JPH11140466A - 軽油用潤滑添加剤 - Google Patents

軽油用潤滑添加剤

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JPH11140466A
JPH11140466A JP32225897A JP32225897A JPH11140466A JP H11140466 A JPH11140466 A JP H11140466A JP 32225897 A JP32225897 A JP 32225897A JP 32225897 A JP32225897 A JP 32225897A JP H11140466 A JPH11140466 A JP H11140466A
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JP
Japan
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acid
light oil
carbon atoms
additive
aliphatic
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JP32225897A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Uda
賢一郎 宇田
Hajime Ono
肇 小野
Masaharu Fuchigami
正晴 淵上
Toshimi Muto
俊美 武藤
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Yushiro Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽油の低硫黄化に起因する燃料供給系等にお
ける摩擦、摩耗などの問題を未然に防ぐための潤滑添加
剤を提供する。 【解決手段】 軽油用潤滑添加剤として以下に示される
ものを使用する。 (1)パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノ
ール酸等の炭素数8〜22の脂肪族系モノカルボン酸。 (2)7,12−ジメチル−7,11−オクタデカジエ
ン−1,18−ジカルボン酸、セバシン酸等の炭素数8
〜50の脂肪族系ジカルボン酸。 (3)アクリル酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸等の炭素数3〜30の脂肪族系不飽和モノカルボン酸
の2量体等の多量体。 各カルボン酸の炭化水素基は、直鎖若しくは分岐構造を
有しており、(1)、(2)の場合、アルキル基であっ
てもよいし、アルケニル基であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽油用潤滑添加剤
に関する。本発明の潤滑添加剤は、特に、低硫黄軽油を
燃料とするディーゼルエンジンの燃料供給系等において
生じる摩擦、摩耗を低減するための軽油用潤滑添加剤と
して用いることができる。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル車の排ガス規制が世界的な規
模で進められている。独国では0.05重量%以上の硫
黄分を含有する軽油の使用が禁止された。また、北欧ス
カンジナビア地方では硫黄分が0.002重量%以下と
いう超低硫黄軽油も登場した。しかし、鉱油に含まれる
天然硫黄は良好な極圧性能を有するものであり、軽油等
の燃料油の分野における低硫黄化によって、燃料供給装
置の摩耗或いはエンジンの焼付きなどが発生することが
懸念されている。実際、欧州ではスウェーデンクラス1
軽油(硫黄分0.001 重量%以下)による燃料噴射
ポンプの異常摩耗などが報告されており、早急な対策が
必要となっている。
【0003】我が国でも、環境行政により1997年1
0月から軽油中の硫黄分が現行の0.1〜0.2重量%
から0.05重量%以下に規制されることが決定され
た。自動車メーカー各社は、この低硫黄軽油に起因する
摩擦、摩耗によってフューエルポンプの作動不良が起こ
った場合、燃料噴射のタイミングラグによってエンジン
が充分な出力を発揮できなくなるなどといった、より具
体的な影響も予測している。
【0004】軽油の低硫黄化により予測されるトラブル
に対して、石油メーカー各社は当面は潤滑性向上のため
の添加剤を用いて対処するとしている。これらの添加剤
として、不飽和ジカルボン酸のジエステル(特開平8−
199178号公報)、モノカルボン酸のモノエステル
等(特表平8−505893号公報)、モノカルボン酸
とグリセリンとのエステル(特開平9−13052号公
報)、カルボン酸エステルとエチレン系コポリマーとの
併用(国際公開W096/18708号公報)、カルボ
ン酸とポリオキシアルキレン(ポリエチレングリコール
等)とのジエステル(国際公開W096/18707号
公報)、及びエステルと窒素化合物(アミン塩、アミド
等)との併用(国際公開W096/18706号公報)
などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、低硫黄
軽油用の潤滑添加剤としては既にいくつかのものが提案
されている。しかし、それらの多くは海外の添加剤メー
カー若しくは石油メーカーによって開発されたものであ
り、主として当該国において使用されている軽油を対象
