JPH11142267A - 圧力検出装置 - Google Patents

圧力検出装置

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JPH11142267A
JPH11142267A JP30453097A JP30453097A JPH11142267A JP H11142267 A JPH11142267 A JP H11142267A JP 30453097 A JP30453097 A JP 30453097A JP 30453097 A JP30453097 A JP 30453097A JP H11142267 A JPH11142267 A JP H11142267A
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JP
Japan
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housing
press
sensing body
airtightness
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP30453097A
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English (en)
Inventor
Osamu Ito
治 伊藤
Hironobu Baba
広伸 馬場
Toshiyuki Oibe
俊幸 及部
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センシングボディとハウジングの密着固定後
の気密性の検査を正確に行えるようにする。 【解決手段】 センサチップ4を固定したセンシングボ
ディ2をハウジング1内に組付けて圧力検出装置が構成
される。この組付けにおいては、センシングボディ2を
ハウジング1内に圧入し、ハウジング1の端部1bとセ
ンシングボディ2の段差部2cとを突き合わせ、その突
き合わせ部を電気溶接等で密着固定する。この後、気密
性の検査を行う。この場合、センシングボディ2の圧入
部2dにはスリット2eが形成されているため、そのス
リット2eによって圧入部2での気密性をなくすことが
できる。従って、圧入部2dによる気密性に影響され
ず、密着固定された部分について気密性の検査を正確に
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力を検出する圧
力検出装置に関し、例えば車両における燃料噴射装置の
燃料圧やブレーキ装置のブレーキオイル圧等の高圧を検
出するのに用いて好適なるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力検出装置としては、
特開昭62−73131号公報に示されるものがある。
このものは、金属製センシングボディの圧力導入孔の終
端にダイヤフラムとして薄肉部を形成し、この薄肉部の
圧力導入側と反対側にセンサチップを密着固定して、高
圧測定に適した構造になっている。また、センシングボ
ディはハウジング内に組付けられており、その場合、セ
ンシングボディをハウジング内に接触固定した後、その
接触部を電気溶接等によって気密接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この圧力検出検出装置
のように高圧を測定する場合、気密性が非常に重要とな
る。このため、センシングボディをハウジング内に組付
けた後、気密性を保証するための検査を行うことが考え
られる。しかしながら、センシングボディをハウジング
内に圧入によって接触固定した場合、その圧入によって
もある程度気密性を有しているため、気密接合後にその
気密性が十分保たれているかどうかの検査を正確に行え
ないという問題がある。例えば、センシングボディとハ
ウジングを気密接合した後、その気密接合した部分の外
側を負圧とし、ハウジング内のセンサチップが固定され
ている側にHeを導入して、気密接合した部分の外側に
Heが漏れているかどうかにより気密性の検査を行うH
eリーク検査を用いた場合、その検査における圧力と実
際に使用する圧力には大きな差があり、気密接合した部
分の気密性が不十分でも、Heリーク検査の圧力では、
圧入による気密性によって検査結果が良好になる場合が
ある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みたもので、センシ
ングボディとハウジングの気密接合後の気密性の検査を
正確に行うのに適した圧力検出装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至3に記載の発明においては、センシン
