JPH11136683A - 映像信号符号化装置 - Google Patents

映像信号符号化装置

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JPH11136683A
JPH11136683A JP29448797A JP29448797A JPH11136683A JP H11136683 A JPH11136683 A JP H11136683A JP 29448797 A JP29448797 A JP 29448797A JP 29448797 A JP29448797 A JP 29448797A JP H11136683 A JPH11136683 A JP H11136683A
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JP
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video signal
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frame
signal
resolution
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Application number
JP29448797A
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English (en)
Inventor
Yuji Fujiwara
裕士 藤原
Shoichi Nishino
正一 西野
Seiichi Takeuchi
誠一 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の映像信号符号化装置は、低解像度の映像
信号をより有効に利用して、高解像度の映像信号を符号
化していなかった。 【解決手段】低解像度化器202は、高解像度の映像信
号を所定の解像度に低下させ、第2符号化器203は、
フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化または
フレーム間双方向予測符号化で、低解像度化器202か
らの低解像度の映像信号のフレームを符号化する。第2
復号化器204は、第2符号化器203からの符号化さ
れた低解像度の映像信号を復号化し、補間器205は、
その復号化された信号を補間する。第1符号化器206
は、第2符号化器203が符号化したさいの符号化モー
ドと同じ符号化モード、および/または、補間器205
からの補間信号を用いる空間解像度予測符号化で、第2
符号化器203が符号化したフレームに対応する、高解
像度の映像信号の各フレームを符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解像度の異なる2
種類の映像信号を符号化する映像信号符号化装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、TV信号の標準高能率符号化方式
として、MPEG2が規格化されている。このMPEG
2は、比較的低いデータレートで、高画質の画像の映像
信号を記録または伝送することが可能であり、また、様
々なデータレートに映像信号を圧縮することが可能であ
る。
【0003】そのMPEG2の中には、低解像度の映像
信号と高解像度の映像信号を符号化する方法がある。低
解像度の映像信号の符号化方法は、高解像度の映像信号
から低解像度の映像信号を得て、それをフレーム内符号
化、フレーム間順方向予測符号化またはフレーム間双方
向予測符号化の3つの符号化モードのうちのいずれか
で、符号化するというものである。それに対し、高解像
度の映像信号の符号化方法は、高解像度の映像信号の画
像を利用するフレーム内符号化、フレーム間順方向予測
符号化、フレーム間双方向予測符号化の3つの符号化モ
ードのうちのいずれか、および/または、上述した低解
像度の映像信号の符号化方法で得られた映像信号からの
画像を利用する空間解像度間予測符号化で、高解像度の
映像信号の各フレームを符号化するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法では、高解像度の映像信号を符号化する場合、動
きベクトル検出による符号化効率の改善はあるが、低解
像度の映像信号をより有効に使うことによる符号化効率
の改善はなされてなかった。
【0005】本発明は、このような従来の映像信号符号
化装置では、低解像度の映像信号をより有効に利用し
て、高解像度の映像信号を符号化していなかったという
課題を考慮して、低解像度の映像信号をより有効に利用
して、高解像度の映像信号を符号化する映像信号符号化
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、高
解像度の第1映像信号を入力し、その第1映像信号から
低解像度の第2映像信号を作成する低解像度化手段と、
前記低解像度化手段からの第2映像信号を符号化し、第
2符号化信号を作成する第2符号化手段と、前記第2符
号化手段からの第2符号化信号を復号化し、復号化信号
を作成する復号化手段と、前記復号化手段からの復号化
信号の各フレームの画素数が、対応する前記第1映像信
号のフレームの画素数と等しくなるように、前記復号化
信号を補間し、補間信号を作成する映像信号補間手段
と、前記高解像度の第1映像信号を入力するとともに、
前記映像信号補間手段からの補間信号を入力し、その補
間信号を利用する空間解像度間予測符号化、フレーム内
符号化、フレーム間順方向予測符号化、または、フレー
ム間双方向予測符号化で、前記第1映像信号の各フレー
ムを符号化する第1符号化手段とを備え、前記第1符号
化手段が前記フレーム間双方向予測符号化する場合、前
記第1符号化手段は、動きベクトルのみを符号化するこ
とを特徴とする映像信号符号化装置である。
【0007】請求項2の本発明は、高解像度の第1映像
信号を入力し、その第1映像信号から低解像度の第2映
像信号を作成する低解像度化手段と、フレーム内符号
化、フレーム間順方向予測符号化、または、フレーム間
双方向予測符号化で、前記低解像度化手段からの第2映
像信号の各フレームを符号化し、第2符号化信号を作成
する第2符号化手段と、前記第2符号化手段からの第2
符号化信号を復号化し、復号化信号を作成する復号化手
段と、前記復号化手段からの復号化信号の各フレームの
画素数が、対応する前記第1映像信号のフレームの画素
数と等しくなるように、前記復号化信号を補間し、補間
信号を作成する映像信号補間手段と、前記高解像度の第
1映像信号を入力するとともに、前記映像信号補間手段
からの補間信号を入力し、その補間信号を利用する空間
解像度間予測符号化、フレーム内符号化、フレーム間順
方向予測符号化、または、フレーム間双方向予測符号化
で、前記第1映像信号の各フレームを符号化する第1符
号化手段とを備え、前記第1符号化手段は、前記第2符
号化手段が符号化したフレームに対応するフレームを、
前記第2符号化手段の符号化モードに基づいて符号化す
ることを特徴とする映像信号符号化装置である。
【0008】請求項8の本発明は、高解像度の第1映像
信号を入力し、その第1映像信号から低解像度の第2映
像信号を作成する低解像度化手段と、前記低解像度化手
段からの第2映像信号を符号化し、第2符号化信号を作
成する第2符号化手段と、前記第2符号化手段からの第
2符号化信号を復号化し、復号化信号を作成する復号化
手段と、前記復号化手段からの復号化信号の各フレーム
の画素数が、対応する前記第1映像信号のフレームの画
素数と等しくなるように、前記復号化信号を補間し、補
間信号を作成する映像信号補間手段と、前記高解像度の
第1映像信号を入力するとともに、前記映像信号補間手
