JPH11139748A - エスカレータの手巻き装置 - Google Patents

エスカレータの手巻き装置

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JPH11139748A
JPH11139748A JP30914397A JP30914397A JPH11139748A JP H11139748 A JPH11139748 A JP H11139748A JP 30914397 A JP30914397 A JP 30914397A JP 30914397 A JP30914397 A JP 30914397A JP H11139748 A JPH11139748 A JP H11139748A
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JP
Japan
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escalator
winding device
handle
rotating body
shaft
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JP30914397A
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Nobuhiro Kurokawa
修宏 黒川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保守・点検時などにおける踏段の手動操作を容
易に行うことのできるエスカレータの手巻き装置を得る
こと。 【解決手段】駆動用電動機1の回転軸の端部の取付板2
Aの軸端側に対して、ハンドル挿入板3Aを挿入する。
このハンドル挿入板3Aの更に軸端側にスペーサと短冊
折座金を重ねる。これらのハンドル挿入板3Aとスペー
サ及び短冊折座金は、軸端面に形成しためねじ穴にねじ
部を螺合させたスタッド5によって締め付ける。エスカ
レータの踏段を手動で駆動する場合には、ハンドル挿入
板3Aに対して、ハンドル4Aの片側を嵌合させ、他側
の操作棒4dを廻す。調速機の回転子6Aは、スタッド
5の外側の軸部に挿入し固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータの手
巻き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のエスカレータの駆動用電
動機と減速機がトラスに設置された状態を示す図で、調
速機が減速機の入力軸の端部に取り付けられた場合を示
す。図9において、エスカレータの骨組となるトラス16
の上階側には、ベース17とこのベース17の上面に重ねら
れた緩衝用のゴム材でなるクッション19を介して、支持
台18が設置されている。
【0003】この支持台18の上面には、駆動用電動機1
Aが左側に載置され、この駆動用電動機の軸とこの駆動
用電動機1Aの右側に載置された減速機12の入力軸とは
カップリング11で連結されている。
【0004】駆動用電動機1Aの左側には、この駆動用
電動機1Aの左側に突き出た回転軸の端部に対して、フ
ライホィール13が図示しないキーを介して圧入されてい
る。減速機12の右側に突き出た高速軸には、前述した調
速機6の図示しない回転子が取り付けられ、この調速機
6のカバーの左端は、減速機12の右側面に固定されてい
る。
【0005】トラス16の左端の上下には、トラス16を構
成する山形鋼製の骨材16a,16bが鎖線で示されてい
る。なお、減速機12の低速軸やこの低速軸に圧入された
踏段駆動用スプロケットなどは省略している。
【0006】このように構成されたエスカレータの駆動
部においては、エスカレータの踏段に定格以上の利用者
が乗り込んで、踏段の下降速度が規定の値を超えると、
その速度を検出した調速機6の入力信号によって、図示
しないブレーキを作動させて、利用者の安全を図るよう
に考慮されている。
【0007】また、定期点検のときに、手動で踏段を駆
動する(注;この作業を当業界では、手巻きという)場
合には、フライホィールを作業者が手動で回転させてい
る。図10は、図9と異なる従来のエスカレータの駆動部
を示す図で、調速機6が駆動用電動機1Bの左端(反負
荷側)に設けられ、電磁ブレーキ14が減速機12の右端に
取り付けられた場合を示す。
【0008】このような駆動部が組み込まれたエスカレ
ータの定期点検のために手動で踏段を駆動する場合に
は、左端の調速機6を取り外した後、図示しないハンド
ルを駆動用電動機1Bの回転軸の左端にキーとともに挿
入して回転させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このうち、
図9で示したエスカレータの駆動部においては、調速機
