JPH11139664A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JPH11139664A
JPH11139664A JP9314001A JP31400197A JPH11139664A JP H11139664 A JPH11139664 A JP H11139664A JP 9314001 A JP9314001 A JP 9314001A JP 31400197 A JP31400197 A JP 31400197A JP H11139664 A JPH11139664 A JP H11139664A
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tray
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豊明 難波
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甚一 長田
Tomoyoshi Tanaka
知省 田中
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岳彦 城迫
Takashi Tanaka
敬司 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセットトレイの水平移動及び昇降移動の
いずれにおいても、シートのスタック乱れを防止し得る
シート後処理装置を提供する。 【解決手段】 シート60に後処理を施した後、オフセ
ットトレイ11に排出する。その際、仕分け駆動部70
にてオフセットトレイ11を水平往復移動させて各シー
ト60を仕分けする。シート60の後端部を回転自在に
立設された複数のシート端受け軸61にて整合する。昇
降用モータ51等にてオフセットトレイ11をシート端
受け軸61に沿って昇降させる。オフセットトレイ11
の水平移動に伴ってシート端受け軸61を従動回転させ
る連動手段としての摩擦ローラ62が設けられる。摩擦
ローラ62はオフセットトレイ11の水平移動又は昇降
移動に際しては、水平移動時にのみシート端受け軸61
に駆動力を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー、ファック
ス及びプリンタの機能を有する画像形成装置に備えら
れ、この画像形成装置から搬入されたシートに対して、
ステープル処理等の後処理を施して排出するシート後処
理装置に関し、特に排出トレイに排出されたシートにお
ける後端部の整合乱れの防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の複写機は、複写作業の自動化や、
複写後のシートに対するステープル作業、或いはパンチ
ング作業等の後処理作業の自動化を実現するため、自動
原稿送り装置や、シート後処理装置と組み合わせて使用
されるようになっている。上記シート後処理装置は、原
稿画像が複写されて複写機から排出されてくるシートに
対し、所定枚数のシートによって構成される一部のシー
ト毎にステープル、或いはパンチング等の後処理を行う
ものである。
【0003】この種のシート後処理装置として、例え
ば、特開平6−127790号公報に開示されたものが
ある。
【0004】上記のシート後処理装置100では、図1
4に示すように、後処理を施したシート101を排出ロ
ーラ102…を通して排出トレイ103に排出するに際
して、その排出トレイ103がシート101の排出方向
と直交する方向に水平往復移動することにより複数のシ
ート102を仕分けすることができるようになってい
る。
【0005】また、排出トレイ103はシート101の
排出方向に上り傾斜して形成されていると共に、排出ト
レイ103のシート排出方向後方には、排出トレイ10
3にスタックされたシート101の後端部を整合する複
数の回転自在のシート端受け軸104が立設されてい
る。
【0006】さらに、排出トレイ103は、図示しない
昇降モータにてシート端受け軸104…に沿って昇降可
能となっている。
【0007】ところで、このようなシート後処理装置1
00では、排出トレイ103にスタックされた複数枚の
シート101がシート端受け軸104…に接触している
ときに新たなシート101の排出時における仕分けのた
めに排出トレイ103が水平往復移動すると、シート端
受け軸104…が回転自在であっても軽いシート101
に対しては不動体として作用し、その結果、シート10
1とシート端受け軸104…との摩擦抵抗により、スタ
ックされたシート101に乱れが生じるという問題点を
有している。
【0008】即ち、シート101は軽いので、排出トレ
イ103が水平移動しても、接触しているシート端受け
軸104…との摩擦により静止状態を維持しようとする
力がシート101に働く。このとき、シート端受け軸1
04…が排出トレイ103の水平移動に伴って、従動回
転すればシート101のスタック乱れは防止できる。
【0009】そこで、上記公報のシート後処理装置10
0では、図15に示すように、シート端受け軸104…
に摺接するスポンジゴム105を排出トレイ103に設
けることにより、排出トレイ103の水平移動に伴って
シート端受け軸104…を従動回転させている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート後処理装置では、排出トレイ103が水平移
動するときには、シート端受け軸104…はこの移動に
伴って従動回転するが、排出トレイ103が昇降移動す
るときには、排出トレイ103がシート端受け軸104
…に対して摩擦により引っ掛かって排出トレイ103の
円滑な昇降動作が妨げられる。従って、その結果として
スタックされたシート101が乱れるという問題点を有
している。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、排出トレイの水平移動及
び昇降移動のいずれにおいても、シートのスタック乱れ
を防止し得るシート後処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のシ
ート後処理装置は、上記課題を解決するために、画像形
成装置から排出されるシートに後処理を施した後、排出
トレイに排出する一方、各シートの排出トレイへの排出
の際に仕分け手段にて排出トレイをシートの排出方向と
直交する方向に水平往復移動させて各シートを仕分け
し、シートの排出方向に上り傾斜した上記排出トレイに
排出されたシートの後端部を回転自在に立設された複数
のシート端受け軸にて整合し、昇降手段にて排出トレイ
を上記シート端受け軸に沿って昇降させるシート後処理
装置において、上記排出トレイの水平移動に伴ってシー
ト端受け軸を従動回転させる連動手段が設けられると共
に、この連動手段は、排出トレイの水平移動又は昇降移
動に際しては、排出トレイの水平移動時にのみシート端
受け軸に駆動力を伝達することを特徴としている。
【0013】上記の発明によれば、画像形成装置から排
出されるシートは、後処理を施した後、排出トレイに排
出される。また、各シートの排出トレイへの排出に際し
ては、仕分け手段が排出トレイをシートの排出方向と直
交する方向に水平往復移動させる。これにより、各シー
トは、排出トレイ上に交互に左右に配されてスタックさ
れるので、各シートが仕分けされる。
【0014】また、排出トレイにスタックされたシート
は、排出トレイがシートの排出方向に対して上り傾斜し
て設けられているので、自重によりずり下がり、やが
て、排出トレイにおけるシート排出方向後方に立設され
