JPH11142226A - 計量装置 - Google Patents

計量装置

Info

Publication number
JPH11142226A
JPH11142226A JP31896797A JP31896797A JPH11142226A JP H11142226 A JPH11142226 A JP H11142226A JP 31896797 A JP31896797 A JP 31896797A JP 31896797 A JP31896797 A JP 31896797A JP H11142226 A JPH11142226 A JP H11142226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
lighting
target weight
weighing
weighing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31896797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Soe
正夫 添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP31896797A priority Critical patent/JPH11142226A/ja
Publication of JPH11142226A publication Critical patent/JPH11142226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前もって定められた量に、確実に、計量で
き、またその計量作業の作業効率を向上させることので
きる計量装置を提供すること。 【解決手段】 被計量物Sを載置するのせ台11aを有
し、被計量物Sの重量を測定する計量部11と、この上
方に配設され、この計量部11の出力に基づいて点灯す
る検知部14と、被計量物Sの目標重量を設定する設定
部15とを備えており、更に、検知部14が被計量物S
が目標重量の範囲にあるときに点灯する点灯部21と、
被計量物Sが目標重量の上限を超えているときに点灯す
る点灯部22とを有しているような構造の計量装置10
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被計量物を、前も
って定めた量に計量する計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、はかりは、例えば体重計などの未
知の量を測るために用いられる場合と、例えば、食料品
などを袋詰めや箱詰めする際に使用されるように、前も
って定めた量に計量する場合との、主に2つの目的があ
る。後者の場合には、例えば、図9に示すような計量装
置1を用いる。この計量装置1は、被計量物S’を載置
するのせ台2aを有した計量部2と、この中央に支柱3
によって連結され、被計量物の重量をデジタル表示する
表示部4aを有する指示器4とを有している。作業者
は、のせ台2aに被計量物S’を載せながら、表示部4
aの値を読み、表示部4aに示される値が、目標重量の
範囲となるように、のせ台2aの被計量物S’の量を調
節する。そして、表示部4aに目標重量の範囲内が表示
された場合には、作業者が、のせ台2aに載置されてい
る被計量物S’の重量が目標重量になったと判断して、
計量を完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、計量作業
は、作業者が、のせ台2aに被計量物の重量の表示部4
aの値を読みながら、その値に基づいて目標重量の範囲
内であるかを否かを判断し、被計量物の重量を調節して
いるため、その作業効率がよいとはいえない。また、通
常、このような作業は、1日に何十回、何百回(場合に
よっては、何千回)と繰り返し、長時間に渡って行われ
る。すなわち、デジタル表示を何度も見る必要があり、
例えば目が疲れて、作業効率が悪くなる。また、被計量
物の目標重量の許容範囲を作業者が覚えていなければな
らず、例えば、作業者の思い込みなどによって、そのと
きの目標重量の許容範囲を間違えて計量完了としてしま
い、計量したはずの被計量物が、目標重量の範囲内の重
量を有していないという恐れも生じる。
【0004】本発明は、上述の問題に鑑みてなされ、前
もって定められた量を確実に、計量でき、またその作業
効率を向上させることのできる計量装置を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、被計量物
を載置するのせ台を有し、前記被計量物の重量を測定す
る計量部と、該計量部の上方又は側方に配設され、該計
量部の出力に基づいて点灯する検知部と、前記被計量物