6を点検したり調整する作業が、減速機12とトラスとの
間の空間が狭いので、作業性が悪い。
【0010】一方、図10に示したエスカレータの駆動部
では、前述したように踏段を手動で駆動するためにハン
ドルを駆動用電動機1Bの軸端から取り外し、取り付け
なければならないので、保守・点検の作業時間が長くな
る。
【0011】すると、他の部分を含めた保守・点検作業
が限られた時間内には終わらなくなるおそれがある。し
かも、これらの作業は、法規で決められた期間毎に毎回
行わなければならない。
【0012】そのため、保守・点検時の手動駆動を容易
に行うことができる手巻き装置が要望されている。そこ
で、本発明の目的は、保守・点検時などにおける踏段の
手動操作を容易に行うことのできるエスカレータの手巻
き装置を得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
のエスカレータの手巻き装置は、エスカレータのトラス
に収納された駆動用電動機の軸端部に中心穴を介して挿
入される円板状のハンドル挿入板と、軸端に片側が螺合
され調速機の回転子が他側に挿入され中間部でハンドル
挿入板を軸端部に締め付けるスタッドと、ハンドル挿入
板に片側の係合穴が嵌合し他側に操作棒が突設されたハ
ンドルとを備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項2に対応する発明のエスカレ
ータの手巻き装置は、エスカレータのトラスに収納され
た駆動用電動機の片側に添設されたベースと、駆動用電
動機の軸端部に中心穴を介して挿入される第1の伝動回
転体と、軸端に片側が螺合され調速機の回転子が他側に
挿入され中間部で第1の伝動回転体を軸端部に締め付け
るスタッドと、ベースに軸支され第1の伝動回転体で回
転される第2の伝動回転体と、この第2の伝動回転体に
片側が固定されこの第2の伝動回転体を回転させる操作
棒とを備えたことを特徴とする。
【0015】また、特に請求項3に対応する発明のエス
カレータの手巻き装置は、第1の伝動回転体と第2の伝
動回転体の間にアイドラ伝動回転体を介在させたことを
特徴とする。
【0016】また、特に請求項4に対応する発明のエス
カレータの手巻き装置は、操作棒を第2の伝動回転体の
回転軸に片側が固定されたレバーを介して固定したこと
を特徴とする。
【0017】さらに、特に請求項5に対応する発明のエ
スカレータの手巻き装置は、第1の伝動回転体及び第2
の伝動回転体を平歯車としたことを特徴とする。
【0018】このような手段によって、請求項1に対応
する発明においては、据付調整時や保守・点検時に踏段
を手巻き運転する場合には、ハンドル挿入板にハンドル
を嵌合させ操作棒を操作して行う。
【0019】また、請求項2に対応する発明において、
据付調整時や保守・点検時に手巻き運転を行う場合に
は、第2の伝動回転体をベースに軸支し、操作棒を操作
して行う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエスカレータの手
巻き装置の一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は、請求項1に対応する本発明のエスカレータの手巻き
装置の第1の実施形態を示す図で、(a)は従来の技術
で示した図10の左側面図に対応し、手巻き装置を組み込
んだ状態を示し、(b)は(a)の右側面図で、調速機
のカバーを駆動電動機から外した状態を示す。
【0021】また、図2は、通常運転のために図1で示
したハンドル4を取り外した状態を示し、図3は、図
1,図2で示した回転子から後述するハンドル係止部品
を示す分解斜視図、図4は図1で示したハンドルの拡大
詳細斜視図である。
【0022】図1,図2及び図3と図4において、駆動
用電動機1の左側面には、図1及び図2において長方形
で、中心部に円形の逃げ穴が形成され、この逃げ穴の両
側に図2で示す取付穴2aが対称的に設けられた取付板
2Aが取り付けられている。
【0023】この取付板2Aの左側には、駆動用電動機
1の回転軸に形成された図示しない段付小径部に対し
て、図3の右端で示すハンドル係合板3Aが図示しない
キーを介して挿入されている。このハンドル挿入板3A
の外周には、溝3aが90°間隔に形成されている。
【0024】このハンドル係合板3Aの左側には、下端
に直線部を形成した略環状のスペーサ7が添設され、こ
のスペーサ7の左側には、短冊折座金8が縦に添設され
ている。
【0025】駆動用電動機1の回転軸の左端の軸心に
は、図示しないめねじ穴があらかじめ形成され、このめ
ねじ穴には、図3で示したスタッド5のおねじ部が螺合
されている。
【0026】この結果、短冊折座金8,スペーサ7とハ
ンドル係合板3Aは、回転軸に形成された前述した段付
部の基部にスタッド5の中間部に形成されたナット部5
aで押し付けられている。
【0027】また、短冊折座金8の上端の角部の片側
