JPH11135082A - 角形密閉式電池 - Google Patents

角形密閉式電池

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JPH11135082A
JPH11135082A JP9301096A JP30109697A JPH11135082A JP H11135082 A JPH11135082 A JP H11135082A JP 9301096 A JP9301096 A JP 9301096A JP 30109697 A JP30109697 A JP 30109697A JP H11135082 A JPH11135082 A JP H11135082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工数の増加や電池重量の増大をもたらすこと
なく、封口工程における溶接不良を確実に防止すること
ができる角形密閉式電池を提供する。 【解決手段】外装缶内に発電要素を収容し、蓋体により
密閉してなる角形密閉式電池において、上記外装缶また
は蓋体に電解液の注入口を設け、外装缶または蓋体の注
入口形成部分を外方に向かって突出する突部とする。外
装缶または蓋体の注入口形成部分を突部とすることによ
り、この部分の強度が確保され、溶接封口工程で電極に
押圧されることによる変形が抑えられる。その結果、溶
接封口工程において溶融した金属球が偏り無く周囲に広
がり、微小なピンホールの発生が抑制される。突部の高
さh1 は、蓋体や外装缶を構成する金属板の厚さをh2
としたときに0.5≦h1/h2≦15なる関係とするこ
とが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角形密閉式電池に
関するものであり、特に、電解液の注入口の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやいわゆるヘッドホ
ンステレオ等、電子機器の高性能化、小型化には目覚ま
しいものがあり、これら電子機器の電源となる二次電池
の重負荷特性の改善や高エネルギー密度化への要求も高
まっている。
【0003】この種の二次電池としては、鉛二次電池や
ニッケルカドミウム二次電池等が知られており、さらに
高性能なリチウムイオン二次電池も開発されている。
【0004】そして、電池形状としては、機器に搭載し
たときにスペースを有効に使えるという観点から、円筒
形のものよりも角形のものが好まれる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、角形電池と
円筒形電池とでは、電解液の注入方法が大きく異なり、
円筒形電池の場合、予め電解液を注入した後に蓋体を取
り付けて密閉するのに対して、角形電池の場合、蓋体や
外装缶に電解液注入口を設けておき、蓋体を取り付けた
後にこの注入口から電解液を注入するという方法が採用
されている。
【0006】例えば、角形密閉式電池では、発電要素を
内蔵した金属製の外装缶の開口部に金属製の蓋体をレー
ザにより溶接して固定し、蓋体に設けた注液口から電解
液を注入した後、注液口を溶接封口するという方法が広
く行われている。このとき、封口の方法としては、金属
球を押圧して抵抗溶接する方法が一般的である。
【0007】しかしながら、蓋体の注液口に金属球を押
圧して抵抗溶接する方法では、溶接部に微小なピンホー
ルが発生して、電池を密閉できない場合がある。
【0008】この原因としては、注液口に金属球を押圧
したときに蓋体が変形し、溶融した金属が均一に周囲に
広がらず偏りを生ずることが挙げられる。
【0009】これを解消するために、溶接封口工程にお
いて、押圧力や溶接条件を調整したり、蓋体の板厚を大
きくして蓋体の変形を抑えることが考えられるが、前者
では例えば製造現場で電池の機種毎に条件設定をしなけ
ればならず煩雑であるという問題が、後者では電池重量
が増大するという問題がある。
【0010】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであって、工数の増加や電池重量の増大
をもたらすことなく、封口工程における溶接不良を確実
に防止することができる角形密閉式電池を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、外装缶内に発電要素を収容し、蓋体に
