JPH11142519A - 光学式距離測定装置 - Google Patents

光学式距離測定装置

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JPH11142519A
JPH11142519A JP9304089A JP30408997A JPH11142519A JP H11142519 A JPH11142519 A JP H11142519A JP 9304089 A JP9304089 A JP 9304089A JP 30408997 A JP30408997 A JP 30408997A JP H11142519 A JPH11142519 A JP H11142519A
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light
level
signal
distance measuring
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JP9304089A
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Inventor
Tomonori Hasegawa
友紀 長谷川
Tatsuo Ogaki
龍男 大垣
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】背景光の影響の排除することができる光学式距
離測定装置を、測距精度を低下させることなく、しかも
構造を複雑にすることなく提供する。 【解決手段】測距対象αに向けて測定光Lを投光しなが
ら測距対象αの反射光Rを受光して電圧信号V1に変換
し、この電圧信号V1に基づいて測距対象αまでの距離
を測定する際、電圧信号V1の増幅率を、電圧信号V1
のバックグラウンドレベル(DCレベル)LVに応じて
変更することで、背景光の影響の排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光等の測定
光を用いて測定対象までの距離を測定する光学式距離測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、距離測定装置として、測距対
象に対して間欠的にレーザ光(パルスレーザ光)を送信
しながら測距対象の反射光を受光し、その受光タイミン
グから投光タイミングを減算することで、測距対象まで
の距離を測定する光学式距離測定装置がある。このよう
な光学式距離測定装置では、反射光を電気信号に変換し
たうえで増幅するという信号処理を施したうえで受光タ
イミングを測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された光学式距離測定装置では、受光する反射
光中に、背景光(測距対象の背景から入光する光)がノ
イズ成分(バックグラウンド)として含まれる。そのた
め、測距対象の反射率が低く、かつ背景光が大きい場合
には、測距対象からの反射光を基にした信号成分と背景
光を基にしたノイズ成分とのレベル差が小さくなり、信
号成分の検出が困難になるという問題が生じていた。
【0004】このような問題の解決を図ったものとし
て、従来から、特開平4−279878号に示される光
学式距離測定装置がある。この装置は、定信号成分を二
値化処理したうえで、そのときの二値化基準値を背景光
(ノイズ成分)のレベルに応じて調整する(背景光のレ
ベル大では二値化基準値を大とし、背景光のレベル小で
は二値化基準値と小する)ことで、背景光の影響を排除
している。
【0005】しかしながら、この光学式距離測定装置に
も、次のような不具合があり、上記課題を十分に解決し
たものとはいえなかった。すなわち、二値化基準値を背
景光のレベルに応じて変動させているので、同じ信号レ
ベルの信号成分であっても、二値化基準値のレベルの違
いにより検出タイミングが変動してしまい、このことが
測距精度を低下させる原因となる。また、二値化基準値
設定タイミング回路、基準電圧発生器、および可変コン
パレータといった新たな部品が必要になり、その分、構
造が複雑になって製造コストを上昇させるうえ、小型化
の妨げにもなる。
【0006】したがって、本発明においては、背景光の
影響の排除することができる光学式距離測定装置を、測
距精度を低下させることなく、しかも構造を複雑にする
ことなく提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
の解決するために、測距対象に対して測定光を投光しな
がら測距対象の反射光を受光して電気信号に変換し、こ
の電気信号に基づいて測距対象までの距離を測定する光