た複数のシート端受け軸に当接する。この結果、シート
の後端部が整合され、シートが揃えられる。
【0015】ここで、仕分け手段にて排出トレイが水平
移動したときには、排出トレイの水平移動に伴って連動
手段の駆動力がシート端受け軸に伝達され、シート端受
け軸を従動回転させる。従って、排出トレイにスタック
されかつシート端受け軸に当接していたシートは、シー
ト端受け軸の回転によって水平移動する。そして、この
シートの水平移動速度は、排出トレイの水平移動速度と
一致する。この結果、排出トレイにスタックされたシー
トは、シート端受け軸との摩擦抵抗により水平移動が妨
げられるということが無く、排出トレイの水平移動に伴
って容易に水平移動する。従って、排出トレイの水平移
動時におけるシートのスタック乱れを防止することがで
きる。
【0016】一方、連動手段は、排出トレイの水平移動
又は昇降移動に際しては、排出トレイの水平移動時にの
みシート端受け軸に駆動力を伝達する。このため、排出
トレイが昇降手段にて昇降移動する際には、排出トレイ
の昇降移動の駆動力はシート端受け軸に伝達されない。
【0017】即ち、排出トレイとシート端受け軸とはあ
たかも伝達経路が切断された状態となり、両者は互いに
係わりが無くなる。このため、排出トレイの昇降移動時
には、従来存在していたシート端受け軸との係合による
摩擦抵抗が無くなり、円滑に昇降移動できることにな
る。この結果、排出トレイの昇降移動時においても、シ
ートのスタック乱れを防止することができる。
【0018】従って、排出トレイの水平移動及び昇降移
動のいずれにおいても、シートのスタック乱れを防止し
得るシート後処理装置を提供することができる。
【0019】請求項2に係る発明のシート後処理装置
は、上記課題を解決するために、請求項1記載のシート
後処理装置において、上記連動手段は、上記シート端受
け軸に直交し、かつこれらシート端受け軸を排出トレイ
の水平移動時に接触摩擦により従動回転させるための、
排出トレイに一体に設けられた回転自在の摩擦ローラに
て形成されていることを特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、連動手段としての摩
擦ローラは、シート端受け軸に直交しかつシート端受け
軸に接触して設けられると共に、排出トレイに一体に設
けられる。これにより、摩擦ローラは、排出トレイの水
平移動に連動してシート端受け軸を接触摩擦により従動
回転させる。
【0021】また、摩擦ローラは、シート端受け軸に直
交接触し、かつ回転自在に排出トレイに一体に設けられ
る。従って、排出トレイの昇降移動時には、摩擦ローラ
とシート端受け軸との間の摩擦抵抗が小さいので、摩擦
ローラのシート端受け軸への接触が排出トレイの昇降に
対して負荷となることがない。
【0022】この結果、摩擦ローラは連動手段としての
機能を果たすと共に、連動手段の具体例として簡単な構
成からなるものを提供するものとなっている。
【0023】尚、連動手段をギヤ等の係合手段にて構成
することが可能であるが、その場合には、排出トレイの
水平移動時にバックラッシュが存在するので、排出トレ
イの円滑な水平移動が阻害される虞がある。
【0024】しかし、本発明のように、連動手段を摩擦
ローラにて構成した場合には、上記のバックラッシュも
無くなる。従って、排出トレイの水平移動に際してのシ
ート端受け軸の回転開始遅れも摩擦ローラでは無くな
り、確実にシートのスタック乱れを防止することができ
る。
【0025】請求項3に係る発明のシート後処理装置
は、上記課題を解決するために、請求項2記載のシート
後処理装置において、上記摩擦ローラにはシート端受け
軸を押圧するための付勢手段が設けられていることを特
徴としている。
【0026】上記の発明によれば、摩擦ローラにはシー
ト端受け軸を押圧するための付勢手段が設けられてい
る。このため、摩擦ローラのシート端受け軸への摩擦接
触は、付勢手段によるシート端受け軸への押圧によって
強化される。
【0027】従って、摩擦ローラの取り付け時における
シート端受け軸への接触精度が悪い場合や長期間の使用
により摩擦ローラが摩耗した場合においても、確実に、
摩擦ローラとシート端受け軸との接触を確保することが
できる。
【0028】請求項4に係る発明のシート後処理装置
は、上記課題を解決するために、請求項1、2、又は3
記載のシート後処理装置において、上記排出トレイは、
一体に昇降移動する複数段に設けられていることを特徴
としている。
【0029】上記の発明によれば、排出トレイは複数段
になっており、かつそれらが一体に昇降移動する。
【0030】従って、仕分け可能かつ昇降可能な排出ト
レイを複数にすることにより、例えば、画像形成装置か
ら排出される複写シート、印刷シート又はFAXシート
等の各排出モードに応じて、この排出トレイを使用する
ことができる。この結果、各画像形成モードに対して、
各排出トレイ毎に分類してシートを仕分けすることが可
能となる。
【0031】また、排出トレイは複数段にしても、それ
らが一体に昇降移動するので、シート端受け軸の長さ
は、排出トレイの1個の昇降動作のストロークの長さで
足りる。従って、製造コストの削減を図ることができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図11に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
【0033】本実施の形態におけるシート後処理装置1
は、図3に示すように、例えばディジタル複写機やディ
ジタルカラー複写機、その他の一般的な複写機等を含む
画像形成装置としての複写機2のシート排紙口3側に設
置され、この複写機2から排出された用紙やOHPシー
ト等のシートにステープル処理等の後処理や、シートの
仕分け処理を行なうものである。
【0034】尚、上記シート後処理装置1がシートに対
して行なう後処理としては、上述のようなステープル処
理の他に、パンチング処理や、糊付け処理等が考えられ
るが、本実施の形態においては、後処理としてステープ
ル処理が行なわれる場合を例示する。
【0035】また、上記シート後処理装置1は、複写機
2及びシート後処理装置1のジャム処理やステープル針
交換時には、複写機2から紙排出方向へ離接可能な構造
となっている。上記シート後処理装置1を複写機2に接
続する場合には、シート後処理装置1側に装着した傾斜
レールが複写機2側のガイド部材に乗り、複写機2のシ
ート排紙口3と、シート後処理装置1のシート入紙口4
との高さを精度良く揃えることが可能となっている。
【0036】上記シート後処理装置1は、例えば、ステ
ープル処理された多量のコピーの排出先として、昇降動
作及びオフセット仕分け動作が可能な排出トレイとして
のオフセットトレイ11を有している。
【0037】上記オフセットトレイ11は、図1及び図
2にも示すように、昇降用モータ51の駆動力が、ギヤ
等で構成される昇降駆動力伝達系52と昇降駆動用ワイ
ヤ53とによって伝達されることで、昇降動作を行う。
従って、昇降用モータ51、昇降駆動力伝達系52及び
昇降駆動用ワイヤ53は昇降手段としての機能を果た
す。
【0038】即ち、上記昇降駆動用ワイヤ53・53
は、図4に示すように、シート後処理装置1の両側に設
けられている。そして、これら昇降駆動用ワイヤ53・
53には、図1に示すように、オフセットトレイ取付板
54・54が取り付けられており、さらに、これらオフ
セットトレイ取付板54・54にはオフセットトレイ1
1のオフセットトレイ補強部11aが取り付けられてい
る。
