JPH11134999A - 電流検出用変流器を内蔵したブレーカ、および分電盤 - Google Patents

電流検出用変流器を内蔵したブレーカ、および分電盤

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JPH11134999A
JPH11134999A JP9309738A JP30973897A JPH11134999A JP H11134999 A JPH11134999 A JP H11134999A JP 9309738 A JP9309738 A JP 9309738A JP 30973897 A JP30973897 A JP 30973897A JP H11134999 A JPH11134999 A JP H11134999A
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Masao Imamoto
正夫 今本
Yuji Hirayabu
裕司 平藪
Yuuichirou Yoshimitsu
雄一郎 義満
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Tempearl Industrial Co Ltd
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Tempearl Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピークカットコントローラ内蔵分電盤等にお
いて、電流検出用変流器を極性の間違いや未挿入など誤
使用されることがなく、確実に分岐ブレーカの電源側に
挿入される手段を提供することを目的とする。 【構成】 ピークカットコントローラ内蔵分電盤等にお
いて、主幹ブレーカとして使用される配線用遮断器や漏
電遮断器の内部の主導体に電流検出用変流器を貫通さ
せ、前記電流検出用変流器の口出し線(2次巻線)に極
性を表示して器体外に引き出すように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電流になったとき重
要度に応じて分岐負荷回路を遮断し、軽負荷に戻ったと
き遮断回路を復帰・制御する機能(ピークカットコント
ローラ)を内蔵した分電盤や、通電電流表示付分電盤な
どに使用されるブレーカに関する。
【0002】
【従来の技術】前記分野における従来の方法としては、
ブレーカの電源側または負荷側に接続される電線に電流
検出用変流器を貫通させて使用(ブレーカの外付)され
るのが一般的であった。また、従来の分電盤は、主幹ブ
レーカの負荷側端子から分岐ブレーカの端子への接続に
一部電線が使用されていたので、電流検出用変流器は当
該電線に貫通させて使用することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の分電盤
は、主幹ブレーカの負荷側端子から分岐ブレーカの端子
への接続は銅ブスバーが使用されており、電流検出用変
流器を貫通させることができない。そこで、主幹ブレー
カの電源側端子へ接続される電線へ電流検出用変流器を
貫通させることになるが、当該電線の端子への接続は電
気工事業者の作業となるので、極性の間違いや未挿入な
どの危険性があった。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、電流検出用変流器を極
性の間違いや未挿入など誤使用されることがなく、確実
に分岐ブレーカの電源側に挿入される手段を提供するこ
とを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】目的を達成するための手
段は、分電盤の主幹ブレーカとして使用される配線用遮
断器や漏電遮断器の内部の主導体に電流検出用変流器を
貫通させ、前記電流検出用変流器の口出し線(2次巻
線)に極性を表示して器体外に引き出すようにしたもの
である。電流検出用変流器の挿入方法は、ブレーカが単
相用においては内部負荷端子近傍の主導体の1本に、ブ
レーカが単相3線用においては内部負荷端子近傍の電圧
極の主導体の2本(L1 ・L2 )に、ブレーカが三相3
線用においては内部負荷端子近傍の主導体の2本または
3本に、それぞれ貫通させるものである。なお、上記の
ブレーカを主幹ブレーカとし、ピークカットコントロー
ラ内蔵のブレーカを分岐ブレーカとし、電流検出用変流
器からの引出し線と前記ピークカットコントローラの入
力線をコネクタで接続して分電盤に組み込むことによ
り、ピークカットコントローラ内蔵分電盤を得ることが
できる。また、上記のブレーカを主幹ブレーカとし、電
流表示装置と組み合わせることによって通電電流表示付
分電盤を得ることができる。
【0006】
【実施例の説明】以下に、ブレーカが単相3線用3極2
素子の漏電遮断器である場合において、本発明を実施し
た例について、図1を用いて説明する。なお、図2およ
び図3については、図1と同様であるので説明を省略す
る。
【0007】1は、合成樹脂等によって成形された基台
およびカバーからなる漏電遮断器の器体である。2は、
電源側端子で、図の上からそれぞれL2 ,N,L1 の電
線が外部の電源から接続される。3は、開閉機構部であ
る。4は、電磁方式あるいはバイメタル方式等による過
電流引き外し素子である。5は、漏電検出・制御部で、
零相変流器6によって漏電を検知し、漏電引き外し装置
7を駆動し、前記開閉機構部を作動させて回路を遮断す
