JPH11137388A - 防曇鏡 - Google Patents
防曇鏡Info
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- JPH11137388A JPH11137388A JP31084197A JP31084197A JPH11137388A JP H11137388 A JPH11137388 A JP H11137388A JP 31084197 A JP31084197 A JP 31084197A JP 31084197 A JP31084197 A JP 31084197A JP H11137388 A JPH11137388 A JP H11137388A
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- JP
- Japan
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- mirror
- heater
- heater unit
- temperature
- heating element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】たとえ大型であっても、防曇を良好に行うこと
ができ、また熱割れなどの不都合を生じることのない防
曇鏡を提供すること。 【解決手段】防曇鏡は、たとえば縦800mm×横17
00mmのサイズを有する平面長方形状の大型鏡2の背
面2aに、複数個のヒータユニットHが2行×5列の行
列状に配設されることにより構成されている。各ヒータ
ユニットHは、大型鏡2の背面2aにほぼ密着した状態
に設けられた伝熱板3と、伝熱板3の背面3aに配置さ
れた12個のヒータ4とを有している。各ヒータユニッ
トHから引き出された導電線9,10は、図外の商用交
流電源の電圧が各ヒータユニットHに並列に印加される
ように、ヒータ給電回路11において商用交流電源から
延びた給電線12,13と接続されている。ヒータ給電
回路11は、各ヒータユニットHへの通電を所定時間ず
つ遅らせて順次に開始する。
ができ、また熱割れなどの不都合を生じることのない防
曇鏡を提供すること。 【解決手段】防曇鏡は、たとえば縦800mm×横17
00mmのサイズを有する平面長方形状の大型鏡2の背
面2aに、複数個のヒータユニットHが2行×5列の行
列状に配設されることにより構成されている。各ヒータ
ユニットHは、大型鏡2の背面2aにほぼ密着した状態
に設けられた伝熱板3と、伝熱板3の背面3aに配置さ
れた12個のヒータ4とを有している。各ヒータユニッ
トHから引き出された導電線9,10は、図外の商用交
流電源の電圧が各ヒータユニットHに並列に印加される
ように、ヒータ給電回路11において商用交流電源から
延びた給電線12,13と接続されている。ヒータ給電
回路11は、各ヒータユニットHへの通電を所定時間ず
つ遅らせて順次に開始する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鏡表面の曇りを防
止することのできる防曇鏡に関し、特に、大型の防曇鏡
に関する。
止することのできる防曇鏡に関し、特に、大型の防曇鏡
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴室等の高湿度の室内に設置
される鏡としては、ヒータからの発熱によって鏡表面の
曇りを防止することのできる防曇鏡が使われている。こ
の種の従来の防曇鏡としては、たとえば耐熱性高分子フ
ィルムの表面にカーボンや金属等を含有した発熱塗料を
塗布してなるフィルム状発熱体を鏡の背面に貼り付け、
その発熱体に通電して鏡表面を加熱するようにしたもの
や、金属線を耐熱性高分子で被覆してなるシーズヒータ
を鏡の背面に貼り付け、この発熱体に通電して鏡表面を
加熱するようにしたものが知られている。
される鏡としては、ヒータからの発熱によって鏡表面の
曇りを防止することのできる防曇鏡が使われている。こ
の種の従来の防曇鏡としては、たとえば耐熱性高分子フ
ィルムの表面にカーボンや金属等を含有した発熱塗料を
塗布してなるフィルム状発熱体を鏡の背面に貼り付け、
その発熱体に通電して鏡表面を加熱するようにしたもの
や、金属線を耐熱性高分子で被覆してなるシーズヒータ
を鏡の背面に貼り付け、この発熱体に通電して鏡表面を
加熱するようにしたものが知られている。
【0003】しかしながら、上記したフィルム状発熱体
やシーズヒータで鏡表面を加熱する構成では、発熱温度
を所定温度に保ち、ヒータの異常過熱を防止するため
に、サーモスタットなどの発熱温度制御回路などが必要
となり、防曇鏡のコストが高くなってしまう。そこで、
上記のような不都合を解消するために、正の温度係数、
すなわちPTC(Positive Temperature Coefficient)
特性を有する発熱体を備えた防曇鏡が種々提案されてい
る。PTC特性を有する発熱体は、キュリー温度までは
低抵抗であるが、キュリー温度を越えると急激に抵抗値
が増大する特性の感温素子である。したがって、発熱温
度がキュリー温度に到達すると、発熱体への電力供給量
が減少するので、発熱体の発熱温度は一定温度以上には
ならない。つまり、PTC特性を有する発熱体は、自己
温度制御機能を備えている。したがって、PTC特性を
有する発熱体を用いることによって、温度制御回路や過
熱防止回路を省くことができ、防曇鏡のコストの低減を
図ることができる。
やシーズヒータで鏡表面を加熱する構成では、発熱温度
を所定温度に保ち、ヒータの異常過熱を防止するため
に、サーモスタットなどの発熱温度制御回路などが必要
となり、防曇鏡のコストが高くなってしまう。そこで、
上記のような不都合を解消するために、正の温度係数、
すなわちPTC(Positive Temperature Coefficient)
特性を有する発熱体を備えた防曇鏡が種々提案されてい
る。PTC特性を有する発熱体は、キュリー温度までは
低抵抗であるが、キュリー温度を越えると急激に抵抗値
が増大する特性の感温素子である。したがって、発熱温
度がキュリー温度に到達すると、発熱体への電力供給量
が減少するので、発熱体の発熱温度は一定温度以上には
ならない。つまり、PTC特性を有する発熱体は、自己
温度制御機能を備えている。したがって、PTC特性を
有する発熱体を用いることによって、温度制御回路や過
熱防止回路を省くことができ、防曇鏡のコストの低減を
図ることができる。
【0004】このようなPTC特性を有する発熱体を備
えた防曇鏡としては、たとえば、特開平6−15406
6号公報に開示されている防曇鏡を例示することができ
る。この公報に記載されている防曇鏡は、鏡の背面に密
着して設けられた伝熱板に、PTC特性を有する発熱体
を複数個配設した構成である。
えた防曇鏡としては、たとえば、特開平6−15406
6号公報に開示されている防曇鏡を例示することができ
る。この公報に記載されている防曇鏡は、鏡の背面に密
着して設けられた伝熱板に、PTC特性を有する発熱体
を複数個配設した構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した特
開平6−154066号公報に開示されている構成で
は、防曇鏡に備えられた鏡の表面積が伝熱板の表面積に
比べてかなり大きい場合、鏡表面の全域を防曇すること
ができない。つまり、上記公開公報に開示された構成で
は、鏡の表面積と伝熱板の表面積とをほぼ等しくする必
要があり、鏡を大型化することはできない。
開平6−154066号公報に開示されている構成で
は、防曇鏡に備えられた鏡の表面積が伝熱板の表面積に
比べてかなり大きい場合、鏡表面の全域を防曇すること
ができない。つまり、上記公開公報に開示された構成で
は、鏡の表面積と伝熱板の表面積とをほぼ等しくする必
要があり、鏡を大型化することはできない。
【0006】そこで、本発明の目的は、たとえ大型の鏡
であっても、その表面積のほぼ全域を良好に防曇するこ
とができる防曇鏡を提供することである。
であっても、その表面積のほぼ全域を良好に防曇するこ
とができる防曇鏡を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、一方面がヒータ取付面とさ
れ、他方面が伝熱面とされた伝熱板に、正特性サーミス
タ素子を電気絶縁性を有する被覆部材で被覆することに
よって形成された複数個のヒータを取り付けてなるヒー
タユニットが、鏡の背面に複数個設けられていることを
特徴とする防曇鏡である。
めの請求項1記載の発明は、一方面がヒータ取付面とさ
れ、他方面が伝熱面とされた伝熱板に、正特性サーミス
タ素子を電気絶縁性を有する被覆部材で被覆することに
よって形成された複数個のヒータを取り付けてなるヒー
タユニットが、鏡の背面に複数個設けられていることを
特徴とする防曇鏡である。
【0008】この構成によれば、鏡の背面には複数個の
ヒータユニットが取り付けられているから、たとえ鏡が
大型であっても、各ヒータユニットに備えられている複
数個のヒータからの発熱で大型鏡のほぼ全域を加温する
ことができる。これにより、この防曇鏡が浴室などに設
置されても、大型鏡の表面のほぼ全域で曇りが生じるの
を防止することができる。
ヒータユニットが取り付けられているから、たとえ鏡が
大型であっても、各ヒータユニットに備えられている複
数個のヒータからの発熱で大型鏡のほぼ全域を加温する
ことができる。これにより、この防曇鏡が浴室などに設
置されても、大型鏡の表面のほぼ全域で曇りが生じるの
を防止することができる。
【0009】また、鏡を複数個のヒータユニットで加温
しているので、鏡を1個のヒータユニットで加温する場
合と比べて、鏡の表面積に対するヒータユニットによる
加温面積が大きく、鏡の中央部と周縁部とで温度差を生
じるおそれを少なくすることができる。ゆえに、温度差
によって生じる鏡の局部的な熱膨張を防ぐことができ、
この局部的な熱膨張によって鏡に生じる熱応力で鏡がひ
び割れるといったおそれを少なくすることができる。
しているので、鏡を1個のヒータユニットで加温する場
合と比べて、鏡の表面積に対するヒータユニットによる
加温面積が大きく、鏡の中央部と周縁部とで温度差を生