としたものである。軽油の性状は各国各様であり、その
性状によって潤滑添加剤の溶解性及び安定性などは大き
な影響を受けるものと思われる。そのため、この添加剤
の開発は、対象とする軽油の性状に基づいてなされるべ
きものである。また、我が国においても軽油の低硫黄化
は今後もさらに進むことが予想される。従って、既存の
潤滑添加剤よりもさらに潤滑性能に優れる新規な添加剤
の開発が急務である。
【0006】本発明は、軽油の低硫黄化に起因する潤滑
性の低下を未然に防ぐための軽油用潤滑添加剤を提供す
ることを課題とする。特に、ディーゼルエンジンの燃料
等として使用される低硫黄軽油に添加され、燃料供給系
等における摩擦、摩耗を低減するための新規な軽油用潤
滑添加剤を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、潤滑剤が
添加されていない国産の低硫黄軽油に各種の化合物を添
加し、その潤滑性能を詳細に検討した。その結果、脂肪
族系モノカルボン酸、脂肪族系ジカルボン酸、及び脂肪
族系モノカルボン酸の多量体が、低濃度で優れた摩擦、
摩耗低減効果を有することを見出した。
【0008】第1発明の軽油用潤滑添加剤は、前記の式
(1)によって表わされる炭素数8〜22の脂肪族系モ
ノカルボン酸を含有することを特徴とする。また、第2
発明の軽油用潤滑添加剤は、前記の式(2)によって表
わされる炭素数8〜50の脂肪族系ジカルボン酸を含有
することを特徴とする。
【0009】更に、第3発明の軽油用潤滑添加剤は、前
記の式(3)によって表わされる炭素数3〜30の脂肪
族系モノカルボン酸の多量体を含有することを特徴とす
る。また、第4発明の軽油用潤滑添加剤は、オレイン
酸、7,12−ジメチル−7,11−オクタデカジエ
ン−1,18−ジカルボン酸、並びにアクリル酸、オ
レイン酸、リノール酸及びリノレン酸から選ばれる1種
若しくは2種以上からなる2量体、のうちの少なくとも
1種を含有することを特徴とする。
【0010】第1発明における上記「脂肪族系モノカル
ボン酸」において、その炭素数が7以下、即ち、R1
炭素数が6以下である場合は、潤滑添加剤が軽油に溶解
し難くなり、摩擦、摩耗を抑える作用が不十分となる。
また、炭素数が23以上、即ち、R1の炭素数が22以
上である場合は、添加剤が軽油に過度に溶解し、摩擦面
である金属表面への添加剤の吸着が阻害される。R1
直鎖アルキル基であってもよいし、分岐アルキル基であ
ってもよく、同様の作用、効果が奏される。更に、R1
は任意の位置に1個以上の二重結合を有する直鎖若しく
は分岐アルケニル基であってもよい。
【0011】この脂肪族系モノカルボン酸としては、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン
酸等の直鎖飽和モノカルボン酸を使用することができ
る。また、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸及びエ
ルカ酸等の直鎖不飽和モノカルボン酸を用いることもで
きる。更に、2,2−ジメチルオクタン酸等の飽和又は
不飽和の分岐モノカルボン酸を使用することもできる。
これらのモノカルボン酸のうちでは、飽和モノカルボン
酸よりも不飽和モノカルボン酸のほうが摩擦、摩耗の低
減効果が大きく、特に、軽油に溶解し易く、低価格でも
あるオレイン酸が好ましい。
【0012】第2発明における上記「脂肪族系ジカルボ
ン酸」において、その炭素数が7以下、即ち、R2の炭
素数が5以下である場合は、潤滑添加剤の軽油への溶解
性が低下し、摩擦、摩耗を十分に抑えることができなく
なる。また、炭素数が51以上、即ち、R2の炭素数が
49以上である場合は、添加剤が軽油に過度に溶け易く
なり、摩擦面である金属表面への添加剤の吸着性が低下
する。このR2も直鎖アルキル基であってもよいし、分
岐アルキル基であってもよく、いずれであっても同様の
作用、効果が奏される。更に、R2は任意の位置に1個
以上の二重結合を有する直鎖又は分岐アルケニル基であ
ってもよい。
【0013】この脂肪族系ジカルボン酸としては、7,
12−ジメチル−7,11−オクタデカジエン−1,1
8−ジカルボン酸等の不飽和ジカルボン酸を使用するこ
とができる。また、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデ
カン二酸及びトリデカン二酸等の飽和ジカルボン酸を用
いることもできる。これらのポリカルボン酸のうちで
は、軽油に溶解し易く、それほど高価格でもない7,1
2−ジメチル−7,11−オクタデカジエン−1,18
−ジカルボン酸が好ましい。
【0014】第3発明における上記「脂肪族系不飽和モ
ノカルボン酸」において、その炭素数が2以下、即ち、
3の炭素数が1以下である場合は、多量体における単
量体、即ち、不飽和モノカルボン酸の繰り返し数にもよ
るが、潤滑添加剤が軽油に溶解し難くなり、摩擦、摩耗
を抑える作用が不十分となる傾向にある。特に、2量体
のように単量体の繰り返し数が少ない場合は、この傾向
が強くなる。また、炭素数が31以上、即ち、R3の炭
素数が30以上である場合は、添加剤が軽油に過度に溶
解し、摩擦面である金属表面への添加剤の吸着性が阻害
される。R3は直鎖アルケニル基であってもよいし、分
岐アルケニル基であってもよく、同様の作用、効果が奏
される。更に、R3は任意の位置に1個以上、通常、1
〜4個程度の二重結合を有する。
