JPH11138300A - 加熱プレス用チャンバ - Google Patents
加熱プレス用チャンバInfo
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- JPH11138300A JPH11138300A JP31467697A JP31467697A JPH11138300A JP H11138300 A JPH11138300 A JP H11138300A JP 31467697 A JP31467697 A JP 31467697A JP 31467697 A JP31467697 A JP 31467697A JP H11138300 A JPH11138300 A JP H11138300A
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Links
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Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複合材製品Wの高さ変化への対応性に優れた
加熱プレス用チャンバを提供する。 【解決手段】 上プレス加熱板1と下プレス加熱板2の
間に、上金属フランジ6と下金属フランジ7を設け、下
金属フランジ7に更に貫入部11を形成する。この貫入
部11を上金属フランジ6の内部に貫入し、該11と上
金属フランジ6の間をフローティングパッキン3、3’
によりシールする。
加熱プレス用チャンバを提供する。 【解決手段】 上プレス加熱板1と下プレス加熱板2の
間に、上金属フランジ6と下金属フランジ7を設け、下
金属フランジ7に更に貫入部11を形成する。この貫入
部11を上金属フランジ6の内部に貫入し、該11と上
金属フランジ6の間をフローティングパッキン3、3’
によりシールする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加熱プレス用チ
ャンバに関する。
ャンバに関する。
【0002】
【従来の技術】加熱プレスは、有機物・無機物・金属等
の板・粉末・繊維・箔等又はそれらの複合材を高温下で
圧着・成形するものとして従来より広く用いられてい
る。そして加工される複合材等が大気中の酸素により酸
化される温度以上の作業温度が必要とされる場合には、
この加熱プレスは上下プレス加熱板とその間に設けられ
た密閉空間内に被加工複合材を装入し、内部を真空ある
いは不活性ガス雰囲気として、上下方向にプレスするよ
うになっている。加熱プレス用チャンバはこの密閉空間
を形成するためのものであり、従来のものは上下プレス
加熱板間に一個の筒状体を設けて密閉空間を形成してい
た。そして該上下プレス加熱板と筒状体の上下端との間
に合成ゴム製のパッキンを介装し、プレスによる上下方
向の移動と被加工複合材の高さ変化に追従させるように
なっていた。
の板・粉末・繊維・箔等又はそれらの複合材を高温下で
圧着・成形するものとして従来より広く用いられてい
る。そして加工される複合材等が大気中の酸素により酸
化される温度以上の作業温度が必要とされる場合には、
この加熱プレスは上下プレス加熱板とその間に設けられ
た密閉空間内に被加工複合材を装入し、内部を真空ある
いは不活性ガス雰囲気として、上下方向にプレスするよ
うになっている。加熱プレス用チャンバはこの密閉空間
を形成するためのものであり、従来のものは上下プレス
加熱板間に一個の筒状体を設けて密閉空間を形成してい
た。そして該上下プレス加熱板と筒状体の上下端との間
に合成ゴム製のパッキンを介装し、プレスによる上下方
向の移動と被加工複合材の高さ変化に追従させるように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものはプレス作業温度がこの合成ゴム製パッキンの
耐熱温度に制限される欠点がある。また、合成ゴムの弾
性の範囲内での追従性しか得られないために、僅かな被
加工複合材高さの違いや高さ変動に対しても専用の筒状
体を製作しなければならない問題があった。更に筒状体
がプレスの圧縮荷重を直に受けるため、筒状体の変形や
破損が生じやすい問題があった。本発明は上記従来技術
の欠点を改善することをを目的とする。
来のものはプレス作業温度がこの合成ゴム製パッキンの
耐熱温度に制限される欠点がある。また、合成ゴムの弾