じるおそれを少なくすることができる。ゆえに、温度差
によって生じる鏡の局部的な熱膨張を防ぐことができ、
この局部的な熱膨張によって鏡に生じる熱応力で鏡がひ
び割れるといったおそれを少なくすることができる。
【0010】さらに、正特性サーミスタ素子は、所定の
キュリー温度付近で強誘電体と常誘電体の結晶相転移を
起こして、素子自身の抵抗値が変化し、キュリー温度以
上でさらに抵抗値が増大して、導電体から絶縁体へ移行
する。そのため、素子自身の温度がキュリー温度を越え
て上昇すると、素子に流れる電流量が小さくなり、素子
の発熱量は小さくなる。これにより、素子温度を一定の
温度に維持することができる。
キュリー温度付近で強誘電体と常誘電体の結晶相転移を
起こして、素子自身の抵抗値が変化し、キュリー温度以
上でさらに抵抗値が増大して、導電体から絶縁体へ移行
する。そのため、素子自身の温度がキュリー温度を越え
て上昇すると、素子に流れる電流量が小さくなり、素子
の発熱量は小さくなる。これにより、素子温度を一定の
温度に維持することができる。
【0011】したがって、発熱体として正特性サーミス
タ素子が用いられていれば、発熱温度を制御するため
に、発熱温度を検出するためのセンサや発熱温度制御回
路などを設ける必要がなく、装置のイニシャルコストを
低減することができる。そのうえ、正特性サーミスタ素
子は、一定温度以上には発熱しないので、鏡表面温度を
防曇に適した温度に常に保つことができる。また、鏡表
面温度を適温で維持するために必要な電力を最小限にお
さえることができ、大型の防曇鏡であってもランニング
コストを低減することができる。
タ素子が用いられていれば、発熱温度を制御するため
に、発熱温度を検出するためのセンサや発熱温度制御回
路などを設ける必要がなく、装置のイニシャルコストを
低減することができる。そのうえ、正特性サーミスタ素
子は、一定温度以上には発熱しないので、鏡表面温度を
防曇に適した温度に常に保つことができる。また、鏡表
面温度を適温で維持するために必要な電力を最小限にお
さえることができ、大型の防曇鏡であってもランニング
コストを低減することができる。
【0012】さらに、発熱温度を検出するためのセンサ
や発熱温度制御回路などを設ける必要がないので、この
部分で水分などによる短絡を生じるおそれがない。ま
た、ヒータが電気絶縁性を有する被覆部材で被覆されて
いるので、ヒータ部分での水分などによる短絡が生じる
のを防ぐことができる。請求項2記載の発明は、複数個
のヒータユニットへの通電をそれぞれ所定時間ずつ遅ら
せて順次に開始する通電遅延手段を含むことを特徴とす
る請求項1記載の防曇鏡である。
や発熱温度制御回路などを設ける必要がないので、この
部分で水分などによる短絡を生じるおそれがない。ま
た、ヒータが電気絶縁性を有する被覆部材で被覆されて
いるので、ヒータ部分での水分などによる短絡が生じる
のを防ぐことができる。請求項2記載の発明は、複数個
のヒータユニットへの通電をそれぞれ所定時間ずつ遅ら
せて順次に開始する通電遅延手段を含むことを特徴とす
る請求項1記載の防曇鏡である。
【0013】この構成によれば、請求項1に記載された
構成による作用効果に加えて、複数個のヒータユニット
への通電が所定時間ずつ遅らせることによって順次に開
始されるので、正特性サーミスタ素子特有のすべてのヒ
ータユニットに同時に突入電流が流れるといったことが
なく、一般家屋で使用される過電流遮断器であっても、
防曇鏡への通電開始時に過電流遮断器が作動してしまう
といったことが防止される。これによって、防曇鏡およ
び過電流遮断器の動作を保障することができる。
構成による作用効果に加えて、複数個のヒータユニット
への通電が所定時間ずつ遅らせることによって順次に開
始されるので、正特性サーミスタ素子特有のすべてのヒ
ータユニットに同時に突入電流が流れるといったことが
なく、一般家屋で使用される過電流遮断器であっても、
防曇鏡への通電開始時に過電流遮断器が作動してしまう
といったことが防止される。これによって、防曇鏡およ
び過電流遮断器の動作を保障することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の一実施形態について詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施形態に係る防曇鏡の平面図である。防曇鏡
1は、たとえば浴室等の高湿度の室内に設置されるもの
であり、たとえば縦800mm×横1700mmのサイ
ズを有する平面長方形状の大型鏡2の背面(大型鏡2の
光反射面とは反対側の面)に、複数個(この実施形態で
は10個)のヒータユニットH1〜H10(以下、総称
するときには「ヒータユニットH」という。)が2行×
5列の行列状に配設されることにより構成されている。
発明の一実施形態について詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施形態に係る防曇鏡の平面図である。防曇鏡
1は、たとえば浴室等の高湿度の室内に設置されるもの
であり、たとえば縦800mm×横1700mmのサイ
ズを有する平面長方形状の大型鏡2の背面(大型鏡2の
光反射面とは反対側の面)に、複数個(この実施形態で
は10個)のヒータユニットH1〜H10(以下、総称
するときには「ヒータユニットH」という。)が2行×
5列の行列状に配設されることにより構成されている。
【0015】図2は、ヒータユニットHの構成を示す図
であり、大型鏡2の背面側から見た状態を示している。
ヒータユニットHは、大型鏡2の背面2aにほぼ密着し
た状態に設けられた伝熱板3と、伝熱板3の背面3aに
配置された複数個(この実施形態では12個)のヒータ
4とを含む。ヒータユニットHは、大型鏡2の背面2a
に設けられた複数個のスプリングホルダ5で伝熱板3の
周縁部が挟持されることにより、大型鏡2の背面2aに
取付固定されている。また、12個のヒータ4は、たと
えば接着剤によって伝熱板3の背面3aに固定されてい
る。したがって、ヒータ4から発生する熱は、伝熱板3
を伝播し、伝熱板3の大型鏡2に接触する面(伝熱面)
から大型鏡2に伝達されて大型鏡2を加温する。また、
上記したように大型鏡2には10個のヒータユニットH
が取り付けられているから、各ヒータユニットHに備え
られているヒータ4からの発熱で大型鏡2のほぼ全域を
加温することができる。これにより、この防曇鏡1の周
囲の雰囲気に含まれる水分が大型鏡2の表面で凝結する
のを防ぐことができ、大型鏡2の表面のほぼ全域で曇り
が生じるのを防止することができる。
であり、大型鏡2の背面側から見た状態を示している。
ヒータユニットHは、大型鏡2の背面2aにほぼ密着し
た状態に設けられた伝熱板3と、伝熱板3の背面3aに
配置された複数個(この実施形態では12個)のヒータ
4とを含む。ヒータユニットHは、大型鏡2の背面2a
に設けられた複数個のスプリングホルダ5で伝熱板3の
周縁部が挟持されることにより、大型鏡2の背面2aに
取付固定されている。また、12個のヒータ4は、たと
えば接着剤によって伝熱板3の背面3aに固定されてい
る。したがって、ヒータ4から発生する熱は、伝熱板3
を伝播し、伝熱板3の大型鏡2に接触する面(伝熱面)
から大型鏡2に伝達されて大型鏡2を加温する。また、
上記したように大型鏡2には10個のヒータユニットH
が取り付けられているから、各ヒータユニットHに備え
られているヒータ4からの発熱で大型鏡2のほぼ全域を
加温することができる。これにより、この防曇鏡1の周
囲の雰囲気に含まれる水分が大型鏡2の表面で凝結する
のを防ぐことができ、大型鏡2の表面のほぼ全域で曇り
が生じるのを防止することができる。
【0016】ヒータユニットHはさらに、伝熱板3の左
右方向の中央部で上下方向にほぼ等間隔をおいて並設さ
れた3個のジャンクション6を有している。各ジャンク
ション6には、一対の並列端子(図示せず)が備えられ
ている。3個のジャンクション6は、互いに隣接するジ
ャンクション6に備えられた一対の並列端子がそれぞれ
導電線7,8で連結されることによって並列に接続され
ている。また、各ジャンクション6の一対の並列端子に
は、各ジャンクション6の左右両側にそれぞれ2個ずつ
配置された合計4個のヒータ4が並列に接続されてい
る。これにより、このヒータユニットHに電圧が印加さ
れると、その電圧はヒータユニットHに含まれる12個
のヒータ4に並列に印加されることになる。
右方向の中央部で上下方向にほぼ等間隔をおいて並設さ
れた3個のジャンクション6を有している。各ジャンク
ション6には、一対の並列端子(図示せず)が備えられ
ている。3個のジャンクション6は、互いに隣接するジ
ャンクション6に備えられた一対の並列端子がそれぞれ
導電線7,8で連結されることによって並列に接続され
ている。また、各ジャンクション6の一対の並列端子に
は、各ジャンクション6の左右両側にそれぞれ2個ずつ
配置された合計4個のヒータ4が並列に接続されてい
る。これにより、このヒータユニットHに電圧が印加さ
れると、その電圧はヒータユニットHに含まれる12個
のヒータ4に並列に印加されることになる。
【0017】さらに、3個のジャンクション6のうちの
最上方または最下方に設けられたジャンクション6から
引き出された導電線9,10は、図外の商用交流電源の
電圧が各ヒータユニットHに並列に印加されるように、
後述するヒータ給電回路11において商用交流電源から
延びた給電線12,13と接続されている。したがっ
て、複数のヒータユニットHには商用交流電源の電圧が
並列に印加され、各ヒータユニットHに印加される電圧
は各ヒータユニットHに含まれる12個のヒータ4に並
列に印加されるので、結局、この防曇鏡1が備える12
0個のヒータ4には、商用交流電源からの電圧が並列に
印加されることになる。
最上方または最下方に設けられたジャンクション6から
引き出された導電線9,10は、図外の商用交流電源の
電圧が各ヒータユニットHに並列に印加されるように、
後述するヒータ給電回路11において商用交流電源から
延びた給電線12,13と接続されている。したがっ
て、複数のヒータユニットHには商用交流電源の電圧が
並列に印加され、各ヒータユニットHに印加される電圧
は各ヒータユニットHに含まれる12個のヒータ4に並
