JPH11142715A - ズームカメラ - Google Patents

ズームカメラ

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JPH11142715A
JPH11142715A JP9305781A JP30578197A JPH11142715A JP H11142715 A JPH11142715 A JP H11142715A JP 9305781 A JP9305781 A JP 9305781A JP 30578197 A JP30578197 A JP 30578197A JP H11142715 A JPH11142715 A JP H11142715A
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JP
Japan
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lens barrel
camera
state
zoom
time
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JP9305781A
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English (en)
Inventor
Eishin Kaji
英信 梶
Masao Owashi
正夫 尾鷲
Shuji Iijima
周司 飯島
Masanaga Nakamura
正永 中村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定条件成立時に鏡筒を自動的に繰り込むに
あたり、状況に応じてその条件を変えることにより鏡筒
保護性能および操作性の双方に優れたズームカメラを提
供する。 【解決手段】 カメラ本体に対して繰り出し/繰り込ま
れることによりレンズの焦点距離を変更するズームレン
ズ鏡筒と、カメラに対して外部操作が行われない状態が
所定の限界時間だけ続いたか否かを判定し、続いたと判
断した場合に繰込信号を出力する判定手段(S3,S
4,S7,S8)と、繰込信号に応答してレンズ鏡筒を
リセット位置まで繰り込む制御手段(S10)とを備え
たズームカメラにおいて、レンズ鏡筒の繰出量を検出す
る繰出量検出手段と、検出された鏡筒繰出量に応じて上
記所定の限界時間を変更する変更手段(S1,S2,S
6)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズ鏡筒
を備えたカメラ、特に所定の条件が成立した場合にレン
ズ鏡筒を自動的に繰り込む機能を有するズームカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズ鏡筒が繰り出された状態で
一定時間何らの操作も行われずにカメラが放置された場
合、鏡筒を自動的にリセット位置まで繰り込むズームカ
メラが知られている。鏡筒を自動リセットすることによ
り、持ち運びの際にカメラの落下や他の物体との接触に
よる鏡筒の破損を抑制できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラは鏡筒がリセットするまでの時間が一定であるた
め、その時間を長く設定すると鏡筒の繰出量が大きい場
合に破損の可能性が増大する。一方、上記時間を短く設
定すると、繰出量が小さくぶつける可能性が低い場合で
もすぐにリセットされてしまい、不所望なリセットによ
りシャッタチャンスを逃す可能性が高くなるのに加え
て、電源電池の無駄な消耗が多くなる。
【0004】本発明の目的は、所定条件成立時に鏡筒を
自動的に繰り込むにあたり、状況に応じてその条件を変
えることにより鏡筒保護性能および操作性の双方に優れ
たズームカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、カメラ本体に
対して繰り出し/繰り込まれることによりレンズの焦点
距離を変更するズームレンズ鏡筒と、カメラに対して外
部操作が行われない状態が所定の限界時間だけ続いたか
否かを判定し、続いたと判断した場合に繰込信号を出力
する判定手段と、繰込信号に応答してレンズ鏡筒をリセ
ット位置まで繰り込む制御手段とを備えたズームカメラ
に適用される。そして、レンズ鏡筒の繰出量を検出する
繰出量検出手段と、検出された鏡筒繰出量に応じて上記
所定の限界時間を変更する変更手段とを具備し、これに
より上記問題点を解決する。請求項2の発明は、検出さ
れた鏡筒繰出量が多いほど限界時間を短くするようにし
たものである。請求項3の発明は、検出された鏡筒繰出
量が所定値未満のときには限界時間を第1の時間とし、
鏡筒繰出量が所定値以上のときには限界時間を第1の時
間よりも短い第2の時間とするようにしたものである。
