JPH11135370A - 固体電解コンデンサの電解質形成用組成物及び固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサの電解質形成用組成物及び固体電解コンデンサ

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JPH11135370A
JPH11135370A JP29806797A JP29806797A JPH11135370A JP H11135370 A JPH11135370 A JP H11135370A JP 29806797 A JP29806797 A JP 29806797A JP 29806797 A JP29806797 A JP 29806797A JP H11135370 A JPH11135370 A JP H11135370A
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present
water
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electrolytic capacitor
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Application number
JP29806797A
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English (en)
Inventor
Shiyouichi Sasaki
晶市 佐々木
Hideaki Uehara
秀秋 上原
Shiyousei Kinoshita
小聖 木下
Yasuhiro Yano
康洋 矢野
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便にしかも低周波数から高周波数まで容
量、内部抵抗、誘電損失、インピーダンスが優れた固体
電解コンデンサを作製できる保存安定性に優れた固体電
解コンデンサの電解質形成用組成物を提供する。 【解決手段】 (A)アニリン、(B)有機スルホン
酸、(C)水、及び(D)水溶性の非プロトン性有機溶
剤を含む第一の溶液並びに(E)第一の溶液に混合する
ことでアニリンを酸化重合させるための酸化剤及び
(F)水を含む第二の溶液からなる固体電解コンデンサ
の電解質形成用組成物及びこれを用いて作製した固体電
解コンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体電解コンデンサ
の電解質形成用溶液及び固体電解コンデンサに関し、特
に、電解質の形成をアニリンの酸化重合で行う固体電解
コンデンサの電解質形成用組成物及びそれを用いて電解
質を形成した固体電解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体電解コンデンサは、弁金属と
呼ばれるタンタルペレットや、アルミニウムの拡面され
た成形体を陽極体とし、その表面に酸化皮膜を形成して
誘電体とし、二酸化マンガンや7,7′,8,8′−テ
トラシアノキノジメタン錯塩(TCNQ)等を電解質層
とする構造を有している。しかしながら、二酸化マンガ
ンは導電率が0.1S/cmと不十分であるため、これ
を電解質層とする固体電解コンデンサは高周波数域での
インピーダンスが大きく、また、高い工程温度を必要と
する二酸化マンガン電解質を多数回重ね塗りする必要が
あるために、本質的に漏れ電流不良が発生しやすいとい
う欠点があった。これを避けるために、MnO2を一層
形成するごとに誘電体である酸化膜の補修を行うための
再化成処理を行う必要があるので、電解質形成工程が複
雑であった。また、TCNQを電解質層とするものは、
TCNQがはんだ温度以下の温度で融解するために耐熱
性に劣っていた。また、TCNQの導電率は1S/cm
程度が限界であるので、より高周波特性の優れたコンデ
ンサへの要求には応えられるものではなかった。そのた
め、MnO2やTCNQよりも導電率が高く、TCNQ
よりも耐熱性に優れた導電性高分子を電解質層とする固
体電解コンデンサが提案されている。例えば、特開昭6
0−37114号公報にはドープした複素五員環式化合
物重合体からなる導電性高分子を電解質層とするコンデ