列に印加されるので、結局、この防曇鏡1が備える12
0個のヒータ4には、商用交流電源からの電圧が並列に
印加されることになる。
【0018】なお、各ジャンクション6に備えられた一
対の並列素子や、この並列素子と導電線7,8および導
電線9,10との接続部分は、たとえばシリコン樹脂等
の絶縁性樹脂によって封止されている。したがって、ジ
ャンクション6において、水分などによる短絡が生じる
おそれがない。図3は、ヒータ4を一部切り欠いて示す
平面図である。また、図4は、図3の切断面線IV−IVか
ら見たヒータ4の断面図である。
対の並列素子や、この並列素子と導電線7,8および導
電線9,10との接続部分は、たとえばシリコン樹脂等
の絶縁性樹脂によって封止されている。したがって、ジ
ャンクション6において、水分などによる短絡が生じる
おそれがない。図3は、ヒータ4を一部切り欠いて示す
平面図である。また、図4は、図3の切断面線IV−IVか
ら見たヒータ4の断面図である。
【0019】ヒータ4は、PTC特性を有するセラミッ
クス半導体からなるPTC発熱体素子14を備えてい
る。また、ヒータ4は、PTC発熱体素子14の上下に
対向配置された上給電部材15および下給電部材16を
備えている。PTC発熱体素子14および給電部材1
5,16からなる発熱ユニットは、キャップ17が被せ
られた状態で、電気絶縁性を有する被覆部材としての上
絶縁ケース18および下絶縁ケース19によって封止さ
れている。
クス半導体からなるPTC発熱体素子14を備えてい
る。また、ヒータ4は、PTC発熱体素子14の上下に
対向配置された上給電部材15および下給電部材16を
備えている。PTC発熱体素子14および給電部材1
5,16からなる発熱ユニットは、キャップ17が被せ
られた状態で、電気絶縁性を有する被覆部材としての上
絶縁ケース18および下絶縁ケース19によって封止さ
れている。
【0020】PTC発熱体素子14は、バリウム(B
a),ストロンチウム(Sr),カルシウム(Ca),
チタン(Ti),マンガン(Mn),ディスプロシウム
(Dy),ケイ素(Si)等を含む原料を一般的な窯業
的手法で焼成して得られるものであり、室温からキュリ
ー温度(抵抗急変温度)までは低抵抗であるが、キュリ
ー温度を越えると急に抵抗値が増大する特性を有する感
熱素子である。この特性により、PTC発熱体素子14
は、キュリー温度を下回る温度下において電圧が印加さ
れると、最初は低温であるために抵抗値が小さいので大
電流が流れ、PTC発熱体素子14の温度が急激に上昇
する。そして、PTC発熱体素子14の温度がキュリー
温度を越えると、抵抗値が急に増大するために電流量が
減少し、その結果、PTC発熱体素子14の発熱量は減
少する。そのため、PTC発熱体素子14は、一定温度
以上に温度が上がることがなく、一定温度で安定して熱
平衡状態を保つ。すなわち、PTC発熱体素子14は、
自己温度制御機能を有している。
a),ストロンチウム(Sr),カルシウム(Ca),
チタン(Ti),マンガン(Mn),ディスプロシウム
(Dy),ケイ素(Si)等を含む原料を一般的な窯業
的手法で焼成して得られるものであり、室温からキュリ
ー温度(抵抗急変温度)までは低抵抗であるが、キュリ
ー温度を越えると急に抵抗値が増大する特性を有する感
熱素子である。この特性により、PTC発熱体素子14
は、キュリー温度を下回る温度下において電圧が印加さ
れると、最初は低温であるために抵抗値が小さいので大
電流が流れ、PTC発熱体素子14の温度が急激に上昇
する。そして、PTC発熱体素子14の温度がキュリー
温度を越えると、抵抗値が急に増大するために電流量が
減少し、その結果、PTC発熱体素子14の発熱量は減
少する。そのため、PTC発熱体素子14は、一定温度
以上に温度が上がることがなく、一定温度で安定して熱
平衡状態を保つ。すなわち、PTC発熱体素子14は、
自己温度制御機能を有している。
【0021】PTC発熱体素子14は、全体として扁平
な円筒状に形成されており、その中央部には、取付孔2
0が上下面に貫通して形成されている。取付孔20は、
下絶縁ケース19に形成された位置決め軸21が挿通可
能な大きさに形成されている。また、PTC発熱体素子
14の上面および下面には、それぞれ電極22,23が
形成されている。電極22,23は、たとえばオーミッ
クコンタクト電極形成用およびカバー用の銀ペーストを
PTC発熱体素子14に塗布した後に、このPTC発熱
体素子14を560℃にて5分間加熱することによって
焼成することができる。
な円筒状に形成されており、その中央部には、取付孔2
0が上下面に貫通して形成されている。取付孔20は、
下絶縁ケース19に形成された位置決め軸21が挿通可
能な大きさに形成されている。また、PTC発熱体素子
14の上面および下面には、それぞれ電極22,23が
形成されている。電極22,23は、たとえばオーミッ
クコンタクト電極形成用およびカバー用の銀ペーストを
PTC発熱体素子14に塗布した後に、このPTC発熱
体素子14を560℃にて5分間加熱することによって
焼成することができる。
【0022】なお、PTC発熱体素子14のキュリー温
度、素子抵抗値、温度係数、消費電力などは、PTC発
熱体素子14の材料組成や焼成条件(焼成温度、焼成時
間)を変更したり、PTC発熱体素子14に形成される
電極22,23の形状や面積を変更したりすることによ
り、適当な範囲内で任意に変更することが可能である。
たとえば、PTC発熱体素子14のキュリー温度は、P
TC発熱体素子14の材料組成を変更することで、−5
0℃〜350℃の範囲内の任意の温度値に変更すること
ができる。
度、素子抵抗値、温度係数、消費電力などは、PTC発
熱体素子14の材料組成や焼成条件(焼成温度、焼成時
間)を変更したり、PTC発熱体素子14に形成される
電極22,23の形状や面積を変更したりすることによ
り、適当な範囲内で任意に変更することが可能である。
たとえば、PTC発熱体素子14のキュリー温度は、P
TC発熱体素子14の材料組成を変更することで、−5
0℃〜350℃の範囲内の任意の温度値に変更すること
ができる。
【0023】また、PTC発熱体素子14の材料組成
は、上記したバリウム、ストロンチウム、カルシウム、
チタン、マンガン、ディスプロシウムおよびケイ素に限
定されることはなく、チタン酸バリウムを主原料とし、
作成されたPTC発熱体素子14がPTC特性を有する
ような組成であればよい。上給電部材15は、円板部1
5aおよび円板部15aと同一平面上に形成された接続
部15bを有しており、導電性を有する金属薄板によっ
て一体に形成されている。また、下給電部材16も、円
板部16aおよび接続部16bを有しており、導電性を
有する金属薄板によって一体に形成されている。円板部
15a,15aは、PTC発熱体素子14の外径にほぼ
等しい大きさに形成されており、その中央部には、それ
ぞれPTC発熱体素子14に形成された取付孔20とほ
ぼ同径の取付孔24,25が貫通形成されている。
は、上記したバリウム、ストロンチウム、カルシウム、
チタン、マンガン、ディスプロシウムおよびケイ素に限
定されることはなく、チタン酸バリウムを主原料とし、
作成されたPTC発熱体素子14がPTC特性を有する
ような組成であればよい。上給電部材15は、円板部1
5aおよび円板部15aと同一平面上に形成された接続
部15bを有しており、導電性を有する金属薄板によっ
て一体に形成されている。また、下給電部材16も、円
板部16aおよび接続部16bを有しており、導電性を
有する金属薄板によって一体に形成されている。円板部
15a,15aは、PTC発熱体素子14の外径にほぼ
等しい大きさに形成されており、その中央部には、それ
ぞれPTC発熱体素子14に形成された取付孔20とほ
ぼ同径の取付孔24,25が貫通形成されている。
【0024】給電部材15,16は、上給電部材15の
円板部15aが電極22に接触し、下給電部材16の円
板部16aが電極23に接触するように配置されてい
る。このとき、上給電部材15の接続部15bおよび下
給電部材16の接続部16bは、互いに平行、かつ対向
方向において互いにずれた状態になっている。上給電部
材15の接続部15bの下面側には、一端がジャンクシ
ョン6(図2参照)に備えられた一方の並列端子に接続
されたリード線26が半田付けなどによって接続されて
いる。また、下給電部材16の接続部16bの上面側に
は、一端がジャンクション6に備えられた他方の並列端
子に接続されたリード線27が半田付けなどによって接
続されている。これにより、ジャンクション6に供給さ
れた電力を、リード線26,27、給電部材15,16
および電極22,23を介してPTC発熱体素子14に
与えることができる。
円板部15aが電極22に接触し、下給電部材16の円
板部16aが電極23に接触するように配置されてい
る。このとき、上給電部材15の接続部15bおよび下
給電部材16の接続部16bは、互いに平行、かつ対向
方向において互いにずれた状態になっている。上給電部
材15の接続部15bの下面側には、一端がジャンクシ
ョン6(図2参照)に備えられた一方の並列端子に接続
されたリード線26が半田付けなどによって接続されて
いる。また、下給電部材16の接続部16bの上面側に
は、一端がジャンクション6に備えられた他方の並列端
子に接続されたリード線27が半田付けなどによって接
続されている。これにより、ジャンクション6に供給さ
れた電力を、リード線26,27、給電部材15,16
および電極22,23を介してPTC発熱体素子14に
与えることができる。
【0025】キャップ17は、給電部材15,16をそ
れぞれ電極22,23に接触させた状態で固定するため
のものであり、電気絶縁性を有する材料によって一体成
形されている。キャップ17は、PTC発熱体素子14
および給電部材15,16を上方から覆うことができる
ように、内部に空間が形成され、かつ下面が開放されて
いる。また、キャップ17の上面には、その中央にPT
C発熱体素子14に形成された取付孔20とほぼ同径の
取付孔28が貫通形成されている。さらに、キャップ1
7の側面には、接続部15b,16bの突出を許容する
切欠29が形成されている。
れぞれ電極22,23に接触させた状態で固定するため