段からの補間信号を入力し、その補間信号を利用する空
間解像度間予測符号化、フレーム間順方向予測符号化、
または、フレーム間双方向予測符号化で、前記第1映像
信号の各フレームを符号化する第1符号化手段とを備
え、前記第1符号化手段は、前記第1映像信号の所定の
数のフレーム毎に、そのフレームを前記空間解像度間予
測符号化のみで符号化することを特徴とする映像信号符
号化装置である。
【0009】請求項9の本発明は、高解像度の第1映像
信号を入力し、その第1映像信号から低解像度の第2映
像信号を作成する低解像度化手段と、前記低解像度化手
段からの第2映像信号を符号化し、第2符号化信号を作
成する第2符号化手段と、前記第2符号化手段からの第
2符号化信号を復号化し、復号化信号を作成する復号化
手段と、前記復号化手段からの復号化信号の各フレーム
の画素数が、対応する前記第1映像信号のフレームの画
素数と等しくなるように、前記復号化信号を補間し、補
間信号を作成する映像信号補間手段と、前記高解像度の
第1映像信号を入力するとともに、前記映像信号補間手
段からの補間信号を入力し、その補間信号を利用する空
間解像度間予測符号化、フレーム内符号化、フレーム間
順方向予測符号化、または、フレーム間双方向予測符号
化で、前記第1映像信号の各フレームを符号化する第1
符号化手段と、前記第1映像信号を入力し、その第1映
像信号の各フレーム間の動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出手段とを備え、前記第1符号化手段は、前記
動きベクトル検出手段からの動きベクトルを利用して符
号化し、前記第2符号化手段は、前記動きベクトル検出
手段からの動きベクトルを所定倍したものを利用して符
号化することを特徴とする映像信号符号化装置である。
【0010】請求項11の本発明は、高解像度の第1映
像信号を入力し、その第1映像信号から低解像度の第2
映像信号を作成する低解像度化手段と、前記低解像度化
手段からの第2映像信号を符号化し、第2符号化信号を
作成する第2符号化手段と、前記第2符号化手段からの
第2符号化信号を復号化し、復号化信号を作成する復号
化手段と、前記復号化手段からの復号化信号の各フレー
ムの画素数が、対応する前記第1映像信号のフレームの
画素数と等しくなるように、前記復号化信号を補間し、
補間信号を作成する映像信号補間手段と、前記高解像度
の第1映像信号を入力するとともに、前記映像信号補間
手段からの補間信号を入力し、前記第1映像信号と前記
補間信号との互いに対応するフレーム間のデータの差分
を求め、差分信号を作成する差分検出手段と、前記差分
検出手段からの差分信号を複数の所定の帯域に分割し、
帯域分割信号を作成する帯域分割手段と、前記帯域分割
手段からの帯域分割信号を符号化する第1符号化手段と
を備えたことを特徴とする映像信号符号化装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0012】(実施の形態1)先ず、本発明の実施の形
態1の映像信号符号化装置の構成を述べる。
【0013】図1に、本発明の実施の形態1の映像信号
符号化装置のブロック図を示す。101は映像信号を入
力する入力端子、102は入力端子101からの映像信
号の解像度を所定の解像度に低下する低解像度化器、1
03は低解像度化器102からの低解像度の映像信号を
符号化する第2符号化器である。また、104は第2符
号化器103からの映像信号を復号化する第2復号化
器、105は第2復号化器104からの映像信号の各フ
レームの画素数が所定の画素数になるように補間する補
間器、106は入力端子101からの高解像度の映像信
号を符号化する第1符号化器である。なお、第1符号化
器106は、補間器105からの映像信号を利用して、
高解像度の映像信号の各フレームを符号化するものであ
る。
【0014】次に、本発明の実施の形態1の映像信号符
号化装置の動作を述べる。
【0015】本発明の実施の形態1の映像信号符号化装
置は、低解像度の映像信号と高解像度の映像信号を符号
化するので、低解像度の映像信号を符号化する場合の映
像信号符号化装置の動作と、高解像度の映像信号を符号
化する場合の映像信号符号化装置の動作とを区別して説
明する。
【0016】はじめに、映像信号符号化装置が低解像度
の映像信号を符号化する場合について説明する。
【0017】映像信号符号化装置外部から、入力端子1
01を介して映像信号符号化装置に入力された高解像度
の第1映像信号は、低解像度化器102と第1符号化器
106へ出力される。なお、第1符号化器106へ出力
される第1映像信号は、映像信号符号化装置が高解像度
の映像信号を符号化する場合に用いられるので、その扱
いについては、後に高解像度の映像信号の符号化の説明
をするさいに説明する。
【0018】さて、低解像度化器102は、入力端子1
01を介して高解像度の第1映像信号を入力し、その第
1映像信号を所定の解像度に低下させて、低解像度の第
2映像信号を作成し、第2符号化器103に出力する。
【0019】そして、第2符号化器103は、低解像度
化器102から低解像度の第2映像信号を入力し、フレ
ーム内のデータを用いるフレーム内符号化、時間軸方向
の順方向予測を用いるフレーム間順方向予測符号化、ま
たは、時間軸方向の双方向予測を用いるフレーム間双方
向予測符号化で、低解像度の第2映像信号からの各フレ
ームを符号化する。ここで、第2符号化器103が符号
化した映像信号を、第2符号化信号とする。最後に、第
2符号化器103は、第2符号化信号を映像信号符号化
装置外部に出力する。また、第2符号化器103は、第
2符号化信号を第2復号化器104にも出力する。
【0020】次に、映像信号符号化装置が高解像度の映
像信号を符号化する場合について説明する。
【0021】先ず、第2復号化器104は、第2符号化
器103から符号化された低解像度の映像信号を入力し
て復号化し、復号化信号を作成する。そして、補間器1
05は、第2復号化器104から復号化信号を入力し、
その復号化信号の各フレームの画素数が、対応する高解
像度の第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよ
うに補間して補間信号を作成する。
【0022】その後、第1符号化器106は、入力端子
101を介して高解像度の第1映像信号を入力するとと
もに、補間器105から補間信号を入力する。そして、
第1符号化器106は、高解像度の第1映像信号のフレ
ーム内のデータを用いるフレーム内符号化、時間軸方向
の順方向予測を用いるフレーム間順方向予測符号化、時
間軸方向の双方向予測を用いるフレーム間双方向予測符
号化のいずれかの符号化モード、および/または、補間
器105からの補間信号を用いる空間解像度予測符号化
で、第1映像信号の各フレームを符号化する。最後に、
第1符号化器106は、第1映像信号を符号化した映像
信号を、第1符号化信号として映像信号符号化装置外部
に出力する。
【0023】ところで、第1符号化器106は、フレー
ム間双方向予測符号化で高解像度の第1映像信号の各フ
レームを符号化する場合、フレーム間双方向予測後の差
分データは符号化せず、フレーム間双方向予測するさい
に検出した動きベクトルのみを符号化する。そして、そ
の符号化された動きベクトルを出力する。
【0024】一般に、フレーム間双方向予測符号化で符
号化された映像信号は、その映像信号に対応する画像の
前後の画像を利用して得られる動きベクトルと差分デー
タが符号化されたものである。また、フレーム間双方向
予測符号化で符号化された映像信号を復号化して得られ
る画像は、既に復号化されたその画像の前および/また
は後の画像と、符号化された動きベクトルと差分データ
を復号化したものとを利用して得られる画像となる。こ
のように、フレーム間双方向予測符号化で符号化された
映像信号を復号化して画像を得るさいには、既に復号化