の目標重量を設定する設定部とから成り、前記検知部
が、少なくとも、前記のせ台に載置された被計量物が前
記目標重量の範囲内であるときに点灯する第1点灯部
と、前記のせ台に載置された被計量物が前記目標重量の
上限を超えているときに点灯する第2点灯部とを有する
ことを特徴とする計量装置、によって解決される。
【0006】又、以上の課題は、被計量物を載置するの
せ台を有し、前記被計量物の重量を測定する計量部と、
該計量部の上方又は側方に配設され、該計量部の出力に
基づいて点灯する検知部と、通常、該検知部を観察して
いる操作者に対向しないように配設されている表示部と
から成り、表示部がデジタル値で前記のせ台の載置され
た被計量物の重量及び/又は前記目標重量の上限及び下
限の設定値を表示しており、検知部が、少なくとも、前
記のせ台に載置された被計量物が前記目標重量の範囲内
であるときに点灯する第1点灯部と、前記のせ台に載置
された被計量物が前記目標重量の上限を超えているとき
に点灯する第2点灯部とを有した計量装置部と、該計量
装置部とは別体で構成され、前記目標重量を設定するコ
ンピュータ部とを有することを特徴とする計量装置、に
よって解決される。
【0007】すなわち、第1点灯部が点灯することによ
り、被計量物の重量が、目標重量の範囲にあることかが
一目でわかり、また、第2点灯部の点灯により、被計量
物が、目標重量の上限を超えていることが一目でわかる
ため、重量の数値を読み取るといったことが不要とな
る。また、第2点灯部が点灯する際には、計量部に載置
されている被計量物が目標重量の範囲を超えているの
で、その被計量物の重量を減少させ、第1点灯部及び第
2点灯部が点灯しない場合には、計量部に載置されてい
る被計量物が目標重量の範囲に達していないので、その
被計量物の重量を増やすということを、すぐに行うこと
ができる。すなわち、第1点灯部及び第2点灯部の点灯
状態で、のせ台に載置されている被計量物の量をどのよ
うに調節したらよいかがすぐに判別できるので、被計量
物の調節を素早く行うことができる。すなわち、作業効
率を向上することができる。更に、設定部又はコンピュ
ータ部によって、目標重量の範囲が定められているた
め、作業者が、被計量物の測定重量の数値を読み、この
数値に基づいて被計量物が目標重量の範囲にあるか否か
を判断するといったことが不必要となるので、計量され
た被計量物は、確実に、目標重量の範囲内のものとする
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、被計量物を載置する
のせ台を有し、前記被計量物の重量を測定する計量部
と、該計量部の上方又は側方に配設され、該計量部の出
力に基づいて点灯する検知部と、前記被計量物の目標重
量を設定する設定部とから成り、前記検知部が、少なく
とも、前記のせ台に載置された被計量物が前記目標重量
の範囲内であるときに点灯する第1点灯部と、前記のせ
台に載置された被計量物が前記目標重量の上限を超えて
いるときに点灯する第2点灯部とを有する計量装置とす
る。
【0009】このような計量装置とすることにより、検
知部の第1点灯部の点灯により、被計量物が目標重量の
範囲内の重量にあることがわかり、第2点灯部の点灯に
より、被計量物が目標重量の上限を超えていることがわ
かり、第1点灯部及び第2点灯部が点灯しないことによ
り、被計量物が目標重量の下限を下回っていることが、
一目でわかる。そのため、第1点灯部と第2点灯部との
点灯状態で、のせ台の被計量物をどのように調節すれば
よいかがすぐにわかり、すぐさま、目標重量の範囲に調
節することができる。従って、作業効率が向上する。ま
た、被計量物を目標重量の範囲内とするために、被計量
物の重量の数値を読み取ることが不要となり、また、読
み取った数値から、この被計量物が目標重量の範囲内に
あるか否かという判断を行うことも不要となる。従っ
て、この被計量物を目標重量の範囲内とする作業を、長
時間、繰り返し行っても、疲労は従来よりはるかに低減
し、これにより作業効率が、従来より低下することがな
い。更に、設定部又はコンピュータ部によって、目標重
量の範囲が定められるので、作業者(これは計量装置の
検知部を観察する操作者である)が、被計量物が目標重
量の範囲内にあるか否かという判断を行うことがないの
で、従来より確実に、目標重量の範囲内に、被計量物を
測定することができる。
【0010】更に、この設定部を、検知部と(操作部と
して)一体的に形成して回動可能とし、検知部を観察し
ている操作者側に、通常、検知部が対向し、設定部は対
向しないように配設されており、操作部を回動させるこ
とにより、この設定部を、検知部に代えて、操作者側に
対向させるようにすれば、計量装置全体を不必要に大型
化することがない。また、この設定部に、デジタル値で