のものであり、電気絶縁性を有する材料によって一体成
形されている。キャップ17は、PTC発熱体素子14
および給電部材15,16を上方から覆うことができる
ように、内部に空間が形成され、かつ下面が開放されて
いる。また、キャップ17の上面には、その中央にPT
C発熱体素子14に形成された取付孔20とほぼ同径の
取付孔28が貫通形成されている。さらに、キャップ1
7の側面には、接続部15b,16bの突出を許容する
切欠29が形成されている。
【0026】なお、給電部材15,16と電極22,2
3との接続は、導電性を有する接着剤を用いて行われて
もよい。しかし、接着剤の硬化に要する時間および接着
剤の液垂れによる上部電極22と下部電極23との短絡
を防ぐための手間を考慮すると、上述のように、接着剤
を使用しないで、キャップ17を被せることによって、
給電部材15,16をそれぞれ電極22,23に固定す
るのが好ましい。
3との接続は、導電性を有する接着剤を用いて行われて
もよい。しかし、接着剤の硬化に要する時間および接着
剤の液垂れによる上部電極22と下部電極23との短絡
を防ぐための手間を考慮すると、上述のように、接着剤
を使用しないで、キャップ17を被せることによって、
給電部材15,16をそれぞれ電極22,23に固定す
るのが好ましい。
【0027】下絶縁ケース16は、電気絶縁性を有する
材料を用いて、たとえば射出成形によって形成される。
下絶縁ケース16には、ほぼ円筒形状の位置決め軸21
が図4において立ち上がった状態に突設されている。P
TC発熱体素子14、給電部材15,16およびキャッ
プ17は、下給電部材16の取付孔25、PTC発熱体
素子14の取付孔20、上給電部材15の取付孔24お
よびキャップ17の取付孔28に、この順で位置決め用
軸21を挿通させることにより、下絶縁ケース16に対
して位置決めされる。また、位置決め用軸21には、上
記した接着剤以外にも、図示しないボルトなどを用いて
ヒータ4を伝熱板3に固定できるようにするための孔3
0が形成されている。
材料を用いて、たとえば射出成形によって形成される。
下絶縁ケース16には、ほぼ円筒形状の位置決め軸21
が図4において立ち上がった状態に突設されている。P
TC発熱体素子14、給電部材15,16およびキャッ
プ17は、下給電部材16の取付孔25、PTC発熱体
素子14の取付孔20、上給電部材15の取付孔24お
よびキャップ17の取付孔28に、この順で位置決め用
軸21を挿通させることにより、下絶縁ケース16に対
して位置決めされる。また、位置決め用軸21には、上
記した接着剤以外にも、図示しないボルトなどを用いて
ヒータ4を伝熱板3に固定できるようにするための孔3
0が形成されている。
【0028】上絶縁ケース15は、PTC発熱体素子1
4および給電部材15,16を下絶縁ケース16に取り
付け、さらにキャップ17を被せた状態で、下絶縁ケー
ス16を射出成形用金型にセットして、電気絶縁性を有
する材料を射出成形することによって、下絶縁ケース1
6と一体的に成形されるものである。したがって、PT
C発熱体素子14、給電部材15,16および給電部材
15,16とリード線26,27との接続部分などは、
上絶縁ケース15および下絶縁ケース16によって絶縁
封止される。ゆえに、このヒータ4は、漏電などのおそ
れがない。
4および給電部材15,16を下絶縁ケース16に取り
付け、さらにキャップ17を被せた状態で、下絶縁ケー
ス16を射出成形用金型にセットして、電気絶縁性を有
する材料を射出成形することによって、下絶縁ケース1
6と一体的に成形されるものである。したがって、PT
C発熱体素子14、給電部材15,16および給電部材
15,16とリード線26,27との接続部分などは、
上絶縁ケース15および下絶縁ケース16によって絶縁
封止される。ゆえに、このヒータ4は、漏電などのおそ
れがない。
【0029】上絶縁ケース15および下絶縁ケース16
は、熱収縮が小さく、良好な熱伝導、熱変化に耐え得る
耐熱性、水分を内部に通さない防水性および空気を内部
に通さない気密性を備え、さらにリード線26,27の
被覆材料との密着性が良好である材料で構成されるのが
好ましい。したがって、絶縁ケース15,16の材料と
して、たとえば、ナイロン、ポリプロピレンおよびガラ
ス繊維からなるポリマアロイなどを例示することができ
る。
は、熱収縮が小さく、良好な熱伝導、熱変化に耐え得る
耐熱性、水分を内部に通さない防水性および空気を内部
に通さない気密性を備え、さらにリード線26,27の
被覆材料との密着性が良好である材料で構成されるのが
好ましい。したがって、絶縁ケース15,16の材料と
して、たとえば、ナイロン、ポリプロピレンおよびガラ
ス繊維からなるポリマアロイなどを例示することができ
る。
【0030】なお、上絶縁ケース15と下絶縁ケース1
6とを同一の材料で構成することは、互いの親和性が良
くなり、かつ熱膨張係数が等しくなるため、一体化の観
点では望ましい。また、上絶縁ケース15と下絶縁ケー
ス16とが同一の材料で構成されていれば、ヒータ4の
上下面のどちらを伝熱板3(図2参照)に接触させても
かまわない。
6とを同一の材料で構成することは、互いの親和性が良
くなり、かつ熱膨張係数が等しくなるため、一体化の観
点では望ましい。また、上絶縁ケース15と下絶縁ケー
ス16とが同一の材料で構成されていれば、ヒータ4の
上下面のどちらを伝熱板3(図2参照)に接触させても
かまわない。
【0031】しかしながら、たとえば下絶縁ケース16
を伝熱板3に接触させるように取り付ける場合には、熱
伝導の観点から、下絶縁ケース16は伝熱板3に良好に
熱を伝える方が良く、上絶縁ケース15は放熱しにくい
方が良い。したがって、後者の場合には、互いの親和性
および熱膨張係数を考慮しつつ、下絶縁ケース16に
は、熱伝導性および電気絶縁性が共に良好な素材、たと
えば、ナイロン、ポリプロピレンおよびガラス繊維から
なるポリマアロイを用い、上絶縁ケース15には、熱伝
導性が比較的低い素材、たとえばエポキシ樹脂を用いる
とよい。この場合には、ヒータ4の取付時において伝熱
板3に接触させる面を間違えないように、たとえば、上
絶縁ケース15の表面に小突起を形成しておくのが好ま
しい。
を伝熱板3に接触させるように取り付ける場合には、熱
伝導の観点から、下絶縁ケース16は伝熱板3に良好に
熱を伝える方が良く、上絶縁ケース15は放熱しにくい
方が良い。したがって、後者の場合には、互いの親和性
および熱膨張係数を考慮しつつ、下絶縁ケース16に
は、熱伝導性および電気絶縁性が共に良好な素材、たと
えば、ナイロン、ポリプロピレンおよびガラス繊維から
なるポリマアロイを用い、上絶縁ケース15には、熱伝
導性が比較的低い素材、たとえばエポキシ樹脂を用いる
とよい。この場合には、ヒータ4の取付時において伝熱
板3に接触させる面を間違えないように、たとえば、上
絶縁ケース15の表面に小突起を形成しておくのが好ま
しい。
【0032】図5は、スプリングホルダ5の構成を示す
分解斜視図である。スプリングホルダ5は、受け部材3
1および押さえ部材32で構成されている。受け部材3
1は、平板状の基部33と、この基部33の矢印A方向
の一方端縁33aから垂直に立設された位置決め部34
と、基部33の矢印Aに交差する方向の両端縁33b,
33cから垂直に立設されて互いに対向する立設部3
5,36とを有している。立設部35,36には、それ
ぞれ切り起こし状の係合凸部37,38が形成されてい
る。係合凸部37,38は、図5における下端部37
a,38a間の距離が立設部35,36間の距離よりも
狭くなるように傾斜している。
分解斜視図である。スプリングホルダ5は、受け部材3
1および押さえ部材32で構成されている。受け部材3
1は、平板状の基部33と、この基部33の矢印A方向
の一方端縁33aから垂直に立設された位置決め部34
と、基部33の矢印Aに交差する方向の両端縁33b,
33cから垂直に立設されて互いに対向する立設部3
5,36とを有している。立設部35,36には、それ
ぞれ切り起こし状の係合凸部37,38が形成されてい
る。係合凸部37,38は、図5における下端部37
a,38a間の距離が立設部35,36間の距離よりも
狭くなるように傾斜している。
【0033】一方、押さえ部材32は、たとえば板ばね
によって構成されており、矢印A方向の一方端縁には、
下方に向けて凸湾曲した押圧部39が形成されている。
また、押さえ部材32の矢印A方向の他方端縁にも、下
方に向けて凸湾曲した当接部40が形成されている。押
さえ部材32にはさらに、矢印Aと交差する方向の両端
縁に、受け部材31に設けられた立設部35,36の幅
に対応して切り欠かれた切欠部41,42が形成されて
いる。
によって構成されており、矢印A方向の一方端縁には、
下方に向けて凸湾曲した押圧部39が形成されている。
また、押さえ部材32の矢印A方向の他方端縁にも、下
方に向けて凸湾曲した当接部40が形成されている。押
さえ部材32にはさらに、矢印Aと交差する方向の両端
縁に、受け部材31に設けられた立設部35,36の幅
に対応して切り欠かれた切欠部41,42が形成されて
いる。
【0034】図6は、スプリングホルダ5によってヒー
タユニットHが大型鏡2の背面2aに取り付けられた状
態を示す断面図である。受け部材31は、位置決め部3
4を伝熱板3の縁部に当接させた状態で、基部33が接
着剤によって大型鏡2の背面2aに固定されている。一
方、押さえ部材32は、切欠部41,42が受け部材3
1の立設部35,36に係合し、立設部35,36に形
成された係合凸部37,38が背面(図6における上
面)に当接した状態に取り付けられている。また、この
状態では、押さえ部材32の当接部40が大型鏡2の背
面2aに当接し、押圧部39が伝熱板3の背面3aに当
接している。
タユニットHが大型鏡2の背面2aに取り付けられた状
態を示す断面図である。受け部材31は、位置決め部3
4を伝熱板3の縁部に当接させた状態で、基部33が接
着剤によって大型鏡2の背面2aに固定されている。一
方、押さえ部材32は、切欠部41,42が受け部材3
1の立設部35,36に係合し、立設部35,36に形
成された係合凸部37,38が背面(図6における上