されたその画像の前および/または後の画像を利用する
ので、符号化された動きベクトルのみを復号化して得ら
れる画像の画質は、符号化された差分データをも復号化
して得られる画像の画質と比べても、大きな差はない。
したがって、第1符号化器106は、フレーム間双方向
予測符号化で高解像度の第1映像信号の各フレームを符
号化する場合、動きベクトルのみを符号化してもよい。
【0025】また、映像信号符号化装置からの信号を利
用して高解像度の画像を得る場合、上述した、既に復号
化されたその画像の前および/または後の画像と、符号
化された動きベクトルと差分データを復号化したものと
を利用する方法とは別な方法がある。その別な方法と
は、先ず、映像信号符号化装置からの低解像度の第2符
号化信号を、上述した第2復号化器104が復号化した
ように復号化し、さらに、上述した補間器105が補間
したようにして画素を補間して参照画像を得る。そし
て、その参照画像に、映像信号符号化装置からの高解像
度の第1符号化信号のうちの符号化された動きベクトル
を復号化したものを加味して、高解像度の画像を得ると
いう方法である。つまり、この方法では、高解像度の第
1符号化信号のうちの符号化された差分データは利用し
ていないことになる。したがって、差分データを利用せ
ずに、高解像度の画像を得ることができるので、第1符
号化器106は、フレーム間双方向予測符号化で高解像
度の第1映像信号の各フレームを符号化する場合、動き
ベクトルのみを符号化してもよい。
【0026】以上説明したように、本発明の実施の形態
1の映像信号符号化装置は、高解像度の映像信号をフレ
ーム間双方向予測符号化で符号化する場合、動きベクト
ルのみを符号化することにより、符号量を削減すること
が可能となるため、高解像度の映像信号の符号化効率を
良くすることができる。
【0027】なお、実施の形態1では、第1符号化器1
06は、入力端子101を介して高解像度の第1映像信
号を入力するとともに、補間器105から補間信号を入
力するとしたが、第1符号化器106は、先ず、入力端
子101を介して高解像度の第1映像信号を入力し、そ
の後、補間器105から補間信号を入力するとしてもよ
い。
【0028】(実施の形態2)先ず、本発明の実施の形
態2の映像信号符号化装置の構成を述べる。
【0029】図2に、本発明の実施の形態2の映像信号
符号化装置のブロック図を示す。201は映像信号を入
力する入力端子、202は入力端子201からの映像信
号の解像度を所定の解像度に低下する低解像度化器、2
03は低解像度化器202からの低解像度の映像信号を
符号化する第2符号化器である。また、204は第2符
号化器203からの映像信号を復号化する第2復号化
器、205は第2復号化器204からの映像信号の各フ
レームの画素数が所定の画素数になるように補間する補
間器、206は入力端子201からの高解像度の映像信
号を符号化する第1符号化器である。なお、第1符号化
器206は、補間器205からの映像信号を利用して、
高解像度の映像信号の各フレームを符号化する。また、
第1符号化器206は、低解像度化器202からの情報
に基づいて、符号化を行う。
【0030】次に、本発明の実施の形態2の映像信号符
号化装置の動作を述べる。
【0031】本発明の実施の形態2の映像信号符号化装
置は、低解像度の映像信号と高解像度の映像信号を符号
化するので、低解像度の映像信号を符号化する場合の映
像信号符号化装置の動作と、高解像度の映像信号を符号
化する場合の映像信号符号化装置の動作とを区別して説
明する。
【0032】はじめに、映像信号符号化装置が低解像度
の映像信号を符号化する場合について説明する。
【0033】映像信号符号化装置外部から、入力端子2
01を介して映像信号符号化装置に入力された高解像度
の第1映像信号は、低解像度化器202と第1符号化器
206へ出力される。なお、第1符号化器206へ出力
される第1映像信号は、映像信号符号化装置が高解像度
の映像信号を符号化する場合に用いられるので、その扱
いについては、後に高解像度の映像信号の符号化の説明
をするさいに説明する。
【0034】さて、低解像度化器202は、入力端子2
01を介して高解像度の第1映像信号を入力し、その第
1映像信号を所定の解像度に低下させて、低解像度の第
2映像信号を作成し、第2符号化器203に出力する。
【0035】そして、第2符号化器203は、低解像度
化器202から低解像度の第2映像信号を入力し、フレ
ーム内のデータを用いるフレーム内符号化、時間軸方向
の順方向予測を用いるフレーム間順方向予測符号化、ま
たは、時間軸方向の双方向予測を用いるフレーム間双方
向予測符号化で、低解像度の第2映像信号からの各フレ
ームを符号化する。ここで、第2符号化器203が符号
化した映像信号を、第2符号化信号とする。最後に、第
2符号化器203は、第2符号化信号を映像信号符号化
装置外部に出力する。また、第2符号化器203は、第
2符号化信号を第2復号化器204にも出力する。
【0036】なお、第2符号化器203は、低解像度の
第2映像信号の各フレームを符号化した後、フレーム内
符号化、フレーム間順方向予測符号化、フレーム間双方
向予測符号化の3つの符号化モードのうちのいずれの符
号化モードで、低解像度の第2映像信号の各フレームを
符号化したのかという情報を第1符号化器206に出力
する。
【0037】次に、映像信号符号化装置が高解像度の映
像信号を符号化する場合について説明する。
【0038】先ず、第2復号化器204は、第2符号化
器203から符号化された低解像度の映像信号を入力し
て復号化し、復号化信号を作成する。そして、補間器2
05は、第2復号化器204から復号化信号を入力し、
その復号化信号の各フレームの画素数が、対応する高解
像度の第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよ
うに補間して補間信号を作成する。
【0039】その後、第1符号化器206は、入力端子
201を介して高解像度の第1映像信号を入力するとと
もに、補間器205から補間信号を入力し、さらに、第
2符号化器203から、上述したように、いずれの符号
化モードで符号化したのかという情報を入力する。
【0040】そして、第1符号化器206は、第2符号
化器203が符号化したさいの符号化モードと同じ符号
化モード、および/または、補間器205からの補間信
号を用いる空間解像度予測符号化で、第2符号化器20
3が符号化したフレームに対応する、高解像度の第1映
像信号の各フレームを符号化する。
【0041】ところで、第1符号化器206は、フレー
ム間双方向予測符号化で高解像度の第1映像信号の各フ
レームを符号化する場合、実施の形態1で説明した第1
符号化器106と同様に、フレーム間双方向予測後の差
分データは符号化せず、フレーム間双方向予測するさい
に検出した動きベクトルのみを符号化する。
【0042】最後に、第1符号化器206は、第1映像
信号を符号化した映像信号を映像信号符号化装置外部に
出力する。
【0043】さて、映像信号符号化装置の後段の映像信
号復号化装置において、映像信号符号化装置からの符号
化された信号を用いて高解像度の画像を得ようとすると
き、映像信号符号化装置の第1符号化器206からの高
解像度の符号化された映像信号が何らかの原因で消滅し
たり、映像信号復号化装置がその高解像度の符号化され
た映像信号を解読することができない場合がある。その
場合、映像信号復号化装置は、消滅または解読不能の高
解像度の映像信号に対応する、映像信号符号化装置の第
2符号化器203からの低解像度の符号化された映像信
号を復号化して、高解像度の画像を得る。
【0044】そのさい、映像信号復号化装置において得
られる画像の画質については、映像信号符号化装置の第
2符号化器203からのフレーム内符号化で符号化され