より密閉してなる角形密閉式電池において、上記外装缶
または蓋体に電解液の注入口が設けられ、上記外装缶ま
たは蓋体の注入口形成部分が外方に向かって突出する突
部とされていることを特徴とするものである。
【0012】外装缶または蓋体の注入口形成部分を突部
とすることにより、この部分の強度が確保され、溶接封
口工程で電極に押圧されることによる変形が抑えられ
る。その結果、溶接封口工程において溶融した金属球が
偏り無く周囲に広がり、微小なピンホールの発生等が抑
制される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した電池の構
成について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明を適用した角形密閉式電池
の一例を示すものである。この電池の基本構造は通常の
角形密閉式電池と同じであり、外装缶1内に発電要素
(正極及び負極をセパレータを介して積層したもの。図
示は省略する。)を収容し、当該外装缶1の開口部を蓋
板2で塞いでなるものである。
【0015】上記蓋板2は、鋼板を打ち抜いた後、絞り
加工等によって外装缶1の開口部に合わせた形状に成形
され、対極の端子3を挿入する端子孔4と、電解液の注
入口5とを備える。
【0016】そして、この蓋板2の端子孔4には、ガス
ケット6を介して端子3が挿入され、先端をかしめるこ
とで蓋板2に固定一体化され、電池の一方の電極を構成
している。例えば、電池缶1内に収容される発電要素の
うちの正極と電気的に接続することで、正極端子として
機能する。
【0017】なお、端子3の取り付け構造はこれに限ら
れるものではなく、蓋板2に対して電気的な絶縁が保た
れ、電池内部の密閉を保つような構造であれば構わな
い。また、蓋板2の作製方法も、上記絞り加工に限定さ
れるものではなく、任意の作製方法を採用することがで
きる。
【0018】一方、電解液の注入口5の周縁の形状は、
外方(図中上方)に向かって突出する凸形状とされてお
り、この蓋板2の突部7に注入口5が形成された形にな
っている。したがって、電解液の注入口5は、蓋板2の
板面2aよりも少し高いところに位置する。
【0019】上記蓋板2の突部7は、例えば蓋板2を外
装缶1の開口部に合わせて絞り加工する際に同時に形成
することができ、機械加工により蓋板2を叩き出すこと
により容易に形成することができる。
【0020】また、上記突部7の形状は任意であるが、
ここでは円錐台形状とし、その中心に注入口5が形成さ
れるようにした。
【0021】上述の電池を作製する際には、先ず、上記
外装缶1内に発電要素を入れた後、その開口部に蓋板2
をレーザ溶接法により溶接固定する。そして、蓋板2に
設けた注入口5より電解液を注入し、不織布等により余
分な電解液を拭き取った後、図1に示すように、注入口
5に金属球8を載せ、電極棒9で押圧しながら電流を流
し、金属球8を溶かして溶接封口する。
【0022】図2は、溶接封口工程を示すものであり、
電極棒9で金属球8を押圧しながら電流を流すと、ジュ
ール熱によって瞬間的に金属球8が融点に達し、溶融状
態の金属が周囲に向かって均一に広がり、封口が行われ
る。
【0023】このとき、本例の電池では、電解液の注入
口5が外方に向かって突出する突部7に形成されている
ので、変形強度が大幅に向上し、電極棒9を押圧したと
きの注入口5周辺の変形量が小さなものとなる。したが
って、融点に達した金属球8の広がりが一方向に偏るこ
とがなくなり、微小なピンホール等がない状態で電池を
密閉することが可能になる。これは、注入口5の封口の
信頼性を高める上で非常に有効であり、これにより信頼
性に優れた密閉式電池を提供することが可能になる。
【0024】実際、上記構造の電池を作製し、穴あき等
の溶接不良の発生について調べたところ、11521個
中不良数4個であり、不良率は0.035%と非常に低
いレベルに抑えることができた。
【0025】なお、上記突部7は、外方に向かって突出
する突部であることが必要で、これにより金属球8を用
いた封口溶接を円滑に行うことができる。突部7が内方
に向かう突部(電池の外観では凹部)であると、封口溶
接を行うことができない。
【0026】上記のように電解液の注入口5を蓋板2の
突部7に形成することで、封口の信頼性を大幅に高める
ことが可能であるが、このとき、突部7の高さh1 と、
蓋板2の板厚h2 との比が、0.5≦h1/h2≦15な