ンサが開示されている。また、特開昭63−80517
号公報には複素五員環式化合物重合体の揮発性溶剤溶液
の塗布による薄膜層が形成され、かつドーピングされた
ものを電解質層とするコンデンサが開示されている。
【0003】しかし、特開昭60−37114号公報に
記載される導電性高分子からなる電解質形成方法は、電
解酸化重合法であるため、工程が複雑であり、特にタン
タル固体電解コンデンサのように、コンデンサ素子が小
さいものへ形成するのは量産的に困難であった。また、
絶縁性であるコンデンサの誘電体表面でこのような電極
反応を実施するのは、通常かなりの困難を伴う。また、
特開昭63−80517号公報に示されているように、
絶縁状態の導電性高分子の揮発性溶剤溶液の塗布による
方法では、コンデンサ素子内部に十分な厚みで導電性高
分子層を形成することができないのでコンデンサの耐熱
性が劣り、また、導電性高分子皮膜が緻密すぎるため工
程上のストレスによる変化が大きいので、外装をモール
ドするなどした後の特性が低下する傾向にあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡便
にしかも低周波数から高周波数まで容量、内部抵抗が優
れた固体電解コンデンサを作製できる固体電解コンデン
サの電解質形成用組成物を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、更に耐熱性、低周波
数から高周波数までの誘電損失、インピーダンスが優れ
た固体電解コンデンサを作製できる固体電解コンデンサ
の電解質形成用組成物を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、アニリンを含む溶液
の保存安定性に優れた固体電解コンデンサの電解質形成
用組成物を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、酸化剤を含む溶液の
保存安定性に優れた固体電解コンデンサの電解質形成用
組成物を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、電解質の形成が簡便
で、耐熱性が高く、しかも低周波数から高周波数まで容
量、内部抵抗、誘電損失、インピーダンスが優れた固体
電解コンデンサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は(A)アニリ
ン、(B)有機スルホン酸、(C)水、及び(D)水溶
性の非プロトン性有機溶剤を含有する第一の溶液並びに
(E)第一の溶液に混合することでアニリンを酸化重合
させるための酸化剤、及び(F)水を含有する第二の溶
液からなる固体電解コンデンサの電解質形成用組成物に
関する。
【0010】また本発明は、前記第一の溶液と前記第二
の溶液を混合して作製した混合溶液を、コンデンサ素子
に含浸する工程を繰り返すことで電解質を形成してなる
固体電解コンデンサに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における第一の溶液の
(A)成分であるアニリンは、本発明の第二の溶液中の
(E)成分である酸化剤の作用で酸化重合してポリアニ
リンを形成する。このポリアニリンに、本発明における
第一の溶液中の(B)成分であるスルホン酸、又は本発
明の第二の溶液中の(E)成分である酸化剤の分解で発
生した酸が付加することで、ポリアニリンが導電化して
固体電解コンデンサの電解質として機能するようにな
る。
【0012】本発明における第一の溶液中の(B)成分
である有機スルホン酸は、本発明における第一の溶液中
の(A)成分であるアニリンと塩を形成する。このよう
な塩の形成は、アニリンが酸化剤の作用で酸化重合して
ポリアニリンを形成するために必要である。また、本発
明における第一の溶液中の(B)成分である有機スルホ
ン酸は、酸化剤の作用で酸化重合して生じるポリアニリ
ンと塩を形成してポリアニリンを導電化するので、導電
性のポリアニリンを得るために必要な成分である。本発
明における第一の溶液中の(B)成分である有機スルホ
ン酸としては、特に制限なく公知のものを使用できる
が、以下のものが酸化重合して生じるポリアニリンの耐
熱性や、導電性の点から、好ましい。
【0013】例えば、ベンゼンスルホン酸、トルエンス
ルホン酸、n−ヘキサンスルホン酸、n−オクチルスル