た映像信号から得られる画像の方が、第2符号化器20
3からのフレーム間順方向予測符号化またはフレーム間
双方向予測符号化で符号化された映像信号から得られる
画像に比べてよくなる。
【0045】ところで、フレーム内符号化で符号化され
た映像信号は、フレーム間順方向予測符号化またはフレ
ーム間双方向予測符号化で符号化される映像信号の基礎
となる信号である。
【0046】したがって、上述した消滅または解読不能
のデータが、映像信号符号化装置の第1符号化器206
からのフレーム内符号化で符号化された映像信号であれ
ば、映像信号復号化装置は、第2符号化器203からの
符号化された映像信号から、画質のよい画像を得る必要
がある。
【0047】そのために、映像信号符号化装置の第1符
号化器206からの高解像度の映像信号がフレーム内符
号化で符号化されたものであるならば、その符号化され
たフレームと対応するフレームについては、第2符号化
器203は、フレーム内符号化で符号化する必要があ
る。
【0048】そこで、実施の形態2では、第1符号化器
206は、第2符号化器203がフレーム内符号化で符
号化したフレームに対応するフレームを、フレーム内符
号化で符号化するものとした。
【0049】なお、実施の形態2では、第1符号化器2
06は、第2符号化器203が符号化したさいの符号化
モードと同じ符号化モード、および/または、補間器2
05からの補間信号を用いる空間解像度予測符号化で、
第2符号化器203が符号化したフレームに対応する、
高解像度の第1映像信号の各フレームを符号化するとし
た。しかしながら、第1符号化器206は、第2符号化
器203がフレーム内符号化で符号化したフレームに対
するフレームを、フレーム内符号化で符号化し、第2符
号化器203がフレーム間順方向予測符号化で符号化し
たフレームに対するフレームを、フレーム内符号化で符
号化し、第2符号化器203がフレーム間双方向予測符
号化で符号化したフレームに対するフレームを、フレー
ム内符号化またはフレーム間順方向予測符号化してもよ
い。要するに、第1符号化器206は、第2符号化器2
03がフレーム内符号化で符号化したフレームに対応す
るフレームを、フレーム内符号化で符号化しさえすれば
よい。
【0050】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
映像信号符号化装置の構成を、その動作とともに述べ
る。
【0051】本発明の実施の形態3の映像信号符号化装
置の構成は、図2に示した本発明の実施の形態2の映像
信号符号化装置の構成と同じであり、本発明の実施の形
態3の映像信号符号化装置は、本発明の実施の形態2の
映像信号符号化装置と、第1符号化器206の動作のみ
が異なる。したがって、以下に、本発明の実施の形態3
の映像信号符号化装置の第1符号化器206の動作のみ
を説明する。つまり、本発明の実施の形態3の映像信号
符号化装置が高解像度の映像信号を符号化する場合につ
いてのみ説明する。
【0052】第1符号化器206は、入力端子201を
介して高解像度の第1映像信号を入力するとともに、補
間器205から補間信号を入力し、さらに、第2符号化
器203から、低解像度の第2映像信号の各フレーム
を、フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、
フレーム間双方向予測符号化の3つの符号化モードのう
ちのいずれの符号化モードで符号化したのかという情報
を入力する。
【0053】そして、第1符号化器206は、第2符号
化器203が符号化したフレームに対応する、高解像度
の第1映像信号の各フレームを、以下に示す符号化モー
ドで符号化する。
【0054】第2符号化器203がフレーム内符号化も
しくはフレーム間順方向予測符号化した場合、第1符号
化器206は、フレーム間双方向予測符号化、および/
または、補間器205からの補間信号を用いる空間解像
度予測符号化で、高解像度の第1映像信号の各フレーム
を符号化する。
【0055】それに対して、第2符号化器203がフレ
ーム間双方向予測符号化した場合は、フレーム内符号化
もしくはフレーム間順方向予測符号化、および/また
は、補間器205からの補間信号を用いる空間解像度予
測符号化で、高解像度の第1映像信号の各フレームを符
号化する。
【0056】さて、映像信号符号化装置の後段の映像信
号復号化装置において、映像信号符号化装置からの符号
化された信号を用いて高解像度の画像を得ようとすると
き、映像信号符号化装置の第1符号化器206からの高
解像度の符号化された映像信号が何らかの原因で消滅し
たり、映像信号復号化装置がその高解像度の符号化され
た映像信号を解読することができない場合がある。その
場合、映像信号復号化装置は、消滅または解読不能の高
解像度の映像信号に対応する、映像信号符号化装置の第
2符号化器203からの低解像度の符号化された映像信
号を復号化して、高解像度の画像を得る。
【0057】そのさい、映像信号復号化装置において得
られる画像の画質については、映像信号符号化装置の第
2符号化器203からのフレーム間双方向予測符号化で
符号化された映像信号から得られる画像の方が、第2符
号化器203からのフレーム内符号化またはフレーム間
順方向予測符号化で符号化された映像信号から得られる
画像に比べて悪くなる。
【0058】したがって、映像信号符号化装置の第1符
号化器206からの高解像度の映像信号がフレーム間双
方向符号化で符号化されたものであるならば、対応する
フレームについては、映像信号符号化装置の第2符号化
器203は、フレーム内符号化またはフレーム内符号化
で符号化すれば、その符号化された映像信号から得られ
る画像の画質は、フレーム間双方向予測符号化で符号化
された映像信号から得られる画像の画質に比べてよくな
る。
【0059】そこで、実施の形態3では、第1符号化器
206と第2符号化器203が、互いに対応するフレー
ムを、同じフレーム間双方向予測符号化で符号化しない
ように、第1符号化器206は、第2符号化器203が
フレーム間双方向予測符号化で符号化したフレームに対
応するフレームを、フレーム内符号化またはフレーム間
双方向予測符号化で符号化するものとした。
【0060】以上説明したように、本発明の実施の形態
3の映像信号符号化装置では、高解像度の映像信号を符
号化するさいの、フレーム間双方向予測符号化時の空間
解像度間予測の参照フレームの画質が向上するため、高
解像度の映像信号の符号化効率の改善ができる。
【0061】なお、実施の形態3では、第1符号化器2
06は、第2符号化器203がフレーム内符号化もしく
はフレーム間順方向予測符号化した場合、フレーム間双
方向予測符号化、および/または、補間器205からの
補間信号を用いる空間解像度予測符号化で、高解像度の
第1映像信号の各フレームを符号化するとしたが、第1
符号化器206は、フレーム内符号化もしくはフレーム
間順方向予測符号化、および/または、補間器205か
らの補間信号を用いる空間解像度予測符号化で、高解像
度の第1映像信号の各フレームを符号化するとしてもよ
い。
【0062】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
映像信号符号化装置の構成を、その動作とともに述べ
る。
【0063】本発明の実施の形態4の映像信号符号化装
置の構成は、図2に示した本発明の実施の形態2の映像
信号符号化装置の構成と同じであり、本発明の実施の形
態4の映像信号符号化装置は、本発明の実施の形態2の
映像信号符号化装置と、第1符号化器206の動作のみ
が異なる。したがって、以下に、本発明の実施の形態4
の映像信号符号化装置の第1符号化器206の動作のみ
を説明する。つまり、本発明の実施の形態4の映像信号
符号化装置が高解像度の映像信号を符号化する場合につ
いてのみ説明する。
【0064】第1符号化器206は、入力端子201を