請求項4の発明は、セルフタイマモードが設定されてい
るときには、鏡筒繰出量に拘わらず限界時間を第1の時
間以上とするようにしたものである。請求項5の発明
は、カメラを遠隔操作する遠隔操作モードが設定されて
いるときには、鏡筒繰出量に拘わらず限界時間を第1の
時間以上とするようにしたものである。請求項6の発明
は、カメラ本体に三脚が装着されているときには、鏡筒
繰出量に拘わらず限界時間を第1の時間以上とするよう
にしたものである。請求項7の発明は、上記ズームレン
ズ鏡筒と、カメラ本体に加わる振動が所定の限界値以上
であるか否かを判定し、限界値以上と判断した場合に繰
込信号を出力する判定手段と、繰込信号に応答してレン
ズ鏡筒をリセット位置まで繰り込む制御手段とを具備す
るものである。請求項8の発明は、レンズ鏡筒の繰出量
を検出する繰出量検出手段と、検出された鏡筒繰出量に
応じて振動の限界値を変更する変更手段とを更に備える
ものである。請求項9の発明は、検出された鏡筒繰出量
が大きいほど振動の限界値を小さくするようにしたもの
である。請求項10の発明は、振動が限界値以上である
と判断した場合に繰込信号を出力するとともに、所定の
限界時間だけカメラに対する外部操作が行われないと判
断した場合にも繰込信号を出力するよう判定手段を構成
し、繰出量検出手段によって検出された鏡筒繰出量に応
じて振動の限界値および限界時間の双方を変更するよう
にしたものである。請求項11の発明は、検出された鏡
筒繰出量が多いほど限界時間を短くするようにしたもの
である。請求項12の発明は、繰込信号に応答してレン
ズ鏡筒をその広角端位置よりも更にカメラ本体側に繰り
込んだ沈胴位置に繰り込むようにしたものである。請求
項13の発明は、パワーオン状態およびパワーセーブ状
態で撮影が可能で、パワーオフ状態で撮影が不可となる
カメラに適用され、上記ズームレンズ鏡筒と、パワーオ
ン状態でかつレンズ鏡筒の繰出量が所定繰出量を越える
ときにカメラに対して外部操作が行われない状態が第1
の限界時間だけ続いたか否かを判定し、続いたと判断し
た場合にパワーセーブ信号を出力する第1の判定手段
と、パワーセーブ状態のときにカメラに対して外部操作
が行われない状態が第2の限界時間だけ続いたか否かを
判定し、続いたと判断した場合にパワーオフ信号を出力
する第2の判定手段と、パワーセーブ信号に応答してレ
ンズ鏡筒を所定繰出量となるまで繰り込むとともにカメ
ラをパワーセーブ状態にし、パワーオフ信号に応答し
て、所定の繰出量まで繰り込まれているレンズ鏡筒を更
に繰り込むとともに、カメラをパワーオフ状態にする制
御手段とを具備するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 図1および図2により本発明の第1の実施の形態を説明
する。図1は本実施の形態に係るズームカメラの構成を
示す概略正面図である。カメラ本体100には撮影レン
ズ12を保持するズームレンズ鏡筒13が設けられ、撮
影レンズ12は、鏡筒13のズーミング駆動により焦点
距離が30mm(広角端)〜125mm(望遠端)の間
で可変とされる。撮影レンズ12の焦点距離が大きいほ
ど鏡筒13のカメラ本体100からの突出量が増大す
る。またカメラのメインスイッチがオフされると、鏡筒
13は広角端位置よりも更にカメラ本体100側に繰り
込んだ沈胴位置(リセット位置)にリセットされる。沈
胴位置では撮影は不可である。
【0007】鏡筒13はズームモータ10により動力伝
達機構11を介してズーミング駆動され、モータ10は
モータドライバ20を介してCPU30により駆動制御
される。CPU30には、タイマ50および鏡筒位置検
出装置15が接続されている。鏡筒位置検出装置15
は、周知のズームエンコーダを構成するブラシ14から
撮影レンズ12の焦点距離(鏡筒13の突出量に応じた
値)を検知してCPU30に入力する。なお、上述した
カメラの構成は各実施の形態で共通である。
【0008】CPU30は、鏡筒13が沈胴位置以外に
ある状態、つまり焦点距離30mm〜125mmのいず
れかにある状態でカメラが所定の限界時間だけ放置され
ると、自動的に鏡筒13を上記沈胴位置にリセットす
る。ここでいう放置とは、メインスイッチオンでカメラ
に対して何らの操作もなされない状態を示す。そして、
上記限界時間は撮影レンズ12の焦点距離、換言すれば
鏡筒13の繰出量によって異なる。具体的には、焦点距
離が80mm以上かつ125mm以下のとき、すなわち
鏡筒13の繰出量が比較的大きいときには、鏡筒13が
他の物体と接触する可能性が高いため、1分間放置され
ると自動リセットする。これにより、鏡筒13をぶつけ
る可能性が低くなり、その破損頻度が低減する。一方、
焦点距離が30mm以上でかつ80mm未満のとき、す
なわち鏡筒13の繰出量が比較的小さいときには、繰り
出した鏡筒13が他の物体と接触する可能性が低いた