目標重量の上限及び下限の設定値を、少なくとも表示す
る表示部を備えるようにすると、現在、設定している
値、又は設定し直した値を、一目で確認することがで
き、設定ミスを確実に防止することができる。また、こ
の表示部に検量時には被計量物の重量を表示させるよう
にすれば、検量を容易に行うことができる。勿論、計量
装置が、第3点灯部を有する場合には、この表示部に、
第3点灯部が点灯する際の上述の所定量をも表示できる
ようにするとよい。
【0011】なおまた、本発明においては、被計量物を
載置するのせ台を有し、被計量物の重量を測定する計量
部と、計量部の上方又は側方に配設され、計量部の出力
に基づいて点灯する検知部とから成り、検知部が、少な
くとも、のせ台に載置された被計量物が前記目標重量の
範囲内であるときに点灯する第1点灯部と、のせ台に載
置された被計量物が目標重量の上限を超えているときに
点灯する第2点灯部とを有した計量装置部と、この計量
装置部と別体で目標重量を設定するコンピュータ部とか
らなる計量装置としてもよい。この場合、上述の設定部
を具備した計量装置と同様な効果を奏することができる
が、なお、計量装置部に通常、検知部を観察している操
作者に対向しないように配設されて、前記のせ台の載置
された被計量物の重量及び/又は前記目標重量の上限及
び下限の設定値を、デジタル値を表示する表示部が設け
られているので、必要に応じて計量装置部の検量や設定
値を確認することができる。
【0012】また、この場合の計量装置が複数の計量装
置部を有し、コンピュータが、この複数の計量装置の目
標重量の上限及び下限の設定値を一括して設定するコン
ピュータであるようにすれば、例えば、同じ計量作業
を、複数箇所で行う場合などには、第1点灯部や第2点
灯部の設定の手間がほとんどかかることがないし、ま
た、ある計量装置部だけ設定値が異なるといったミスが
起こることもなく、どの箇所においても、確実に、被計
量物を目標重量の範囲の重さとすることができる。更
に、このコンピュータ部によって、第1点灯部、第2点
灯部、又は第3点灯部の点灯の回数等の情報を集めて、
目標重量となった被計量物、すなわち計量された数を知
ることも可能である。
【0013】前記検知部と前記表示部とを一体的に形成
している操作部を回動可能とし、前記検知部を観察して
いる操作者側に、通常、前記検知部が対向するように配
設されており、前記操作部を回動させることにより、前
記表示部を、前記検知部に代えて、前記操作者側に対向
させるようにすれば、計量装置全体を不必要に大型化す
ることもない。
【0014】更に、上述した計量装置の検知部に、目標
重量の範囲の近傍で、目標重量の下限より、所定量以
下、不足しているときに点灯する第3点灯部を設けれ
ば、この第3点灯部が点灯するまでは、被計量物を多量
に増量すればよく、この第3点灯部が点灯した後は、被
計量物を少量ずつ増量していけば、更に作業効率を向上
させることができる。また、のせ台に全く被計量物が載
置されていない状態で点灯し、目標重量の範囲となると
消灯する第4点灯部を備えるようにしてもよく、この場
合には、第1点灯部の点灯及び第4点灯部の消灯の2つ
により、被計量物が目標重量の範囲となったことがわか
るので、より確実に被計量物を目標重量に計量すること
ができる。なお、第3点灯部と第4点灯部とは、どちら
か一方を具備させてもよいし、またこれら両方を具備さ
せるようにしてもよい。なお、本発明の計量装置に、公
知の計量装置にような機能、例えば、公知の風袋引きや
公知の零点補正などの機能を備えてもよいことは、勿論
である。
【0015】また、第1点灯部、第2点灯部、第3点灯
部及び第4点灯部を、それぞれに対応する1つのランプ
により構成するようにしてもよいが、それぞれが複数の
ランプでなるように構成しても勿論よい。更に、本発明
の検知部に、例えば一定の重量ごとに点灯する点灯部を
も具備させるようにしてもよい。例えば、図8に示すよ
うに検知部69として9個のランプが配設されており、
最も右端のランプ62’及び右端から2つ目のランプ6
2が第2点灯部として、右端から3つ目のランプ61’
及び右端から4つ目のランプ61が第1点灯部として、
また、その最も左端のランプ64が第4点灯部として、
中央のランプ63が第3点灯部として設けられている
が、更に、この検知部69にランプ65、66、67を
設けるようにしてもよい。このとき、この点灯部65、
66、67は、例えば第3点灯部であるランプ63が例
えば目標重量の4/5で点灯するとすると、目標重量の
1/5ごとに至ったときに点灯するランプである。例え
ば、検知部69を用いて、被計量物の下限を200gと
したときには、以下のようにランプを点灯させる。ま
ず、被計量物が全くのせ台に載置していないときには、