ホン酸、ドデシルスルホン酸、セチルスルホン酸、4−
ドデシルベンゼンスルホン酸、カンファースルホン酸、
ポリ(ビニル)スルホン酸、ジノニルナフタレンスルホ
ン酸、ナフタレンスルホン酸、p−クロロベンゼンスル
ホン酸、フェノールスルホン酸、フェノールジスルホン
酸、トリクロロベンゼンスルホン酸、4−ニトロトルエ
ン−2−スルホン酸、1−オクタンスルホン酸、スルホ
ン化ポリスチレン、スルホン化ポリエチレン、ニトロベ
ンゼンスルホン酸、2−スルホ安息香酸、4−オクチル
ベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−イソプロピルベ
ンゼンスルホン酸、スルホコハク酸が挙げられ、これら
の内、酸化重合したポリアニリンの耐熱性や導電性の点
でフェノールスルホン酸、フェノールジスルホン酸、ス
ルホコハク酸、ニトロベンゼンスルホン酸が好ましい。
ニトロベンゼンスルホン酸にはo−、m−、p−ニトロ
ベンゼンスルホン酸があるが、より好ましくはo−又は
p−ニトロベンゼンスルホン酸、最も好ましくはo−ニ
トロベンゼンスルホン酸が用いられる。
【0014】本発明における第一の溶液中の(C)成分
である水は、本発明の(B)成分である有機スルホン酸
が本発明の(A)成分であるアニリンと形成する塩を溶
解するために必要である。本発明の第二の溶液中の
(F)成分である水は、本発明における第二の溶液中の
酸化剤を溶解するために必要である。本発明における第
一の溶液中の(C)成分、及び第二の溶液中の(F)成
分である水は、イオン性の不純物や有機物等を含まない
ことが好ましく、イオン交換と蒸溜の両方がなされてい
ることが好ましい。
【0015】本発明における第二の溶液中には(G)水
溶性の非プロトン性の有機溶剤が含まれていることが好
ましい。(G)成分を配合することにより、第二の溶液
の安定性が高くなり、酸化重合で形成されたポリアニリ
ンの膜厚が均一になる。
【0016】本発明における第一の溶液中の(D)成
分、及び第二の溶液中の(G)成分である水溶性の非プ
ロトン性の有機溶剤とは、有機溶剤分子中の炭素以外の
原子に結合した水素がない有機溶剤のうち、水に溶解可
能な有機溶剤をいう。本発明における第一の溶液中の
(D)成分である水溶性の非プロトン性の有機溶剤は、
アニリンの溶解度を向上させる働きや、本発明における
第一の溶液と本発明における第二の溶液である酸化剤溶
液を混合して作製する混合溶液中のアニリンが酸化重合
してポリアニリンが生じる反応の開始を遅くすることが
でき、引き続いて行うコンデンサ素子への含浸工程が行
いやすくなる。本発明における第二の溶液中の(G)成
分である水溶性の非プロトン性の有機溶剤は、酸化剤の
分解反応を抑制する働きがあり、本発明における第二の
溶液の保存安定性を向上する働きがある。本発明におけ
る第一の溶液中の(D)成分、及び第二の溶液中の
(G)成分である水溶性の非プロトン性の有機溶剤とし
ては、例えば、テトラヒドロフラン、ジメチルエーテ
ル、トリオキサン、ジオキサン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、酢酸メチル、エチレンカーボネート、ジグラ
イム、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジアセタート、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、N−メチルピロリドン、アセトニトリ
ル、ピコリン、スルホラン等があり、これらのうちの二
種又は三種を組み合わせて用いることも可能である。こ
れらの溶剤の内、酸化剤によって酸化されにくい点でエ
チレンカーボネート、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル等が好ましく用いられる。
【0017】本発明における第二の溶液中の(E)成分
である酸化剤は、アニリンに作用してこれを酸化重合し
てポリアニリンにする。本発明における第二の溶液中の
(E)成分である酸化剤は、標準水素電極を参照電極と
したときの標準電極電位がアニリンの酸化電位である
0.79Vに近似、又はそれ以上のものが好ましく、例
えば、ペルオキソ二硫酸アンモニウム、重クロム酸塩、
過マンガン酸カリウム塩、3価の鉄の塩、4価のセリウ