る関係を満足することが好ましい。
【0027】上記突部7の高さ(注入口5が形成される
部分の高さ)が低すぎると、強度の向上が不十分とな
り、電極棒9で押圧されたときに容易に変形してしま
い、融点に達した金属球8の広がりが一方向に偏る虞れ
がある。この場合には、微小なピンホールが生じやす
く、電池の密閉性が不十分なものとなり易い。
【0028】逆に、突部7の高さが高すぎると、電池の
高さ方向の寸法を無用に大きくすることになり、機器等
に搭載するときに余分なスペースが必要となる等の不都
合が生ずる。
【0029】これに対して、突部7の高さを上記の範囲
内とすれば、溶接封口工程において注入口5の周縁の変
形がほとんどなく、融点に達した金属球8の広がりが一
方向に偏ることがなくなる。このことは実験により確認
済みである。
【0030】上記の例では、蓋板2に電解液の注入口5
を設け、この部分を突部7としたが、電解液の注入口を
外装缶1に設けた場合にも、本発明を適用することが可
能である。
【0031】図3は、外装缶1に電解液の注入口5を設
けた電池の一例を示すものであるが、基本的な構造は先
の例の電池と同様である。
【0032】すなわち、この例の電池も外装缶1内に発
電要素(正極及び負極をセパレータを介して積層したも
の。図示は省略する。)を収容し、当該外装缶1の開口
部を蓋板2で塞いでなるものである。
【0033】上記蓋板2は、鋼板を打ち抜いた後、絞り
加工等によって外装缶1の開口部に合わせた形状に成形
され、対極の端子3を挿入する端子孔4を備える。
【0034】そして、この蓋板2の端子孔4には、ガス
ケット6を介して端子3が挿入され、先端をかしめるこ
とで蓋板2に固定一体化され、電池の一方の電極を構成
している。例えば、電池缶1内に収容される発電要素の
うちの正極と電気的に接続することで、正極端子として
機能する。
【0035】ただし、この例では、電解液の注入口5が
外装缶1の蓋板2に近い部分に設けられており、外装缶
1の注入口5形成部分が絞り加工等によって外方に向か
って突出する突部10とされている。
【0036】したがって、電解液の注入口5は、外装缶
1の周面1aよりも少し高いところに位置する。
【0037】このように外装缶1に電解液の注入口5を
設けた場合にも、電解液を注入し余分な電解液を拭き取
った後に、図3に示すように金属球8を電極棒9で押圧
しながら電流を流し、金属球8を溶かして溶接封口する
が、外装缶1の注入口5形成部分を突部10としている
ので、強度が大幅に向上し、電極棒9を押圧したときの
注入口5周辺の変形量を小さなものとすることができ
る。
【0038】実際、外装缶1に突部10を設け、ここに
電解液の注入口5を設けた構造の電池を作製し、穴あき
等の溶接不良の発生について調べたところ、4755個
中不良数3個であり、不良率は0.063%と非常に低
いレベルに抑えることができた。
【0039】上記のように電解液の注入口5を外装缶1
の突部10に形成するによっても、封口の信頼性を大幅
に高めることが可能であるが、このとき、突部10の高
さh1 と、外装缶1を構成する鋼板の板厚h2 との比
は、やはり 0.5≦h1/h2≦15 なる関係を満足することが好ましい。
【0040】上記の範囲内であれば、溶接封口工程にお
いて注入口5周縁の変形がほとんどなく、融点に達した
金属球8の広がりが一方向に偏ることはない。したがっ
て、封口部の信頼性に優れた密閉電池を提供することが
可能である。
【0041】次に、突部の形状について検討したので、
これについて述べる。
【0042】先の例では、蓋板2に形成した突部7、あ
るいは外装缶1に形成した突部10のいずれもが円錐の
頂部を切り落とした,いわゆる円錐台形状としたが、こ
こでは四角錐の頂部を切り落とした,いわゆる角錐台形
状とした。
【0043】図4は、蓋板2に形成した角錐台形状の突
部7の平面図(図4A)及び断面図(図4B)である。
【0044】突部7の形状を変更しても、変形に対する
強度が向上し、電極棒9を押圧する力による注入口5の
変形量が小さくなるという点で、先の例と何ら変わると
ころはなかった。
【0045】実際、蓋板2に角錐台形状の突部7を設
け、ここに電解液の注入口5を設けた構造の電池を作製
し、穴あき等の溶接不良の発生について調べたところ、
4688個中不良数4個であり、不良率は0.085%
と非常に低いレベルに抑えることができた。
【0046】突部7の形状にかかわらず、微小なピンホ