グボディ(2)とハウジング(1)の少なくとも一方
に、センシングボディ(2)をハウジング(1)内に圧
入するための圧入部(2d)を形成し、さらにセンシン
グボディ(2)をハウジング(1)内に圧入したときに
圧入部(2d)による気密性をなくす隙間が形成される
ようにしたことを特徴としている。
【0006】従って、上記した隙間によって圧入部(2
d)による気密性をなくしているため、圧入部(2d)
による気密性に影響されずにセンシングボディ(2)と
ハウジング(1)を気密接合した部分について気密性の
検査を正確に行うことができる。なお、上記した括弧内
の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応
関係を示すものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本発明の一実施形態を示す
圧力検出装置の断面構造を示す。この圧力検出装置は、
車両における燃料噴射装置の燃料圧やブレーキ装置のブ
レーキオイル圧等の高圧(例えば20MPa)の流体の
圧力を測定するものである。
【0008】図において、ハウジング1は、耐食性が良
好で溶接可能な金属(例えばSUS430)で構成され
ており、ねじ山1aを有し、図示しない被検出体(例え
ば、燃料配管)にねじ締めで固定されるようになってい
る。センシングボディ2は、熱膨張率が小さい低熱膨張
率金属(例えばコバール等の線熱膨張係数がシリコンに
近い材質のもの)で構成され、内側に圧力導入孔2aを
有し、その終端に受圧用ダイヤフラムをなす肉薄部2b
が形成されている。図2に、センシングボディ2の外観
形状を示す。センシングボディ2は、円筒形状をしてお
り、その端部すなわち下端開口周縁部には段差部2cが
形成され、その上にハウジング1内に圧入するための圧
入部2dが形成されている。また、後述する気密性の検
査において、圧入部2dでの気密性をなくすために、圧
入部2dにはスリット2eが形成されている。
【0009】センシングボディ2は、ハウジング1の内
側空洞部に圧入され、その段差部2cとハウジング1の
開口縁(端部)1bとが突き合わされ、その部分が電気
溶接等によって密着固定され気密接合される。このよう
にして、センシングボディ2がハウジング1内に組付け
固定される。また、圧入部2dがセンシングボディ2の
外周に部分的に設けられているため、センシングボディ
2がハウジング1内に組付け固定されたとき、ハウジン
グ1とセンシングボディ2の間に、環状の隙間3が形成
される。この隙間3により、ハウジング1を被検出体に
固定したときに生じる応力がセンサチップ4に伝達する
のを阻止することができる。
【0010】センシングボディ2における薄肉部2bの
上面、すなわち圧力導入側と反対側の面には、センサチ
ップ4が、絶縁体である低融点ガラス5により接合され
ている。図3に、センシングボディ2の先端部分の断面
斜視図を示す。図に示すように、N型単結晶のシリコン
基板41に4つのP型の拡散ゲージ(歪ゲージ)42a
〜42dが形成されてセンサチップ4が構成されてお
り、薄肉部2bの変位に応じた電気信号を出力する。
【0011】センシングボディ2の先端部の周囲には、
図1に示すように、回路基板7が配置されている。この
回路基板7は、センサチップ4からの電気信号を増幅し
て出力する増幅回路(センサの感度調整を行う調整回路
を含む)などの回路部を有しており、積層セラミック基
板7a、回路チップ7b、およびポスト7cから構成さ
れている。
【0012】積層セラミック基板7aは、表面及び内層
に導電性のペーストを印刷し焼成して形成されたもの
で、接着剤によりハウジング1に固定されている。回路
チップ7bは、積層セラミック基板7a上に実装され、
ワイヤにより積層セラミック基板7aの導電性ペースト
を焼成してなる導電体(配線の一部領域)と電気的に接
続されている。ポスト7cは、外部との電気接続を行う
ための取り出し電極となるもので、例えば42アロイに
て構成されており、ろう付け等によりセラミック積層基
板7a上に接合されている。
【0013】セラミック基板7aの表面の導電体とセン
サチップ4とは、隙間3を跨いでワイヤ8により電気的
に接続されている。また、センシングボディ2および積
層セラミック基板7の上面(センサチップ4およびワイ
ヤ8の上を含む)には、腐食防止のためにコーティング
材(例えばシリコーンゲル)9によりコーティングが施
されている。
【0014】セラミック積層基板7aに接合されたポス
ト7cは、ターミナルアッセンブリ10のコネクタター
ミナル10aと電気溶接等で接続されている。このター
