプログラ
ムを新たに起動できないと判断して再度ファイルの書込
みの監視処理に移る(ステップ110)。この際、書込
みされたファイルに対する処理は、待ち状態になり、多
重度カウンタが多重度より小さくなった時点で処理対象
となる。一方、多重度カウンタが多重度未満のとき、プ
ログラムの起動が可能であると判断してプログラム実行
処理を非同期に行う(ステップ170)。このプログラ
ム実行処理は、図12に示したように、まず多重度カウ
ンタを+1し(ステップ171)、フォルダ1に書き込
まれたファイル名を取得して(ステップ140)、プロ
グラムを起動してプログラム実行部4に実行させる(ス
テップ150)。そして、起動されたプログラムの実行
が終了すると多重度カウンタを−1する(ステップ17
2)。
【0042】以上のように、本実施の形態では、フォル
ダ1へのファイルの書込みがあった場合でも実行中のプ
ログラム数が多重度に達していないときのみプログラム
を起動するようにした。これにより、例えば、各フォル
ダ1を個人毎に割り当てている場合、多重度を設定する
ことによって各個人が使用可能なシステム資源を制限す
ることができる。また、プログラムが通信プログラムの
ときには、同時に接続可能な回線数の制御を容易にする
ことができる。また、定義ファイルをシステムで共有化
した場合、多重度は、システム全体におけるプログラム
実行可能数として設定されることになるが、このように
共有化した定義ファイルに単一の多重度を設定するよう
にすれば、システム負荷が過大とならないようにするこ
とができる。
【0043】実施の形態4.図13は、本実施の形態に
おける定義ファイルの設定内容例を示した図である。本
実施の形態における定義ファイルには、サブフォルダ毎
に実行時間を設定するための領域が設けられていること
を特徴としている。この実行時間というのは、設定され
た時間帯のみサブフォルダに対応するプログラムの起動
が認められ、ファイルがその時間帯以外にサブフォルダ
に書き込まれたとしてもその時間帯にならなければプロ
グラムは起動されない。なお、本実施の形態におけるブ
ロック構成は、実施の形態2と同じでよい。
【0044】次に、本実施の形態における動作について
図14に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0045】プログラム起動制御部2は、起動された時
点で内部又は外部に保持している多重度カウンタ(図示
せず)を0で初期化する(ステップ101)。その後、
所定のフォルダ1に対するファイルの書込みの有無を常
時監視している(ステップ110,120)。そして、
ファイルが書き込まれフォルダ1内に作成されると、プ
ログラム起動制御部2は、定義ファイル3から起動する
プログラム並びにそのプログラムに指定するパラメータ
が設定されていればそのパラメータを読み込む(ステッ
プ130)。そして、多重度カウンタと定義ファイル3
に設定されている多重度nとを比較する(ステップ16
0)。多重度カウンタが多重度以上のときにはプログラ
ムを新たに起動できないと判断して再度ファイルの書込
みの監視処理に移る(ステップ110)。この際、書込
みされたファイルに対する処理は、待ち状態になり、多
重度カウンタが多重度より小さくなった時点で処理対象
となる。一方、多重度カウンタが多重度未満のとき、フ
ァイルが書き込まれたサブフォルダに対応した定義ファ
イルの実行時間を読み込み、現在時刻がその実行時間内
であるかをチェックする(ステップ161)。実行時間
内でなければ、書込みされたファイルに対する処理を実
行時間になるまで待機させる。一方、実行時間内であれ
ば、プログラムの起動が可能であると判断してプログラ
ム実行処理を非同期に行う(ステップ170)。このプ
ログラム実行処理は、図12に示した処理と同じなので
説明を省略する。
【0046】以上のように、本実施の形態では、フォル
ダ1へのファイルの書込みがあった場合でも実行可能な
時間帯になるまでは、そのプログラムの起動は待機させ
られることになる。これにより、例えば各フォルダ1を
個人毎に割り当てている場合、実行可能な時間帯を設定
することによって各個人が使用可能なシステム資源を制
限することができ、また、実行時間として適当な時間を
設定することによってシステムにかかる負荷を分散する
ことができる。なお、実行時間の設定領域に時間が指定
されていなければ、時間の制限なくファイルの書込み時
に実行することができる。
【0047】本実施の形態では、プログラムの起動条件
の一例として実行時間を設定し、プログラム起動制御部
2は、その実行時間に従いプログラムの起動制御を行う