面)に当接した状態に取り付けられている。また、この
状態では、押さえ部材32の当接部40が大型鏡2の背
面2aに当接し、押圧部39が伝熱板3の背面3aに当
接している。
【0035】すなわち、ヒータユニットHは、伝熱板3
の縁部が受け部材31の位置決め部34に当接すること
によって大型鏡2の背面2a上の所定位置に位置決めさ
れた状態で、押さえ部材32の弾性力で伝熱板3が大型
鏡2の背面2aに押し付けられることにより、伝熱板3
が大型鏡2の背面2aにほぼ密着した状態に固定されて
いる。
の縁部が受け部材31の位置決め部34に当接すること
によって大型鏡2の背面2a上の所定位置に位置決めさ
れた状態で、押さえ部材32の弾性力で伝熱板3が大型
鏡2の背面2aに押し付けられることにより、伝熱板3
が大型鏡2の背面2aにほぼ密着した状態に固定されて
いる。
【0036】これにより、ヒータユニットHからの発熱
によって大型鏡2または伝熱板3が熱膨張した場合に
は、大型鏡2または伝熱板3の熱膨張分が押さえ部材3
2の撓みによって吸収されるので、大型鏡2と伝熱板3
との熱膨張率の差に起因する大型鏡2または伝熱板3の
反りを生じるおそれがない。図7は、ヒータユニットH
に電力を供給するためのヒータ給電回路11の構成を示
す回路図である。
によって大型鏡2または伝熱板3が熱膨張した場合に
は、大型鏡2または伝熱板3の熱膨張分が押さえ部材3
2の撓みによって吸収されるので、大型鏡2と伝熱板3
との熱膨張率の差に起因する大型鏡2または伝熱板3の
反りを生じるおそれがない。図7は、ヒータユニットH
に電力を供給するためのヒータ給電回路11の構成を示
す回路図である。
【0037】上記したように、PTC発熱体素子14
(図4参照)は、キュリー温度を下回る温度下において
通電開始されると、最初は抵抗値が小さいために大電流
が流れる。したがって、複数個のPTC発熱体素子14
を含む複数のヒータユニットHを単に並列接続した場
合、通電開始時にすべてのPTC発熱体素子14に同時
に大電流(突入電流)が流れ、その結果、防曇鏡1に過
電流が流れるのを防止するための過電流遮断器43が作
動するおそれがある。もし、過電流遮断器43が作動す
ると、ヒータユニットHへの電力の供給が行われず、ヒ
ータユニットHに備えられた複数個のPTC発熱体素子
14が発熱しないために、大型鏡2の防曇化が図れない
という問題があった。
(図4参照)は、キュリー温度を下回る温度下において
通電開始されると、最初は抵抗値が小さいために大電流
が流れる。したがって、複数個のPTC発熱体素子14
を含む複数のヒータユニットHを単に並列接続した場
合、通電開始時にすべてのPTC発熱体素子14に同時
に大電流(突入電流)が流れ、その結果、防曇鏡1に過
電流が流れるのを防止するための過電流遮断器43が作
動するおそれがある。もし、過電流遮断器43が作動す
ると、ヒータユニットHへの電力の供給が行われず、ヒ
ータユニットHに備えられた複数個のPTC発熱体素子
14が発熱しないために、大型鏡2の防曇化が図れない
という問題があった。
【0038】たとえば、1個のヒータユニットHに流れ
る突入電流の大きさが33P-P Aで、過電流遮断器43
の短絡平衡電流値が15A(たとえば、最大瞬時電流値
では42P-P Aと表現される。)である場合を想定す
る。ここで、突入電流33P-PAは、通電開始時にヒー
タユニットHに流れる最大瞬時電流値(=交流実効値×
√2)である。上記の想定下で1個のヒータユニットH
に通電した場合、過電流遮断器43には33P-P Aの電
流が流れるだけであるから、過電流遮断器43が作動す
ることはない。しかしながら、2個のヒータユニットH
に同時に通電開始された場合、その突入電流は合計約6
6P-P Aとなり、過電流遮断器43の短絡電流容量を上
回るために、たとえ突入電流が流れるのが一瞬であって
も、過電流遮断器43が作動してしまうおそれがある。
る突入電流の大きさが33P-P Aで、過電流遮断器43
の短絡平衡電流値が15A(たとえば、最大瞬時電流値
では42P-P Aと表現される。)である場合を想定す
る。ここで、突入電流33P-PAは、通電開始時にヒー
タユニットHに流れる最大瞬時電流値(=交流実効値×
√2)である。上記の想定下で1個のヒータユニットH
に通電した場合、過電流遮断器43には33P-P Aの電
流が流れるだけであるから、過電流遮断器43が作動す
ることはない。しかしながら、2個のヒータユニットH
に同時に通電開始された場合、その突入電流は合計約6
6P-P Aとなり、過電流遮断器43の短絡電流容量を上
回るために、たとえ突入電流が流れるのが一瞬であって
も、過電流遮断器43が作動してしまうおそれがある。
【0039】そこで、この実施形態に係るヒータ給電回
路11では、各ヒータユニットHへの通電を所定時間
(たとえば2秒間)ずつ遅らせて順次に開始することに
より、通電開始時に防曇鏡1に過大な電流が流れるのを
防ぎ、一般家屋で使用される定格15Aの過電流遮断器
43であっても、上記のような通電開始時の所望しない
作動が防止されるようになっている。
路11では、各ヒータユニットHへの通電を所定時間
(たとえば2秒間)ずつ遅らせて順次に開始することに
より、通電開始時に防曇鏡1に過大な電流が流れるのを
防ぎ、一般家屋で使用される定格15Aの過電流遮断器
43であっても、上記のような通電開始時の所望しない
作動が防止されるようになっている。
【0040】具体的に説明すると、この通電遅延手段と
してのヒータ給電回路11には、給電線12,13を介
して図外の商用交流電源からの電力が供給されるように
なっており、防曇鏡1に過電流が流れるのを防止するた
めの過電流遮断器43と、防曇鏡1への通電をオン/オ
フするためのスイッチ44と、10個のヒータユニット
H1〜H10にそれぞれ対応して設けられた10個の出
力回路45〜54とが備えられている。10個の出力回
路45〜54には、図外の商用交流電源の電圧(この実
施形態では100V)が並列に印加されるようになって
いる。
してのヒータ給電回路11には、給電線12,13を介
して図外の商用交流電源からの電力が供給されるように
なっており、防曇鏡1に過電流が流れるのを防止するた
めの過電流遮断器43と、防曇鏡1への通電をオン/オ
フするためのスイッチ44と、10個のヒータユニット
H1〜H10にそれぞれ対応して設けられた10個の出
力回路45〜54とが備えられている。10個の出力回
路45〜54には、図外の商用交流電源の電圧(この実
施形態では100V)が並列に印加されるようになって
いる。
【0041】ヒータユニットH1に対応した出力回路4
5は、スイッチ44がオンされてから所定時間が経過し
た時点で検出信号を出力する第1タイマT1と、ヒータ
ユニットH1から引き出された導電線9,10が接続さ
れる出力端子P1,N1とを有している。第1タイマT
1と出力端子P1,N1とは、互いに並列に設けられて
おり、スイッチ44がオンされると、第1タイマT1の
計時動作が開始されるとともに、出力端子P1,N1に
接続されたヒータユニットH1への電力の供給が開始さ
れる。
5は、スイッチ44がオンされてから所定時間が経過し
た時点で検出信号を出力する第1タイマT1と、ヒータ
ユニットH1から引き出された導電線9,10が接続さ
れる出力端子P1,N1とを有している。第1タイマT
1と出力端子P1,N1とは、互いに並列に設けられて
おり、スイッチ44がオンされると、第1タイマT1の
計時動作が開始されるとともに、出力端子P1,N1に
接続されたヒータユニットH1への電力の供給が開始さ
れる。
【0042】ヒータユニットH2に対応した出力回路4
6は、第1タイマT1から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR2と、このリ
レースイッチR2がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第2タイマT2と、ヒータユ
ニットH2から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P2,N2とを有している。第2タイマT2
および出力端子P2,N2は、それぞれリレースイッチ
R2と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR2がオン状態になると、第2タイマT2の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P2,N2に接続さ
れたヒータユニットH2への電力の供給が開始される。
6は、第1タイマT1から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR2と、このリ
レースイッチR2がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第2タイマT2と、ヒータユ
ニットH2から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P2,N2とを有している。第2タイマT2
および出力端子P2,N2は、それぞれリレースイッチ
R2と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR2がオン状態になると、第2タイマT2の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P2,N2に接続さ
れたヒータユニットH2への電力の供給が開始される。
【0043】ヒータユニットH3に対応した出力回路4
7は、第2タイマT2から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR3と、このリ
レースイッチR3がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第3タイマT3と、ヒータユ
ニットH3から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P3,N3とを有している。第3タイマT3
および出力端子P3,N3は、それぞれリレースイッチ