は、スタッド5のナット部5aの一辺に折り曲げられ、
下端は右側のスペーサ7の下端に形成された直線部に折
り曲げられている。
【0028】さらに、これらの短冊折座金8,スペーサ
7及びハンドル係合板3Aには、スタッド5のナット部
5aの下部の一辺に沿ってばねピン9が打ち込まれ、こ
の結果、スタッド5は、端部がハンドル係合板3Aに挿
入されたばねピン9によって、ゆるみ止めが施されてい
る。
【0029】スタッド5の左端には、調速機6の回転子
6Aが挿入されている。この回転子6Aの後部の外周に
形成されためねじ穴には、止めねじ10が螺合され、この
止めねじ10の先端がスタッド5の左端上面に形成された
平面の座ぐり穴の底部を押圧することで、回転子6Aは
スタッド5に固定されている。
【0030】図4は、図1のように駆動用電動機1の軸
端に挿着されて、手巻作業のために使用される図1
(b)で示したハンドル4の詳細斜視図を示し、図3で
示したハンドル係合板3などと比べて縮小して示してい
る。
【0031】図4において、ベース4aの中心部に形成
され、図3で示したハンドル挿入板3の外径よりも僅か
に大径の挿入穴4eの下端には、図3の右端に示したハ
ンドル係合板3Aの外周の片側に形成された溝3aに遊
嵌する爪4cが前面側に溶接されている。挿入穴4eの
右端は、ハンドル挿入穴3Aへの挿入を考慮して僅かに
面取りが施してある。
【0032】ベース4aの上部には、略Z字状に折り曲
げられたレバー4bの下部が溶接され、この下部の下端
に突設された爪4b1は、図3の右端に示したハンドル
係合板3Aの外周の他側に形成された溝3aに遊嵌す
る。
【0033】レバー4bの上端の前面側には、鋼管製の
操作棒4dが挿入された後に溶接されている。図1
(b)の回転子6Aの左側に示した固定子枠6Bは、カ
バー6bとこのカバー6bの底に収納された固定子6a
で構成し、このうち、カバー6bは、駆動用電動機1側
と下側に開口部を形成している。
【0034】この開口側の両側には、外側に折り曲げら
れたフランジ部を形成し、このフランジ部の中央部に挿
入され図2で示す取付板2Aの取付穴2aに螺合される
なべ小ねじによってカバー6bは固定されている。
【0035】このように構成されたエスカレータの手巻
き装置においては、据付調整時や保守・点検時には、カ
バー6bはなべ小ねじを外すことで、上方に引き抜き、
ハンドル4のベース4aを回転子6Aからスタッド5を
経てハンドル係合板3Aに挿入し、ベース4aに突設さ
れた爪4b1,4cをハンドル挿入板3の外周の溝3a
に挿入する。
【0036】この状態で、ハンドル4の操作棒4dによ
って、駆動用電動機1の回転軸を回転して踏段を駆動す
る。このように構成されたエスカレータの手巻き装置に
おいては、調速機が設けられた軸端に対して、ハンドル
4を容易に着脱することができるので、手巻作業に伴う
保守・点検作業が容易となる。
【0037】図5は、本発明のエスカレータの手巻き装
置の第2の実施形態を示す図で、請求項2に対応し、第
1の実施形態で示した図1に対応する図である。図5に
おいて、図1と異なるところは、ベース及びハンドル係
合板とハンドルの構成で、他は、図1〜図4と同一であ
る。
【0038】すなわち、図5で示したベース2Bは、図
1,図2で示したベース2Aと比べて上方に延長されて
おり、このベース2Bの上部中央部に対して軸2bが貫
設され固定されている。この軸2bには、平歯車4Bが
詳細省略した軸受を介して圧入されている。この平歯車
4Bには、操作棒4dが溶接されている。
【0039】一方、駆動電動機1の回転軸の左端には、
図3で示したハンドル係合板3Aと比べて外径が僅かに
大きい平歯車3Bが図示しないキーを介して圧入され、
上側の平歯車4Bと噛み合っている。
【0040】また、カバー6cは、図1及び図2で示し
たカバー6bと比べて外形が大きくなっており、上端の
後部には、図示しない平面図においてU字状となる切欠
き部が形成されている。
【0041】このように構成されたエスカレータの手巻
き装置においても、第1の実施形態と同様に、調速機の
カバー6cを外し、操作棒4dを廻すことで、容易に手
巻作業を行うことができ、平歯車4Bの外径を平歯車3
Bの外形と比べて小さくすることで、ハンドルを回転さ
せるための所要トルクを減らすことができるので、ハン
ドルの操作を更に容易にすることもできる。
【0042】なお、平歯車3B,4Bの代りに小径のス
プロケットを採用し、チェーンを介して連動させてもよ
く、プーリとVベルトを採用してもよい。この場合に
は、駆動電動機の回転軸の回転方向がハンドルの操作方
向と一致する利点がある。
【0043】図6は、本発明のエスカレータの手巻き装
置の第3の実施形態を示す図で、特に請求項4に対応
し、特に第2の実施形態で示した図5に対応する図であ
る。図6において、図5と異なるところは、上部の平歯