介して高解像度の第1映像信号を入力するとともに、補
間器205から補間信号を入力し、さらに、第2符号化
器203から、低解像度の第2映像信号の各フレーム
を、フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、
フレーム間双方向予測符号化の3つの符号化モードのう
ちのいずれの符号化モードで符号化したのかという情報
を入力する。
【0065】そして、第1符号化器206は、第2符号
化器203が符号化したフレームに対応する、高解像度
の第1映像信号の各フレームを、以下に示す符号化モー
ドで符号化する。
【0066】第2符号化器203がフレーム間順方向予
測符号化もしくはフレーム間双方向予測符号化した場
合、第1符号化器206は、第2符号化器203が符号
化したさいの符号化モードと同じ符号化モード、および
/または、補間器205からの補間信号を用いる空間解
像度予測符号化で、高解像度の第1映像信号の各フレー
ムを符号化する。
【0067】それに対して、第2符号化器203がフレ
ーム内符号化した場合、第1符号化器206は、補間器
205からの補間信号を用いる空間解像度予測符号化
で、高解像度の第1映像信号の各フレームを符号化す
る。
【0068】以上説明したように、本発明の実施の形態
4の映像信号符号化装置では、高解像度の映像信号を符
号化するさい、フレーム内符号化を行わないため、符号
量を削減することが可能となり、符号化効率を良くする
ことができる。
【0069】(実施の形態5)本発明の実施の形態5の
映像信号符号化装置の構成を、その動作とともに述べ
る。
【0070】本発明の実施の形態5の映像信号符号化装
置の構成は、図1に示した本発明の実施の形態1の映像
信号符号化装置の構成と同じであり、本発明の実施の形
態5の映像信号符号化装置は、本発明の実施の形態1の
映像信号符号化装置と、第1符号化器106の動作のみ
が異なる。したがって、以下に、本発明の実施の形態5
の映像信号符号化装置の第1符号化器106の動作のみ
を説明する。つまり、本発明の実施の形態5の映像信号
符号化装置が高解像度の映像信号を符号化する場合につ
いてのみ説明する。
【0071】第1符号化器106は、入力端子101を
介して高解像度の第1映像信号を入力するとともに、補
間器105から補間信号を入力し、フレーム間順方向予
測符号化もしくはフレーム間双方向予測符号化のいずれ
かの符号化モード、および/または、補間器105から
の補間信号を用いる空間解像度予測符号化で、第1映像
信号の各フレームを符号化する。
【0072】そのさい、第1符号化器106は、所定の
数M(Mは1以上の正数)フレーム毎に、空間解像度予
測符号化のみで、第1映像信号のフレームを符号化し、
所定のフレーム以外のフレームについては、フレーム間
順方向予測符号化もしくはフレーム間双方向予測符号化
のいずれかの符号化モード、および/または、補間器1
05からの補間信号を用いる空間解像度予測符号化で、
第1映像信号の各フレームを符号化する。
【0073】以上説明したように、本発明の実施の形態
5の映像信号符号化装置では、本発明の実施の形態4の
映像信号符号化装置と同様に、高解像度の映像信号を符
号化するさい、フレーム内符号化を行わないため、符号
量を削減することが可能となり、符号化効率を良くする
ことができる。
【0074】さらに、実施の形態5の映像信号符号化装
置の第1符号化器106は、所定の数Mフレーム毎に、
補間器105から補間信号の補間画像との差分を符号化
しているので、時間軸方向のエラー伝播を所定の数Mフ
レーム毎に止めることが可能となるため、Mを小さくす
ればするほどエラーに対する耐久性が良くなる。Mが実
施の形態4のGOP単位より小さければ、実施の形態4
よりエラー耐性は良くなる。なお、第1符号化器106
は、実施の形態1で説明した第1符号化器106と同様
に、フレーム間双方向予測符号化で高解像度の第1映像
信号の各フレームを符号化する場合、フレーム間双方向
予測後の差分データは符号化せず、フレーム間双方向予
測するさいに検出した動きベクトルのみを符号化すると
してもよい。または、第1符号化器106は、フレーム
間双方向予測符号化で高解像度の第1映像信号の各フレ
ームを符号化する場合、フレーム間双方向予測後の差分
データを符号化し、さらに、フレーム間双方向予測する
さいに検出した動きベクトルを符号化するとしてもよ
い。
【0075】(実施の形態6)本発明の実施の形態6の
映像信号符号化装置の構成を、その動作とともに述べ
る。
【0076】本発明の実施の形態6の映像信号符号化装
置の構成は、図2に示した本発明の実施の形態2の映像
信号符号化装置の構成と同じであり、本発明の実施の形
態6の映像信号符号化装置は、本発明の実施の形態2の
映像信号符号化装置と、第2符号化器203と第1符号
化器206の動作のみが異なる。したがって、以下に、
本発明の実施の形態6の映像信号符号化装置の第2符号
化器203と第1符号化器206の動作のみを説明す
る。
【0077】第2符号化器203は、フレーム内符号
化、フレーム間順方向予測符号化またはフレーム間双方
向予測符号化で、低解像度の第2映像信号からの各フレ
ームを符号化し、それを第2符号化信号として映像信号
符号化装置外部と第2復号化器204とに出力するとと
もに、フレーム間順方向予測符号化またはフレーム間双
方向予測符号化で符号化したさい、動きベクトルを第1
符号化器206に出力する。
【0078】第1符号化器206は、入力端子201を
介して高解像度の第1映像信号を入力するとともに、補
間器205から補間信号を入力する。さらに、第1符号
化器206は、第2符号化器203から、低解像度の第
2映像信号の各フレームを、フレーム内符号化、フレー
ム間順方向予測符号化、フレーム間双方向予測符号化の
3つの符号化モードのうちのいずれの符号化モードで符
号化したのかという情報と、第2符号化器203がフレ
ーム間順方向予測符号化またはフレーム間双方向予測符
号化で符号化したさいの動きベクトルとを入力する。
【0079】そして、第1符号化器206は、第2符号
化器203からの動きベクトルを所定倍したものを動き
ベクトルとして利用し、第2符号化器203が符号化し
たさいの符号化モードと同じ符号化モード、および/ま
たは、補間器205からの補間信号を用いる空間解像度
予測符号化で、第2符号化器203が符号化したフレー
ムに対応する、高解像度の第1映像信号の各フレームを
符号化する。
【0080】ところで、第1符号化器206は、フレー
ム間順方向予測符号化またはフレーム間双方向予測符号
化で第1映像信号のいずれかのフレームを符号化する場
合、動きベクトルを除いて差分データのみを符号化す
る。
【0081】なお、映像信号符号化装置の後段の映像信
号復号化装置では、そのようにしても、差分データのみ
について、フレーム間順方向予測符号化またはフレーム
間双方向予測符号化で符号化されたフレームを復号化す
るさい、用いる動きベクトルは、対応する低解像度の画
像の動きベクトルを利用する。
【0082】以上説明したように、実施の形態6では、
映像信号符号化装置が高解像度の映像信号を符号化する
さい、その符号化モードがフレーム間順方向予測符号化
またはフレーム間双方向予測符号化である場合、第1符
号化器206は動きベクトルの検出を行わないので、装
置全体の回路規模を小さくすることができるとともに、
高解像度の映像信号の符号化効率をよくすることができ
る。
【0083】なお、実施の形態6では、第1符号化器2
06は、フレーム間順方向予測符号化またはフレーム間
双方向予測符号化で第1映像信号のいずれかのフレーム
を符号化する場合、動きベクトルを除いて差分データの
みを符号化するとしたが、第2符号化器203からの動
きベクトルを所定倍したものを動きベクトルとして、差
分データとともに符号化し、出力するとしてもよい。そ