ミナルアッセンブリ10は、コネクタターミナル10a
をPPS等の樹脂でインサート成形したものである。そ
して、ターミナルアッセンブリ10と、PPS等の樹脂
で成形されたコネクタケース11は、Oリング12を介
しハウジング1のかしめ部1dでハウジング1にかしめ
固定されている。
【0015】上記したセンサチップ4および回路基板7
における回路部の電気結線図を図4に示す。歪ゲージ4
2a〜42dは、図に示すようにブリッジ回路を構成し
ている。回路基板7における回路部は、ブリッジ回路か
らの電気信号を増幅する増幅回路71の他、ブリッジ回
路に電源供給を行う電源回路72を有している。そし
て、歪ゲージ42a〜42dにより構成されるブリッジ
回路は、薄肉部2bに加わる圧力に応じた電気信号を増
幅回路71に出力し、増幅回路71は、その信号を増幅
して、圧力に応じた電気信号を外部に出力する。
【0016】図5に、図1に示す主要部品の分解断面図
を示し、図6乃至図9にそれらを組付けて圧力検出装置
を製造する工程を示す。なお、図6乃至図9に示す各工
程図において、(a)は上面図、(b)は断面図を示
す。 〔図6の工程〕まず、センシングボディ2にペースト状
のガラス5を印刷しセンサチップ4を焼成により接合す
る。次に、ハウジング1をセンシングボディ2にかぶ
せ、センシングボディ2をハウジング1内に圧入して仮
固定し、ハウジング1の端部1bとセンシングボディ2
の段差部2cとを突き合わせ、その突き合わせ部を電気
溶接(例えばレーザ溶接)等で気密接合する。
【0017】この後、Heリーク検査を行う。この場
合、図の一点鎖線で示す部分より下側を負圧にし、ハウ
ジング1内のセンサチップ4が固定されている側にHe
を導入して、気密接合した部分の外側にHeが漏れてい
るかどうかにより気密性の検査を行う。なお、センシン
グボディ2の圧入部2dには、スリット2eが形成され
ているため、センシングボディ2をハウジング1内に圧
入したとき、圧入部2dには上述した突き合わせ部に達
する隙間が形成されている。従って、その隙間により圧
入部2での気密性をなくすことができるため、Heリー
ク検査においては圧入部2dによる気密性に影響されず
電気溶接等により気密接合した部分についての気密性の
検査を行うことができる。なお、圧入部2dに形成する
スリット2eとしては、その幅が0.1mmあれば圧入
部2dによる気密性を十分なくせることが確認されてい
る。なお、スリット2eは、1つに限らず複数形成され
ていてもよい。 〔図7の工程〕次に、センシングボディ2の回りのハウ
ジング1の上面に接着剤をスタンプ等により薄く均一に
塗布し、その上に、回路チップ7bが実装された積層セ
ラミック基板7aをセットして接着を行う。そして、積
層セラミック基板7aの導電体とセンサチップ4をワイ
ヤ8により超音波ボンディングして電気接続する。この
後、コーティング材9によりコーティングを施す。 〔図8の工程〕次に、ターミナルアッセンブリ10のコ
ネクタターミナル10aと積層セラミック基板7のポス
ト7aを合わせ、電気溶接等で接合する。 〔図9の工程〕この後、コネクタケース11とOリング
12をハウジング1にセットし、ハウジング1のかしめ
部1dをかしめることにより、コネクタケース11とハ
ウジング1の内部をシールし固定する。このようにして
図1に示す圧力検出装置が構成される。
【0018】なお、上記実施形態では、圧入部2dにス
リット2eを形成するものを示したが、要はセンシング
ボディ2をハウジング1内に圧入したときに圧入部2d
による気密性をなくすための隙間が形成されていればよ
いので、図10に示すように圧入部2dの一部を縦方向
に切断したものであってもよく、あるいは圧入部2dを
外周の径が異なる形状、例えば楕円形状にして、隙間が
形成されるようにしてもよい。また、ハウジング1側に
スリット2e相当を形成してもよい。
【0019】また、圧入部はセンシングボディ2側に形
成されるものに限らず、図11に示すようにハウジング
1側に圧入部1cとして形成されていてもよく、センシ
ングボディ2とハウジング1の両方に圧入部が形成され
ていてもよい。さらに、上記実施形態では、ハウジング
1の端部1bとセンシングボディ2の段差部2cとを突
き合わせ、その突き合わせ部を電気溶接等で気密接合す
るものを示したが、図12に示すように、センシングボ
ディ2に段差部を設けずに上下に圧入部2dを設け、こ
れによってセンシングボディ2をハウジング1内に圧入
し、この後、センシングボディの上部において電気溶接
等で気密接合するようにしてもよい。この場合、センシ
ングボディ2の下部に形成した圧入部2dにスリット等
を設けて圧入部2dの気密性をなくすようにすればよ
い。