ール等がない状態で電池を密閉することが可能であり、
封口部の信頼性に優れた密閉式電池を提供することが可
能である。
【0047】以上、本発明を適用した角形密閉式電池の
構成例について説明してきたが、比較のために、従来構
造の電池における溶接不良の発生について説明する。
【0048】図5は、従来構造の電池の一例を示すもの
で、基本的な構造は図1に示す電池と同じであるが、電
解液の注入口が蓋板に孔を開けただけの構造となってい
る。
【0049】すなわち、この電池も、外装缶101内に
発電要素(正極及び負極をセパレータを介して積層した
もの。図示は省略する。)を収容し、当該外装缶101
の開口部を蓋板102で塞いでなるものである。
【0050】上記蓋板102は、鋼板を打ち抜いた後、
絞り加工等によって外装缶101の開口部に合わせた形
状に成形され、対極の端子103を挿入する端子孔10
4と、電解液の注入口105とを備える。
【0051】そして、この蓋板102の端子孔104に
は、ガスケット106を介して端子103が挿入され、
先端をかしめることで蓋板102に固定一体化され、電
池の一方の電極を構成している。
【0052】一方、電解液の注入口105は、単に蓋板
102の孔を開けただけのものであり、その周縁の形状
は平坦面である。
【0053】このような構造の電池では、電解液の注入
口105は蓋板102と同一の面に位置し、この面に垂
直な方向の力に対して強度が低い。
【0054】したがって、金属球107を電極棒108
で押圧すると、図6に示すように注入口105の周縁部
分が容易に変形し、溶けた金属球107の広がりに偏り
が生ずる。均一に広がらないということは、溶接部に微
小なピンホールが発生し易いということであり、電池を
十分に密閉することができないという問題が生ずる。
【0055】実際、上記従来構造の電池を作製し、穴あ
き等の溶接不良の発生について調べたところ、2533
個中不良数25個であり、不良率は0.987%と先の
各例に比べて1桁以上高い値であった。
【0056】これを解消するために、溶接封口工程での
押圧力や溶接条件を調整してみたが、ピンホールの発生
を完全になくすことは困難であった。また、このような
調整は、電池の機種毎に行う必要があり、実際の製造現
場では工数がかかりすぎて現実的ではない。
【0057】別の方法として、蓋板102の板厚を大き
くして機械的強度を高めるという方法も考えられるが、
この場合には電池の重量が増大するという問題が生ず
る。
【0058】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、外装缶または蓋体の注入口形成部分を突
部としているので、工数の増加や電池重量の増大をもた
らすことなく、封口部における溶接不良を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した角形密閉式電池の一構成例を
示すもので、蓋板に電解液の注入口を設けた電池の構成
例を示す要部概略断面図である。
【図2】注入口形成部分を拡大して示す要部概略断面図
である。
【図3】外装缶に電解液の注入口を設けた電池の一構成
例を示す要部概略断面図である。
【図4】角錐形状とした突部の例を示す要部概略平面図
及び要部概略断面図である。
【図5】従来構造の角形密閉式電池の一例を示す要部概
略断面図である。
【図6】注入口周縁の変形状態を示す要部概略断面図で
ある。
【符号の説明】 1 外装缶、2 蓋板、5 注入口、7,10 突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装缶内に発電要素を収容し、蓋体によ
    り密閉してなる角形密閉式電池において、 上記外装缶または蓋体に電解液の注入口が設けられ、上
    記外装缶または蓋体の注入口形成部分が外方に向かって
    突出する突部とされていることを特徴とする角形密閉式
    電池。
  2. 【請求項2】 上記外装缶または蓋体が金属板よりな
    り、機械加工により上記突部が成形されていることを特
    徴とする請求項1記載の角形密閉式電池。
  3. 【請求項3】 上記突部の高さh1と金属板の厚さh2
    が 0.5≦h1/h2≦15 なる関係にあることを特徴とする請求項2記載の角形密
    閉電池。
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