R3と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR3がオン状態になると、第3タイマT3の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P3,N3に接続さ
れたヒータユニットH3への電力の供給が開始される。
7は、第2タイマT2から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR3と、このリ
レースイッチR3がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第3タイマT3と、ヒータユ
ニットH3から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P3,N3とを有している。第3タイマT3
および出力端子P3,N3は、それぞれリレースイッチ
R3と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR3がオン状態になると、第3タイマT3の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P3,N3に接続さ
れたヒータユニットH3への電力の供給が開始される。
【0044】ヒータユニットH4に対応した出力回路4
8は、第3タイマT3から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR4と、このリ
レースイッチR4がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第4タイマT4と、ヒータユ
ニットH4から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P4,N4とを有している。第4タイマT4
および出力端子P4,N4は、それぞれリレースイッチ
R4と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR4がオン状態になると、第4タイマT4の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P4,N4に接続さ
れたヒータユニットH4への電力の供給が開始される。
8は、第3タイマT3から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR4と、このリ
レースイッチR4がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第4タイマT4と、ヒータユ
ニットH4から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P4,N4とを有している。第4タイマT4
および出力端子P4,N4は、それぞれリレースイッチ
R4と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR4がオン状態になると、第4タイマT4の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P4,N4に接続さ
れたヒータユニットH4への電力の供給が開始される。
【0045】ヒータユニットH5に対応した出力回路4
9は、第4タイマT4から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR5と、このリ
レースイッチR5がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第5タイマT5と、ヒータユ
ニットH5から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P5,N5とを有している。第5タイマT5
および出力端子P5,N5は、それぞれリレースイッチ
R5と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR5がオン状態になると、第5タイマT5の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P5,N5に接続さ
れたヒータユニットH5への電力の供給が開始される。
9は、第4タイマT4から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR5と、このリ
レースイッチR5がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第5タイマT5と、ヒータユ
ニットH5から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P5,N5とを有している。第5タイマT5
および出力端子P5,N5は、それぞれリレースイッチ
R5と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR5がオン状態になると、第5タイマT5の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P5,N5に接続さ
れたヒータユニットH5への電力の供給が開始される。
【0046】ヒータユニットH6に対応した出力回路5
0は、第5タイマT5から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR6と、このリ
レースイッチR6がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第6タイマT6と、ヒータユ
ニットH6から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P6,N6とを有している。第6タイマT6
および出力端子P6,N6は、それぞれリレースイッチ
R6と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR6がオン状態になると、第6タイマT6の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P6,N6に接続さ
れたヒータユニットH6への電力の供給が開始される。
0は、第5タイマT5から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR6と、このリ
レースイッチR6がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第6タイマT6と、ヒータユ
ニットH6から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P6,N6とを有している。第6タイマT6
および出力端子P6,N6は、それぞれリレースイッチ
R6と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR6がオン状態になると、第6タイマT6の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P6,N6に接続さ
れたヒータユニットH6への電力の供給が開始される。
【0047】ヒータユニットH7に対応した出力回路5
1は、第6タイマT6から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR7と、このリ
レースイッチR7がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第7タイマT7と、ヒータユ
ニットH7から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P7,N7とを有している。第7タイマT7
および出力端子P7,N7は、それぞれリレースイッチ
R7と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR7がオン状態になると、第7タイマT7の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P7,N7に接続さ
れたヒータユニットH7への電力の供給が開始される。
1は、第6タイマT6から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR7と、このリ
レースイッチR7がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第7タイマT7と、ヒータユ
ニットH7から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P7,N7とを有している。第7タイマT7
および出力端子P7,N7は、それぞれリレースイッチ
R7と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR7がオン状態になると、第7タイマT7の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P7,N7に接続さ
れたヒータユニットH7への電力の供給が開始される。
【0048】ヒータユニットH8に対応した出力回路5
2は、第7タイマT7から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR8と、このリ
レースイッチR8がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第8タイマT8と、ヒータユ
ニットH8から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P8,N8とを有している。第8タイマT8
および出力端子P8,N8は、それぞれリレースイッチ
R8と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR8がオン状態になると、第8タイマT8の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P8,N8に接続さ
れたヒータユニットH8への電力の供給が開始される。