車を操作するハンドルの構成で、他は、図5と同一であ
る。
【0044】すなわち、図6で示したベース2Bの上部
中央部に対しては、長い軸2cが軸受を介して貫設さ
れ、この軸2cの後端は、駆動電動機1の端板に挿着さ
れた軸受に支持されている。
【0045】この軸2cには、平歯車4Cが詳細省略し
たキーを介して圧入されている。この平歯車4Cには、
ピン穴が90°間隔に形成され、このうち上下に対してハ
ンドル4Dの上下に突設されたピン2eが遊嵌してい
る。
【0046】このピン2eの前端は、帯板2fの背面に
溶接され、この帯板2fの中心部に対して、前述した軸
2cが貫通し、溶接されている。この軸2cの前端に帯
板2dを介して操作棒4dが溶接されている。
【0047】このように構成されたエスカレータの手巻
き装置においても、前述した実施形態と同様に、調速機
のカバー6cを外し、操作棒4dを廻すことで、容易に
手巻作業を行うことができる。
【0048】図7は、本発明のエスカレータの手巻き装
置の第4の実施形態を示す図で、特に請求項3に対応
し、前述した実施形態で示した図1,図5及び図6に対
応する図である。
【0049】図7において、図1と異なるところは、上
下の平歯車の間に対してアイドラ歯車を介在させたこと
で、他は、図1と同一である。すなわち、図7で示した
ベース2Cは、中央部に対して短い軸2dが貫設され固
定されている。
【0050】この軸2dには、小径の平歯車10が詳細省
略した軸受を介して圧入されている。この平歯車10は、
下端が下側の平歯車3Bに噛み合い、上端が上側の平歯
車4Bと噛み合っている。
【0051】このように構成されたエスカレータの手巻
き装置においても、前述した実施形態と同様に、調速機
のカバー6cを外し、操作棒4dを廻すことで、容易に
手巻作業を行うことができ、平歯車4Bの外径を平歯車
3Bの外形と比べて小さくすることで、ハンドルを回転
させるための所要トルクを減らすことができるので、ハ
ンドル操作を更に容易にすることもできる。
【0052】図8は、本発明のエレベータの手巻き装置
の第5の実施形態を示す図で、特に請求項3,4に対応
し、特に第3の実施形態で示した図6に対応する図であ
る。図8において、図6と異なるところは、第4の実施
形態と同様に上下の平歯車の間にアイドラ歯車を介在さ
せたことで、他は、図6と同一である。
【0053】すなわち、図8で示したベース2Cの中央
部は、短い軸2dが軸受を介して貫設され、この軸2d
には、平歯車10が詳細省略した軸受を介して圧入されて
いる。この平歯車10は、下端が下側の平歯車3Bに噛み
合い、上端が上側の平歯車4Cに噛み合っている。
【0054】このように構成されたエスカレータの手巻
き装置においても、前述した実施形態と同様に、調速機
のカバー6cを外し、操作棒4dを廻すことで、容易に
手巻作業を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、エスカレータのトラスに収納された駆動用電動機の
軸端部に中心穴を介して挿入される円板状のハンドル挿
入板と、軸端に片側が螺合され調速機の回転子が他側に
挿入され中間部でハンドル挿入板を軸端部に締め付ける
スタッドと、ハンドル挿入板に片側の係合穴が嵌合し他
側に操作棒が突設されたハンドルとを備えることで、据
付調整時や保守・点検時に手巻き運転する場合には、ハ
ンドル挿入板にハンドルを嵌合させ操作棒を操作して行
うようにしたので、保守・点検時などにおける踏段の手
動操作を容易に行うことのできるエスカレータの手巻き
装置を得ることができる。
【0056】また、請求項2に対応する発明によれば、
エスカレータのトラスに収納された駆動用電動機の片側
に添設されたベースと、駆動用電動機の軸端部に中心穴
を介して挿入される第1の伝動回転体と、軸端に片側が
螺合され調速機の回転子が他側に挿入され中間部で第1
の伝動回転体を軸端部に締め付けるスタッドと、ベース
に軸支され第1の伝動回転体で回転される第2の伝動回
転体と、この第2の伝動回転体に片側が固定されこの第
2の伝動回転体を回転させる操作棒とを備えることで、
据付調整時や保守・点検時に手巻き運転を行う場合に
は、第2の伝動回転体をベースに軸支し、操作棒を操作
して行うようにしたので、保守・点検時などにおける踏
段の手動操作を容易に行うことのできるエスカレータの
手巻き装置を得ることができる。
【0057】また、特に請求項3に対応する発明によれ
ば、第1の伝動回転体と第2の伝動回転体の間にアイド
ラ伝動回転体を介在させることで、また、特に請求項4
に対応する発明によれば、操作棒を第2の伝動回転体の
回転軸に片側が固定されたレバーを介して固定すること
で、さらに、特に請求項5に対応する発明によれば、第
1の伝動回転体及び第2の伝動回転体を平歯車とするこ
とで、据付調整時や保守・点検時に手巻き運転を行う場
合には、第2の伝動回転体をベースに軸支し、操作棒を