る。8は、負荷側端子で、図の上からそれぞれL2 ,
N,L1 の電線が負荷機器に接続される。9および10
は、電流検出用変流器で、それぞれ負荷端子8近傍の電
圧極の主導体L2 およびL1 を極性を一致させて貫通し
ている。前記電流検出用変流器9および10の2次巻線
は、直列になるように前記電流検出用変流器10の2次
巻線の巻終わり線と前記電流検出用変流器9の2次巻線
の巻初め線を前記器体1の内部で接続し、前記接続線1
2と前記電流検出用変流器10の2次巻線の巻初め線1
3と前記電流検出用変流器9の2次巻線の巻終わり線1
1との3本の口出し線をそれぞれ色別(異なった線色と
する)し、前記器体の外部に引き出して3Pのコネクタ
14に接続している。
【0008】次に、本発明のブレーカをピークカットコ
ントローラ内蔵分電盤に実施した例について、図4を用
いて説明する。
【0009】21は、合成樹脂等によって成形された分
電盤のケースである。22は、主幹ブレーカで、図では
単相3線用漏電遮断器としている。23は、分岐ブレー
カで、複数個使用される。24は、前記主幹ブレーカ2
2のL1 −Nの負荷側に取り付けられ、ピークカットコ
ントローラを内蔵した分岐ブレーカである。25は、前
記主幹ブレーカ22のN−L2 の負荷側に取り付けら
れ、ピークカットコントローラを内蔵した分岐ブレーカ
である。11は、前述の電流検出用変流器9の巻終わり
線。12は、前述の電流検出用変流器10の巻終わり線
と電流検出用変流器9の巻初め線を接続した引き出し
線。13は、前述の電流検出用変流器10の2次巻線の
巻初め線。14は、前述の3Pのコネクタ。前記11と
12は、前記コネクタ14を介して前記24に接続され
ている。前記12と13は、前記コネクタ14を介して
前記25に接続されている。
【0010】
【実施例における作用】本発明のブレーカをピークカッ
トコントローラ内蔵分電盤に組み込み実施した例の作用
について、図1および図4を用いて説明する。
【0011】図4に示す主幹ブレーカ22のL1 ーN側
の負荷電流は、図1に示す電流検出用変流器9によって
検出され、ピークカットコントローラを内蔵した分岐ブ
レーカ24に常時入力されている。上記において、負荷
電流があらかじめ設定された電流値を超えたとき、ピー
クカットコントローラを内蔵した分岐ブレーカ24の内
部のリレーが開動作して、前記ブレーカ24の負荷回路
が遮断されてL1 ーNの負荷電流が設定値以下におさま
り、最小限の被害で全停電を防止することができる。ま
た、負荷電流が例えば設定値の70%以下になると、今
度は前記リレーが閉動作して、前記ブレーカ24の負荷
回路が投入される。以上の作用は、主幹ブレーカ22の
N−L2 側についても同じである。
【0012】
【効果】本発明のブレーカを主幹ブレーカとして組み込
んだピークカットコントローラ内蔵分電盤や通電電流表
示付分電盤は、電流検出用変流器の極性間違いや未挿入
などの危険性がなく、付加機能が正常に働く。また、既
存の分電盤にもブレーカを取り替えるだけで容易に付加
機能を追加できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を、単相3線用3極2素子の漏電遮断器
において実施した例の説明図。
【図2】本発明を、単相2線用2極1素子の漏電遮断器
において実施した例の説明図。
【図3】本発明を、三相3線用3極3素子の漏電遮断器
において実施した例の説明図。
【図4】本発明による単相3線用3極2素子の漏電遮断
器を、ピークカットコントローラ内蔵分電盤に組み込ん
で実施した例の説明図。
【図5】従来の単相3線用3極2素子の漏電遮断器を、
ピークカットコントローラ内蔵分電盤に組み込んで実施
した例の説明図。
【符号の説明】
1 漏電遮断器の器体 2 電源側端子 3 開閉機構部 4 過電流引き外し素子 5 漏電検出・制御部 6 零相変流器 7 漏電引き外し装置 8 負荷側端子 9 電流検出用変流器 10 電流検出用変流器 11 電流検出用変流器9の2次巻線の巻終わり線 12 電流検出用変流器10の2次巻線の巻終わり線
と電流検出用変流器9の2次巻線の巻初め線の接続線 13 電流検出用変流器10の2次巻線の巻初め線 14 3Pのコネクタ 21 分電盤のケース 22 主幹ブレーカ 23 分岐ブレーカ 24 ピークカットコントローラを内蔵した分岐ブレ
ーカ 25 ピークカットコントローラを内蔵した分岐ブレ
ーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の主導体に電流検出用変流器を貫通
    させ、前記電流検出用変流器の口出し線(2次巻線)に
    極性表示して器体外に引き出したことを特徴とする配線
    用遮断器や漏電遮断器などのブレーカ。
  2. 【請求項2】 ブレーカの種類が、単相用においては内
    部負荷側端子近傍の主導体の1本に、単相3線用におい
    ては内部負荷側端子近傍の電圧極の主導体の2本(L1
    ・L2 )に、三相3線用においては内部負荷側端子近傍
    の主導体の2本または3本に電流検出用変流器を貫通さ
    せたことを特徴とする請求項1のブレーカ。
  3. 【請求項3】 請求項1の引出し線にコネクタを接続
    し、請求項2のブレーカを主幹ブレーカとして組み込ん
    だことを特徴とする分電盤。
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