ランプ64が点灯する。次に、被計量物が40gを超え
るとランプ65が点灯し、80gを超えるとランプ66
が点灯し、被計量物が120gを超えるとランプ67が
点灯する。そして、被計量物が160gを超えるとラン
プ63が点灯する。このようにして、このランプ65、
66、67、63のうちどのランプが点灯するかによっ
て、目標重量に至るまで、あとどの程度の量を増加させ
ればよいかの目安がわかるようにしている。
【0016】なお、検知部69を用いたときには、目標
重量となるとランプ61、61’が点灯し、ランプ64
が消灯する。このとき、ランプ61とランプ61’が同
時に点灯してもよいが、例えば、目標重量において下限
に近い値のときにランプ61が、目標重量において上限
に近い値のときにランプ61’が点灯するようにしても
よい。そして、目標重量の上限を超えると、ランプ6
2、62’が点灯するが、このときも、目標重量を超え
たときに、ランプ62とランプ62’を同時に点灯して
もよいが、目標重量に近い値の場合にランプ62が、目
標重量と大巾に異なる場合にはランプ62’が点灯する
ようにしてもよい。なお、図8の検知部69のように、
複数のランプ部を用いた場合には、被計量物がある重量
となったときに、その重量よりわずかに少ない重量で点
灯するランプ(例えば被重量物が130gとなった場合
には120gで点灯するランプ67)のみを点灯させて
もよいし、それ以下の重量で点灯するランプ(この場合
ランプ65、66)をすべて点灯させてもよい。
【0017】また、第1点灯部、第2点灯部、第3点灯
部又は第4点灯部が複数のランプからなる場合には、第
1点灯部として点灯するランプ、第2点灯部として点灯
するランプ、第3点灯部として点灯するランプ、第4点
灯部として点灯するランプの間に、仕切りを設けて、そ
の点灯しているランプがどの点灯部として点灯している
かをよりわかりやすくしてもよい。すなわち、例えば、
図8に示されるように、仕切りB(これは検知部69に
記された単なる線でもよいし、作業者側に突出した壁で
もよい)を設けるのが好ましい。
【0018】また、これら第1点灯部、第2点灯部、第
3点灯部及び第4点灯部は、例えば白色電球などで、同
じ色にて点灯させてもよいが、例えば、被計量物が目標
重量の範囲にあるときに点灯する第1点灯部を、緑色
に、被計量物が目標重量の上限を超えたときに点灯する
第2点灯部を赤色に、目標重量の下限より、所定量以
下、不足しているときに点とする第3点灯部を黄色にと
いうように、それぞれ異なる色で点灯させるようにして
もよい。このように異なる色によって点灯させると、特
に、第1点灯部、第2点灯部、第3点灯部及び第4点灯
部が複数のランプでなる場合に、どの点灯部が点灯して
いるかが一層、明らかになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の各実施例について、図面を参
照して説明する。
【0020】図1は、第1実施例の計量装置の正面図で
あり、図2は、その背面図である。本実施例の計量装置
は、全体として10で示されている。計量装置10は、
計量部11と、この外周から垂直方向に延びる支柱12
と、この支柱12を介して、水平に延びる操作部13と
を有している。計量部11は、被計量物(例えばイクラ
など)Sを載置するためののせ台11aを有し、内部
に、被計量物Sの重量を測定するための公知のロードセ
ルを有している。他方、操作部13は、直方体形状をし
ており、図1に示すように、その一方の面に、検知部1
4を設けており、図2に示すように、検知部13と反対
側の面に設定部15及びこれと並設されている電源17
を備えている。この操作部13は、図示しない円筒形状
の軸部を支柱12に回動可能に嵌合させて、長手方向の
中心線C回りに回動可能になっている。そのため、通
常、計量作業をする際には、図1に示すように、検知部
14をのせ台11a側に向けているが、設定部15及び
電源17を操作する際には、図3に示すように、操作部
13を回動させて、設定部15及び電源17をのせ台1
1a側に向けることができる構造を有している。
【0021】図1に示される検知部14には、例えば、
それぞれ1つのランプでなる点灯部21、22、23が
横一列に配設されている。その中央に位置する点灯部2
1は、のせ台11aに載置された被計量物Sが、目標重
量の範囲内、例えば200〜210gにあるときに、例
えば緑色に点灯する。また、図1において右方にある点
灯部22は、のせ台11aに載置された被計量物Sが、
目標重量の上限(210g)を超えた重量を有している
ときに、例えば赤色に点灯する。更に、図1において左
方にある点灯部23は、のせ台11aに載置された被計
量物Sが、目標重量の近傍で、目標重量の下限(200
g)から所定量(例えば20g)以下にある場合(すな