学式距離測定装置であって、前記電気信号の信号処理パ
ラメータを、前記電気信号のバックグラウンドレベルに
応じて変更することに特徴を有している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施の形態の光学式距
離測定装置であるレーザ式距離測定装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0010】このレーザ式距離測定装置は、投光素子1
と、スタート回路2と、受光素子3と、I/V変換器4
と、レベル検出器5と、帯域フィルタ6と、増幅部7
と、第1,第2,第3ストップ回路81,82,83と、
スイッチング回路9と、TAC回路10と、ADC回路
11と、測定時間処理部12とを備えている。
【0011】投光素子1は、レーザダイオードからなり
測距対象αに対してパルスレーザ光Lを投光している。
スタート回路2は、投光素子1の投光タイミングを検出
している。受光素子3は、測距対象αからの反射光Rを
受光している。I/V変換器4は、受光素子3の出力で
ある電流信号Iを電圧信号V1に変換している。レベル
検出器5は、I/V変換器4の出力である電圧信号V1
の信号レベルを検出している。帯域フィルタ6は、電圧
信号V1に対して帯域濾波処理を施している。増幅部7
は、帯域フィルタ6の出力V2を複数(図1では3種
類)の増幅率で増幅している。第1,第2,第3ストッ
プ回路81,82,83は、増幅部7の出力V31,V
2,V33(それぞれ増幅率が異なる)の出力を検出す
る(具体的に、増幅器71,72,73の出力V31,V3
2,V33中に含まれるパルス成分Pを検出する)ことに
より、受光タイミングを検出している。スイッチング回
路9は、ストップ回路81,82,83が出力する受光タ
イミング信号RT1,RT2,RT3を、レベル検出器5
の出力LD1,LD2に応じて選択している。TAC回路
10は、スイッチング回路9で選択された受光タイミン
グ信号RT1,RT2,RT3とスタート回路2が検出し
た投光タイミング信号ETとの時間差を検出している。
ADC回路11は、電圧として出力されるTAC回路1
0の出力TVをA/D変換している。測定時間処理部1
2は、ADC回路11の出力TVDに基づいて測距対象
αまでの距離を測定している。
【0012】増幅部7は、互いに直列に接続された第1
増幅器71,第2増幅器72,第3増幅器73から構成さ
れている。第1増幅器71の出力V31は第2増幅器72
に出力されるとともに、第1ストップ回路81に出力さ
れている。第2増幅器72の出力V32は第3増幅器73
に出力されているとともに、第2ストップ回路82に出
力されている。第3増幅器73の出力は第3ストップ回
路83に出力されている。
【0013】レベル検出器5およびスイッチング回路9
は、図2に示すように構成されている。すなわち、レベ
ル検出器5は、定電圧SVを基にして分圧抵抗r1,r
2,r3により作成された第1定電圧SV1,第2定電
圧SV2(SV1<SV2)と、I/V変換器4の出力で
ある電圧信号V1とをそれぞれ比較する第1,第2コン
パレータ131、132と、第1,第2コンパレータ13
1,132の出力LD1,LD2の出力タイミングを制御する
出力タイミング制御部141,142とを備えている。
【0014】スイッチング回路9は、第1,第2コンパ
レータ131,132の出力LD1,LD2に基づいてレベル
制御信号LSを作成する論理回路15と、論理回路15
が出力するレベル制御信号LSに基づいて、TAC回路
10に接続される第1〜第3ストップ回路81,82,8
3を切り換える切換スイッチ16とを備えている。
【0015】以下、このレーザ式距離測定装置の測距動
作を説明する。まず、測距対象αに対してパルスレーザ
光Lを投光したうえで、測距対象αからの反射光Rを受
光素子3で受光し、受光素子3の出力である電流信号I
をI/V変換器4で電圧信号V1に変換する。そして、
電圧信号V1を帯域フィルタ6で濾波処理したのち、帯
域フィルタ6の出力V2をまず第1増幅器71で増幅
し、その出力V31を第1ストップ回路81および第2増
幅器72に出力する。第1ストップ回路81では、入力さ
れる第1増幅器71の出力V31の入力タイミングを検出
して第1受光タイミング信号RT1を作成する。
【0016】第2増幅器72では、第1増幅器71の出力
V31をさらに増幅してその出力V32を第2ストップ回
路82および第3増幅器73に出力する。第2ストップ回
路82では、入力される第2増幅器72の出力V32の入
力タイミングを検出して第2受光タイミング信号RT2
を作成する。
【0017】第3増幅器73では、第2増幅器72の出力
