JPH11142448A - 位相差検出回路 - Google Patents

位相差検出回路

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JPH11142448A
JPH11142448A JP30764997A JP30764997A JPH11142448A JP H11142448 A JPH11142448 A JP H11142448A JP 30764997 A JP30764997 A JP 30764997A JP 30764997 A JP30764997 A JP 30764997A JP H11142448 A JPH11142448 A JP H11142448A
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phase difference
output signal
output
windings
pulse
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JP30764997A
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Inventor
Nobuo Seko
信夫 世古
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度発電機の巻線間の位相差特性を検出して
その合否を自動的に判別できる位相差検出回路を提供す
る。 【解決手段】 速度発電機1の各巻線の正弦波形が、波
形整形回路2,3で矩形波の出力信号S2,S3に変換
される。巻線間が逆位相でなければ、出力信号S3の立
ち上がりでDFF4の出力信号S4がハイレベルとな
り、出力信号S2の立ち下がりでOS6の出力信号S6
にパルスが発生して出力信号S4がローレベルとなる。
平滑回路13は、出力信号S4を回転数に依存しない平
均電圧に変換して出力電圧S13を出力される。位相差
判定回路14は、出力電圧S13が位相差の基準値の下
限値に相当する電圧VrefL〜上限値に相当する電圧Vre
fHの範囲内に存在するかどうかを判定する。位相差が正
常範囲内であれば位相差検知出力OUT2はローレベル
となり、異常範囲であれば位相差検知出力OUT2はハ
イレベルとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度発電機の自動
試験等に用いて好適な位相差検出回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】速度発電機の特性の合否を判定するにあ
たっては、励磁巻線及び出力巻線間の位相差を検知して
その位相差が所定範囲(例えば、90゜±20゜)に存
在するかどうかを調べることになる。そのための第1の
手法として、これら2つの巻線で測定される電圧波形を
オシロスコープ上に表示させて、波形観測により両巻線
の位相差を確認することが行われてきた。
【0003】また第2の手法として、後退検知の考え方
から両波形の位相の前後関係(即ち、進み又は遅れ)だ
けを検知することが行われてきた。さらに第3の手法と
して、図4に示すように、両巻線の電圧波形を整形した
方形波に基づき、回転子の回転によって生じるパルスを
計数回路でカウントして位相差を判別することが考えら
れる。すなわち、巻線ABに対応する波形WABのみがハ
イレベルの期間には計数回路をゼロからカウントアップ
させ、波形WAB及び巻線CDに対応する波形WCDの双方
がハイレベルの期間には計数回路をカウントダウンさせ
る。そして、波形WCDのみがハイレベルとなった時点で
カウントを停止させて、計数回路の残りカウントから位
相差を判別するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の手法では、目視によって位相差を判定すること
から誤判定を生じ易く、なにより速度発電機の試験を自
動化できないという問題がある。また第2の手法では、
速度発電機の誤配線によって生じる位相進み又は位相遅
れは自動判定できるものの、位相差特性を自動的に判定
できないという問題がある。さらに第3の手法では、計
数回路の容量やパルスの周波数等の関係から、検出でき
る回転数が制限されてしまうという問題がある。本発明
は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、
速度発電機の巻線間の位相差特性を検出してその合否を
自動的に判別できる位相差検出回路を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、速度発電機の第1乃至第