2は、第7タイマT7から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR8と、このリ
レースイッチR8がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第8タイマT8と、ヒータユ
ニットH8から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P8,N8とを有している。第8タイマT8
および出力端子P8,N8は、それぞれリレースイッチ
R8と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR8がオン状態になると、第8タイマT8の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P8,N8に接続さ
れたヒータユニットH8への電力の供給が開始される。
【0049】ヒータユニットH9に対応した出力回路5
3は、第8タイマT8から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR9と、このリ
レースイッチR9がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第9タイマT9と、ヒータユ
ニットH9から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P9,N9とを有している。第9タイマT9
および出力端子P9,N9は、それぞれリレースイッチ
R9と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR9がオン状態になると、第9タイマT9の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P9,N9に接続さ
れたヒータユニットH9への電力の供給が開始される。
3は、第8タイマT8から検出信号が出力されたことに
応答してオン状態になるリレースイッチR9と、このリ
レースイッチR9がオンされてから所定時間が経過した
時点で検出信号を出力する第9タイマT9と、ヒータユ
ニットH9から引き出された導電線9,10が接続され
る出力端子P9,N9とを有している。第9タイマT9
および出力端子P9,N9は、それぞれリレースイッチ
R9と直列に接続されている。したがって、リレースイ
ッチR9がオン状態になると、第9タイマT9の計時動
作が開始されるとともに、出力端子P9,N9に接続さ
れたヒータユニットH9への電力の供給が開始される。
【0050】ヒータユニットH10に対応した出力回路
53は、第9タイマT9から検出信号が出力されたこと
に応答してオン状態になるリレースイッチR10と、ヒ
ータユニットH10から引き出された導電線9,10が
接続される出力端子P10,N10とを有している。リ
レースイッチR10と出力端子P10,N10とは、直
列に接続されており、リレースイッチR10がオン状態
になると、出力端子P10,N10に接続されたヒータ
ユニットH10の電力の供給が開始される。
53は、第9タイマT9から検出信号が出力されたこと
に応答してオン状態になるリレースイッチR10と、ヒ
ータユニットH10から引き出された導電線9,10が
接続される出力端子P10,N10とを有している。リ
レースイッチR10と出力端子P10,N10とは、直
列に接続されており、リレースイッチR10がオン状態
になると、出力端子P10,N10に接続されたヒータ
ユニットH10の電力の供給が開始される。
【0051】以上の構成により、使用者によってスイッ
チ44がオンされると、まずヒータユニットH1への電
力の供給が開始されると同時に、第1タイマT1への通
電が開始されて、スイッチ44がオンされてからの経過
時間が計測開始される。そして、スイッチ44がオンさ
れてから所定時間が経過すると、リレースイッチR2が
オン状態になり、ヒータユニットH2への電力の供給が
開始される。また同時に、第2タイマT2への通電が開
始されて、リレースイッチR2がオン状態になってから
の経過時間の計測が開始される。以下同様にして、所定
時間が経過するごとに、リレースイッチR3〜R10が
順次にオン状態となり、ヒータユニットH3〜H10へ
の通電が順次に開始される。したがって、突入電流が3
3P-P A程度のヒータユニットHが10個並列に接続さ
れている場合であっても、すべてのヒータユニットHに
突入電流が同時に流れることがないので、スイッチ44
をオンした瞬間に定格15Aの過電流遮断器43が作動
してしまうといった不都合が生じるのを防ぐことができ
る。
チ44がオンされると、まずヒータユニットH1への電
力の供給が開始されると同時に、第1タイマT1への通
電が開始されて、スイッチ44がオンされてからの経過
時間が計測開始される。そして、スイッチ44がオンさ
れてから所定時間が経過すると、リレースイッチR2が
オン状態になり、ヒータユニットH2への電力の供給が
開始される。また同時に、第2タイマT2への通電が開
始されて、リレースイッチR2がオン状態になってから
の経過時間の計測が開始される。以下同様にして、所定
時間が経過するごとに、リレースイッチR3〜R10が
順次にオン状態となり、ヒータユニットH3〜H10へ
の通電が順次に開始される。したがって、突入電流が3
3P-P A程度のヒータユニットHが10個並列に接続さ
れている場合であっても、すべてのヒータユニットHに
突入電流が同時に流れることがないので、スイッチ44
をオンした瞬間に定格15Aの過電流遮断器43が作動
してしまうといった不都合が生じるのを防ぐことができ
る。
【0052】以上のように本実施形態によれば、たとえ
ば縦800mm×横1700mmといったような大型サ
イズの鏡2であっても、鏡2の背面には複数個のヒータ
ユニットHが取り付けられているから、各ヒータユニッ
トHに備えられているヒータ4からの発熱で大型鏡2の
ほぼ全域を加温することができる。これにより、この防
曇鏡1が浴室などに設置されても、防曇鏡1の周囲の雰
囲気に含まれる水分が大型鏡2の表面で凝結するのを防
ぐことができ、大型鏡2の表面のほぼ全域で曇りが生じ
るのを防止することができる。
ば縦800mm×横1700mmといったような大型サ
イズの鏡2であっても、鏡2の背面には複数個のヒータ
ユニットHが取り付けられているから、各ヒータユニッ
トHに備えられているヒータ4からの発熱で大型鏡2の
ほぼ全域を加温することができる。これにより、この防
曇鏡1が浴室などに設置されても、防曇鏡1の周囲の雰
囲気に含まれる水分が大型鏡2の表面で凝結するのを防
ぐことができ、大型鏡2の表面のほぼ全域で曇りが生じ
るのを防止することができる。
【0053】また、大型鏡2を複数個のヒータユニット
Hで加温しているので、大型鏡2を1個のヒータユニッ
トHで加温する場合と比べて、大型鏡2の表面積に対す
るヒータユニットHによる加温面積が大きく、大型鏡2
の加温むらが生じるおそれを少なくすることができる。
したがって、この実施形態に係る防曇鏡1では、たとえ
ば大型鏡2の背面中央部に1個のヒータユニットHを設
けて大型鏡2を加温する構成とは異なり、大型鏡2の中
央部と周縁部とで温度差を生じるおそれが少ない。ゆえ
に、この温度差によって生じる大型鏡2の部分的な熱膨
張を防ぐことができ、ひいては、この部分的な熱膨張に
よって大型鏡2に生じる熱応力により、大型鏡2が割れ
るといったおそれを少なくすることができる。
Hで加温しているので、大型鏡2を1個のヒータユニッ
トHで加温する場合と比べて、大型鏡2の表面積に対す
るヒータユニットHによる加温面積が大きく、大型鏡2
の加温むらが生じるおそれを少なくすることができる。
したがって、この実施形態に係る防曇鏡1では、たとえ
ば大型鏡2の背面中央部に1個のヒータユニットHを設
けて大型鏡2を加温する構成とは異なり、大型鏡2の中
央部と周縁部とで温度差を生じるおそれが少ない。ゆえ
に、この温度差によって生じる大型鏡2の部分的な熱膨
張を防ぐことができ、ひいては、この部分的な熱膨張に
よって大型鏡2に生じる熱応力により、大型鏡2が割れ
るといったおそれを少なくすることができる。
【0054】さらに、本実施形態に係る防曇鏡1では、
複数のヒータユニットHへの通電が所定時間ずつ遅らせ
て順次に開始されるので、すべてのヒータユニットHに
同時に突入電流が流れるといったことがなく、一般家屋
で使用される過電流遮断器43であっても、防曇鏡1へ
の通電開始時に過電流遮断器43が作動してしまうとい
ったことが防止される。これによって、防曇鏡1および
過電流遮断器43の動作を保障することができる。
複数のヒータユニットHへの通電が所定時間ずつ遅らせ
て順次に開始されるので、すべてのヒータユニットHに
同時に突入電流が流れるといったことがなく、一般家屋
で使用される過電流遮断器43であっても、防曇鏡1へ
の通電開始時に過電流遮断器43が作動してしまうとい
ったことが防止される。これによって、防曇鏡1および
過電流遮断器43の動作を保障することができる。
【0055】また、発熱体14としてPTC特性を有す
るサーミスタ素子が用いられているので、発熱温度を制
御するためにサーモスタットや温度センサなどを設ける
必要がなく、装置のイニシャルコストを低減することが
できる。そのうえ、PTC発熱体素子14は、一定温度
以上には発熱しないので、鏡表面温度を防曇に適した温
度に常に保つことができる。また、必要以上に通電が行
われることがないので、大型の防曇鏡1であってもラン
ニングコストを低減することができる。
るサーミスタ素子が用いられているので、発熱温度を制
御するためにサーモスタットや温度センサなどを設ける
必要がなく、装置のイニシャルコストを低減することが
できる。そのうえ、PTC発熱体素子14は、一定温度
以上には発熱しないので、鏡表面温度を防曇に適した温
度に常に保つことができる。また、必要以上に通電が行
われることがないので、大型の防曇鏡1であってもラン
ニングコストを低減することができる。
【0056】さらにまた、ヒータ4や、ジャンクション
6に備えられた一対の並列素子、この並列素子と導電線
7,8および導電線9,10との接続部分などが、水密
性および電気絶縁性を有する樹脂で被覆されているの
