JPH11143262A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH11143262A JPH11143262A JP31247097A JP31247097A JPH11143262A JP H11143262 A JPH11143262 A JP H11143262A JP 31247097 A JP31247097 A JP 31247097A JP 31247097 A JP31247097 A JP 31247097A JP H11143262 A JPH11143262 A JP H11143262A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気ファンに依存したり、搬送中の記録シー
トの走行性に影響をおよぼすことなく、定着装置の加熱
部材から発せられる熱の影響から保護部品をより確実に
保護することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着装置(40)の加熱部材(41)と
保護部品(クリーニング装置25,感光体ドラム20)
の少なくとも一方を、非画像形成時に、相対的に遠ざけ
る方向に変位させる構造とした。また、定着装置の周囲
に、非画像形成時には保護部材と対向する部位が閉口し
た状態となるとともにそれ以外の部位の少なくとも一部
が開口した状態になり、画像形成時には少なくとも記録
シートが通過する部位が開口した状態になる断熱カバー
を設けた。さらに、前記変位させる構造を採用するとと
もに、断熱カバーを設けるようにした。
トの走行性に影響をおよぼすことなく、定着装置の加熱
部材から発せられる熱の影響から保護部品をより確実に
保護することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着装置(40)の加熱部材(41)と
保護部品(クリーニング装置25,感光体ドラム20)
の少なくとも一方を、非画像形成時に、相対的に遠ざけ
る方向に変位させる構造とした。また、定着装置の周囲
に、非画像形成時には保護部材と対向する部位が閉口し
た状態となるとともにそれ以外の部位の少なくとも一部
が開口した状態になり、画像形成時には少なくとも記録
シートが通過する部位が開口した状態になる断熱カバー
を設けた。さらに、前記変位させる構造を採用するとと
もに、断熱カバーを設けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等の画像形成装置に係り、特に、熱の影響を受けやす
い保護部品を定着装置の加熱部材から発せられる熱から
保護するための対策を施した画像形成装置に関するもの
である。
ー等の画像形成装置に係り、特に、熱の影響を受けやす
い保護部品を定着装置の加熱部材から発せられる熱から
保護するための対策を施した画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真方式を利用した複写機や
プリンターは、一般に、電子写真プロセスにより感光体
等の像担持体上に画像情報に応じたトナー像を形成し、
このトナー像を記録シートに転写させた後、その転写位
置の下流側にある定着装置を通過させることによりトナ
ー像を記録シート上に熱定着させることによって画像形
成が行われるようになっている。
プリンターは、一般に、電子写真プロセスにより感光体
等の像担持体上に画像情報に応じたトナー像を形成し、
このトナー像を記録シートに転写させた後、その転写位
置の下流側にある定着装置を通過させることによりトナ
ー像を記録シート上に熱定着させることによって画像形
成が行われるようになっている。
【0003】ところで、この種の画像形成装置は、装置
の小型化を図る必要性から、その装置を構成する各構成
部品どうしを互いに接近した状態で配設しなければなら
ないという傾向にある。このような傾向は、例えば、加
熱定着ロール等のような加熱部材を有する熱定着方式の
定着装置と、その加熱部材から発せられる熱の影響を受
けやすい保護部品(例えば、像担持体や、転写後の像担
持体上に残留するトナーを除去して回収するクリーニン
グ装置)のように、熱に関して相反する関係にある構成
備品どうしであっても、より接近した状態で配設しなけ
ればならないという状況をも生み出している。
の小型化を図る必要性から、その装置を構成する各構成
部品どうしを互いに接近した状態で配設しなければなら
ないという傾向にある。このような傾向は、例えば、加
熱定着ロール等のような加熱部材を有する熱定着方式の
定着装置と、その加熱部材から発せられる熱の影響を受
けやすい保護部品(例えば、像担持体や、転写後の像担
持体上に残留するトナーを除去して回収するクリーニン
グ装置)のように、熱に関して相反する関係にある構成
備品どうしであっても、より接近した状態で配設しなけ
ればならないという状況をも生み出している。
【0004】そして、このような状況がそのまま放置さ
れると、熱の影響を受けやすい保護部品が定着装置の加
熱部材から発せられる熱の影響を受ける結果となり、そ
れが原因による種々のトラブルが発生するおそれがあ
る。例えば、像担持体の周囲に配設される前記したクリ
ーニング装置は、定着装置と接近した位置に配置される
ことが多く、このため、像担持体から除去して回収した
トナーが熱の影響により内部で固まってしまい、そのト
ナーを回収して搬送するための搬送機構等が固まったト
ナーが原因で故障してしまう等のトラブルを引き起こす
ことがある。
れると、熱の影響を受けやすい保護部品が定着装置の加
熱部材から発せられる熱の影響を受ける結果となり、そ
れが原因による種々のトラブルが発生するおそれがあ
る。例えば、像担持体の周囲に配設される前記したクリ
ーニング装置は、定着装置と接近した位置に配置される
ことが多く、このため、像担持体から除去して回収した
トナーが熱の影響により内部で固まってしまい、そのト
ナーを回収して搬送するための搬送機構等が固まったト
ナーが原因で故障してしまう等のトラブルを引き起こす
ことがある。
【0005】そこで、画像形成装置内で発生する熱によ
るトラブルを解消するための対策としては、通常、定着
装置専用の排気ファンにより定着装置から発生する熱を
外部に強制的に排出する手法が主に採られている(例え
ば、特開平5−142911号公報)。
るトラブルを解消するための対策としては、通常、定着
装置専用の排気ファンにより定着装置から発生する熱を
外部に強制的に排出する手法が主に採られている(例え
ば、特開平5−142911号公報)。
【0006】しかし、この場合には、排気ファンを設置
するスペースを装置内に確保しなければならないため装
置の小型化に不利であり、またコストアップにもつなが
る。しかも、排気ファンの回転騒音が発生して好ましく
ない。
するスペースを装置内に確保しなければならないため装
置の小型化に不利であり、またコストアップにもつなが
る。しかも、排気ファンの回転騒音が発生して好ましく
ない。
【0007】また、このような排気ファンを使用しない
で行う熱対策を施した画像形成装置として、定着装置の
像担持体側に当たる装置本体の下部に外気流入口を設け
るとともに装置本体の上部に排気口を設け、その外気流
入口と排気口とが連通する気流路(連通部)を形成した
ものが提案されている(例えば、特開昭61−2727
63号公報、特開平3−217864号公報)。これ
は、対流現象により、定着装置からの熱を排気口から排
出するとともに外気を外気流入口から引き込み、これに
より、外気流入口と排気口と結ぶ気流路でいわゆるエア
ーカーテンを形成し、もって定着装置からの熱が像担持
体や定着装置の近傍の部品側に移動しないようにしたも
のである。
で行う熱対策を施した画像形成装置として、定着装置の
像担持体側に当たる装置本体の下部に外気流入口を設け
るとともに装置本体の上部に排気口を設け、その外気流
入口と排気口とが連通する気流路(連通部)を形成した
ものが提案されている(例えば、特開昭61−2727
63号公報、特開平3−217864号公報)。これ
は、対流現象により、定着装置からの熱を排気口から排
出するとともに外気を外気流入口から引き込み、これに
より、外気流入口と排気口と結ぶ気流路でいわゆるエア
ーカーテンを形成し、もって定着装置からの熱が像担持
体や定着装置の近傍の部品側に移動しないようにしたも
のである。
【0008】しかし、この場合には、そのエアーカーテ
ンが像担持体と定着装置の間のシート搬送路をその垂直
方向に横切る状態で形成されるため、そのシート搬送路
をトナー像転写後の記録シートが搬送されて通過する
際、その記録シート(特に厚さの薄いシート)がエアー
カーテンによる空気流によってあおられてしまい、シー
ト走行性が悪くなる。また、装置本体には、常に外気流
入口と排気口という2つの開口を設けることになるた
め、画像形成動作時等における装置内部の騒音が漏れや
すくなり、好ましくない。
ンが像担持体と定着装置の間のシート搬送路をその垂直
方向に横切る状態で形成されるため、そのシート搬送路
をトナー像転写後の記録シートが搬送されて通過する
際、その記録シート(特に厚さの薄いシート)がエアー
カーテンによる空気流によってあおられてしまい、シー
ト走行性が悪くなる。また、装置本体には、常に外気流
入口と排気口という2つの開口を設けることになるた
め、画像形成動作時等における装置内部の騒音が漏れや
すくなり、好ましくない。
【0009】さらに、定着装置と像担持体の間に開閉動
する熱遮断シャッターを設けた画像形成装置が提案され
ている(特開平5−2308号公報)。これは、転写後
の記録シートが定着装置に送られてこない時に熱遮断シ
ャッターを閉鎖し、これにより定着装置から放出された
熱が像担持体へ移動するのを阻止するようにしたもので
ある。
する熱遮断シャッターを設けた画像形成装置が提案され
ている(特開平5−2308号公報)。これは、転写後
の記録シートが定着装置に送られてこない時に熱遮断シ
ャッターを閉鎖し、これにより定着装置から放出された
熱が像担持体へ移動するのを阻止するようにしたもので
ある。
【0010】しかし、この場合には、熱遮断シャッター
を閉鎖している時間が長くなると、定着装置から放出さ
れる熱が装置内でこもり、また、定着装置と像担持体と
の近接した位置関係は変わらないため、そのこもった熱