性の範囲内での追従性しか得られないために、僅かな被
加工複合材高さの違いや高さ変動に対しても専用の筒状
体を製作しなければならない問題があった。更に筒状体
がプレスの圧縮荷重を直に受けるため、筒状体の変形や
破損が生じやすい問題があった。本発明は上記従来技術
の欠点を改善することをを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の加熱プレス用チャンバは、上下に設けられ
たプレス加熱板間に設けられ、該上下の加熱板のそれぞ
れに所定の空間を囲うフランジをパッキンを介して当接
し、該一方のフランジに他方のフランジ内に上下方向移
動可能に貫入可能な貫入部を設け、前記貫入部と他方の
フランジとの間を摺動可能にシールするシール装置を設
けた、ことを特徴とする。前記シール装置は、前記他方
のフランジに装着され、前記貫入部の外周に摺動接触す
るリング状のフローティングパッキンと、該フローティ
ングパッキンの端面と前記他方のフランジの端面との間
をシールする耐熱パッキンと、前記フローティングパッ
キンと前記一方のフランジとの間に介装され、該フロー
ティングパッキンの端面を他方のフランジ側に押しつけ
ると共に前記加熱板とフランジとの間に介装されたパッ
キンに押圧力を与えるバネと、を有することが望まし
い。また、更に前記シール装置が、前記他方のフランジ
に装着され、前記貫入部の外周に摺動接触するパッキン
と、前記他方のフランジと前記一方のフランジとの間に
介装され、前記加熱板とフランジとの間に介装されたパ
ッキンに押圧力を与えるバネと、を有することが望まし
い。上記構成においてはフランジにより形成される空間
が上下方向に伸縮できるから被加工物の高さに対する追
従性が良い。そのため、被加工物の高さ毎にフランジを
用意する必要がない。またプレス荷重を直接受けること
がないから、変形や破損を防止できる。
に、本発明の加熱プレス用チャンバは、上下に設けられ
たプレス加熱板間に設けられ、該上下の加熱板のそれぞ
れに所定の空間を囲うフランジをパッキンを介して当接
し、該一方のフランジに他方のフランジ内に上下方向移
動可能に貫入可能な貫入部を設け、前記貫入部と他方の
フランジとの間を摺動可能にシールするシール装置を設
けた、ことを特徴とする。前記シール装置は、前記他方
のフランジに装着され、前記貫入部の外周に摺動接触す
るリング状のフローティングパッキンと、該フローティ
ングパッキンの端面と前記他方のフランジの端面との間
をシールする耐熱パッキンと、前記フローティングパッ
キンと前記一方のフランジとの間に介装され、該フロー
ティングパッキンの端面を他方のフランジ側に押しつけ
ると共に前記加熱板とフランジとの間に介装されたパッ
キンに押圧力を与えるバネと、を有することが望まし
い。また、更に前記シール装置が、前記他方のフランジ
に装着され、前記貫入部の外周に摺動接触するパッキン
と、前記他方のフランジと前記一方のフランジとの間に
介装され、前記加熱板とフランジとの間に介装されたパ
ッキンに押圧力を与えるバネと、を有することが望まし
い。上記構成においてはフランジにより形成される空間
が上下方向に伸縮できるから被加工物の高さに対する追
従性が良い。そのため、被加工物の高さ毎にフランジを
用意する必要がない。またプレス荷重を直接受けること
がないから、変形や破損を防止できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面に
より説明する。図3は本発明のチャンバXの外観平面
図、図4と図5は部分拡大断面図、図1は、この実施形
態の断面構造を模式的に示すものである。各図におい
て、上プレス加熱板1と下プレス加熱板2の間にフラン
ジが設けられ、その内部に複合材製品Wを装入するよう
になっている。該フランジは上金属フランジ6と下金属
フランジ7から構成され、上金属フランジ6と上プレス
加熱板1の間は上耐熱ガスケット4によりシールさ
れ、、下金属フランジ7と下プレス加熱板2の間は下耐
熱ガスケット5によりシールされている。該フランジは
円筒又は角筒形とするのが好ましく、この実施形態では
基本的に円筒形状をなしている。
より説明する。図3は本発明のチャンバXの外観平面
図、図4と図5は部分拡大断面図、図1は、この実施形
態の断面構造を模式的に示すものである。各図におい
て、上プレス加熱板1と下プレス加熱板2の間にフラン
ジが設けられ、その内部に複合材製品Wを装入するよう