ムの塩、過酸化水素等、過塩素酸塩、過臭素酸塩、3価
のコバルトの塩等が好ましい。これらの内、ポリアニリ
ンの分子量が高くなる点や、ポリアニリンの導電率が高
くなる点でペルオキソ二硫酸アンモニウムが最も好まし
い。
【0018】本発明における第一の溶液中の(A)アニ
リン、(C)水、及び(D)水溶性の非プロトン性有機
溶剤としてはいずれも脱気されたものを用いることが好
ましい。本発明における脱気とは、真空中で排気処理す
ることで液体中に含まれるガスを排出する操作、又は窒
素やアルゴン等の不活性ガスでバブリングして酸素等の
反応性のガスを系外に追い出す操作等のことをいう。脱
気することにより、本発明の固体電解質の電解質形成用
組成物の反応が、酸化剤と触れる前に始まってしまった
り、酸化剤の作用で酸化重合して得たポリアニリンの導
電率が低下したりする傾向を防止することができるの
で、本発明の固体電解質の電解質形成用組成物の保存安
定性を向上することができる。また、脱気することによ
り膜厚の均一性に優れたポリアニリン膜が得られる。
【0019】本発明における固体電解コンデンサとは、
アルミニウム、タンタル、ニオブ、バナジウム、チタ
ン、ジルコニウム等の、酸化すると誘電体となる金属
(弁金属)を陽極とし、その陽極金属の表面に誘電体で
ある薄い酸化皮膜を形成した後に、誘電体と陰極との電
気的なコンタクトを得るための導電性の物質を形成して
陰極に接続し、その後に封止や缶詰等を行って作製する
コンデンサを総称する。
【0020】本発明における電解質とは、前記固体電解
コンデンサの陽極に用いる金属(弁金属)両面に誘導体
とする薄い酸化皮膜を形成した後に、誘電体と陰極との
電気的なコンタクトを得るための導電性の物質のことを
いう。
【0021】本発明におけるコンデンサ素子は、弁金属
表面に、誘電体となる酸化皮膜を形成したものをいう。
これら弁金属表面に酸化皮膜を形成する方法は、通常、
電解コンデンサ製造時に使用される方法であれば特に制
限無く用いることができ、例えば、エッチングによって
拡面したアルミニウム箔をアジピン酸アンモニウム水溶
液中で電圧をかけることによって酸化皮膜を形成する方
法あるいはタンタル微粉末焼結体ペレットを硝酸水溶液
中で電圧をかけることによって酸化皮膜を形成する方法
等の公知方法が用いられる。弁金属としては、誘電体で
ある酸化皮膜の誘電率や酸化皮膜の形成し易さや耐酸性
等の点から、タンタル焼結体が最も好ましい。
【0022】本発明における混合溶液とは、本発明にお
ける第一の溶液と本発明における第二の溶液を混合した
溶液のことである。
【0023】本発明における含浸する工程とは、前記本
発明におけるコンデンサ素子に、本発明における混合溶
液をしみこませ、その後乾燥する工程をいう。乾燥と同
時にアニリンが酸化重合してポリアニリンになり、ポリ
アニリンからなる電解質が前記本発明おけるコンデンサ
素子の誘電体である酸化皮膜表面に形成される。本発明
における混合溶液は、アニリンと酸化剤を同時に含有す
るため、時間がたつと徐々にポリアニリンを生じる。こ
のため、本発明における含浸する工程は、本発明におけ
る混合溶液にポリアニリンの沈澱が生じる前に行う必要
がある。
【0024】本発明における第一の溶液中の(A)成分
であるアニリンの配合量は、5モル/L以下にすること
が好ましく、より好ましくは4モル/L以下である。本
発明における第一の溶液中の(A)成分であるアニリン
の配合量が5モル/Lを超えると本発明における(B)
成分である有機スルホン酸とアニリンで形成される塩が
固体として析出してくる傾向にある。
【0025】本発明における第一の溶液と本発明におけ
る第二の溶液を混合して作製した混合溶液中の(A)成
分であるアニリンの濃度は、0.1モル/Lから1モル
/Lであることが好ましく、更に好ましくは0.15モ
ル/Lから1モル/Lであり、特に好ましくは0.2モ
ル/Lから0.9モル/Lである。本発明における混合
溶液中の(A)成分の濃度が0.1モル/L未満だとコ
ンデンサ素子の酸化皮膜表面に形成されるポリアニリン
の厚みが薄くなって得られるコンデンサの特性が低下す
る傾向にあり、1モル/Lを超えると電解コンデンサの
酸化皮膜表面に形成されるポリアニリンの皮膜の導電率
が低下してやはり得られるコンデンサの特性が低下する
傾向がある。
【0026】本発明における第一の溶液中の(B)成分