【0015】上記「多量体」は、単量体である脂肪族系
不飽和モノカルボン酸が重合して形成される。単量体の
繰り返し数は特に限定されないが、本発明の目的におい
ては2〜3個の単量体が重合したもので、十分な摩擦、
摩耗低減の効果が得られる。また、この多量体は、同一
の単量体、即ち、不飽和モノカルボン酸が重合したもの
であってもよいし、2種以上の不飽和モノカルボン酸が
共重合して得られるものであってもよく、同様の作用、
効果が奏される。
【0016】脂肪族系不飽和モノカルボン酸としては、
アクリル酸、メタクリル酸、ウンデシレン酸、パルミト
レイン酸、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸及びネ
ソルビン酸等の二重結合を1個有する不飽和モノカルボ
ン酸を使用することができる。また、二重結合を2個有
するリノール酸、3個有するリノレン酸及び4個有する
アラキドン酸を用いることもできる。尚、これらの不飽
和モノカルボン酸は直鎖又は分岐構造のいずれであって
もよい。また、これのうちでは、重合し易く、低価格で
もあるアクリル酸、オレイン酸、リノール酸及びリノレ
ン酸が特に好ましい。
【0017】本発明の軽油用潤滑添加剤としては、第1
〜3発明の添加剤のうちで特に好ましいものを少なくと
も1種含有するものが好ましい。即ち、第4発明のよう
に、オレイン酸、7,12−ジメチル−7,11−
オクタデカジエン−1,18−ジカルボン酸、並びに
アクリル酸、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸か
ら選ばれる1種若しくは2種以上からなる2量体、のう
ちの少なくとも1種を含有する軽油用潤滑添加剤は、摩
擦、摩耗の低減において優れた作用、効果を有する。
尚、本発明の潤滑添加剤は、第5発明のように、硫黄分
の含有量が0.05重量%以下である低硫黄軽油に添加
した場合にも十分な作用、効果を奏するものである。従
って、低硫黄化が進む軽油の潤滑性向上のための添加剤
として非常に有用である。
【0018】本発明の軽油用潤滑添加剤の軽油組成物に
おける含有量は、0.001〜0.05重量%とするこ
とができる。また、特に0.003〜0.02重量%、
更には0.005〜0.01重量%の含有量であれば十
分な作用、効果が得られる。この含有量が0.001重
量%未満である場合は摩擦、摩耗を十分に抑えることが
できないことがある。一方、含有量は0.05重量%で
十分であり、0.05重量%を越えて含有させても、そ
れ以上に顕著な効果は得られない。この含有量が0.0
03〜0.02重量%であれば、潤滑添加剤の種類にか
かわりなく、安定した性能が得られるため特に好まし
い。
【0019】潤滑油又は燃料油の潤滑性向上のための添
加剤としては、一般にエステル系化合物が用いられるこ
とが多い。これは、カルボン酸は強い吸着力に起因する
金属の腐食を引き起こす恐れがあるためである。しか
し、実際に腐食が起きるのは、過剰な、言い換えれば高
濃度のカルボン酸が過酷な摩擦条件下におかれた場合で
ある。燃料供給系のように比較的穏やかな摩擦条件下
で、低濃度のカルボン酸が通常の鋼系ポンプ部品等に対
して腐食作用をもたらすことはほとんどない。本発明の
軽油用潤滑添加剤は、極めて低濃度で優れた効果を奏す
るものであり、金属の腐食を引き起こす恐れはない。ま
た、低価格であり、安全を見込んで腐食防止剤を併用し
たとしても、コスト上のメリットは十分にある。
【0020】また、第2発明のジカルボン酸及び第3発
明のモノカルボン酸の多量体の場合は、モノカルボン酸
と同程度に配向性に優れた吸着被膜を形成することは難
しい。しかし、その反面、極性の高いカルボキシル基を
複数有することにより、添加剤の分子が金属表面に強固
に吸着し、安定な潤滑被膜が形成されることが期待され
る。しかも、他の有機物との競争反応の影響を受け難い
ため、実用に供した場合に、軽油中で優れた摩擦、摩耗
低減の効果を発揮するものと思われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明をより
具体的に説明する。表1に記載の低硫黄軽油に、表2に
記載の軽油用潤滑添加剤を、低硫黄軽油に対して0.0
01〜0.01重量%添加した軽油組成物を調製した。
これらの組成物を用いて表3に記載の摩擦条件によって
往復振動摩擦試験を行って摩擦、摩耗の低減効果を評価
した。この摩擦試験の結果を表2及び図1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】 尚、アクリル化脂肪酸は、下記の示性式によって表わさ
れる化合物である。
【0024】
【化1】
【0025】
【表3】
【0026】表2及び図1の結果によれば、第1発明に
対応する軽油用潤滑添加剤であるステアリン酸(a)、
オレイン酸(b)及びリノール酸(c)では、無添加の
場合(g)に比べて摩耗痕径が相当小さくなっている。
また、第2発明に対応する潤滑添加剤である7,12−
ジメチル−7,11−オクタデカジエン−1,18−ジ
カルボン酸(d)及びアクリル化脂肪酸(e)、並びに
第3発明に対応する潤滑添加剤であるオレイン酸の2量
体(f)でも、同様に摩耗痕径が小さくなっている。ま
た、ステアリン酸(a)を除いて、他のいずれの添加剤
においても、通常、使用される添加量0.01重量%よ
りも少量の0.005重量%の添加量であってもISO