になっている。該フランジは上金属フランジ6と下金属
フランジ7から構成され、上金属フランジ6と上プレス
加熱板1の間は上耐熱ガスケット4によりシールさ
れ、、下金属フランジ7と下プレス加熱板2の間は下耐
熱ガスケット5によりシールされている。該フランジは
円筒又は角筒形とするのが好ましく、この実施形態では
基本的に円筒形状をなしている。
【0006】下金属フランジ7の上端側には、外形が径
小の貫入部11が一体的に形成されており、上方向に延
出し、この貫入部11部分が上金属フランジ6の内部に
貫入するように構成されている。一方、上金属フランジ
6の上端部には半径方向内周側に突出するパッキン受け
部12が一体的に形成されており、前記上耐熱パッキン
4はこのパッキン受け部12と上プレス加熱板1との間
に介装されている。
小の貫入部11が一体的に形成されており、上方向に延
出し、この貫入部11部分が上金属フランジ6の内部に
貫入するように構成されている。一方、上金属フランジ
6の上端部には半径方向内周側に突出するパッキン受け
部12が一体的に形成されており、前記上耐熱パッキン
4はこのパッキン受け部12と上プレス加熱板1との間
に介装されている。
【0007】該パッキン受け部12の下側にはフローテ
ィングパッキン3、3’が2個装着されている。このフ
ローティングパッキン3、3’は図2に示すようにカー
ボン製のリング板形状をなしており、その一部に切欠1
6,16’が設けてある。フローティングパッキン3、
3’の内径は貫入部11の外径とほぼ同一になってお
り、フローティングパッキン3、3’の内周面が貫入部
11の外周面に押しつけられ摺動可能に接触し、シール
面Sを形成してシールするように構成されている。一方
のフローティングパッキン3は図2(A)に示すように
貫入部11に嵌挿した時に締代を持つようにしてあり、
隙間18が形成されるようになっている。他方のフロー
ティングパッキン3’は図2(B)に示すように締代を
与えず、切欠16、16’の位置をずらして装着するこ
とにより隙間18からの漏れを防止している。このフロ
ーティングパッキン3の外周にガータスプリング13を
装着して、フローティングパッキン3、3’を半径方向
中心に向けて締め付けるようになっている。
ィングパッキン3、3’が2個装着されている。このフ
ローティングパッキン3、3’は図2に示すようにカー
ボン製のリング板形状をなしており、その一部に切欠1
6,16’が設けてある。フローティングパッキン3、
3’の内径は貫入部11の外径とほぼ同一になってお
り、フローティングパッキン3、3’の内周面が貫入部
11の外周面に押しつけられ摺動可能に接触し、シール
面Sを形成してシールするように構成されている。一方
のフローティングパッキン3は図2(A)に示すように
貫入部11に嵌挿した時に締代を持つようにしてあり、
隙間18が形成されるようになっている。他方のフロー
ティングパッキン3’は図2(B)に示すように締代を
与えず、切欠16、16’の位置をずらして装着するこ
とにより隙間18からの漏れを防止している。このフロ
ーティングパッキン3の外周にガータスプリング13を
装着して、フローティングパッキン3、3’を半径方向
中心に向けて締め付けるようになっている。
【0008】フローティングパッキン3とパッキン受け
部12の間には耐熱パッキン14が介装され、フローテ
ィングパッキン3、3の間には耐熱パッキン15が介装
され、これらの間をシールしている。これらはいずれも
膨張黒鉛シートから形成されており、耐熱性を有してい
る。下段のフローティングパッキン3の下側にはワッシ
ャ17が設けられ、このワッシャ17と下金属フランジ
7の上端面の間にバネ9が介装され、フローティングパ
ッキン3を上方向に押圧している。このバネ9により前
記したフローティングパッキン3、耐熱パッキン15、
フローティングパッキン3’、耐熱パッキン14の間及
びパッキン受け部12、上耐熱パッキン4、上プレス加
熱板1の間のシール性を向上させると共に、下金属フラ
ンジ7、下耐熱パッキン5、下プレス加熱板2間のシー
ル性も向上させている。なお、この実施形態では下金属
フランジ7と上金属フランジ6との間にもバネ19を介
装し、このバネ19によりパッキン受け部12と耐熱パ
ッキン14を上プレス加熱板1側に押圧させるようにな
っている。このバネ19によりバネ9の負担を軽減し、
ガータスプリング13によるフローティングパッキン3