2の巻線に生じる信号を2値化して、第1乃至第2のパ
ルス信号を各々生成する第1乃至第2のパルス生成手段
と、前記第1乃至第2のパルス信号に基づいて、前記第
1及び第2の巻線間の位相差に応じた位相差パルスを生
成する位相差パルス生成手段と、前記位相差パルスを前
記第1及び第2の巻線間の位相差に応じた平均電圧へ変
換する変換手段と、前記平均電圧に基づいて前記第1及
び第2の巻線間の位相差が所定範囲内に存在するかを調
べ、該位相差が所定範囲内にあれば前記巻線間の位相差
特性を正常と判定し、該位相差が所定範囲外であれば前
記位相差特性を異常と判定する位相差特性判定手段とを
具備することを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記第1乃至第2のパルス生成手段
の何れかは、前記速度発電機の回転数に依存したパルス
信号を出力し、前記変換手段は、前記位相差パルスを前
記速度発電機の回転数に依存しない平均電圧へ変換する
ことを特徴としている。また、請求項3記載の発明は、
請求項1又は2記載の発明において、前記速度発電機の
回転数が所定回転数以上であるか否かを判定する回転数
判定手段と、前記速度発電機の回転数が前記所定回転数
未満であるとき、前記位相差特性判定手段による位相差
特性の異常の判定を抑止する異常抑止手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、同実施形態による
位相差検出回路の構成を示すブロック図である。図中、
符号1は速度発電機であって巻線AB及び巻線CDを有
する。波形整形回路2,3は、巻線AB,巻線CDで計
測される正弦波形を所定の閾値に基づいて2値化し、得
られる方形波を出力信号S2,S3としてそれぞれ出力
する。
【0008】DFF(Dタイプ・フリップフロップ)4
は、波形整形回路3の出力信号S3の立ち上がりタイミ
ングで波形整形回路2の出力信号S2を取り込む。後述
するように、DFF4から出力される出力信号S4のパ
ルス幅は、両巻線間の位相差に応じて変化する。すなわ
ち、位相差が大きくなるほどパルス幅は小さくなり、位
相差が小さくなるほどパルス幅は大きくなる。また、D
FF5は波形整形回路2の出力信号S2の立ち上がりタ
イミングで波形整形回路3の出力信号S3を取り込む。
【0009】OS6は一般的なワンショットフリップフ
ロップ(ワンショットマルチバイブレータ)である。す
なわち、A端子及びB端子に加えられる入力信号の論理
積としてパルスが与えられると反転出力端子Q ̄に負の
パルスが出力される。そのパルス幅は、Cext端子及び
Cext/Rext端子の間に接続されたコンデンサの容量値
と、Cext/Rext端子にその一端が接続され他端が電源
電圧Vccに接続された抵抗素子の抵抗値から決定され
る。この場合、OS6のB端子は抵抗R1を介して電源
電圧Vccに接続されていることから、OS6はA端子
に与えられる信号の立ち下がりタイミングから、抵抗R
2及びコンデンサC1の時定数で定まる出力幅のパルス
を反転出力端子Q ̄に発生させる。
【0010】同様に、OS7のB端子は抵抗R3を介し
て電源電圧Vccに接続されていることから、OS7は
A端子に与えられる信号の立ち下がりタイミングから、
抵抗R4及びコンデンサC2の時定数で定まる出力幅の
パルスを反転出力端子Q ̄へ出力する。なお、これらO
S6やOS7は論理ゲートなどによって構成するように
しても良い。DFF8は、DFF5の端子Qにおける出
力信号S5の立ち上がりタイミングで、DFF4の端子
Qにおける出力信号S4の反転信号であるインバータ9
の出力を取り込む。このDFF8の端子Qにおける出力
信号が後退検知出力OUT1となる。この後退検知出力
OUT1がハイレベルであれば、後退検知が為されたこ
とになる。
【0011】回転数検出回路10は、波形整形回路2,
3の出力信号S2,S3に基づいて速度発電機1の回転
数が一定値以上であるかどうか判別するもので、一定回
転数以上であればローレベルを出力しさもなくばハイレ
ベルを出力する。図示したように、回転数検出回路10
はダイオードD1〜D4,抵抗R5〜R10,コンデン
サC3〜C4,コンパレータ11から構成される。
【0012】図中、Nφは0V電位(GND)である。
ここでは、速度発電機1が、回転数に応じて出力電圧の
増加する電磁誘導タイプを想定しているため、回転数に
比例して周波数が増加することになる。したがって、ダ
イオードD1〜D4,抵抗R5,抵抗R6,抵抗R9,
コンデンサC3,コンデンサC4で構成する回路から得