わち180gとなったとき)に、例えば黄色に点灯す
る。
【0022】図2及び図3に示される設定部15は、設
定開始及び設定終了などのメニューキーkと、設定値を
入力するためのキーu、d、lを有している。なお、キ
ーuは、設定値の数を大きくするときに押すキーであ
り、キーdは、設定値の数を小さくするときに押すキー
であり、キーlは、設定値の行を移動させるときに押す
キーである。更に、設定部15は、目標重量の上限(2
10g)と下限(200g)及び点灯部23を点灯させ
る重量を設定する設定値(180g)を表示する、例え
ば液晶などでなる表示部16を備えている。
【0023】本実施例の計量装置10は、以上のように
構成されるが、次にこの作用について説明する。
【0024】まず、計量装置10を、計量部11ののせ
台11aが、作業者の手前となるように、すなわち図1
の状態となるように配設する。次に、操作部13を回動
させて、図3のように、電源17をのせ台11a側、す
なわち作業者の方に向けて電源を入れる。更に、設定部
15のメニューキーk及又はキーl、d、uを押し、か
つ表示部16に表示される数値を見ながら、被計量物S
の目標重量の上限と、下限及び点灯部23が点灯する重
量を設定する。再び、操作部13を回動させて、図1の
ように、検知部14をのせ台11a側に向け、すなわち
作業者の方に向ける。
【0025】次に、被計量物Sを計量する作業を行う。
すなわち、のせ台11aに被計量物Sを載せる。被計量
物Sをのせ台11aに載せても、検知部14のどの点灯
部21、22、23も点灯しない場合には、続けてどん
どんと被計量物Sをのせ台11aに載せる。のせ台11
aに載置された被計量物Sの重量が、目標重量の範囲
で、目標重量の下限より所定量以下の範囲の重さ(本実
施例では180g)となると、点灯部23が点灯する。
点灯部23が点灯した際には、少しずつ被計量物Sのの
せ台11aに加えていく。その後、のせ台11aに被計
量物Sを載せ過ぎてしまい、被計量物Sが目標重量の範
囲(200〜210g)を超えてしまうと、点灯部21
が点灯せずに、点灯部22が点灯する。すると、作業者
は、点灯部22が点灯したことにより、のせ台11aに
載置している被計量物Sの量を減らす。その後、点灯部
23が点灯又は点灯部21、22、23がすべて点灯し
ていないときには、被計量物Sを増加し、点灯部22が
点灯したときには、被計量物Sを減少させて、のせ台1
1aに載置された被計量物Sの量を調節する。そして、
被計量物Sの重量が、目標重量の範囲内となると、点灯
部21が点灯する。この点灯部21が点灯したと同時
に、作業者は、のせ台11aに載置している被計量物S
が、目標重量の範囲内にあると判別し、被計量物Sを計
量作業が1つ完了する。以下、この一連の作業を繰り返
して、被計量物Sを計量する作業を続ける。
【0026】本実施例では、このようにして、被計量物
Sを計量するので、作業効率を従来より向上させること
ができる。また、目標重量の範囲は、作業者が判断して
いるのではないため、計量された被計量物Sは、常に、
その目標重量の範囲に確実に計量される。
【0027】次に、本発明の第2実施例の計量装置につ
いて、図4及び図5を参照して説明するが、上記第1実
施例の部分と同一の部分については、同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0028】図5に示すように、本実施例の計量装置3
0は、複数(図5においては6つ)の計量装置部31
と、これらに電線wを介して接続しているコンピュータ
部32とから構成されている。計量装置部31は、被計
量物(本実施例では魚)Fが搬送されてくるベルトコン
ベヤ40の両側に配設されており、その計量装置部31
のベルトコンベヤ40とは反対側に、計量された被計量
物Fを搬送するベルトコンベヤ50が、計量装置部31
の計量部11のせ台11aに連接するように設けられて
いる。
【0029】計量装置部31は、図4に示されている
が、計量部11と、この外周から垂直方向に延びる支柱
12と、この支柱12を介して、水平に延びる操作部1
3’とを有している。操作部13’には、本実施例で
は、例えばそれぞれ1つのランプでなる点灯部21’、
22’、23’が横一列に配設された検知部14’が設
けられており、その裏面には、検量のときの被計量物F
の値をデジタル値で表示する表示部16’が設けられて
いる。なお、この操作部13’は、上記第1実施例と同
様に、支柱12に回動可能に嵌合された円筒状の突出部
13a’が設けられており、その軸線方向C’に回動可
能となっている。
【0030】検知部14’の中央に位置する点灯部2
1’は、のせ台11aに載置された箱bに積められた被
計量物Fが、目標重量の範囲、例えば5.0kg〜5.
