JPH11134722A - 光ディスク媒体 - Google Patents

光ディスク媒体

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Publication number
JPH11134722A
JPH11134722A JP9314371A JP31437197A JPH11134722A JP H11134722 A JPH11134722 A JP H11134722A JP 9314371 A JP9314371 A JP 9314371A JP 31437197 A JP31437197 A JP 31437197A JP H11134722 A JPH11134722 A JP H11134722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disk
protective layer
disk medium
layer
reflective layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9314371A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Igota
文彦 伊吾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP9314371A priority Critical patent/JPH11134722A/ja
Publication of JPH11134722A publication Critical patent/JPH11134722A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機密保持を必要とする光ディスク媒体を廃棄
処分する際に、容易に記録内容を抹消できるようにす
る。 【解決手段】 光ディスク媒体10は、透明な基板11
のデータの溝を形成した記録面11aに反射層12を形
成し、その上に反射層12の保護のための保護層13を
形成した構造を持つ。この保護層13の上に剥離用シー
ト15を、保護層13と反射層12との間の密着力より
強い密着力で貼り付ける。この剥離用シート15を剥が
すと、保護層13とともに反射層12が剥離される。読
み出し装置によるデータの読み出しが不能となり、確実
な機密保持が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク状の基
板のデータ記録面に反射層を有する光ディスク媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の光ディスク媒体20を要部
拡大断面図で示す。この光ディスク媒体20は、データ
の溝を形成した記録面11aを持つ透明なポリカーボネ
イトによる基板11と、この基板11の前記記録面11
aにアルミニュームや金等を蒸着して形成した反射層1
2と、この反射層12を傷や剥離等から保護するために
反射層12の外側面(図4で上側の面)に形成した合成
樹脂塗膜などによる保護層13とを備えている。
【0003】上記の光ディスク媒体20では、図4にお
ける下方からデータ読み出し装置のレーザー光が照射さ
れ、光ディスク媒体20の反射層12がそのレーザー光
を反射し、その反射光を同図の下方にある受光素子で検
出して、光ディスク媒体20に記録されたデータを読み
出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の光ディスク媒
体20のなかで、例えば追記型光ディスクのようにデー
タ書き込みが可能な光ディスク媒体20の場合、ユーザ
ーがデータを書き込んだ後その光ディスク媒体20を廃
棄処分する時に、機密保持のために記録内容を抹消する
必要がある場合には、保護層13を剥がして反射層12
を破壊する必要がある。磁気ディスクや光磁気ディスク
等では、再消去が可能なのでデータを消去して廃棄処分
すればよいが、光ディスク媒体20の場合は、記録内容
の抹消には、反射層12を物理的に破壊する必要があ
り、その物理的な破壊のために何らかの工具が必要であ
る。しかし、適当な工具がその場にない場合、機密保持
のための記録内容の抹消が煩雑である。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、機密保持を要する光ディスク媒体の廃棄処分時に、
工具を必要とせず、かつきわめて簡単に記録内容の抹消
を行うことができる光ディスク媒体を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、データの溝を形成した記録面を持つ透明な基板
と、この基板の前記記録面に形成した反射層と、この反
射層の外側面に形成した保護層とを備えた光ディスク媒
体において、前記保護層の外側面の少なくとも一部に、
前記保護層と反射層との間の密着力より強い密着力で貼
り付けられた剥離用シートを有することを特徴とする。
なお、一般に、反射層と基板との間の密着力は、反射層
と保護層との間の密着力と比べて十分弱い。
【0007】請求項2は、前記剥離用シートの部分に、
前記保護層に達するが反射層には達しない深さの剥離用
の溝を形成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の
光ディスク媒体10の平面図、図2は図1における拡大
したA−A断面図である。この光ディスク媒体10は、
データの溝を形成した記録面11aを持つ透明なポリカ
ーボネイトによる基板11と、この基板11の前記記録
面11aにアルミニュームや金等を蒸着して形成した反
射層12と、この反射層12を傷や剥離等から保護する
ために反射層12の外側面(図2で上側の面)に形成し
た合成樹脂塗膜などによる保護層13とを備えている。
上述した範囲の構成は図4に示した従来の光ディスク媒
体20と同じである。また、上記の光ディスク媒体10
に対するデータの読み出し動作も、従来例について述べ
たものと全く同じであり、再度の説明は省略する。
【0009】本発明の光ディスク媒体10は、前記保護
層13の外側面の少なくとも一部に、前記保護層13と
反射層12との間の密着力より強い密着力で貼り付けら
れた剥離用シート15を有する。なお、反射層12は前
述の通りアルミニュームや金を蒸着して形成したもので