V32をさらに増幅してその出力V33を第3ストップ回
路83に出力する。第3ストップ回路83では、入力され
る第3増幅器73の出力V33の入力タイミングを検出し
て第3受光タイミング信号RT3を作成する。
【0018】一方、レベル検出器5では、I/V変換器
4の出力V1を、第1,第2コンパレータ131,132
に入力し、第1,第2コンパレータ131,132で、そ
れぞれ第1,第2定電圧SV1,SV2(ただしSV1
SV2)と比較する。
【0019】第1,第2コンパレータ131,132の比
較操作において、V1<SV1であれば、第1,第2コ
ンパレータ131,132の出力LD1,LD2がすべてLO
Wとなる。一方、SV1<V1<SV2であれば、第1コ
ンパレータ131の出力LD1だけがHIGHとなる。S
2<V1であれば、第1,第2コンパレータ131,1
2の出力LD1,LD2がすべてHIGHとなる。
【0020】ここで、第1,第2コンパレータ131,1
2の出力タイミングは、出力タイミング制御部141,
142により次のように制御されている。すなわち、出
力タイミング制御部141142は、図3に示すように、
I/V変換器4の出力である電圧信号V1中に含まれる
パルス成分P(パルスレーザ光Lの各パルスに対応して
いる)の立ち上がりタイミングPtの直前のタイミング
(図3中において、Tdで表示)で第1,第2コンパレ
ータ131,132の出力LD1,LD2が出力されるよう
に制御している。出力タイミング制御部141,142
よるこのような出力タイミング制御は、例えば、投光素
子1のパルスレーザ光のパルス投光タイミングに基づい
て行うことができる。
【0021】出力タイミング制御部141,142によっ
て、第1,第2コンパレータ131,132の出力タイミ
ングをこのように制御することで、第1,第2コンパレ
ータ131,132からは、電圧信号V1のDCレベルL
V(バックグラウンドレベル)と、定電圧SV1,SV2
とを比較した比較結果が出力されることになる。
【0022】このとき、パルス成分Pの立ち上がりタイ
ミングPtと、第1,第2コンパレータ131,132
出力タイミングとが時間的にかけ離れると、出力される
第1,第2コンパレータ131,132の出力レベルと、
実際にパルス成分Pを測定するタイミングにおける信号
中に含まれるDCレベルLV(バックグラウンドレベ
ル)との間の誤差が大きくなり、スイッチング回路9の
切り換え精度が低下するという不具合が発生する可能性
がある。
【0023】しかしながら、本実施の形態のレーザ式距
離測定装置では、パルス成分Pの立ち上がりタイミング
Ptの直前のタイミングTdで第1,第2コンパレータ
131,132の出力LD1,LD2を出力させているの
で、第1,第2コンパレータ131,132の出力L
1,LD2が、実際にパルス成分Pを測定するタイミン
グにおける信号中に含まれるDCレベルLVに近似した
値となる。
【0024】このような比較結果である出力LD1,L
2が入力される論理回路15では、次のような操作を
行う。すなわち、第1,第2コンパレータ131,132
の出力LD1,LD2がすべてLOWである場合には、電
圧信号V1のDCレベルLVが最も低いことを示すレベ
ル制御信号LSを切換スイッチ16に出力する。切換ス
イッチ16は、このようなレベル制御信号LSが入力さ
れると、第1ストップ回路81の出力RT1をTAC回路
10に接続する。
【0025】一方、第1コンパレータ131の出力LD1
だけがHIGHである場合には、論理回路15は、電圧
信号V1のDCレベルLVが中程度であることを示すレ
ベル制御信号LSを切換スイッチ16に出力する。切換
スイッチ16は、このようなレベル制御信号LSが入力
されると、第2ストップ回路82の出力RT2をTAC回
路10に接続する。
【0026】また、第1,第2コンパレータ131,1
2の出力LD1,LD2がすべてHIGHである場合に
は、電圧信号V1のDCレベルLVが最も高いことを示
すレベル制御信号LSを切換スイッチ16に出力する。
切換スイッチ16は、このようなレベル制御信号LSが
入力されると、第3ストップ回路83の出力RT3をTA
C回路10に接続する。
【0027】TAC回路10では、入力される第1〜第
3ストップ回路81,82,83の出力RT1,RT2,R
3とスタート回路2から入力される投光タイミング信
号ETとの間の時間差を検出して出力TVを出力する。
ADC回路11は、電圧信号の形態で出力されるTAC
回路10の出力TVをA/D変換する。測定時間処理部
12は、ADC回路11の出力TVDに基づいて測距対
象αまでの距離を測定する。
【0028】このレーザ式距離測定装置では、このよう
にして測距対象αまでの距離を測定しているのである