ようにしたが、他の起動条件を設定してもよいことはい
うまでもない。例えば、CPU使用率やメモリの空き領
域率等など様々な起動条件を設定することができる。
【0048】実施の形態5.図15は、本実施の形態に
おける定義ファイルの設定内容例を示した図である。本
実施の形態における定義ファイルには、プログラムの属
性としてユーザ名を設定するための属性設定領域が設け
られていることを特徴としている。このユーザ名という
のは、対応したサブフォルダに書き込まれたファイルに
基づき起動されるプログラムの所有者を指定するもので
ある。例えば、サブフォルダ“sub1”にファイルが
書き込まれて起動されるプログラムの所有者は“usr
1”となり、サブフォルダ“sub2”にファイルが書
き込まれて起動されるプログラムの所有者は“usr
2”となる。なお、ユーザ名が設定されていない場合は
特権ユーザとなる。このように、本実施の形態によれ
ば、起動するプログラムの所有者を設定することができ
るので、同じプログラムでも異なる所有者で起動するこ
とができる。本実施の形態では、プログラムの属性とし
て所有者を設定するようにしたが、これに限られるもの
ではない。また、ここではプログラムの属性としたが、
この属性をパラメータの一部と考えると、可変のパラメ
ータを別個に指定できるようにしたということもでき
る。
【0049】なお、本実施の形態におけるブロック構成
は、実施の形態2と同じでよい。また、本実施の形態に
おける処理は、実施の形態3の処理においてプログラム
の起動時にユーザ名を指定するという相違だけなので、
その説明を省略する。
【0050】実施の形態6.図16は、本実施の形態に
おける定義ファイルの設定内容例を示した図である。本
実施の形態における定義ファイルには、各サブフォルダ
に格納されたファイルの削除の要否を表すファイル削除
情報として削除フラグがサブフォルダ毎に対応して設定
されていることを特徴としている。これにより、プログ
ラム実行後に処理に使用されたファイルの削除の要否を
設定することができる。なお、本実施の形態におけるブ
ロック構成は、実施の形態2と同じでよいが、本実施の
形態におけるプログラム起動制御部は、ファイル削除手
段としても設けられており、プログラム実行部における
プログラムの実行を常時監視するとともにプログラムの
実行終了後に当該プログラムが使用したファイルに対応
した削除フラグの設定内容に従い当該ファイルの削除を
行う。
【0051】次に、本実施の形態における動作について
説明するが、サブフォルダにファイルが書き込まれてか
らプログラム実行処理が行われるまでの処理は、図10
に示した実施の形態3と同様なのでこの処理の説明は省
略する。ここでは、非同期に実行されるプログラム実行
処理について図17に示したフローチャートを用いて説
明する。
【0052】このプログラム実行処理は、図17に示し
たように、まず多重度カウンタを+1し(ステップ17
1)、フォルダ1に書き込まれたファイル名を取得して
(ステップ140)、プログラムを起動してプログラム
実行部4に実行させる(ステップ150)。そして、起
動されたプログラムの実行が終了すると多重度カウンタ
を−1する(ステップ172)。更に、プログラム起動
制御部2は、定義ファイル3に設定されている処理対象
のファイルが書き込まれたサブフォルダの削除フラグを
参照し、その削除フラグがセットされていれば、該当す
るファイルを削除する(ステップ173,174)。
【0053】本実施の形態によれば、削除フラグをセッ
トしておくことで処理終了後に処理対象となったファイ
ルを自動的に削除することができる。これにより、ファ
イルを格納するディスク装置の容量を確保したいときな
どに効果的である。一方、削除フラグをクリアしておけ
ば、処理対象となったファイルは削除されないため、例
えば帳票出力システムにおいては、同じ帳票を再度出力
させることができ、また、ファイル送信システムにおい
ては別途再送処理を行うことができる。
【0054】実施の形態7.上記各実施の形態において
は、定義ファイルに起動するプログラムやパラメータを
予め設定しておくことで、従来のようにプログラムの実
行要求側においてそれらの情報を指定させなくても済む
という効果を奏することができた。しかし、例外的に従
来と同じように設定したい場合があるかもしれない。そ
こで、本実施の形態においては、上記各実施の形態と同
様に定義ファイルに基づきプログラムを起動することを
原則としているが、従来と同じようにプログラムの実行
要求側において起動するプログラムの指定することを例