あり、反射層12と基板11との間の密着力は、反射層
12と保護層13との間の密着力と比べて十分弱い。
【0010】この実施例の剥離用シート15は、合成樹
脂フィルムの片面に保護層13と反射層12との間の密
着力より強い密着力を生じる接着剤を塗布した帯状のシ
ートであり、光ディスク媒体10の記録領域aを半径方
向に横切るように貼り付けられている。また、この実施
例では、帯状の剥離用シート15の長手方向に、保護層
13に達するが反射層12に達しない深さの剥離用の溝
16を形成している。
【0011】データを記録した上記の光ディスク媒体1
0を廃棄処分する際、これが機密保持を必要とするもの
であれば、剥離用シート15を剥がしてこの剥離用シー
ト15とともに保護層13および反射層12を剥離させ
る。これにより、この光ディスク媒体10のデータ読み
出しは不可能となり、機密保持の目的を達する。剥離用
シート15の剥がし方は、この実施例の場合、剥離用シ
ート15の溝16より片側の幅狭部分15aの例えば内
周側端部を爪で引っ掻き起こしてつまみ、そのまま外周
側に引き剥がしていく。すると、この幅狭部分15aと
ともに、記録領域の円周方向の一部において半径方向の
内周から外周まで保護層13および反射層12が剥がさ
れる。図3は剥離後の状態を示す。これにより、確実に
機密保持が図られる。なお、反射層12と基板11との
間の密着力より反射層12とこれに塗布した保護層13
との間の密着力が十分強く、反射層12と保護層13と
の間の密着力より剥離用シート15と保護層13との間
の密着力(接着力)が十分強い。したがって、剥離用シ
ート15を剥がすと、保護層13が一体に剥がれ、反射
層12はこれに塗布した保護層13とともに剥がされ
る。
【0012】なお、保護層13は容易に破断するので、
保護層13に剥離用の溝が形成されていなくても、剥離
用シート15とともに剥離される。図3において保護層
13の剥離された部分の左縁部は溝16のあった部分、
右縁部は溝がなく単に破断された部分である。前記のよ
うに保護層13は、溝を設けなくても剥離用シート15
とともに剥離可能であるから、図2において、溝16は
保護層13に達していないものでもよい。さらには、剥
離用シート15自体にも溝16を形成しなくてもよい。
この場合は、貼り付けた剥離用シートの全体を光ディス
ク媒体から剥がす。
【0013】なお、機密保持のために必要な剥離用シー
ト15の貼り付け範囲は、必ずしもディスクの半径方向
全体である必要はない。すなわち、通常の読み出し装置
は、起動時に光ディスク媒体の内周側からアクセス開始
するので、記録領域の内周側を剥離すれば読み出し不能
となり、したがって、機密保持のためには、例えば内周
側の一部の剥離するだけで済む。
【0014】また、本発明は、ユーザーがデータを記録
可能な追記型ディスクに限らず、CD−ROM等の再生
専用の光ディスク媒体にも当然適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスク媒体の保護
層の外側面の少なくとも一部に、保護層と反射層との間
の密着力より強い密着力で貼り付けられた剥離用シート
を有するので、機密保持を要する光ディスク媒体の廃棄
処分時に、工具を必要とせずに、かつきわめて簡単に記
録内容の抹消を行うことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ディスク媒体の平面図で
ある。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図2の光ディスク媒体において剥離用シートを
剥離した状態を示す断面図である。
【図4】従来の光ディスク媒体の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 光ディスク媒体 11 基板 11a 記録面 12 反射層 13 保護層 15 剥離用シート 16 剥離用の溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの溝を形成した記録面を持つ透明
    な基板と、この基板の前記記録面に形成した反射層と、
    この反射層の外側面に形成した保護層とを備えた光ディ
    スク媒体において、 前記保護層の外側面の少なくとも一部に、前記保護層と
    反射層との間の密着力より強い密着力で貼り付けられた
    剥離用シートを有することを特徴とする光ディスク媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記剥離用シートの部分に、前記保護層
    に達するが反射層には達しない深さの剥離用の溝を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の光ディスク媒体。
JP9314371A 1997-10-30 1997-10-30 光ディスク媒体 Pending JPH11134722A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9314371A JPH11134722A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 光ディスク媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9314371A JPH11134722A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 光ディスク媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11134722A true JPH11134722A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18052541

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JP9314371A Pending JPH11134722A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 光ディスク媒体

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