で、これらの部分で水分などによる短絡が生じるおそれ
がない。なお、本実施形態は、10個のヒータユニット
Hが鏡2の背面に行列状に配列されている場合を例に挙
げているが、鏡表面のほぼ全域を加温できれば、複数の
ヒータユニットHの個数や配列態様は自由に変更するこ
とができる。
6に備えられた一対の並列素子、この並列素子と導電線
7,8および導電線9,10との接続部分などが、水密
性および電気絶縁性を有する樹脂で被覆されているの
で、これらの部分で水分などによる短絡が生じるおそれ
がない。なお、本実施形態は、10個のヒータユニット
Hが鏡2の背面に行列状に配列されている場合を例に挙
げているが、鏡表面のほぼ全域を加温できれば、複数の
ヒータユニットHの個数や配列態様は自由に変更するこ
とができる。
【0057】
【実施例】次に、さらに具体的な例について説明する。
外径15mm、内径5.1mm、厚さ2.6mmに形成
されたPTC発熱体素子の上下面に、オーミック性の銀
ペーストおよびカバー用銀ペーストを焼き付けて電極を
形成した。そして、各電極に給電部材を接触させた状態
で、PTC発熱体素子および給電部材をポリマアロイで
電気絶縁被覆してヒータを作成した。こうして作成され
た12個のヒータを、縦345mm×横290mm×厚
さ11mmのアルミニウム製の伝熱板に固定してヒータ
ユニットを得た。
外径15mm、内径5.1mm、厚さ2.6mmに形成
されたPTC発熱体素子の上下面に、オーミック性の銀
ペーストおよびカバー用銀ペーストを焼き付けて電極を
形成した。そして、各電極に給電部材を接触させた状態
で、PTC発熱体素子および給電部材をポリマアロイで
電気絶縁被覆してヒータを作成した。こうして作成され
た12個のヒータを、縦345mm×横290mm×厚
さ11mmのアルミニウム製の伝熱板に固定してヒータ
ユニットを得た。
【0058】縦800mm×横1700mm×厚さ6m
mのサイズを有する大型鏡の背面に、上記のようにして
作成した10個のヒータユニットを2行×5列に行列状
に配置して、1枚当たり上縁部に2個、下縁部に3個の
スプリングホルダを用いて固定した。また、左端に配置
された2枚のヒータユニットに関しては、左側縁部にさ
らに1個のスプリングホルダを設け、右端に配置された
2枚のヒータユニットに関しては、右側縁部にさらに1
個のスプリングホルダを設けた。左右に隣り合うヒータ
ユニット間は2mmの間隔を設け、上下に隣り合うヒー
タユニット間はスプリングホルダの取付けに必要なスペ
ースを考慮して26mmの間隔を設けた。スプリングホ
ルダを鏡に固定する接着剤は耐熱性に優れたエスダイン
(No.680,積水化学製)を使用した。
mのサイズを有する大型鏡の背面に、上記のようにして
作成した10個のヒータユニットを2行×5列に行列状
に配置して、1枚当たり上縁部に2個、下縁部に3個の
スプリングホルダを用いて固定した。また、左端に配置
された2枚のヒータユニットに関しては、左側縁部にさ
らに1個のスプリングホルダを設け、右端に配置された
2枚のヒータユニットに関しては、右側縁部にさらに1
個のスプリングホルダを設けた。左右に隣り合うヒータ
ユニット間は2mmの間隔を設け、上下に隣り合うヒー
タユニット間はスプリングホルダの取付けに必要なスペ
ースを考慮して26mmの間隔を設けた。スプリングホ
ルダを鏡に固定する接着剤は耐熱性に優れたエスダイン
(No.680,積水化学製)を使用した。
【0059】さらに、10個のヒータユニットを図7に
示すヒータ給電回路11に接続して、各ヒータユニット
への通電開始を2秒間ずつ遅らせて行うようにした。こ
うして作成された防曇鏡に通電を行うとともに、伝熱板
の表面温度および鏡の表面温度を測定して、伝熱板表面
温度と鏡表面温度との差に対するヒータユニットの縁部
と防曇されている部分の領域との距離(防曇化長さ)を
理論的に求めた。その結果は図8に示されている。
示すヒータ給電回路11に接続して、各ヒータユニット
への通電開始を2秒間ずつ遅らせて行うようにした。こ
うして作成された防曇鏡に通電を行うとともに、伝熱板
の表面温度および鏡の表面温度を測定して、伝熱板表面
温度と鏡表面温度との差に対するヒータユニットの縁部
と防曇されている部分の領域との距離(防曇化長さ)を
理論的に求めた。その結果は図8に示されている。
【0060】一方、上記のようにして作成された防曇鏡
を浴室に設置したところ、防曇鏡の雰囲気温度が約30
℃、雰囲気湿度は約100パーセントとなり、PTC発
熱体素子の熱平衡状態において伝熱板表面温度は40
℃、鏡表面温度は33℃となることが判った。つまり、
伝熱板表面温度と鏡表面温度との差は7℃となり、この
熱平衡状態では、図8に示すグラフから1つのヒータユ
ニットの周囲22.1mmが防曇できることが判る。し
たがって、上下に隣合うヒータユニット間に設けられた
スプリングホルダの取付スペース26mmは、上下に隣
合うヒータユニットによる防曇化長さ44.2mmで十
分満たされるから、この実施例のような大型の鏡であっ
ても、その表面のほぼ全域を防曇できることが判る。
を浴室に設置したところ、防曇鏡の雰囲気温度が約30
℃、雰囲気湿度は約100パーセントとなり、PTC発
熱体素子の熱平衡状態において伝熱板表面温度は40
℃、鏡表面温度は33℃となることが判った。つまり、
伝熱板表面温度と鏡表面温度との差は7℃となり、この
熱平衡状態では、図8に示すグラフから1つのヒータユ
ニットの周囲22.1mmが防曇できることが判る。し
たがって、上下に隣合うヒータユニット間に設けられた
スプリングホルダの取付スペース26mmは、上下に隣
合うヒータユニットによる防曇化長さ44.2mmで十
分満たされるから、この実施例のような大型の鏡であっ
ても、その表面のほぼ全域を防曇できることが判る。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、鏡の背面
に複数個のヒータユニットが配設されているので、たと
え鏡が大型であっても、鏡表面のほぼ全域で防曇作用を
奏することができる。また、発熱体として正特性サーミ
スタ素子が用いられているから、防曇鏡のイニシャルコ
ストおよびランニングコストを低くすることができる。
に複数個のヒータユニットが配設されているので、たと
え鏡が大型であっても、鏡表面のほぼ全域で防曇作用を
奏することができる。また、発熱体として正特性サーミ
スタ素子が用いられているから、防曇鏡のイニシャルコ
ストおよびランニングコストを低くすることができる。
【0062】請求項2記載の発明によれば、防曇鏡に過
大な突入電流が一時に流れるのを抑制し、防曇鏡への通
電開始時における過電流遮断器の不所望の作動を回避す
ることができる。
大な突入電流が一時に流れるのを抑制し、防曇鏡への通
電開始時における過電流遮断器の不所望の作動を回避す
ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る防曇鏡の平面図であ
る。
る。
【図2】ヒータユニットの構成を示す背面図である。
【図3】ヒータを一部切り欠いて示す平面図である。
【図4】図3の切断面線IV−IVから見たヒータの断面図
である。
である。
【図5】スプリングホルダの構成を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図6】スプリングホルダによってヒータユニットが大
型鏡の背面に取り付けられた状態を示す断面図である。
型鏡の背面に取り付けられた状態を示す断面図である。
【図7】ヒータユニットに電力を供給するためのヒータ
給電回路の構成を示す回路図である。
給電回路の構成を示す回路図である。
【図8】この防曇鏡の防曇効果について説明するための
図である。
図である。
1 防曇鏡 2 大型鏡 3 伝熱板 3a ヒータ取付面となる伝熱板の背面 4 ヒータ 11 ヒータ給電回路(通電遅延手段) 14 PTC発熱体素子(正特性サーミスタ素子) 18 上絶縁ケース(被覆部材) 19 下絶縁ケース(被覆部材) H ヒータユニット
Claims (2)
- 【請求項1】一方面がヒータ取付面とされ、他方面が伝
熱面とされた伝熱板に、正特性サーミスタ素子を電気絶
縁性を有する被覆部材で被覆することによって形成され
た複数個のヒータを取り付けてなるヒータユニットが、
鏡の背面に複数個設けられていることを特徴とする防曇
鏡。 - 【請求項2】複数個のヒータユニットへの通電をそれぞ
れ所定時間ずつ遅らせて順次に開始する通電遅延手段を
含むことを特徴とする請求項1記載の防曇鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31084197A JPH11137388A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 防曇鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31084197A JPH11137388A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 防曇鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11137388A true JPH11137388A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18010042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31084197A Pending JPH11137388A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 防曇鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11137388A (ja) |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP31084197A patent/JPH11137388A/ja active Pending
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