め、3分間放置されたら自動リセットする。これによ
り、鏡筒13が不所望に自動リセットされる頻度が長焦
点時と比べて少なくなるので、シャッタチャンスを逃す
ことが少なくなる。
【0009】図2は上述の動作を実現するためのフロー
チャートを示している。不図示のメインスイッチがオン
されると、CPU30はモータドライバ20を介して鏡
筒モータ10を駆動し、鏡筒13を沈胴位置から広角端
位置(焦点距離30mm)まで繰り出し、撮影可能な状
態とする。同時にCPU30によって図2のフローチャ
ートがスタートし、ステップS1で位置検出装置15の
出力である撮影レンズ12の焦点距離fを判別する。
【0010】焦点距離fが80mm以上でかつ125m
mと判定された場合、ステップS2でタイマ50を1分
計として起動し、ステップS3,S4のループを回る。
ステップS3で何らかの入力信号があった場合には、操
作が行われたと判断してステップS5に進み、タイマ5
0をリセットしてステップS1に戻る。これに対してス
テップS4でタイマスタートから1分経過したと判断し
た場合、すなわち1分間何らの操作も行われなかった場
合にはステップS10に進み、ドライバ20を介してモ
ータ10を駆動し、鏡筒13を沈胴位置にリセットす
る。その後、処理はステップS1に戻る。
【0011】一方、ステップS1で焦点距離30mm以
上でかつ80mm未満と判定された場合、ステップS6
でタイマ50を3分計として起動し、ステップS7,S
8のループを回る。ステップS7で何らかの入力信号が
あった場合には、操作が行われたと判断してステップS
9に進み、タイマ50をリセットしてステップS1に戻
る。これに対してステップS8でタイマスタートから3
分経過したと判断した場合、すなわち3分間何らの操作
も行われなかった場合にはステップS10に進み、ドラ
イバ20を介してモータ10を駆動し、鏡筒13を沈胴
位置にリセットする。
【0012】以上の実施の形態の構成において、鏡筒位
置検出装置15が繰出量検出手段を、CPU30が判定
手段,制御手段および変更手段をそれぞれ構成する。
【0013】−第2の実施の形態− 上記放置時間に代えてカメラの振動を検出して鏡筒13
を自動リセットする第2の実施の形態を説明する。本実
施の形態のカメラは、カメラ本体100に加わる振動を
重力単位で計測する振動検知センサ40(図1)を有
し、その出力はCPU30に入力される。カメラの振動
が大きいほど鏡筒13が他の物体と接触する可能性が高
いため、CPU30は、振動検知センサ40の出力であ
る振動値が限界値に達すると鏡筒13を自動リセットす
る。その際、撮影レンズ12の焦点距離が80mm以上
でかつ125mm未満の場合には、鏡筒13の繰出量が
大きく接触の可能性が高いため、振動値が50G以上で
レンズ鏡筒を自動リセットする。これにより、鏡筒13
の破損頻度を低減できる。一方、焦点距離が30mm以
上でかつ80mm未満の場合には、鏡筒13の繰出量が
小さく接触の可能性が低いため、振動値が80G以上で
レンズ鏡筒をリセットする。これにより鏡筒13が不所
望に自動リセットされる頻度が長焦点時と比べて少なく
なり、シャッタチャンスを逃すことが少なくなる。
【0014】図3は上述の動作を実現するためのフロー
チャートである。メインスイッチがオンされるとこのプ
ログラムがスタートし、ステップS11で撮影レンズ1
2の焦点距離fを判別する。焦点距離fが80mm以上
でかつ125mmと判定された場合、ステップS12,
S13のループを回る。ステップS12で何らかの入力
信号があった場合には、操作が行われたと判断してステ
ップS11に戻る。ステップS13で振動検知センサ4
0の出力である振動値が50G以上と判定されるとステ
ップS16で鏡筒13を沈胴位置にリセットする。その
後、処理はステップS11に戻る。
【0015】一方、ステップS11で焦点距離30mm
以上でかつ80mm未満と判定された場合、ステップS
14,S15のループを回る。ステップS15で何らか
の入力信号があった場合には、操作が行われたと判断し
てステップS11に戻る。ステップS15で振動値が8
0G以上と判定されるとステップS16で鏡筒13を沈
胴位置にリセットする。
【0016】−第3の実施の形態− 上述した放置時間および振動の双方を加味して鏡筒13
をリセットする第3の実施の形態を説明する。本実施の
形態の動作は図4に示すように、図1のフローチャート
にステップS21,S22を加えたものである。すなわ
ち、焦点距離が80mm以上かつ125mm以下のとき
(鏡筒13の繰出量が比較的大きいとき)には、1分間
放置されるか、あるいはカメラに加わる振動値が50G
以上になると鏡筒13を自動リセットする。これによ
り、鏡筒13をぶつける可能性が第1,第2の実施の形
態と比べて更に低くなり、その破損頻度が低減する。一