【0039】従って、昇降用モータ51を駆動すること
により、昇降駆動力伝達系52及び昇降駆動用ワイヤ5
3を介してオフセットトレイ補強部11aを有するオフ
セットトレイ11が昇降移動する。
【0040】また、上記オフセットトレイ11は、上記
のオフセットトレイ補強部11aと、このオフセットト
レイ補強部11aの上部に取り付けられたオフセットト
レイ板11bとの二重構造になっている。オフセットト
レイ板11bはオフセットトレイ補強部11aに対して
水平移動可能となるように取り付けられており、オフセ
ットトレイ補強部11aの下部に取り付けられたオフセ
ットモータ71を駆動することにより、オフセットトレ
イ板11bがシートの搬送方向に対して垂直となる方向
に水平に往復移動するものとなっている。
【0041】即ち、図5及び図6に示すように、オフセ
ットトレイ補強部11aには、複数のギヤ及びクランク
にて構成される仕分け手段としての仕分け駆動部70が
内蔵されている。上記のクランクは、大ギヤ72とその
大ギヤ72に軸支された連結板73からなり、かつ、こ
の連結板73の他端にはオフセットステイ74がその上
部で水平移動自在に設けられている。また、オフセット
ステイ74には上記オフセットトレイ板11bが取り付
けられている。
【0042】この結果、オフセットモータ71を駆動す
ると、上記複数のギヤを介して大ギヤ72が回転駆動
し、これによって、連結板73を介してオフセットステ
イ74及びオフセットトレイ板11bが水平移動するも
のとなっている。
【0043】これにより、複数部数のシート又はシート
束を排出し、これらシート等をオフセット仕分けする場
合には、該シート等が1部排出される度に、オフセット
トレイ板11bを左右に交互に移動させることにより、
上記オフセットトレイ11上には、排出されたシート等
が左右に交互にずれた状態で蓄積される。従って、特
に、上記シート束にステープル処理がされない場合に、
シート束の仕分けが極めて容易となる。
【0044】一方、上記シート後処理装置1は、図3に
示すように、オフセットトレイ11の他に上固定トレイ
12及び下固定トレイ13の2つの固定トレイを有して
いる。即ち、本実施の形態で用いられている複写機2
は、コピーモードの他に、ファックスモード及びプリン
タモードの動作モードを有しており、例えば、上記上固
定トレイ12がファックスモード時の排出先トレイとし
て設定され、下固定トレイ13がプリンタモード時の排
出先トレイとして設定されている。
【0045】シート後処理装置1は、その内部に、排出
されるシートの用紙サイズ、ステープル処理の有無、反
転排出の要否、及び排出先トレイ等に応じて、種々の組
み合わせを可能とする複数のパスを有しており、これら
複数のパスの中から所望のパスを組み合わせて1つの搬
送経路を形成し、シートに必要な処理を施して排出する
ものとなっている。
【0046】上記の複数のパスは、具体的には、ダイレ
クトパス21、迂回パス22、反転パス23、連絡パス
24、上固定トレイ排出パス25、下固定トレイ排出パ
ス26、オフセットトレイ排出パス27、及び下ステー
プルトレイ15から構成される。
【0047】ダイレクトパス21は、シート入紙口4か
ら下方向に延びており、反転ローラ42を通して、後述
するように、垂直に延びる上ステープルトレイ14と下
ステープルトレイ15との間に設けられる隙間部分へ繋
がっている。このため、複写機2から排出されたシート
は、ダイレクトパス21及び反転ローラ42を通って、
下ステープルトレイ15へ搬送される。
【0048】上記迂回パス22は、シート入紙口4から
上方向に延びており、上記上ステープルトレイ14の上
端部を湾曲して迂回し、迂回後はシート後処理装置1の
トレイ側の側面付近を下方向に延びて、さらにオフセッ
トトレイ11の上部側手前で再び湾曲し、下ステープル
トレイ15の下端部に繋がっている。また、上記迂回パ
ス22は、シート入紙口4から下ステープルトレイ15
の下端部に繋がるまでの全区間で、迂回パス22a〜2
2cの3つの部分に分割されている。そして、迂回パス
22aと迂回パス22bとの接続部より、上固定トレイ
12にシートを排出する場合のパスとなる上固定トレイ
排出パス25が枝分かれされる一方、迂回パス22bと
迂回パス22cとの接続部より、下固定トレイ13にシ
ートを排出する場合のパスとなる下固定トレイ排出パス
26が枝分かれされている。
【0049】上記反転パス23は、上記のダイレクトパ
ス21の下端の反転ローラ42近傍において、上ステー
プルトレイ14及び下ステープルトレイ15の間の隙間
部分との接続部付近から、複写機2側にほぼ鉛直方向に
延びている。即ち、上記ダイレクトパス21を搬送され
てきたシートは、前記下ステープルトレイ15へ搬送さ
れる場合以外に、反転パス23側へ搬送される場合があ
る。そして、上記反転パス23に導入されたシートは、
その後、反転ローラ42の反転により連絡パス24から
迂回パス22へ送出される。従って、上記反転パス23
及び連絡パス24は、迂回パス22に対してシートを一
旦スイッチバックさせて送り込む場合に使用されるパス
となっている。
【0050】上記オフセットトレイ排出パス27は、下
ステープルトレイ15の下端部から上記迂回パス22の
さらに下側を通って延びており、下ステープルトレイ1
5の下端部より送り出されるシートは該オフセットトレ
イ排出パス27からオフセットトレイ11上へ排出され
る。
【0051】尚、上記の各搬送パスの切替えは、各パス
の分岐部分に設けられるゲートと、搬送ローラの回転方
向を切り替えることによって行なわれるが、これらの切
替え動作について、後に詳細に説明する。
【0052】上記下ステープルトレイ15は、ステープ
ル処理が施されるシート束を一旦スタックするために垂
直に延びる後処理トレイとしてのステープルトレイの一
部分であり、本実施の形態では、この下ステープルトレ
イ15を搬送経路の一部を構成するパスとして利用して
いる。
【0053】即ち、本実施の形態では、ステープルトレ
イは、シート後処理装置1の上部付近において、上ステ
ープルトレイ14と下ステープルトレイ15とに分離さ
れた状態で、ほぼ垂直に配置されている。そして、上記
上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15との
間には隙間が設けられているので、上述したように、こ
の隙間を通して、前記ダイレクトパス21から下ステー
プルトレイ15にシートを搬入することが可能となって
いる。
【0054】上記シート後処理装置1において、シート
に対してステープル処理を行う場合には、該シートはス
テープルトレイ上にスタックされる。シートがステープ
ルトレイ上にスタックされる場合、該シートの下端がシ
ート支持台55上に載置される状態となり、該シート支
持台55によりシートの下端が整合される。但し、ステ
ープルトレイ上に搬送されてきた上記シートが静電気等
により上記シート支持台55上で十分に整合しない場合
もあり、これを防止するため、シートが1枚搬送されて
くる毎に、パドラー56の回転(図3において反時計回
り方向)によって該シートに下方向への搬送力が与えら
れ、確実に整合させられる。上記パドラー56は、例え
ば、ゴム等の弾性材料によって形成された可撓性の羽根
部によって、上記シートに搬送力を与えている。尚、上
記パドラー56は、ステープルトレイ上にシートが1枚
搬送されてくる度に1回転するものとする。
【0055】また、上記シート支持台55上に載置され
るシート束の側端は、整合板57によって、該シート束
の側面から保持されることにより整合させられる。さら