により熱遮断シャッターが熱せられ、そのシャッターを
通して熱が像担持体側に移動してしまいやすいという不
具合があった。
を閉鎖している時間が長くなると、定着装置から放出さ
れる熱が装置内でこもり、また、定着装置と像担持体と
の近接した位置関係は変わらないため、そのこもった熱
により熱遮断シャッターが熱せられ、そのシャッターを
通して熱が像担持体側に移動してしまいやすいという不
具合があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな従来技術の各問題点に鑑みなされたもので、その目
的とするところは、排気ファンに依存したり、搬送中の
記録シートの走行性に影響をおよぼすことなく、定着装
置の加熱部材から発せられる熱の影響から保護部品をよ
り確実に保護することができる画像形成装置を提供する
ことにある。
うな従来技術の各問題点に鑑みなされたもので、その目
的とするところは、排気ファンに依存したり、搬送中の
記録シートの走行性に影響をおよぼすことなく、定着装
置の加熱部材から発せられる熱の影響から保護部品をよ
り確実に保護することができる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得る、
第1の発明(請求項1に係る発明)の画像形成装置は、
トナー像を保持する記録シートを通過させてそのトナー
像を熱定着させる加熱部材を有する定着装置と、この定
着装置の加熱部材から発せられる熱の影響から保護すべ
き保護部品とを有する画像形成装置を前提とし、前記定
着装置の加熱部材と保護部品の少なくとも一方を、非画
像形成時に、相対的に遠ざける方向に変位させる構造と
したものである。
第1の発明(請求項1に係る発明)の画像形成装置は、
トナー像を保持する記録シートを通過させてそのトナー
像を熱定着させる加熱部材を有する定着装置と、この定
着装置の加熱部材から発せられる熱の影響から保護すべ
き保護部品とを有する画像形成装置を前提とし、前記定
着装置の加熱部材と保護部品の少なくとも一方を、非画
像形成時に、相対的に遠ざける方向に変位させる構造と
したものである。
【0013】この第1の発明によれば、非画像形成時に
は、定着装置の加熱部材と保護部品とが相対的に遠ざか
る位置関係になり、これにより加熱部材から発する熱が
保護部材側に移動する量が大幅に減る。特に、定着装置
側に熱の排気口がある場合には、定着装置から放出され
る熱がその排気口側に多く移動する結果、保護部材側に
移動する熱の量は激減する。なお、この第1発明におけ
る定着装置は通常の外装カバーが配設されている。ま
た、非画像形成時とは、画像形成動作が実行されていな
い時期をいい、主に、一連の画像形成動作(1ジョブ)
が終了した後で次のジョブが開始されるまでの時期であ
る。
は、定着装置の加熱部材と保護部品とが相対的に遠ざか
る位置関係になり、これにより加熱部材から発する熱が
保護部材側に移動する量が大幅に減る。特に、定着装置
側に熱の排気口がある場合には、定着装置から放出され
る熱がその排気口側に多く移動する結果、保護部材側に
移動する熱の量は激減する。なお、この第1発明におけ
る定着装置は通常の外装カバーが配設されている。ま
た、非画像形成時とは、画像形成動作が実行されていな
い時期をいい、主に、一連の画像形成動作(1ジョブ)
が終了した後で次のジョブが開始されるまでの時期であ
る。
【0014】また、第2の発明(請求項2に係る発明)
の画像形成装置は、第1の発明で前提としている前記画
像形成装置において、定着装置の周囲に、非画像形成時
には保護部材と対向する部位が閉口した状態となるとと
もにそれ以外の部位の少なくとも一部が開口した状態に
なり、画像形成時には少なくとも記録シートが通過する
部位が開口した状態になる断熱カバーを設けたものであ
る。
の画像形成装置は、第1の発明で前提としている前記画
像形成装置において、定着装置の周囲に、非画像形成時
には保護部材と対向する部位が閉口した状態となるとと
もにそれ以外の部位の少なくとも一部が開口した状態に
なり、画像形成時には少なくとも記録シートが通過する
部位が開口した状態になる断熱カバーを設けたものであ
る。
【0015】この第2の発明によれば、非画像形成時に
は、定着装置と保護部材の間に断熱カバーの閉口した状
態の部位が介在することにより定着装置の加熱部材から
保護部材へ向かう熱の移動が阻止され、しかも、保護部
材と対向する部位以外の部位に開口した断熱カバー部分
があることにより前記加熱部材から発せられる熱がその
開口部分から放出されてカバー内でこもることはない。
この断熱カバーは、原則的には、定着装置に通常設けら
れている外装カバーとは別体でその外側周囲にさらに設
けるものであるが、定着装置に通常設けられている外装
カバーを断熱カバーとして構成したものであってもよ
い。
は、定着装置と保護部材の間に断熱カバーの閉口した状
態の部位が介在することにより定着装置の加熱部材から
保護部材へ向かう熱の移動が阻止され、しかも、保護部
材と対向する部位以外の部位に開口した断熱カバー部分
があることにより前記加熱部材から発せられる熱がその
開口部分から放出されてカバー内でこもることはない。
この断熱カバーは、原則的には、定着装置に通常設けら
れている外装カバーとは別体でその外側周囲にさらに設
けるものであるが、定着装置に通常設けられている外装
カバーを断熱カバーとして構成したものであってもよ
い。
【0016】上記断熱カバーとしては、ほぼ対向する部
位に開設される記録シート通過用のシート挿入口及び排
出口と、このシート挿入口とシート排出口の間となる片
側の部位に開設される通気口とを備えたカバー形態から
なり、非画像形成時には前記通気口が開設されていない
側のシート挿入口とシート排出口の間となる部位を保護
部品と対向させる方向にカバー全体が回転する構造であ
るカバーを使用することができる。この場合、非画像形
成時におけるカバー内の熱の放出は、シート挿入口、シ
ート排出口及び通気口の少なくとも1つを通して行われ
る。
位に開設される記録シート通過用のシート挿入口及び排
出口と、このシート挿入口とシート排出口の間となる片
側の部位に開設される通気口とを備えたカバー形態から
なり、非画像形成時には前記通気口が開設されていない
側のシート挿入口とシート排出口の間となる部位を保護
部品と対向させる方向にカバー全体が回転する構造であ
るカバーを使用することができる。この場合、非画像形
成時におけるカバー内の熱の放出は、シート挿入口、シ
ート排出口及び通気口の少なくとも1つを通して行われ
る。
【0017】また、上記断熱カバーとしては、ほぼ対向
する部位に開設される記録シート通過用のシート挿入口
及び排出口を有し、このシート挿入口及び排出口のうち
で保護部品に近い側の口がスライド閉塞部材により開閉
されるとともにその閉口時におけるスライド開閉部材の
スライド方向とは反対側の部位が開口した状態になるカ
バー形態からなり、非画像形成時にはスライド閉塞部材
をスライドさせてシート挿入口及び排出口のうちで保護
部品に近い側の口を閉めるととともにそのスライド方向
とは反対側の部位を閉口した状態とする構造であるカバ
ーを使用することができる。この場合、非画像形成時に
おけるカバー内の熱の放出は、スライド開閉部材が設け
られないシート挿入口又は排出口、及び、スライド開閉
部材のスライド方向とは反対側の開口した部分の少なく
とも1つを通して行われる。
する部位に開設される記録シート通過用のシート挿入口
及び排出口を有し、このシート挿入口及び排出口のうち
で保護部品に近い側の口がスライド閉塞部材により開閉
されるとともにその閉口時におけるスライド開閉部材の
スライド方向とは反対側の部位が開口した状態になるカ
バー形態からなり、非画像形成時にはスライド閉塞部材
をスライドさせてシート挿入口及び排出口のうちで保護
部品に近い側の口を閉めるととともにそのスライド方向
とは反対側の部位を閉口した状態とする構造であるカバ
ーを使用することができる。この場合、非画像形成時に
おけるカバー内の熱の放出は、スライド開閉部材が設け
られないシート挿入口又は排出口、及び、スライド開閉
部材のスライド方向とは反対側の開口した部分の少なく
とも1つを通して行われる。
【0018】さらに、上記断熱カバーとしては、画像形
成時には記録シート通過用のシート挿入口及び排出口が
開口した状態になり、非画像形成時にはシート挿入口及
び排出口のうちで保護部品に近い側の口が閉口した状態
になるとともにその他方の口が大きく開口した状態にな
るように変化する構造であるカバーを使用することがで
きる。この場合、非画像形成時におけるカバー内の熱の
放出は、大きく開口した側のシート挿入口又は排出口を
通して行われる。
成時には記録シート通過用のシート挿入口及び排出口が
開口した状態になり、非画像形成時にはシート挿入口及
び排出口のうちで保護部品に近い側の口が閉口した状態
になるとともにその他方の口が大きく開口した状態にな
るように変化する構造であるカバーを使用することがで
きる。この場合、非画像形成時におけるカバー内の熱の
放出は、大きく開口した側のシート挿入口又は排出口を
通して行われる。
【0019】また、第3の発明(請求項6に係る発明)
の画像形成装置は、第1及び第2の発明で前提としてい
る前記画像形成装置において、定着装置の加熱部材と保
護部品の少なくとも一方を前記した第1の発明の如き変
位する構造とし、かつ、定着装置の周囲に前記した第2
の発明の如き断熱カバーを設けたものである。
の画像形成装置は、第1及び第2の発明で前提としてい
る前記画像形成装置において、定着装置の加熱部材と保
護部品の少なくとも一方を前記した第1の発明の如き変
位する構造とし、かつ、定着装置の周囲に前記した第2
の発明の如き断熱カバーを設けたものである。
【0020】この第3の発明によれば、非画像形成時に
は、前述したように定着装置の加熱部材と保護部品とが
相対的に遠ざかる位置関係になって加熱部材からの熱が
保護部材側に移動する量が大幅に減り、これに加え、定
着装置と保護部材の間に断熱カバーの閉口した状態の部
位が介在して定着装置の加熱部材から保護部材へ向かう
熱の移動が阻止されると同時に、保護部材と対向する部
位以外の部位に開口した断熱カバー部分が存在して加熱
部材からの熱がその開口部分から放出されてカバー内で