の場合、映像信号符号化装置の後段の映像信号復号化装
置では、その符号化された動きベクトルが利用される。
【0084】(実施の形態7)先ず、本発明の実施の形
態7の映像信号符号化装置の構成を述べる。
【0085】図3に、本発明の実施の形態7の映像信号
符号化装置のブロック図を示す。301は映像信号を入
力する入力端子、302は入力端子301からの映像信
号の解像度を所定の解像度に低下する低解像度化器、3
03は低解像度化器302からの低解像度の映像信号を
符号化する第2符号化器である。また、304は第2符
号化器303からの映像信号を復号化する第2復号化
器、305は第2復号化器304からの映像信号の各フ
レームの画素数が所定の画素数になるように補間する補
間器、306は入力端子301からの高解像度の映像信
号を符号化する第1符号化器である。なお、第1符号化
器306は、補間器305からの映像信号を利用して、
高解像度の映像信号の各フレームを符号化するものであ
る。307は入力端子301からの高解像度の映像信号
の各フレーム間の動きベクトルを検出する動きベクトル
検出器である。
【0086】次に、本発明の実施の形態7の映像信号符
号化装置の動作を述べる。
【0087】本発明の実施の形態7の映像信号符号化装
置は、低解像度の映像信号と高解像度の映像信号を符号
化するので、低解像度の映像信号を符号化する場合の映
像信号符号化装置の動作と、高解像度の映像信号を符号
化する場合の映像信号符号化装置の動作とを区別して説
明する。
【0088】はじめに、映像信号符号化装置が低解像度
の映像信号を符号化する場合について説明する。
【0089】映像信号符号化装置外部から、入力端子3
01を介して映像信号符号化装置に入力された高解像度
の第1映像信号は、動きベクトル検出器307、低解像
度化器302および第1符号化器306へ出力される。
なお、第1符号化器306へ出力される第1映像信号
は、映像信号符号化装置が高解像度の映像信号を符号化
する場合に用いられるので、その扱いについては、後に
高解像度の映像信号の符号化の説明をするさいに説明す
る。
【0090】さて、動きベクトル検出器307は、入力
端子301を介して高解像度の第1映像信号を入力し、
その第1映像信号の各フレーム間の動きベクトルを検出
し、その動きベクトルを第2符号化器303に出力す
る。なお、動きベクトル検出器307は、検出した動き
ベクトルを第1符号化器306にも出力するが、第1符
号化器306に出力される動きベクトルは、映像信号符
号化装置が高解像度の映像信号を符号化する場合に用い
られるので、その扱いについては、後に高解像度の映像
信号の符号化の説明をするさいに説明する。
【0091】一方、低解像度化器302は、入力端子3
01を介して高解像度の第1映像信号を入力し、その第
1映像信号を所定の解像度に低下させて、低解像度の第
2映像信号を作成し、第2符号化器303に出力する。
【0092】そして、第2符号化器303は、低解像度
化器302から低解像度の第2映像信号を入力するとと
もに、動きベクトル検出器307から動きベクトルを入
力し、その動きベクトルを所定分の1したものを動きベ
クトルとして利用して、フレーム内符号化、フレーム間
順方向予測符号化またはフレーム間双方向予測符号化
で、低解像度の第2映像信号からの各フレームを符号化
する。ここで、第2符号化器303が符号化した映像信
号を、第2符号化信号とする。最後に、第2符号化器3
03は、第2符号化信号を映像信号符号化装置外部に出
力する。また、第2符号化器303は、第2符号化信号
を第2復号化器304にも出力する。
【0093】次に、映像信号符号化装置が高解像度の映
像信号を符号化する場合について説明する。
【0094】先ず、第2復号化器304は、第2符号化
器303から符号化された低解像度の映像信号を入力し
て復号化し、復号化信号を作成する。そして、補間器3
05は、第2復号化器304から復号化信号を入力し、
その復号化信号の各フレームの画素数が、対応する高解
像度の第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよ
うに補間して補間信号を作成する。
【0095】その後、第2符号化器306は、入力端子
301を介して高解像度の第1映像信号を入力するとと
もに、補間器305から補間信号を入力し、さらに、動
きベクトル検出器307から動きベクトルを入力する。
そして、第1符号化器306は、高解像度の第1映像信
号のフレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、
フレーム間双方向予測符号化のいずれかの符号化モー
ド、および/または、補間器305からの補間信号を用
いる空間解像度予測符号化で、第1映像信号の各フレー
ムを符号化する。
【0096】ところで、第1符号化器306は、フレー
ム間順方向予測符号化またはフレーム間双方向予測符号
化で第1映像信号のいずれかのフレームを符号化する場
合、動きベクトル検出器307からの動きベクトルを利
用するが、その動きベクトルを除いて差分データのみを
符号化する。いいかえると、第1符号化器306は、フ
レーム間順方向予測符号化またはフレーム間双方向予測
符号化で第1映像信号のいずれかのフレームを符号化す
る場合、動きベクトル検出器307から動きベクトルを
符号化しない。
【0097】最後に、第1符号化器306は、第1映像
信号を符号化した映像信号を映像信号符号化装置外部に
出力する。
【0098】以上説明したように、本発明の実施の形態
7では、映像信号符号化装置が映像信号を符号化するさ
い、その符号化モードがフレーム間順方向予測符号化ま
たはフレーム間双方向予測符号化である場合、動きベク
トル検出器307によって検出された動きベクトルを、
第2符号化器303と第1符号化器306が共用するの
で、装置全体の回路規模を小さくすることができるとと
もに、符号化効率をよくすることができる。
【0099】なお、実施の形態7では、第2符号化器3
03は、フレーム間順方向予測符号化またはフレーム間
双方向予測符号化で低解像度の第2映像信号からの各フ
レームを符号化する場合、動きベクトル検出器307か
らの動きベクトルを所定分の1したもの符号化し、ま
た、第1符号化器306は、フレーム間順方向予測符号
化またはフレーム間双方向予測符号化で低解像度の第1
映像信号からの各フレームを符号化する場合、動きベク
トル検出器307からの動きベクトルを符号化しないと
した。しかしながら、第2符号化器303の方が、フレ
ーム間順方向予測符号化またはフレーム間双方向予測符
号化で低解像度の第2映像信号からの各フレームを符号
化する場合、動きベクトル検出器307からの動きベク
トルを所定分の1したもの符号化せず、逆に、第1符号
化器306が、フレーム間順方向予測符号化またはフレ
ーム間双方向予測符号化で低解像度の第1映像信号から
の各フレームを符号化する場合、動きベクトル検出器3
07からの動きベクトルを符号化するとしてもよい。要
するに、第2符号化器303および第1符号化器306
が、互いに対応するフレームを、フレーム間順方向予測
符号化またはフレーム間双方向予測符号化のいずれか同
じ符号化モードで符号化する場合、それら第2符号化器
303または第1符号化器306のいずれか一方が、動
きベクトル検出器307からの動きベクトルを所定分の
1したもの、または、その動きベクトルを符号化しさえ
すればよい。
【0100】また、実施の形態7では、第1符号化器3
06は、入力端子301を介して高解像度の第1映像信
号を入力するとともに、補間器305から補間信号を入
力し、さらに、動きベクトル検出器307から動きベク
トルを入力するとしたが、第1符号化器306は、第1
映像信号、動きベクトル検出器307からの動きベクト
ル、および、補間器305からの補間信号を入力するさ