の貫入部11外周への密着性を高めてシール性能の向上
を図っている。なお、10はスプリングピンである。
部12の間には耐熱パッキン14が介装され、フローテ
ィングパッキン3、3の間には耐熱パッキン15が介装
され、これらの間をシールしている。これらはいずれも
膨張黒鉛シートから形成されており、耐熱性を有してい
る。下段のフローティングパッキン3の下側にはワッシ
ャ17が設けられ、このワッシャ17と下金属フランジ
7の上端面の間にバネ9が介装され、フローティングパ
ッキン3を上方向に押圧している。このバネ9により前
記したフローティングパッキン3、耐熱パッキン15、
フローティングパッキン3’、耐熱パッキン14の間及
びパッキン受け部12、上耐熱パッキン4、上プレス加
熱板1の間のシール性を向上させると共に、下金属フラ
ンジ7、下耐熱パッキン5、下プレス加熱板2間のシー
ル性も向上させている。なお、この実施形態では下金属
フランジ7と上金属フランジ6との間にもバネ19を介
装し、このバネ19によりパッキン受け部12と耐熱パ
ッキン14を上プレス加熱板1側に押圧させるようにな
っている。このバネ19によりバネ9の負担を軽減し、
ガータスプリング13によるフローティングパッキン3
の貫入部11外周への密着性を高めてシール性能の向上
を図っている。なお、10はスプリングピンである。
【0009】なお、下金属フランジ7には孔8が設けら
れており、内部に不活性ガスを導入するか、或いは内部
を真空とすることができるようになっている。また温度
や圧力測定用のノズルを設けることも可能であり、図3
に示すようにN2ガス導入孔50、N2ガス排出孔51、
熱電対52等が接続されるように構成されている。
れており、内部に不活性ガスを導入するか、或いは内部
を真空とすることができるようになっている。また温度
や圧力測定用のノズルを設けることも可能であり、図3
に示すようにN2ガス導入孔50、N2ガス排出孔51、
熱電対52等が接続されるように構成されている。
【0010】以上の構成において、上金属フランジ6、
下金属フランジ7は金属製であり、フローティングパッ
キン3と上耐熱ガスケット4と下耐熱ガスケット5も耐
熱性であるため合成ゴムでは使用不可能な温度以上でも
使用可能である。また熱による劣化や変形もないため、
良好なシール性を維持することが可能である。また上下
方向に移動可能であるから、複合材製品Wの高さ変化に
追従可能である。この移動可能範囲は貫入部11の高さ
とパッキン受け部12の厚さを変えることにより任意の
大きさとすることができ、必要とする高さ変化に対応す
る移動可能範囲を予め見込んでおけば、上金属フランジ
6や下金属フランジ7を取り替えることなく、複合材製
品Wの高さ変化に対応できる効果がある。またバネ9の
押圧力により上耐熱ガスケット4と下耐熱ガスケット5
は圧縮され上プレス加熱板1及び下プレス加熱板2との
間を良好にシール可能となり、フローティングパッキン
3と耐熱パッキン14、15の間も良好なシール性が保
たれる。更にチャンバ内を真空又は不活性ガスを満たす
ことにより、内外に差圧が生じ、上耐熱ガスケット4、
下耐熱ガスケット5或いは耐熱パッキン14、15が圧
縮され、シール性が向上する。
下金属フランジ7は金属製であり、フローティングパッ
キン3と上耐熱ガスケット4と下耐熱ガスケット5も耐
熱性であるため合成ゴムでは使用不可能な温度以上でも
使用可能である。また熱による劣化や変形もないため、
良好なシール性を維持することが可能である。また上下
方向に移動可能であるから、複合材製品Wの高さ変化に
追従可能である。この移動可能範囲は貫入部11の高さ
とパッキン受け部12の厚さを変えることにより任意の
大きさとすることができ、必要とする高さ変化に対応す
る移動可能範囲を予め見込んでおけば、上金属フランジ
6や下金属フランジ7を取り替えることなく、複合材製
品Wの高さ変化に対応できる効果がある。またバネ9の
押圧力により上耐熱ガスケット4と下耐熱ガスケット5
は圧縮され上プレス加熱板1及び下プレス加熱板2との
間を良好にシール可能となり、フローティングパッキン
3と耐熱パッキン14、15の間も良好なシール性が保
たれる。更にチャンバ内を真空又は不活性ガスを満たす
ことにより、内外に差圧が生じ、上耐熱ガスケット4、
下耐熱ガスケット5或いは耐熱パッキン14、15が圧
縮され、シール性が向上する。
【0011】図6乃至図7に他の実施形態を示す。ここ