である有機スルホン酸の配合量は、本発明における第一
の溶液中の(A)成分であるアニリンに対してモル比で
0.1から2.0であることが好ましく、0.15から
1.5だと更に好ましく、0.2から1.0だと最も好
ましい。本発明における第一の溶液中の(B)成分の配
合量が、本発明における第一の溶液中の(A)成分であ
るアニリンに対してモル比で0.1未満であると、アニ
リンを酸化重合して得たポリアニリンを高温で保持した
ときに導電率が低下する傾向にあり、2.0を超える
と、アニリンを酸化重合して得たポリアニリンの導電率
が低下する傾向にある。
【0027】本発明における第一の溶液中の(C)成分
である水と(D)成分である水溶性の非プロトン性有機
溶剤の比は、(C)成分である水の体積を1としたとき
に(D)成分である水溶性の非プロトン性有機溶剤の体
積が0.2から4の間にあるようにすることが好まし
く、より好ましくは0.3から3である。本発明におけ
る第一の溶液中の(C)成分である水の体積を1とした
ときに(D)成分である水溶性の非プロトン性有機溶剤
の体積が4より大きいとアニリンと有機スルホン酸で形
成される塩の溶解が不十分になって沈澱が生じやすくな
る傾向にあり、0.2未満であるとアニリンが溶解しに
くくなる傾向にある。
【0028】本発明における第二の溶液中の(F)成分
である水の配合量は、本発明における第二の溶液中の
(E)成分である酸化剤の濃度が、(F)成分である水
に対する濃度に換算して3モル/L以下になる量以上に
することが好ましく、(E)成分である酸化剤の濃度が
2.5モル/L以下になる量以上であるとより好まし
い。本発明における第二の溶液中の(E)成分である酸
化剤の、(F)成分である水に対する濃度が3モル/L
を超えると、本発明における第二の溶液の保存安定性が
低下する傾向にある。本発明における第二の溶液中の
(G)成分である水溶性の非プロトン性有機溶剤の配合
量は、本発明における第二の溶液中の(F)成分である
水の体積を1としたとき、体積で3以下の範囲にあるこ
とが好ましく、より好ましくは体積で2以下の範囲であ
る。本発明における第二の溶液中の(F)成分である水
の体積を1としたとき、本発明における第二の溶液中の
(G)成分である水溶性の非プロトン性有機溶剤が、体
積で3よりも多いと酸化剤が溶解不足になって析出する
傾向にある。
【0029】本発明における第一の溶液と本発明におけ
る第二の溶液を混合して作製した混合溶液中の(C)成
分である水、(D)成分である水溶性の非プロトン性有
機溶剤、(F)成分である水、及び(G)成分である水
溶性の非プロトン性有機溶剤の合計の配合量は、本発明
における混合溶液中の(A)成分であるアニリンの濃度
が前記した所定の濃度になるように調整することが好ま
しい。また、本発明における混合溶液中の(C)成分、
及び(F)成分である水の合計量と、本発明における混
合溶液中の(D)成分、及び(G)成分である水溶性の
非プロトン性有機溶剤の比率は、(A)成分であるアニ
リン、(B)成分である有機スルホン酸、及び(E)成
分である酸化剤のいずれもが溶解可能な配合比率にする
ことが好ましく、更に(B)成分である有機スルホン酸
の解離を起こりやすくする配合比率にすることが好まし
い。このため、本発明における混合溶液中の(C)成分
と(F)成分の合計の体積を1としたときの(D)成分
と(G)成分の合計の体積は、0.1から9の範囲内に
あることが好ましく、0.15から8.5であると更に
好ましく、0.2から8であると最も好ましい。(C)
成分と(F)成分の合計の体積を1としたときの(D)
の成分と(G)成分の合計の体積が0.1よりも小さい
と、本発明における第一の溶液と本発明における第二の
溶液である酸化剤溶液を混合して作製する混合溶液中の
アニリンが酸化重合してポリアニリンが生じる反応の開
始が早すぎて、引き続いて行うコンデンサ素子への含浸
工程が困難になる傾向にある。また、この比が9よりも
大きいとアニリンと有機スルホン酸で形成される塩が溶
解しにくくなって沈澱が生じる傾向にある。
【0030】本発明における第二の溶液中の(E)成分
である酸化剤の配合量は、酸化剤が溶解可能な濃度以下
にすることが好ましく、第二の溶液中の(F)成分であ
る水に対する濃度に換算して3モル/L以下にすること
が好ましく、2.5モル/L以下であるとより好まし