いの入力順序は、どのような順序であってもかまわな
い。
【0101】(実施の形態8)先ず、本発明の実施の形
態8の映像信号符号化装置の構成を述べる。
【0102】図4に、本発明の実施の形態8の映像信号
符号化装置のブロック図を示す。401は映像信号を入
力する入力端子、402は入力端子401からの映像信
号の解像度を所定の解像度に低下する低解像度化器、4
03は低解像度化器402からの低解像度の映像信号を
符号化する第2符号化器である。また、404は第2符
号化器403からの映像信号を復号化する第2復号化
器、405は第2復号化器404からの映像信号の各フ
レームの画素数が所定の画素数になるように補間する補
間器、406は入力端子401からの高解像度の映像信
号と補間器405からの信号との対応するフレームの各
画素の差分を求める差分器である。さらに、407は差
分器406からの信号を所定の帯域に分割する帯域分割
器、408は帯域分割器407からの信号を符号化する
第1符号化器である。
【0103】次に、本発明の実施の形態8の映像信号符
号化装置の動作を述べる。
【0104】本発明の実施の形態8の映像信号符号化装
置は、低解像度の映像信号と高解像度の映像信号を符号
化するので、低解像度の映像信号を符号化する場合の映
像信号符号化装置の動作と、高解像度の映像信号を符号
化する場合の映像信号符号化装置の動作とを区別して説
明する。
【0105】はじめに、映像信号符号化装置が低解像度
の映像信号を符号化する場合について説明する。
【0106】映像信号符号化装置外部からの、入力端子
401を介して映像信号符号化装置に入力された高解像
度の第1映像信号は、低解像度化器402と差分器40
6へ出力される。なお、差分器406へ出力される第1
映像信号は、映像信号符号化装置が高解像度の映像信号
を符号化する場合に用いられるので、その扱いについて
は、後に高解像度の映像信号の符号化の説明をするさい
に説明する。
【0107】さて、低解像度化器402は、入力端子4
01を介して高解像度の第1映像信号を入力し、その第
1映像信号を所定の解像度に低下させて、低解像度の第
2映像信号を作成し、第2符号化器403に出力する。
【0108】そして、第2符号化器403は、低解像度
化器402から低解像度の第2映像信号を入力し、フレ
ーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化またはフレ
ーム間双方向予測符号化で、低解像度の第2映像信号か
らの各フレームを符号化する。ここで、第2符号化器4
03が符号化した映像信号を、第2符号化信号とする。
最後に、第2符号化器403は、第2符号化信号を映像
信号符号化装置外部に出力する。また、第2符号化器4
03は、第2符号化信号を第2復号化器404にも出力
する。
【0109】次に、映像信号符号化装置が高解像度の映
像信号を符号化する場合について説明する。
【0110】先ず、第2復号化器404は、第2符号化
器403から符号化された低解像度の映像信号を入力し
て復号化し、復号化信号を作成する。そして、補間器4
05は、第2復号化器404から復号化信号を入力し、
その復号化信号の各フレームの画素数が、対応する高解
像度の第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよ
うに補間して補間信号を作成する。
【0111】その後、差分器406は、入力端子401
を介して高解像度の第1映像信号を入力するとともに、
補間器405から補間信号を入力し、第1映像信号と補
間信号との対応するフレームの各画素の差分を求め、帯
域分割器407は、差分器406からの信号を、所定の
帯域複数個に分割する。
【0112】最後に、第1符号化器408は、帯域分割
器407からの信号を符号化して、映像信号符号化装置
外部に出力する。
【0113】以上説明したように、本発明の実施の形態
8の映像信号符号化装置は、低解像度の映像信号と高解
像度の映像信号とを異なる符号化モードで符号化するた
め、本発明の実施の形態8の映像信号符号化装置からの
映像信号を用いて高解像度の映像を得る場合、低解像度
の映像信号と高解像度の映像信号とを組み合わせると、
高解像度の映像の画質は向上する。
【0114】なお、実施の形態8では、差分器406
は、入力端子401を介して高解像度の第1映像信号を
入力するとともに、補間器405から補間信号を入力す
るとしたが、差分器406は、先ず、入力端子401を
介して高解像度の第1映像信号を入力し、その後、補間
器405から補間信号を入力するとしてもよい。
【0115】なお、本発明の実施の形態では、空間解像
度予測符号化とは、補間器105、205または305
からの補間信号のフレームと、そのフレームに対応する
高解像度の第1映像信号のフレームとの各画素の差分デ
ータを符号化するということである。
【0116】また、実施の形態では、低解像度の映像信
号と高解像度の映像信号とを符号化する映像信号符号化
装置について説明してきたが、その映像信号符号化装置
の後段の映像信号復号化装置において、本発明の映像信
号符号化装置の符号化に対応して、本発明の映像信号符
号化装置からの、低解像度の映像信号と高解像度の映像
信号とから、低解像度の画像と高解像度の画像とが復号
される。
【0117】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、低解像度の映像信号をより有効に利用し
て、高解像度の映像信号を符号化する映像信号符号化装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1および5の映像信号符号
化装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2、3、4および6の映像
信号符号化装置のブロック図
【図3】本発明の実施の形態7の映像信号符号化装置の
ブロック図
【図4】本発明の実施の形態8の映像信号符号化装置の
ブロック図
【符号の説明】
101、201、301、401 入力端子 102、202、302、402 低解像度化器 103、203、303、403 第2符号化器 104、204、304、404 第2復号化器 105、205、305、405 補間器 106、206、306、408 第1符号化器 307 動きベクトル検出器 406 差分器 407 帯域分割器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高解像度の第1映像信号を入力し、その第
    1映像信号から低解像度の第2映像信号を作成する低解
    像度化手段と、前記低解像度化手段からの第2映像信号
    を符号化し、第2符号化信号を作成する第2符号化手段
    と、前記第2符号化手段からの第2符号化信号を復号化
    し、復号化信号を作成する復号化手段と、前記復号化手
    段からの復号化信号の各フレームの画素数が、対応する
    前記第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよう
    に、前記復号化信号を補間し、補間信号を作成する映像
    信号補間手段と、前記高解像度の第1映像信号を入力す
    るとともに、前記映像信号補間手段からの補間信号を入
    力し、その補間信号を利用する空間解像度間予測符号
    化、フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、
    または、フレーム間双方向予測符号化で、前記第1映像
    信号の各フレームを符号化する第1符号化手段とを備
    え、前記第1符号化手段が前記フレーム間双方向予測符
    号化する場合、前記第1符号化手段は、動きベクトルの
    みを符号化することを特徴とする映像信号符号化装置。