【0020】さらに、ハウジング1とセンシングボディ
2の気密接合は、電気溶接以外に、ろう付け、接着剤等
を用いて行ってもよい。さらに、上記実施形態では、半
導体基板41に歪ゲージ42a〜42dを形成してセン
サチップ4を構成するものを示したが、絶縁膜上に金属
の歪ゲージを蒸着等で形成してセンサチップを構成する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる圧力検出装置の断
面図である。
【図2】センシングボディ2の外観形状を示す図であ
る。
【図3】センシングボディ2とセンサチップ4の構成を
示す部分断面斜視図である。
【図4】センサチップ4および回路基板7における増幅
回路の電気結線図である。
【図5】図1に示す主要部品の分解断面図である。
【図6】図1に示す圧力検出装置を製造する工程を示す
図である。
【図7】図6に続く工程を示す図である。
【図8】図7に続く工程を示す図である。
【図9】図8に続く工程を示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態にかかるセンシングボ
ディ2の外観形状を示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態にかかる圧力検出装置
の断面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態にかかる圧力検
出装置の断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…センシングボディ、2a…圧力導
入孔、2b…肉薄部、2c…段差部、2d…圧入部、2
e…スリット、3…隙間、4…センサチップ、5…低融
点ガラス、7…回路基板、8…ワイヤ、9…コーティン
グ材、10…ターミナルアッセンブリ、10a…コネク
タターミナル、11…コネクタケース、12…Oリン
グ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体に取り付けられるハウジング
    (1)と、 内側に圧力導入孔(2a)を有しその終端が薄肉部(2
    b)となっており、前記ハウジング(1)内に圧入され
    た後、前記ハウジング(1)と気密接合されるセンシン
    グボディ(2)と、 前記薄肉部(2b)の圧力導入側と反対側に固定され前
    記薄肉部(2b)の変位に応じた電気信号を出力するセ
    ンサチップ(4)とを備え、 前記センシングボディ(2)と前記ハウジング(1)の
    少なくとも一方に、前記センシングボディ(2)を前記
    ハウジング(1)内に圧入するための圧入部(2d)が
    形成されており、 前記センシングボディ(2)が前記ハウジング(1)内
    に圧入されたときに前記圧入部(2d)による気密性を
    なくす隙間が形成されていることを特徴とする圧力検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記センシングボディ(2)の端部に段
    差部(2c)が形成され、前記圧入時に前記ハウジング
    (1)の端部(1b)が前記段差部(2c)に突き合わ
    されて、その部分が気密接合された構造になっており、
    前記隙間は前記突き合わされた部分に達するように形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記圧入部(2d)にスリット(2e)
    が形成されており、このスリット(2e)によって前記
    隙間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の圧力検出装置。
JP30453097A 1997-11-06 1997-11-06 圧力検出装置 Pending JPH11142267A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584851B2 (en) 2000-11-30 2003-07-01 Nagano Keiki Co., Ltd. Fluid pressure sensor having a pressure port

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584851B2 (en) 2000-11-30 2003-07-01 Nagano Keiki Co., Ltd. Fluid pressure sensor having a pressure port

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