が、レベル検出器5およびスイッチング回路9におい
て、上述した切換制御を行うことで、次のような作用効
果が得られる。すなわち、反射光R中に含まれる背景光
の信号レベルが低くなると、電圧信号V1のDCレベル
LVが低くなる。すると、電圧信号V1中におけるパル
ス成分PとDCレベルLVとの間のレベル差D(図3参
照)が可及的に大きくなり、ストップ回路81,82,8
3において、増幅器71,72,73の出力V31,V32
V33中に含まれるパルス成分P’を、比較的容易にし
かも精度高く検出することができるようになる。これに
対して、反射光R中に含まれる背景光の信号レベルが大
きくなると、電圧信号V1のDCレベルLVが高くな
る。すると、電圧信号V1中におけるパルス成分PとD
CレベルLVとの間のレベル差Dが可及的に小さくな
り、ストップ回路81,82,83において、増幅器71
2,73の出力V31,V32,V33中に含まれるパル
ス成分P’を検出することが困難になる。
【0029】このような不都合に対しては、電圧信号V
1の増幅率を高めて、増幅後の電圧信号V1とDCレベ
ルLVとのレベル差Dを見かけ上、広げることで、増幅
後のパルス成分P’の検出精度を高めることが考えられ
る。しかしながら、この方法では、増幅率を高めたこと
により、ノイズ成分を拾い易くなってこれがパルス成分
P’の誤検出を増加させる原因となるという不具合を生
じさせてしまう。
【0030】そこで、このレーザ式距離測定装置では、
DCレベルLV(=反射光R中に含まれる背景光の信号
レベル)を検出し、その検出結果に基づいて、電圧信号
V1の増幅率を制御することで、上記不具合(増幅率を
上げたことにより生じる誤検出の増加)を回避しつつ、
上記問題(反射光R中に含まれる背景光の信号レベルが
高いことに起因する検出感度の低下)を解決している。
【0031】すなわち、このレーザ式距離測定装置で
は、レベル検出器5により、電圧信号V1のDCレベル
LVを検出し、電圧信号V1のDCレベルLVが最も低
い場合には、反射光R中に含まれる背景光の信号レベル
が低いと見なし、最も増幅率の低い第1増幅器71の出
力V31中のパルス成分P’を検出している第1ストッ
プ回路81の出力RT1をTAC回路10に接続してい
る。また、電圧信号V1のDCレベルLVが中程度のレ
ベルである場合には、反射光R中に含まれる背景光の信
号レベルも中程度であると見なし、中程度の増幅率を有
する第2増幅器72の出力V32中のパルス成分P’を検
出している第2ストップ回路82の出力RT2をTAC回
路10に接続している。
【0032】このようなストップ回路81,82,83
出力RT1,RT2,RT3の選択を行うことで、増幅率
を比較的低く維持しており、これより増幅率を高めたこ
とに起因するノイズ成分の誤検出を防止して検出精度を
維持している。
【0033】これに対して、電圧信号V1のDCレベル
LVが最も高いレベルである場合には、反射光R中に含
まれる背景光の信号レベルも高いと見なし、最も増幅率
の高い第3増幅器73の出力V33中のパルス成分P’を
検出している第3ストップ回路83の出力RT3をTAC
回路10に接続している。
【0034】このようなストップ回路81,82,83
出力RT1,RT2,RT3の選択を行うことで、増幅率
を高めており、これにより反射光R中に含まれる背景光
の信号レベルが高いことに起因する検出感度の低下を回
避している。
【0035】ところで、このようなレーザ式距離測定装
置では、透光素子1と受光素子3とを異軸光学系で連結
すると、受光素子3に背景光が入光しやすくなって、測
距対象αからの信号を検出しにくくなるという不都合が
ある。そのため、本実施の形態のレーザ式距離測定装置
では、投光素子1と受光素子3とを同軸光学系で連結す
ることで、このような不都合を防止している。同軸光学
系としては、具体的には、図4に示した投光素子1と受
光素子3との間に、ハーフミラー20と、ボリゴンミラ
ー21とを用いた同軸光学系が例として挙げられる。な
お、図4中、符号22は投光レンズであり、23はレー
ザ式距離測定装置と外界とを光の投受光を許容しつつ遮
断する窓であり、24は受光レンズであり、25は光学
フィルタである。
【0036】なお、上述した実施の形態では、増幅部7
を直列に接続された複数の増幅器71,72,73で構成
している。そのため、増幅部7の構成が簡単になってい
るものの、各増幅器71,72,73の出力端では、増幅
後の出力タイミングが若干ながら、異なっている。具体
的には、第1増幅器71の出力タイミングが最も早く、
第2増幅器72の出力タイミングがその次に早く、第3
増幅器73の出力タイミングが最も遅くなる。そこで、