外的に認めたことを特徴としている。
【0055】図18は、本実施の形態においてプログラ
ムの実行要求側すなわちファイル書込み元が書き込むフ
ァイルの構成を簡略的に示した図である。プログラムの
実行要求元がプログラム起動制御装置が保持する定義フ
ァイルの設定内容を使用せずに自ら起動するプログラム
やパラメータを指定したい場合は、定義ファイルと同様
の構造の定義情報をファイルに付加すればよいことにし
た。本実施の形態では、ファイルのヘッダ部に付加する
ようにしたが、もちろんヘッダ部に限定する必要はな
い。なお、本実施の形態におけるブロック構成は、実施
の形態1と同じでよい。
【0056】次に、本実施の形態における動作について
図19に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0057】プログラム起動制御部2は、所定のフォル
ダ1に対するファイルの書込みの有無を常時監視してい
る(ステップ110,120)。そして、ファイルが書
き込まれフォルダ1内に作成されると、プログラム起動
制御部2は、そのファイルのヘッダ部にプログラム定義
情報が付加されているかをチェックする(ステップ12
1)。もし、付加されていれば、その付加された情報を
定義ファイル3に優先させ、起動するプログラム並びに
そのプログラムに指定するパラメータが設定されていれ
ばそのパラメータをファイルのヘッダ部から読み込む
(ステップ122)。もし、付加されていなければ、実
施の形態1と同様に定義ファイル3から起動するプログ
ラム等を読み込む(ステップ130)。そして、フォル
ダ1に書き込まれたファイル名を取得して(ステップ1
40)、プログラムを起動する(ステップ150)。起
動されたプログラムは、プログラム実行部4に読み込ま
れ実行されることによって所定の処理が行われる。この
ように、本実施の形態によれば、プログラムの実行要求
元が、起動するプログラム等を指定してきた場合にはそ
の設定内容を例外的に認めるようにした。これにより、
例えば、プログラムの実行要求元におけるアプリケーシ
ョン処理を進行させその処理結果に応じて起動するプロ
グラムやパラメータが特定されるような場合には特に有
効である。
【0058】なお、本実施の形態では、定義ファイル3
と同じデータ構造でプログラム定義情報をファイルのヘ
ッダ部に設定されている場合で説明したが、少なくとも
起動するプログラムさえ指定されていればよい。フォル
ダ名は、ファイルの書込み先で特定される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、処理を要求する側によ
り処理対象となるファイルが所定のファイル格納領域に
書き込まれることによって所定の処理を即座に開始する
ことができる。
【0060】また、各ファイル格納領域に対応させてプ
ログラム及びパラメータを固定的に設定しているので、
ファイルを処理するプログラムの選定やそのプログラム
の起動時にパラメータの指定が不要である。
【0061】また、ファイル格納領域それぞれに対応さ
せてプログラム定義情報記憶手段及びプログラム起動制
御手段を設けるようにしたので、処理機能の追加や変更
を容易にすることができる。
【0062】また、ファイル格納領域それぞれに優先度
の設定をできるようにしたので、後から書き込まれたフ
ァイルでも優先的に処理対象とすることができる。
【0063】また、ファイル格納領域に設定された多重
度に達していないときのみプログラムを起動することが
できるようにしたので、例えば個人毎にファイル格納領
域が割り当てられている場合には各個人の使用可能なシ
ステム資源を制限することができる。また、プログラム
が通信プログラムのときには、同時に接続可能な回線数
の制御を容易にすることができ、通信コストを制限した
りすることができる。
【0064】また、プログラム定義情報記憶手段に起動
条件設定領域を設けたので、その領域に設定した起動条
件に従いプログラムの起動制御をすることができる。例
えば、所定の時間帯にのみプログラムの起動ができるよ
うに実行可能時間を起動条件として設定すれば、システ
ムにかかる負荷を分散することができる。
【0065】また、プログラム定義情報記憶手段にプロ
グラムの属性を設定する属性設定領域を設けたので、そ
の領域に設定した属性に従いプログラムの起動制御をす
ることができる。例えば、所有者名を指定すれば、起動
するプログラムの所有者を指定することができる。
【0066】また、プログラム定義情報記憶手段にファ
イル削除情報を設定することができるので、プログラム
の実行後に処理に使用したファイルを自動的に削除する
