JP2009020826A - 電子会議サーバ装置、電子会議システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フォルダ作成部105aは、参加者データ記録部106に、前記電子会議の参加者毎に当該参加者のみがアクセスできるフォルダを作成し、作成したフォルダに、前記参加者に設定されたアクセス権限レベルに対応して制限された電子データをコピーする。アクセス管理部105は、参加者の当該参加者用に作成されたフォルダに対するアクセスは許可するが、それ以外の参加者の当該フォルダに対するアクセスは拒否する。
【選択図】図2A
Description
電子会議システムには、電子会議サーバ装置(以下、電子会議サーバと記す)に保存された会議資料データ、発表資料データ等を、端末装置(以下、PCと記す)のモニタに表示し、当該モニタに表示された会議資料等を見ながら、当該電子会議サーバ等が提供するチャット、テレビ電話機能等を利用して会議をするものがある。
例えば、特許文献1には、電子会議参加者が、会議の途中で退席(電子会議システムからのログアウト)した場合、当該電子会議で配布(送信)された電子データの中で、未プリントの電子データを退席者の端末に自動的に転送することができるプリンタ装置が開示されている。
例えば、特許文献3には、会議終了後に、出席者から配布資料を回収するときに、サーバに保存されている当該配布資料に係る電子データを、前記回収と同時に削除することができる画像処理装置が開示されている。
したがって、電子会議で用いられる電子データが守秘管理の対象となっている場合、当該電子データにアクセスできる権限を有する参加者Pと、当該電子データにアクセスする権限を有しない参加者NPが、混在すると、アクセス権限(パーミッション)を有しない参加者NPに対して、前記電子データへのアクセスを制限することができず、守秘管理の対象となっている電子データを、適切に管理できないという問題があった。
1は、電子会議システムである。電子会議システム1は、電子会議サーバ10及びPC20a…PC20k…PC20p…から構成され、電子会議サーバ10とPC20a等はLAN及びネットワークNを介して接続される。
電子会議サーバ10は、一般的な電子会議機能を提供する他に、電子会議において閲覧される、電子会議サーバ10内のHDD(Hard Disk Drive)に記録された会議資料データ等の電子データに対するアクセス管理を行う。
[電子会議サーバ10]
101は、電子会議アプリ(サーバ用)である。電子会議アプリ101は、チャット機能、テレビ電話機能等を用いて電子会議を実現するソフトウェアで、電子会議参加者は、前記チャット機能等を利用して他の会議参加者と会話することができる。
102は、参加者登録部である。参加者登録部102は、図3に示す、参加者登録テーブル151を更新、管理し、電子会議が新たに開催される度に、電子会議主催者(進行役、議長)が、図示しないキーボード/マウス等を介して入力した電子会議参加者の氏名、IDを登録する処理を実行する。すなわち、参加者登録テーブル151の氏名欄151a、ID欄151bに前記主催者が入力した電子会議参加者の氏名、IDを登録する。
以後、後述のように、参加者登録テーブル151を参照して、電子会議参加者の認証を行う。
アクセス権限レベルは、電子会議毎に、及び、当該電子会議の参加者毎に設定され、電子会議で用いられる電子データに対してアクセスできるレベル(範囲)を示したものである。
当該レベルは、例えば、数値等で示される情報であり、ここでは、当該数値が大きいほど、守秘レベル(守秘管理レベル)の高い会議資料データ等の電子データにアクセスできるものとする(アクセスできる電子データの数(種類)が多い)。なお、具体例については後述する。
電子会議管理部103は、まず、参加者登録部102で登録した参加者の氏名を、図4のアクセス権限レベル設定テーブル152の氏名欄152aに登録する。
アクセス権限レベル設定部103aは、電子会議が新たに開催される度に、電子会議主催者が、図示しないキーボード等を介して入力した、アクセス権限レベルを、当該電子会議の参加者毎に設定する処理を実行、すなわち、アクセス権限レベル設定テーブル152のアクセス権限レベル欄152bに、前記主催者が入力した参加者毎のアクセス権限レベルを設定する。
本発明では、前記アクセス権限レベル、及び、後述する、電子データに設定された守秘レベルに基づいて、電子データに対するアクセス管理を行う。
しかし、前回登録した会議参加者を参加者登録テーブル151から削除した場合には、当該参加者は、アクセス権限レベル設定テーブル152の氏名欄152aからは削除されない。再度、削除した参加者を再登録することがあり、その際の利便性を向上させるためである。
守秘レベルは、電子データの守秘管理のレベルを示し、電子データ毎に設定される。
当該レベルは、例えば、数値等で示される情報であり、ここでは、当該数値が大きいほど、守秘レベルが高い、換言すれば、厳重に守秘管理する必要があるものとする。具体例については後述する。
電子会議データ管理部104は、まず、電子会議主催者が、図示しないキーボード/マウス等を介して入力した、電子会議で用いられる電子データの名称を設定する処理を実行、すなわち、図5の守秘レベル設定テーブル153の電子データの名称欄153aに電子データの名称を設定する。
次に、守秘レベル設定部104aは、電子会議主催者が、図示しないキーボード/マウス等を介して入力した守秘レベルを、電子データ毎に設定する処理を実行、すなわち、設定テーブル153の守秘レベル欄153bに、守秘レベルを設定する。
ここでは、アクセス管理部105は、ある参加者が、当該参加者に対して設定されたアクセス権限レベル以下の守秘レベルが設定された電子データに対してのみアクセスできるようにアクセス管理を実行する。
(データ記録用フォルダの作成)