2kg内にあるときに、例えば青色に点灯する。図5に
おいて、最も右方にある点灯部22’は、のせ台11a
に載置された被計量物Fが、目標重量の上限(5.2k
g)を超えた重量を有しているときに、例えば赤く点灯
する。更に、図5において左方にある点灯部23’は、
のせ台11aに載置された被計量物Fが、目標重量の近
傍で、目標重量の下限(5.0kg)から所定量(例え
ば0.3kg)以下にある場合(すなわち4.7kg重
さとなったとき)に、例えば白く点灯する。
【0031】また、図5に示されるコンピュータ部32
は、図示せずとも、被計量物Fの目標重量の範囲、すな
わち目標重量の上限(5.0kg)と下限(5.2k
g)、そして点灯部23’が点灯する重量(4.7k
g)を設定する機能を有している。なお、本実施例で
は、箱bの重さは、設定時に風袋引きされて設定されて
いる。また、このコンピュータ部32は、すべての計量
装置部31に接続されており、コンピュータ部32で設
定された設定値は、すべての計量装置部31に送られ、
この設定値に応じて、点灯部21’、22’、23’が
点灯する重量が一括して設定される。なおまた、各計量
装置部31は、コンピュータ部32を作動させることに
より作動する。
【0032】本実施例では、被設定物Fの目標重量など
の設定は、コンピュータ部32で行われているので、上
記第1実施例と設定値を設定する仕方が異なるが、その
被計量物Fを計量する作業は同じであるので、その説明
は省略する。本実施例においても、上記第1実施例と同
じ効果、すなわち作業効率を向上させると共に、確実
に、被計量物Fを目標重量に計測することができる。
【0033】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0034】例えば、上記実施例では、第1点灯部2
1、21’、第2点灯部22、22’、第3点灯部2
3、23’を水平方向に一列に設けた検知部14、1
4’とし、これを、計量部11と支柱12を介して連結
させた。しかしながら、図6に示す計量装置60のよう
に、第1点灯部41、第2点灯部42、第3点灯部43
を縦一列として設けた検知部44と、例えばその裏面に
設けられた表示部46とから構成されるようにしてもよ
い。なお、このとき、目標重量の上限と下限及び第3点
灯部44を点灯する重量を設定する部分は、上記第2実
施例のように、電線wを介して、コンピュータ部32に
接続させてもよいし、検知部43の裏面に設定部として
設けるようにしてもよい。更に、図7に示すように、計
量部11の側方に第1点灯部41’、第2点灯部4
2’、第3点灯部43’を設けて、計量部11の側方の
一部を検知部44’と兼用してもよい。なお、この場合
には、計量部11の側部の他の面(図7においては検知
部44’の右方に位置する面)に表示部46’を設ける
ようにするとよい。このときも、目標重量の上限と下限
及び第3点灯部43’を点灯する重量を設定する部分
は、上記第2実施例のように、電線wを介して、コンピ
ュータ部32に接続させてもよいし、計量部11の他の
側方に設定部を設けるようにしてもよい。なお、検知部
14を、計量部14ののせ台11aの上方に設ける場合
には、被計量物の大きさに応じてその検知部14の設け
る位置を定めるとよい。
【0035】また、上記実施例では、検知部14、1
4’において、点灯部21、21’、22、22’、2
3、23’が一列に並ぶように設けたが、例えば、点灯
部21、21’のみを、他の点灯部22、22’、2
3、23’より上方に設け、一列に並ばないようにして
設けてもよい。更に、上記実施例や図6及び図7に計量
装置では、点灯部21、21’、22、22’、23、
23’や第1点灯部41、41’、第2点灯部42、4
2’、第3点灯部43、43’を一列に配置する際に、
中央に、被計量物が目標重量の範囲にあるときに点灯す
る第1点灯部21、21’、41、41’を設け、最も
右方又は最も上方に、被計量物が目標重量の上限を超え
たときに点灯する第2点灯部22、22’、42、4
2’を設けたが、この並び方は、これに限定される必要
はない。また、上記第1実施例では、点灯部21、2
2、23を、それぞれ緑色、赤色、黄色に、上記第2実
施例では、点灯部21’、22’、23’を、それぞれ
青色、赤色、白色に点灯するようにしたが、それぞれ異
なる他の色に点灯するようにしてもよいし、すべて同じ
色にして点灯するようにしてもよい。また、上記実施例
では、点灯部21、21’、22、22’、23、2
3’を、それぞれに対応する1つのランプでなるように
したが、これらを、それぞれ複数のランプでなるように
してもよい。
【0036】更に、上記第1実施例及び第2実施例で
は、第1点灯部として点灯する点灯部21、21’と第
2点灯部として点灯する点灯部22、22’と、第3点
灯部として点灯する点灯部22、22’とを具備する検
知部としたが、この点灯部22、22’を、第3点灯部
として作用させる代わりに、第4点灯部として、すなわ
ちスイッチがONとなって計測可能となっている時には
点灯し、被計量物が目標重量に至ると消灯する点灯部と
してもよい。
【0037】また、上記第1実施例では、検知部14と
設定部15とは、操作部13の表裏に設けたが、このよ
うに限定することなく、これらすべてをのせ台11a側
に設けるようにしてもよい。また、図1に示される上記
第1実施例では、設定部15と検知部14とを一体にし
た操作部13を、その長手方向の中心線C回りに回動す