られる平滑電圧が増加することで回転数が検知される。
【0013】コンパレータ11は、速度発電機1の回転
数が所定回転数の場合に対応する基準電圧Vref と、各
時点における速度発電機1の回転数に相当するダイオー
ドD3(又はダイオードD4)のカソード端の信号電圧
を比較する。そして、速度発電機1の回転数を表す信号
電圧が基準電圧Vref を越えていなければハイレベルを
出力し、実測回転数に対応する信号電圧が基準電圧Vre
f を越えているのであればローレベルを出力する。イン
バータ12は回転数検出回路10の出力を反転するた
め、インバータ12の出力がハイレベルであれば速度発
電機1の回転数は一定数以上であり、ローレベルであれ
ば回転数は一定数未満である。
【0014】平滑回路13は、DFF4の出力信号S4
として出力されるパルス列(方形波)を抵抗R11とコ
ンデンサC5,抵抗R12とコンデンサC6の2段の積
分回路で平滑して、各パルスのパルス幅をそれに応じた
平均電圧(直流電圧)に変換する。
【0015】位相差判定回路14は、巻線ABと巻線C
Dの位相差が基準値の下限値〜上限値の範囲内にあるか
を判別する回路であって、この範囲内であれば位相差特
性が正常であるとしてハイレベルを出力する一方、位相
差が当該範囲を逸脱していれば位相差特性が異常である
としてローレベルを出力する。なお、この基準値は位相
差90゜に対応し、また、下限値は70゜(=90゜−
20゜)に,上限値は110゜(=90゜+20゜)に
それぞれ対応する。
【0016】図示したように、位相差判定回路14は抵
抗R13〜R17及びコンパレータ15,16により構
成される。コンパレータ15は平滑回路13の出力信号
S13の電圧と基準値の下限値に相当する電圧VrefLを
比較し、出力信号S13<VrefLであればローレベルを
出力する。同様にして、コンパレータ16は出力信号S
13と基準値の上限値に相当する電圧VrefHを比較し、
出力信号S13>VrefHであればローレベルを出力す
る。コンパレータ15,16の出力はワイヤードORで
接続されており、これらコンパレータの出力の何れかが
ローレベルとなれば位相差判定回路14の出力がローレ
ベルとなる。
【0017】インバータ17は位相差判定回路14の出
力を反転させることから、インバータ17の出力がロー
レベルであれば巻線間の位相差は正常範囲内であり、ハ
イレベルであれば異常な範囲である。このインバータ1
7の出力と前述したインバータ12の出力はワイヤード
ORで接続されており、これが位相差検知出力OUT2
となる。したがって、これらインバータの出力の何れか
がローレベルとなると、位相差検知出力OUT2として
はローレベルが出力されることになる。
【0018】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て上記構成による位相差検出回路の動作を説明する。最
初、速度発電機1の回転数は上述した「一定回転数」に
満たないことから、回転数検出回路10の出力はハイレ
ベルとなって、インバータ12の出力はローレベルとな
る。これにより、DFF8がクリアされて後退検知出力
OUT1がローレベルに保持されると共に、位相差検知
出力OUT2もローレベルとなる。つまり、速度発電機
1の回転数が一定回転数に達するまでは、後退の検知と
位相差の異常検知が抑止される。その後、速度発電機1
の回転数が一定回転数に達した時点で、インバータ12
の出力がハイレベルとなるため、DFF8におけるデー
タ取り込みが有効になると共に、インバータ17の出力
が位相差検知出力OUT2として出力されるようにな
る。
【0019】次に、巻線AB及び巻線CD間の位相差に
よって場合分けしつつ説明を行ってゆく。まずは、巻線
AB及び巻線CD間の位相差が基準値の上限値〜下限値
の範囲内に存在する場合(つまり、位相差が90゜±2
0゜の範囲内である場合)について説明する。この場
合、図2に示すように、波形整形回路2の出力信号S2
の位相は、実線で示す波形整形回路3の出力信号S3の
位相に対して例えば90゜進んでいる。
【0020】まず、時刻t1で波形整形回路2の出力信
号S2が立ち上がると、DFF5が波形整形回路3の出
力信号S3(ローレベル)を取り込み、DFF5の出力
信号S5がローレベルとなる。次に、時刻t3で波形整
形回路3の出力信号S3が立ち上がると、DFF4が波
形整形回路2の出力信号S2(ハイレベル)を取り込み
その出力信号S4がハイレベルへと変化する。次に、時
刻t5で波形整形回路2の出力信号S2がローレベルに
変化すると、この立ち下がりを契機としてOS6が出力
