JPH11137937A - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JPH11137937A
JPH11137937A JP30817497A JP30817497A JPH11137937A JP H11137937 A JPH11137937 A JP H11137937A JP 30817497 A JP30817497 A JP 30817497A JP 30817497 A JP30817497 A JP 30817497A JP H11137937 A JPH11137937 A JP H11137937A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
case
filter
air filter
seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP30817497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yurio Nomura
由利夫 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Publication of JPH11137937A publication Critical patent/JPH11137937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減してコストダウンを図るこ
と。 【解決手段】 エアクリーナ1は、ケース2とエアフィ
ルタ3より構成される。ケース2は、内燃機関に通じる
吸気通路を形成するもので、吸入空気の流入口2aと流
出口2b、及びエアフィルタ3を挿入するための開口部
2cが形成されている。ケース2の両側壁面及び底壁面
には、略台形状に窪む嵌合溝2dが形成されている。エ
アフィルタ3は、補強材として機能するプロテクタ、吸
入空気が通過する濾過部、ケース2との隙間を気密にシ
ールするシール部、及びエアフィルタ3を着脱する際に
把持するためのフランジ部を有する。濾過部、シール
部、及びフランジ部は、吸引治具を通して一体に吸引成
形された後、脱水処理してから所定の温度で加熱して繊
維層を乾燥硬化させて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に吸入さ
れる吸入空気を濾過するためのエアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば特公昭62−5
4993号公報に記載されたエアクリーナがある。この
エアクリーナは、ケースに形成された開口部よりフィル
タを挿入するスライド式であり、フィルタとともにケー
ス内に挿入される挟圧板によってフィルタの周囲を押圧
することによりケースとフィルタとの隙間をシールする
構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のスラ
イド式エアクリーナは、ケースとフィルタの他に、ケー
スとフィルタとの隙間をシールするための部品(上記公
報では挟圧板)を必要とするため、部品点数が多くなる
という課題があった。本発明は、上記事情に基づいて成
されたもので、その目的は、部品点数を削減してコスト
ダウンを図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)エア
フィルタは、吸入空気が通過する濾過部と、ケースとの
隙間を気密にシールするシール部とを有し、濾過部とシ
ール部が同一材質により一体に成形されている。これに
より、ケースとエアフィルタとの隙間をシールするため
の部品が不要となるため、部品点数の削減によるコスト
ダウンが可能である。
【0005】(請求項2の手段)濾過部とシール部は、
繊維が混濁するスラリーを吸引治具に通して吸引するこ
とにより吸引治具の表面に繊維が堆積して形成される。
この吸引成形により濾過部とシール部とを容易に一体成
形することが出来る。また、濾過部の通気抵抗を小さく
し、且つシール部のシール性を向上するために、濾過部
よりシール部の方が繊維密度が高く設けられている。
【0006】(請求項3の手段)エアフィルタは、着脱
の際にエアフィルタを把持するためのフランジ部を具備
し、このフランジ部が濾過部及びシール部と一体に成形
されている。これにより、フランジ部を別部品で構成す
る必要がないため、更に部品点数の削減によるコストダ
ウンが可能となる。また、フランジ部は、着脱の際に把
持するためにある程度の硬さを必要とすることから、濾
過部よりフランジ部の方が繊維密度が高く設けられてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1はエアフィルタをケースに挿入す
る状態を示す斜視図である。本実施例のエアクリーナ1
は、図1に示すように、ケース2とエアフィルタ3より
構成される。ケース2は、内燃機関に通じる吸気通路を
形成するもので、例えば樹脂材により成形され、吸入空
気の流入口2aと流出口2b、及びエアフィルタ3を挿
入するための開口部2cが形成されている。なお、開口
部2cは、ケース2内を流入口2aから流出口2bへ向
かって流れる吸入空気の流れ方向と略直交する上壁面に
略矩形状に開口している。また、ケース2の両側壁面及
び底壁面には、略台形状に窪む嵌合溝2dが形成されて
いる。
【0008】エアフィルタ3は、図2に示すように、補
強材として機能するプロテクタ4、吸入空気が通過する
濾過部5、ケース2との隙間を気密にシールするシール
部6、及びエアフィルタ3を着脱する際に把持するため
のフランジ部7を有する。プロテクタ4は、例えば図2
(a)に示すように、樹脂製の縦材4aと横材4bとを
格子状に組んだ構造に設けられ、且つ濾過部5の両面側
に配されている(図4参照)。また、このプロテクタ4
は、濾過部5の表面積を拡大するため、図4に示すよう
に、各縦材4aが濾過部5の厚さ方向(図4の左右方
向)に交互に折れ曲がって波形状に成形されている。
【0009】濾過部5は、図4に示すように対向する一
組のプロテクタ4間に設けられ、そのプロテクタ4によ
って保持されている。シール部6は、図2(a)に示す
ように、濾過部5の両サイド側と底部側に設けられ、そ
の断面形状がケース2の各壁面に形成された嵌合溝2d
の断面形状に対応する略台形状{図2(b)及び図3参