では図7に示すようにチャンバX’の形状を複合材製品
Wの形状に合わせて4角形とし、スペース効率を向上さ
せた例を示すものである。またここでは大きな耐熱性を
必要としない場合の例を示している。この実施形態にお
いて、上プレス加熱板1’と下プレス加熱板2’の間に
上金属フランジ6’、下金属フランジ7’が設けられ、
その内部に複合材製品Wを装入するようになっている。
上金属フランジ6’と下金属フランジ7’は角形状にな
っており、上金属フランジ6’と上プレス加熱板1’の
間はOリング20によりシールされ、、下金属フランジ
7’と下プレス加熱板2’の間は同様にOリング21に
よりシールされている。
では図7に示すようにチャンバX’の形状を複合材製品
Wの形状に合わせて4角形とし、スペース効率を向上さ
せた例を示すものである。またここでは大きな耐熱性を
必要としない場合の例を示している。この実施形態にお
いて、上プレス加熱板1’と下プレス加熱板2’の間に
上金属フランジ6’、下金属フランジ7’が設けられ、
その内部に複合材製品Wを装入するようになっている。
上金属フランジ6’と下金属フランジ7’は角形状にな
っており、上金属フランジ6’と上プレス加熱板1’の
間はOリング20によりシールされ、、下金属フランジ
7’と下プレス加熱板2’の間は同様にOリング21に
よりシールされている。
【0012】下金属フランジ7’の上端側には、同様に
外形が径小の貫入部11’が一体的に形成されており、
上方向に延出し、この貫入部11’部分が上金属フラン
ジ6’の内部に貫入するように構成されている。貫入部
11’の外周は直接上金属フランジ6’の内周面に対向
し、この間にOリング22を装着して貫入部11’と上
金属フランジ6’の間をシールする構成になっている。
外形が径小の貫入部11’が一体的に形成されており、
上方向に延出し、この貫入部11’部分が上金属フラン
ジ6’の内部に貫入するように構成されている。貫入部
11’の外周は直接上金属フランジ6’の内周面に対向
し、この間にOリング22を装着して貫入部11’と上
金属フランジ6’の間をシールする構成になっている。
【0013】なお、同様に下金属フランジ7’には孔8
が設けられており、内部に不活性ガスを導入するか、或
いは内部を真空とすることができるようになっている。
また温度や圧力測定用のノズルを設けることも可能であ
り、同様に図7に示すようにN2ガス導入孔50(図示
せず)、N2ガス排出孔51、熱電対52等が接続され
るように構成されている。なお、上記Oリング20、2
1、22にかえて他のパッキンを使用することも可能で
ある。
が設けられており、内部に不活性ガスを導入するか、或
いは内部を真空とすることができるようになっている。
また温度や圧力測定用のノズルを設けることも可能であ
り、同様に図7に示すようにN2ガス導入孔50(図示
せず)、N2ガス排出孔51、熱電対52等が接続され
るように構成されている。なお、上記Oリング20、2
1、22にかえて他のパッキンを使用することも可能で
ある。
【0014】以上の実施形態においても、同様にシール
性を保つと共に、上下方向の移動性を得ることができ、
複合材製品Wの高さ変化に対応することが可能である。
性を保つと共に、上下方向の移動性を得ることができ、
複合材製品Wの高さ変化に対応することが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱プレス
用チャンバによれば、被加工物の高さ変化に追従可能で
あり、従来のように異なる高さ毎のフランジを設ける必
要がない。またフランジやバネが圧縮荷重で変形したり
破損したりすることがない。更にシール性能が向上し、
従来生じていた酸化不良等の発生を防止できる。また不
活性ガスの消費量の低減や真空ポンプ能力の低減を図れ
る。
用チャンバによれば、被加工物の高さ変化に追従可能で
あり、従来のように異なる高さ毎のフランジを設ける必
要がない。またフランジやバネが圧縮荷重で変形したり
破損したりすることがない。更にシール性能が向上し、
従来生じていた酸化不良等の発生を防止できる。また不
活性ガスの消費量の低減や真空ポンプ能力の低減を図れ
る。
【図1】本発明の一実施形態を説明する模式側断面図。
【図2】本発明の一実施形態におけるフローティングパ
ッキン3の平面図。
ッキン3の平面図。
【図3】本発明の一実施形態の外観平面図。
【図4】本発明の一実施形態を説明する部分側断面図。