方、焦点距離が30mm以上でかつ80mm未満のとき
(鏡筒13の繰出量が比較的小さいとき)には、3分間
放置されるか、あるいは振動値50Gが80G以上にな
ると自動リセットする。この場合も鏡筒13をぶつける
可能性が第1,第2の実施の形態と比べて低くなり、そ
の破損頻度が低減する。しかし、長焦点時よりは自動リ
セットの頻度が少なくシャッタチャンスを逃すことは少
ない。
【0017】−第4の実施の形態− 図1および図5により第4の実施の形態を説明する。本
実施の形態のカメラは、パワーオフ状態,パワーオン状
態およびパワーセーブ状態に切換え可能とされる。パワ
ーオフ状態はメインスイッチがオフされて電源が供給さ
れず、撮影やその他の動作が不可の状態であり、パワー
オン状態はメインスイッチがオンされて各回路に電源が
供給され、撮影やその他の動作が許容される状態であ
る。パワーセーブ状態は節電のために液晶表示装置等の
一部の装置がオフされた状態であるが、何らかの操作を
行うことにより自動的にパワーオン状態に復帰する。例
えばパワーセーブ状態で撮影操作を行うと、自動的にパ
ワーオン状態に切換わって撮影が行われる。同様にパワ
ーセーブ状態でズーミング操作を行うと、自動的にパワ
ーオン状態に切換わって鏡筒13のズーミングが行われ
る。
【0018】CPU30は、パワーオン状態のときに鏡
筒位置検出装置15の出力である焦点距離を逐次判定
し、これが30mmを越える状態、すなわち鏡筒13が
広角端位置よりも繰り出された状態でカメラが2分間放
置されると、自動的に鏡筒13を広角端位置まで繰り込
むとともに、カメラをパワーセーブ状態とする。したが
って、鏡筒13をぶつける可能性が低くなるとともにカ
メラの省電力が図れ、しかも撮影操作やズーミング操作
を行えば撮影やズーミングを行えるので、シャッタチャ
ンスを逃すことが少なくなる。またCPU30は、パワ
ーセーブ状態でカメラが更に3分間放置されると、自動
的に鏡筒13を沈胴位置まで繰り込むとともにパワーオ
フ状態とする。これによれば更なる省電力が図れる。
【0019】図5は本実施の形態の動作を実現するため
のフローチャートである。メインスイッチがオンされて
カメラがパワーオン状態になり、鏡筒13が広角端位置
(焦点距離30mm)に駆動されるとこのプログラムが
スタートする。ステップS31では焦点距離が30mm
を越えるか否かを判定し、否定されると(焦点距離が3
0mmと判定されると)ステップS36に進む。焦点距
離が30mmを越える場合にはステップS32でタイマ
50を2分計としてスタートし、ステップS33,S3
4のループを回る。ステップS33で何らかの入力信号
があればステップS41でタイマ50をリセットしてス
テップS31に戻る。ステップS34でタイマスタート
から2分経過したと判断した場合にはステップS35に
進み、鏡筒13を広角端位置(焦点距離30mm)に繰
り込むとともに、カメラをパワーセーブ状態とする。
【0020】ステップS36でタイマ50を3分計とし
てスタートし、ステップS37,S38のループを回
る。ステップS37で何らかの入力信号があればステッ
プS40でカメラをパワーオン状態にするとともに、ス
テップS41でタイマ50をリセットしてステップS3
1に戻る。ステップS38でタイマスタートから3分経
過したと判断した場合にはステップS39に進み、鏡筒
13を沈胴位置まで繰り込むとともに、カメラをパワー
オフ状態とする。
【0021】−第5の実施の形態− 第5の実施の形態は、カメラの放置時間が限界時間を越
えると鏡筒13をリセットするものにおいて、セルフタ
イマ撮影やリモコン操作を考慮したものである。セルフ
タイマ撮影やリモコン操作による撮影を行う場合、カメ
ラは安定した場所に置かれたり、あるいは三脚に保持さ
れていることが多く、鏡筒13を他の物体にぶつける可
能性は低い。そこで本実施の形態では、セルフタイマモ
ードまたはリモコンモード(遠隔操作により撮影を指令
するモード)が設定されている場合には、鏡筒13の突
出量に拘わらず限界時間を長めに設定する。
【0022】これを実現するには、図6に示すようにス
テップS51でセルフタイマモードまたはリモコンモー
ド(遠隔操作により撮影を指令するモード)が設定され
ているか否かを判定し、ステップS51が否定されると
ステップS1以降の処理(図2で説明済み)を行い、肯
定されるとステップS6に進むようにすればよい。
【0023】また、例えばカメラの三脚座(通常はカメ
ラ本体の底部に設けられる)にスイッチを設け、三脚が
取り付けられるとこのスイッチがオンするよう構成し、
スイッチがオフのときにはステップS1以降の処理を行
い、スイッチがオンのときにはステップS6に進むよう
にしてもよい。なお、セルフタイマモードまたはリモコ
ンモードが設定されているか、三脚が取り付けられてい
るときには、限界時間を3分より長い時間、例えば6分