こもることはない。従って、保護部材が、定着装置の加
熱部材からの熱の影響から最も確実に保護される。
は、前述したように定着装置の加熱部材と保護部品とが
相対的に遠ざかる位置関係になって加熱部材からの熱が
保護部材側に移動する量が大幅に減り、これに加え、定
着装置と保護部材の間に断熱カバーの閉口した状態の部
位が介在して定着装置の加熱部材から保護部材へ向かう
熱の移動が阻止されると同時に、保護部材と対向する部
位以外の部位に開口した断熱カバー部分が存在して加熱
部材からの熱がその開口部分から放出されてカバー内で
こもることはない。従って、保護部材が、定着装置の加
熱部材からの熱の影響から最も確実に保護される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の態様について説明する。
の実施の態様について説明する。
【0022】◎第1の実施形態 図1は、本発明の一実施態様に係る画像形成装置を示す
ものである。この画像形成装置は、複写機として使用す
る場合には図示しない原稿読み取り装置が設けられ、プ
リンターとして使用する場合には図示しない画像情報の
外部入力装置が設けられる。
ものである。この画像形成装置は、複写機として使用す
る場合には図示しない原稿読み取り装置が設けられ、プ
リンターとして使用する場合には図示しない画像情報の
外部入力装置が設けられる。
【0023】図1において、符号1は画像形成装置の本
体(ハウジング)、2は画像形成部、3は給紙部、4は
定着部である。装置本体1は、フレームや外装カバーに
て構成されており、その所定箇所には、図1や図2に示
すように記録完了後に排出される記録シートを収容する
シート収容部10が設けられているとともに、シート排
出口11や通気孔12,13が開設されている。図中の
符号10aは表面に突出するように形成された複数本の
リブを示す。
体(ハウジング)、2は画像形成部、3は給紙部、4は
定着部である。装置本体1は、フレームや外装カバーに
て構成されており、その所定箇所には、図1や図2に示
すように記録完了後に排出される記録シートを収容する
シート収容部10が設けられているとともに、シート排
出口11や通気孔12,13が開設されている。図中の
符号10aは表面に突出するように形成された複数本の
リブを示す。
【0024】画像形成部2は、矢印方向に回転する感光
体ドラム20、感光体ドラム20を帯電する帯電器2
1、前記した原稿読み取り装置又は外部入力装置から入
力される画像信号に基づく光像(レーザービーム等)を
感光体ドラム20に走査して潜像を形成する像露光装置
22、その潜像を現像剤(トナー)により現像してトナ
ー像とする現像器23、トナー像を後述する記録シート
(用紙等)Pに静電的に転写する転写器24、転写後の
感光体ドラム20上に残留して付着するトナーを除去し
て回収するクリーニング装置25等にてその主要部が構
成されている。図中の符号26は記録シートの搬送ガイ
ド部材である。
体ドラム20、感光体ドラム20を帯電する帯電器2
1、前記した原稿読み取り装置又は外部入力装置から入
力される画像信号に基づく光像(レーザービーム等)を
感光体ドラム20に走査して潜像を形成する像露光装置
22、その潜像を現像剤(トナー)により現像してトナ
ー像とする現像器23、トナー像を後述する記録シート
(用紙等)Pに静電的に転写する転写器24、転写後の
感光体ドラム20上に残留して付着するトナーを除去し
て回収するクリーニング装置25等にてその主要部が構
成されている。図中の符号26は記録シートの搬送ガイ
ド部材である。
【0025】給紙部3は、画像形成に使用する記録シー
トPを収容する給紙トレイ30と、この給紙トレイ30
から記録シートPを1枚ずつ送り出すフィードロール3
1とで概略構成されている。この給紙トレイ30は複数
個あってもよい。図1中の符号32は、記録シートPを
感光体ドラム20と転写器24の間の転写部に所定のタ
イミングで送り出すレジストロールである。また、図1
中の一点鎖線は記録シートPの搬送経路を示す。
トPを収容する給紙トレイ30と、この給紙トレイ30
から記録シートPを1枚ずつ送り出すフィードロール3
1とで概略構成されている。この給紙トレイ30は複数
個あってもよい。図1中の符号32は、記録シートPを
感光体ドラム20と転写器24の間の転写部に所定のタ
イミングで送り出すレジストロールである。また、図1
中の一点鎖線は記録シートPの搬送経路を示す。
【0026】定着部4は、熱定着方式の定着装置40に
て構成されている。この定着装置40は、所定の圧力で
接触して回転する加熱ロール41(ヒータ内蔵)と加圧
ロール42とを備え、その両ロール41,42の周囲に
外装カバー43を配設したものである。外装カバー43
には、転写後の記録シートPが定着装置40内を通過す
るためのシート挿入口40aとシート排出口40bがシ
ートの搬送経路に合致するように開設されている。図中
の符号48は記録シートの搬送ガイド部材、49は排出
ロールである。
て構成されている。この定着装置40は、所定の圧力で
接触して回転する加熱ロール41(ヒータ内蔵)と加圧
ロール42とを備え、その両ロール41,42の周囲に
外装カバー43を配設したものである。外装カバー43
には、転写後の記録シートPが定着装置40内を通過す
るためのシート挿入口40aとシート排出口40bがシ
ートの搬送経路に合致するように開設されている。図中
の符号48は記録シートの搬送ガイド部材、49は排出
ロールである。
【0027】また、この定着装置40は、図3に示すよ
うに、そのユニット全体(加熱ロール41、加圧ロール
42及び外装カバー43のすべて)が、装置本体1のフ
ロント側支持フレーム1aとリア側支持フレーム1bの
間において設定される回転支軸40aに回転可能に支持
され、その回転支軸40aに直結されたモータ44の駆
動力により回転するように取り付けられている。この第
1実施態様においては、定着装置40は、図1に示す定
着が実行されるときの定常位置から上記回転支軸40a
のまわりに反時計まわり方向(矢線S方向)へ90°だ
け回転するように設定されている。回転支軸40aにつ
いては、90°回転したときに、加熱ロール41がクリ
ーニング装置25や感光体ドラム20から遠ざかる位置
に変位するように設定されている。しかも、この実施形
態では、回転支軸40aは、定着装置が定常位置にある
ときには加熱ロール41等の端部に固着されたギア45
がその加熱ロール41等を回転させるための駆動系の駆
動ギア45とかみ合い(図3a)、定着装置が90°回
転したときにはそのギア45の駆動ギア45とのかみ合
いが解除される(図3b)ような偏心した状態の回転が
行われるようにも設定されている。
うに、そのユニット全体(加熱ロール41、加圧ロール
42及び外装カバー43のすべて)が、装置本体1のフ
ロント側支持フレーム1aとリア側支持フレーム1bの
間において設定される回転支軸40aに回転可能に支持
され、その回転支軸40aに直結されたモータ44の駆
動力により回転するように取り付けられている。この第
1実施態様においては、定着装置40は、図1に示す定
着が実行されるときの定常位置から上記回転支軸40a
のまわりに反時計まわり方向(矢線S方向)へ90°だ
け回転するように設定されている。回転支軸40aにつ
いては、90°回転したときに、加熱ロール41がクリ
ーニング装置25や感光体ドラム20から遠ざかる位置
に変位するように設定されている。しかも、この実施形
態では、回転支軸40aは、定着装置が定常位置にある
ときには加熱ロール41等の端部に固着されたギア45
がその加熱ロール41等を回転させるための駆動系の駆
動ギア45とかみ合い(図3a)、定着装置が90°回
転したときにはそのギア45の駆動ギア45とのかみ合
いが解除される(図3b)ような偏心した状態の回転が
行われるようにも設定されている。
【0028】次に、このような構成からなる画像形成装
置の動作について説明する。
置の動作について説明する。
【0029】画像形成を実行するための開始指示が受け
付けられると、定着部4では定着装置40の加熱ロール
41が内蔵されたヒータにより所定の温度まで加熱さ
れ、画像形成部2では感光体ドラム20が回転して帯電
器21により一様に帯電され、その帯電された部分に画
像情報に応じた光像が像露光装置22により露光されて
静電潜像が形成された後、その静電潜像が現像器23に
より現像されて感光体ドラム20上にトナー像が形成さ
れる。一方、給紙部3では記録シートPがフィードロー
ル31により収容トレイ30内から送り出された後、レ
ジロール32により所定のタイミングで感光体ドラム2
0と転写器24との間の転写部に搬送される。これによ
り、感光体ドラム20上のトナー像が記録シートPに転
写される。転写後の感光体ドラム20は、クリーニング
装置25によりその表面に残留して付着するトナー等が
除去される。
付けられると、定着部4では定着装置40の加熱ロール
41が内蔵されたヒータにより所定の温度まで加熱さ
れ、画像形成部2では感光体ドラム20が回転して帯電
器21により一様に帯電され、その帯電された部分に画
像情報に応じた光像が像露光装置22により露光されて
静電潜像が形成された後、その静電潜像が現像器23に
より現像されて感光体ドラム20上にトナー像が形成さ
れる。一方、給紙部3では記録シートPがフィードロー
ル31により収容トレイ30内から送り出された後、レ
ジロール32により所定のタイミングで感光体ドラム2
0と転写器24との間の転写部に搬送される。これによ
り、感光体ドラム20上のトナー像が記録シートPに転
写される。転写後の感光体ドラム20は、クリーニング
装置25によりその表面に残留して付着するトナー等が
除去される。
【0030】転写後の記録シートPは、定着装置40の
シート挿入口40aから装置内部に送り込まれ、圧接し
た状態で回転する加熱ロール41と加圧ロール42のニ
ップ部を通過することにより記録シートP上のトナー像
がシートに熱定着される。この定着後の記録シートP
は、定着装置40のシート排出口40bから排出された
後、排出ロール49等により搬送されてシート排出口1
1からシート収容部10上に排出される。以上のように
して画像形成が実行される。
シート挿入口40aから装置内部に送り込まれ、圧接し
た状態で回転する加熱ロール41と加圧ロール42のニ