い。本発明における第二の溶液中の(E)成分である酸
化剤の(F)成分である水に対する濃度が3モル/Lを
超えると、本発明における第二の溶液の保存安定性が低
下する傾向にある。
【0031】本発明における第一の溶液と本発明におけ
る第二の溶液を混合して作製した混合溶液中の(E)成
分である酸化剤の濃度は、本発明の混合溶液中の(A)
成分であるアニリンに対して、モル比で0.5から2の
範囲が好ましく、より好ましくは0.6から1.6であ
り、最も好ましくは0.75から1.4である。この比
が0.5よりも小さいとアニリンが酸化重合して生じた
ポリアニリンが酸化不足になって導電率が低下する傾向
にある。この比が2よりも大きいとアニリンが酸化重合
して生じたポリアニリンの分子量が小さくなって導電率
が低下する傾向にある。
【0032】本発明の固体電解コンデンサの好ましい作
製方法は、前記本発明におけるコンデンサ素子に、本発
明における第一の溶液と本発明における第二の溶液を混
合して作製した混合溶液をしみこませ、その後に乾燥す
る工程を1回から数十回繰り返した後に、更に乾燥して
残存する水分等を揮散させ、コンデンサ素子の弁金属表
面に形成された誘電体である酸化物皮膜表面にポリアニ
リンからなる電解質層を形成した後、ポリアニリンから
なる電解質の上にカーボンペースト層及び銀ペースト層
の順で形成し、この素子をリードフレーム等に導電性の
接着剤で接着し、更に必要であれば封止材で封止して外
装する方法が挙げられる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】実施例1 アニリン(和光純薬工業(株)、試薬)、フェノールス
ルホン酸(和光純薬工業(株)、試薬)、イオン交換
水、及びアセトニトリル(和光純薬工業(株)、試薬)
を用いて、表1に示す組成の本発明における第一の溶液
を得た。更に、ペルオキソ二硫酸アンモニウム(和光純
薬工業(株)、試薬)をイオン交換水に溶解して表1に
示す組成の本発明における第二の溶液を得た。これらの
溶液から、以下の方法で実施例1からなる固体電解コン
デンサを得た。
【0035】図1はタンタルを弁金属にした本発明の実
施例の断面図である。硝酸水溶液中20Vで酸化皮膜を
形成した角柱状のタンタル微粉末焼結体ペレット(空隙
率60%、設計容量100μF)を使用し、次に、作製
したタンタル6表面に酸化タンタル皮膜5を形成したタ
ンタルペレット2に、表1に示す本発明における第一の
溶液に表1に示す本発明における第二の溶液を容積で1
対1になるように混合した混合溶液を含浸し、室温で1
0分放置した後、熱風乾燥機で80℃で20分乾燥し
た。この含浸工程を15回繰り返して、ポリアニリンか
らなる電解質層9を形成した。更にカーボンペースト層
7、銀ペースト層8を順次形成して、この銀ペースト層
8に、銀ペーストを用いて陰極リード10を接続し、タ
ンタルワイヤ4に陽極3を接続して、封止材1でモール
ド外装し、タンタルを弁金属にした本発明の固体電解コ
ンデンサを得た。得られた固体電解コンデンサの電気的
特性を表3に示す。
【0036】実施例2 実施例1の第一の溶液の組成中、フェノールスルホン酸
の替わりにフェノールジスルホン酸(和光純薬工業
(株)、試薬)を用いた点と配合割合を変化させた点以
外は実施例1と同様にして、実施例2の第一の溶液、及
び第二の溶液を得た。また、実施例2の第一の溶液、及
び第二の溶液を用いた点と、含浸回数を変化させた以外
は実施例1と同様にして実施例2からなるの固体電解コ
ンデンサを得た。実施例2の第一の溶液、及び第二の溶
液の組成を表1に、得られた固体電解コンデンサの電気
的特性を表3に示す。
【0037】実施例3 実施例1の第一の溶液の組成中、フェノールスルホン酸
の替わりにo−ニトロベンゼンスルホン酸(東京化成工
業(株)、試薬)を用いた点と配合割合を変化させた点
以外は実施例1と同様にして、実施例3の第一の溶液、
及び第二の溶液を得た。また、実施例3の第一の溶液、
及び第二の溶液を用いた点と、含浸回数を変化させた以
外は実施例1と同様にして実施例3からなる固体電解コ
ンデンサを得た。実施例3の第一の溶液、及び第二の溶
液の組成を表1に、得られた固体電解コンデンサの電気
的特性を表3に示す。
【0038】実施例4 実施例1の第一の溶液の組成中、アセトニトリルの替わ
りにテトラヒドロフラン(和光純薬工業(株)、試薬)