信号S6にパルスを発生させる。これによってDFF4
がクリアされ、その出力信号S4が立ち下がる。次に、
時刻t7で波形整形回路3の出力信号S3がローレベル
に変化すると、この立ち下がりを契機としてOS7が出
力信号S7にパルスを発生させる。それ故、DFF5が
クリアされてその出力信号S5はローレベルに維持され
る。
【0021】そして時刻t9になると、時刻t1以降と
同様の動作が繰り返し行われることから、DFF4の出
力信号S4は図2の実線で示すような繰り返し信号とな
る。したがって、出力信号S4を平滑回路3で平滑して
得られる出力信号S13は、図2の実線で示される波形
となり、その電圧レベルは基準電圧VrefLとVrefHの間
に存在することになる。したがって、位相差判定回路1
4からはハイレベルが出力されることになり、インバー
タ17によって位相差検知出力OUT2は正常範囲内を
表すローレベルとなる。また、上述したように出力信号
S5は常時ローレベルに保たれるため、DFF8がイン
バータ9の出力を取り込むことはなく、後退検知出力O
UT1はローレベルのままとなる。以上のように、巻線
間の位相差が基準値の下限値〜上限値の範囲内に存在す
るのであれば、後退が検知されることはなく位相差の異
常も検知されない。
【0022】次に、巻線AB及び巻線CD間の位相差が
基準値の下限値を下回った場合、つまり基準値よりも位
相が進んでいる場合について説明する。つまり、波形整
形回路3の出力信号S3の波形が図2の二点鎖線で示す
ような場合である。この場合も上記と同様に、時刻t1
で出力信号S2が立ち上がってDFF5の出力信号S5
がローレベルとなる。一方、出力信号S3の立ち上がり
タイミングは、上述した時刻t3よりも早い時刻t2で
あり、この時点でDFF4の出力信号S4もハイレベル
へと変化する。その後、時刻t5で出力信号S2が立ち
下がると、上記と同様にして出力信号S6にパルスが出
力され、DFF4の出力信号S4が立ち下がる。次に、
上述した時刻t7よりも早い時刻t6において出力信号
S3が立ち下がり、上記と同様に出力信号S7にパルス
が出力されて出力信号S5がローレベルに維持される。
【0023】こうして、出力信号S4は図2の二点鎖線
で示す繰り返し信号となり、そのデューティ比は位相差
が基準値の下限値〜上限値に存在した場合よりも大きく
なる。そのため、出力信号S4を平滑して得られる出力
信号S13の電圧レベルは図2の二点鎖線で示すように
基準電圧VrefHよりも高くなる。これにより。位相差判
定回路14からはローレベルが出力され、インバータ1
7により位相差検知出力OUT2が異常範囲を表すハイ
レベルとなる。以上のように、巻線間の位相差が許容範
囲を越えた場合には、位相差検知出力OUT2に異常を
示す信号が出力されることになる。
【0024】次に、巻線AB及び巻線CD間の位相差が
基準値の上限値を上回った場合、つまり基準値よりも位
相が遅れている場合について説明する。つまり、波形整
形回路3の出力信号S3の位相が図2の一点鎖線で示す
ような場合である。この場合も、上記同様に時刻t1で
出力信号S2が立ち上がってDFF5の出力信号S5が
ローレベルとなる。一方、出力信号S3の立ち上がりタ
イミングは、上述した時刻t3よりも遅い時刻t4であ
って、この立ち上がりに同期してDFF4の出力信号S
4もハイレベルへと変化する。その後、時刻t5で出力
信号S2が立ち下がるとDFF4の出力信号S4も立ち
下がる。その後、出力信号S3は上述した時刻t7より
も遅い時刻t8で立ち下がり、このタイミングで出力信
号S7にパルスが出力されて出力信号S5がローレベル
に維持される。
【0025】こうして、出力信号S4は図2の一点鎖線
で示す繰り返し信号となり、そのデューティ比は位相差
が基準値の下限値〜上限値に存在した場合よりも小さく
なる。したがって、出力信号S13の電圧レベルは図2
の一点鎖線で示す波形のように基準電圧VrefLよりも低
くなる。それ故、位相差判定回路14からはローレベル
が出力されて、位相差検知出力OUT2には異常範囲を
表すハイレベルが出力されることになる。以上のよう
に、巻線間の位相差が許容範囲を越えて遅れてしまった
場合にも、位相差検知出力OUT2に異常を示す信号が
出力されることになる。
【0026】次に、巻線AB及び巻線CDの間との間が
逆位相となった場合は後退検知が行われる。そこで以
下、この場合における位相検出回路の動作を図3のタイ
ミングチャートを参照して説明する。まず、時刻t10
で出力信号S3が立ち上がると、出力信号S2(ローレ
ベル)がDFF4に取り込まれてその出力信号S4がロ
ーレベルとなる。つまり、インバータ9の出力信号S9