ップ部を通過することにより記録シートP上のトナー像
がシートに熱定着される。この定着後の記録シートP
は、定着装置40のシート排出口40bから排出された
後、排出ロール49等により搬送されてシート排出口1
1からシート収容部10上に排出される。以上のように
して画像形成が実行される。
【0031】そして、この画像形成装置においては、一
連の画像形成動作が終了すると(これは非画像形成時に
相当する)、加熱ロール41のヒータによる加熱動作が
停止し、その一方で、定着部4におけるモータ44が駆
動することにより、図4に示すように定着装置40が定
常位置から90°だけ反時計まわりに回転して停止す
る。これにより、画像形成時に加熱されていた加熱ロー
ル41がクリーニング装置25や感光体ドラム20から
遠ざかる位置に変位するため、加熱ロール41から放出
される熱(余熱)がクリーニング装置25側に移動する
量が大幅に減る。この結果、定着装置40の加熱ロール
41から放出される熱はクリーニング装置25側へ伝わ
りにくくなる。
連の画像形成動作が終了すると(これは非画像形成時に
相当する)、加熱ロール41のヒータによる加熱動作が
停止し、その一方で、定着部4におけるモータ44が駆
動することにより、図4に示すように定着装置40が定
常位置から90°だけ反時計まわりに回転して停止す
る。これにより、画像形成時に加熱されていた加熱ロー
ル41がクリーニング装置25や感光体ドラム20から
遠ざかる位置に変位するため、加熱ロール41から放出
される熱(余熱)がクリーニング装置25側に移動する
量が大幅に減る。この結果、定着装置40の加熱ロール
41から放出される熱はクリーニング装置25側へ伝わ
りにくくなる。
【0032】また、この際、定着装置40の外装カバー
43も加熱ロール41と共に90°回転して変位するよ
うになっている。これにより、外装カバー43に形成さ
れているシート挿入口40aとシート排出口40bの位
置が変位し、開口していない外装カバー部分43aが加
熱ロール41とクリーニング装置25等の間に介在する
ため、加熱ロール41から放出される熱のクリーニング
装置25側への移動が阻止される。従って、この場合の
外装カバー43は断熱カバーとして機能することにな
る。この結果、この画像形成装置においては、前記した
加熱ロール41の変位に併せて外装カバー43も上記し
たように変位するため、定着装置40の加熱ロール41
から放出される熱はクリーニング装置25側へより一層
伝わりにくくなる。しかも、加熱ロール41からの熱
は、外装カバー43のシート挿入口40aやシート排出
口40bから排出された後、装置内の温度勾配によって
自然発生する上昇気流(図4中の点線)等により通気口
13、シート排出口11などから装置外部に排出され
る。これにより、熱が外装カバー43内にこもることは
ないため、外装カバー43が加熱され、その加熱された
カバー43の熱がクリーニング装置25側に伝わること
は少なくなる。
43も加熱ロール41と共に90°回転して変位するよ
うになっている。これにより、外装カバー43に形成さ
れているシート挿入口40aとシート排出口40bの位
置が変位し、開口していない外装カバー部分43aが加
熱ロール41とクリーニング装置25等の間に介在する
ため、加熱ロール41から放出される熱のクリーニング
装置25側への移動が阻止される。従って、この場合の
外装カバー43は断熱カバーとして機能することにな
る。この結果、この画像形成装置においては、前記した
加熱ロール41の変位に併せて外装カバー43も上記し
たように変位するため、定着装置40の加熱ロール41
から放出される熱はクリーニング装置25側へより一層
伝わりにくくなる。しかも、加熱ロール41からの熱
は、外装カバー43のシート挿入口40aやシート排出
口40bから排出された後、装置内の温度勾配によって
自然発生する上昇気流(図4中の点線)等により通気口
13、シート排出口11などから装置外部に排出され
る。これにより、熱が外装カバー43内にこもることは
ないため、外装カバー43が加熱され、その加熱された
カバー43の熱がクリーニング装置25側に伝わること
は少なくなる。
【0033】従って、クリーニング装置25は定着装置
40から発生する熱の影響から確実に保護される。これ
により、クリーニング装置25内に回収されるトナーが
熱の影響により固まる現象が防止される。また、この画
像形成装置では、排気ファンにより定着装置40等を専
門的に冷却する必要は特になく、しかも、搬送中の記録
シートの走行性に影響をおよぼすことがない。上記排気
ファンを使用しない場合には、そのファンにより発生す
る騒音はなくなる。
40から発生する熱の影響から確実に保護される。これ
により、クリーニング装置25内に回収されるトナーが
熱の影響により固まる現象が防止される。また、この画
像形成装置では、排気ファンにより定着装置40等を専
門的に冷却する必要は特になく、しかも、搬送中の記録
シートの走行性に影響をおよぼすことがない。上記排気
ファンを使用しない場合には、そのファンにより発生す
る騒音はなくなる。
【0034】この90°回転した状態の定着装置40
は、次の画像形成の開始指示が入力された時点でモータ
44が逆回転することによってに定常位置に戻される。
この定着装置40の定常位置への復帰は、この他にも、
予め設定した時間が経過した時点で自動的に行うように
したり、或いは、定着装置40内の温度を計測してその
温度が所定温度以下に下がった時点で行うようにしても
よい。
は、次の画像形成の開始指示が入力された時点でモータ
44が逆回転することによってに定常位置に戻される。
この定着装置40の定常位置への復帰は、この他にも、
予め設定した時間が経過した時点で自動的に行うように
したり、或いは、定着装置40内の温度を計測してその
温度が所定温度以下に下がった時点で行うようにしても
よい。
【0035】なお、第1実施態様においては、図5に示
すように、一連の画像形成動作が終了した時点で定着装
置40を反時計まわり方向に90°回転させる場合、外
装カバー43は回転させず、加熱ロール41と加圧ロー
ル42のみを回転させるように構成してもよい。この場
合、外装カバー43に形成するシート挿入口40aとシ
ート排出口40bを、90°回転する加熱ロール41等
がぶつからないように設計する必要がある。そして、こ
のように加熱ロール41等のみを回転させた場合には、
外装カバー43により熱のクリーニング装置25側への
移動を阻止する効果はなくなるものの、加熱ロール41
がシート排出口40bに接近した状態になるためその排
出口40bからの熱の放出が盛んに行われ、結果的に、
熱のクリーニング装置25側への移動量は少なくなる。
すように、一連の画像形成動作が終了した時点で定着装
置40を反時計まわり方向に90°回転させる場合、外
装カバー43は回転させず、加熱ロール41と加圧ロー
ル42のみを回転させるように構成してもよい。この場
合、外装カバー43に形成するシート挿入口40aとシ
ート排出口40bを、90°回転する加熱ロール41等
がぶつからないように設計する必要がある。そして、こ
のように加熱ロール41等のみを回転させた場合には、
外装カバー43により熱のクリーニング装置25側への
移動を阻止する効果はなくなるものの、加熱ロール41
がシート排出口40bに接近した状態になるためその排
出口40bからの熱の放出が盛んに行われ、結果的に、
熱のクリーニング装置25側への移動量は少なくなる。
【0036】また、第1実施形態においては、定着装置
40を一連の画像形成動作が終了した時点でクリーニン
グ装置25や感光体ドラム20側から遠ざけるように回
転させるように構成したが、本発明では、クリーニング
装置25や感光体ドラム20を一連の画像形成動作が終
了した時点で定着装置40側から遠ざけるように(例え
ば図4中の矢印T方向に)変位させるように構成しても
よい。さらに、定着装置40と、クリーニング装置25
や感光体ドラム20とを共に変位させるように構成して
もよい。また、定着装置40等を回転させる機構等につ
いては前記した構成例のものに何ら限定されない。
40を一連の画像形成動作が終了した時点でクリーニン
グ装置25や感光体ドラム20側から遠ざけるように回
転させるように構成したが、本発明では、クリーニング
装置25や感光体ドラム20を一連の画像形成動作が終
了した時点で定着装置40側から遠ざけるように(例え
ば図4中の矢印T方向に)変位させるように構成しても
よい。さらに、定着装置40と、クリーニング装置25
や感光体ドラム20とを共に変位させるように構成して
もよい。また、定着装置40等を回転させる機構等につ
いては前記した構成例のものに何ら限定されない。
【0037】◎第2の実施形態 図6は、本発明の他の実施態様に係る画像形成装置の要
部を示すものである。この画像形成装置は、定着装置4
0を回転させない構造とし、その定着装置40の周囲に
断熱カバー5を新たに設けた以外は第1実施形態に係る
画像形成装置と同じ構成からなるものである。
部を示すものである。この画像形成装置は、定着装置4
0を回転させない構造とし、その定着装置40の周囲に
断熱カバー5を新たに設けた以外は第1実施形態に係る
画像形成装置と同じ構成からなるものである。
【0038】この実施形態における断熱カバー5は、図
6や図7に示すように、熱の移動を遮断することができ
る材料を用いて定着装置40全体を包み込むことができ
る形状に成形し、その上、定着装置40のシート挿入口
40aとシート排出口40bに対応する部位にシート挿
入口50とシート排出口51を開設するとともに、装置
本体1の通気口12に対向する部位に通気口52を開設
したカバー形態からなるものである。従って、この断熱
カバー5のシート挿入口50、シート排出口51及び通
気口52以外の部位は、閉塞された形態になっている。
6や図7に示すように、熱の移動を遮断することができ
る材料を用いて定着装置40全体を包み込むことができ
る形状に成形し、その上、定着装置40のシート挿入口
40aとシート排出口40bに対応する部位にシート挿
入口50とシート排出口51を開設するとともに、装置
本体1の通気口12に対向する部位に通気口52を開設
したカバー形態からなるものである。従って、この断熱
カバー5のシート挿入口50、シート排出口51及び通