フォルダ作成部105aは、あるタイミング、例えば、前述した、電子会議参加者全員に対するアクセス権限レベルの設定処理が終了した時に、HDD等から構成される参加者データ記録部106に、前記電子会議の参加者毎に当該参加者のみがアクセスできるフォルダを作成する。つまり、図4のアクセス権限レベル設定テーブル152の氏名欄152aに設定された電子会議参加者毎にデータ記録用フォルダを作成する。
アクセス管理部105は、参加者の当該参加者用に作成されたフォルダに対するアクセスは許可するが、それ以外の参加者の当該フォルダに対するアクセスは拒否する。
このようにすることで、電子会議において、電子会議の参加者による電子データへのアクセスを当該参加者に設定されたアクセス権限に応じて制限することができる。
なお、フォルダに対するアクセス管理は、従来から提案されている様々な方法を採用することができる。
以後、電子会議の開催毎に参加資格を認証された者のみが、前述のように、当該者用のフォルダにコピーされた電子データへアクセスできる。
一致しないと当該者の参加を拒否すると共に電子会議主催者に通知する。
109は、各種制御情報等を記録するメモリである。
111は、各機能ブロックを制御するCPU(制御部)である。
201は、電子会議アプリ(クライアント用)である。電子会議アプリ201は、電子会議サーバ10の電子会議アプリ(サーバ用)101が提供するチャット機能等を利用して、他の会議参加者との会話や、会議参加者毎に作成された、同参加者データ記録部106のフォルダに記録された電子データにアクセスする処理を実行する。
205は、OS、アプリケーションソフト等を記録するHDDである。
206は、各機能ブロックを制御するCPU(制御部)である。
まず、図6AのステップS1で、電子会議の主催者が、電子会議アプリ(サーバ用)101を起動する。
同様に、登録した参加者毎にアクセス権限レベルを設定し(ステップS3)、電子データ毎の守秘レベルを設定する(ステップS4)。
つまり、参加者登録部102、アクセス権限レベル設定部103a、守秘レベル設定部104aが、それぞれ、参加者登録テーブル151、アクセス権限レベル設定テーブル152、守秘レベル設定テーブル153の各欄に電子会議参加者の氏名、前記レベル等を設定する。
電子会議中に、参加者が、電子データが記録されているフォルダにアクセスしようとすると(ステップS22)、アクセス管理部105は、アクセスするフォルダが参加者用のフォルダか否かを判定し(ステップS23)、参加者用のフォルダの場合には(ステップS23/YES)、アクセスを許可する(ステップS24)。
参加者用のフォルダでない場合には(ステップS23/NO)、アクセスを拒否する(ステップS25)。
本実施例では、電子データ自体をフォルダにコピーしたが、電子データ自体をコピーするのではなく、電子データのショートカット(シンボリックリンク)をフォルダに作成してもよい。
また、参加者毎にフォルダを作成し、当該フォルダに電子データをコピーするのではなく、アクセス権限レベル毎にフォルダを作成し、当該フォルダに電子データをコピーするようにしてもよい。
このようにすることで、記録領域を削減することができる。
参加を拒否された者が当該PCから離れると、又は、所定時間が経過すると、ブラックアウトが解除され、アクセスが可能となる。
作成した場合には、前述したように、作成した電子データに対し電子会議主催者により守秘レベルが設定され、以後、当該守秘レベル以上のアクセス権限が設定されているフォルダにコピーされる。
同様に、参加者登録部102、参加者認証部107を、別途、参加者登録サーバ、認証サーバとしてもよい。
また、アクセス管理部105、参加者データ記録部106を、別途、アクセス管理サーバ、ストレージサーバとしてもよい。
このようにすることで、処理負荷が分散するので、処理速度が向上する。
Claims (6)
- 電子会議の参加者毎に電子会議で用いられる電子データに対するアクセス権限レベルを設定するアクセス権限レベル設定部と、
前記電子会議に用いられる電子データ毎に守秘レベルを設定する守秘レベル設定部と、
前記アクセス権限レベルと前記守秘レベルの対応関係により前記電子データへのアクセスの可否を管理するアクセス管理部とを有し、
電子会議において、前記参加者による前記電子データへのアクセスを当該参加者に設定された前記アクセス権限に応じて制限することを特徴とする電子会議サーバ装置。 - 電子会議の参加者を登録する参加者登録部と、前記参加者登録部への登録の有無により電子会議へ参加しようとする者の参加資格を認証する参加者認証部をさらに有し、電子会議の開催毎に参加資格を認証された者のみが前記電子データへアクセスできることを特徴とする請求項1に記載の電子会議サーバ装置。
- 前記参加者登録部に登録されていない者による電子データへのアクセスあった場合に、前記アクセス権限レベル設定部により当該アクセス者に対しアクセス権限レベルが設定されたときは当該アクセス権限レベルに応じて制限された電子データにアクセスできることを特徴とする請求項2に記載の電子会議サーバ装置。
- 前記アクセス管理部は、前記電子会議の参加者毎に当該参加者のみがアクセスできるフォルダを作成し、当該参加者に設定された前記アクセス権限レベルに対応して制限された前記電子データをコピーすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子会議サーバ装置。
- 前記アクセス管理部は、電子会議の開催中にのみ前記電子データへのアクセスを許可することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子会議サーバ装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の電子会議サーバ装置と、ネットワークを介して接続され、入力された前記電子会議参加者の個人情報を前記電子会議サーバ装置に送信する電子会議端末装置よりなることを特徴とする電子会議システム。
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