図5に示すように、論理回路15の出力であるレベル制
御信号LSを測定時間処理部12に入力して、レベル制
御信号LSに基づいて、測距データを補正すれば、測距
精度を上げることができる。
【0037】具体的には、電圧信号V1のDCレベルL
Vが最も低いことを示すレベル制御信号LSが測定時間
処理部12に入力されると、測定時間処理部12では、
現在行っている測距操作は出力タイミングが最も早い第
1増幅器71の出力V31に基づいて行っていると判断し
て、その分、算出した測距データを補正する。
【0038】一方、電圧信号V1のDCレベルLVが中
程度であるレベル制御信号LSが測定時間処理部12に
入力されると、測定時間処理部12では、現在行ってい
る測距操作は出力タイミングが中程度の早さである第2
増幅器72の出力V32に基づいて行っていると判断し
て、その分、算出した測距データを補正する。
【0039】さらには、電圧信号V1のDCレベルLV
が最も高いことを示すレベル制御信号LSが測定時間処
理部12に入力されると、測定時間処理部12では、現
在行っている測距操作は出力タイミングが最も遅い第3
増幅器73の出力V33に基づいて行っていると判断し
て、その分、算出した測距データを補正する。
【0040】なお、上述した実施の形態では、増幅部7
を直列に接続した3個の増幅器71,72,73から構成
していたが、増幅部7を構成する増幅器の数は3個に限
定されるものではなく、それ以外の増幅器数であってよ
いのはいうまでもない。要は、複数の増幅器から増幅部
7を構成すればよいのである。
【0041】さらには、上述した実施の形態では、増幅
部7を直列に接続した複数の増幅器71,72,73から
構成していたが、この他、増幅部7を単一の可変増幅器
から構成し、この可変増幅器の増幅率をレベル検出器5
で検出した電圧信号V1の出力レベルに基づいて調整す
るように構成してもよい。このように構成すれば、単一
のストップ回路でよくなるうえ、スイッチング回路9も
必要なくなる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果を奏する。
【0043】請求項1の発明によれば、電気信号の信号
処理パラメータを、電気信号のバックグラウンドレベル
に応じて変更しているので、バックグラウンドレベルが
大きいときには、信号処理パラメータを変更すること
で、電気信号中の信号成分の検出精度を上げることがで
きるようになった。これにより、信号処理パラメータを
変更するいう簡単でしかも測距精度を低下させない処理
により検出精度を高めることができるという効果を奏す
る。
【0044】請求項2の発明によれば、バックグラウン
ドレベルを、測定光の無送信期間における電気信号の信
号レベルとして検出するので、バックグラウンドレベル
を容易にしかも精度よく検出することができるという効
果を奏する。
【0045】請求項3の発明によれば、測定光をパルス
状に投光しつつ、バックグラウンドレベルを、測定光パ
ルスの投光直前に測定しているので、バックグラウンド
レベルをさらに精度よく検出することができるという効
果を奏する。
【0046】請求項4の発明によれば、測定光がパルス
レーザ光であるので、測距精度がさらに高まるという効
果を奏する。
【0047】請求項5の発明によれば、信号処理パラメ
ータを増幅率としているので、増幅率を変更するいう簡
単でしかも測距精度を低下させない処理により検出精度
を高めることができるという効果を奏する。
【0048】請求項6の発明によれば、増幅率の変更
を、電気信号に対して直列に接続された信号増幅器の増
減により行っており、これにより、信号処理パラメータ
の変更がさらに容易になるという効果を奏する。
【0049】請求項7の発明によれば、測定光の光軸
と、反射光の光軸とを同軸に配置しているのて、背景光
が入光しにくくなって、その分、測距対象からの信号を
検出しやすくなるという効果を奏する。
【0050】請求項8の発明によれば、測定した測定対
象までの距離を、信号処理パラメータの変更に応じて補
正しており、これにより、信号処理パラメータの変更に
より生じた測距データの誤差を補正することができ、そ
の分、測距精度を向上させることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレーザ式距離測定
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態のレーザ式距離測定装置の要部を示
すブロック図である。
【図3】電圧信号V1の信号形態を示す図である。
【図4】同軸光学系の例を示す図である。
【図5】本発明の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 投光素子 2 スター