に、上記ステープルトレイは、上述したように上下方向
に延設されていると共に、上ステープルトレイ14の領
域においては、スタックされるシートの片面側しか支持
していないため、該シートがステープルトレイと反対側
に倒れ込む虞がある。
【0056】これを防止するために、スタックされるシ
ートの少なくとも上端部付近にペーパーガイド部58を
配置し、ステープルトレイとペーパーガイド部58とに
よって、シートを挟み込むように保持する。上記ペーパ
ーガイド部58は、例えば、2枚の連接板58a・58
bによって構成されており、ジャム処理時等には、手動
により退避位置に移動させることが可能である。
【0057】上記ステープルトレイの下方にはステープ
ラー59が配置されている。上記シート支持台55上に
所定枚数のシートがスタックされると、該シート支持台
55がシート束を保持した状態で、上記ステープラー5
9のステープル処理位置まで下降する。上記ステープラ
ー59によりステープル処理されたシート束は、シート
支持台55がシート束を保持した状態で上昇することに
より、再びステープルトレイの位置まで戻される。そし
て、上記シート束は、シート支持台55の下降によっ
て、オフセットトレイ排出パス27を通ってオフセット
トレイ11へ排出される。
【0058】上記構成によるシート後処理装置1では、
複写機2の動作モードや、搬入されるシートのシートサ
イズ等に応じて、ゲートや搬送ローラの動作が制御さ
れ、搬送経路が切り替えられる。以下に、複写機2の各
動作モードにおけるシート後処理装置1の動作を説明す
る。
【0059】(コピーモード動作)複写機2のコピーモ
ード時に、複写機2から排出される所定枚数のシート束
毎にステープル処理を行なう場合、該シートのサイズが
レターサイズ(A4横)よりも大きいか、或いはレター
サイズ以下かによって、シート後処理装置1内での搬送
経路が異なる。
【0060】先ず、シートサイズがレターサイズ以下の
場合を説明する。尚、この場合の搬送経路は、図7にお
いて、ダイレクトパス21→ステープルトレイ(下ステ
ープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排出パス2
7→オフセットトレイ11の順序となる。
【0061】図3に示すように、複写機2のシート排紙
口3から排出されてきたシートは、シート後処理装置1
のシート入紙口4を通して入紙され、入紙ローラ41に
よって該シート後処理装置1内部のダイレクトパス21
へ搬入される。その後、反転ローラ42によってダイレ
クトパス21から下ステープルトレイ15へと搬送され
る。尚、上記反転ローラ42は、回転方向を順逆自在に
切替可能なローラであって、該反転ローラ42が順回転
することにより、シートはダイレクトパス21から下ス
テープルトレイ15へ、或いは反転パス23へと送り込
まれる。また、上記反転ローラ42が逆回転する時に
は、シートはダイレクトパス21から連絡パス24を介
して迂回パス22へと送り込まれる。
【0062】ここで、上記入紙ローラ41と反転ローラ
42との付近においては、該入紙ローラ41の下流側直
後に、入紙されたシートの搬送パスをダイレクトパス2
1及び迂回パス22の何方かに切り替える入紙ゲート3
1が設けられており、反転ローラ42の上流側には、該
反転ローラ42の順回転時と逆回転時とで切り替えられ
る反転ゲート32が設けられている。さらに、上記反転
ローラ42の下流側直後には、該反転ローラ42の順回
転時にシートの搬送パスを下ステープルトレイ15及び
反転パス23の何方かに切り替える切替ゲート33が設
けられている。
【0063】即ち、複写機2のコピーモード時に、レタ
ーサイズ以下のシートに対してステープル処理を行なう
場合、入紙ゲート31、反転ゲート32及び切替ゲート
33は、図8(a)に示すような位置に切り替えられて
いる。
【0064】ダイレクトパス21を搬送されたシート
は、切替ゲート33の誘導によって、上ステープルトレ
イ14と下ステープルトレイ15との間の隙間を通っ
て、図9(a)に示すように、下ステープルトレイ15
の上端部から下ステープルトレイ15上へスタックされ
る。このとき、上記シートのサイズがレターサイズより
小さいので、該シートは下ステープルトレイ15からは
み出すことはない。
【0065】こうして、シート支持台55上に所定枚数
のシートからなるシート束がスタックされると、図9
(b)に示すように、該シート支持台55が下降して、
該シート束がステープラー59まで移動され、ステープ
ル処理が行なわれる。尚、この時、上記下ステープルト
レイ15の下流側に設けられ、かつシート束の搬送先を
オフセットトレイ11及びステープラー59の何方に切
り替える切替ゲート34は、上記シート束がステープラ
ー59に送られる位置に切り替えられている。
【0066】上記ステープラー59によりステープル処
理が終了すると、シート支持台55が上昇し、図9
(c)に示すように、上記シート束は切替ゲート34よ
りも高い位置まで戻され、その後、切替ゲート34がオ
フセットトレイ11への排出位置に切り替わる。この状
態で、図9(d)に示すように、上記シート支持台55
を下降させると共に、上記切替ゲート34の上流側の搬
送ローラ43にてシート束を押圧しながら回転させるこ
とにより、上記シート束がオフセットトレイ排出パス2
7へ送出される。そして、上記シート束は、さらに排出
ローラとしての出紙ローラ44によりオフセットトレイ
排出パス27を通ってオフセットトレイ11へ排出され
る。
【0067】尚、上記搬送ローラ43は、駆動ローラ4
3aと、2つの従動ローラ43b・43cとから構成さ
れており、上記シート束をオフセットトレイ排出パス2
7へ送出する場合には、駆動ローラ43aと従動ローラ
43bとが使用される。一方、従動ローラ43cは、迂
回パス22を搬送されてきたシートをステープルトレイ
に送り込む場合に、駆動ローラ43aと同時に使用され
る。また、上記従動ローラ43bは、駆動ローラ43a
に対して離接可能であり、シート束をステープラー59
へ移動する時には、該従動ローラ43bが退避位置に移
動しており、該シート束の移動を妨げることはない。
【0068】次に、シートサイズがレターサイズよりも
大きい場合を説明する。尚、この場合の搬送経路は、図
7において、ダイレクトパス21→反転パス23→連絡
パス24→迂回パス22→ステープルトレイ(上ステー
プルトレイ14及び下ステープルトレイ15)→オフセ
ットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序
となる。
【0069】図3に示すように、複写機2より入紙され
るシートは、先ず、ダイレクトパス21から反転パス2
3へ送り込まれる。この時の入紙ゲート31、反転ゲー
ト32及び切替ゲート33は、図8(b)に示す位置に
切り替えられている。
【0070】こうして、上記シートが反転パス23へ送
り込まれ、該シートの後端が、反転ゲート32を超える
と、該反転ゲート32が、図8(c)に示すように、シ
ートを反転パス23から迂回パス22へ送り込む位置に
切り替えられ、同時に反転ローラ42の回転方向が逆方
向に切り替えられる。これにより、複写機2より入紙さ
れてきたシートは、上記反転パス23によって一旦スイ
ッチバックされた後、連絡パス24を介して迂回パス2
2へ送り込まれる。
【0071】尚、本実施の形態において、シートの後端
とは、該シートが複写機2より排紙される時点での後端
部をシートの後端であると定義し、同様に、該シートが
複写機2より排紙される時点での先端部をシートの先端