を用いた点と配合割合を変化させた点以外は実施例1と
同様にして、実施例4の第一の溶液、及び第二の溶液を
得た。また、実施例4の第一の溶液、及び第二の溶液を
用いた点と、含浸回数を変化させた以外は実施例1と同
様にして実施例4からなるの固体電解コンデンサを得
た。実施例4の第一の溶液、及び第二の溶液の組成を表
1に、得られた固体電解コンデンサの電気的特性を表3
に示す。
【0039】実施例5 実施例1の第一の溶液の組成中、フェノールスルホン酸
の替わりにスルホコハク酸(アルドリッチ、試薬)を用
いた点と配合割合を変化させた点以外は実施例1と同様
にして、実施例5の第一の溶液、及び第二の溶液を得
た。また、実施例5の第一の溶液、及び第二の溶液を用
いた点と、含浸回数を変化させた以外は実施例1と同様
にして実施例5からなる固体電解コンデンサを得た。実
施例5の第一の溶液、及び第二の溶液の組成を表1に、
得られた固体電解コンデンサの電気的特性を表3に示
す。
【0040】比較例1 本発明における(A)成分であるアニリンを使用しない
点以外は実施例1と同様にして、比較例1からなる第一
の溶液を作製したところ酸化剤を添加してもポリアニリ
ンが全く生じなかったのでコンデンサ素子への含浸試験
は行わなかった。
【0041】比較例2 本発明における(B)成分であるフェノールスルホン酸
を使用しない点以外は実施例1と同様にして、比較例2
からなるタンタルを弁金属とする固体電解コンデンサを
作製した。比較例2の第一の溶液、及び第二の溶液の組
成を表2に、得られた固体電解コンデンサの電気的特性
を表4に示す。
【0042】比較例3 本発明における(C)成分である水を使用しない点以外
は実施例1と同様にして、比較例3からなる第一の溶液
を作製したところ、大量の沈澱が生じてしまったのでコ
ンデンサ素子への含浸試験は行わなかった。
【0043】比較例4 本発明における(D)成分であるアセトニトリルを使用
しない点以外は実施例1と同様にして、比較例4からな
るタンタルを弁金属とする固体電解コンデンサを作製し
ようとしたところ、第一の溶液、及び第二の溶液を混合
して作製した混合溶液に混合直後から沈澱が生じてしま
ったのでコンデンサ素子への含浸試験は行わなかった。
【0044】比較例5 本発明における(E)成分である酸化剤を使用しないで
比較例5からなる第二の溶液を作製したところ、本明に
おける第一の溶液と混合しても全くポリアニリンを生じ
なかったのでコンデンサ素子への含浸試験は行わなかっ
た。
【0045】比較例6 本発明における(F)成分である水を使用しないでアセ
トニトリルにペルオキソ二硫酸アンモニウムを溶解して
比較例6からなる第二の溶液を作製したところ、ペルオ
キソ二硫酸アンモニウムがほとんど溶解しなかったので
コンデンサ素子への含浸試験は行わなかった。
【0046】比較例7 本発明における(B)成分として本発明の範囲外である
塩酸を使用した点以外は実施例1と同様にして、比較例
7からなるタンタルを弁金属とする固体電解コンデンサ
を作製した。比較例7の第一の溶液、及び第二の溶液の
組成を表2に、得られた固体電解コンデンサの電気的特
性を表4に示す。
【0047】比較例8 本発明における(D)成分であるアセトニトリルの替わ
りに本発明の範囲外であるメタノールを使用した以外は
実施例1と同様にして、比較例8からなるタンタルを弁
金属とする固体電解コンデンサを作製した。比較例8の
第一の溶液、及び第二の溶液の組成を表2に、得られた
固体電解コンデンサの電気的特性を表4に示す。
【0048】比較例9 ポリアニリン粉末を2重量%溶解したN−メチル−2−
ピロリドン溶液を実施例1と同様の方法で酸化皮膜を形
成したタンタルペレットに含浸、乾燥する工程を20回
繰り返した後、フェノールスルホン酸の水溶液に60
℃、5時間浸漬してからアセトンで洗浄して電解質9を
形成した。更にカーボンペースト層7、銀ペースト層8
を順次形成して、この銀ペースト層8に、銀ペーストを
用いて陰極リード2を接続し、封止材1でモールド外装
し、タンタルを弁金属とする固体電解コンデンサを得
た。得られた比較例9による固体電解コンデンサの電気
的特性を表4に示す。
【0049】表3及び表4を比較すると明らかなよう
に、本発明の範囲外の電解質形成組成物を用いて作製し
た比較例による固体電解コンデンサや有機溶剤に溶解し
たポリアニリンを用いて作製した比較例による固体電解