ことができる。
【0067】また、基本的にはプログラム定義情報記憶
手段の設定内容で起動するプログラムを一意に特定する
が、プログラムの実行要求元がファイル格納領域に書き
込むファイルに起動すべきプログラムを指定してきた場
合には、その指定されたプログラムを起動するようにし
た。これにより、プログラムの実行要求側において起動
するプログラムを指定させるという従来の起動方式にも
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプログラム起動制御装置の実施
の形態1を示したブロック構成図である。
【図2】 実施の形態1における定義ファイルの設定内
容例を示した図である。
【図3】 実施の形態1における動作を示したフローチ
ャートである。
【図4】 実施の形態1におけるプログラム起動制御装
置を帳票出力システムに適用した場合のブロック構成図
である。
【図5】 実施の形態1におけるプログラム起動制御装
置を利用したファイル分配用サーバと帳票出力用サーバ
とを有するシステムのブロック構成図である。
【図6】 本発明に係るプログラム起動制御装置の実施
の形態2を示したブロック構成図である。
【図7】 実施の形態2における定義ファイルの設定内
容例を示した図である。
【図8】 実施の形態2における動作を示したフローチ
ャートである。
【図9】 実施の形態2における他の定義ファイルの設
定内容例を示した図である。
【図10】 実施の形態3における定義ファイルの設定
内容例を示した図である。
【図11】 実施の形態3における動作を示したフロー
チャートである。
【図12】 実施の形態3において非同期に実行される
プログラム実行処理を示したフローチャートである。
【図13】 実施の形態4における定義ファイルの設定
内容例を示した図である。
【図14】 実施の形態4における動作を示したフロー
チャートである。
【図15】 実施の形態5における定義ファイルの設定
内容例を示した図である。
【図16】 実施の形態6における定義ファイルの設定
内容例を示した図である。
【図17】 実施の形態6において非同期に実行される
プログラム実行処理を示したフローチャートである。
【図18】 実施の形態7においてフォルダに書き込ま
れるファイルの構成例を示した概念図である。
【図19】 実施の形態7における動作を示したフロー
チャートである。
【符号の説明】 1 フォルダ、2 プログラム起動制御部、3,10
定義ファイル、4 プログラム実行部、5 プログラム
格納部、6 プリンタ、7 ファイル分配用サーバ、8
帳票出力用サーバ、9 ユーザ端末。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機にファイルを格納しておくための
    ファイル格納領域に格納されたファイルに基づき所定の
    処理を実行するプログラムの識別情報を予め保持するた
    めのプログラム定義情報記憶手段と、 ファイル格納領域へのファイルの書込みを常時監視する
    とともにファイルがファイル格納領域に書き込まれた時
    点で当該ファイル格納領域に対応した前記プログラム定
    義情報記憶手段を参照することによって当該ファイル格
    納領域に対応したプログラムを起動するプログラム起動
    制御手段と、 を有することを特徴とするプログラム起動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記プログラム定義情報記憶手段には、
    各プログラムの起動時に指定するパラメータの設定領域
    が設けられており、 前記プログラム起動制御手段は、ファイルが書き込まれ
    たファイル格納領域に対応したプログラムを、当該プロ
    グラムのために予め設定されているパラメータを指定し
    て起動することを特徴とする請求項1記載のプログラム
    起動制御装置。
  3. 【請求項3】 ファイル格納領域が複数設けられている
    場合、前記プログラム定義情報記憶手段及び前記プログ
    ラム起動制御手段をファイル格納領域それぞれに対応さ
    せて設けることを特徴とする請求項1記載のプログラム
    起動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記プログラム定義情報記憶手段に定義
    された複数のファイル格納領域それぞれには、各ファイ
    ル格納領域の優先順位を表す優先度が設定されており、 前記プログラム起動制御手段は、ファイルが複数のファ