気口52以外の部位は、閉塞された形態になっている。
【0039】また、この断熱カバー5は、図7に示すよ
うに、そのカバー全体が装置本体1のフロント側支持フ
レーム1aとリア側支持フレーム1bの間において回転
可能に支持され、モータ53の駆動力により所定のギア
列54,55を介して回転するように取り付けられてい
る。図中の一点鎖線は、断熱カバー5の回転中心線を示
す。そして、この断熱カバー5は、図6に示す通常時に
おける初期位置から回転中心線を中心にして時計まわり
方向(矢線R方向)へ90°だけ回転するように設定さ
れている。さらに、断熱カバー5の所定位置(例えばシ
ート排出口51の近傍)には突起部56が形成されてい
る。一方、装置本体1の所定位置には、断熱カバー5が
90°回転したときに前記突起部56が突き当たる係止
突起14が設けられている。なお、定着装置40は、フ
ロント側支持フレーム1aとリア側支持フレーム1bの
間に前記した定常位置が保持されるように固定された状
態で取り付けられている。
うに、そのカバー全体が装置本体1のフロント側支持フ
レーム1aとリア側支持フレーム1bの間において回転
可能に支持され、モータ53の駆動力により所定のギア
列54,55を介して回転するように取り付けられてい
る。図中の一点鎖線は、断熱カバー5の回転中心線を示
す。そして、この断熱カバー5は、図6に示す通常時に
おける初期位置から回転中心線を中心にして時計まわり
方向(矢線R方向)へ90°だけ回転するように設定さ
れている。さらに、断熱カバー5の所定位置(例えばシ
ート排出口51の近傍)には突起部56が形成されてい
る。一方、装置本体1の所定位置には、断熱カバー5が
90°回転したときに前記突起部56が突き当たる係止
突起14が設けられている。なお、定着装置40は、フ
ロント側支持フレーム1aとリア側支持フレーム1bの
間に前記した定常位置が保持されるように固定された状
態で取り付けられている。
【0040】そして、この第2実施形態に係る画像形成
装置は、画像形成時においては、図6に示すように断熱
カバー5が初期位置にあり、定着装置40による熱定着
が実行されるようになっている。すなわち、転写後の記
録シートPは、断熱カバー5のシート挿入口50から定
着装置40内に挿入され、定着装置40を通過した後に
シート排出口51から排出される。また、この際、断熱
カバー5の通気口52が装置本体側の通気口12に対向
しているため、定着装置40の加熱ロール41から放出
される熱がその通気口52,12を通して排出された
り、反対に装置外の外気が装置内に取り入れられる。
装置は、画像形成時においては、図6に示すように断熱
カバー5が初期位置にあり、定着装置40による熱定着
が実行されるようになっている。すなわち、転写後の記
録シートPは、断熱カバー5のシート挿入口50から定
着装置40内に挿入され、定着装置40を通過した後に
シート排出口51から排出される。また、この際、断熱
カバー5の通気口52が装置本体側の通気口12に対向
しているため、定着装置40の加熱ロール41から放出
される熱がその通気口52,12を通して排出された
り、反対に装置外の外気が装置内に取り入れられる。
【0041】一方、一連の画像形成動作が終了すると、
加熱ロール41のヒータによる加熱動作が停止し、その
一方で、定着部4におけるモータ53が駆動することに
より、図8に示すように断熱カバー5が初期位置から9
0°だけ時計まわり方向に回転し、前記突起部56が係
止突起14に突き当たることによって停止するようにな
っている。これにより、断熱カバー5の閉塞状態にある
部位5aが定着装置40(の加熱ロール41)とクリー
ニング装置25等の間に介在するため、加熱ロール41
から放出される熱のクリーニング装置25側への移動が
阻止される。
加熱ロール41のヒータによる加熱動作が停止し、その
一方で、定着部4におけるモータ53が駆動することに
より、図8に示すように断熱カバー5が初期位置から9
0°だけ時計まわり方向に回転し、前記突起部56が係
止突起14に突き当たることによって停止するようにな
っている。これにより、断熱カバー5の閉塞状態にある
部位5aが定着装置40(の加熱ロール41)とクリー
ニング装置25等の間に介在するため、加熱ロール41
から放出される熱のクリーニング装置25側への移動が
阻止される。
【0042】また、この断熱カバー5の回転により、図
8に示すようにカバーのシート挿入口50、シート排出
口51及び通気口52が変位し、シート挿入口50が装
置本体の通気口12に、通気口52が搬送ガイド部材4
8によるシート搬送路にそれぞれ対向するようになる。
これにより、加熱ロール41からの熱は、その一部がシ
ート挿入口50から通気口12を通して装置外部に排出
されたり、その一部が通気口52やシート排出口51か
ら断熱カバー5の外に放出された後に通気口13、シー
ト排出口11などを通して装置外部に排出される。この
結果、熱が断熱カバー5内にこもることはないため、断
熱カバー5が加熱され、その加熱されたカバー5の熱が
クリーニング装置25側に伝わることは少なくなる。
8に示すようにカバーのシート挿入口50、シート排出
口51及び通気口52が変位し、シート挿入口50が装
置本体の通気口12に、通気口52が搬送ガイド部材4
8によるシート搬送路にそれぞれ対向するようになる。
これにより、加熱ロール41からの熱は、その一部がシ
ート挿入口50から通気口12を通して装置外部に排出
されたり、その一部が通気口52やシート排出口51か
ら断熱カバー5の外に放出された後に通気口13、シー
ト排出口11などを通して装置外部に排出される。この
結果、熱が断熱カバー5内にこもることはないため、断
熱カバー5が加熱され、その加熱されたカバー5の熱が
クリーニング装置25側に伝わることは少なくなる。
【0043】従って、この画像形成装置においても、ク
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、この90°回
転した状態の断熱カバー5は、前記回転する構造の定着
装置40の場合と同様に、例えば次の画像形成の開始指
示が入力された時点でモータ53が逆回転することによ
ってに初期位置に戻されるようになっている。
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、この90°回
転した状態の断熱カバー5は、前記回転する構造の定着
装置40の場合と同様に、例えば次の画像形成の開始指
示が入力された時点でモータ53が逆回転することによ
ってに初期位置に戻されるようになっている。
【0044】◎第3の実施形態 図9は、本発明の他の実施態様に係る画像形成装置の要
部を示すものである。この画像形成装置は、断熱カバー
5として他の構成例のものを使用した以外は第2実施形
態に係る画像形成装置と同じ構成からなるものである。
部を示すものである。この画像形成装置は、断熱カバー
5として他の構成例のものを使用した以外は第2実施形
態に係る画像形成装置と同じ構成からなるものである。
【0045】この実施形態における断熱カバー5は、図
9や図10に示すように、第2実施形態における断熱カ
バー5(図6,7)の場合のように回転する構造とはせ
ずに固定したタイプとし、定着装置40のシート排出口
40bと対応する部位にシート51を開設するととも
に、定着装置40のシート挿入口40aと装置本体1の
通気口12との間の部位に大きな開口57を開設し、さ
らに、その開口57の一部領域を閉塞するようにスライ
ド移動するスライド部材58を設けたカバー形態からな
るものである。
9や図10に示すように、第2実施形態における断熱カ
バー5(図6,7)の場合のように回転する構造とはせ
ずに固定したタイプとし、定着装置40のシート排出口
40bと対応する部位にシート51を開設するととも
に、定着装置40のシート挿入口40aと装置本体1の
通気口12との間の部位に大きな開口57を開設し、さ
らに、その開口57の一部領域を閉塞するようにスライ
ド移動するスライド部材58を設けたカバー形態からな
るものである。
【0046】断熱カバー5のスライド部材58は、図1
0に示すように、ソレノイド60によりスライド移動す
るようにカバー5に取り付けられているとともに、引っ
張りバネ61により一方向に引き寄せられるように付勢
されている。すなわち、この実施形態におけるスライド
部材58は、ソレノイド60がOFF状態では、引っ張
りバネ61により上方側に引き寄せられた状態となり、
カバー5の下部に定着装置のシート挿入口40aと対向
するシート挿入用の下部開口57aが形成されるように
なっており(図10a)、ソレノイド60がON状態で
は、引っ張りバネ61の張力に抗して下方側(矢印Y方
向)にスライド移動した状態となり、カバー5の側部
(スライド部材58のスライド方向Yとは反対側の部
位)に装置本体1の通気口12と対向する通気用の側部
開口57bが形成されるようになっている(図10
b)。スライド部材58は、断熱カバー5と同じ材質に
て形成される。
0に示すように、ソレノイド60によりスライド移動す
るようにカバー5に取り付けられているとともに、引っ
張りバネ61により一方向に引き寄せられるように付勢
されている。すなわち、この実施形態におけるスライド
部材58は、ソレノイド60がOFF状態では、引っ張
りバネ61により上方側に引き寄せられた状態となり、
カバー5の下部に定着装置のシート挿入口40aと対向
するシート挿入用の下部開口57aが形成されるように
なっており(図10a)、ソレノイド60がON状態で
は、引っ張りバネ61の張力に抗して下方側(矢印Y方
向)にスライド移動した状態となり、カバー5の側部
(スライド部材58のスライド方向Yとは反対側の部
位)に装置本体1の通気口12と対向する通気用の側部
開口57bが形成されるようになっている(図10
b)。スライド部材58は、断熱カバー5と同じ材質に
て形成される。
【0047】そして、この第3実施形態に係る画像形成
装置は、画像形成時においては、ソレノイド60がOF
F状態になることにより、図9に示すように断熱カバー
5がその下部にシート挿入用の下部開口57aが形成さ
れた状態になり、定着装置40による熱定着が実行され
るようになっている。すなわち、転写後の記録シートP
は、断熱カバー5の下部開口57aから定着装置40内