であると定義する。つまり、上記反転パス23でスイッ
チバックされたシートは、該シートの後端を前にした状
態で迂回パス22を搬送されることとなる。
【0072】また、シートを迂回パス22へ送り込む前
に、反転パス23にてスイッチバックを行うのは以下の
理由による。即ち、複写機2がコピーモードの場合、該
複写機2からは、シートが最終ページから排出されてく
る。従って、シートにステープル処理を施す場合、ステ
ープルトレイ上にスタックされるシートは、フェイスア
ップ、つまり後から送られてくるシートの画像形成面が
常に表を向く状態でスタックされなければならない。し
かしながら、本実施の形態のシート後処理装置1では、
複写機2より排出されてくるシートを、直接迂回パス2
2を通してステープルトレイにスタックさせると、フェ
イスダウンでスタックされてしまう。このため、上記シ
ート後処理装置1では、シートを迂回パス22へ送り込
む前に、反転パス23にて一旦スイッチバックを行い、
ステープルトレイ上にシートがフェイスアップでスタッ
クされるようにしている。
【0073】迂回パス22へ搬送されたシートは、該迂
回パス22の全周を通って、下ステープルトレイ15の
下端部から、搬送ローラ43によってステープルトレイ
へ送り込まれる。尚、ここで、搬送ローラ43は、駆動
ローラ43aと従動ローラ43cとが用いられる。この
とき、上記シートのサイズがレターサイズよりも大きい
ので、該シートは上ステープルトレイ14及び下ステー
プルトレイ15の両方に渡って支持された状態でスタッ
クされる。
【0074】即ち、シートサイズがレターサイズを超え
る場合には、ダイレクトパス21を用いて該シートをス
テープルトレイに送り込むと、シートサイズが大きすぎ
るために、該シートが下ステープルトレイ15に収まり
きらず、ダイレクトパス21内で搬送ジャムを引き起こ
す。このため、この場合は迂回パス22を利用してシー
トがステープルトレイへ送り込まれる。
【0075】ステープルトレイにスタックされた後のシ
ートの処理に関しては、シートサイズがレターサイズ以
下の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0076】また、ステープル処理を行なわない場合の
コピーモード時においては、シートのサイズに関わら
ず、この場合の搬送経路は、図7において、ダイレクト
パス21→ステープルトレイ(下ステープルトレイ15
のみ)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットト
レイ11の順序となる。
【0077】即ち、この場合、複写機2から搬入されて
くるシートは、下ステープルトレイ15上でスタックさ
れる必要は無く、シートは1枚毎にオフセットトレイ1
1上に排出される。従って、この時、シート支持台55
は下降状態で維持され、かつ、切替ゲート34もオフセ
ットトレイ11への排出位置に維持されている。
【0078】(ファックスモード及びプリンタモード動
作)既に説明したように、複写機2から排出されるシー
トは、ファックスモード時には上固定トレイ12に排出
され、プリンタモード時には下固定トレイ13に排出さ
れる。但し、コピーモードでは最終ページから通常フェ
イスアップで排出されるが、ファックスモード及びプリ
ンタモードでは先頭ページから排出される。
【0079】このため、コピーモードと同様にフェイス
アップで排出すると排出後のページ順序が逆になってし
まうので、ファックスモード及びプリンタモードではト
レイへの排出の前に、一度シートをスイッチバックさせ
てフェイスダウンで排出させる。
【0080】即ち、ファックスモード時の搬送経路は、
図7において、ダイレクトパス21→反転パス23→連
絡パス24→迂回パス22a→上固定トレイ排出パス2
5→上固定トレイ12の順序となる。一方、プリンタモ
ード時の搬送経路は、図7において、ダイレクトパス2
1→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22a→迂
回パス22b→下固定トレイ排出パス26→下固定トレ
イ13の順序となる。
【0081】このように、ファックスモード及びプリン
タモードでは、複写機2から入紙されるシートは、一
旦、反転パス23へ送られ、ここでスイッチバックされ
た後、迂回パス22へ送られる。この時のシート後処理
装置1の動作は、レターサイズ以上のシートをステープ
ル処理する場合のコピーモード動作と同じである。
【0082】こうして、迂回パス22へ送り込まれたシ
ートは、図3に示すように、該迂回パス22の途中から
上固定トレイ12又は下固定トレイ13に排出される。
即ち、ファックスモード時には、出紙ゲート35が切り
替わることによって、迂回パス22を搬送されているシ
ートが上固定トレイ排出パス25を通って、出紙ローラ
45によって上固定トレイ12へ排出され、プリンタモ
ード時には、出紙ゲート36が切り替わることによっ
て、下固定トレイ排出パス26を通って、出紙ローラ4
6によって下固定トレイ13へ排出される。
【0083】尚、複写機2が大容量のメモリを有してい
て、送られてくる画像データを該メモリに全て保管して
から、最終ページからプリントして排出することが可能
である場合には、シートをスイッチバックさせる必要が
ないので、複写機2より入紙されるシートを、反転パス
23を利用することなく、シート入紙口4から直接迂回
パス22へ送り込んで、上固定トレイ12又は下固定ト
レイ13に排出すればよい。この場合、入紙ゲート31
は、図8(d)に示す位置に切り替えられている。
【0084】また、ファックスモード又はプリンタモー
ド時において、ステープル処理を行う場合においても、
複写機2がメモリを有しているか否かによって、シート
後処理装置1の搬送経路は異なる。
【0085】複写機2がメモリを有していれば、シート
はコピーモード時と同様に最終ページからプリントして
排出されるので、シート後処理装置1の搬送経路もコピ
ーモード時と同じとなる。即ち、シートがレターサイズ
以下であれば、ダイレクトパス21→ステープルトレイ
(下ステープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排
出パス27→オフセットトレイ11の順序の搬送経路と
なり、シートがレターサイズ以上であればダイレクトパ
ス21→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22→
ステープルトレイ(上ステープルトレイ14及び下ステ
ープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→
オフセットトレイ11の順序の搬送経路となる。また、
各ローラやゲートの切替動作もコピーモード時と同じと
なる。
【0086】一方、複写機2がメモリを有していなけれ
ば、シートは先頭ページからプリントして排出される。
従って、ステープルトレイ上にスタックされるシート
は、フェイスダウンでスタックされなければならない。
このとき、ダイレクトパス21を用いて、シートを直接
下ステープルトレイ15へ送り込むと、シートをフェイ
スダウンでスタックさせることができないため、この場
合は、シートのサイズに関わらず、迂回パス22を用い
て、シートをステープルトレイに搬送することになる。
【0087】即ち、この場合の搬送経路は、図7におい
て、迂回パス22→ステープルトレイ(下ステープルト
レイ15のみ、又は上ステープルトレイ14及び下ステ
ープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→