ト回路 3 受光素子 4 I/V
変換器 5 レベル検出器 6 帯域フ
ィルタ 7 増幅部 71〜3 第1,
第2,第3増幅器 81〜3 第1,第2,第3ストップ回路 9 スイッチング回路 10 TAC
回路 11 ADC回路 12 測定
時間処理部 131,2 第1,第2コンパレータ 141,2 出力タイミング制御部 15 論理
回路 16 切換スイッチ 20 ハー
フミラー 21 ポリゴンミラー 22 投光
レンズ α 測距対象 L パルス
レーザ光 R 反射光 I 電流信
号 V1 電圧信号 V2 帯域フ
ィルタ6の出力 V31〜3 増幅部6の出力 RT1〜3 受光
タイミング信号 ET 投光タイミング信号 TV TAC
回路10の出力 TVD ADC回路11の出力 LD1,2 レベ
ル検出器5の出力 SV1,2 第1,第2定電圧 LD1,2 第1,第2コンパレータの出力 LS レベル制御信号 P パルス
成分 PT 立ち上がりタイミング LV DCレ
ベル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象に向けて測定光を投光しながら
    測距対象の反射光を受光して電気信号に変換し、この電
    気信号に基づいて測距対象までの距離を測定する光学式
    距離測定装置であって、 前記電気信号の信号処理パラメータを、前記電気信号の
    バックグラウンドレベルに応じて変更することを特徴と
    する光学式距離測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学式距離測定装置であ
    って、 前記バックグラウンドレベルを、測定光の無送信期間に
    おける電気信号の信号レベルとして検出することを特徴
    とする光学式距離測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光学式距離測定装置であ
    って、 前記測定光をパルス状に投光しつつ、前記バックグラウ
    ンドレベルを、測定光パルスの投光直前に測定すること
    を特徴とする光学式距離測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光学式距離測定装置であ
    って、 前記測定光はパルスレーザ光であることを特徴とする光
    学式距離測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光学式距離測定装置であ
    って、 前記信号処理パラメータは増幅率であることを特徴とす
    る光学式距離測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光学式距離測定装置であ
    って、 増幅率の変更を、前記電気信号に対して直列に接続され
    た信号増幅器の増減により行うことを特徴とする光学式
    距離測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光学式距離測定装置であ
    って、 測定光の光軸と、反射光の光軸とを同軸に配置したこと
    を特徴とする光学式距離測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光学式距離測定装置であ
    って、 測定した測定対象までの距離を、前記信号処理パラメー
    タの変更に応じて補正することを特徴とする光学式距離
    測定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076145A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Topcon Corp パルス光受光時間測定装置
WO2012121337A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 国立大学法人静岡大学 距離測定用の信号処理回路および距離測定装置
JP2014059223A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Denso Corp 光レーダ装置
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JPWO2018101293A1 (ja) * 2016-11-30 2019-10-24 パイオニア株式会社 計測装置、設定装置、設定方法、修正方法、及びプログラム

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