はハイレベルとなる。次に、時刻t11で出力信号S2
が立ち上がると、出力信号S3(ハイレベル)がDFF
5に取り込まれてその出力信号S5がハイレベルとな
る。この出力信号S5の立ち上がりによってDFF8に
クロックが入ると、DFF8に出力信号S9(ハイレベ
ル)が取り込まれ、後退検知出力OUT1がハイレベル
となる。
【0027】次に、時刻t12で出力信号S3が立ち下
がると、OS7によってその出力信号S7にパルスが出
力されてDFF5がクリアされ、出力信号S5が立ち下
がる。次いで、時刻t13で出力信号S2が立ち下がる
と、OS6によってその出力信号S6にパルスが出力さ
れてDFF4がクリアされ、その出力信号S4がローレ
ベルになる。以上のようにして、巻線AB及び巻線CD
の間との間が逆位相となると、後退検知出力OUT1と
してハイレベルが出力されるようになって、後退が検知
される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
速度発電機の各巻線に生じる信号をパルス化し、巻線間
の位相差に応じた位相差パルスの平均電圧を求めて、巻
線間の位相差が所定範囲内に存在するかどうかで巻線間
の位相差特性の正常,異常を判定しているので、速度発
電機の位相差特性の合否を自動的に判定できるという効
果がある。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、各巻
線に生じる信号間の位相差を表す位相差パルスを速度発
電機の回転数に依存しない平均電圧へ変換するようにし
たので、速度発電機の試験回転数の影響を受けることな
く、広範囲の回転領域にわたって位相差特性を判定でき
るという効果がある。また、請求項3記載の発明によれ
ば、速度発電機の回転数が所定回転数に達しない間は位
相差特性の異常検知を抑止するようにしたので、速度発
電機が安定してから位相差特性の判定を行えるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による位相差検出回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】 後退検知が行われない場合における同回路の
各部の波形を示したタイミングチャートである。
【図3】 後退検知が行われる場合における同回路の各
部の波形を示したタイミングチャートである。
【図4】 従来の技術において、速度発電機の両巻線の
電圧波形を整形した方形波に基づき、回転子の回転によ
って生じるパルスを計数回路でカウントして位相差を判
別する方法を示した図である。
【符号の説明】
1…速度発電機、2,3…波形整形回路、4,5,8…
DFF、6,7…OS、9,12,17…インバータ、
10…回転数検出回路、11,15,16…コンパレー
タ、13…平滑回路、14…位相差判定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度発電機の第1乃至第2の巻線に生じ
    る信号を2値化して、第1乃至第2のパルス信号を各々
    生成する第1乃至第2のパルス生成手段と、 前記第1乃至第2のパルス信号に基づいて、前記第1及
    び第2の巻線間の位相差に応じた位相差パルスを生成す
    る位相差パルス生成手段と、 前記位相差パルスを前記第1及び第2の巻線間の位相差
    に応じた平均電圧へ変換する変換手段と、 前記平均電圧に基づいて前記第1及び第2の巻線間の位
    相差が所定範囲内に存在するかを調べ、該位相差が所定
    範囲内にあれば前記巻線間の位相差特性を正常と判定
    し、該位相差が所定範囲外であれば前記位相差特性を異
    常と判定する位相差特性判定手段とを具備することを特
    徴とする位相差検出回路。
  2. 【請求項2】 前記第1乃至第2のパルス生成手段の何
    れかは、前記速度発電機の回転数に依存したパルス信号
    を出力し、 前記変換手段は、前記位相差パルスを前記速度発電機の
    回転数に依存しない平均電圧へ変換することを特徴とす
    る請求項1記載の位相差検出回路。
  3. 【請求項3】 前記速度発電機の回転数が所定回転数以
    上であるか否かを判定する回転数判定手段と、 前記速度発電機の回転数が前記所定回転数未満であると
    き、前記位相差特性判定手段による位相差特性の異常の
    判定を抑止する異常抑止手段とを具備することを特徴と
    する請求項1又は2記載の位相差検出回路。
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