    イル格納領域に書き込まれた場合、前記プログラム定義
    情報記憶手段に設定された優先度の高いファイル格納領
    域に対応したプログラムを優先的に起動することを特徴
    とする請求項1記載のプログラム起動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記プログラム定義情報記憶手段には、
    同時並行して実行可能なプログラム数を定義した多重度
    が設定されており、 前記プログラム起動制御手段は、ファイルが複数のファ
    イル格納領域に書き込まれた場合、実行中のプログラム
    の数が前記プログラム定義情報記憶手段に設定された多
    重度に達していないときのみプログラムを起動すること
    を特徴とする請求項1記載のプログラム起動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記プログラム定義情報記憶手段には、
    各プログラムの起動条件を設定する起動条件設定領域が
    設けられており、 前記プログラム起動制御手段は、ファイルが書き込まれ
    たファイル格納領域に対応したプログラムの起動制御
    を、当該プログラムのために予め設定されている起動条
    件に従い行うことを特徴とする請求項1記載のプログラ
    ム起動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記プログラム起動制御手段は、前記起
    動条件設定領域に起動条件として実行可能時間が設定さ
    れている場合、当該実行可能時間内にのみプログラムの
    起動をすることを特徴とする請求項6記載のプログラム
    起動制御装置。
  8. 【請求項8】 前記プログラム定義情報記憶手段には、
    各プログラムの属性を設定するための属性設定領域が設
    けられており、 前記プログラム起動制御手段は、ファイルが書き込まれ
    たファイル格納領域に対応したプログラムを、当該プロ
    グラムのために予め設定されている属性に指定して起動
    することを特徴とする請求項1記載のプログラム起動制
    御装置。
  9. 【請求項9】 前記プログラム起動制御手段は、前記属
    性設定領域に属性としてユーザ名が設定されている場
    合、その設定されたユーザを所有者としてプログラムを
    起動することを特徴とする請求項8記載のプログラム起
    動制御装置。
  10. 【請求項10】 前記プログラム定義情報記憶手段に定
    義された複数のファイル格納領域それぞれには、各ファ
    イル格納領域に格納されたファイルの削除の要否を表す
    ファイル削除情報が設定されており、 プログラムの実行を常時監視するとともにプログラムの
    実行終了後当該プログラムが使用したファイルに対応し
    たファイル削除情報の設定内容に従い当該ファイルの削
    除を行うファイル削除手段を有することを特徴とする請
    求項1記載のプログラム起動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記プログラム起動制御手段は、ファ
    イル格納領域に書き込まれたファイルに起動すべきプロ
    グラムが指定されている場合、前記プログラム定義情報
    記憶手段の内容に優先させて前記ファイルに指定されて
    いるプログラムを起動することを特徴とする請求項1記
    載のプログラム起動制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009020826A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sharp Corp 電子会議サーバ装置、電子会議システム
JP2009020829A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sharp Corp 電子会議サーバ装置、電子会議システム
JP2009199559A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フォルダ割当プログラム実行制御装置、フォルダ割当プログラム実行制御方法、そのプログラムおよび記憶媒体
JP2010146293A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

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