【図5】本発明の一実施形態を説明する部分側断面図。
【図6】本発明の他の実施形態を説明する模式側断面
図。
図。
【図7】本発明の他の実施形態の外観平面図。
【図8】本発明の一実施形態を説明する部分側断面図。
【図9】本発明の一実施形態を説明する部分側断面図。
1:上プレス加熱板、2:下プレス加熱板、3:フロー
ティングパッキン、4:上耐熱パッキン、5:下耐熱パ
ッキン、6:上金属フランジ、7:下金属フランジ、
8:孔、9:バネ、10:スプリングピン、11:貫入
部、12:パッキン受け部、13:ガータスプリング、
14:耐熱パッキン、15:耐熱パッキン、16:切
欠、17:ワッシャ、18:隙間、19:バネ、20:
Oリング、21:Oリング、22:Oリング、50:N
2ガス導入孔、51:N2ガス排出孔、52:熱電対。
ティングパッキン、4:上耐熱パッキン、5:下耐熱パ
ッキン、6:上金属フランジ、7:下金属フランジ、
8:孔、9:バネ、10:スプリングピン、11:貫入
部、12:パッキン受け部、13:ガータスプリング、
14:耐熱パッキン、15:耐熱パッキン、16:切
欠、17:ワッシャ、18:隙間、19:バネ、20:
Oリング、21:Oリング、22:Oリング、50:N
2ガス導入孔、51:N2ガス排出孔、52:熱電対。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に設けられたプレス加熱板間に設け
られ、該上下の加熱板のそれぞれに所定の空間を囲うフ
ランジをパッキンを介して当接し、該一方のフランジに
他方のフランジ内に上下方向移動可能に貫入可能な貫入
部を設け、 前記貫入部と他方のフランジとの間を摺動可能にシール
するシール装置を設けた、 ことを特徴とする加熱プレス用チャンバ。 - 【請求項2】 前記シール装置が、 前記他方のフランジに装着され、前記貫入部の外周に摺
動接触するリング状のフローティングパッキンと、 該フローティングパッキンの端面と前記他方のフランジ
の端面との間をシールする耐熱パッキンと、 前記フローティングパッキンと前記一方のフランジとの
間に介装され、該フローティングパッキンの端面を他方
のフランジ側に押しつけると共に前記加熱板とフランジ
との間に介装されたパッキンに押圧力を与えるバネと、 を有する請求項1に記載の加熱プレス用チャンバ。 - 【請求項3】 前記シール装置が、 前記他方のフランジに装着され、前記貫入部の外周に摺
動接触するパッキンと、 前記他方のフランジと前記一方のフランジとの間に介装
され、前記加熱板とフランジとの間に介装されたパッキ
ンに押圧力を与えるバネと、 を有する請求項1に記載の加熱プレス用チャンバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31467697A JPH11138300A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 加熱プレス用チャンバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31467697A JPH11138300A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 加熱プレス用チャンバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138300A true JPH11138300A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18056216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31467697A Pending JPH11138300A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 加熱プレス用チャンバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11138300A (ja) |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP31467697A patent/JPH11138300A/ja active Pending
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