に挿入され、定着装置40を通過した後にシート排出口
51から排出される。
装置は、画像形成時においては、ソレノイド60がOF
F状態になることにより、図9に示すように断熱カバー
5がその下部にシート挿入用の下部開口57aが形成さ
れた状態になり、定着装置40による熱定着が実行され
るようになっている。すなわち、転写後の記録シートP
は、断熱カバー5の下部開口57aから定着装置40内
に挿入され、定着装置40を通過した後にシート排出口
51から排出される。
【0048】一方、一連の画像形成動作が終了すると、
加熱ロール41のヒータによる加熱動作が停止し、その
一方で、定着部4におけるソレノイド60がON状態に
なることにより、図11に示すように断熱カバー5のス
ライド部材58が矢印Y方向に移動し、カバー5の側部
に側部開口57bが形成されるようになっている。これ
により、断熱カバー5の一部とスライド部材58の一部
が定着装置40(の加熱ロール41)とクリーニング装
置25等の間に介在するため、加熱ロール41から放出
される熱のクリーニング装置25側への移動が阻止され
る。
加熱ロール41のヒータによる加熱動作が停止し、その
一方で、定着部4におけるソレノイド60がON状態に
なることにより、図11に示すように断熱カバー5のス
ライド部材58が矢印Y方向に移動し、カバー5の側部
に側部開口57bが形成されるようになっている。これ
により、断熱カバー5の一部とスライド部材58の一部
が定着装置40(の加熱ロール41)とクリーニング装
置25等の間に介在するため、加熱ロール41から放出
される熱のクリーニング装置25側への移動が阻止され
る。
【0049】また、断熱カバー5のスライド移動によ
り、図11に示すように側部開口57bが装置本体の通
気口12に対向するようになる。これにより、加熱ロー
ル41からの熱は、その一部が側部開口57bから通気
口12を通して装置外部に排出されたり、その一部がシ
ート排出口51から断熱カバー5の外に放出された後に
通気口13やシート排出口11などを通して装置外部に
排出される。この結果、熱が断熱カバー5内にこもるこ
とはないため、断熱カバー5が加熱され、その加熱され
たカバー5の熱がクリーニング装置25側に伝わること
は少なくなる。
り、図11に示すように側部開口57bが装置本体の通
気口12に対向するようになる。これにより、加熱ロー
ル41からの熱は、その一部が側部開口57bから通気
口12を通して装置外部に排出されたり、その一部がシ
ート排出口51から断熱カバー5の外に放出された後に
通気口13やシート排出口11などを通して装置外部に
排出される。この結果、熱が断熱カバー5内にこもるこ
とはないため、断熱カバー5が加熱され、その加熱され
たカバー5の熱がクリーニング装置25側に伝わること
は少なくなる。
【0050】従って、この画像形成装置においても、ク
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、このスライド
移動した状態の断熱カバー5のスライド部材58は、例
えば次の画像形成の開始指示が入力された時点でモータ
53が逆回転することによって初期位置に戻されるよう
になっている。
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、このスライド
移動した状態の断熱カバー5のスライド部材58は、例
えば次の画像形成の開始指示が入力された時点でモータ
53が逆回転することによって初期位置に戻されるよう
になっている。
【0051】◎第4の実施形態 図12は、本発明の他の実施態様に係る画像形成装置の
要部を示すものである。この画像形成装置は、断熱カバ
ー5としてさらに他の構成例のものを使用した以外は第
2実施形態に係る画像形成装置と同じ構成からなるもの
である。
要部を示すものである。この画像形成装置は、断熱カバ
ー5としてさらに他の構成例のものを使用した以外は第
2実施形態に係る画像形成装置と同じ構成からなるもの
である。
【0052】この実施形態における断熱カバー5は、図
12や図13に示すように、定着装置40に設けられる
通常の外装カバー(43)を断面カバーとして構成した
ものであり、そのカバー全体が左右に2分割された右側
カバー体5bと左側カバー体5cとからなり、しかも、
その2分割された右側カバー体5bと左側カバー体5c
とが、画像形成時には通常の外装カバーのごときシート
挿入口40aとシート排出口40bが形成される定常位
置に変位し、一連の画像形成動作が終了した時には前記
シート挿入口40aが閉じるとともに前記シート排出口
40bがさらに大きく開口するように変位するカバー形
態からなるものである。
12や図13に示すように、定着装置40に設けられる
通常の外装カバー(43)を断面カバーとして構成した
ものであり、そのカバー全体が左右に2分割された右側
カバー体5bと左側カバー体5cとからなり、しかも、
その2分割された右側カバー体5bと左側カバー体5c
とが、画像形成時には通常の外装カバーのごときシート
挿入口40aとシート排出口40bが形成される定常位
置に変位し、一連の画像形成動作が終了した時には前記
シート挿入口40aが閉じるとともに前記シート排出口
40bがさらに大きく開口するように変位するカバー形
態からなるものである。
【0053】また、断熱カバー5は、図13に示すよう
に、その右側カバー体5bと左側カバー体5cとが装置
のフロント側とリア側において矢印M,N方向に回動す
るように支持されており、各カバー体5b,5cの下部
側に連結されたソレノイド62により各カバー体がそれ
ぞれ回動するようになっているとともに、その各カバー
体5b,5cの上部側と装置本体1の間に取り付けられ
た圧縮バネ63により各カバー体が定常位置側に変位す
るように押圧されている。図13中の符号64は各カバ
ー体を回動させた際に定常位置で停止させるためのスト
ッパーである。すなわち、この実施形態における断熱カ
バー5は、ソレノイド62がOFF状態では、圧縮バネ
63により各カバー体5b,5cが定常位置に変位した
状態となり、シート挿入口40aとシート排出口40b
が形成されるようになっており(図13a)、ソレノイ
ド62がON状態では、各カバー体5b,5cがソレノ
イド62のアームの突出によりその下部側が互いに接近
し、その上部側が圧縮バネ63の押圧力に抗して互いに
離れるように回動した状態となり、シート挿入口40a
が閉じるとともにシート排出口40bがさらに大きく開
口するように変位ようになっている(図13b)。
に、その右側カバー体5bと左側カバー体5cとが装置
のフロント側とリア側において矢印M,N方向に回動す
るように支持されており、各カバー体5b,5cの下部
側に連結されたソレノイド62により各カバー体がそれ
ぞれ回動するようになっているとともに、その各カバー
体5b,5cの上部側と装置本体1の間に取り付けられ
た圧縮バネ63により各カバー体が定常位置側に変位す
るように押圧されている。図13中の符号64は各カバ
ー体を回動させた際に定常位置で停止させるためのスト
ッパーである。すなわち、この実施形態における断熱カ
バー5は、ソレノイド62がOFF状態では、圧縮バネ
63により各カバー体5b,5cが定常位置に変位した
状態となり、シート挿入口40aとシート排出口40b
が形成されるようになっており(図13a)、ソレノイ
ド62がON状態では、各カバー体5b,5cがソレノ
イド62のアームの突出によりその下部側が互いに接近
し、その上部側が圧縮バネ63の押圧力に抗して互いに
離れるように回動した状態となり、シート挿入口40a
が閉じるとともにシート排出口40bがさらに大きく開
口するように変位ようになっている(図13b)。
【0054】そして、この第4実施形態に係る画像形成
装置は、画像形成時においては、ソレノイド62がOF
F状態になることにより、図12に示すように断熱カバ
ー5がその上下部にシート挿入口40aとシート排出口
40bがそれぞれ形成された状態になり、定着装置40
による熱定着が実行されるようになっている。すなわ
ち、転写後の記録シートPは、断熱カバー5のシート挿
入口40aから定着装置40内に挿入され、定着装置4
0を通過した後にシート排出口40bから排出される。
装置は、画像形成時においては、ソレノイド62がOF
F状態になることにより、図12に示すように断熱カバ
ー5がその上下部にシート挿入口40aとシート排出口
40bがそれぞれ形成された状態になり、定着装置40
による熱定着が実行されるようになっている。すなわ
ち、転写後の記録シートPは、断熱カバー5のシート挿
入口40aから定着装置40内に挿入され、定着装置4
0を通過した後にシート排出口40bから排出される。
【0055】一方、一連の画像形成動作が終了すると、
加熱ロール41のヒータによる加熱動作が停止し、その
一方で、定着部4におけるソレノイド62がON状態に
なることにより、図14に示すように断熱カバー5の各
カバー体5b,5cが矢印N方向に回動し、シート挿入
口40aが閉じるとともにシート排出口40bがさらに
大きく開口した状態になるようになっている。これによ
り、断熱カバー5が定着装置40(の加熱ロール41)
とクリーニング装置25等の間に介在するため、加熱ロ
ール41から放出される熱のクリーニング装置25側へ
の移動が阻止される。
加熱ロール41のヒータによる加熱動作が停止し、その
一方で、定着部4におけるソレノイド62がON状態に
なることにより、図14に示すように断熱カバー5の各
カバー体5b,5cが矢印N方向に回動し、シート挿入
口40aが閉じるとともにシート排出口40bがさらに
大きく開口した状態になるようになっている。これによ
り、断熱カバー5が定着装置40(の加熱ロール41)
とクリーニング装置25等の間に介在するため、加熱ロ
ール41から放出される熱のクリーニング装置25側へ
の移動が阻止される。
【0056】また、断熱カバー5の回動により、図14
に示すようにシート排出口40bがさらに大きく開口し
た状態になるため、加熱ロール41からの熱は、そのシ
ート排出口40bから断熱カバー5の外に放出された後
に通気口13やシート排出口11などを通して装置外部
に排出される。この結果、熱が断熱カバー5内にこもる
ことはないため、断熱カバー5が加熱され、その加熱さ