コンデンサよりも、実施例による固体電解コンデンサは
低周波特性及び高周波特性のいずれもが優れていた。
【0050】また、(A)成分、(C)成分、及び
(D)成分の脱気をせずに本発明における第一の溶液を
作製して室温(25℃)で保管すると約2週間で沈澱が
生じたが、(A)成分、(C)成分、及び(D)成分の
脱気をして本発明における第一の溶液を作製すると室温
で一ケ月保存しても沈澱は生ぜず、第一の溶液の保存時
の安定性が向上した。
【0051】また、ペルオキソ二硫酸アンモニウムを水
に10重量%溶解した本発明における第二の溶液を25
℃で50日保存したところ、本発明における第一の溶液
と混合してもポリアニリンの沈澱が全く生じなくなって
いた。一方、アセトニトリルと水との体積比が1対1の
溶媒にペルオキソ二硫酸アンモニウムを溶解して作製し
た本発明における第二の溶液は、25℃で50日保存し
た後でも、第一の溶液と混合するとポリアニリンの沈澱
が生じ、第二の溶液の保存時の安定性が向上した。ま
た、プロトン性の有機溶剤であるエタノールと水との体
積比が1対1の溶媒にペルオキソ二硫酸アンモニウムを
溶解して作製した第二の溶液は、ペルオキソ二硫酸アン
モニウムを溶解した直後から発熱し、この第二の溶液を
25℃で1週間保存したところ本発明における第一の溶
液と混合してもポリアニリンの沈澱が全く生じなくなっ
ており、アセトニトリルを使用した場合とは逆に第二の
溶液の保存安定性が低下した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【発明の効果】本発明の固体電解コンデンサの電解質形
成用組成物は、簡便にしかも低周波数から高周波数まで
容量、内部抵抗、誘電損失、インピーダンスが優れ、工
程上のストレスや耐熱性に優れた固体電解コンデンサを
作製できるので、固体電解コンデンサの電解質形成用組
成物として好適である。
【0057】本発明の固体電解コンデンサは、電解質の
形成が簡便で、耐熱性が高く、しかも低周波数から高周
波数までの容量が高く、内部抵抗が低く、誘電損失が高
く、インピーダンスが低いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体電解コンデンサの一例の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 封止材 2 タンタルペレット 3 陽極 4 タンタルワイヤ 5 酸化タンタル皮膜 6 タンタル 7 カーボンペースト 8 銀ペースト 9 電解質層 10 陰極リード
フロントページの続き (72)発明者 矢野 康洋 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アニリン、(B)有機スルホン
    酸、(C)水、及び(D)水溶性の非プロトン性有機溶
    剤を含む第一の溶液並びに(E)第一の溶液に混合する
    ことでアニリンを酸化重合させるための酸化剤及び
    (F)水を含む第二の溶液からなる固体電解コンデンサ
    の電解質形成用組成物。
  2. 【請求項2】 (B)有機スルホン酸が、フェノールス
    ルホン酸、フェノールジスルホン酸、スルホコハク酸又
    はニトロベンゼンスルホン酸である請求項1記載の固体
    電解コンデンサの電解質形成用組成物。
  3. 【請求項3】 第一の溶液中の(A)アニリン、(C)
    水、及び(D)水溶性の非プロトン性有機溶剤としてい
    ずれも脱気されたものを用いた固体電解コンデンサの電
    解質形成用組成物。
  4. 【請求項4】 第二の溶液が(E)第一の溶液に混合す
    ることでアニリンを酸化重合させるための酸化剤、
    (F)水、及び(G)水溶性の非プロトン性有機溶剤を
    含む溶液である請求項1記載の固体電解コンデンサの電
    解質形成用組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の第一の溶液と
    請求項1又は4記載の第二の溶液を混合して作製した混
    合溶液を、コンデンサ素子に含浸する工程を繰り返すこ
    とで電解質を形成してなる固体電解コンデンサ。
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