オフセットトレイ11の順序となる。
【0088】尚、上記複写機2がメモリを有していて
も、メモリに記憶される画像データが、該メモリの記憶
容量を超えてしまう場合もあり、このような場合は、複
写機2は先頭ページからシート排出を行うため、下側ロ
ーラ72は、複写機2がメモリを有しない場合も同様の
動作を行う。
【0089】以上が、本実施の形態のシート後処理装置
1における複写機2の動作モードに応じた搬送経路であ
る。
【0090】ここで、本実施の形態のシート後処理装置
1においては、さらに、以下の特徴ある構成を備えてい
る。
【0091】即ち、本実施の形態のシート後処理装置1
では、図1及び図4に示すように、上側ローラ44a及
び下側ローラ44bからなる出紙ローラ44の下側に、
例えば金属の棒からなり、かつ回転自在の複数のシート
端受け軸61…が立設されている。このシート端受け軸
61…は、シート60の排出方向に対して上り傾斜した
オフセットトレイ11にスタックされたシート60の後
端部に当接してシート60を整合するものである。
【0092】即ち、オフセットトレイ11は排出方向に
対して上り傾斜に設けられているので、オフセットトレ
イ11にスタックされたシート60は、後端側がこれら
シート端受け軸61…に接触するので、整合されて揃え
られる。
【0093】一方、前述したように、上記オフセットト
レイ11は、前記昇降用モータ51、昇降駆動力伝達系
52及び昇降駆動用ワイヤ53によって昇降移動する
が、その際には、これらシート端受け軸61…に沿って
昇降移動する。
【0094】また、シート端受け軸61…には、これら
シート端受け軸61…に直交する摩擦ローラ62が回転
自在に設けられている。この摩擦ローラ62は、例えば
ゴム等の弾性体にて形成されると共に、オフセットトレ
イ11におけるオフセットトレイ板11bに取り付けら
れた付勢手段としての板バネ63によって、シート端受
け軸61…を押圧するようになっている。
【0095】即ち、上記の摩擦ローラ62は、オフセッ
トトレイ11におけるオフセットトレイ板11bの水平
移動に伴ってシート端受け軸61…を従動回転させる連
動手段としての機能を有している。さらに、摩擦ローラ
62は、オフセットトレイ板11bの水平移動又はオフ
セットトレイ11の昇降移動に際しては、オフセットト
レイ板11bのみ駆動力を伝達する。
【0096】この結果、オフセットトレイ板11bが水
平移動するときには、図10に示すように、オフセット
トレイ板11bの水平移動に伴って、シート端受け軸6
1…が摩擦ローラ62との摩擦により従動回転する。こ
のため、オフセットトレイ板11bにスタックされかつ
シート端受け軸61…に当接するシート60…は、オフ
セットトレイ板11bが水平移動したときにも、シート
端受け軸61…の従動回転により水平移動されるので、
整合状態を乱さずに水平移動する。
【0097】また、オフセットトレイ11が昇降移動す
るときには、図1に示すように、摩擦ローラ62は、シ
ート端受け軸61…に接触しながら回動する。このた
め、オフセットトレイ11の昇降移動も滑らかに行われ
る。
【0098】また、摩擦ローラ62は、板バネ63にて
シート端受け軸61…を押圧するので、摩擦ローラ62
のシート端受け軸61への取り付け精度が多少悪くて
も、オフセットトレイ板11bの水平移動及びオフセッ
トトレイ11の昇降移動の際の駆動力の伝達が確実に行
われる。
【0099】このように、本実施の形態のシート後処理
装置1では、複写機2から排出されるシート60は、後
処理を施した後、オフセットトレイ11に排出される。
また、各シート60の排出トレイへの排出に際しては、
仕分け駆動部70がオフセットトレイ11のオフセット
トレイ板11bをシート60の排出方向と直交する方向
に水平往復移動させる。これにより、各シート60…
は、オフセットトレイ11のオフセットトレイ板11b
上に交互に左右に配されてスタックされるので、各シー
ト60…が仕分けされる。
【0100】また、オフセットトレイ11にスタックさ
れたシート60…は、オフセットトレイ11がシート6
0の排出方向に対して上り傾斜して設けられているの
で、自重によりずり下がり、やがて、オフセットトレイ
11におけるシート排出方向後方に立設された複数のシ
ート端受け軸61…に当接する。この結果、シート60
の後端部が整合され、シート60が揃えられる。
【0101】ここで、仕分け駆動部70にてオフセット
トレイ11におけるオフセットトレイ板11bが水平移
動したときには、オフセットトレイ板11bの水平移動
に伴って摩擦ローラ62等の連動手段の駆動力がシート
端受け軸61…に伝達され、シート端受け軸61…を従
動回転させる。従って、オフセットトレイ11における
オフセットトレイ板11bにスタックされかつシート端
受け軸61…に当接していたシート60は、シート端受
け軸61…の回転によって水平移動する。そして、この
シート60の水平移動速度は、オフセットトレイ板11
bの水平移動速度と一致する。この結果、オフセットト
レイ11のオフセットトレイ板11bにスタックされた
シート60は、シート端受け軸61…との摩擦抵抗によ
り水平移動が妨げられるということが無く、オフセット
トレイ板11bの水平移動に伴って容易に水平移動す
る。従って、オフセットトレイ板11bの水平移動時に
おけるシート60のスタック乱れを防止することができ
る。
【0102】一方、摩擦ローラ62等の連動手段は、オ
フセットトレイ11の水平移動又は昇降移動に際して
は、オフセットトレイ11の水平移動時にのみシート端
受け軸61…に駆動力を伝達する。このため、オフセッ
トトレイ11が昇降手段にて昇降移動する際には、オフ
セットトレイ11の昇降移動の駆動力はシート端受け軸
61…に伝達されない。
【0103】即ち、オフセットトレイ11とシート端受
け軸61…とはあたかも伝達経路が切断された状態とな
り、両者は互いに係わりが無くなる。このため、オフセ
ットトレイ11の昇降移動時には、従来存在していたシ
ート端受け軸61…との係合による摩擦抵抗が無くな
り、円滑に昇降移動できることになる。この結果、オフ
セットトレイ11の昇降移動時においても、シート60
のスタック乱れを防止することができる。
【0104】従って、オフセットトレイ11の水平移動
及び昇降移動のいずれにおいても、シート60のスタッ
ク乱れを防止し得るシート後処理装置1を提供すること
ができる。
【0105】また、本実施の形態のシート後処理装置1
では、連動手段としての摩擦ローラ62は、シート端受
け軸61…に直交しかつシート端受け軸61…に接触し
て設けられると共に、オフセットトレイ11におけるオ
フセットトレイ板11bに一体に設けられる。これによ
り、摩擦ローラ62は、オフセットトレイ板11bの水
平移動に連動してシート端受け軸61…を接触摩擦によ
り従動回転させる。
【0106】また、摩擦ローラ62は、シート端受け軸
61…に直交接触し、かつ回転自在にオフセットトレイ
板11bに一体に設けられる。従って、オフセットトレ
イ11の昇降移動時には、摩擦ローラ62とシート端受
け軸61…との間の摩擦抵抗が小さいので、摩擦ローラ
62のシート端受け軸61…への接触がオフセットトレ
イ11の昇降に対して負荷となることがない。
【0107】この結果、摩擦ローラ62は連動手段とし
ての機能を果たすと共に、連動手段の具体例として簡単
な構成からなるものを提供するものとなっている。
【0108】尚、後述するように、連動手段をギヤ等の
係合手段にて構成することが可能であるが、その場合に
は、オフセットトレイ板11bの水平移動時にバックラ