れたカバー5の熱がクリーニング装置25側に伝わるこ
とは少なくなる。
に示すようにシート排出口40bがさらに大きく開口し
た状態になるため、加熱ロール41からの熱は、そのシ
ート排出口40bから断熱カバー5の外に放出された後
に通気口13やシート排出口11などを通して装置外部
に排出される。この結果、熱が断熱カバー5内にこもる
ことはないため、断熱カバー5が加熱され、その加熱さ
れたカバー5の熱がクリーニング装置25側に伝わるこ
とは少なくなる。
【0057】従って、この画像形成装置においても、ク
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、この回動した
状態の断熱カバー5の各カバー体5b,5cは、例えば
次の画像形成の開始指示が入力された時点でモータ53
が逆回転することによって初期位置に戻されるようにな
っている。
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、この回動した
状態の断熱カバー5の各カバー体5b,5cは、例えば
次の画像形成の開始指示が入力された時点でモータ53
が逆回転することによって初期位置に戻されるようにな
っている。
【0058】なお、第4実施態様においては、断熱カバ
ー5を2分割にしてその右側カバー体5bと左側カバー
体5cを回動させることにより、特にクリーニング装置
25側等と近い側のシート挿入口40aを一連の画像形
成動作後に閉じた状態にする構成例について例示した
が、本発明では、図15に示すように、クリーニング装
置25側等と近い側のシート挿入口40aを形成するカ
バー部材5d,5eのみを支点65,66を中心にして
図示しない駆動手段により揺動するカバー形態とし、画
像形成時にはカバー部材5d,5eを離した状態にして
シート挿入口40aを形成するようにし、一連の画像形
成動作が終了した時点ではそのカバー部材5d,5eを
互いに接し合う方向に揺動させてシート挿入口40aを
閉口した状態にするように構成してもよい。また、この
場合、シート排出口40bについても、前記シート挿入
口40aと同じように、その排出口を形成するカバー部
材を揺動可能な機構とし、その排出口40bの開口状態
を変化させるように構成してもよい。
ー5を2分割にしてその右側カバー体5bと左側カバー
体5cを回動させることにより、特にクリーニング装置
25側等と近い側のシート挿入口40aを一連の画像形
成動作後に閉じた状態にする構成例について例示した
が、本発明では、図15に示すように、クリーニング装
置25側等と近い側のシート挿入口40aを形成するカ
バー部材5d,5eのみを支点65,66を中心にして
図示しない駆動手段により揺動するカバー形態とし、画
像形成時にはカバー部材5d,5eを離した状態にして
シート挿入口40aを形成するようにし、一連の画像形
成動作が終了した時点ではそのカバー部材5d,5eを
互いに接し合う方向に揺動させてシート挿入口40aを
閉口した状態にするように構成してもよい。また、この
場合、シート排出口40bについても、前記シート挿入
口40aと同じように、その排出口を形成するカバー部
材を揺動可能な機構とし、その排出口40bの開口状態
を変化させるように構成してもよい。
【0059】◎第5の実施形態 図16は、本発明の他の実施態様に係る画像形成装置の
要部を示すものである。この画像形成装置は、前記した
第1実施形態における回転する構造の定着装置40(図
1、図3等)と、前記した第2実施形態における断熱カ
バー5(図6、図7等)とを組み合わせて併用したもの
であり、それ以外の構成については第1実施形態又は第
2実施形態に係る装置と同じ内容のものである。
要部を示すものである。この画像形成装置は、前記した
第1実施形態における回転する構造の定着装置40(図
1、図3等)と、前記した第2実施形態における断熱カ
バー5(図6、図7等)とを組み合わせて併用したもの
であり、それ以外の構成については第1実施形態又は第
2実施形態に係る装置と同じ内容のものである。
【0060】すなわち、この実施形態に係る画像形成装
置は、画像形成時には、定着装置40が定常位置にある
とともに断熱カバー5が初期位置にあることにより、定
着装置40内を転写後の記録シートPが通過するために
必要なシート挿入口とシート排出口がそれぞれ形成され
た状態になり(図6参照)、かかる定着装置40による
熱定着が行われるようになっている。
置は、画像形成時には、定着装置40が定常位置にある
とともに断熱カバー5が初期位置にあることにより、定
着装置40内を転写後の記録シートPが通過するために
必要なシート挿入口とシート排出口がそれぞれ形成され
た状態になり(図6参照)、かかる定着装置40による
熱定着が行われるようになっている。
【0061】一方、一連の画像形成動作が終了した時点
では、図16に示すように、定着装置40が定常位置か
ら90°矢印S方向に回転するとともに断熱カバー5が
初期位置から90°矢印R方向に回転した状態になる。
これにより、定着装置40の加熱ロール41がクリーニ
ング装置25等から遠ざかる位置に変位するため、加熱
ロール41から放出される熱がクリーニング装置25側
に移動する量が大幅に減り、しかも、断熱カバー5の閉
塞状態にある部位5aが加熱ロール41とクリーニング
装置25等の間に介在するため、加熱ロール41から放
出される熱のクリーニング装置25側への移動が阻止さ
れる。
では、図16に示すように、定着装置40が定常位置か
ら90°矢印S方向に回転するとともに断熱カバー5が
初期位置から90°矢印R方向に回転した状態になる。
これにより、定着装置40の加熱ロール41がクリーニ
ング装置25等から遠ざかる位置に変位するため、加熱
ロール41から放出される熱がクリーニング装置25側
に移動する量が大幅に減り、しかも、断熱カバー5の閉
塞状態にある部位5aが加熱ロール41とクリーニング
装置25等の間に介在するため、加熱ロール41から放
出される熱のクリーニング装置25側への移動が阻止さ
れる。
【0062】従って、この画像形成装置においても、ク
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、この90°回
転した状態の定着装置40と90°回転した状態の断熱
カバー5とは、例えば次の画像形成の開始指示が入力さ
れた時点で定常位置若しくは初期位置に同時に戻される
ようになっている。
リーニング装置25は定着装置40から発生する熱の影
響から確実に保護される。この他、前述した第1実施形
態の場合と同様の効果が得られる。また、この90°回
転した状態の定着装置40と90°回転した状態の断熱
カバー5とは、例えば次の画像形成の開始指示が入力さ
れた時点で定常位置若しくは初期位置に同時に戻される
ようになっている。
【0063】なお、前記した各実施態様では、定着装置
40が上方側に、保護部品であるクリーニング装置25
や感光体ドラム25がその定着装置40の下方に配置さ
れた画像形成装置に適用した場合について例示したが、
本発明は、定着装置と保護部材が水平方向に対して並ぶ
ように配置された画像形成装置や、定着装置が下方側
に、保護部材がその定着装置の上方側に配置された画像
形成装置にも適用することが可能である。
40が上方側に、保護部品であるクリーニング装置25
や感光体ドラム25がその定着装置40の下方に配置さ
れた画像形成装置に適用した場合について例示したが、
本発明は、定着装置と保護部材が水平方向に対して並ぶ
ように配置された画像形成装置や、定着装置が下方側
に、保護部材がその定着装置の上方側に配置された画像
形成装置にも適用することが可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、定着装置の加熱部材と保護部品の少なくとも一方
を、非画像形成時に、相対的に遠ざける方向に変位させ
る構造としたので、非画像形成時には、定着装置の加熱
部材と保護部品とが相対的に遠ざかることにより加熱部
材から発する熱が保護部材側に移動する量を大幅に減ら
すことができ、この結果、排気ファンに依存したり、搬
送中の記録シートの走行性に影響をおよぼすことなく、
定着装置の加熱部材から発せられる熱の影響から保護部
品をより確実に保護することができる。
ば、定着装置の加熱部材と保護部品の少なくとも一方
を、非画像形成時に、相対的に遠ざける方向に変位させ
る構造としたので、非画像形成時には、定着装置の加熱
部材と保護部品とが相対的に遠ざかることにより加熱部
材から発する熱が保護部材側に移動する量を大幅に減ら
すことができ、この結果、排気ファンに依存したり、搬
送中の記録シートの走行性に影響をおよぼすことなく、
定着装置の加熱部材から発せられる熱の影響から保護部
品をより確実に保護することができる。
【0065】また、第2の発明によれば、定着装置の周
囲に、非画像形成時には保護部材と対向する部位が閉口
した状態となるとともにそれ以外の部位の少なくとも一
部が開口した状態になり、画像形成時には少なくとも記
録シートが通過する部位が開口した状態になる断熱カバ
ーを設けたので、非画像形成時には、定着装置と保護部
材の間に断熱カバーの閉口した状態の部位が介在するこ
とにより定着装置の加熱部材から保護部材へ向かう熱の
移動を阻止することができ、しかも、保護部材と対向す
る部位以外の部位に開口した断熱カバー部分があること
により前記加熱部材から発せられる熱をその開口部分か
ら放出してカバー内でこもる現象を回避することがで
き、この結果、排気ファンに依存したり、搬送中の記録
シートの走行性に影響をおよぼすことなく、定着装置の
加熱部材から発せられる熱の影響から保護部品をより確
実に保護することができる。
囲に、非画像形成時には保護部材と対向する部位が閉口
した状態となるとともにそれ以外の部位の少なくとも一
部が開口した状態になり、画像形成時には少なくとも記
録シートが通過する部位が開口した状態になる断熱カバ
ーを設けたので、非画像形成時には、定着装置と保護部
材の間に断熱カバーの閉口した状態の部位が介在するこ
とにより定着装置の加熱部材から保護部材へ向かう熱の
移動を阻止することができ、しかも、保護部材と対向す
る部位以外の部位に開口した断熱カバー部分があること
により前記加熱部材から発せられる熱をその開口部分か