るようにしたが、計量装置を不必要に大型化しないよう
に、検知部と設定部を一体化した操作部とした時には、
検知部を観察している作業者側に、通常、検知部が対向
し、設定部は対向しないように配設されており、操作部
を回動させることにより、すなわち設定時のみ設定部
を、検知部に代えて、作業側に対向させるようにできれ
ばよく、その操作部は、例えば、支柱12の回りに回動
するようにしてもよい。また、上記第2実施例では、検
知部14’と表示部16’とを、その操作部13’の長
手方向の中心線C’回りに回動するようにしたが、上述
のように支柱12の回りに回動するようにしてもよい。
【0038】また、上記実施例の被計量物S、Fとし
て、イクラや魚などを挙げたが、予め設定した重量に計
量するものであればよく、例えば、他の複数の固体でな
るもの(例えば昆布やほたてなど)以外でも、味噌や
餡、粘土や綿など、何にでも適用することができる。ま
た、その計量装置の秤量は、被計量物の目標の大きさに
応じて選択するのがよい。
【0039】なお、上記実施例では、被計量物の重量を
測定する計量部11として、ロードセルを用いたが、勿
論、他の方式によって重量を測定する計量部であっても
よい。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の計量装置に
よれば、作業者が、被計量物の重量の数値を読み取るこ
とが不要となり、また、読み取った数値から、この被計
量物が目標重量の範囲内にあるか否かという判断を行う
ことも不要となる。また、第1点灯部又は第2点灯部が
点灯していること及び第1点灯部と第2点灯部の両方が
点灯していないことにより、のせ台に載置されている被
計量物の重量を、どのように調節すればよいかが容易
に、かつすぐにわかる。従って、計量作業の作業効率を
向上させることができる。また、作業者が、被計量物が
目標重量の範囲内にあるか否かという判断を行うことが
ないので、従来より確実に、目標重量の範囲内に、被計
量物を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における計量装置の正面図
である。
【図2】本発明の第1実施例における計量装置の背面図
である。
【図3】本発明の第1実施例における計量装置の操作部
を回動したときの正面図である。
【図4】本発明の第2実施例における計量装置部の斜視
図である。
【図5】本発明の第2実施例における計量装置を配設し
た作業場の平面図である。
【図6】本発明の第1変形例における計量装置の正面図
である。
【図7】本発明の第2変形例における計量装置の正面図
である。
【図8】本発明の実施の形態における計量装置の検知部
の正面図である。
【図9】従来例における計量装置の正面図である。
【符号の説明】
10 計量装置 11 計量部 11a のせ台 13 操作部 13’ 操作部 14 検知部 14’ 検知部 15 設定部 16 表示部 16’ 表示部 21 点灯部 21’ 点灯部 22 点灯部 22’ 点灯部 23 点灯部 23’ 点灯部 30 計量装置 31 計量装置部 32 コンピュータ部 41 第1点灯部 41’ 第1点灯部 42 第2点灯部 42’ 第2点灯部 43 第3点灯部 43’ 第3点灯部 46 表示部 46’ 表示部 60 計量装置 60’ 計量装置 F 被計量物 S 被計量物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計量物を載置するのせ台を有し、前記
    被計量物の重量を測定する計量部と、該計量部の上方又
    は側方に配設され、該計量部の出力に基づいて点灯する
    検知部と、前記被計量物の目標重量を設定する設定部と
    から成り、前記検知部が、少なくとも、前記のせ台に載
    置された被計量物が前記目標重量の範囲内であるときに
    点灯する第1点灯部と、前記のせ台に載置された被計量
    物が前記目標重量の上限を超えているときに点灯する第
    2点灯部とを有することを特徴とする計量装置。
  2. 【請求項2】 前記設定部と前記検知部とが操作部とし
    て一体的に形成されている請求項1に記載の計量装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部が回動可能であり、前記検知
    部を観察している操作者側に、通常、前記検知部が対向
    し、前記設定部は対向しないように配設されており、前
    記操作部を回動させることにより、前記設定部を、前記
    検知部に代えて、前記操作者側に対向させるようにした
    請求項2に記載の計量装置。
  4. 【請求項4】 前記設定部が、デジタル値で、前記目標
    重量の上限及び下限の設定値を少なくとも表示する表示
    部を備えている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    計量装置。
  5. 【請求項5】 被計量物を載置するのせ台を有し、前記
    被計量物の重量を測定する計量部と、該計量部の上方又
    は側方に配設され、該計量部の出力に基づいて点灯する
    検知部と、通常、該検知部を観察している操作者に対向
    しないように配設される表示部とから成り、該表示部が
    デジタル値で前記のせ台の載置された被計量物の重量及
    び/又は前記目標重量の上限及び下限の設定値を表示し