操作して行うようにしたので、保守・点検時などにおけ
る踏段の手動操作を容易に行うことのできるエスカレー
タの手巻き装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエスカレータの手巻き装置の第1の実
施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の
右側面図。
【図2】本発明のエスカレータの手巻き装置の第1の実
施形態において、ハンドルを取り外した状態、すなわち
通常運転状態を示す正面図。
【図3】本発明のエスカレータの手巻き装置の第1の実
施形態の部分分解拡大斜視図。
【図4】本発明のエスカレータの手巻き装置に組み込ま
れるハンドルを示す拡大斜視図。
【図5】本発明のエスカレータの手巻き装置の第2の実
施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の
右側面図。
【図6】本発明のエスカレータの手巻き装置の第3の実
施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の
右側面図。
【図7】本発明のエスカレータの手巻き装置の第4の実
施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の
右側面図。
【図8】本発明のエスカレータの手巻き装置の第5の実
施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の
右側面図。
【図9】従来のエスカレータの手巻き運転される駆動用
電動機と減速機の一例を示す正面図。
【図10】従来のエスカレータの手巻き運転される駆動
用電動機と減速機の図9と異なる一例を示す正面図。
【符号の説明】
1…駆動用電動機、2A,2B…取付板、3A…ハンド
ル挿入板、3B,4B,4C…平歯車、4A…ハンド
ル、4a…ベース、4d…操作棒、5…スタッド、6A
…回転子、6B…固定子枠、7…スペーサ、8…短冊折
座金、9…ばねピン、10…止めねじ、11…カップリン
グ、12…減速機、13…フライホィール、14…ブレーキ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータのトラスに収納された駆動
    用電動機の軸端部に中心穴を介して挿入される円板状の
    ハンドル挿入板と、前記軸端に片側が螺合され調速機の
    回転子が他側に挿入され中間部で前記ハンドル挿入板を
    前記軸端部に締め付けるスタッドと、前記ハンドル挿入
    板に片側の係合穴が嵌合し他側に操作棒が突設されたハ
    ンドルとを備えたエスカレータの手巻き装置。
  2. 【請求項2】 エスカレータのトラスに収納された駆動
    用電動機の片側に添設されたベースと、前記駆動用電動
    機の軸端部に中心穴を介して挿入される第1の伝動回転
    体と、前記軸端に片側が螺合され調速機の回転子が他側
    に挿入され中間部で前記第1の伝動回転体を前記軸端部
    に締め付けるスタッドと、前記ベースに軸支され前記第
    1の伝動回転体で回転される第2の伝動回転体と、この
    第2の伝動回転体に片側が固定されこの第2の伝動回転
    体を回転させる操作棒とを備えたエスカレータの手巻き
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の伝動回転体と第2の伝動回転
    体の間にアイドラ伝動回転体を介在させたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のエスカレータの手巻
    き装置。
  4. 【請求項4】 前記操作棒を前記第2の伝動回転体の回
    転軸に片側が固定されたレバーを介して固定したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエ
    スカレータの手巻き装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の伝動回転体及び第2の伝動回
    転体を平歯車としたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載のエスカレータの手巻き装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109466997A (zh) * 2018-12-07 2019-03-15 迅达(中国)电梯有限公司 扶梯驱动主轴安装装置和扶梯驱动主轴安装方法
CN113606319A (zh) * 2021-07-27 2021-11-05 天津航天机电设备研究所 一种可快速连接分离的手动动力传输装置

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