  2. 【請求項2】高解像度の第1映像信号を入力し、その第
    1映像信号から低解像度の第2映像信号を作成する低解
    像度化手段と、フレーム内符号化、フレーム間順方向予
    測符号化、または、フレーム間双方向予測符号化で、前
    記低解像度化手段からの第2映像信号の各フレームを符
    号化し、第2符号化信号を作成する第2符号化手段と、
    前記第2符号化手段からの第2符号化信号を復号化し、
    復号化信号を作成する復号化手段と、前記復号化手段か
    らの復号化信号の各フレームの画素数が、対応する前記
    第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるように、
    前記復号化信号を補間し、補間信号を作成する映像信号
    補間手段と、前記高解像度の第1映像信号を入力すると
    ともに、前記映像信号補間手段からの補間信号を入力
    し、その補間信号を利用する空間解像度間予測符号化、
    フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、また
    は、フレーム間双方向予測符号化で、前記第1映像信号
    の各フレームを符号化する第1符号化手段とを備え、前
    記第1符号化手段は、前記第2符号化手段が符号化した
    フレームに対応するフレームを、前記第2符号化手段の
    符号化モードに基づいて符号化することを特徴とする映
    像信号符号化装置。
  3. 【請求項3】前記第1符号化手段は、前記第2符号化手
    段が前記フレーム内符号化した場合、そのフレームに対
    応するフレームを、前記フレーム内符号化で符号化する
    ことを特徴とする請求項2記載の映像信号符号化装置。
  4. 【請求項4】前記第1符号化手段は、前記第2符号化手
    段が前記フレーム間双方向予測符号化した場合、そのフ
    レームに対応するフレームを、前記フレーム内符号化ま
    たは前記フレーム間順方向予測符号化で符号化すること
    を特徴とする請求項2記載の映像信号符号化装置。
  5. 【請求項5】前記第1符号化手段は、前記第2符号化手
    段が前記フレーム内符号化した場合、そのフレームに対
    応するフレームを、前記空間解像度間予測符号化のみで
    符号化することを特徴とする請求項2記載の映像信号符
    号化装置。
  6. 【請求項6】前記第2符号化手段が前記フレーム間順方
    向予測符号化または前記フレーム間双方向予測符号化し
    た場合、前記第1符号化手段は、前記第2符号化手段が
    検出した動きベクトルを所定倍したものを動きベクトル
    として利用して、前記第2符号化手段が符号化したフレ
    ームに対応するフレームを、前記第2符号化手段が符号
    化したさいの符号化モードと同じ符号化モードで符号化
    することを特徴とする請求項2記載の映像信号符号化装
    置。
  7. 【請求項7】前記第1符号化手段は、前記前記第2符号
    化手段が検出した動きベクトルを所定倍したものを符号
    化しないことを特徴とする請求項6記載の映像信号符号
    化装置。
  8. 【請求項8】高解像度の第1映像信号を入力し、その第
    1映像信号から低解像度の第2映像信号を作成する低解
    像度化手段と、前記低解像度化手段からの第2映像信号
    を符号化し、第2符号化信号を作成する第2符号化手段
    と、前記第2符号化手段からの第2符号化信号を復号化
    し、復号化信号を作成する復号化手段と、前記復号化手
    段からの復号化信号の各フレームの画素数が、対応する
    前記第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよう
    に、前記復号化信号を補間し、補間信号を作成する映像
    信号補間手段と、前記高解像度の第1映像信号を入力す
    るとともに、前記映像信号補間手段からの補間信号を入
    力し、その補間信号を利用する空間解像度間予測符号
    化、フレーム間順方向予測符号化、または、フレーム間
    双方向予測符号化で、前記第1映像信号の各フレームを
    符号化する第1符号化手段とを備え、前記第1符号化手
    段は、前記第1映像信号の所定の数のフレーム毎に、そ
    のフレームを前記空間解像度間予測符号化のみで符号化
    することを特徴とする映像信号符号化装置。
  9. 【請求項9】高解像度の第1映像信号を入力し、その第
    1映像信号から低解像度の第2映像信号を作成する低解
    像度化手段と、前記低解像度化手段からの第2映像信号
    を符号化し、第2符号化信号を作成する第2符号化手段
    と、前記第2符号化手段からの第2符号化信号を復号化
    し、復号化信号を作成する復号化手段と、前記復号化手
    段からの復号化信号の各フレームの画素数が、対応する
    前記第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよう
    に、前記復号化信号を補間し、補間信号を作成する映像
    信号補間手段と、前記高解像度の第1映像信号を入力す
    るとともに、前記映像信号補間手段からの補間信号を入
    力し、その補間信号を利用する空間解像度間予測符号
    化、フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、
    または、フレーム間双方向予測符号化で、前記第1映像
    信号の各フレームを符号化する第1符号化手段と、前記
    第1映像信号を入力し、その第1映像信号の各フレーム
    間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段とを
    備え、前記第1符号化手段は、前記動きベクトル検出手
    段からの動きベクトルを利用して符号化し、前記第2符
    号化手段は、前記動きベクトル検出手段からの動きベク
    トルを所定倍したものを利用して符号化することを特徴
    とする映像信号符号化装置。
  10. 【請求項10】前記第1符号化手段または前記第2符号
    化手段のいずれか一方のみが、前記動きベクトル検出手
    段からの動きベクトル、または、その動きベクトルを所
    定分の1したものを符号化することを特徴とする請求項
    9記載の映像信号符号化装置。
  11. 【請求項11】高解像度の第1映像信号を入力し、その
    第1映像信号から低解像度の第2映像信号を作成する低
    解像度化手段と、前記低解像度化手段からの第2映像信
    号を符号化し、第2符号化信号を作成する第2符号化手
    段と、前記第2符号化手段からの第2符号化信号を復号
    化し、復号化信号を作成する復号化手段と、前記復号化
    手段からの復号化信号の各フレームの画素数が、対応す
    る前記第1映像信号のフレームの画素数と等しくなるよ
    うに、前記復号化信号を補間し、補間信号を作成する映
    像信号補間手段と、前記高解像度の第1映像信号を入力
    するとともに、前記映像信号補間手段からの補間信号を
    入力し、前記第1映像信号と前記補間信号との互いに対
    応するフレーム間のデータの差分を求め、差分信号を作
    成する差分検出手段と、前記差分検出手段からの差分信
    号を複数の所定の帯域に分割し、帯域分割信号を作成す
    る帯域分割手段と、前記帯域分割手段からの帯域分割信
    号を符号化する第1符号化手段とを備えたことを特徴と
    する映像信号符号化装置。
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