としてもよい。
【0024】なお以上では、鏡筒13を自動リセットす
る位置(リセット位置)を沈胴位置としたが、これに限
定されず、例えば非沈胴式のカメラでは、広角端位置を
リセット位置としてもよい。また、第1〜第3および第
5の実施の形態では、焦点距離(鏡筒繰出量)に応じて
自動リセットまでの限界時間あるいは限界振動量を2段
階に分けた例を示したが、3段階以上に分けてよりきめ
細かに制御してもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、カメラに対し
て外部操作が行われない状態が所定の限界時間続くとレ
ンズ鏡筒をリセット位置まで繰り込むにあたり、鏡筒繰
出量に応じて上記限界時間を変更するようにしたので、
レンズ鏡筒をぶつけて破損する頻度が低減されるととも
に、不要な繰り込みが減ってシャッタチャンスを逃すこ
とが少なくなるのに加えて電源電池の無駄な消耗も低減
される。特にセルフタイマモードやリモコンモードが設
定されているとき、あるいはカメラが三脚に固定されて
いるときには、鏡筒繰出量に拘わらず限界時間を長めに
設定すれば、不要なレンズリセットを低減できる。請求
項7の発明によれば、カメラ本体に加わる振動が所定の
限界値以上になるとレンズ鏡筒をリセット位置まで繰り
込むようにしたので、鏡筒が他の物体と接触して破損す
る頻度が少なくなる。特にレンズ鏡筒の繰出量に応じて
振動の限界値を変更するようにすれば、レンズの破損頻
度の低減と不要な繰り込み防止を両立できる。請求項1
3の発明によれば、パワーオン状態でカメラが第1の限
界時間だけ放置されると鏡筒を繰り込むとともにパワー
セーブ状態とし、パワーセーブ状態でカメラが更に第2
の限界時間だけ放置されると鏡筒を更に繰り込むととも
にパワーオフ状態とするようにしたので、撮影の迅速性
および鏡筒の破損頻度の低減が図れるとともに、カメラ
の省電力にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るズームカメラの構成
を示す図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図3】第2の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図4】第3の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図5】第4の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図6】第5の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【符号の説明】
10 ズームモータ 11 動力伝達機構 12 撮影レンズ 13 ズームレンズ鏡筒 15 鏡筒位置検出装置 30 CPU 20 モータドライバ 50 タイマ 100 カメラ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正永 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対して繰り出し/繰り込ま
    れることによりレンズの焦点距離を変更するズームレン
    ズ鏡筒と、 カメラに対して外部操作が行われない状態が所定の限界
    時間だけ続いたか否かを判定し、続いたと判断した場合
    に繰込信号を出力する判定手段と、 前記繰込信号に応答して前記レンズ鏡筒をリセット位置
    まで繰り込む制御手段とを備えたズームカメラにおい
    て、 前記レンズ鏡筒の繰出量を検出する繰出量検出手段と、 前記検出された鏡筒繰出量に応じて前記所定の限界時間
    を変更する変更手段とを具備することを特徴とするズー
    ムカメラ。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記検出された鏡筒繰
    出量が多いほど前記限界時間を短くすることを特徴とす
    る請求項1に記載のズームカメラ。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、前記検出された鏡筒繰
    出量が所定値未満のときには前記限界時間を第1の時間
    とし、前記鏡筒繰出量が所定値以上のときには前記限界
    時間を前記第1の時間よりも短い第2の時間とすること
    を特徴とする請求項1に記載のズームカメラ。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、セルフタイマモードが
    設定されているときには、前記鏡筒繰出量に拘わらず前
    記限界時間を第1の時間以上とすることを特徴とする請