の摩耗痕径450μm以下という規格を満たしており、
十分な作用、効果を有している。更に、リノール酸
(c)、アクリル化脂肪酸(e)及びオレイン酸の2量
体(f)では、より少量の0.003重量%の添加量に
おいても、上記のISOの規格を満たしており、コスト
面でも非常に有用な潤滑添加剤である。尚、リノール酸
(c)は、通常の使用量の1/10である0.001重
量%という非常に少量の添加であっても、その摩耗痕径
はISO規格を少し上回る程度であり、非常に優れた作
用、効果を有するものである。このように、これら
(a)〜(f)の軽油用潤滑添加剤は、将来予想される
軽油の更なる低硫黄化に備えての添加剤として十分に期
待することができる。
【0027】尚、本発明においては、上記の実施の形態
に示したものに限られず、目的、用途に応じて本発明の
範囲内で種々変更した実施の形態とすることもできる。
即ち、第1〜4発明の軽油用潤滑添加剤に、1,3,4
−チアジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカー
バメイト、ベンゾトリアゾール等の腐食防止剤、2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,
6−ジ−tert−ブチルフェノール等の酸化防止剤、
及び硝酸オクチル、ブチルパーオキサイド等のセタン価
向上剤などの他の添加剤を、目的及び用途により、所要
量添加することもできる。これによって摩擦、摩耗低減
の作用、効果が低下することはない。
【0028】
【発明の効果】第1発明の脂肪族系モノカルボン酸、第
2発明の脂肪族系ジカルボン酸、及び第3発明の脂肪族
系不飽和モノカルボン酸の多量体を、特に低硫黄軽油の
潤滑性向上のための添加剤として使用すれば、軽油と金
属表面との摩擦、それによる金属の摩耗を十分に低減す
ることができる。これらの潤滑添加剤は、将来予想され
る軽油の更なる低硫黄化に備えた添加剤としても十分に
その作用、効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】軽油用潤滑添加剤の、添加量と摩耗痕径との関
係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 俊美 神奈川県高座郡寒川町田端1580番地 ユシ ロ化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式(1)によって表わされる炭素
    数8〜22の脂肪族系モノカルボン酸を含有することを
    特徴とする軽油用潤滑添加剤。 R1COOH (1) [上記の式(1)において、R1は炭素数7〜21の直
    鎖若しくは分枝構造を有するアルキル基又はアルケニル
    基である。]
  2. 【請求項2】 下記の式(2)によって表わされる炭素
    数8〜50の脂肪族系ジカルボン酸を含有することを特
    徴とする軽油用潤滑添加剤。 R2(COOH)2 (2) [上記の式(2)において、R2は炭素数6〜48の直
    鎖若しくは分枝構造を有するアルキル基又はアルケニル
    基である。]
  3. 【請求項3】 下記の式(3)によって表わされる炭素
    数3〜30の脂肪族系不飽和モノカルボン酸の多量体を
    含有することを特徴とする軽油用潤滑添加剤。 R3COOH (3) [上記の式(3)において、R3は炭素数2〜29の直
    鎖若しくは分枝構造を有するアルケニル基である。]
  4. 【請求項4】 オレイン酸、7,12−ジメチル−
    7,11−オクタデカジエン−1,18−ジカルボン
    酸、並びにアクリル酸、オレイン酸、リノール酸及び
    リノレン酸から選ばれる1種若しくは2種以上からなる
    2量体、のうちの少なくとも1種を含有することを特徴
    とする軽油用潤滑添加剤。
  5. 【請求項5】 硫黄分の含有量が0.05重量%以下で
    ある低硫黄軽油に添加される請求項1乃至4のうちのい
    ずれか1項に記載の軽油用潤滑添加剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124097A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Infineum Internatl Ltd 添加剤および燃料油組成物
JP2008506014A (ja) * 2004-07-07 2008-02-28 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 酸性フィッシャー・トロプシュ製品を用いた炭化水素の金属腐食の低減

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JP2004124097A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Infineum Internatl Ltd 添加剤および燃料油組成物
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Date Code Title Description
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Effective date: 20040127