    ており、前記検知部が、少なくとも、前記のせ台に載置
    された被計量物が前記目標重量の範囲内であるときに点
    灯する第1点灯部と、前記のせ台に載置された被計量物
    が前記目標重量の上限を超えているときに点灯する第2
    点灯部とを有している計量装置部と、該計量装置部とは
    別体で構成され、前記目標重量を設定するコンピュータ
    部とを有することを特徴とする計量装置。
  6. 【請求項6】 前記計量装置が複数の前記計量装置部か
    ら成り、前記コンピュータが、少なくとも前記計量装置
    部の前記目標重量の上限及び下限の設定値を一括して設
    定するコンピュータである請求項5に記載の計量装置。
  7. 【請求項7】 前記検知部と前記表示部とを一体的に形
    成している操作部を回動可能とし、前記検知部を観察し
    ている操作者側に、通常、前記検知部が対向するように
    配設されており、前記操作部を回動させることにより、
    前記表示部を、前記検知部に代えて、前記操作者側に対
    向させるようにした請求項6に記載の計量装置。
  8. 【請求項8】 前記検知部が、前記目標重量の範囲の近
    傍で、前記目標重量の下限より所定量以下、不足してい
    るときに点灯される第3点灯部を有している請求項1乃
    至請求項7に記載の計量装置。
  9. 【請求項9】 前記検知部が、のせ台に全く被計量物が
    載置されていない状態において点灯しており、前記目標
    重量の範囲となると消灯する第4点灯部を有している請
    求項1乃至請求項8に記載の計量装置。
  10. 【請求項10】 前記第1点灯部、前記第2点灯部、前
    記第3点灯部又は第4点灯部が、それぞれ異なる色で点
    灯する請求項8に記載の計量装置。
JP31896797A 1997-11-04 1997-11-04 計量装置 Pending JPH11142226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31896797A JPH11142226A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 計量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31896797A JPH11142226A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 計量装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11142226A true JPH11142226A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18105001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31896797A Pending JPH11142226A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 計量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11142226A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7100439B2 (en) Balance control system for weight scales
US4656600A (en) Mixing of printing inks
KR102005035B1 (ko) 계량 시스템 및 계량 작업 방법
GB2212622A (en) Electronic weighing machine
EP0044707B1 (en) An electronic balance
GB2168821A (en) Electronic weighing machine
JP4977439B2 (ja) 計量装置および計量方法
JPH11142226A (ja) 計量装置
JPH11142227A (ja) 計量装置
EP1098177A3 (en) Automatic submultiple and multiple test weight calibration apparatus
JP3771022B2 (ja) 組合せ秤
JPS6135932Y2 (ja)
JP2001228014A (ja) 計量器
CA2107152C (en) Multi-check metering method using load cells and metering device for the same
JPH01320398A (ja) 液化ガス充填方法
JP5534967B2 (ja) 組合せ計量システム
CN217707654U (zh) 一种防错取料机
JPH0540834U (ja) 電子秤の表示体
JP5086048B2 (ja) 組合せ秤及び組合せ計量方法
CN212172762U (zh) 一种自动称重平台
KR820000778Y1 (ko) 전자식 저울의 작동간 승강장치
JP2011133399A (ja) 計量装置
CN216349076U (zh) 一种组合称重设备
JP5766080B2 (ja) 組合せ秤
CN102175689B (zh) 粮油物理检验装置