ら放出してカバー内でこもる現象を回避することがで
き、この結果、排気ファンに依存したり、搬送中の記録
シートの走行性に影響をおよぼすことなく、定着装置の
加熱部材から発せられる熱の影響から保護部品をより確
実に保護することができる。
【0066】さらに、第3の発明によれば、定着装置の
加熱部材と保護部品の少なくとも一方を前記した第1の
発明の如き変位する構造とし、かつ、定着装置の周囲に
前記した第2の発明の如き断熱カバーを設けたので、第
1及び第2の両発明による相乗的な作用効果を得ること
ができ、この結果、定着装置の加熱部材から発せられる
熱の影響から保護部品をより一層確実に保護することが
できる。
加熱部材と保護部品の少なくとも一方を前記した第1の
発明の如き変位する構造とし、かつ、定着装置の周囲に
前記した第2の発明の如き断熱カバーを設けたので、第
1及び第2の両発明による相乗的な作用効果を得ること
ができ、この結果、定着装置の加熱部材から発せられる
熱の影響から保護部品をより一層確実に保護することが
できる。
【図1】 本発明の第1実施態様に係る画像形成装置の
全体構成を示す概念図である。
全体構成を示す概念図である。
【図2】 装置本体に開設された通気口を示すもので、
(a)は図1の矢印A方向からみた通気口周辺の平面
図、(b)は図1の矢印B方向からみた通気口周辺の側
面図である。
(a)は図1の矢印A方向からみた通気口周辺の平面
図、(b)は図1の矢印B方向からみた通気口周辺の側
面図である。
【図3】 第1実施態様における定着装置の構成を示す
もので、(a)は定常位置における状態を示す説明図、
(b)は定常位置から90°回転した状態を示す説明図
である。
もので、(a)は定常位置における状態を示す説明図、
(b)は定常位置から90°回転した状態を示す説明図
である。
【図4】 第1実施態様における定着装置の非画像形成
時の状態を示す要部説明図である。
時の状態を示す要部説明図である。
【図5】 第1実施形態の変形例に係る画像形成装置の
要部構成を示す概念図である。
要部構成を示す概念図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の
要部構成を示す概念図である。
要部構成を示す概念図である。
【図7】 第2実施態様における断熱カバーの構成を示
す断面説明図である。
す断面説明図である。
【図8】 第2実施態様における断熱カバーの非画像形
成時の状態を示す要部説明図である。
成時の状態を示す要部説明図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の
要部構成を示す概念図である。
要部構成を示す概念図である。
【図10】 第3実施態様における断熱カバーの構成を
示すもので、(a)はシート挿入口が形成される状態を
示す説明図、(b)は通気口が形成される状態を示す説
明図である。
示すもので、(a)はシート挿入口が形成される状態を
示す説明図、(b)は通気口が形成される状態を示す説
明図である。
【図11】 第3実施態様における断熱カバーの非画像
形成時の状態を示す要部説明図である。
形成時の状態を示す要部説明図である。
【図12】 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置
の要部構成を示す概念図である。
の要部構成を示す概念図である。
【図13】 第4実施態様における断熱カバーの構成を
示すもので、(a)は定常位置における状態を示す説明
図、(b)は回動して変位した状態を示す説明図であ
る。
示すもので、(a)は定常位置における状態を示す説明
図、(b)は回動して変位した状態を示す説明図であ
る。
【図14】 第4実施態様における断熱カバーの非画像
形成時の状態を示す要部説明図である。
形成時の状態を示す要部説明図である。
【図15】 第4実施形態における断熱カバーの変形例
の要部構成を示す概念図である。
の要部構成を示す概念図である。
【図16】 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置
の要部構成及び非画像形成時の状態を示す概念図であ
る。
の要部構成及び非画像形成時の状態を示す概念図であ
る。
5…断熱カバー、5a,43a…シート挿入口とシート
排出口の間となる部位、5b,5c…分割カバー体、2
0…感光体ドラム(保護部材)、25…クリーニング装
置(保護部材)、40…定着装置、40a,50,57
a…シート挿入口、40b,51…シート排出口、5
2,57b…通気口、58…スライド部材、P…記録シ
ート、Y…スライド方向。
排出口の間となる部位、5b,5c…分割カバー体、2
0…感光体ドラム(保護部材)、25…クリーニング装
置(保護部材)、40…定着装置、40a,50,57
a…シート挿入口、40b,51…シート排出口、5
2,57b…通気口、58…スライド部材、P…記録シ
ート、Y…スライド方向。
Claims (6)
- 【請求項1】 トナー像を保持する記録シートを通過さ
せてそのトナー像を熱定着させる加熱部材を有する定着
装置と、この定着装置の加熱部材から発せられる熱の影
響から保護すべき保護部品とを有する画像形成装置にお
いて、 前記定着装置の加熱部材と保護部品の少なくとも一方
を、非画像形成時に、相対的に遠ざける方向に変位させ
る構造としたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 トナー像を保持する記録シートを通過さ
せてそのトナー像を熱定着させる加熱部材を有する定着
装置と、この定着装置の加熱部材から発せられる熱の影
響から保護すべき保護部品とを有する画像形成装置にお
いて、 前記定着装置の周囲に、非画像形成時には保護部材と対
向する部位が閉口した状態となるとともにそれ以外の部
位の少なくとも一部が開口した状態になり、画像形成時
には少なくとも記録シートが通過する部位が開口した状
態になる断熱カバーを設けたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項3】 断熱カバーが、ほぼ対向する部位に開設
される記録シート通過用のシート挿入口及び排出口と、
このシート挿入口とシート排出口の間となる片側の部位
に開設される通気口とを備えたカバー形態からなり、非
画像形成時には前記通気口が開設されていない側のシー
ト挿入口とシート排出口の間となる部位を保護部品と対
向させる方向にカバー全体が回転する構造である請求項
2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 断熱カバーが、ほぼ対向する部位に開設
される記録シート通過用のシート挿入口及び排出口を有
し、このシート挿入口及び排出口のうちで保護部品に近
い側の口がスライド閉塞部材により開閉されるとともに
その閉口時におけるスライド開閉部材のスライド方向と
は反対側の部位が開口した状態になるカバー形態からな
り、非画像形成時にはスライド閉塞部材をスライドさせ
てシート挿入口及び排出口のうちで保護部品に近い側の
口を閉めるととともにそのスライド方向とは反対側の部
位を閉口した状態とする構造である請求項2記載の画像
形成装置。 - 【請求項5】 断熱カバーが、画像形成時には記録シー
ト通過用のシート挿入口及び排出口が開口した状態にな
り、非画像形成時にはシート挿入口及び排出口のうちで
保護部品に近い側の口が閉口した状態になるとともにそ
の他方の口が大きく開口した状態になるように変化する
構造である請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 トナー像を保持する記録シートを通過さ
せてそのトナー像を熱定着させる加熱部材を有する定着
装置と、この定着装置の加熱部材から発せられる熱の影
響から保護すべき保護部品とを有する画像形成装置にお
いて、 前記定着装置の加熱部材と保護部品の少なくとも一方を
請求項1に記載の変位する構造とし、かつ、前記定着装
置の周囲に請求項2に記載の断熱カバーを設けたことを
特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31247097A JPH11143262A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31247097A JPH11143262A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11143262A true JPH11143262A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18029598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31247097A Pending JPH11143262A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11143262A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006030790A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2010091746A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014130210A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-11-13 JP JP31247097A patent/JPH11143262A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006030790A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2010091746A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014130210A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
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