ッシュが存在するので、オフセットトレイ板11bの円
滑な水平移動が阻害される虞がある。
【0109】しかし、本実施の形態のように、連動手段
を摩擦ローラ62にて構成した場合には、上記のバック
ラッシュも無くなる。従って、オフセットトレイ板11
bの水平移動に際してのシート端受け軸61…の回転開
始遅れも摩擦ローラ62では無くなり、確実にシート6
0のスタック乱れを防止することができる。
【0110】また、本実施の形態のシート後処理装置1
では、摩擦ローラ62にはシート端受け軸61…を押圧
するための板バネ63が設けられている。このため、摩
擦ローラ62のシート端受け軸61…への摩擦接触は、
板バネ63によるシート端受け軸61…への押圧によっ
て強化される。
【0111】従って、摩擦ローラ62の取り付け時にお
けるシート端受け軸61…への接触精度が悪い場合や長
期間の使用により摩擦ローラ62が摩耗した場合におい
ても、確実に、摩擦ローラ62とシート端受け軸61…
との接触を確保することができる。
【0112】尚、本発明は、上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。例えば、上記実施の形態では、連動手段は、シ
ート端受け軸61…に押圧状態に当接される摩擦ローラ
62にて構成されているが、特にこれに限定するもので
はない。
【0113】即ち、図11に示すように、シート端受け
軸61a…を長いピニオンギヤにて形成し、このピニオ
ンギヤに歯合するピニオンギヤ又はラックギヤ等のギヤ
62aをオフセットトレイ板11bに回転自在に取り付
けることが可能である。
【0114】これによっても、オフセットトレイ板11
bの水平移動時には、シート端受け軸61a…は従動回
転する一方、オフセットトレイ11の昇降移動時には、
オフセットトレイ11はなんら抵抗なく昇降移動するこ
とが可能である。
【0115】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図12及び図13に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1
の図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0116】本実施の形態のシート後処理装置1では、
図12に示すように、オフセットトレイ11を複数段と
しての例えば2段に形成されている。オフセットトレイ
11・11は、前記実施の形態1で示したものと同じ
く、オフセットトレイ補強部11a・11aに仕分け手
段としての仕分け駆動部70・70がそれぞれ内蔵され
ている。また、オフセットモータ71・71によりシー
トの搬送方向に対して垂直となる方向にオフセットトレ
イ板11bを水平に往復移動し得るものとなっている。
【0117】上記のオフセットトレイ11・11は、本
実施の形態では、両側に設けられるオフセットトレイ取
付板54aによって一体化されており、これら2段のオ
フセットトレイ11・11が前記昇降用モータ51によ
って、一体的に昇降移動し得るものとなっている。尚、
本実施の形態では、オフセットトレイ11は2段である
が必ずしもこれに限らず、3段又は4段等の複数段であ
っても良い。
【0118】また、オフセットトレイ11・11には、
実施の形態1で示したように、シート端受け軸61bを
押圧する摩擦ローラ62・62及び板バネ63・63が
設けられている。
【0119】ここで、本実施の形態では、シート端受け
軸61bは、前記実施の形態1で示したシート端受け軸
61…よりも短いものとなっている。
【0120】即ち、上側のオフセットトレイ11に排出
する場合には、同図に示すように、シート端受け軸61
bは上側のオフセットトレイ11の昇降移動のストロー
クに必要な長さがあれば足りる。
【0121】一方、下側のオフセットトレイ11に排出
する場合には、図13に示すように、上記のシート端受
け軸61bの長さによって、下側のオフセットトレイ1
1の昇降移動のストロークに必要な長さとして十分であ
る。
【0122】この結果、オフセットトレイ11を2段に
すれば、1段の場合よりもシート端受け軸61bの長さ
を短くすることができるという利点がある。
【0123】このように、本実施の形態のシート後処理
装置1では、オフセットトレイ11・11は複数段にな
っており、かつそれらが一体に昇降移動する。
【0124】従って、仕分け可能かつ昇降可能なオフセ
ットトレイ11を複数にすることにより、例えば、複写
機2から排出される複写シート、印刷シート又はFAX
シート等の各排出モードに応じて、このオフセットトレ
イ11を使用することができる。この結果、各画像形成
モードに対して、各オフセットトレイ11・11毎に分
類してシート60を仕分けすることが可能となる。
【0125】また、オフセットトレイ11・11は複数
段にしても、それらが一体に昇降移動するので、シート
端受け軸61b…の長さは、オフセットトレイ11の1
個の昇降動作のストロークの長さで足りる。従って、製
造コストの削減を図ることができる。
【0126】
【発明の効果】請求項1に係る発明のシート後処理装置
は、以上のように、排出トレイの水平移動に伴ってシー
ト端受け軸を従動回転させる連動手段が設けられると共
に、この連動手段は、排出トレイの水平移動又は昇降移
動に際しては、排出トレイの水平移動時にのみシート端
受け軸に駆動力を伝達するものである。
【0127】それゆえ、仕分け手段にて排出トレイが水
平移動したときには、排出トレイの水平移動に伴って連
動手段の駆動力がシート端受け軸に伝達され、シート端
受け軸を従動回転させる。従って、排出トレイにスタッ
クされかつシート端受け軸に当接していたシートは、シ
ート端受け軸の回転によって水平移動する。そして、こ
のシートの水平移動速度は、排出トレイの水平移動速度
と一致する。この結果、排出トレイにスタックされたシ
ートは、シート端受け軸との摩擦抵抗により水平移動が
妨げられるということが無く、排出トレイの水平移動に
伴って容易に水平移動する。従って、排出トレイの水平
移動時におけるシートのスタック乱れを防止することが
できる。
【0128】一方、連動手段は、排出トレイの水平移動
又は昇降移動に際しては、排出トレイの水平移動時にの
みシート端受け軸に駆動力を伝達する。このため、排出
トレイが昇降手段にて昇降移動する際には、排出トレイ
の昇降移動の駆動力はシート端受け軸に伝達されない。
【0129】このため、排出トレイの昇降移動時には、
従来存在していたシート端受け軸との係合による摩擦抵
抗が無くなり、円滑に昇降移動できることになる。この
結果、排出トレイの昇降移動時においても、シートのス
タック乱れを防止することができる。
【0130】従って、排出トレイの水平移動及び昇降移
動のいずれにおいても、シートのスタック乱れを防止し
得るシート後処理装置を提供することができるという効
果を奏する。
【0131】請求項2に係る発明のシート後処理装置
は、以上のように、請求項1記載のシート後処理装置に
おいて、上記連動手段は、上記シート端受け軸に直交
し、かつこれらシート端受け軸を排出トレイの水平移動
時に接触摩擦により従動回転させるための、排出トレイ
に一体に設けられた回転自在の摩擦ローラにて形成され
ているものである。
【0132】それゆえ、連動手段としての摩擦ローラ
は、排出トレイの水平移動に連動してシート端受け軸を
接触摩擦により従動回転させる。
【0133】また、摩擦ローラは、排出トレイの昇降移
動時には、摩擦ローラとシート端受け軸との間の摩擦抵
抗が小さいので、摩擦ローラのシート端受け軸への接触