    求項3に記載のズームカメラ。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、カメラを遠隔操作する
    遠隔操作モードが設定されているときには、前記鏡筒繰
    出量に拘わらず前記限界時間を第1の時間以上とするこ
    とを特徴とする請求項3に記載のズームカメラ。
  6. 【請求項6】 前記変更手段は、カメラ本体に三脚が装
    着されているときには、前記鏡筒繰出量に拘わらず前記
    限界時間を第1の時間以上とすることを特徴とする請求
    項3に記載のズームカメラ。
  7. 【請求項7】 カメラ本体に対して繰り出し/繰り込ま
    れることによりレンズの焦点距離を変更するズームレン
    ズ鏡筒と、 前記カメラ本体に加わる振動が所定の限界値以上である
    か否かを判定し、限界値以上と判断した場合に繰込信号
    を出力する判定手段と、 前記繰込信号に応答して前記レンズ鏡筒をリセット位置
    まで繰り込む制御手段とを具備することを特徴とするズ
    ームカメラ。
  8. 【請求項8】 前記レンズ鏡筒の繰出量を検出する繰
    出量検出手段と、 前記検出された鏡筒繰出量に応じて前記振動の限界値を
    変更する変更手段とを更に備えることを特徴とする請求
    項7に記載のズームカメラ。
  9. 【請求項9】 前記変更手段は、前記検出された鏡筒繰
    出量が大きいほど前記振動の限界値を小さくすることを
    特徴とする請求項8に記載のズームカメラ。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、前記振動が前記限界
    値以上であると判断した場合に前記繰込信号を出力する
    とともに、所定の限界時間だけカメラに対する外部操作
    が行われないと判断した場合にも前記繰込信号を出力
    し、前記変更手段は、前記繰出量検出手段によって検出
    された鏡筒繰出量に応じて前記振動の限界値および前記
    限界時間の双方を変更することを特徴とする請求項7〜
    9のいずれかに記載のズームカメラ。
  11. 【請求項11】 前記変更手段は、前記検出された鏡筒
    繰出量が多いほど前記限界時間を短くすることを特徴と
    する請求項10に記載のズームカメラ。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記繰込信号に応答
    して前記レンズ鏡筒をその広角端位置よりも更にカメラ
    本体側に繰り込んだ沈胴位置に繰り込むことを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれかに記載のズームカメラ。
  13. 【請求項13】 パワーオン状態で撮影が可能で、パワ
    ーオフ状態で撮影が不可となり、省電力モードであるパ
    ワーセーブ状態でカメラ操作が行われると自動的にパワ
    ーオン状態に切換わるカメラであって、 カメラ本体に対して繰り出し/繰り込まれることにより
    レンズの焦点距離を変更するズームレンズ鏡筒と、 パワーオン状態でかつ前記レンズ鏡筒の繰出量が所定繰
    出量を越えるときにカメラに対して外部操作が行われな
    い状態が第1の限界時間だけ続いたか否かを判定し、続
    いたと判断した場合にパワーセーブ信号を出力する第1
    の判定手段と、 パワーセーブ状態のときにカメラに対して外部操作が行
    われない状態が第2の限界時間だけ続いたか否かを判定
    し、続いたと判断した場合にパワーオフ信号を出力する
    第2の判定手段と、 前記パワーセーブ信号に応答して前記レンズ鏡筒を前記
    所定繰出量となるまで繰り込むとともにカメラを前記パ
    ワーセーブ状態にし、前記パワーオフ信号に応答して、
    前記所定の繰出量まで繰り込まれている前記レンズ鏡筒
    を更に繰り込むとともに、カメラをパワーオフ状態にす
    る制御手段とを具備することを特徴とするズームカメ
    ラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228500A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Canon Inc 光学装置
KR100918821B1 (ko) * 2003-03-05 2009-09-25 삼성전자주식회사 위치 교정기능을 갖는 줌렌즈 일체형 감시카메라 및 그교정방법
JP2010262233A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Panasonic Corp カメラ、携帯端末装置及びレンズの位置制御方法

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