照}に設けられている。フランジ部7は、濾過部5の上
部側に設けられ、上方から見た形状が略矩形状に形成さ
れ、且つ上方からの投影面積がケース2の開口部2cの
開口面積より一回り大きく設けられている。なお、フラ
ンジ部7は、エアフィルタ3をケース2に組付けた状態
で、開口部2cが形成されたケース2の上壁面より外側
に配置されることは言うまでもない。
【0010】上記の濾過部5、シール部6、及びフラン
ジ部7は、以下に説明する吸引成形装置8を用いて一体
成形されている。吸引成形装置8は、図5に示すよう
に、繊維(例えばポリエステル)が混入するスラリー9
を入れた水槽10と、この水槽10内のスラリー9を攪
拌する攪拌機11と、水槽10内でスラリー9を吸引す
る吸引治具12と、この吸引治具12に接続される吸引
用ホース13を通じてスラリー9を吸引し、排出用ホー
ス14を通じて水槽10内へ戻す吸引ポンプ15等より
構成される。なお、プロテクタ4は、吸引治具12に組
付けられて、吸引治具12の一部として使用される。
【0011】ここで、吸引成形装置8による吸引成形の
工程について説明する。まず、予めミキサー等により細
かく切断された繊維をバインダ繊維(熱融着性繊維)と
ともに均一に配合して水槽10に投入し、攪拌機11に
より攪拌分散してスラリー9の繊維濃度を均一化する。
続いて、スラリー9内に吸引治具12を浸し、吸引ポン
プ15を作動させて吸引成形を行う。これにより、水槽
10内のスラリー9が吸引治具12→吸引用ホース13
→吸引ポンプ15→排出用ホース14を流れて再び水槽
10内へと循環する。この時、吸引治具12では、吸引
治具12に形成された多数の孔(図示しない)をスラリ
ー9が通過する際に、スラリー9に含まれる繊維の一部
が孔を通過することなく吸引治具12の表面に付着し、
その付着した繊維に順次新たな繊維が堆積することによ
り、一組のプロテクタ4間及びプロテクタ4と吸引治具
12との間に繊維層が形成される。吸引工程が終了した
後、繊維層が形成されたプロテクタ4を吸引治具12か
ら取り外し、水槽10から取り出して脱水処理を行った
後、所定の温度で加熱して繊維層を乾燥硬化させる。以
上の工程を経て、濾過部5、シール部6、及びフランジ
部7が形成される。但し、シール部6とフランジ部7の
方が濾過部5より繊維密度が高くなるように設けられて
いる。
【0012】濾過部5、シール部6、及びフランジ部7
が形成されたエアフィルタ3は、フランジ部7を把持し
て開口部2cよりケース2内へ挿入され、図示しない固
定手段によりフランジ部7をケース2に押圧した状態で
固定される。ケース2内では、各シール部6がケース2
の各壁面に形成された嵌合溝2dに嵌合し、所定の力で
押圧されることにより、シール部6が圧縮されてケース
2との隙間をシールすることができる。また、開口部2
cが形成されたケース2の上壁面とフランジ部7との間
は、フランジ部7をケース2の上壁面に押圧した状態で
固定することにより、フランジ部7の周囲が圧縮されて
ケース2との隙間をシールすることができる。
【0013】(本実施例の効果)本実施例によれば、エ
アフィルタ3を構成する濾過部5、シール部6、及びフ
ランジ部7が同一材質により一体に成形されている。こ
れにより、ケース2とエアフィルタ3との隙間をシール
するための部品が不要となるため、部品点数の削減によ
るコストダウンが可能である。なお、本実施例のエアフ
ィルタ3では、濾過部5、シール部6、及びフランジ部
7と共にプロテクタ4を一体に具備しているが、濾過部
5、シール部6、及びフランジ部7だけで所望の強度が
得られれば、必ずしもプロテクタ4を使用する必要はな
い。また、本実施例では、濾過部5及びシール部6と共
にフランジ部7も一体に成形しているが、濾過部5とシ
ール部6だけを一体成形して、フランジ部7だけは別体
に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアフィルタをケースに挿入する状態を示す斜
視図である。
【図2】エアフィルタの正面図(a)、エアフィルタの
側面図(b)である。
【図3】図2(a)のA−A断面図である。
【図4】図2(a)のB−B断面図である。
【図5】吸引成形装置の構成図である。
【符号の説明】
1 エアクリーナ 2 ケース 2c 開口部 3 エアフィルタ 5 濾過部 6 シール部 7 フランジ部 9 スラリー 12 吸引治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に通じる吸気通路を形成し、この
    吸気通路と直交する一壁面に開口部を有するケースと、 前記開口部より前記ケース内に挿入され、前記吸気通路
    を流れる吸入空気を濾過するエアフィルタとを備えたス
    ライド式のエアクリーナであって、 前記エアフィルタは、吸入空気が通過する濾過部と、前
    記ケースとの隙間を気密にシールするシール部とを有
    し、前記濾過部と前記シール部が同一材質により一体に
    成形されていることを特徴とするエアクリーナ。
  2. 【請求項2】前記濾過部と前記シール部は、繊維が混濁
    するスラリーを吸引治具を介して吸引することにより前
    記吸引治具の表面に繊維が堆積して形成され、且つ前記
    濾過部より前記シール部の方が繊維密度が高く設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載したエアクリー
    ナ。
  3. 【請求項3】前記エアフィルタは、前記ケース内に挿入
    する際、及び前記ケース内より取り出す際に前記エアフ
    ィルタを把持するためのフランジ部を具備し、このフラ
    ンジ部が前記濾過部及び前記シール部と一体に成形さ
    れ、且つ前記濾過部より前記フランジ部の方が繊維密度
    が高く設けられていることを特徴とする請求項2に記載
    したエアクリーナ。
JP30817497A 1997-11-11 1997-11-11 エアクリーナ Pending JPH11137937A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040036238A (ko) * 2002-10-24 2004-04-30 박노인 소형 공기청정기
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