が排出トレイの昇降に対して負荷となることがない。
【0134】この結果、摩擦ローラは連動手段としての
機能を果たすと共に、連動手段の具体例として簡単な構
成からなるものを提供するという効果を奏する。
【0135】また、連動手段を摩擦ローラにて構成した
場合には、連動手段をギヤ等で構成する場合のバックラ
ッシュも無くなる。従って、排出トレイの水平移動に際
してのシート端受け軸の回転開始遅れも摩擦ローラでは
無くなり、確実にシートのスタック乱れを防止すること
ができるという効果を奏する。
【0136】請求項3に係る発明のシート後処理装置
は、以上のように、請求項2記載のシート後処理装置に
おいて、上記摩擦ローラにはシート端受け軸を押圧する
ための付勢手段が設けられているものである。
【0137】それゆえ、摩擦ローラのシート端受け軸へ
の摩擦接触は、付勢手段によるシート端受け軸への押圧
によって強化される。
【0138】従って、摩擦ローラの取り付け時における
シート端受け軸への接触精度が悪い場合や長期間の使用
により摩擦ローラが摩耗した場合においても、確実に、
摩擦ローラとシート端受け軸との接触を確保することが
できるという効果を奏する。
【0139】請求項4に係る発明のシート後処理装置
は、以上のように、請求項1、2、又は3記載のシート
後処理装置において、上記排出トレイは、一体に昇降移
動する複数段に設けられているものである。
【0140】それゆえ、仕分け可能かつ昇降可能な排出
トレイを複数にすることにより、例えば、画像形成装置
から排出される複写シート、印刷シート又はFAXシー
ト等の各排出モードに応じて、この排出トレイを使用す
ることができる。この結果、各画像形成モードに対し
て、各排出トレイ毎に分類してシートを仕分けすること
が可能となるという効果を奏する。
【0141】また、排出トレイは複数段にしても、それ
らが一体に昇降移動するので、シート端受け軸の長さ
は、排出トレイの1個の昇降動作のストロークの長さで
足りる。従って、製造コストの削減を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の一形態を示すものであ
り、シート後処理装置におけるシート端受け軸を押圧す
る摩擦ローラを示す構成図である。
【図2】上記シート後処理装置の昇降駆動力伝達系を示
す平面図である。
【図3】上記シート後処理装置の概略を示す全体構成図
である。
【図4】オフセットトレイを除いて示すシート後処理装
置の正面図である。
【図5】上記オフセットトレイに内蔵された仕分け駆動
部の構成を一部破断して示す平面図である。
【図6】上記オフセットトレイに内蔵された仕分け駆動
部の構成を一部破断して示す正面図である。
【図7】上記シート後処理装置のパスの構成を示す説明
図である。
【図8】図8(a)ないし図8(d)は上記シート後処
理装置の入紙ゲート、反転ゲート、及び切替ゲートの切
り換え状態を示すものであり、図8(a)は複写機から
入紙されるシートが下ステープルトレイへ送り込まれる
場合の説明図、図8(b)は複写機から入紙されるシー
トが反転パスへ送り込まれる場合の説明図、図8(c)
は反転パスへ送り込まれたシートが一旦スイッチバック
された後、連絡パスを介して迂回パスへ送り込まれる場
合の説明図、図8(d)は複写機から入紙されるシート
が直接迂回パスへ送り込まれる場合の説明図である。
【図9】図9(a)ないし図9(d)はシート束にステ
ープル処理を行うときの動作を示すものであり、図9
(a)はステープル処理するためにシート束が下ステー
プルトレイにスタックされた状態を示す説明図、図9
(b)はシート支持台が下降してシート束にステープル
処理を行う状態を示す説明図、図9(c)はステープル
処理したシート束がシート支持台にて上昇移動した状態
を示す説明図、図9(d)はステープル処理したシート
束をオフセットトレイへ排出する状態を示す説明図であ
る。
【図10】上記シート後処理装置におけるシート端受け
軸と摩擦ローラとの位置関係を一分破断して示す平面図
である。
【図11】上記シート後処理装置におけるシート端受け
軸と摩擦ローラとをギヤにて代替した場合の構成図であ
る。
【図12】本発明における他の実施の形態を示すもので
あり、オフセットトレイを2段にして上側のオフセット
トレイにシートを排出する状態を示す構成図である。
【図13】上記2段のオフセットトレイにおいて、下側
のオフセットトレイにシートを排出する状態を示す構成
図である。
【図14】従来のシート後処理装置における排出トレイ
近傍の状態を示す概略斜視図である。
【図15】上記シート後処理装置におけるシート端受け
軸の状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 シート後処理装置 2 複写機(画像形成装置) 11 オフセットトレイ(排出トレイ) 11a オフセットトレイ補強部 11b オフセットトレイ板(排出トレイ) 44 出紙ローラ 44a 上側ローラ(排出ローラ) 44b 下側ローラ(排出ローラ) 51 昇降用モータ(昇降手段) 52 昇降駆動力伝達系(昇降手段) 53 昇降駆動用ワイヤ(昇降手段) 54 オフセットトレイ取付板 59 ステープラー 60 シート 61 シート端受け軸 61a シート端受け軸 62 摩擦ローラ(連動手段) 63 板バネ(付勢手段) 70 仕分け駆動部(仕分け手段)
フロントページの続き (72)発明者 城迫 岳彦 広島県深安郡神辺町新徳田127−201 (72)発明者 田中 敬司 広島県深安郡神辺町川南780−1−411

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置から排出されるシートに後処
    理を施した後、排出トレイに排出する一方、各シートの
    排出トレイへの排出の際に仕分け手段にて排出トレイを
    シートの排出方向と直交する方向に水平往復移動させて
    各シートを仕分けし、シートの排出方向に上り傾斜した
    上記排出トレイに排出されたシートの後端部を回転自在
    に立設された複数のシート端受け軸にて整合し、昇降手
    段にて排出トレイを上記シート端受け軸に沿って昇降さ
    せるシート後処理装置において、 上記排出トレイの水平移動に伴ってシート端受け軸を従
    動回転させる連動手段が設けられると共に、この連動手
    段は、排出トレイの水平移動又は昇降移動に際しては、
    排出トレイの水平移動時にのみシート端受け軸に駆動力
    を伝達することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】上記連動手段は、上記シート端受け軸に直
    交し、かつこれらシート端受け軸を排出トレイの水平移
    動時に接触摩擦により従動回転させるための、排出トレ
    イに一体に設けられた回転自在の摩擦ローラにて形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のシート後処理
    装置。
  3. 【請求項3】上記摩擦ローラにはシート端受け軸を押圧
    するための付勢手段が設けられていることを特徴とする
    請求項2記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】上記排出トレイは、一体に昇降移動する複
    数段に設けられていることを特徴とする請求項1、2、
    又は3記載のシート後処理装置。
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